【2026年7月17日】エンジニアの高配当株ポートフォリオ記録|日経-2,694円で歴代5位の下落幅、キオクシアは最高値の半値・時価総額30兆円消失!それでもポートフォリオは-1.61%で対日経+2.42pptと防御、12日累計+12.36pptで大台突破(vs 日経平均・TOPIX)

今日のサマリー

今日7月17日(金)の東京株式市場は、日経平均がマイナス2,694.42円・マイナス4.03パーセントの64,141.12円で大幅続落、TOPIXもマイナス109.58・マイナス2.72パーセントの3,919.21と反落——「日経平均の下落幅は歴代5位」という歴史的な暴落の一日となりました。日経平均は前引時点でマイナス2,939円寄付から売りが先行して一時マイナス4,130円まで下落する場面もあり、”歴代級の下落幅”を数字で示す展開。

背景はAI半導体バブルの調整局面——「AI関連の高すぎる成長期待が巻き戻された」というのが本質です。前夜の米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)がマイナス4.3%世界的にAI関連銘柄への利益確定売りが集中。象徴的だったのがキオクシア(285A)がマイナス16.10%でストップ安、6月22日の最高値112,700円からわずか1ヶ月弱で半値52,110円時価総額約30兆円が消失という前代未聞の展開(詳細は📚解説で)。AI半導体一極相場という7月上旬まで続いていた景色が、完全に“崩壊”局面へ移行した象徴的な一日でした。

わたしのポートフォリオはマイナス1.61パーセント・マイナス557,224円——日経平均をプラス2.42パーセントポイント・TOPIXをプラス1.11パーセントポイントで大幅アウトパフォームしました!含み損益率はプラス50.56パーセント、含み損益額はプラス1,142万円台を維持——歴代5位の暴落日にポートフォリオはマイナス1.6%で踏みとどまったという、バリュー分散の防御力が最大限に発揮された一日でした。11日累計プラス9.94pptから12日累計プラス12.36pptへ——ついに対日経プラス10ppt超えの大台を突破しました!

今日の3大トピックは:

  1. 日経平均マイナス2,694円で歴代5位の下落幅——AI関連の成長期待の巻き戻しで世界同時安、プライム市場のほぼ全面安の一日
  2. キオクシア(285A)がマイナス16.10パーセントでストップ安、時価総額30兆円が消失——6/22最高値から1ヶ月弱で半値ナンピン狙いの2株のS株成行注文は失効(詳細は📚解説で)
  3. 対日経12日累計プラス12.36ppt、ついに大台+10ppt超え——バリュー分散の“シートベルト”がAI半導体クラッシュから資産を守った

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 34,013,740円 -557,224円 -1.61%
日経平均 64,141.12円 -2,694.42円 -4.03%
TOPIX 3,919.21 -109.58 -2.72%

日経平均とTOPIXの差はマイナス1.31パーセントポイント——AI半導体寄与度の高い日経が主戦場となり、TOPIXは比較的踏みとどまった構図。7/13や7/16と同じ“AI半導体一極相場の下げバージョン”が、過去最悪レベルの規模で再来した——というのが今日の相場の性格です。わたしのバリュー分散型ポートフォリオがTOPIXよりさらに1.11ppt上回った——これはバリュー・銀行・エネルギー・インフラの分散が広く効いた結果です。

12日累計で対日経+12.36pptに拡大——+10pptの大台を突破!

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7/2(水) -2.47% +0.09% +1.50% +3.97ppt
7/3(木) +1.47% +1.24% +1.08% -0.39ppt
7/6(月) -0.01% +0.92% +1.54% +1.55ppt
7/7(火) -2.12% -0.97% -0.07% +2.05ppt
7/8(水) -2.11% -1.37% -0.62% +1.49ppt
7/9(木) +1.38% +0.35% -0.27% -1.65ppt
7/10(金) +1.20% +0.39% -0.15% -1.35ppt
7/13(月) -1.92% -0.71% +0.09% +2.01ppt
7/14(火) +0.74% +0.79% +1.02% +0.28ppt
7/15(水) +1.49% +1.22% +1.24% -0.25ppt
7/16(木) -2.79% -1.45% -0.56% +2.23ppt
7/17(金) -4.03% -2.72% -1.61% +2.42ppt ← 歴史的暴落を守った
12日累計 -9.17% -3.01% +3.19% +12.36ppt ← 大台+10ppt突破!

12日累計で日経平均マイナス9.17パーセントに対してポートフォリオはプラス3.19パーセント対日経通算プラス12.36パーセントポイント——ついに+10pptの大台を突破しました!日経が-4.03%の“歴代5位”の下落を記録した日にポートフォリオが-1.61%で踏みとどまった——これはバリュー分散の“シートベルト”が最も真価を発揮する場面での見事な結果です。

【考察】キオクシア連日大幅下落、ナンピン2株が”約定せず”で終わった意味

ユーザーから頂いた「最近買ったキオクシアが連日の大幅下落で、ナンピン2株注文したのですが約定せずでした」というご報告——これは、“ストップ安相場での成行注文が失効する”というやや珍しいケースを体験したことになります。

キオクシア(285A) 4日間の推移

日付 終値 前日比 わたしの含み損益(2株) 出来事
7/14(火) 69,100円 初買い 0円 打診買い
7/15(水) 73,100円 +5.79% +8,000円 ASML好決算追い風で歓喜
7/16(木) 62,110円 -15.03% -13,980円 TSMC砲不発で急落
7/17(金) 52,110円 -16.10% ← S安 -33,980円 さらに急落、時価総額30兆円消失

わずか4営業日で「打診買い→歓喜→後悔→歴史的暴落」という株式市場の激しさを、まさに”教科書通り”に体験する展開になりました。

「S株成行注文の失効」が意味すること

今日、ユーザーが出したキオクシアのS株(単元未満株)成行注文2株が“[失効][未出来]”として処理されました。これは、通常であれば約定するはずの成行注文が、SBI証券のシステム上約定できなかったということ。

推測される理由:

  • ストップ安に張り付いていたため、SBIが値付けする際の“適正な価格帯”が見つからず失効した可能性
  • S株はSBI証券が独自に値付けする仕組みで、大幅な値動き局面では買い注文と売り注文のマッチングが成立しないケースがある
  • 特にストップ安相場では、下値を試す売り注文が優勢で、買い注文が対応する価格に届かない

結果論としてどう見るか

“失効”は結果的にラッキーだった可能性が高い——理由:

  1. もし約定していたら: 平均取得単価 (69,100×2 + 52,110×2) ÷ 4 = 60,605円/株 に低下
  2. 翌日以降さらに下落する可能性: 6/22最高値からまだ半値になったばかり、下値模索の余地あり
  3. 急落中の “落ちるナイフを掴む” リスク: 打診買いの規律を守るなら、下げ止まり確認後にナンピンする方が合理的

結論: 失効は“見えない防御機能”として働いた——“落ちるナイフを掴まない”というルールをシステムが強制してくれた形とも言えます。

わたしの現時点の判断

  • キオクシアは引き続き“損切りせず継続保有”——中長期のAI半導体・NANDメモリ需要への信念は変わらず
  • ナンピンは急がない——明日以降の下げ止まり確認が最優先
  • 打診買いの2株ポジションなので、最悪の場合の損失は限定的(-33,980円 = 資産全体の 0.1%)

本日の取引

キオクシアの追加ナンピン2株は失効他6銘柄はすべて約定済——歴史的暴落の日にあえて“バリュー系ディフェンシブ”を打診買い、というのが今日の戦略でした。

銘柄(コード) 約定株数 約定単価 約定金額 意図
キオクシアHD(285A) 0(失効) ナンピン狙いだったが約定せず(S株成行が失効)
高純度化(4973) 2 約4,650円 約9,300円 決算前(7/24発表予定)の押し目買い継続
メタウォーター(9551) 2 約3,075円 約6,150円 水処理インフラの押し目買い
月島HD(6332) 2 約2,563円 約5,126円 水処理エンジニアリングの押し目買い
栗本鐵(5602) 4 約1,435円 約5,740円 鉄鋼バリューの押し目買い
前沢給装(6485) 4 約1,522円 約6,088円 給水給湯設備の押し目買い
東鉄工(1835) 2 約4,040円 約8,080円 鉄道建設インフラの押し目買い
合計 16株 約40,484円

6銘柄の意図——「AI半導体クラッシュの反対側」を攻める

今日の6銘柄には明確な共通項があります:

  • 1銘柄も“AI半導体関連”がない——AI半導体クラッシュの影響から完全に切り離された銘柄群
  • 水処理2社(メタウォーター・月島HD)+給水設備(前沢給装)で“水インフラ”の集中買い——内需の代表格、AIバブルとは無縁
  • 鉄鋼(栗本鐵)・建設(東鉄工)——バリュー株の王道
  • 高純度化(4973)——半導体素材だが7/24決算予定、決算前の押し目狙い

「AI半導体クラッシュの日ほど、AIから最も遠い銘柄を仕込む」——これは、セクター分散を意識したリバランス戦略の実践です。

キオクシア注文失効の教訓

S株の成行注文でも約定しないケースがある——今日の教訓として、急落相場では“指値注文”を使う方が確実という選択肢もあります。ただし、打診買いの2株レベルなら「失効=見送り」でも実害は少なく“落ちるナイフを掴まない”というルールに沿った動きとして結果オーライと言えます。

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 配当利回り
7&iHD(3382) 28 1,934円 2,080円 +73(+3.64%) +4,088円 2.88%
センコーグループHD(9069) 220 1,055円 2,195円 +74(+3.49%) +250,800円 2.55%
任天堂(7974) 23 7,003円 7,294円 +214(+3.02%) +6,693円 2.22%
日清食HD(2897) 4 2,879円 2,955円 +82.5(+2.87%) +304円 2.37%
JT(2914) 170 3,817円 6,347円 +152(+2.45%) +430,100円 3.81%

日経-4.03%の歴史的暴落日にプラス圏の銘柄が5つもあった——これがバリュー分散型ポートフォリオの防御力そのものです。

上昇1位は7&iHD(3382)がプラス3.64%——セブン&アイHDの持株会社コンビニ・スーパーの生活密着型ディフェンシブが、AI半導体売りの反対側でしっかり買われました。

上昇2位のセンコーグループHD(9069)プラス3.49%——220株保有・含み益プラス250,800円・プラス108.06パーセントという物流の主力銘柄が、AI売りの受け皿として資金流入。含み益額の増分では今日最大クラスの銘柄でした。

上昇3位の任天堂(7974)プラス3.02%は、ゲーム機・IPコンテンツというAI半導体とは全く別セクター——23株の少額保有でも押し目からの反発を示しました。

上昇5位のJT(2914)プラス2.45%——170株保有・含み益プラス430,100円・プラス66.28パーセントという主力バリュー銘柄“歴史的暴落の日に高配当バリューが買われる”というリスクオフムードの典型を体現しました。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 配当利回り
キオクシアHD(285A) 2 69,100円 52,110円 -10,000(-16.10%) ← S安 -33,980円 0.00%
OKI(6703) 5 2,058円 3,060円 -260(-7.83%) +5,010円 2.12%
PILLAR(6490) 5 3,325円 9,380円 -720(-7.13%) +30,275円 2.00%
NGK(5333) 20 1,976円 6,005円 -460(-7.12%) +80,580円 1.77%
十六FG(7380) 50 459円 2,312円 -171(-6.89%) +92,650円 2.16%

下落TOP5の1位はキオクシア(285A)マイナス16.10%でストップ安——7/16の-15.03%に続いて2日連続の東証プライム下落率上位という壊滅的な下げ6月22日の最高値112,700円からわずか1ヶ月弱で52,110円と半値割れ時価総額約30兆円が消失という前代未聞の事態です(詳細は📚で)。

下落2位のOKI(6703)マイナス7.83%通信機器・システム下落3位のPILLAR(6490)マイナス7.13%半導体製造装置向け精密部品——AI半導体全面安のショックが、周辺セクターにも波及した形。PILLARは含み益率プラス182.11%下落4位のNGK(5333)は含み益率プラス203.90%下落5位の十六FG(7380)は含み益率プラス403.70%——“含み益率100〜400%超の主力銘柄が下落TOP5に並ぶ贅沢な話”でもあります。長期のポジションは依然として盤石です。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
34,013,740円 +11,422,763円 +50.56% -557,224円 -1.61%

含み損益率はプラス50.56パーセント(昨日+53.12%から2.56ppt低下)、含み損益額はプラス1,142万円台——歴史的暴落の日にも含み益率50%台をキープしました。日経が-4.03%下げた日にポートフォリオが-1.61%で済んだ——この2.42pptの差が、バリュー分散の“防御シールド”の厚みをそのまま示しています。

📚 初心者向けワンポイント解説:「AI半導体バブルの終焉? — キオクシア30兆円消失が示すこと」

今日、キオクシア(285A)は時価総額約30兆円が消失という前代未聞の展開になりました。6月22日に付けた最高値112,700円から、わずか1ヶ月弱で半値52,110円——同時に東証プライム時価総額ランキング1位から一時5位へ転落するほどのショックです。この動きが何を意味するのか、長期投資家として整理してみます。

