今日のサマリー
今日7月30日(木)の東京株式市場は、日経平均がプラス433.24円・プラス0.71パーセントの61,867.43円で続伸、一方でTOPIXはマイナス21.53・マイナス0.54パーセントの3,952.50と反落——“AI半導体が強気で、大型バリュー・不動産・素材は売られる”という7/29とは真逆のセクターローテーションが発生。日経は上げるがTOPIXは下げるというバリュー投資家にとって最も苦しい地合いが今日は復活しました。
背景は“米ハイテク株高の連鎖+為替の円安推移+決算通過銘柄の物色買い”という複合要因——キオクシア(285A)以外のAI半導体大手・値がさ株が軒並み急騰、一方で大型バリュー・不動産(野村不動産HD)・素材関連は売られるという展開。7/28・7/29の“バリュー優位相場”が2営業日で終わり、“AI半導体主戦場に戻った”構図です。
わたしのポートフォリオはマイナス1.14パーセント・マイナス410,182円——日経平均をマイナス1.85パーセントポイントでアンダーパフォーム、TOPIXにもマイナス0.60パーセントポイントで下回る苦しい一日。含み損益率はプラス54.70パーセント、含み損益額はプラス1,262万円台は維持——バリュー分散型ポートフォリオは“AI半導体主戦場相場では負けやすい”という特性が改めて確認された日となりました。20日累計対日経通算プラス19.29パーセントポイント、7/29の+21.14pptから-1.85ppt後退——“6営業日連続の累計新高値”は今日で途切れたものの、依然としてプラス19.29pptという歴史的水準は維持しています。
今日の3大トピックは:
- AI半導体強気でバリュー売られ、6営業日連続新記録が途切れ対日経マイナス1.85ppt ——7/28・7/29の勝ちパターンから一転、“AI半導体主戦場相場でバリュー分散が苦戦”という宿命が今日は表面化
- キオクシア(285A)追加2株@39,500円ナンピン成功で平均取得60,180→56,044円へ約4,000円低下 ——信用倍率が高くまだ需給悪いが、決算期待でナンピン継続、10株保有ポジションへ(詳細は本日の取引セクションで)
- 決算3社全て引け後発表——JT(2914)通期+16.3%上方修正+配当234→272円 +16.2%増配、野村不動産HD(3231)Q1減益も通期予想据え置き、三井住友トラストG(8309)子会社再編140億円譲渡損失計上見込 ——明日の株価反応に注目(詳細は📊決算セクションで)
主要指数とポートフォリオの比較
| 指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
|---|---|---|---|
| 私のポートフォリオ | 35,696,178円 | -410,182円 | -1.14% |
| 日経平均 | 61,867.43円 | +433.24円 | +0.71% |
| TOPIX | 3,952.50 | -21.53 | -0.54% |
日経平均とTOPIXの差はプラス1.25パーセントポイント——AI半導体を含む値がさ株が主戦場の上昇一方で、バリュー・不動産・素材は反落という“きれいな二極化相場”、7/29と真逆のバージョンが復活。わたしのバリュー分散型ポートフォリオはTOPIXよりさらにマイナス0.60パーセントポイント下回る——空港施設マイナス6.74%・OKIマイナス6.72%・シーティーエスマイナス6.50%などの中堅バリュー銘柄の反落が響きました。
20日累計で対日経+19.29ppt——6営業日連続新記録が途切れる
| 日付 | 日経平均 | TOPIX | ポートフォリオ | 対日経差 |
|---|---|---|---|---|
| 7/2(水) | -2.47% | +0.09% | +1.50% | +3.97ppt |
| 7/3(木) | +1.47% | +1.24% | +1.08% | -0.39ppt |
| 7/6(月) | -0.01% | +0.92% | +1.54% | +1.55ppt |
| 7/7(火) | -2.12% | -0.97% | -0.07% | +2.05ppt |
| 7/8(水) | -2.11% | -1.37% | -0.62% | +1.49ppt |
| 7/9(木) | +1.38% | +0.35% | -0.27% | -1.65ppt |
| 7/10(金) | +1.20% | +0.39% | -0.15% | -1.35ppt |
| 7/13(月) | -1.92% | -0.71% | +0.09% | +2.01ppt |
| 7/14(火) | +0.74% | +0.79% | +1.02% | +0.28ppt |
