今日のサマリー
今日のポートフォリオの前日比は、プラス500円でした。
評価額3,710万円に対して、500円です。率にすればプラス0.00パーセント——SBIの画面には、前日比の欄にただ「0」とだけ表示されていました。こんな日は、記録をつけ始めてから初めてかもしれません。
日経平均は前日比マイナス126円55銭・マイナス0.19パーセントの65,142円78銭で、2営業日続落です。TOPIXはマイナス3.69・マイナス0.09パーセントの4,046.64。どちらも小幅な下げでした。
ただし、「小幅」だったのは終値だけです。今日の日経平均は、朝から派手に往復しています。
始値は65,087円22銭。そこから10時26分に65,794円03銭の高値をつけました——前日比プラス525円です。ところが後場に入って崩れ、14時32分には65,017円68銭の安値。高値から776円の下げ幅でした。そこから少し戻して、結局65,142円78銭で引けた——行って、帰ってきて、少しだけマイナスという一日です。
材料は昨日の続きでした。中東情勢の悪化です。NY原油は1バレル94ドル67銭・プラス1.76パーセントとさらに水準を切り上げ、原油高が世界的な金利上昇につながるという警戒が、後場の下げにつながりました。支えになったのは電線株で、日経の市況記事でも「原油高警戒、電線株買いは支え」と書かれていました。
為替は、昨日とは逆方向です。ドル円は153円26銭で、前日から0円54銭の円高。昨日一時152円台後半をつけたあと、いったん153円台後半まで戻していたので、今日はそこからまた円が買い戻された格好になります。国内の長期金利は2.875パーセントと、昨日の2.930パーセントからわずかに低下しました。
そんな一日で、わたしのポートフォリオはプラス500円・プラス0.00パーセント。対日経ではプラス0.19パーセントポイント、対TOPIXではプラス0.09パーセントポイント——2営業日連続で、両方の指数に勝ちました。
ただ、今日いちばん面白かったのは、勝ち負けではありません。上昇TOP5は5銘柄すべてがプラス3.7パーセント超、下落TOP5は5銘柄すべてがマイナス2.4パーセント超。それなりに派手に動いた銘柄が、両側に5つずつあったのに、合計するとプラス500円でした。分散というのは、こういう形で効くのかと、画面を見ながら妙に納得した一日です。
今日の3大トピックは:
- 日経平均はマイナス0.19パーセントの2営業日続落。中東情勢の悪化による原油高と世界的な金利上昇が重荷で、前場にプラス525円まで上げてから後場に崩れる、日中値幅776円の往復相場
- わたしのポートフォリオは前日比プラス500円・プラス0.00パーセント。上昇TOP5も下落TOP5も派手に動いたのに、合計はほぼゼロ。48日累計は対日経プラス15.96パーセントポイントに拡大
- 3銘柄16株・合計23,314円を買い増し。すべてナンピン。ニチリン(5184)の中間配当380円が入金し、9月の受取配当は累計64,494円
主要指数とポートフォリオの比較
| 指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
|---|---|---|---|
| 私のポートフォリオ | 37,100,667円 | +500円 | +0.00% |
| 日経平均 | 65,142.78円 | -126.55円 | -0.19% |
| TOPIX | 4,046.64 | -3.69 | -0.09% |
昨日は日経平均がマイナス1.70パーセント、TOPIXがマイナス1.83パーセントと、どちらも大きく下げました。今日はマイナス0.19パーセントとマイナス0.09パーセント——下げ幅は10分の1以下です。昨日の急落が一日で消化されたわけではありませんが、少なくとも売りが続かなかったとは言えると思います。
48日累計で対日経+15.96pptに拡大
| 日付 | 日経平均 | TOPIX | ポートフォリオ | 対日経差 |
|---|---|---|---|---|
| 7/2〜7/30 | -8.56%累計 | -0.94%累計 | +5.20%累計 | +13.76ppt累計 |
| 7/31(木) | +4.03% | +1.29% | +0.06% | -3.97ppt |
| 8/3(月) | -0.94% | -1.08% | -1.22% | -0.28ppt |
| 8/4(火) | +0.32% | +0.04% | -0.49% | -0.81ppt |
| 8/5(水) | +3.66% | +2.13% | +1.20% | -2.46ppt |
| 8/6(木・記事なし) | -0.93% | +0.19%(推計) | +1.17% | +2.10ppt |
| 8/7(金) | -0.12% | +0.47% | +0.70% | +0.82ppt |
| 8/10(月) | +2.08% | +0.63% | -0.09% | -2.17ppt |
