【2026年10月1日】高配当株PF記録|日経+3.30%・2,203円高でもPF-0.61%、半導体高と金融株安でNT倍率16.68倍、キオクシアは分割後に含み益へ

今日のサマリー

日経平均はプラス2,203円00銭・プラス3.30パーセントの68,956円72銭で、大幅に続伸しました。6万8000円台は8月17日以来、1カ月半ぶり。上げ幅は、8月5日以来の大きさと伝わっています。

ところが、TOPIXはプラス23.33・プラス0.57パーセントの4,131.98。東証プライムの値上がりは750銘柄、値下がりは747銘柄で、上げた銘柄と下げた銘柄がほぼ半々でした。日経平均だけを見ると大相場、市場全体を見るとほぼ横ばい——そんな一日です。

買われたのは半導体でした。米メモリー半導体大手のマイクロン・テクノロジーが発表した決算と業績見通しが好感され、アドバンテストはプラス8.37パーセント、レーザーテックはプラス11パーセント台と、値がさの半導体株がそろって大きく上げたようです。日銀短観でも、大企業・製造業の業況判断DIがプラス24と6四半期続けて改善。AI需要の強さが景況感にも表れたと伝わっています。

一方で、売られたのは銀行と保険でした。連続利上げの観測が後退したことで、三菱UFJなどの銀行株や東京海上などの保険株が下げたと伝わっています。午後には業種別指数で銀行が下落率の首位だったようです。日経平均をTOPIXで割ったNT倍率は16.68倍と、約2カ月半ぶりの高さになりました。

わたしのポートフォリオは、マイナス226,847円・マイナス0.61パーセントでした。

対日経はマイナス3.91パーセントポイント。7月31日のマイナス3.97ポイント以来の大きな負けです。対TOPIXでもマイナス1.18ポイント。半導体の比重が小さく、銀行・保険の比重が大きいわたしのポートフォリオにとっては、両方の向かい風が同時に吹いた日でした。

今日のトピックは:

  1. 日経平均はプラス3.30パーセント・2,203円高で1カ月半ぶりに6万8000円台、TOPIXはプラス0.57パーセントどまり。米マイクロンの好決算で半導体株が買われ、NT倍率は16.68倍に
  2. わたしのポートフォリオはマイナス0.61パーセント・マイナス226,847円で、対日経マイナス3.91ポイント。下落TOP5には三菱UFJ(8306)・東京海上(8766)・第一ライフ(8750)の金融3社が並び、3社だけでマイナス76,080円
  3. 10月1日は株式分割の効力発生日。1株→3株のキオクシアHD(285A)は30株になって上昇TOP5の2位、分割前の株価に直すと平均取得単価を上回り含み益に転換。1株→15株の東京海上は100株が1,500株に

本日は、購入・売却ともにありません。配当の入金もありませんでした。

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 36,963,566円 -226,847円 -0.61%
日経平均 68,956.72円 +2,203.00円 +3.30%
TOPIX 4,131.98 +23.33 +0.57%

日経平均に対してマイナス3.91パーセントポイント、TOPIXに対してマイナス1.18パーセントポイント。

日経平均がプラス3パーセントを超えた日に、わたしのポートフォリオがマイナスで終わる。数字だけ並べると、ずいぶん負けたように見えます。ただ、値上がりと値下がりがほぼ同数だったことを考えると、市場全体の「ふつうの株」は今日、ほとんど動いていない。日経平均を押し上げたのは、ひと握りの値がさ半導体株でした。