キオクシア株価の”急騰→半値”の推移

1
2
3
4
5
6
7
8
2026年5月:  30,000円台(NAND価格上昇+AI需要期待で急騰開始)
2026年6月22日: 112,700円(最高値、時価総額約60兆円で東証首位)
2026年7月上旬: 90,000円台で高値もみ合い
2026年7月7日: サムスンショックでAI半導体売り
2026年7月14日: 69,100円(わたしが初買い、"高値づかみ気味"と反省)
2026年7月15日: 73,100円(+5.79%、ASML好決算追い風で歓喜)
2026年7月16日: 62,110円(-15.03%、TSMC砲不発)
2026年7月17日: 52,110円(-16.10%、S安、最高値の半値)

わずか25日で株価が半分に——時価総額約30兆円が“消失”という表現がされる規模です。

「時価総額30兆円消失」は何を意味するのか

  • 世界の投資家がキオクシアに投じていた資金評価が半減した
  • 信用取引で買っていた投資家の追証・強制決済が続いた
  • AI半導体一極集中相場の“象徴的銘柄”がクラッシュすることで、日経平均全体を歴代5位の下落幅まで押し下げた

AI半導体バブルの終焉? 3つの見方

見方1: 一時的な調整(楽観論)

  • ASML・TSMCの決算は好調(AI需要は本物)
  • 単に“上げすぎの反動”押し目買いのチャンス
  • NAND需要は中長期で成長継続

見方2: バブル崩壊の始まり(悲観論)

  • 6月まで異常な急騰→短期間で半値という値動きは典型的なバブル崩壊パターン
  • 信用買い残の積み上がりがまだ解消されていない
  • AI関連銘柄全体に警戒感が波及

見方3: 高値圏でのボラティリティ増大(中立論・現実的)

  • AI半導体は依然として成長セクターだが、過剰な期待値が調整される局面
  • 短期の値動きは激しいが、中長期の企業価値は変わらない
  • 打診買いレベルのポジションで長期保有継続が現実解

わたしの結論

“見方3”に近いスタンス——キオクシアは“損切りせず継続保有”、しかしナンピンは急がない。今日のS株成行注文失効も、“落ちるナイフを掴まない”というルールをシステムが強制してくれたと解釈できます。

AI半導体は依然として成長セクターだが、“時価総額60兆円→30兆円→どこまで”という調整幅は誰にも予測不能——だからこそ、打診買いの2株というポジションサイズの規律が、“最悪でも資産全体の0.1%”の損失に留める防御機能として働いています。

“歴史的暴落の日”だからこそ、バリュー分散型ポートフォリオの真価が数字で示された(日経-4.03% vs ポートフォリオ-1.61%)——これが、AI一極集中ではなく分散を続ける意義の実証です。

明日以降の注目ポイント

  • キオクシア(285A)の下げ止まり確認——3日連続の大幅下落からどこで底打ちするか
  • 米SOX指数の反発有無——週末の米国市場が来週の方向感を決める
  • AI半導体銘柄全体の底値模索——アドバンテスト・東京エレクトロン・レーザーテック
  • 7/24(木) 高純度化(4973)のQ1決算——保有銘柄で最初の主要決算
  • 来週の日本企業決算本格化——キヤノン・信越化学・日本電産などのQ1決算

まとめ

今日7月17日は「日経-2,694円で歴代5位の下落幅、キオクシア時価総額30兆円消失、それでもポートフォリオは-1.61%で対日経+2.42ppt」の、歴史的な暴落の一日となりました。AI半導体バブルの調整局面が本格化した中、バリュー分散型ポートフォリオが真価を発揮しました。

7/17
日経平均 -4.03% (64,141円、-2,694円で歴代5位)
TOPIX -2.72%
わたしのポートフォリオ -1.61%

わたしのポートフォリオはマイナス1.61パーセント・マイナス557,224円で、日経にプラス2.42パーセントポイント・TOPIXにプラス1.11パーセントポイントで大幅アウトパフォーム含み損益額はプラス1,142万円台含み損益率はプラス50.56パーセント——12日累計対日経通算プラス12.36パーセントポイントついに+10pptの大台を突破しました!

今日の3大トピック:

  1. 日経平均が歴代5位の下落幅(-2,694円、-4.03%) ——AI半導体バブルの調整局面が本格化、世界同時のAI関連売りが東京市場を直撃。
  2. キオクシア(285A)が-16.10%でストップ安、時価総額30兆円消失 ——6/22最高値112,700円から1ヶ月弱で半値52,110円ナンピン2株のS株成行注文は失効——結果的には”落ちるナイフを掴まない”という規律をシステムが守ってくれた形。
  3. バリュー分散が防御力を最大限に発揮 ——日経-4.03%の日にポートフォリオ-1.61%で踏みとどまり対日経12日累計+12.36pptで+10ppt大台突破

上昇TOP5は日経-4.03%の日でも5銘柄がプラス圏——7&iHD+3.64%センコーGHD+3.49%任天堂+3.02%日清食HD+2.87%JT+2.45%——AI半導体売りの反対側で消費・物流・食品などのバリュー・ディフェンシブが資金逃避先として機能しました。JTの+430,100円含み益センコーGHDの+250,800円含み益が特に光っています。

下落TOP5はキオクシア-16.10%が圧倒的1位OKI・PILLAR・NGK・十六FGが続きました——PILLAR含み益率+182.11%・NGK+203.90%・十六FG+403.70%という“含み益率100〜400%超の主力銘柄が下落TOP5に並ぶ贅沢な話”でもあります。中長期のポジションはビクともしません。

本日の取引は7銘柄注文中6銘柄約定(キオクシアのみS株成行失効)——AI半導体クラッシュの反対側にある水処理インフラ・鉄鋼・建設・給水設備への打診買いを実行。AIから最も遠い銘柄群を仕込むというリバランス戦略を実践しました。

明日以降はキオクシアの下げ止まり確認米SOX指数の反発AI半導体銘柄全体の底値模索が焦点。含み益プラス1,142万円のクッションを保ちながら、“歴史的暴落の後の押し目買いチャンス”を虎視眈々と狙う——というのが、今の局面での基本方針です。

明日も、地味に、着実に。


📌 関連記事

免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

【2026年7月16日】エンジニアの高配当株ポートフォリオ記録|「TSMC砲不発」で日経-1,915円大幅反落、キオクシア-15.03%は東証プライム下落率1位!それでもポートフォリオは-0.56%で対日経+2.23pptとバリュー分散が防御(vs 日経平均・TOPIX)

今日のサマリー

今日7月16日(木)の東京株式市場は、日経平均がマイナス1,915.97円・マイナス2.79パーセントの66,835.54円で3日ぶりに大幅反落、TOPIXもマイナス59.33・マイナス1.45パーセントの4,028.79と反落——「TSMC砲不発」という象徴的な一日となりました。日経平均は寄付から売りが先行し、下げ幅は一時2,200円を超える場面もあった、まさに”歴代級の下落幅”の再来です。

背景はTSMC好決算の”好材料出尽くし”売り+米半導体株安と韓国KOSPIの急落という二重の逆風。TSMC(台湾積体電路製造)の2026年4〜6月期決算は純利益が前年同期比77%増の7,065億台湾ドルという過去最高益+市場予想上回りの内容だったにもかかわらず、「決算前に既に材料は織り込み済み」として利益確定売りが噴出。前夜のフィラデルフィア半導体株指数マイナス2.07%韓国総合株価指数(KOSPI)マイナス6%超の急落サンディスク・SKハイニックスがマイナス7%超という世界同時のAI半導体株安の連鎖が、東京市場を直撃しました。

そんな中、わたしのポートフォリオはマイナス0.56パーセント・マイナス193,281円——日経平均をプラス2.23パーセントポイント・TOPIXをプラス0.89パーセントポイントで大幅アウトパフォームしました!含み損益率はプラス53.12パーセント、含み損益額はプラス1,197万円台と昨日の新記録から一歩後退したものの、依然としてプラス1,197万円のクッションを保持。バリュー分散型ポートフォリオの防御力が、今日も見事に発揮された一日でした。

今日の最大のトピックは、キオクシア(285A)がマイナス15.03パーセントで東証プライム下落率1位——昨日の終値73,100円→今日62,110円というわずか一日で1万円/株の急落7/14に69,100円で初買いした2株の含み損益は、7/15+8,000円のプラス→7/16マイナス13,980円のマイナスへと転落しました。「昨日高値で売り抜ければ良かった」——ユーザーからも同じご感想をいただきましたが、これはエグジットタイミングの難しさを語る絶好の教材(詳細は📚解説で)。2株の小口ポジションで留めていたからこそ、含み損は限定的——長期投資家として冷静に受け止めれば良い水準です。

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 34,528,900円 -193,281円 -0.56%
日経平均 66,835.54円 -1,915.97円 -2.79%
TOPIX 4,028.79 -59.33 -1.45%

日経平均とTOPIXの差はマイナス1.34パーセントポイント——「日経平均だけが極端に売られる」AI半導体一極相場の下げバージョン(7/13と同じ構図)。AI半導体寄与度の高い日経が主戦場となり、TOPIXは比較的踏みとどまった——これがバリュー分散型ポートフォリオが強かった理由です。

11日累計で対日経+9.94pptに大幅拡大——ついに+10pptに肉薄

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7/2(水) -2.47% +0.09% +1.50% +3.97ppt
7/3(木) +1.47% +1.24% +1.08% -0.39ppt
7/6(月) -0.01% +0.92% +1.54% +1.55ppt
7/7(火) -2.12% -0.97% -0.07% +2.05ppt
7/8(水) -2.11% -1.37% -0.62% +1.49ppt
7/9(木) +1.38% +0.35% -0.27% -1.65ppt
7/10(金) +1.20% +0.39% -0.15% -1.35ppt
7/13(月) -1.92% -0.71% +0.09% +2.01ppt
7/14(火) +0.74% +0.79% +1.02% +0.28ppt
7/15(水) +1.49% +1.22% +1.24% -0.25ppt
7/16(木) -2.79% -1.45% -0.56% +2.23ppt
11日累計 -5.14% -0.29% +4.80% +9.94ppt ← +10pptに肉薄!

11日累計で日経平均マイナス5.14パーセントに対してポートフォリオはプラス4.80パーセント対日経通算プラス9.94パーセントポイント——7/15までの+7.71pptから一気に+2.23ppt拡大プラス10pptの大台まであとわずかです。日経が-2.79%の大幅下落した日にポートフォリオが-0.56%で踏みとどまった——これはバリュー分散が最も真価を発揮する場面で見事な結果を示せました。

【考察】「昨日売り抜ければ良かった」——キオクシアの2日間の値動きから学ぶ教訓

ユーザーから頂いた「キオクシアは昨日売り抜けるのがよかったかもですね」というご感想——これは、エグジットタイミングの難しさを象徴する非常に大事な観察です。エントリー(7/14)→ピーク(7/15)→急落(7/16)という3日間のドラマを冷静に振り返ります。

キオクシア(285A) 3日間の含み損益推移

日付 終値 前日比 2株の含み損益 わたしの感想
7/14(火) 69,100円 初買い 0円 「高値づかみ気味」の反省
7/15(水) 73,100円 +5.79% +8,000円 ASML好決算の追い風的中!
7/16(木) 62,110円 -15.03% -13,980円 TSMC砲不発、急落

わずか3営業日で”反省→歓喜→後悔”——株式市場の激しさをリアルに体感する展開でした。

「昨日売れば良かった」は正しい判断だったか?

結果論としては明らかにYES——7/15終値73,100円で売却していれば、税前+8,000円の利益確定7/16終値62,110円で買い戻せば、+8,000円+21,980円の”含み損益改善効果”、合計約3万円のポジション改善が可能でした。

しかし、投資判断は結果ではなくプロセスで評価すべき——以下の観点で振り返ります:

7/15時点で売却すべきだった合理的な理由はあったか?