| 7/15(水) | +1.49% | +1.22% | +1.24% | -0.25ppt |
| 7/16(木) | -2.79% | -1.45% | -0.56% | +2.23ppt |
| 7/17(金) | -4.03% | -2.72% | -1.61% | +2.42ppt |
| 7/21(月) | +3.26% | +2.44% | +2.53% | -0.73ppt |
| 7/22(火) | -0.18% | +0.45% | +0.69% | +0.87ppt |
| 7/23(水) | +0.46% | +0.51% | +0.55% | +0.09ppt |
| 7/24(木) | -2.73% | -1.05% | -0.35% | +2.38ppt |
| 7/27(月) | +0.50% | +1.37% | +1.35% | +0.85ppt |
| 7/28(火) | -3.95% | -2.52% | -1.41% | +2.54ppt |
| 7/29(水) | -1.49% | +0.26% | +1.29% | +2.78ppt |
| 7/30(木) | +0.71% | -0.54% | -1.14% | -1.85ppt ← 連続記録終了 |
| 20日累計 | -12.59% | -2.09% | +6.70% | +19.29ppt |
20日累計で日経平均マイナス12.59パーセントに対してポートフォリオはプラス6.70パーセント、対日経通算プラス19.29パーセントポイント——7/29の+21.14pptからマイナス1.85ppt後退、“6営業日連続の累計新高値”は今日で途切れました。“日経が上げる日はバリューが売られやすい”というバリュー分散型の宿命が今日は表面化した形。ただ、対日経通算プラス19.29pptは依然として歴史的水準、日経は7月2日起点でマイナス12.59%まで沈み込み、わたしのポートフォリオはプラス6.70%という約20ポイントの巨大な差は保っています。
本日の取引
3銘柄合計92,155円の買い付け——キオクシア(285A)追加2株ナンピン+高純度化(4973)ナンピン継続+アルトナー(2163)5株買い増しという、“下値追随+新規銘柄開拓”の一日でした。
| 銘柄(コード) | 約定株数 | 約定単価 | 約定金額 | 意図 |
|---|---|---|---|---|
| アルトナー(2163) | 5 | 953円 | 4,765円 | 40株 -> 株式分割で80株からの下がったところを買い増し |
| キオクシアHD(285A) | 2 | 39,500円 | 79,000円 | ナンピン(平均取得60,180→56,044円へ低下) |
| 高純度化(4973) | 2 | 4,195円 | 8,390円 | ナンピン継続(4日連続) |
| 合計 | 9株 | — | 約92,155円 | — |
キオクシア(285A)追加2株@39,500円ナンピン成功——平均取得60,180円→56,044円へ約4,000円低下
7/29に高値覚え警戒で買い見送りした後、今日は決算期待もあり2株ナンピンを実行。現在値38,380円の翌日に39,500円で約定——“下値ではなく反発初動での買い”という難しいタイミングでしたが、平均取得単価は60,180円→56,044円へ約4,000円/株低下しました。キオクシア10株保有ポジションの推移を整理:
| 日付 | 取引 | 保有株数 | 平均取得単価 |
|---|---|---|---|
| 7/14 | 2株 初買い@69,100円 | 2株 | 69,100円 |
| 7/17 | 2株 買注文(S株失効) | 2株 | 69,100円(変化なし) |
| 7/21 | 2株 ナンピン@61,060円 | 4株 | 65,080円 |
| 7/24 | 2株 ナンピン@56,010円 | 6株 | 62,057円 |
| 7/27 | 2株 ナンピン@54,550円 | 8株 | 60,180円 |
| 7/28 | 2株 買注文(S株失効・ストップ安) | 8株(変化なし) | 60,180円(変化なし) |
| 7/30 | 2株 ナンピン@39,500円 | 10株 | 56,044円 |
“信用倍率がまだ高くて需給は悪い”という認識は持ちつつも、決算期待でナンピン継続——“下げ止まりを待つのではなく、いま自分が良いと思う価格で買い付ける”という規律ある行動でした。信用倍率の意味と投資判断への活用については後ほど📚初心者向け解説で詳しく取り上げます。
高純度化(4973)ナンピン継続——4日連続のナンピン