61日累計で対日経+9.15ppt

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7/2〜7/30 -8.56%累計 -0.94%累計 +5.20%累計 +13.76ppt累計
7/31(木) +4.03% +1.29% +0.06% -3.97ppt
8/3(月) -0.94% -1.08% -1.22% -0.28ppt
8/4(火) +0.32% +0.04% -0.49% -0.81ppt
8/5(水) +3.66% +2.13% +1.20% -2.46ppt
8/6(木・記事なし) -0.93% +0.19%(推計) +1.17% +2.10ppt
8/7(金) -0.12% +0.47% +0.70% +0.82ppt
8/10(月) +2.08% +0.63% -0.09% -2.17ppt
8/12(水) +0.83% +0.94% +0.61% -0.22ppt
8/13(木) +1.16% +0.89% +0.48% -0.68ppt
8/14(金) +0.59% +0.51% +0.28% -0.31ppt
8/17(月) +0.74% -0.31% -0.42% -1.16ppt
8/18(火) -2.54% -1.05% -0.15% +2.39ppt
8/19(水) -3.16% -3.09% -2.47% +0.69ppt
8/20(木) +1.36% +1.18% +1.35% -0.01ppt
8/21(金) -0.30% +0.19% +1.02% +1.32ppt
8/24(月) -0.74% +0.15% +0.28% +1.02ppt
8/25(火) +0.50% +0.50% +0.31% -0.19ppt
8/26(水) +0.62% +0.42% +0.21% -0.41ppt
8/27(木) -0.20% +0.15% +0.14% +0.34ppt
8/28(金) +0.41% +0.72% +0.28% -0.13ppt
8/31(月) -0.14% +0.23% +0.22% +0.36ppt
9/1(火) -0.15% +0.62% +1.46% +1.61ppt
9/2(水) -2.85% -2.40% -1.68% +1.17ppt
9/3(木) -0.17% +0.50% +0.71% +0.88ppt
9/4(金) +1.26% +0.03% -0.55% -1.81ppt
9/7(月) +2.12% +0.55% +0.03% -2.09ppt
9/8(火) -1.70% -1.83% -1.22% +0.48ppt
9/9(水) -0.19% -0.09% +0.00% +0.19ppt
9/10(木) +0.20% +0.20% -0.07% -0.27ppt
9/11(金) -1.93% -0.65% -0.24% +1.69ppt
9/14(月) -0.81% +0.74% +0.92% +1.73ppt
9/15(火) -0.01% -0.52% -0.65% -0.64ppt
9/16(水) +0.69% +0.61% +0.63% -0.06ppt
9/17(木) +0.33% +0.80% +0.99% +0.66ppt
9/18(金) +1.38% -0.07% -0.71% -2.09ppt
9/24(木・記事なし) +0.76%(推計) -0.39%(推計) -0.65%(推計) -1.41ppt
9/25(金) +1.30% +1.31% +1.04% -0.26ppt
9/28(月) -0.73% -0.40% -0.62% +0.11ppt
9/29(火) -0.60% -1.72% -2.55% -1.95ppt
9/30(水) +1.94% +1.67% +1.53% -0.41ppt
10/1(木) +3.30% +0.57% -0.61% -3.91ppt
61日累計 -1.22% +2.54% +7.93% +9.15ppt

61日累計は日経平均マイナス1.22パーセントに対してポートフォリオはプラス7.93パーセント、対日経通算プラス9.15パーセントポイントです。昨日のプラス13.06ポイントから、1日で3.91ポイント縮みました。

この表を振り返ると、対日経でマイナス2ポイントを超えて負けた日は、7月31日・8月5日・8月10日・9月7日・9月18日、そして今日。どの日も、日経平均が大きく上げた日です。日経平均が大きく上げる日には、だいたい負ける——それが、高配当バリュー株に寄せたわたしのポートフォリオの“くせ”なのだと、あらためて思います。

10月は、初日から大きなマイナスのスタートになりました。9月に続いて、10月も日経平均を追いかける月になりそうです。

本日の取引

本日は、購入・売却ともにありませんでした。

日経平均が2,000円を超えて上げる日は、買いたいものが見つかりにくい日でもあります。かといって、下げている銀行株を拾う理由も、今日のところは特にない。“何もしない”も立派な投資判断です。