| 8/12(水) | +0.83% | +0.94% | +0.61% | -0.22ppt |
| 8/13(木) | +1.16% | +0.89% | +0.48% | -0.68ppt |
| 8/14(金) | +0.59% | +0.51% | +0.28% | -0.31ppt |
| 8/17(月) | +0.74% | -0.31% | -0.42% | -1.16ppt |
| 8/18(火) | -2.54% | -1.05% | -0.15% | +2.39ppt |
| 8/19(水) | -3.16% | -3.09% | -2.47% | +0.69ppt |
| 8/20(木) | +1.36% | +1.18% | +1.35% | -0.01ppt |
| 8/21(金) | -0.30% | +0.19% | +1.02% | +1.32ppt |
| 8/24(月) | -0.74% | +0.15% | +0.28% | +1.02ppt |
| 8/25(火) | +0.50% | +0.50% | +0.31% | -0.19ppt |
| 8/26(水) | +0.62% | +0.42% | +0.21% | -0.41ppt |
| 8/27(木) | -0.20% | +0.15% | +0.14% | +0.34ppt |
| 8/28(金) | +0.41% | +0.72% | +0.28% | -0.13ppt |
| 8/31(月) | -0.14% | +0.23% | +0.22% | +0.36ppt |
| 9/1(火) | -0.15% | +0.62% | +1.46% | +1.61ppt |
| 9/2(水) | -2.85% | -2.40% | -1.68% | +1.17ppt |
| 9/3(木) | -0.17% | +0.50% | +0.71% | +0.88ppt |
| 9/4(金) | +1.26% | +0.03% | -0.55% | -1.81ppt |
| 9/7(月) | +2.12% | +0.55% | +0.03% | -2.09ppt |
| 9/8(火) | -1.70% | -1.83% | -1.22% | +0.48ppt |
| 9/9(水) | -0.19% | -0.09% | +0.00% | +0.19ppt |
| 48日累計 | -7.04% | +0.39% | +8.92% | +15.96ppt |
48日累計は日経平均マイナス7.04パーセントに対してポートフォリオはプラス8.92パーセント、対日経通算プラス15.96パーセントポイント。昨日のプラス15.77pptから、さらにプラス0.19ppt積み増しました。
9月に入ってからの7営業日を並べると、こうなります。
| 日付 | 日経平均 | ポートフォリオ | 対日経差 | 累計 |
|---|---|---|---|---|
| 9/1(火) | -0.15% | +1.46% | +1.61ppt | +18.31ppt |
| 9/2(水) | -2.85% | -1.68% | +1.17ppt | +19.48ppt |
| 9/3(木) | -0.17% | +0.71% | +0.88ppt | +19.19ppt |
| 9/4(金) | +1.26% | -0.55% | -1.81ppt | +17.38ppt |
| 9/7(月) | +2.12% | +0.03% | -2.09ppt | +15.29ppt |
| 9/8(火) | -1.70% | -1.22% | +0.48ppt | +15.77ppt |
| 9/9(水) | -0.19% | +0.00% | +0.19ppt | +15.96ppt |
日経平均が下げた4日は、すべて対日経でプラス。日経平均が上げた2日は、どちらも大きくマイナス——きれいすぎるほど、はっきりしています。下げに強く、上げについていけないという性格は、48日たっても1ミリも変わっていません。
TOPIXとの比較では、48日累計でプラス0.39パーセント。昨日のプラス0.48パーセントから、わずかに縮みました。今日はTOPIXがマイナス0.09パーセント、わたしがプラス0.00パーセントなので、日次では勝っているのですが、累計値のほうは日経平均の下げ幅が効いて、こういう見え方になります。
本日の取引
今日買ったのは3銘柄・16株・合計23,314円。3銘柄すべてがナンピンです。
| 銘柄(コード) | 約定株数 | 約定単価 | 約定金額 | 意図 |
|---|---|---|---|---|
| 東鉄工業(1835) | 2 | 3,965円 | 7,930円 | ナンピン(22→24株) |
| オカダアイヨン(6294) | 4 | 1,957円 | 7,828円 | ナンピン(142→146株) |
| パンパシフィックHD(7532) | 10 | 755.6円 | 7,556円 | ナンピン(120→130株) |