観点 7/15時点で見えていた材料
ASML決算 好決算+通期見通し引き上げ → 強気材料
TSMC決算 明日発表、市場コンセンサスは強気予想 → 強気材料
前夜の米半導体株 大きな崩れなし
韓国半導体株 特に大きな異変なし

7/15時点では”売る理由”が見当たらなかった——これが冷静な整理です。「明日のTSMC決算に期待して継続保有」は、当時の情報下では合理的な判断でした。

では何を学ぶべきか——3つの教訓

  1. ”好材料出尽くし”は常にリスクとして意識する——決算前に大きく上昇した銘柄は、決算内容が良くても売られることがある。「上がり切った銘柄には近寄らない」or「大きく上がった時点で一部利確」というルールも有効
  2. 小口ポジションでスタートした判断は正しかった——2株×69,100円=138,200円という”打診買い”の規模だったからこそ、今日の-15.03%も含み損-13,980円で済んだもし10株=約70万円買っていたら含み損-7万円——新規銘柄の初買いは”打診買い”で始めるという原則の重要性を再確認
  3. 翌日翌々日の値動きは”投資成績”ではない——キオクシアの投資判断は”5年後にAI半導体需要でどうか”という長期視点で下したもの。3日間の値動きに一喜一憂しないという長期投資家のメンタルを保つ

わたしの現時点の判断

キオクシアは”損切りせず継続保有”——理由:

  • 中長期のAI半導体・NANDメモリ需要は依然強い(TSMC決算内容自体は過去最高益で証明済み)
  • 2株の小口ポジションなので損失は限定的(-13,980円)
  • 急落=次の押し目買いのチャンスの可能性も

今日、追加でナンピン買いはしませんでした——急落初日は”落ちるナイフを掴まない”という基本ルールを守るため。明日以降、下げ止まりが確認できたら段階的にナンピン検討、というスタンスです。

本日の取引

本日は購入・売却ともにありませんでした——世界同時のAI半導体株安の連鎖を受けて、急落初日は”落ちるナイフを掴まない”という基本ルールを実践。キオクシアの追加ナンピンも見送り、明日以降の下げ止まり確認後の判断としました。

“何もしない”も立派な投資判断——大きく動く相場ほど、あえて動かないという規律が長期投資家には求められます。

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

| 銘柄(コード) | 保有数 | 平均取得単価 | 終値 | 前日比(%) | 評価損益 |
|—————-|——–|————–|——|———–|———-|————|
| エクストリーム(6033) | 6 | 1,378円 | 1,648円 | +238(+16.88%) | +1,620円 |
| ホンダ(7267) | 160 | 1,358円 | 1,558.5円 | +47(+3.11%) | +32,080円 |
| 7&iHD(3382) | 28 | 1,934円 | 2,007円 | +43(+2.19%) | +2,044円 |
| バローHD(9956) | 12 | 2,616円 | 3,320円 | +70(+2.15%) | +8,448円 |
| すかいらーくHD(3197) | 100 | 2,992円 | 3,003円 | +56.5(+1.92%) | +1,100円 |

日経-2.79%の大幅下落日にプラス圏の銘柄が5つもあった——これがバリュー分散型ポートフォリオの真骨頂です。

上昇1位はエクストリーム(6033)がプラス16.88%——Web/システム開発の中小型グロース、単日で+238円の大幅上昇。上昇要因は個別材料と推測されますが、AI半導体売りの反動で、SaaS・システム開発系に資金が流入した動きが「明日の株式相場に向けて」記事でも指摘されています。

上昇2位はホンダ(7267)プラス3.11%——160株保有の大型主力・自動車株が、AI半導体売りの反対側で買われるというセクターローテーションの典型例。含み益+32,080円は今日の上昇銘柄で最大の増分——バリュー主力銘柄の底堅さが光りました。

上昇4位のバローHD(9956)プラス2.15%は、7/1に公募増資・株式分割・増配・コーナン商事(7516)との資本業務提携を発表した銘柄。含み益+8,448円・含み益率+26.91%——7月上旬の下落から着実に戻ってきている、時間を味方につけたバリュー投資の教材銘柄です。

上昇5位のすかいらーくHD(3197)プラス1.92%は、外食チェーン最大手——AI半導体売りの日にコンシューマー・消費関連が買われるという”景気に左右されにくいディフェンシブ需要”の資金逃避先として機能しました。

下落TOP5

| 銘柄(コード) | 保有数 | 平均取得単価 | 終値 | 前日比(%) | 評価損益 |
|—————-|——–|————–|——|———–|———-|————|
| キオクシアHD(285A) | 2 | 69,100円 | 62,110円 | -10,990(-15.03%) ← 東証プライム下落率1位 | -13,980円 |
| マニー(7730) | 30 | 1,268円 | 1,601円 | -131(-7.56%) | +9,990円 |
| FUJIMI(5384) | 30 | 1,905円 | 4,105円 | -255(-5.85%) | +66,000円 |
| グッドパッチ(7351) | 100 | 494円 | 444円 | -26(-5.53%) | -5,000円 |
| ツガミ(6101) | 2 | 3,115円 | 7,200円 | -370(-4.89%) | +8,170円 |

下落TOP5の1位はキオクシア(285A)マイナス15.03%——東証プライム下落率1位という不名誉な記録。7/15終値73,100円→7/16終値62,110円という1株あたり-10,990円の急落は、”TSMC砲不発”+”AI半導体全面安”の複合パンチを最もダイレクトに受けた形。わたしの含み損は-13,980円——打診買いの2株で留めていたからこそ、この程度で済みました。

下落2位のマニー(7730)マイナス7.56%医療機器(手術針など)下落3位のFUJIMI(5384)マイナス5.85%半導体研磨材(CMPスラリー)——FUJIMIは”AI半導体祭りの反動”マニーは決算関連の個別要因と推測されます。FUJIMIは含み益+66,000円・含み益率+115.49%マニーは含み益+9,990円・含み益率+26.26%を維持しており、中長期の主力ポジションはビクともしない水準です。

下落5位のツガミ(6101)マイナス4.89%工作機械大手含み益率プラス131.14%という驚異的な長期主力銘柄——今日は反落しましたが、”含み益率100%超え”銘柄が下落5位という贅沢な話でもあります。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
34,528,900円 +11,978,851円 +53.12% -193,281円 -0.56%

含み損益率はプラス53.12パーセント(昨日+53.98%から0.86ppt低下)、含み損益額はプラス1,197万円台——昨日の新記録から一歩後退したものの、依然として1,197万円のクッションを保持しています。日経が-2.79%下げた日にポートフォリオが-0.56%で済んだ——この差の大きさこそがバリュー分散の価値であり、含み損益額のマイナスは20万円未満という”耐えるべき損失”でした。

📚 初心者向けワンポイント解説:「Buy the Rumor, Sell the News」——好材料出尽くしの相場心理

今日の相場を象徴する言葉が「好材料出尽くし」——英語では「Buy the Rumor, Sell the News」(噂で買って、事実で売れ)と言います。TSMCが過去最高益+市場予想上回りという好決算を出したにもかかわらず、半導体株が売られた理由は、まさにこの相場心理の典型例です。

なぜ好決算で売られるのか

株価はいつも”未来の情報”を先取りする——これが理解の出発点です。

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
① 決算発表前(数週間〜数日前)
投資家「TSMCの決算は良いはず」→ 買いが集まる → 株価上昇

② 決算発表当日(材料出尽くし)
良い決算 = 事前予想通り → 追加の買い材料なし
一部投資家「予想通りだから利益確定しよう」→ 売りが優勢
結果: 好決算でも株価下落

③ 発表後
「決算前に上がりすぎた」との反省 → 継続的な調整

今日のTSMC決算のケース

具体的に整理:

事前予想 発表結果 市場反応
純利益前年比60〜70%増 77%増(過去最高益) 予想上回りは事実
通期売上見通し維持 維持 特にサプライズなし
AI需要は強い 強い(確認) 既に織り込み済み

「予想を上回った」のは事実ですが、”サプライズと言えるほど大きな上振れではなかった”——これが今日の売りの本質です。昨日ASMLが通期見通しを400億→450億ユーロへと大幅引き上げした”サプライズ”の後だからこそ、TSMCの”堅実な過去最高益”では買いを継続させる力が足りなかった、と言えます。

「好材料出尽くし」を見抜く3つのサイン

投資家がこのパターンを事前に察知するには、以下の3つの観点が有効です:

  1. 決算前に株価が急上昇している——事前期待が既に相場に織り込まれている
  2. セクター全体が同じ材料で盛り上がっている——後発の押し目買いが枯渇している
  3. 世界の同業他社が既に決算を発表している——追加のサプライズ余地が限られる

今日のキオクシアはこの3つすべてに該当——7/15+5.79%の急騰AI半導体全体の祭りムードASMLが前日に既に強気材料を出していた——後から振り返ると、”売りシグナル”は複数存在していたと言えます。

「Buy the Rumor, Sell the News」への対処法

長期投資家として、この相場心理と付き合う方法は:

  1. 短期の値動きに惑わされない——3日間の”反省→歓喜→後悔”は長期投資では単なるノイズ
  2. 打診買い→段階的追加のプロセスを守る——初買いは小口で始め、値動きを見ながら追加
  3. “急騰後の急落”は押し目買いのチャンス——今日のキオクシアも、下げ止まり確認後の追加検討候補
  4. セクター分散でショックを吸収する——今日のポートフォリオ-0.56%が、まさにこの分散の価値

株式市場は”感情のジェットコースター”——バリュー分散という**”シートベルト”を着けて、長期でコツコツ資産形成**していく——これが、わたしが日々実践している投資スタイルの根本です。

明日以降の注目ポイント

  • キオクシア(285A)の下げ止まり確認——連続大幅下落からの反発 or 続落
  • 半導体株全体の底値模索——アドバンテスト・東京エレクトロン・レーザーテックの動向
  • 今週末の米国市場——フィラデルフィア半導体株指数の反発有無が来週の日本市場を左右
  • 来週7/20週の日本企業決算本格化——キヤノン・信越化学・日本電産などの決算
  • バローHD(9956)の追加開示——公募増資・株式分割後の需給整理

まとめ

今日7月16日は「TSMC砲不発で日経-1,915円大幅反落、それでもポートフォリオは-0.56%で対日経+2.23ppt」の一日となりました。AI半導体一極相場の下げバージョンで、キオクシア-15.03%が東証プライム下落率1位という象徴的な急落を記録した中、バリュー分散型ポートフォリオが見事に防御力を発揮しました。

7/16
日経平均 -2.79% (66,835円、3日ぶり大幅反落)
TOPIX -1.45%
わたしのポートフォリオ -0.56%

わたしのポートフォリオはマイナス0.56パーセント・マイナス193,281円で、日経にプラス2.23パーセントポイント・TOPIXにプラス0.89パーセントポイントで大幅アウトパフォーム含み損益額はプラス1,197万円台含み損益率はプラス53.12パーセント——11日累計対日経通算プラス9.94パーセントポイントプラス10pptの大台まであとわずかという位置につけました。

今日の最大のトピックはキオクシア(285A)のマイナス15.03パーセント東証プライム下落率1位——7/14初買い(69,100円)→7/15ピーク(73,100円、+8,000円含み益)→7/16急落(62,110円、-13,980円含み損)というわずか3営業日で”反省→歓喜→後悔”の劇的展開でした。「昨日売れば良かった」は結果論としては正しいですが、7/15時点の情報下では継続保有は合理的な判断——打診買いの2株で留めていた規律が、今日の含み損を-13,980円で抑えた”長期投資家としての勝ち”でもあります。

本日は購入・売却ともになし——急落初日は”落ちるナイフを掴まない”という基本ルールを実践、キオクシアの追加ナンピンも見送りました。”何もしない”も立派な投資判断、明日以降の下げ止まり確認を待ちます。

上昇TOP5は日経-2.79%の日でも5銘柄がプラス圏——エクストリーム+16.88%ホンダ+3.11%バローHD+2.15%すかいらーくHD+1.92%など、AI半導体売りの反動で消費・自動車・食品などのバリュー・ディフェンシブへ資金が流入。バリュー分散の価値が数字で見事に示されました。

下落TOP5はキオクシア-15.03%が圧倒的1位FUJIMIやマニーも続きましたが、FUJIMIの含み益率+115.49%・ツガミの+131.14%という“含み益率100%超”の主力銘柄が下落TOP5に入る贅沢な状況——中長期のポジションはビクともしない水準を保っています。

明日以降はキオクシアの下げ止まり確認半導体株全体の反発米フィラデルフィア半導体株指数の動向が焦点。含み益プラス1,197万円のクッションを保ちながら、”急落後の押し目買いチャンス”を虎視眈々と狙う——というのが、今の局面での基本方針です。

明日も、地味に、着実に。


📌 関連記事

免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

【2026年7月15日】エンジニアの高配当株ポートフォリオ記録|ASML好決算で日経+1,008円続伸、キオクシア昨日買いが早速+5.79%!前澤HD(575A)は適時開示6件でストップ高(+17.00%)(vs 日経平均・TOPIX)

今日のサマリー

今日7月15日(火)の東京株式市場は、日経平均がプラス1,008.01円・プラス1.49パーセントの68,751.51円で大幅続伸、TOPIXもプラス49.14・プラス1.22パーセントの4,088.12と続伸——ASMLの好決算+通期売上見通し上方修正を受けて、AI半導体関連が全面高の一日となりました。日経平均は寄付から強含みで推移後場に一時1,000円超まで上げ幅を拡大する場面もあり、「今週の重要イベント第一関門(ASML決算)を無事通過」——このお祭りムードが市場全体を押し上げました。