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
TDK(6762) 8 2,887円 3,200円 +219(+7.35%) +2,504円 40円 1.39% 1.25%
キオクシアHD(285A) 30 18,682円 19,100円 +1,005(+5.55%) +12,540円 0円 0.00% 0.00%
ツガミ(6101) 2 3,115円 5,520円 +230(+4.35%) +4,810円 98円 3.15% 1.78%
大同メタル(7245) 20 910円 1,244円 +43(+3.58%) +6,680円 36円 3.96% 2.89%
エスペック(6859) 2 3,320円 4,165円 +140(+3.48%) +1,690円 115円 3.46% 2.76%

上昇TOP5は、半導体・電子部品と、その周辺の設備・部品の会社がずらりと並びました。マイクロンの好決算で、AI・半導体関連に買いが入った今日の相場を、そのまま写したような顔ぶれです。

TDK(6762)——昨日の共同開発発表に続いて、首位

首位はTDKのプラス219円・プラス7.35パーセント。昨日、太陽誘電と次世代の電子部品の共同開発で基本合意したと発表した会社で、2日続けて買われたかたちです。AIデータセンター向けの需要が強いことも、追い風になっていると伝わっています。

8株・平均取得単価2,887円に対して、含み益はプラス2,504円・プラス10.84パーセント。8月31日に打診買いし、9月の下げで3回ナンピンしてきた銘柄です。9月17日には含み損マイナス2.81パーセントでしたから、ようやく報われてきました。

ただ、TDKの現在利回りは1.25パーセント。高配当株とは呼べない水準で、わたしのポートフォリオの中では“半導体・AIの波に乗るための小さな枠”という位置づけです。

キオクシアHD(285A)——1株→3株の分割後、含み益に転換

2位はキオクシアHDのプラス1,005円・プラス5.55パーセント。マイクロンと同じメモリー半導体の会社なので、好決算の恩恵をいちばん素直に受けた銘柄のひとつだと思います。

そして画面には、30株・平均取得単価18,682円と出ていました。これまでの記録は10株・56,044円。10月1日が効力発生日の、1株→3株の株式分割です。昨日の記事で書いたバローHDと同じく、株価は9月29日から分割後の水準で取引されていました。9月28日の終値53,340円に対して、29日の終値は17,880円——3倍に直すと53,640円です。

分割前 分割後
保有株数 10株 30株
平均取得単価 56,044円 18,682円
今日の終値 (57,300円相当) 19,100円
評価損益 — +12,540円(+2.24%)

今日の終値19,100円を分割前に直すと57,300円。平均取得単価56,044円を上回って、含み益に転換しました。9月7日に初めて含み益になったあと、4営業日で含み損に逆戻りし、9月17日にはマイナス11パーセントまで沈んでいた銘柄です。それが、分割をまたいで、また含み益の側に戻ってきた。7月14日の初買いから数えると、含み益の側にいた日のほうがずっと少ない銘柄なので、ここからが本当のスタート地点だと思っています。

ちなみに、株数が3倍になっても、1株あたりの値段が3分の1になっているので、わたしの持ち分の大きさは何も変わっていません。キオクシアは無配なので、配当の付け替えもありません。

ツガミ(6101)・大同メタル(7245)・エスペック(6859)

3位のツガミはプラス4.35パーセント。精密工作機械の会社です。4〜6月期は売上収益がプラス35.3パーセント・営業利益がプラス55.2パーセントで過去最高。半導体や電子部品をつくる側の会社が買われる流れに乗ったのだと思います。含み益率はプラス77.21パーセントです。

4位の大同メタルはプラス3.58パーセント。エンジン用の軸受(すべり軸受)の会社で、船舶やエネルギー向けの需要が好調と伝わっています。9月24日から今日までで、およそ8パーセント上げてきました。取得利回り3.96パーセントは、今日の上昇TOP5でいちばん高い数字です。