7/24のQ1決算失望売り(マイナス13.91%)→7/27ナンピン→7/29続落からの流れで、今日も2株@4,195円でナンピン継続——4日連続でナンピンしている粘りの銘柄です。保有株数は18株→20株、平均取得単価は4,791円→4,724円へ約67円/株低下しました。
アルトナー(2163)5株買い増し——技術者派遣の高配当バリュー
アルトナー(2163)を5株×953円=4,765円で買い増し——技術者派遣事業の中堅企業、40株持っていたところから株式分割で80株になったところで下がっていたので5株買い増しして100株を目指します。
📊 本日の決算解析: JT・野村不動産HD・三井住友トラストGの3社
保有銘柄3社の重要開示が全て引け後発表——明日以降の株価反応に大きな注目が集まる内容が揃いました。
JT(2914)——通期業績+16.3%上方修正+配当234円→272円+16.2%増配のダブル好材料
7/30発表の日本たばこ産業(2914)の2026年12月期 第2四半期(中間期)決算+通期業績・配当予想の同時上方修正——“経営計画2026”の初年度として業績・配当ともに大幅上方修正という完璧な内容でした。
中間期(2026年1-6月)決算結果:
| 項目 | 実績 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上収益 | 1兆9,860億円 | +17.7% |
| 営業利益 | 6,449億円 | +29.0% |
| 税引前中間利益 | 6,059億円 | +32.4% |
| 中間利益 | 4,332億円 | +34.5% |
| 親会社所有者帰属中間利益 | 4,318億円 | +35.0% |
| EPS(基本的) | 243.24円 | +35.0% |
通期業績予想の上方修正(2026年12月期):
| 項目 | 前回予想 | 今回修正 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上収益 | 36,970億円 | 38,850億円 | +5.1% |
| 営業利益 | 9,210億円 | 10,080億円 | +9.4% |
| 調整後営業利益 | 9,550億円 | 10,350億円 | +8.4% |
| 純利益 | 5,700億円 | 6,440億円 | +13.0% |
| EPS | 320円 | 362.74円 | +13.4% |
| 通期前期比営業利益 | — | — | +16.3% |
配当予想の大幅増配(234円→272円、+16.2%増額):
| 項目 | 前回予想 | 今回修正 | 前期実績 |
|---|---|---|---|
| 中間配当 | 121円 | 136円 | 104円 |
| 期末配当 | 121円 | 136円 | 130円 |
| 年間合計 | 242円 | 272円(+30円 +12.4%) | 234円 |
“経営計画2026”で年間平均high single digit成長を目標——中東情勢の影響が限定的+米国関税影響減+最新市場見通しを反映した上方修正。配当性向75.2%を目標として、“カナダ喫煙訴訟の和解金支払い等の影響調整後の当期利益6,420億円を基にした配当性向”を根拠に、年間272円という驚異的な高配当が実現します。
わたしの170株保有では: 年間受取配当が 234円×170=39,780円 → 272円×170=46,240円で+6,460円/年増加——“世界最大級のたばこメーカー+M&A戦略+ESG連動”という“インカムゲイン戦略の代表銘柄”として長期保有継続の方針を強化します。
野村不動産HD(3231)——Q1減益で営業-30.6%も通期・配当予想据え置き
7/30発表の野村不動産ホールディングス(3231)の2027年3月期 Q1決算——“不動産販売のタイミング要因”による大幅減益という季節性が強い内容でした。
Q1(2026年4-6月)結果:
| 項目 | 実績 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1,910億円 | -13.7% |
| 営業利益 | 255億円 | -30.6% |
| 事業利益 | 271億円 | -29.8% |
| 経常利益 | 216億円 | -36.2% |
| 親会社株主帰属四半期純利益 | 147億円 | -36.5% |
セグメント別事業利益:
- 住宅: 156億円(-16.9%)
- 都市開発: 55億円(-50.6%)
- 海外: -16億円(前年+1.32億円で赤字転落)
- 資産運用: 28億円(-7.4%)
- 仲介・CRE: 44億円(-15.5%)
- 運営管理: 11億円(-34.4%)