| 合計 | 16 | — | 23,314円 | — |
昨日が8銘柄22株・53,494円、一昨日が9銘柄40株・64,358円でしたから、今日は一気に半分以下です。相場がほとんど動かない日に、無理に手を出す理由がなかったというだけの話ですが、結果として、今週いちばん静かな買い方になりました。
「今日下げた銘柄」と「平均取得単価より安い銘柄」は別物
今日買った3銘柄のうち、東鉄工業(1835)だけは、今日プラスで引けています。
| 銘柄(コード) | 今日の終値 | 前日比 | 平均取得単価 | 約定単価 |
|---|---|---|---|---|
| 東鉄工業(1835) | 3,965円 | +25円(+0.63%) | 4,105円 | 3,965円 |
| オカダアイヨン(6294) | 1,957円 | -2円(-0.10%) | 2,061円 | 1,957円 |
| パンパシフィックHD(7532) | 755.6円 | -22.1円(-2.84%) | 847円 | 755.6円 |
東鉄工業は前日比プラス0.63パーセント——今日は上げた銘柄です。それでもナンピンになるのは、平均取得単価4,105円に対して、株価が3,965円だからです。今日プラスで終わろうが、まだ買値より140円安い。買い増せば平均取得単価は下がります。
逆のパターンも、これまで何度も書いてきました。8月25日のトピー工(7231)も、9月8日のホンダ(7267)も、その日は大きく下げた銘柄でしたが、平均取得単価より上の値段だったので、押し目買いでした。ホンダに至っては、マイナス4.99パーセントという派手な下げの日に買って、平均取得単価は6円上がっています。
「今日下げたかどうか」と「買値の上か下か」は、まったく別の軸です。ナンピンと押し目買いを分けるのは、後者だけ——このふたつを混ぜて考えると、自分が今どちらをやっているのか分からなくなります。今日の東鉄工業は、その区別がいちばん分かりやすく出た例でした。
平均取得単価はどう動いたか
| 銘柄(コード) | 買い増し前 | 買い増し後 | 平均取得単価の変化 |
|---|---|---|---|
| 東鉄工業(1835) | 22株・4,105円 | 24株・4,093円 | -12円 |
| オカダアイヨン(6294) | 142株・2,061円 | 146株・2,058円 | -3円 |
| パンパシフィックHD(7532) | 120株・847円 | 130株・840円 | -7円 |
いちばん効いたのはパンパシフィックHD(7532)のマイナス7円です。
理由は、買い増し比率にあります。120株に10株を足したので、比率は13分の1。平均取得単価847円に対して755円60銭と、91円40銭も下でした。91円40銭の13分の1で、およそ7円——いつもの計算どおりです。
東鉄工業は22株に2株なので、比率は12分の1。140円の下で買って12分の1なので、およそ12円下がりました。比率はパンパシフィックHDとほぼ同じですが、株価水準が3,965円と高いぶん、円で見た下げ幅が大きくなっています。
オカダアイヨン(6294)は、またしてもマイナス3円でした。142株に4株ですから、比率は36分の1。104円の下で買っても、36分の1では3円にしかなりません。昨日も一昨日もマイナス3円——すでに厚く持っている銘柄のナンピンは、毎回こうなります。
パンパシフィックHDは、下落TOP5に入った銘柄をその日に買った
今日買った3銘柄のうち、パンパシフィックHD(7532)だけは、下落TOP5の3位に入っています。マイナス22円10銭・マイナス2.84パーセントでした。
この銘柄は、8月18日の高値915円50銭から下降トレンドが続いています。わたしは9月1日に下落TOP5の2位で見て、9月2日に10株、9月7日に10株、そして今日また10株——この1週間で3回、10株ずつ足しました。平均取得単価は862円から840円まで、22円下がっています。
それでも、まだ含み損はマイナス10,972円・マイナス10.05パーセントです。ナンピンを3回重ねても、株価の下げのほうが速い——これがナンピンの、いちばん正直な現実だと思っています。
ただ、この銘柄については、そこまで悲観していません。ドン・キホーテを運営する会社で、2026年6月期は売上高2兆4,453億円・プラス8.8パーセント、営業利益1,748億円・プラス7.7パーセント、純利益1,101億円・プラス21.6パーセントと、業績そのものは増収増益です。株価が下がっているのは、業績が悪いからではなく、期待の水準が下がったから——そういう銘柄を、時間をかけて拾っていくのが自分のやり方なので、このまま淡々と続けます。
私の高配当株ポートフォリオ実績
上昇TOP5
| 銘柄(コード) | 保有数 | 平均取得単価 | 終値 | 前日比(%) | 評価損益 | 年間配当金 | 取得利回り | 現在利回り |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| IHI(7013) | 200 | 1,543円 | 2,800.5円 | +158.5(+6.00%) | +251,500円 | 23円 | 1.49% | 0.82% |