ASMLは日本時間15日午後、2026年12月期通期の売上高見通し上限を400億ユーロから450億ユーロへ引き上げ——さらに4〜6月期決算で売上高21%増・純利益27%増という圧倒的な好業績を発表。「AI関連投資の勢いは減速していない」というメッセージが、東京市場のキオクシア・アドバンテスト・レーザーテック・東京エレクトロンなどAI半導体関連を軒並み押し上げました。

わたしのポートフォリオはプラス1.24パーセント・プラス425,589円——含み損益率はプラス53.98パーセント、含み損益額は初のプラス1,217万円台という新記録の更新を達成しました!日経平均にはマイナス0.25パーセントポイント僅かに劣後・TOPIXにはプラス0.02パーセントポイント僅かに勝つ——AI半導体全面高の日は日経に一歩譲るというバリュー投資家らしい結果ですが、それでも1日で42万円超の含み益積み上げは文句なしの好結果です。

今日の3大トピックは:

  1. 昨日初買いしたキオクシア(285A)が早速プラス5.79パーセント——2株×69,100円→73,100円で+4,000円/株の含み益。「高値づかみ気味」だった反省がわずか一日で解消、ASML好決算の追い風想定が的中しました。
  2. 前澤HD(575A)が適時開示6件でストップ高プラス17.00パーセント——27年3月期業績・配当予想(年間63円)+株主優待新設(500株でコシヒカリ)+子会社剰余金配当など、バリュー系新規上場銘柄への”サプライズ材料連発”でストップ高比例配分でも足りない買い需要が集中(詳細は📚解説で)。
  3. 明日7/16はTSMC決算発表——ASMLに続くAI半導体産業の”もう一つの巨頭”、明日の相場もお祭りムードが継続するか要注目です。

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 34,722,181円 +425,589円 +1.24%
日経平均 68,751.51円 +1,008.01円 +1.49%
TOPIX 4,088.12 +49.14 +1.22%

日経平均とTOPIXの差はプラス0.27パーセントポイント——AI半導体寄与度の高い日経が今日は主役、というAI半導体一極相場の上げバージョン。ただTOPIXも+1.22%と大きく上昇しており、7/13のような”日経だけ極端”な構図ではなく”全面高”というのが正確な整理です。

10日累計で対日経+7.71pptを維持

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7/2(水) -2.47% +0.09% +1.50% +3.97ppt
7/3(木) +1.47% +1.24% +1.08% -0.39ppt
7/6(月) -0.01% +0.92% +1.54% +1.55ppt
7/7(火) -2.12% -0.97% -0.07% +2.05ppt
7/8(水) -2.11% -1.37% -0.62% +1.49ppt
7/9(木) +1.38% +0.35% -0.27% -1.65ppt
7/10(金) +1.20% +0.39% -0.15% -1.35ppt
7/13(月) -1.92% -0.71% +0.09% +2.01ppt
7/14(火) +0.74% +0.79% +1.02% +0.28ppt
7/15(水) +1.49% +1.22% +1.24% -0.25ppt
10日累計 -2.35% +1.16% +5.36% +7.71ppt

10日累計で日経平均マイナス2.35パーセントに対してポートフォリオはプラス5.36パーセント対日経通算プラス7.71パーセントポイント——今日は僅かに劣後したものの、約+8pptの累積アウトパフォームを維持しています。AI半導体全面高の日にも大崩れせず日経に食らいつける——これはキオクシアを含めたポートフォリオ全体の”バランス感”が効いている証拠でもあります。

本日の取引

3銘柄合計22,050円の小口分散買い増しでした。日経大幅続伸で高値警戒感もある中、手堅くバリュー系の押し目を仕込みました。

銘柄(コード) 約定株数 約定単価 約定金額 意図
ヒューリック(3003) 4 1,792.5円 7,170円 不動産・ディフェンシブの継続買い増し
ビックカメラ(3048) 4 1,632.5円 6,530円 高配当小売の継続買い増し
ほぼ日(3560) 2 4,175円 8,350円 3日連続ナンピン(4,200→4,145→4,175)
合計 22,050円

3銘柄の意図——「AI半導体お祭り」の日にあえてバリュー買い

今日の相場はASML好決算=AI半導体祭りキオクシア・アドバンテスト・東京エレクトロンなどが軒並み上昇する中、わたしがあえて買ったのはAI半導体とは全く別世界の3銘柄でした。

  • ヒューリック(3003): 都市部不動産の高配当ディフェンシブ、金利上昇環境でも底堅い
  • ビックカメラ(3048): 家電量販店の高配当銘柄、株主優待もある小売バリュー
  • ほぼ日(3560): 3日連続のナンピン——先週金曜からの下落を段階的に拾う

「相場が全面高だからこそ、割高になっていないバリュー銘柄をコツコツ拾う」——これは、AI半導体祭りに乗り遅れた恐怖から高値追いをしない、長期投資家としての規律の実践です。

ほぼ日(3560)の3日連続ナンピン——時系列で追う

ほぼ日の3日連続買い増しの推移を整理します:

日付 約定株数 約定単価 買付後の保有株数 買付後の平均取得単価
7/13(月) 2株 4,200円 4株 3,818円
7/14(火) 2株 4,145円 6株 3,927円
7/15(水) 2株 4,175円 8株 3,989円

「連続ナンピンで平均取得単価がむしろジワジワ上がっている」——これは、元々の平均取得単価(3,436円台)が現在の株価より十分低かったため。下がっている銘柄を拾っているというより”元々の含み益を薄めている”状態という側面もあります。株価は4,175円・平均取得単価は3,989円——まだ含み益+186円/株のプラス圏なので大きな問題はありませんが、”ナンピン=常に平均取得単価が下がる”わけではないという良い教訓になりました。焦らず来週以降の展開を見ながら追加判断していきます。

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 配当利回り
前澤HD(575A) 108 1,658円 1,789円 +260(+17.00%) ← S高 +14,148円 3.52%
PILLAR(6490) 5 3,325円 10,360円 +580(+5.93%) +35,175円 1.81%
イージェイHD(2153) 14 1,767円 1,793円 +100(+5.91%) +364円 4.57%
キオクシアHD(285A) 2 69,100円 73,100円 +4,000(+5.79%) +8,000円 0.00%
FUJIMI(5384) 30 1,905円 4,360円 +235(+5.70%) +73,650円 1.77%

上昇TOP5は前澤HDが単独でストップ高+17.00%の”独走”、他の4銘柄も+5.7〜5.9%と極めて高水準——上位5銘柄がすべて+5%超というのは、下半期に入ってから初の派手な相場となりました。

上昇1位は前澤HD(575A)がプラス17.00%のストップ高——適時開示6件連発という異例のサプライズで、買い注文殺到の一日でした(次の📚で詳しく解説)。

上昇2位はPILLAR(6490)がプラス5.93%——日本ピラー工業、半導体製造装置向け精密部品メーカーASML好決算の恩恵をダイレクトに受けるAI半導体サプライチェーンの一角として、含み益率プラス211.58パーセントという驚異的な数字。5株保有・含み益プラス35,175円——少額でも爆発力を発揮しました。

上昇4位のキオクシアHD(285A)プラス5.79%は、今日のわたしにとっての最大の”救済”——昨日69,100円で初買いした2株が、翌日73,100円まで上昇「高値づかみ気味」の反省が一日で解消含み益プラス8,000円でスタート地点に立てました。ASML好決算の追い風想定が的中した、わたしにとって記念すべき一日です。

上昇5位のFUJIMI(5384)プラス5.70%——半導体研磨材(CMPスラリー)大手、こちらもAI半導体サプライチェーンの重要銘柄含み益率プラス128.87パーセントという長期主力銘柄です。

上昇TOP5のうち3銘柄(PILLAR・キオクシア・FUJIMI)がAI半導体関連——ASML決算の追い風がここまで幅広く波及したのが、今日の相場の特徴です。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 配当利回り
アドソル日進(3837) 40 967円 1,486円 -39(-2.56%) +20,760円 3.23%
INPEX(1605) 230 1,740円 3,450円 -74(-2.10%) +393,300円 3.13%
すかいらーくHD(3197) 100 2,992円 2,946.5円 -62.5(-2.08%) -4,550円 0.88%
スカパーJSAT(9412) 100 661円 2,435円 -46(-1.85%) +177,400円 1.97%
高速(7504) 20 2,071円 3,885円 -70(-1.77%) +36,280円 3.09%

下落TOP5はすべてマイナス3%未満——AI半導体全面高の反面で、バリュー・エネルギー・内需の一部が”資金逃避”で売られたというパターン。

下落2位のINPEX(1605)マイナス2.10%は、昨日”含み益率100%大台突破”の主役だった主力銘柄が反落——リスクオン局面ではエネルギー株から資金が抜けるという古典的な循環パターン。それでも含み益は+393,300円・含み益率+98.28%を維持しており、長期保有の主力ポジションは盤石です。

下落4位のスカパーJSAT(9412)マイナス1.85%は、含み益率プラス268.53パーセントという驚異の含み益銘柄——今日のような日は利益確定の対象になりやすい。

下落全体は”バリューからAI半導体への資金シフト”——これは1日単位でよくある動きなので、明日以降の巻き戻しにも期待できる構図です。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
34,722,181円 +12,172,132円 +53.98% +425,589円 +1.24%

含み損益率はプラス53.98パーセント(昨日+52.14%から1.84ppt上昇)、含み損益額は初のプラス1,217万円台——2日連続の新記録更新という好調ぶりです!キオクシアの含み益ゼロ→+8,000円も貢献、AI半導体+バリューの双方向分散が今日も力を発揮しました。

📚 初心者向けワンポイント解説:「適時開示6件連発」で前澤HD(575A)がストップ高——上場直後銘柄の”サプライズ材料”の破壊力

今日のわたしの上昇TOP1は、前澤HD(575A)のストップ高プラス17.00%——適時開示6件という異例のサプライズが引き起こしました。「なぜ6件で株価が20%近くも動くのか?」——上場直後の中小型株の値動き特性を、この事例で整理します。

前澤HD(575A)とは?

前澤HDは、前澤工業(1859)と前澤化成工業(7925)が2026年6月に経営統合して新規上場した持株会社(旧社は上場廃止、新社が新規上場)。事業内容は浄水場・下水処理場などの水処理インフラ設備+住宅用配管部品「水と衛生の総合企業」というコンセプトで、バリュー系のインフラ銘柄です。

上場直後銘柄の特徴は:

  • 機関投資家の保有比率が低い——株価変動が個人投資家の売買で大きく動く
  • アナリストのカバレッジがない——業績予想・目標株価の”目線”が定まっていない
  • 株主優待・配当予想などの”サプライズ”インパクトが大きい——情報の空白を埋めるように反応

今日の”適時開示6件連発”の内容

7/14(月)大引後、前澤HDは適時開示6件を連続で発表しました。主な内容は:

  1. 2027年3月期の業績予想発表——初めての通期見通し
  2. 年間配当予想 63円——バリュー株として魅力的な水準
  3. 株主優待制度の新設——500株保有で半年ごとにコシヒカリ贈呈
  4. 子会社(前澤工業)における剰余金の配当に関するお知らせ
  5. その他の統合関連開示

これらが一気に発表されたことで、投資家に「上場直後のブラックボックスが一気に見える化された」インパクトを与えました。

なぜここまで株価が動くのか——3つの要因

上場直後銘柄の”サプライズ材料連発”がストップ高につながる理由を整理:

要因 内容 株価への影響
①情報空白の解消 業績予想・配当・優待が一気に判明 買い判断材料が揃う→買い注文増
②配当利回りの魅力 年63円 ÷ 1,789円 ≒ 3.5%超 高配当バリュー投資家が動く
③株主優待の付加価値 500株でコシヒカリ半年ごと 個人投資家に強力訴求

「①+②+③の全部が同時に来た」ため、寄付から買い気配→ストップ高比例配分という展開になりました。

わたしの前澤HD保有ポジション

わたしは前澤HDを108株保有——平均取得単価1,658円なので、今日の1,789円終値では含み益+14,148円・含み益率+7.90%上場直後の”様子見期”にじっくり買い集めていたのが、今日の適時開示連発で報われた形です。

教訓——「上場直後銘柄は”材料”に強く反応する」

個別銘柄の上昇要因を”種類別”に分類しておくと、投資判断がクリアになります:

  1. 決算好感型——業績サプライズで動く
  2. 材料反応型——今日の前澤HDのように、開示情報で動く
  3. 需給主導型——機関投資家の売買や指数入れ替えで動く

上場直後の中小型バリュー株②材料反応型の値動きが大きいので、「業績・配当・優待の初開示を待つ」というスタンスで買い集めておくと、今回のようなサプライズ益にありつける可能性があります。もちろん、業績下方修正や無配など”悪材料”の場合は逆方向に動くリスクもあるので、分散と長期視点は必須です。