“住宅販売の期ずれ+都市開発案件のタイミング”が減益の主因——“不動産事業特有の四半期変動性”として、通期業績予想は据え置き(売上10,800億円 +14.6%、営業利益1,400億円 +1.3%)。
配当予想据え置き:
- 年間44円(第2Q末22円+期末22円)——前期40円から+4円増配は既発表継続
わたしの評価: “Q1大幅減益は不動産業特有の季節性・通期見通し変更なし・配当+4円増配継続”——“派手さは無いが着実に育つ都市部不動産バリュー銘柄”として継続保有の方針です。
三井住友トラストG(8309)——子会社SMTPFC再編で140億円譲渡損失計上見込
7/30発表の三井住友トラストグループ(8309)の適時開示——決算ではなく子会社の資本再編という内容でした。
再編内容:
- 子会社の三井住友トラスト・パナソニックファイナンス(SMTPFC)を“共同事業化”——現状の三井住友信託銀行84.9%+パナソニックHD 15.1%から、三井住友信託銀行45%+芙蓉総合リース40%+横浜フィナンシャルグループ15%の3社共同事業へ
- SMTPFCは連結子会社→持分法適用関連会社に変更
- 社名を“SMTBリース株式会社”に変更(2026/10/1予定)
- 本件で2027年3月期に約140億円の譲渡損失を計上見込——ただし通期業績予想の変更はなし
わたしの評価: “140億円譲渡損失は一時的、事業ポートフォリオ改革の一環”——“信託銀行本業に経営資源を集中する戦略”として長期的にはプラスと評価。100株保有・平均取得3,051円の主力バリュー銘柄として継続保有の方針。明日の株価反応が売り優勢になるか、“事業構造改革を好感”で買い戻しになるかに注目します。
私の高配当株ポートフォリオ実績
上昇TOP5
| 銘柄(コード) | 保有数 | 平均取得単価 | 終値 | 前日比(%) | 評価損益 | 年間配当金 | 取得利回り | 現在利回り |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| アストロスケール(186A) | 10 | 1,025円 | 955円 | +49(+5.41%) | -700円 | 0円 | 0.00% | 0.00% |
| 東リ(7971) | 100 | 665円 | 695円 | +33(+4.98%) | +3,000円 | 34円 | 5.11% | 4.89% |
| ほぼ日(3560) | 8 | 3,989円 | 4,315円 | +135(+3.23%) | +2,608円 | 90〜100円 | 2.26〜2.51% | 2.09〜2.32% |
| 大同メタル(7245) | 20 | 910円 | 1,280円 | +40(+3.23%) | +7,400円 | 36円 | 3.96% | 2.81% |
| キムラユニティー(9368) | 80 | 876円 | 937円 | +28(+3.08%) | +4,880円 | 38円 | 4.34% | 4.06% |
上昇TOP5は“中堅バリュー・小型銘柄の反発”——日経+0.71%上昇一方で大型バリューが売られる中、内需・素材・小型銘柄が逆行高した構図です。
上昇1位のアストロスケール(186A)プラス5.41%——7/27新規購入した宇宙デブリ除去銘柄、10株保有・現在値955円で含み損マイナス700円・マイナス6.83%、下落から反発の初動を捉えた形。
上昇2位の東リ(7971)プラス4.98%——内装材・タイルカーペットの中堅バリュー、100株保有・含み益+3,000円・+4.51%の上昇。
上昇3位のほぼ日(3560)プラス3.23%——“ほぼ日刊イトイ新聞”を運営する消費関連銘柄、8株保有・含み益+2,608円・+8.17%。
上昇4位の大同メタル(7245)プラス3.23%——自動車エンジン軸受メーカー、20株保有・含み益+7,400円・+40.66%の主力バリュー。
上昇5位のキムラユニティー(9368)プラス3.08%——総合物流の中堅、80株保有・含み益+4,880円・+6.96%。
下落TOP5
| 銘柄(コード) | 保有数 | 平均取得単価 | 終値 | 前日比(%) | 評価損益 | 年間配当金 | 取得利回り | 現在利回り |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 空港施設(8864) | 20 | 898円 | 968円 | -70(-6.74%) | +1,400円 | 42円 | 4.68% | 4.34% |
| OKI(6703) | 5 | 2,058円 | 2,776円 | -200(-6.72%) | +3,590円 | 65円 | 3.16% | 2.34% |