| ENEOS(5020) | 400 | 465円 | 1,459円 | +65.5(+4.70%) | +397,600円 | 34円 | 7.31% | 2.33% |
| PILLAR(6490) | 5 | 3,325円 | 9,530円 | +370(+4.04%) | +31,025円 | 188円 | 5.65% | 1.97% |
| ツガミ(6101) | 2 | 3,115円 | 5,030円 | +180(+3.71%) | +3,830円 | 98円 | 3.15% | 1.95% |
| 五洋建設(1893) | 14 | 1,401円 | 1,510円 | +54(+3.71%) | +1,526円 | 52円 | 3.71% | 3.44% |
5銘柄すべてがプラス3.7パーセント超——日経平均がマイナス0.19パーセントの日に、これだけ動いた銘柄が5つあったことになります。
1位のIHI(7013)はプラス6.00パーセント。航空エンジンと原子力を柱にする重工業です。上げた理由は、証券会社の目標株価引き上げが相次いだことでした。8月31日に日系大手証券が3,800円へ、9月2日に米系大手証券が3,450円へ——短期間に2社が続けて評価を引き上げています。第1四半期は売上収益プラス10.9パーセント、営業利益プラス250.5パーセントという決算でしたから、評価の見直しが続いているのも分かります。200株・平均取得単価1,543円に対して終値2,800円50銭、含み益はプラス251,500円・プラス81.50パーセント。今日1日で31,700円増えました。
2位のENEOS(5020)はプラス4.70パーセント。昨日も上昇TOP5の4位に入っていた銘柄で、2日連続の登場です。今日は米系大手証券が強気を継続したうえで、目標株価を1,860円へ引き上げたと伝わりました。8月26日には日系大手証券が1,630円へ引き上げたばかりなので、こちらもIHIと同じ、評価の連続引き上げパターンです。もちろん背景には、中東情勢を受けた原油高があります。400株・平均取得単価465円に対して終値1,459円、含み益はプラス397,600円・プラス213.76パーセント。昨日「含み益率200パーセントまであとわずか」と書いたばかりですが、その翌日にあっさり超えてきました。取得額の3.14倍です。
3位のPILLAR(6490)はプラス4.04パーセント。昨日はマイナス6.82パーセントで下落TOP5の3位でしたから、1日で反転しました。半導体製造装置向けの精密シール部品で、5株・平均取得単価3,325円に対して終値9,530円、含み益率はプラス186.62パーセントです。昨日の9,160円から370円戻して、9月1日の9,800円が見えるところまで来ました。
4位のツガミ(6101)はプラス3.71パーセント。この銘柄も、昨日はマイナス8.32パーセントで下落TOP5の1位でした。PILLARとまったく同じ、1日での反転です。精密工作機械、なかでも小型自動旋盤の会社で、2027年3月期第1四半期は売上収益プラス35.3パーセントの430億円、営業利益プラス55.2パーセントの135億円と過去最高を更新しています。2株しか持っていない銘柄ですが、平均取得単価3,115円に対して終値5,030円、含み益率はプラス61.48パーセントです。
5位の五洋建設(1893)はプラス3.71パーセント。海洋土木で国内トップの準大手ゼネコンです。国内土木の受注が堅調で、シンガポール・香港の大型工事も進捗、洋上風力向けの作業船への投資も続けています。14株・平均取得単価1,401円に対して終値1,510円、含み益率はプラス7.78パーセント——8月10日に新規で買って、9月2日に押し目買いした銘柄なので、まだ持ち始めて1カ月です。年間配当52円で、取得利回り3.71パーセント・現在利回り3.44パーセント。今日の上昇TOP5のなかでは、いちばんインカム効率が現在値に近い銘柄でした。
上昇TOP5を見ていて気づいたのは、1位と2位がどちらも「目標株価の引き上げ」で上げていることです。業績発表そのものではなく、業績に対する評価の見直し——しかも、複数の証券会社が短期間で続けて動いたという点まで同じでした。
下落TOP5
| 銘柄(コード) | 保有数 | 平均取得単価 | 終値 | 前日比(%) | 評価損益 | 年間配当金 | 取得利回り | 現在利回り |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 任天堂(7974) | 23 | 7,003円 | 8,401円 | -349(-3.99%) | +32,154円 | 162円 | 2.31% | 1.93% |
| SBI HD(8473) | 208 | 1,735円 | 3,217円 | -132(-3.94%) | +308,256円 | 95円 | 5.48% | 2.95% |