明日以降の注目ポイント

  • 7/16(木)のTSMC決算発表——ASMLに続く”AI半導体の巨頭”、好決算なら市場祭りが継続
  • キオクシア(285A)の続伸有無——ASML好決算の余熱でTSMC決算まで上昇継続するか
  • 前澤HD(575A)の翌日値動き——ストップ高後の反落 or 続伸
  • INPEX(1605)の反発——今日の反落からの押し目買い妙味
  • ほぼ日(3560)の底打ち確認——3日連続ナンピン後、来週以降の反発期待

まとめ

今日7月15日は「ASML好決算で日経+1,008円続伸+ポートフォリオ+1.24%で新記録連続更新」の一日となりました。AI半導体一極相場の上げバージョンで、日経平均には僅かに劣後したものの、含み損益額は初のプラス1,217万円台+53.98%という2日連続の新記録を樹立しました。

7/15
日経平均 +1.49% (68,751円、大幅続伸)
TOPIX +1.22%
わたしのポートフォリオ +1.24%

わたしのポートフォリオはプラス1.24パーセント・プラス425,589円で、日経にマイナス0.25パーセントポイント僅かに劣後・TOPIXにプラス0.02パーセントポイント僅かに勝つという結果。AI半導体全面高の日にバリュー分散型が日経に食らいついた——約+8pptの累積アウトパフォームを維持しつつ、大きな出遅れなく参加できたのが今日の意義です。

今日の3大トピック:

  1. キオクシア(285A)昨日買いが早速+5.79%! ——「高値づかみ気味」の反省が一日で解消。ASML好決算の追い風想定が的中、含み益+8,000円でスタート。明日のTSMC決算次第でさらなる上昇にも期待
  2. 前澤HD(575A)が適時開示6件でストップ高+17.00% ——業績予想+配当予想63円+株主優待新設+子会社剰余金配当という異例のサプライズ連発。108株保有・含み益+14,148円を積み上げました。
  3. ASMLが通期売上見通し引き上げ(400億→450億ユーロ)+Q2売上21%増・純利益27%増 ——AI関連投資の勢いは減速していないという強気メッセージが東京市場全体を押し上げ。

上昇TOP5は5銘柄すべて+5.7%超・前澤HDはストップ高という派手な相場——うち3銘柄(PILLAR・キオクシア・FUJIMI)がAI半導体関連ASML決算の追い風の広範な波及が確認できました。

下落TOP5はすべて-3%未満の軽微な反落——AI半導体祭りの反対側で、エネルギー(INPEX)・衛星通信(スカパーJSAT)などが利益確定売りに押されました。INPEXは含み益率+98.28%・スカパーJSATは+268.53%を維持しており、”押し目買いの好機”とも言えます。

本日の購入はヒューリック・ビックカメラ・ほぼ日の3銘柄22,050円——AI半導体祭りの日にあえてバリュー・小売を仕込むという長期投資家としての規律を実践しました。ほぼ日は3日連続ナンピンで平均取得単価3,989円まで下げ、まだプラス圏(+186円/株)を維持。

明日はTSMC決算発表——ASMLに続く”AI半導体産業のもう一つの巨頭”の決算が、キオクシアを含めた市場全体の方向感を再確認する場になります。含み益プラス1,217万円のクッションを保ちながら、”AI半導体お祭り”の第二波が来るか、じっくり見守っていきます。

明日も、地味に、着実に。


📌 関連記事

免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

【2026年7月14日】エンジニアの高配当株ポートフォリオ記録|日経+500円反発、キオクシア(285A)初買い!ASML決算前の押し目狙いも後場上昇で高値づかみ気味に(vs 日経平均・TOPIX)

今日のサマリー

今日7月14日(火)の東京株式市場は、日経平均がプラス500.77円・プラス0.74パーセントの67,743.50円で反発、TOPIXもプラス31.49・プラス0.79パーセントの4,038.98と両指数がそろって上昇——「AI半導体も、バリュー株も、両方が動く」という7/10と似た理想的な緩和局面が戻ってきた一日でした。ただし朝方は一時マイナス1,000円近くまで下落、前場は前日比マイナス770円で終える波乱含みの展開。後場中盤以降、韓国株の切り返しとキオクシアの反発に呼応して日経平均は次第高——プライム市場の76パーセントの銘柄が上昇、33業種中30業種が上昇という、まさに全面高の一日となりました。

わたしのポートフォリオはプラス1.02パーセント・プラス345,822円——日経平均をプラス0.28パーセントポイント・TOPIXをプラス0.23パーセントポイントでアウトパフォーム含み損益率はプラス52.14パーセントまで拡大、含み損益額は初のプラス1,174万円台という新記録を更新しました!

昨日7/13に押し目買いした北海道電力(9509)がプラス3.98パーセントで早速上昇TOP1、さらにINPEX(1605)がプラス3.92パーセントで含み益率プラス102.53パーセントの大台突破——長期保有の主力銘柄が続伸する、非常に居心地の良い一日でした。

そして今日の最大のトピックは、わたしがついにキオクシア(285A)を初買いしたこと。明日7/15のASML決算、7/16のTSMC決算を控え、AI半導体の見直し買いを狙って2株×69,100円=138,200円を仕込みました。ただし、「前場の下げで買ったのに、後場にかけて上がってしまい7万円近くでの購入」という、エントリータイミングの難しさを実感する結果に。それでも中長期のAI半導体成長性への期待は変わらず、含み損益がわずかにマイナスでスタートするだけ——長期投資家として問題なし、と割り切ります(詳細は📚解説で)。

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 34,274,578円 +345,822円 +1.02%
日経平均 67,743.50円 +500.77円 +0.74%
TOPIX 4,038.98 +31.49 +0.79%

日経平均とTOPIXの差はマイナス0.05パーセントポイント——ほぼ同水準の上昇という珍しい日でした。AI半導体もバリューも同時に動く「緩和局面」への完全な回帰を示す数字です。

バリュー株優位相場、9日累計で対日経+7.96pptに拡大

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7/2(水) -2.47% +0.09% +1.50% +3.97ppt
7/3(木) +1.47% +1.24% +1.08% -0.39ppt
7/6(月) -0.01% +0.92% +1.54% +1.55ppt
7/7(火) -2.12% -0.97% -0.07% +2.05ppt
7/8(水) -2.11% -1.37% -0.62% +1.49ppt
7/9(木) +1.38% +0.35% -0.27% -1.65ppt
7/10(金) +1.20% +0.39% -0.15% -1.35ppt
7/13(月) -1.92% -0.71% +0.09% +2.01ppt
7/14(火) +0.74% +0.79% +1.02% +0.28ppt
9日累計 -3.84% -0.06% +4.12% +7.96ppt

9日累計で日経平均マイナス3.84パーセントに対してポートフォリオはプラス4.12パーセント対日経通算プラス7.96パーセントポイント——**+8ppt目前**の驚異的なアウトパフォームが続いています。

本日の取引

3銘柄合計156,310円を分散買い増し——中でもキオクシア(285A)の初買いが今日の主役です。

銘柄(コード) 約定株数 約定単価 約定金額 意図
キオクシアHD(285A) 2 69,100円 138,200円 初買い! ASML/TSMC決算前の押し目狙い
ほぼ日(3560)【決算】 2 4,145円 8,290円 昨日買いの連続ナンピン(4,200→4,145で下げ)
日本高純度化学(4973) 2 4,910円 9,820円 連日下落中のナンピン買い(決算発表は7/24予定)
合計 156,310円

キオクシア(285A)の初買い——「後場上がりで高値づかみ気味」の反省

今日の最大のイベントは、キオクシアHD(285A)を2株・69,100円で初買いしたことです。投資の意図と実行について、正直に振り返ります:

買い判断の背景:

  1. 7/7以降のサムスンショックでキオクシアは一時-11%以上下落、7/9のオーバーハング解消(ベインキャピタル全売却完了)で下値打ちの兆し
  2. 明日7/15にASML決算、7/16にTSMC決算——世界の半導体産業の”両巨頭”の決算が予想以上なら、キオクシアも見直し買いの追い風
  3. 朝方(前場)にキオクシアが下落していたので、押し目買いのタイミングと判断

実際の展開:

  • 前場は日経平均も一時-1,000円近く下落、キオクシアも安値圏
  • 買い注文を出した時点では69,100円——1株あたり
  • ところが後場に切り返し反発、キオクシアは70,000円近くまで上昇
  • 結果、「もう少し待てば同じ2株を14万円未満で買えた」という高値づかみ気味の結果に

エントリータイミングの反省——長期投資家として整理

「押し目買いのタイミングは思うほど簡単ではない」というのは、下半期の損出しシリーズでも実感してきましたが、新規銘柄の初買いでも同じことが起こる——という良い教訓になりました。

ただし、長期投資家として冷静に整理すると:

  1. 1株あたりの差は数百円——2株なので「損」は千円台程度
  2. 中長期のキオクシアの成長性は変わらない——AI半導体の需要拡大、NAND価格の底打ち、オーバーハング解消
  3. 明日以降のASML・TSMC決算次第で、この程度の”高値づかみ”は簡単に取り戻せる
  4. 「タイミングを完璧に読む」ことは不可能——大事なのは”買うと決めた銘柄を、大まかに納得できる価格で買う”こと

「反省はしつつも、後悔はしない」——このスタンスが、長期投資家として大切な心構えです。

連続買い増しの2銘柄

ほぼ日(3560)は昨日7/13の4,200円→今日の4,145円——1日で55円下がったところをすかさず追加購入したナンピン買い。日本高純度化学(4973)は連日下落中のナンピン買い——なお決算発表は7/24予定なのでまだ先ですが、**”決算前の警戒売り”で株価が軟調な今のうちに拾っておくという戦略買いです。両方ともAI半導体系ではありますが、押し目でしっかり平均取得単価を下げる**という長期投資家らしい動きです。

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 配当利回り
北海道電力(9509) 10 953円 990.8円 +37.9(+3.98%) +378円 3.33%
INPEX(1605) 230 1,740円 3,524円 +133(+3.92%) +410,320円 3.06%
東京センチュリー(8439) 2 2,322円 2,629円 +93(+3.67%) +614円 3.42%
大同信号(6743) 20 780円 838円 +28(+3.46%) +1,160円 4.30%
住友化学(4005) 100 474円 535.6円 +16.6(+3.20%) +6,160円 2.99%

上昇1位は北海道電力(9509)がプラス3.98パーセント——昨日7/13に10株×953円で買い増しした銘柄が、翌日いきなり+3.98%上昇という、押し目買いの理想パターンが実現しました!含み益はわずか+378円ですが、方向は完全に正解

2位INPEX(1605)がプラス3.92パーセント——230株保有・含み益プラス410,320円・プラス102.53パーセントという主力銘柄が、ついに含み益率100%の大台を突破!中東情勢の緊迫と原油需給の追い風で、エネルギーセクターへの資金流入が続いています。

3位東京センチュリー(8439)プラス3.67パーセントは総合リース、4位大同信号(6743)プラス3.46パーセントは鉄道信号システムのニッチ、5位住友化学(4005)プラス3.20パーセントは化学最大手——バリュー分散が幅広く報われる一日でした。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 配当利回り
竹内製作所(6432) 40 4,430円 7,190円 -140(-1.91%) +110,400円 3.06%
日本高純度化学(4973) 12 4,850円 4,910円 -90(-1.80%) +720円 4.68%
太平製作所(6342) 20 2,990円 2,793円 -42(-1.48%) -3,940円 3.58%
ツガミ(6101) 2 3,115円 7,390円 -100(-1.34%) +8,550円 1.33%
ほぼ日(3560) 6 3,927円 4,145円 -55(-1.31%) +1,308円 2.17%

下落TOP5はすべてマイナス2%未満——「軽微な調整」の一日でした。ほとんどが先週買われた銘柄の反落で、行って来いパターンの継続です。

竹内製作所(6432)マイナス1.91%は昨日の上昇TOP1(+2.81%)からの反落、日本高純度化学(4973)とほぼ日(3560)は今日わたしが押し目買いした銘柄——下落中の銘柄をさらに拾ったので、平均取得単価はどんどん下がる方向。ナンピン戦略として正しい選択です。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
34,274,578円 +11,746,571円 +52.14% +345,822円 +1.02%

含み損益率はプラス52.14パーセント(昨日+50.98%から1.16ppt上昇)、含み損益額は初のプラス1,174万円台という新記録更新!バリュー株優位相場が続く中、AI半導体もキオクシア初買いで参加——双方向の分散が最大限に効いた理想的な結果です。

📚 初心者向けワンポイント解説:「キオクシア・ASML・TSMC」——AI半導体の3つの柱

わたしが今日キオクシアを初買いした背景には、明日7/15(ASML決算)・7/16(TSMC決算)というAI半導体産業の”両巨頭”の決算があります。キオクシア・ASML・TSMCの3社の関係性を整理すると、AI半導体産業の構造がぐっとクリアに見えてきます。

半導体産業の3層構造

半導体産業は、大きく「設計→製造装置→製造→組立」の各層に分かれています。今回の主役3社は、そのうち以下の位置づけです:

会社 役割 何をしている?
ASML オランダ 製造装置 EUV(極端紫外線)露光装置の世界唯一のメーカー
TSMC 台湾 半導体製造(ファウンドリー) 世界最先端のロジック半導体を製造
キオクシア 日本 半導体製造(メモリ) NAND型フラッシュメモリの世界大手

3社の相互関係

  • ASMLEUV露光装置を作る → TSMC先端ロジック半導体を製造 → AIチップの心臓部として機能
  • キオクシアNANDメモリ(SSDなどの記憶装置)を製造 → AIデータセンターの記憶領域として不可欠

AIブームの構造をシンプルに整理すると:

1
2
3
4
5
6
7
8
9
① NVIDIA/AMD の AI-GPU 需要拡大

② TSMC がその GPU を大量に製造

③ TSMC は ASML の EUV 装置がなければ製造できない

④ AI サーバーには 大量の NAND メモリ(キオクシア・サムスン・SKハイニックス)も必要

⑤ 3社すべての需要が同時に拡大

「AI半導体の需要が続く限り、ASML・TSMC・キオクシアの3社は連動して上昇する」——これが今回のわたしの投資仮説です。

7/15 ASML決算、7/16 TSMC決算のポイント

両社は世界の半導体産業の”温度感”を映すバロメーターなので、市場全体が決算を注視しています。

  • 予想を上回る好業績+強気の見通し → AI半導体全体に見直し買い、キオクシアも大幅上昇の可能性
  • 予想通り or 慎重な見通し → AI半導体は横ばい、キオクシアも動意なし
  • 予想を下回る決算 or 弱気の見通し → AI半導体売り再開、キオクシアも下落

「決算前の押し目買い」は、「決算が好材料になる可能性が高い」と判断した時の攻めの投資——今回のわたしのキオクシア買いはこのパターンです。

「エントリータイミングの完璧」は不可能

冒頭で書いたように、わたしの今日のキオクシア買いは”高値づかみ気味”でした。ただ、これは「タイミングを完璧に読める投資家はいない」という現実の一例。

長期投資家として大事なのは:

  1. 買うと決めた銘柄を、大まかに納得できる価格で買う——完璧を求めない
  2. 短期の高値/安値ではなく、中長期の企業価値で判断する
  3. 1回の売買結果に一喜一憂しない——複数回の平均で見る

「なぜ買うのか(=投資仮説)」が明確であれば、「いくらで買うか(=タイミング)」は完璧でなくても大丈夫——これが、わたしがバリュー投資を続けている中で得た大切な教訓です。

配当情報

7月14日は配当の入金はありませんでした。3月期決算配当は6月末で概ね一段落しました。2026年3月期決算配当の全体集計記事(131銘柄・税引後270,622円+貸株配当金相当額39,919円=合計310,541円の受取記録)もあわせてご覧ください。

明日以降の注目ポイント

  • 7/15(水)のASML決算発表——半導体製造装置の世界唯一のEUV露光装置メーカー、AI半導体産業のバロメーター
  • 7/16(木)のTSMC決算発表——世界最先端の半導体ファウンドリー、AI-GPUの製造元
  • キオクシア(285A)の反応——ASML・TSMC決算好感なら大幅上昇の可能性、逆なら下落リスク
  • 銀行株の続伸有無——三菱UFJ時価総額首位の勢いが続くか
  • INPEX(1605)の含み益率+100%突破後の動向——原油需給と中東情勢
  • バローHD(9956)の公募増資発行価格決定完了——7/13が最終日、発表待ち

まとめ

今日7月14日は「日経+500円反発+ポートフォリオ+1.02%で新記録更新」の一日となりました。朝方は一時-1,000円近い下落もありましたが、後場に韓国株の切り返しとキオクシア反発を受けて日経平均は次第高——プライム市場の76%銘柄が上昇という全面高の日となりました。

7/14
日経平均 +0.74% (67,743円、反発)
TOPIX +0.79%
わたしのポートフォリオ +1.02%

わたしのポートフォリオはプラス1.02パーセント・プラス345,822円で、日経・TOPIXを両方とも上回るアウトパフォームを実現。含み損益率はプラス52.14パーセント含み損益額は初のプラス1,174万円台という新記録を更新しました!9日累計対日経通算プラス7.96パーセントポイント——バリュー分散の威力が引き続き数字で示されています。

今日の最大のトピックはキオクシア(285A)初買い——2株×69,100円=138,200円でついにポートフォリオに追加。明日7/15のASML決算、7/16のTSMC決算を控えた押し目狙いでしたが、「前場の下げで買ったのに後場上がってしまい高値づかみ気味」という、エントリータイミングの難しさを実感する結果に。それでも中長期のAI半導体成長性への期待は変わらず、**”反省はしつつも後悔はしない”**というスタンスで割り切りました。

上昇TOP5には昨日買った北海道電力が+3.98%で早速上昇TOP1INPEXが+3.92%で含み益率100%の大台突破——押し目買いの成果と長期保有の恩恵が同時に発揮された一日でした。

下落TOP5は全て2%未満の軽微な調整——先週上昇した銘柄の反落が中心。日本高純度化学とほぼ日は今日わたしが押し目買いした銘柄で、下落中に拾って平均取得単価を下げるというナンピン戦略が実行できました。

明日はASML決算、明後日はTSMC決算——AI半導体産業の”両巨頭”の決算次第で、キオクシアを含めた半導体株全体の方向感が決まる重要な週です。含み益プラス1,174万円のクッションを保ちつつ、AI半導体+バリューの双方向分散でどんな展開にも対応——というのが、今の局面での基本方針です。

明日も、地味に、着実に。


📌 関連記事

免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

【2026年7月13日】エンジニアの高配当株ポートフォリオ記録|日経-1,315円で大幅反落もポートフォリオは+0.09%で逆行上昇、三菱UFJが時価総額42兆円で初のトヨタ超え首位(vs 日経平均・TOPIX)

今日のサマリー

今日7月13日(月)の東京株式市場は、日経平均がマイナス1,315.00円・マイナス1.92パーセントの67,242.73円で3営業日ぶりに大幅反落、TOPIXもマイナス28.59・マイナス0.71パーセントの4,007.49と反落——「日経平均だけが極端に売られ、TOPIXは踏みとどまる」という、7/7・7/8のサムスンショック時と似た構図が再び現れました。日経平均は寄り付き後に一時マイナス1,900円超まで下落する場面もあった、まさに”歴代級の下落幅”の一日です。

背景は韓国株の急落と中東情勢の緊迫韓国総合株価指数(KOSPI)が6パーセント超の下落、SKハイニックスなど半導体株が急落した影響が日本にも波及し、キオクシア・東京エレクトロン・アドバンテストなどAI半導体関連が軒並み売られました。さらに中東情勢の先行きへの懸念も加わり、海外勢による日経平均先物への断続的な売りが下げ幅を拡大させました。安川電機(6506)は決算内容が市場予想を下回りストップ安となるなど、決算銘柄の失望売りも重なる展開でした。

そんな中、わたしのポートフォリオはプラス0.09パーセント・プラス29,979円——日経平均をプラス2.01パーセントポイント・TOPIXをプラス0.80パーセントポイントでアウトパフォームしました!含み損益率はプラス50.98パーセント、含み損益額はプラス1,140万円台に回復——日経が1,315円下げた日に、まさかの逆行上昇を実現できました。

今日の相場最大のトピックは、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が時価総額42兆円で初めてトヨタ自動車(7203)を上回り、東証時価総額ランキングで首位に躍進したこと(詳細は📚解説で)。「日銀の追加利上げ観測+AI半導体売りからの資金逃避」が、メガバンク株にダイレクトに向かった結果です。ご指摘の通り、今日は明確に”バリュー株優位”の一日——**わたしのポートフォリオが逆行上昇できたのも、金融・電力・インフラといった”AI半導体と相関の低いバリュー分散”**が功を奏した結果です。

本日は押し目買いのチャンスと判断して、6銘柄合計42,965円を分散買い増し——電力・インフラ・不動産・玩具といった**AI半導体との相関が低い”純粋なバリュー”**銘柄への集中投資となりました。

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 33,776,156円 +29,979円 +0.09%
日経平均 67,242.73円 -1,315.00円 -1.92%
TOPIX 4,007.49 -28.59 -0.71%

日経平均とTOPIXの差はマイナス1.21パーセントポイント——「日経平均だけが極端に売られる」AI半導体一極相場の下げバージョン。プライム市場全体では下落幅が控えめで、バリュー株中心のポートフォリオへの追い風になりました。

バリュー株優位相場、8日累計で対日経+7.68pptに拡大

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7/2(水) -2.47% +0.09% +1.50% +3.97ppt
7/3(木) +1.47% +1.24% +1.08% -0.39ppt
7/6(月) -0.01% +0.92% +1.54% +1.55ppt
7/7(火) -2.12% -0.97% -0.07% +2.05ppt
7/8(水) -2.11% -1.37% -0.62% +1.49ppt
7/9(木) +1.38% +0.35% -0.27% -1.65ppt
7/10(金) +1.20% +0.39% -0.15% -1.35ppt
7/13(月) -1.92% -0.71% +0.09% +2.01ppt ← 逆転再び
8日累計 -4.58% -0.06% +3.10% +7.68ppt

8日累計で日経平均マイナス4.58パーセントに対してポートフォリオはプラス3.10パーセント対日経通算プラス7.68パーセントポイント——先週金曜(+5.67ppt)からさらに拡大しました。バリュー分散の威力が改めて数字で示された一日です。

【考察】「バリュー株優位」の再来——今日の相場から読み取れること

ご質問いただいた「今日はバリュー株優位」という観察は、まさに今日の相場そのもの。7/9・7/10で「循環物色の緩和局面」と見ていた景色が、**7/13で一転して”バリュー本格化”**の局面に戻った、というのが正確な整理です。

「バリュー優位」を示す3つの数字

今日の相場は、以下の3つの数字がバリュー株優位の相場そのものを物語ります。

  1. 日経平均 vs TOPIXの差: -1.21ppt(日経の方が悪い) = AI半導体寄与度の高い日経が売られた
  2. わたしのポートフォリオ +0.09%: バリュー分散型が逆行上昇
  3. 三菱UFJが時価総額首位: バリュー(金融)への資金集中の象徴

これは7/2の再来+更なる進化です。7/2は「AI半導体売り→バリュー買い」の始まりでしたが、7/13はその流れが8日で累積+7.68pptとなり、時価総額首位交代という象徴的な出来事まで到達した——**バリュー本格相場の”確立”**を示唆する動きに見えます。

今日の下落を主導した3つの要因

複合的な要因を分解すると:

要因 内容 影響
1. 韓国半導体株安 SKハイニックス急落、KOSPI-6%超 東京市場の半導体株に売り波及
2. 中東情勢緊迫 地政学リスクの高まり リスクオフムード、原油上昇要因
3. 決算失望売り 安川電機(6506)がストップ安 決算前の警戒感が広がる

これに対して、買い材料として:

追い風 内容 恩恵を受けたセクター
日銀利上げ観測 銀行の利ざや拡大期待 メガバンク・地銀
リスクオフ資金の受け皿 AI半導体売り→安全資産回帰 銀行・電力・インフラ・食品
中東情勢=エネルギー高 原油上昇 エネルギー(INPEXなど)

わたしのポートフォリオは、バリュー・銀行・エネルギー・インフラを多数保有しているので、下落材料は限定的、追い風は全てキャッチ——これが今日プラス0.09パーセントで逆行上昇できた理由です。

「循環物色」から「バリュー本格化」への移行

7/2以降の相場を俯瞰すると、「循環物色→緩和→再びバリュー本格化」という3段階の変化が見えます。

期間 局面 特徴
7/2〜7/8 バリュー優位相場 AI半導体売り、バリュー買いのシーソー
7/9〜7/10 緩和局面 AI半導体もバリューも同時に動く
7/13以降 バリュー本格化? 三菱UFJ時価総額首位、バリューへの資金集中

「バリュー本格化」が本物か、一時的な巻き戻しか——これは明日以降の展開次第ですが、時価総額首位交代という象徴的なイベントが示すのは、**”AI半導体一極相場からの構造的な資金シフト”の可能性です。長期投資家として、バリュー分散の方針は引き続き堅持**します。

本日の取引

日経マイナス1,315円の大幅下落=絶好の押し目買いチャンスと判断、6銘柄合計42,965円を分散買い増ししました。

銘柄(コード) 約定株数 約定単価 約定金額 セクター
ほぼ日(3560)【決算】 2 4,200円 8,400円 消費・小売
月島HD(6332) 2 2,584円 5,168円 水処理エンジニアリング
東京建物(8804) 2 3,345円 6,690円 不動産
九州電力(9508) 4 1,692円 6,768円 電力
北海道電力(9509) 10 952.9円 9,529円 電力
メタウォーター(9551) 2 3,205円 6,410円 水処理インフラ
合計 42,965円