| シーティーエス(4345) | 10 | 772円 | 848円 | -59(-6.50%) | +760円 | 30円 | 3.89% | 3.54% |
| ツガミ(6101) | 2 | 3,115円 | 5,560円 | -330(-5.60%) | +4,890円 | 98円 | 3.15% | 1.76% |
| JPX(8697) | 100 | 1,425円 | 2,164円 | -126(-5.50%) | +73,900円 | 77円 | 5.40% | 3.56% |
下落TOP5はすべてマイナス5.5%超——AI半導体強気相場でバリュー・不動産・素材・中堅が売られるという“AI半導体主戦場相場の宿命”が発生した構図です。
下落1位の空港施設(8864)マイナス6.74%——空港設備の内需インフラ、20株保有・含み益+1,400円・+7.80%を維持しての反落。
下落2位のOKI(6703)マイナス6.72%——電機大手・沖電気工業、5株保有・含み益+3,590円・+34.89%を維持しての反落。
下落3位のシーティーエス(4345)マイナス6.50%——建設現場向けIT・GNSSサービス、10株保有・含み益+760円・+9.84%を維持。
下落4位のツガミ(6101)マイナス5.60%——精密工作機械、2株保有・含み益+4,890円・+78.49%の高含み益銘柄が反落。
下落5位のJPX(8697)マイナス5.50%——7/28発表の業績・配当ダブル上方修正の反動売りか、“好材料出尽くし”パターン。100株保有・含み益+73,900円・+51.88%という+7.4万円の高含み益銘柄でしたが、年間配当77円・取得利回り5.40%・現在利回り3.56%の主力バリューは依然として健在。
ポートフォリオ全体
| 評価額 | 含み損益 | 含み損益(%) | 前日比 | 前日比(%) |
|---|---|---|---|---|
| 35,696,178円 | +12,621,040円 | +54.70% | -410,182円 | -1.14% |
含み損益率プラス54.70パーセント・含み損益額プラス1,262万円台——7/29の+1,303万円台からわずかに減少したものの、依然として“5,000万円達成日”の水準以上を維持、バリュー分散型ポートフォリオの底堅さは健在です。
📚 初心者向けワンポイント解説: 信用倍率とは——需給の”見えない圧力”を数字で見る
今日、キオクシア(285A)を追加2株ナンピンした際に“信用倍率がまだ高くて需給は悪いかも”と感じました——この“信用倍率”は、初心者の方には少し馴染みのない指標かもしれませんが、“銘柄の需給環境を数字で見る最も有効なツール”の一つ、詳しく解説していきます。
信用取引の基本(まずここから)
信用取引とは、証券会社から資金や株を借りて取引する仕組み——現物取引(=自分の資金で株を買う)と対を成すものです。
信用取引の2つのタイプ:
- 信用買い(=空買い): 証券会社から資金を借りて株を買う——“株価が上がると儲かる”取引
- 信用売り(=空売り): 証券会社から株を借りて売る——“株価が下がると儲かる”取引
信用取引には期限がある——通常6ヶ月以内に反対売買(決済)する必要があり、“信用買い残”は将来の売り圧力、“信用売り残”は将来の買い戻し圧力になります。
信用倍率とは
信用倍率=信用買残 ÷ 信用売残
信用倍率の3つのパターン:
| 信用倍率 | 意味 | 需給への影響 |
|---|---|---|
| 1倍未満 | 信用売残 > 信用買残 | 買い戻し圧力=踏み上げの可能性 |
| 1〜3倍程度 | ほぼバランス | 通常状態 |
| 3倍以上 | 信用買残 >> 信用売残 | 売り圧力=需給悪化 |
| 10倍以上 | 信用買残が圧倒的 | 深刻な需給悪化=戻り売り警戒 |
キオクシア(285A)の場合(推測)
“信用倍率がまだ高くて需給は悪い”——具体的な数字は個別に確認する必要がありますが、キオクシアは2025年秋の上場以降、“信用買残が信用売残を大きく上回る”状態が続いていると推測されます。AI半導体テーマで買いが集中→株価急落→含み損の信用買い保有者が増加→戻り売り圧力というパターンです。
信用倍率を投資判断に活用する3つの視点
わたしが実践している信用倍率の使い方:
- “高倍率(3倍以上)の銘柄は戻り売りで上値が重い”——買う際は下値で仕込む・戻りは限定的と想定
- “信用倍率が下がりつつある銘柄は需給改善のサイン”——含み損を耐えきれない信用買いが投げ売り→倍率低下→将来の需給改善
- “信用倍率が低い(1倍以下)+株価下落中の銘柄は踏み上げ狙い”——空売り勢が買い戻すとロケットスタート
信用倍率の確認方法
信用倍率は各証券会社のツールで確認可能:
- SBI証券・楽天証券: 個別銘柄ページの”信用情報”タブ