| パンパシフィックHD(7532) | 130 | 840円 | 755.6円 | -22.1(-2.84%) | -10,972円 | 10円 | 1.19% | 1.32% |
| AB&C(9251) | 55 | 1,019円 | 1,503円 | -40(-2.59%) | +26,620円 | 60円 | 5.89% | 3.99% |
| FPG(7148) | 48 | 1,932円 | 1,675円 | -42(-2.45%) | -12,336円 | 92.7円 | 4.80% | 5.53% |
1位の任天堂(7974)はマイナス3.99パーセント。昨日9月8日にNintendo Directの配信があった銘柄です。発表を材料に反発を試みたものの戻り切れず、今日は大きく売られました——典型的な「好材料出尽くし」の形に見えます。しかも、9月3日から9月7日にかけては証券各社の目標株価引き上げが相次ぎ、9月7日には13,200円への引き上げも報じられていたそうです。評価は上がり続けているのに、株価は5営業日で8,821円から8,401円へ4.8パーセント下げた——材料と値動きが、はっきりずれている局面です。23株・平均取得単価7,003円に対して終値8,401円、含み益率はプラス19.96パーセントです。
2位のSBI HD(8473)はマイナス3.94パーセント。こちらも9月7日に日系大手証券が目標株価を3,800円へ引き上げたばかりの銘柄でした。9月2日の3,227円から9月8日の3,349円まで上げたあと、今日その上げ分をきれいに打ち消した格好です。208株持っているので、マイナス132円は27,456円の含み益減少——今日の下落TOP5のなかで、金額のダメージがいちばん大きかった銘柄になります。それでも平均取得単価1,735円に対して終値3,217円、含み益率はプラス85.42パーセント。年間配当95円に対する取得利回りは5.48パーセントで、わたしのポートフォリオでも上位のインカム効率です。
3位のパンパシフィックHD(7532)はマイナス2.84パーセント。今日10株買い増した銘柄であり、下落TOP5のなかで含み損の1つめでもあります。130株・平均取得単価840円に対して終値755円60銭、評価損益はマイナス10,972円・マイナス10.05パーセント。詳しくは本日の取引のところに書いた通りです。
4位のAB&C(9251)はマイナス2.59パーセント。「Agu.」ブランドで美容室を直営とフランチャイズで展開する会社です。画面には決算マークが付いていましたが、2026年10月期の第3四半期決算は「9月中旬」の予定で、まだ発表されていません。つまり今日の下げは、決算を受けたものではなく、決算前の様子見や警戒売りだと見ています。55株・平均取得単価1,019円に対して終値1,503円、含み益率はプラス47.50パーセント。年間配当60円で、取得利回りは5.89パーセント——上昇TOP5・下落TOP5の10銘柄のなかで、いちばん高い取得利回りです。
5位のFPG(7148)はマイナス2.45パーセント。航空機や船舶のオペレーティングリース、不動産小口化商品を扱う金融サービス会社です。第3四半期累計で売上高が前年同期比マイナス43.3パーセントの514億円と、国内不動産ファンド事業の落ち込みが大きく効いています。加えて、税制改正で不動産小口化商品の相続税・贈与税メリットが減る可能性も指摘されており、そのあたりが上値を抑えているようです。48株・平均取得単価1,932円に対して終値1,675円、評価損益はマイナス12,336円・マイナス13.30パーセント。
下落TOP5のうち、上位2銘柄がどちらも「目標株価を引き上げられた直後に売られた」というのが、今日のいちばん皮肉なところでした。上昇TOP5の1位と2位が目標株価引き上げで上げ、下落TOP5の1位と2位が目標株価引き上げのあとで下げている——同じ材料が、銘柄によって正反対に働いた一日です。
ポートフォリオ全体
| 評価額 | 含み損益 | 含み損益(%) | 前日比 | 前日比(%) |
|---|---|---|---|---|
| 37,100,667円 | +13,370,653円 | +56.34% | +500円 | 0.00% |
評価額3,710万円、含み損益プラス1,337万円、含み損益率プラス56.34パーセント。昨日のプラス56.40パーセントから、マイナス0.06パーセントポイントです。
いつものように分解しておきます。
| 要因 | 影響 |
|---|---|
| 株価による変動 | +0.00ppt |
| 買い増しによる分母の増加 | -0.06ppt |
| 合計 | -0.06ppt |
今日は23,314円を買い増しているので、取得コストは23,706,726円から23,730,014円へ増えました。株価がほとんど動かなかったので、含み損益率の変化は、ほぼ全部が分母の増加によるものです。