購入の意図——「AI半導体と相関の低い純粋バリュー」への集中投資

今日の購入6銘柄には、明確な意図があります。それは「AI半導体と相関の低い、純粋なバリュー銘柄」への集中投資。中東情勢緊迫+韓国半導体株安が続く可能性を考慮して、以下のような銘柄選定にしました:

  • 電力2社(九州電力・北海道電力): 国内需要が中心、AI半導体・関税の影響ほぼゼロ
  • 水処理インフラ2社(月島HD・メタウォーター): 上下水道は内需の代表格
  • 不動産(東京建物): 都市部再開発、金利上昇でむしろプラス
  • ほぼ日(3560): 決算失望売りで下落TOP1(マイナス6.87%)——完全な押し目買い

中部電力の下落を横目に、地方電力を仕込む

面白いのは、下落TOP2に中部電力(9502)【決算】マイナス6.75%が入っている中、同じ電力セクターの九州電力・北海道電力を買ったこと。これは、「中部電力の決算失望売りが、電力セクター全体への波及ではなく、中部電力固有の問題」と判断したからです。電力株はディフェンシブの代表であり、中東情勢の影響で”リスクオフの受け皿”としてこれからも買われやすい——という戦略判断です。

ほぼ日(3560)の押し目買いも興味深い

下落TOP1のほぼ日(3560)【決算】マイナス6.87%を、同日中に買い増し——下落TOP銘柄をリアルタイムで拾うという積極的な押し目買い戦略です。ほぼ日は7/9(木)に上昇TOP4(プラス2.54%)入りしたばかりで、まさに「行って来い」の谷を狙った買い。長期の視点では、決算内容が悪くても事業性は変わらないという判断です。

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 配当利回り
竹内製作所(6432)【決算】 40 4,430円 7,330円 +200(+2.81%) +116,000円 3.00%
マニー(7730)【決算】 30 1,268円 1,742円 +47(+2.77%) +14,220円 2.35%
パンパシフィックHD(7532) 90 867円 872.7円 +22.3(+2.62%) +513円 0.97%
カネミツ(7208) 10 1,071円 1,285円 +32(+2.55%) +2,140円 3.19%
センコーグループHD(9069) 220 1,055円 2,103.5円 +51.5(+2.51%) +230,670円 2.66%

上昇TOP5の顔ぶれ建機・医療機器・小売・部品・物流——AI半導体とは全く別のバリュー・実業銘柄が並びました。特筆すべきは5銘柄中3銘柄に【決算】マーク——決算内容が評価された銘柄が、相場全体の下げの中でも上昇するという、個別業績重視の物色が続いています。

上昇1位は竹内製作所(6432)がプラス2.81パーセント【決算】——40株保有・含み益プラス116,000円・プラス65.46パーセントというミニショベル世界大手。5位センコーグループHD(9069)がプラス2.51パーセント——220株保有・含み益プラス230,670円・プラス99.38パーセントという物流の主力銘柄。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 配当利回り
ほぼ日(3560)【決算】 4 3,818円 4,200円 -310(-6.87%) +1,528円 2.14%
中部電力(9502)【決算】 6 2,289円 2,991.5円 -216.5(-6.75%) +4,215円 2.34%
NGK(5333)【決算】 20 1,976円 6,664円 -397(-5.62%) +93,760円 1.59%
ツガミ(6101)【決算】 2 3,115円 7,490円 -320(-4.10%) +8,750円 1.31%
ライト工業(1926) 12 2,834円 3,880円 -165(-4.08%) +12,552円 3.76%

下落TOP5のうち4銘柄が【決算】マーク——先週決算好感で上昇した銘柄が、今日は反落というパターンが明確です。特にNGK(5333)は7/9の上昇TOP2(プラス2.84%)、ツガミ(6101)は7/9の上昇TOP1(プラス6.42%)・7/10の上昇TOP2(プラス4.69%)と、「決算好感で買われた後に売られる」行って来いパターンが典型的に現れました。

中部電力(9502)マイナス6.75%は、決算内容が失望売りを誘った形。わたしは同日、他の電力(九州電力・北海道電力)を買った——「セクター全体の問題ではなく、個別要因の下落」と判断しての戦略買いです。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
33,776,156円 +11,404,469円 +50.98% +29,979円 +0.09%

含み損益率はプラス50.98パーセント(先週金曜+50.94%からわずかに上昇)、含み損益額はプラス1,140万円台に回復日経-1,315円の大幅下落日にプラスで終える——これがバリュー分散ポートフォリオの真価です。

📚 初心者向けワンポイント解説:「時価総額」と「首位交代」の意味(三菱UFJがトヨタ超え)

今日の相場で最も歴史的なニュースが、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が時価総額42兆円で、初めてトヨタ自動車(7203)を上回り、東証時価総額ランキングで首位に躍進したこと。「時価総額って何?」「首位交代の意味は?」を、初心者投資家向けに整理します。

時価総額とは

時価総額とは、「その会社の株価 × 発行済株式総数」で計算される、企業の”市場が評価する価値”のこと。「その会社を丸ごと買うのに、市場ではいくら必要か」を示す指標です。

例:

  • 三菱UFJ 株価3,400円 × 発行済12.3億株 ≒ 42兆円
  • トヨタ自動車 株価2,700円 × 発行済15.0億株 ≒ 40兆円(現状)

時価総額の大きい企業=市場から高く評価されている企業——という単純明快な指標なので、世界中の株式ランキングで共通の基準として使われます。

なぜ「首位交代」が歴史的なのか

日本の株式市場は、戦後長らく製造業(特に自動車・電機)がリーダーでした。トヨタは2010年代以降、時価総額首位を守り続けていた——それを、銀行(三菱UFJ)が上回ったというのは、日本経済の構造変化を象徴する出来事です。

過去の時価総額首位の変遷(概略):

時代 首位 業種 背景
1980年代 NTT 通信(独占) バブル・民営化
1990年代 三菱UFJ(旧行) 銀行 バブル期銀行株全盛
2000年代 トヨタ・NTTドコモが交代 自動車・通信 世界戦略
2010〜2020年代 トヨタ 自動車 世界販売台数首位
2026年7月13日〜 三菱UFJ 銀行 利上げ・バリュー再評価

バブル崩壊後、”銀行不況”を経験した日本の銀行株がついに首位に返り咲いた——これは「デフレ経済からインフレ経済への構造転換」を示唆する象徴的な出来事です。

なぜ銀行株が今、買われているのか

複数の要因があります:

  1. 日銀の追加利上げ観測——利ざや(貸出金利-預金金利)の拡大 = 銀行の収益改善
  2. 東証PBR改革の恩恵——PBR1倍割れが多かった銀行株が再評価
  3. バフェット氏の日本商社買い増しで金融株にも波及——外国人投資家の日本株回帰
  4. AI半導体売りの受け皿——リスクオフ資金が銀行株へ流入
  5. 配当利回りの魅力——多くのメガバンクが配当利回り3〜4%

**わたしのポートフォリオでも三菱UFJを440株保有・含み益+258%**という主力銘柄になっているので、この歴史的なイベントの恩恵をしっかり受けています。

時価総額ランキングを長期投資に活かす方法

「時価総額ランキングを見る」だけで、日本経済の構造や市場のリーダー交代が見えてくる——これは長期投資家にとって非常に有用な習慣です。

チェックポイント:

  1. 時価総額TOP10の顔ぶれ: どの業種が市場で評価されているか
  2. トップの変化: 産業構造の変化を示唆
  3. 時価総額×PBR×ROE: 質の高い大型株を見つける手がかり

「TOP10 = 日本を代表する企業」なので、ここに入っている銘柄で高配当のものは、長期保有の中核候補として非常に有力です(=三菱UFJ・トヨタ・三井住友FG・NTT・KDDIなど)。

配当情報

7月13日は配当の入金はありませんでした。3月期決算配当は6月末で概ね一段落しました。先日、2026年3月期決算配当の全体集計記事を公開しました(131銘柄・税引後270,622円+貸株配当金相当額39,919円=合計310,541円の受取記録)、あわせてご覧ください。

明日以降の注目ポイント

  • 7/14(火)以降のAI半導体株の反応。今日のパニック売りが本格調整の入口か、一時的な巻き戻しか
  • 銀行株の続伸有無。三菱UFJが時価総額首位を維持できるか
  • 中東情勢とドル円・原油価格。地政学リスクの持続性
  • 決算シーズン第2週の主要企業。安川電機ストップ安後、他企業の反応
  • バローHD(9956)の公募増資発行価格決定日(7/8〜7/13)。ついに今日が最終日、発表待ち
  • キオクシア(285A)の下値水準。7/9のオーバーハング解消後の追加下落有無

まとめ

今日7月13日は「日経-1,315円の歴代級大幅下落」の中、ポートフォリオが+0.09%で逆行上昇した、バリュー分散型ポートフォリオが真価を発揮する典型的な一日となりました。

7/13
日経平均 -1.92% (67,242円、3日ぶり大幅反落、一時-1,900円)
TOPIX -0.71%
わたしのポートフォリオ +0.09%

わたしのポートフォリオはプラス0.09パーセント・プラス29,979円で、日経平均をプラス2.01パーセントポイント・TOPIXをプラス0.80パーセントポイントでアウトパフォーム8日累計対日経通算プラス7.68パーセントポイントという優秀な累積を維持、含み損益率はプラス50.98パーセント含み損益額プラス1,140万円台に回復しました。

今日の最大のトピックは三菱UFJフィナンシャル・グループが時価総額42兆円で初めてトヨタを上回り、東証時価総額ランキングで首位に躍進したこと——バブル崩壊後の”銀行不況”を経て、ついにメガバンクが日本の”顔”になった歴史的な瞬間です。わたしは三菱UFJを440株保有・含み益+258%という主力銘柄として長く持ち続けており、この記念すべき日を含み益の側で共有できました。

「バリュー株優位」というご質問への答えは明確——日経-1.92% vs ポート+0.09% = +2.01pptアウトパフォームという数字が全てを物語ります。7/2以降の「循環物色→緩和→再びバリュー本格化」という3段階の変化を経て、バリュー投資家にとって最高の局面が続いています。

そして本日は6銘柄合計42,965円を分散買い増し——電力(九州電力・北海道電力)・水処理インフラ(月島HD・メタウォーター)・不動産(東京建物)・消費(ほぼ日)という“AI半導体と相関の低い純粋なバリュー”への集中投資。中部電力の決算失望売り(下落TOP2)を横目に、地方電力の押し目買い下落TOP1のほぼ日をリアルタイムで拾う——という積極的な戦略買いが実行できました。

「日経が1,300円下げる日こそ、バリュー投資家の仕込み時」——これが今日の学びです。明日以降、AI半導体の反応と銀行株の続伸有無を注視しつつ、含み益プラス1,140万円のクッションを保ちながら、地味に、着実に、続けていきます。

明日も、地味に、着実に。


📌 関連記事

免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

【2026年3月期決算配当まとめ】エンジニア投資家の高配当株投資、131銘柄・税引後270,622円+貸株配当金相当額39,919円=合計310,541円を受け取った軌跡

はじめに

2026年3月期決算企業の配当支払いが、6月下旬〜7月上旬にかけて一段落しました。エンジニアとして働きながら高配当バリュー株投資を続けているわたしが、この期に受け取った配当の完全集計をまとめます。日々のポートフォリオ記録では日次で追ってきましたが、「3月期決算配当というひとまとまりの季節性イベント」として振り返ると、また違った景色が見えてきます。

結論を先に:

項目 銘柄数 税引前 税引後
通常配当 131銘柄 329,864円 270,622円
貸株配当金相当額 10銘柄 約39,919円
合計 141銘柄 約310,541円

3月期決算配当だけで、税引後30万円超のキャッシュフロー——これがバリュー株を長期で持ち続けた成果です。以下、詳しく見ていきます。

全体サマリー

通常配当(131銘柄)

  • 受渡日: 2026年5月25日〜6月30日(約1ヶ月間)
  • 税引前合計: 329,864円
  • 税引後合計: 270,622円
  • 実質税率: 約17.96% (貸株分の一部は所得税15.315%源泉のため、平均税率が20.315%より低くなる)

貸株配当金相当額(10銘柄)

わたしは証券会社の貸株サービスを一部の銘柄で利用しています(貸株制度については後述の解説で)。貸株期間中の配当は”配当金相当額”として受け取る仕組みで、こちらは通常配当とは別集計になります。

  • 受渡日: 2026年6月2日〜7月3日
  • 銘柄数: 10銘柄
  • 合計: 約39,919円

合計と背景

通常配当270,622円 + 貸株配当金相当額39,919円 = 合計310,541円——これが2026年3月期決算配当として受け取った金額です。評価額約3,300万円のポートフォリオに対して、税引後利回りは約0.94%(3月期分のみ)——年換算(中間+期末=2倍)すれば約1.88%が期待される受取利回り、というのが現時点の姿です。