- 株探(Kabutan): 銘柄ページの”信用取引”セクション
- 日経の各種サイト: 週次で公表される信用取引残高
“毎週金曜日に信用倍率をチェックする習慣”——わたしはこれを実践しており、主力銘柄の需給環境を把握しています。
今日のキオクシアナンピンの判断
“信用倍率が高い=需給悪い”を認識しつつも、“決算(近日中と推測)への期待”+“平均取得単価を下げる規律”でナンピンを実行しました——“需給悪化リスクを織り込んだ上での下値追随”というリスク管理と機会追求の両立を試みた形。結果は決算内容と市場反応次第ですが、“信用倍率を意識した上で買い付ける”というプロセスの質は保てたと思います。
まとめ: 信用倍率は”見えない圧力”を可視化する魔法の指標
株価チャートだけを見ていては見えない“戻り売り圧力”や“踏み上げポテンシャル”——信用倍率は“見えない需給の圧力”を数字で可視化してくれる魔法の指標です。“配当利回り・PER・PBRといったファンダメンタルズ指標と組み合わせて使う”ことで、“割安なだけでなく需給も良い銘柄”を見つけられるようになります。
“高配当バリューの長期投資に信用倍率は関係ない”と思われがちですが、“含み損期間の長さを短くする”効果があり、メンタル面でも大きなプラスになります。日々の株価に一喜一憂しないためにも、“信用倍率の視点”を持つことを初心者の方にもおすすめします。
明日以降の注目ポイント
- 決算3社の株価反応——JT(2914)+16.2%増配・野村不動産HD(3231)減益・三井住友トラストG(8309)140億円譲渡損失それぞれの明日以降の値動き
- AI半導体主戦場相場が継続するか、それともバリュー戻し——7/28・7/29のバリュー優位から7/30のAI半導体強気への切り替わりが一時的か本格的か
- キオクシア(285A)の決算予定・信用倍率推移——信用需給の改善を見守る
- 7月末最終日の月次パフォーマンス確定——明日7/31が月末、月次リターンの評価
- 8月上旬決算ラッシュへの助走——トヨタ(8/4)・ブリヂストン(8/7)を含む多数の保有銘柄の決算予定
まとめ
今日7月30日は「AI半導体強気でバリュー売られ・6営業日連続新記録が今日で途切れた」の一日となりました。日経マイナス0.71%上昇でTOPIXマイナス0.54%反落・PFマイナス1.14%という“日経は上げるがバリューは下げる”というバリュー投資家にとって最も苦しい地合いが復活、7/28・7/29の勝ちパターンから一転して“今日はAI半導体主戦場相場に負けた日”となりました。
| 7/30 | |
|---|---|
| 日経平均 | +0.71% |
| TOPIX | -0.54% |
| わたしのポートフォリオ | -1.14% |
“日経+0.71%上昇日に対日経マイナス1.85pptアンダーパフォーム”——6営業日連続の累計新高値記録は今日で途切れ、対日経通算プラス19.29ppt(前日+21.14ppt)から後退しました。ただ、“7月2日起点で日経マイナス12.59%・PFプラス6.70%”という約20ポイントの巨大な差は依然として維持——“6営業日連続新記録”は途切れたが、“バリュー分散型の防御力”は健在という評価が正しいと思います。
決算3社は全て引け後発表——JT通期業績+16.3%上方修正+配当234→272円+16.2%増配、野村不動産HD Q1減益も通期・配当据え置き、三井住友トラストG子会社再編で140億円譲渡損失計上見込という3者3様の内容。特にJT(2914)の“配当272円は前期234円から+38円増配、+16.2%”という驚異的な高配当政策は、170株保有のわたしにとって年間受取配当が+6,460円増加というインカムゲイン戦略の成果そのもの。明日以降の株価反応が最大の注目点です。
キオクシア(285A)追加2株@39,500円ナンピン成功——平均取得単価60,180円→56,044円へ約4,000円/株低下、10株保有ポジションへ。“信用倍率がまだ高くて需給は悪い”という認識は持ちつつも、“決算期待”と“平均取得単価を下げる規律”でナンピン継続。“信用倍率の視点”を持つことの大切さは📚初心者向け解説で詳しく取り上げました。
明日以降も決算ラッシュが続く——JT・野村不動産HD・三井住友トラストGの株価反応をチェックしつつ、“AI半導体主戦場相場でバリューが売られる日”は避けられない現実を受け入れて、“長期的にはバリュー分散型が勝つ”という信念で地道に続けていきます。
明日も、地味に、着実に。
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免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。