9月2日のワンポイント解説で書いた通り、買い増しをすると、株価が1円も動かなくても含み益率は下がります。今日はそれが、混じり気なしの形で観測できたわけです。23,314円という小さな買い増しでも、マイナス0.06パーセントポイント——この数字を「損した」と受け取る必要はまったくありません。含み益の絶対額は1円も減っておらず、増えた株数のぶんだけ将来の配当が増えているだけです。
そして、今日いちばん書いておきたいのは、この「プラス500円」という数字そのものです。
上昇TOP5の5銘柄だけで、含み益はざっと8万円ほど増えています。IHIがプラス31,700円、ENEOSがプラス26,200円——この2銘柄だけで6万円近い。一方、下落TOP5の5銘柄では、SBI HDのマイナス27,456円を筆頭に、やはり数万円が消えています。それでも、194銘柄すべてを合計した結果は、プラス500円でした。
これは、狙って作れる数字ではありません。ただ、効き方の向きが違うものを、そこそこの数だけ持っていると、こういう日が生まれる——分散の効果というのは、結局こういうことなんだと思います。
📚 初心者向けワンポイント解説:配当性向とは——「その配当、どこから出ているのか」を確かめる指標
今日の下落TOP5の4位に入ったAB&C(9251)は、年間配当60円・現在利回り3.99パーセントという、なかなか魅力的な数字を持っています。
ところが、この会社の配当性向を見ると、95.4パーセントです。稼いだ利益の、ほぼ全部を配当に回していることになります。
高配当株を選ぶとき、配当利回りだけを見ていると必ずどこかで足をすくわれます。そこで一緒に見るのが、配当性向です。今日はこれを整理しておきます。
配当性向とは何か
配当性向は、「その年の純利益のうち、何パーセントを配当に回したか」という比率です。
計算式は、とてもシンプルです。
配当性向=配当金の総額 ÷ 純利益 × 100
1株ベースで言い換えると、「1株配当 ÷ 1株当たり利益(EPS)」になります。
たとえば、EPSが100円の会社が30円配当するなら、配当性向は30パーセント。同じEPS100円で60円配当するなら、60パーセントです。
配当利回りとの違い
この2つは、まったく違うものを測っています。混同されやすいので、並べておきます。
| 指標 | 計算式 | 分母 | 何を測るか |
|---|---|---|---|
| 配当利回り | 1株配当 ÷ 株価 | 株価 | 投資家から見た受取効率 |
| 配当性向 | 1株配当 ÷ EPS | 利益 | 会社から見た支払い負担 |
配当利回りの分母は株価なので、株価が下がれば利回りは自動的に上がります。業績が悪化して株価が半値になれば、配当利回りは2倍です。「利回りが高い」という事実だけでは、良い会社なのか、売られている会社なのか区別がつかない——ここが落とし穴になります。
一方、配当性向の分母は利益です。利益に対して配当が重すぎないかを、株価とは無関係に測れます。
目安はどのあたりか
日本企業の平均は、おおむね30パーセントから40パーセントのあいだです。近年は株主還元の強化が進んで、40パーセント前後を「目標」として掲げる会社が増えました。
わたしの見方は、こんな感じです。
| 配当性向 | 読み方 |
|---|---|
| 20%未満 | 内部留保重視。増配余地は大きいが、今は還元に消極的 |
| 30〜50% | 標準的。増配余地も残しつつ、還元もしている健全な水準 |
| 50〜80% | 還元に積極的。ただし減益局面での維持は苦しくなる |
| 80〜100% | 利益のほぼ全額を配当。減益=減配のリスクが高い |
| 100%超 | 利益を超えて配当。過去の蓄えを取り崩している状態 |
ここで大事なのは、「高いから悪い」「低いから良い」という単純な話ではないということです。
高い配当性向が問題になる場面、ならない場面
配当性向が高いこと自体は、悪ではありません。成熟した事業で、大きな設備投資も要らず、稼いだお金の使い道が他にない会社なら、株主に返すのは正しい判断です。むしろ、使い道のないお金を抱え込むほうが、資本効率としては良くない。
問題になるのは、利益が減ったときです。
配当性向95パーセントの会社は、利益が1割減ったら、配当性向は約106パーセントになります。利益を超えて配当を出す状態です。1年や2年なら過去の蓄えで払えますが、それが続けば、いずれ減配せざるを得ません。
逆に配当性向30パーセントの会社なら、利益が3割減っても配当性向は43パーセント。まだ余裕があるので、配当を据え置けるわけです。
つまり配当性向は、「減益に対する配当のクッションが、どれだけ残っているか」を示す数字——わたしはそう理解しています。
DOEという別の物差しも増えてきた
最近は、配当性向ではなくDOE(株主資本配当率)を還元方針に掲げる会社が増えました。
DOEは、「株主資本に対して何パーセント配当するか」という指標です。分母が利益ではなく株主資本なので、利益が振れても配当が振れにくいという特徴があります。