5位のエスペックはプラス3.48パーセント。環境試験器の大手で、AI半導体や衛星通信向けの受注が伸びている会社です。9月16日にも、AI半導体関連への買いに連動して上昇TOP5に入っていました。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
アストロスケール(186A) 16 1,019円 1,199円 -63(-4.99%) +2,880円 0円 0.00% 0.00%
パーカー(9845) 100 1,141円 1,351円 -46(-3.29%) +21,000円 53円 4.65% 3.92%
第一ライフグループ(8750) 20 1,803円 1,818円 -58.5(-3.12%) +300円 72円 3.99% 3.96%
三菱UFJ(8306) 440 962円 3,586円 -114(-3.08%) +1,154,560円 96円 9.98% 2.68%
東京海上(8766) 1,500 281円 521円 -16.5(-3.07%) +360,000円 16.34円 5.81% 3.14%

下落TOP5の2位から5位は、マイナス3.07パーセントからマイナス3.29パーセントの間にぎっしり並びました。そのうち3銘柄が、銀行と保険です。

三菱UFJ(8306)・東京海上(8766)・第一ライフ(8750)——金融3社がそろって3パーセント安

今日の下げの主役は、金融株でした。連続利上げの観測が後退したことが背景と伝わっています。日銀は9月18日に政策金利を1.25パーセントに引き上げたばかりで、次の利上げもそう遠くないのでは、という期待が銀行株や保険株を支えてきました。その期待が少ししぼんだ、ということのようです。何がきっかけで観測が後退したのかまでは、わたしのほうでは確かめられていません。

4位の三菱UFJはマイナス114円・マイナス3.08パーセント。440株持っているので、この1銘柄だけでマイナス50,160円です。上昇TOP5の5銘柄の増加額を全部足しても33,502円ですから、三菱UFJひとつで、上昇TOP5の稼ぎを丸ごと打ち消してしまった計算になります。

それでも、含み益はプラス1,154,560円・プラス272.77パーセント。取得利回りは9.98パーセントで、現在利回り2.68パーセントとの差は7.30ポイントあります。年間配当96円は、これまで逆算値として「要確認」のまま記録していましたが、会社予想96円・予想配当利回り2.68パーセントを確認できたので、今日から確定値として記録します。

5位の東京海上はマイナス3.07パーセント。こちらも画面を見て、保有株数が1,500株、平均取得単価が281円になっていることに気づきました。これまでの記録は100株・4,207円。8月25日に発表された、1株→15株の株式分割です。株価は9月29日から分割後の水準で、9月28日の8,075円に対して、29日は523.2円でした。15倍に直すと7,848円で、配当落ちのぶんを含めて下げた計算です。

分割前 分割後
保有株数 100株 1,500株
平均取得単価 4,207円 281円
年間配当(会社予想) 245.05円 16.34円
年間配当の総額 24,505円 24,510円
取得利回り 5.82% 5.81%

1株→15株というのは、ずいぶん大胆な分割です。分割後の株価は521円なので、100株単位でも5万円あまりで買えるようになりました。同時に株主優待も新設していて、個人株主を増やしたいという会社の意図がはっきり見えます。取得利回りが0.01ポイントずれているのは、1株配当を小数第2位で丸めたためで、中身は変わっていません。

3位の第一ライフグループはマイナス3.12パーセント。生命保険も、金利が上がると運用の利回りが改善する業種です。9月11日には、長期金利が3パーセントに乗せたことで上昇TOP5の首位でした。金利の見通しひとつで、上にも下にも振れる——金融株を持つということは、その振れを引き受けるということだと思っています。

3社の減少額を足すと、マイナス76,080円。今日のポートフォリオ全体の下げの3分の1を、この3社で占めました。

アストロスケール(186A)・パーカー(9845)

1位のアストロスケールはマイナス4.99パーセント。昨日の上昇TOP5の2位から一転です。個別の材料は確認できていません。値動きの大きいグロース株なので、昨日の上げの反動くらいに受け止めています。含み益率はプラス17.66パーセントです。

2位のパーカーもマイナス3.29パーセント。こちらも昨日の上昇TOP5の5位から一転しました。100株持っているので、減少額は4,600円。取得利回り4.65パーセントは、今日の10銘柄のなかで、三菱UFJと東京海上に次いで高い数字です。

ランキングの合計はマイナス48,186円、全体はマイナス226,847円

今日も、上昇TOP5と下落TOP5の増減額を足してみます。

増減額
上昇TOP5の合計 +33,502円
下落TOP5の合計 -81,688円
TOP10の合計 -48,186円
ポートフォリオ全体 -226,847円
ランキング外の184銘柄 -178,661円

上昇TOP5でいちばん稼いだのはキオクシアのプラス30,150円。下落TOP5でいちばん削ったのは三菱UFJのマイナス50,160円。ランキング外の184銘柄も、合わせてマイナス178,661円でした。1銘柄あたり約1,000円ずつです。

ランキングに載らない銘柄の中にも、三井住友FGや地方銀行、不動産株のような、金利の見通しに敏感な銘柄がたくさんあります。金利が上がる見込みが少しずつ後退した今日は、そうした銘柄が少しずつ下げて、合計で18万円近くになったのだと思います。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
36,963,566円 +12,952,942円 +53.95% -226,847円 -0.61%

評価額は36,963,566円。含み損益はプラス12,952,942円・プラス53.95パーセントです。昨日のプラス54.97パーセントから1.02ポイント下がりました。

📚 初心者向けワンポイント解説:「利ざや」とは——利上げ観測が後退すると、なぜ銀行と保険が売られるのか

今日は、日経平均が2,000円以上も上げたのに、わたしの持っている銀行株と保険株がそろって3パーセント下げました。その理由として伝えられているのが「連続利上げ観測の後退」です。金利が上がらないと、なぜ銀行や保険の株が下がるのか。カギになるのが「利ざや」という考え方です。

利ざや=貸すときの金利と、借りるときの金利の差

銀行は、預金者からお金を預かり、それを企業や個人に貸して利息を受け取ります。貸出の金利から、預金に払う金利を引いたものが「利ざや」で、これが銀行のいちばん基本的なもうけです。

金利が低い時代 金利が上がっていく時代
貸出金利 低い 上がりやすい
預金金利 ほぼゼロ(これ以上下げられない) 上がるが、貸出金利より遅れがち
利ざや 薄い 広がりやすい

ポイントは、金利が上がるとき、貸出金利のほうが預金金利より先に、大きく上がりやすいということです。そのため、利上げが続くと見込まれると、銀行の利ざやが広がり、利益が増えるだろうと期待されます。ゼロ金利の時代に銀行株が長く低迷していたのは、この利ざやがほとんど取れなかったからです。

保険会社も、金利が上がると楽になる

生命保険や損害保険の会社は、集めた保険料を、長い期間、債券などで運用しています。金利が上がれば、新しく買う債券の利回りが上がり、運用の収益が増えやすくなります。第一ライフが9月11日に、長期金利の3パーセント乗せで上昇TOP5の首位になったのは、この期待からでした。

株価は「金利そのもの」より「金利の見通し」で動く

今日、政策金利そのものは何も変わっていません。それでも銀行・保険株は下げました。株価は、今の利益ではなく、これから先の利益の見込みで動くからです。「次の利上げは近い」という見込みが「もう少し先かもしれない」に変われば、利ざやが広がるペースの見込みも遅くなる。その“見込みの修正”が、今日の3パーセント安だったのだと思います。

長期投資家として、どう受け止めるか

わたしは三菱UFJを平均取得単価962円で440株持っています。取得利回りは9.98パーセント。金利の見通しが変わるたびに株価は上下しますが、受け取る配当は、会社の利益と配当方針で決まります。利上げの観測が1日で後退しても、今期の配当予想96円が変わるわけではありません。