利益は年によって大きく上下しますが、株主資本はゆっくりしか動きません。DOEを基準にすると、業績が悪い年でも配当を維持しやすくなる——累進配当や安定配当を掲げる会社が、DOE基準を採用することが多いのは、そのためです。
高配当株投資家として、どう使うか
わたしの使い方は、配当利回りで候補を拾って、配当性向で足切りするという順番です。
利回り4パーセント超の銘柄を見つけたら、必ず配当性向を確認します。それが35パーセントなら、増配の余地がまだ十分にある。それが90パーセントなら、その4パーセントは「今年だけの利回り」かもしれない——そういう読み分けをします。
ただし、これも一発で切り捨てる話ではありません。今日のAB&C(9251)は配当性向95.4パーセントと高いですが、2026年10月期の会社予想は売上高229億円・営業利益24億円と、前期から大幅な増益見通しです。利益が増えれば、同じ配当額でも配当性向は自然に下がります——高い配当性向が「一時的なもの」なのか「常態」なのかは、必ず見通しとセットで見る必要があります。
もうひとつ、忘れがちなことを書いておきます。配当性向は、自分の取得利回り(YOC)とは何の関係もありません。わたしがAB&Cを1,019円で買っていて取得利回りが5.89パーセントであることと、この会社が利益の95パーセントを配当に回していることは、別々の事実です。前者はわたしの過去の買い方の結果、後者はこの会社の今の体力——混ぜずに、両方を見る。**それが長く持つためのやり方だと思っています。
配当情報
今日はニチリン(5184)の中間配当が入金しました。税引後で380円です。
| 銘柄(コード) | 基準日の保有株数 | 1株中間配当 | 配当金総額 | 税額 | 受取額(税引後) |
|---|---|---|---|---|---|
| ニチリン(5184) | 5株 | 95円 | 475円 | 95円 | 380円 |
ニチリンは12月決算の会社なので、6月末を基準日とする中間配当が9月に入金します。9月1日のJT・INPEXほか6銘柄、9月4日のヤマハ発動機ほか4銘柄、9月7日の住友林業、9月8日のNSグループと東京建物——この2週間、まったく同じサイクルが続いています。
そして今日は、この1週間で初めて、基準日の株数と今の株数が一致していました。
5株で買ってから一度も買い増していない銘柄なので、6月末も今も5株。先週から4回続けて「基準日のあとに買い増したぶんは対象外」という話を書いてきたので、ずれのない配当は、なんだか久しぶりです。
ニチリンは、自動車用のホースを作っている会社です。二輪車用ブレーキホースでは世界トップクラスのシェアを持っています。2026年12月期の年間配当予想は190円で、今回の中間95円は、そのちょうど半分——中間と期末できれいに折半する会社でした。
5株・平均取得単価3,450円に対して年間190円なので、取得利回りは5.51パーセント。今日の終値4,045円に対する現在利回りは4.70パーセントです。5株しか持っていないので年間の受取は950円(税引前)にすぎませんが、取得利回り5.5パーセントというのは、わたしのポートフォリオでも上位の水準です。
9月に入って7営業日で、税引後の受取配当は合計64,494円になりました。
| 入金日 | 内容 | 受取額(税引後) |
|---|---|---|
| 9/1(火) | JT・INPEXほか6銘柄 | 40,870円 |
| 9/2(水) | オプテックスグループ(6914) | 183円 |
| 9/3(木) | ヒューリック(3003) | 4,486円 |
| 9/4(金) | ヤマハ発動機・キリンHD・サンセイランディック・荏原実業 | 10,980円 |
| 9/7(月) | 住友林業(1911) | 2,869円 |
| 9/8(火) | NSグループ(471A)・東京建物(8804) | 4,726円 |
| 9/9(水) | ニチリン(5184) | 380円 |
| 9月累計 | — | 64,494円 |
今日の買い増しは23,314円でした。今日受け取った配当380円では、まったく足りていません。それでも、今週に入ってからの買い増し141,166円に対して、9月の累計配当は64,494円——まだ半分弱です。配当だけで買い増しをまかなえる日は、まだ先だと思っています。
明日以降の注目ポイント
- 中東情勢の続報と、NY原油94ドル台からさらに水準を切り上げるか
- 原油高が世界的な金利上昇にどこまで波及するか、国内長期金利2.875パーセントの行方
- ドル円153円台での小競り合いが、どちらに抜けるか
- 日経平均が65,000円という節目を守れるか、日中値幅776円の荒さが続くか
- AB&C(9251)の9月中旬に予定されている2026年10月期第3四半期決算
- キオクシアHD(285A)の10月1日の株式分割(1株→3株)に向けた需給
- 9月末の権利付き最終日(9月28日)に向けた高配当株の買い需要
- 九州電力(9508)の9月29日の上場廃止と、キューデンホールディングスの10月1日上場に向けた需給
まとめ
今日9月9日は「両側に派手に動いて、合計はゼロ」という一日でした。日経平均マイナス0.19パーセントの65,142.78円、TOPIXマイナス0.09パーセントの4,046.64、わたしのポートフォリオはプラス0.00パーセントという結果です。
| 9/9 | |
|---|---|
| 日経平均 | -0.19% |
| TOPIX | -0.09% |
| わたしのポートフォリオ | +0.00% |
日経平均は2営業日続落でしたが、中身は静かではありませんでした。始値65,087円22銭から10時26分に65,794円03銭まで、前日比プラス525円。そこから後場に崩れて14時32分に65,017円68銭の安値——日中値幅は776円です。中東情勢の悪化を受けたNY原油94ドル67銭・プラス1.76パーセントへの上昇と、それが世界的な金利上昇につながるという警戒が、後場の重荷になりました。支えは電線株です。ドル円は153円26銭と0円54銭の円高、国内長期金利は2.875パーセントへ小幅低下しました。
ポートフォリオは前日比プラス500円・プラス0.00パーセント、対日経プラス0.19パーセントポイント・対TOPIXプラス0.09パーセントポイント。2営業日連続で、両方の指数に勝ちました。48日累計は対日経プラス15.77パーセントポイントからプラス15.96パーセントポイントへ拡大しています。9月の7営業日を振り返ると、日経平均が下げた4日はすべて対日経でプラス、上げた2日はどちらも大きくマイナス——下げに強く、上げについていけない性格は、48日たっても変わりません。
上昇TOP5はIHI(7013)プラス6.00パーセント、ENEOS(5020)プラス4.70パーセント、PILLAR(6490)プラス4.04パーセント、ツガミ(6101)プラス3.71パーセント、五洋建設(1893)プラス3.71パーセント。5銘柄すべてがプラス3.7パーセント超でした。IHIとENEOSは、どちらも証券会社の目標株価引き上げが相次いだことが材料です。ENEOSは含み益率プラス213.76パーセント——昨日「200パーセントまであとわずか」と書いた翌日に、あっさり超えてきました。PILLARとツガミは、昨日の下落TOP5から1日で反転しています。
下落TOP5は任天堂(7974)マイナス3.99パーセント、SBI HD(8473)マイナス3.94パーセント、パンパシフィックHD(7532)マイナス2.84パーセント、AB&C(9251)マイナス2.59パーセント、FPG(7148)マイナス2.45パーセント。任天堂は昨日のNintendo Direct後の好材料出尽くし、SBI HDは9月7日の目標株価引き上げ後の上げ分の巻き戻しです。上昇TOP5の1位・2位が目標株価引き上げで上げ、下落TOP5の1位・2位が目標株価引き上げのあとで下げた——同じ材料が正反対に働いた一日でした。AB&Cは決算マークが付いていましたが、第3四半期決算は9月中旬の予定でまだ未発表なので、決算前の警戒売りと見ています。
本日の取引は3銘柄・16株・合計23,314円で、すべてナンピンです。東鉄工業(1835)は今日プラス0.63パーセントと上げた銘柄でしたが、平均取得単価4,105円に対して株価3,965円なので、買い増せば平均取得単価は下がります——「今日下げたかどうか」と「買値の上か下か」は別の軸だという、分かりやすい例になりました。平均取得単価がいちばん動いたのはパンパシフィックHD(7532)のマイナス7円で、120株に10株を足した比率13分の1に、91円40銭の値下がり幅が掛かった結果です。この銘柄は9月2日・9月7日・9月9日と、1週間で3回10株ずつ買い増して、平均取得単価は862円から840円まで下がりましたが、含み損はまだマイナス10.05パーセント。ナンピンを3回重ねても株価の下げのほうが速い——これがナンピンの正直な現実です。
含み損益率はプラス56.40パーセントからプラス56.34パーセントへ、マイナス0.06パーセントポイント。株価によるものがプラス0.00ppt、買い増しによる分母の増加がマイナス0.06ppt——株価がほとんど動かなかったので、ほぼ全部が分母の効果でした。
そしてニチリン(5184)の中間配当が、税引後で380円入金。この1週間で初めて、基準日の株数と今の株数が一致した銘柄です。9月に入って7営業日で、受取配当は累計64,494円になりました。
上昇TOP5だけで含み益は8万円ほど増え、下落TOP5では数万円が消え、それでも合計はプラス500円。狙って作れる数字ではありませんが、効き方の向きが違うものをそこそこの数だけ持っていると、こういう日が生まれる——分散の効果というのは、結局こういうことなんだと思います。
明日も、地味に、着実に。
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免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。