一方で、わたしのポートフォリオは銀行・保険・不動産と、金利の見通しに敏感な銘柄が多い。今日のように、半導体が買われ、金融が売られる日には、日経平均に大きく負けます。これは、高配当株に寄せたポートフォリオを選んだ時点で、引き受けている“くせ”です。それを知ったうえで持ち続けるかどうか——わたしは、持ち続けるつもりです。

明日以降の注目ポイント

  • キオクシアHD(285A)は、分割後の株価に直して平均取得単価を上回りました。9月7日の含み益は4営業日で消えたので、今度はどこまで続くのかを見ていきます
  • 三井住友FG(8316)も、10月1日が1株→2株の分割の効力発生日。142株・平均取得単価2,369円が、284株・1,185円になりました。年間配当は分割後ベースで90〜97円、取得利回りは7.59〜8.19パーセントです。幅で示されている配当が、どこに着地するかを見ていきます
  • 九州電力(9508)は、10月1日付で持株会社のキューデンHDに移行しました。今日の評価額には、この切り替えのぶんが前日比とは別に加わっているようです
  • 9月末に分割を実施した保有銘柄は、バローHD・キオクシアHD・東京海上・三井住友FGと、わかっているだけで4社。分割をまたいだ記録の付け替えを、一度まとめて整理したいと考えています
  • 金融株は、連続利上げ観測の後退で売られました。金利の見通しが落ち着くのか、さらに後退するのか。銀行・保険・不動産の比重が大きいわたしのポートフォリオには、いちばん効く材料です
  • ほぼ日(3560)は、10月14日に2026年8月期の本決算を発表予定です
  • NT倍率は16.68倍と約2カ月半ぶりの高さ。半導体だけが買われる相場が続くのか、市場全体に買いが広がるのかを見ていきます

まとめ

10/1
日経平均 +3.30%
TOPIX +0.57%
わたしのポートフォリオ -0.61%

日経平均はプラス2,203円・プラス3.30パーセントで、1カ月半ぶりの6万8000円台。米マイクロンの好決算で、アドバンテストや東京エレクトロンなどの半導体株が大きく上げました。ただ、TOPIXはプラス0.57パーセントどまりで、値上がりと値下がりはほぼ半々。NT倍率は16.68倍と、約2カ月半ぶりの高さになりました。

わたしのポートフォリオはマイナス226,847円・マイナス0.61パーセント、対日経マイナス3.91パーセントポイント。7月31日以来の大きな負けで、61日累計の対日経差はプラス13.06ポイントからプラス9.15ポイントに縮みました。

上昇TOP5は、TDK(6762)を首位に、キオクシアHD(285A)・ツガミ・大同メタル・エスペックと、半導体とその周辺の会社ばかり。キオクシアは1株→3株の分割で30株になり、分割前に直すと57,300円相当で、平均取得単価56,044円を上回る含み益に戻りました。

下落TOP5には、三菱UFJ(8306)・東京海上(8766)・第一ライフ(8750)の金融3社が並びました。連続利上げ観測の後退で、利ざやや運用益が広がるペースの見込みが遅くなった、ということだと思います。三菱UFJひとつのマイナス50,160円で、上昇TOP5の稼ぎ33,502円が丸ごと消えた一日です。東京海上は1株→15株の分割で、100株が1,500株になっていました。

本日は、購入・売却・配当ともにありません。

10月は、初日から日経平均に大きく負けるスタートになりました。半導体が買われ、金融が売られる——わたしのポートフォリオにとって、いちばん分の悪い組み合わせです。それでも、三菱UFJの取得利回り9.98パーセントも、東京海上の5.81パーセントも、今日の値動きで1ミリも変わってはいません。指数との勝ち負けに一喜一憂しすぎず、配当という“変わらないもの”を積み上げていきたいと思います。

明日も、地味に、着実に。


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免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。