日別入金推移

まずは「いつ・何銘柄・いくら」入金があったのかを日別で見てみます。

受渡日 銘柄数 税引後
2026/5/26 1 7,969円
2026/5/27 2 1,354円
2026/5/28 1 200円
2026/5/29 2 9,563円
2026/6/1 5 26,013円
2026/6/2 4 9,063円
2026/6/3 3 12,073円
2026/6/4 4 4,402円
2026/6/5 5 3,698円
2026/6/8 7 29,306円
2026/6/9 5 8,549円
2026/6/10 4 4,564円
2026/6/11 2 759円
2026/6/12 1 168円
2026/6/18 5 17,994円
2026/6/19 2 790円
2026/6/22 7 30,153円
2026/6/24 10 20,494円
2026/6/25 10 6,226円
2026/6/26 21 17,823円
2026/6/29 25 40,692円 ← 単日最高
2026/6/30 5 18,769円
合計 131 270,622円

傾向

  • 5月下旬〜6月上旬は「早期支払い企業」からの入金が始まる: 1日あたり数千円〜1万円台
  • 6月中旬は中堅企業の支払いが増える: 1日あたり1〜2万円台
  • 6月下旬は3月期決算配当のピーク: 1日あたり2〜4万円
  • 6/29(月)がピーク: 25銘柄・税引後40,692円が入金

単日最高は6/29の40,692円——「1日で4万円の配当」というのは、初心者投資家から見ると別世界の数字かもしれませんが、「地味に高配当バリュー株を積み上げてきた成果」として、少しずつでも近づいていける水準です。

銘柄別TOP15(税引後受取額)

131銘柄の中で、受取額が大きい上位15銘柄をランキング形式でご紹介します。

順位 銘柄名 コード 保有株数 税引前 税引後
1 SBIホールディングス 8473 200株 15,000円 11,953円
2 丸紅 8002 200株 11,500円 9,164円
3 東京海上ホールディングス 8766 100株 11,250円 8,966円
4 オリックス 8591 178株 11,097円 8,844円
5 三井住友フィナンシャルグループ 8316 140株 11,060円 8,814円
6 三井住友トラストグループ 8309 100株 10,500円 8,367円
7 三菱商事 8058 190株 10,450円 8,328円
8 トヨタ自動車 7203 200株 10,000円 7,969円
9 三井物産 8031 165株 9,900円 7,889円
10 住友商事 8053 120株 9,600円 7,650円
11 リコーリース 8566 100株 9,500円 7,571円
12 小松製作所 6301 100株 9,500円 7,571円
13 三菱HCキャピタル 8593 370株 8,880円 7,077円
14 稲畑産業 8098 130株 8,450円 6,734円
15 竹内製作所 6432 40株 8,400円 6,694円

TOP15合計だけで税引後122,591円——131銘柄全体270,622円の45パーセントを占めます。「主力銘柄を大きく持つ」ことの意義がよく分かります。

特徴

  • 金融(SBI・東京海上・三井住友FG・オリックス・三井住友トラスト・リコーリース・三菱HC)がTOP15の約半分
  • 5大商社(丸紅・三菱・三井物産・住友商事)がまとめてランクイン
  • 単元株(100〜200株)がほとんどで、”少額分散”より”中核銘柄への集中投資”が配当額を押し上げている

これは「銀行・商社などの高配当バリュー株を長期でしっかり保有する」というわたしの投資戦略の結果そのものです。

セクター別内訳

131銘柄をセクター別(証券コードの上2桁分類ベース)にざっくり集計してみると、「どの業種が配当を稼いでくれているか」が一目瞭然になります。

セクター 銘柄数 税引後 全体構成比
金融(銀行・リース・保険) 12 63,229円 23.4%
商社(5大商社・地方商社) 9 46,819円 17.3%
電機・自動車 17 25,704円 9.5%
機械・電機 15 20,575円 7.6%
証券・保険・不動産 6 20,060円 7.4%
素材・鉄鋼 14 17,402円 6.4%
化学・医薬 15 16,731円 6.2%
通信 4 16,126円 6.0%
その他(REIT・食品等) 7 13,146円 4.9%
建設 8 8,551円 3.2%
電力・ガス 2 7,486円 2.8%
食品・消費 8 6,676円 2.5%
運輸・倉庫 6 3,625円 1.3%
サービス・小売他 8 4,492円 1.7%

分析

  • 金融+商社の2セクターだけで全体の40.7%——「日本の高配当バリュー株投資といえば銀行・商社」という王道が数字で証明
  • **電機・自動車・機械の製造業3セクターで24.7%**——日本の輸出主力業種からも安定的な配当
  • セクター数は14カテゴリ超——8つ以上の業種分散が実現できている
  • 単一セクターに40%を超える集中はない——「1つの業種が急落してもポートフォリオ全体は守られる」分散設計

「業種分散が効いている」というのが、こういう集計で改めて確認できます。

貸株配当金相当額の10銘柄

貸株サービスを利用している10銘柄からは、「配当金相当額」という形で入金がありました。全銘柄をリストアップします。

入金日 銘柄名 コード 保有株数 1株配当相当額 入金額
2026/06/02 南海辰村建設 1850 100株 6.77円 677円
2026/06/09 住友化学 4005 100株 6.35円 635円
2026/06/10 東ソー 4042 100株 42.34円 4,234円
2026/06/12 セブン銀行 8410 200株 4.65円 931円
2026/06/12 三菱HCキャピタル 8593 200株 20.32円 4,064円
2026/06/26 伊藤忠商事 8001 300株 18.63円 5,589円
2026/07/01 IHI 7013 100株 8.46円 846円
2026/07/02 ENEOS ホールディングス 5020 400株 14.39円 5,758円
2026/07/02 センコーグループホールディングス 9069 200株 21.17円 4,234円
2026/07/03 三菱UFJフィナンシャル・グループ 8306 300株 43.18円 12,956円
合計 約39,924円

単日最大は7/3の三菱UFJ・12,956円——地銀・大手金融株を大量に保有していると、貸株からも大きな金額が入ります。

📚 貸株制度と「配当金相当額」の仕組み

貸株のリストを見て「貸株ってなに? 配当金相当額と通常配当は何が違うの?」と疑問に思われた方向けに、簡単に解説します。

貸株サービスとは

貸株(かしかぶ)サービスとは、投資家が保有している株を証券会社に貸し出し、代わりに「貸株金利」を受け取るというサービス。証券会社は借りた株を、信用取引の投資家や機関投資家に又貸しして利益を得ます

投資家(=あなた)側のメリット:

  • 保有しているだけで金利がもらえる(年利0.1%〜1%程度、銘柄による)
  • 売却は普通にできる(貸株を止める処理が入るだけ)

「配当金相当額」って何?

ここが重要です。株を貸している間に権利確定日を迎えた場合、株主名義は借り手側になるため、配当は借り手に払われますしかし、貸株契約上、証券会社が”配当金相当の金額”を投資家に代わりに支払う——これが「配当金相当額」です。

配当金相当額の税務上の扱い

ここが要注意ポイントです。

項目 通常の配当金 配当金相当額
所得区分 配当所得 雑所得
源泉徴収 20.315% (所得税15.315%+住民税5%) 15.315%のみ(所得税分)
確定申告 特定口座源泉あり=原則不要 原則必要(雑所得として)
配当控除 使える 使えない
損益通算 上場株式の損失と可 不可

実質的に”税制上不利”なのが配当金相当額の特徴。ただし、貸株金利が別途もらえるので、「金利分を含めた合計収益で判断」するのが基本です。

わたしの運用ルール

わたしの場合、以下のルールで貸株を活用しています:

  1. 配当利回りが低めの銘柄は貸株ON——金利メリットのほうが大きい
  2. 高配当銘柄(利回り3%超)は貸株OFF——配当税制上有利な扱いを維持
  3. 株主優待狙いの銘柄は貸株OFF——株主名義が変わると優待がもらえない場合あり

なお、今回の集計では「貸株配当金相当額」も”3月期決算配当キャッシュフロー”の一部として扱いました。税務上の性質は違いますが、投資家として受け取ったキャッシュの合計としては合算すべきというのがわたしの整理です。

3月期決算配当集計の意義

131件の入金を1件1件記録して集計する作業は、正直、地味で骨が折れる作業です。それでも毎期きちんとやる意味はあります:

1. 「見える化」で自分の戦略が正しかったか検証できる

  • 金融+商社で40%超——「バリュー中心の戦略が正しく機能している」証拠
  • セクター分散が14カテゴリ——リスク管理も適切

2. 年間配当の予測ができる

  • 3月期分×2(中間+期末)で年間受取額を試算
  • 貸株分も含めて年約62万円(税引後) が概算

3. 「地味に積み上げる」を数値で実感できる

  • 1銘柄あたり平均税引後2,065円
  • 単日最高40,692円(6/29)
  • **”派手さはないが着実に貯まる”**バリュー投資の本質

4. 節税・貸株最適化のヒントが得られる

  • どの銘柄を貸株ONにすべきか(利回り基準で判定)
  • 損出しの検討材料(実現益と実現損の通算前提)

次の入金ピーク(9月末〜10月上旬)に向けて

3月期決算企業の期末配当は今回で一段落しました。次のイベントは:

時期 イベント 対象
7〜8月 大型銘柄の第1四半期決算発表 3月期決算企業
9月末 中間配当の権利確定日(3月期決算企業) 中間配当対象
10月〜12月上旬 中間配当の入金ピーク ほぼ全ての3月期決算企業
12月末 12月期決算企業の期末配当権利確定日 12月期決算企業
翌2〜3月 12月期決算企業の配当入金 12月期決算企業
翌3月末 3月期決算企業の期末配当権利確定日 ここが最大のイベント
翌5〜6月 3月期決算企業の期末配当入金ピーク(今回と同じ) 今回のリピート

わたしは3月末に権利確定日を迎える銘柄が多いので、次の大型配当は今年10月〜12月上旬の”中間配当ラッシュ”。今回とほぼ同規模の入金が期待できます。

まとめ

2026年3月期決算配当の集計として、131銘柄・税引後270,622円 + 貸株配当金相当額10銘柄・約39,919円 = 合計141銘柄・約310,541円を受け取ることができました。

ハイライト 数字
単日最高受取額 40,692円 (2026/6/29)
単日最多銘柄 25銘柄 (2026/6/29)
1銘柄最大 11,953円 (SBIホールディングス)
セクター1位 金融 63,229円 (全体の23.4%)
セクター2位 商社 46,819円 (全体の17.3%)
セクター分散 14カテゴリ

「派手さはないが、地味に、着実に積み上がる」——これがわたしのバリュー株長期投資の実感です。株価の含み益(現在プラス1,137万円)も嬉しいですが、”実現している”配当キャッシュフローの重みは、また違った意味合いを持ちます。

日々のポートフォリオ記録では日次の値動きに一喜一憂しがちですが、こうやって「3月期決算配当」というひとつの季節性イベントとして俯瞰すると、長期投資の”本当の成果”が見えてきます。

次の10月〜12月上旬の中間配当ラッシュでも、同規模の集計記事を公開する予定です。「エンジニアがコツコツ積み上げる高配当バリュー株投資」の記録を、これからも淡々と続けていきます。


📌 関連記事

免責事項:本記事は個人の投資記録・振り返りであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。税務上の扱いは制度改正で変更される場合があります。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

【2026年7月10日】エンジニアの高配当株ポートフォリオ記録|日経+813円続伸、AI半導体+バリューの両者上昇でポートフォリオは-0.15%と持ち直し、ETF分配金換金売りが上値抑制(vs 日経平均・TOPIX)

今日のサマリー

今日7月10日(金)の東京株式市場は、日経平均がプラス813.88円・プラス1.20パーセントの68,557.73円で続伸、TOPIXはプラス15.71・プラス0.39パーセントの4,036.08と小幅高——「日経平均が引き続き強い、TOPIXは控えめ」という基調は変わりませんが、日経平均は寄り付き後に一時プラス1,600円超まで急伸したものの、買い一巡後は伸び悩むという展開でした。理由は明確で、決算日を迎えた上場投資信託(ETF)の分配金捻出に伴う換金売りが需給の重石になったこと。キオクシアも午前は上昇していましたが、後場に下落に転じるなど、AI半導体の勢いも一巡感が出始めています(詳細は📚解説で)。

わたしのポートフォリオはマイナス0.15パーセント・マイナス49,819円——日経平均をマイナス1.35パーセントポイント・TOPIXをマイナス0.54パーセントポイントでアンダーパフォームしましたが、昨日7/9のマイナス0.27パーセントより下げ幅が縮小含み損益率はプラス50.94パーセント含み損益額はプラス1,137万円台をキープしました。

今日の相場で特に注目したいのは、「AI半導体もバリューも同時に上がった」という緩和局面へ移行した点です。上昇TOP5には、AI半導体・素材(PILLAR・ツガミ・信越化学)とバリュー・金融(SBI・GMOFHD)が同居——「循環物色でどちらかしか買われない」というこれまでのシーソー相場から、「両方の資金が回っている落ち着いた状態」への移行を感じさせます。AI半導体からバリュー株への”換金売り”は、7/2〜7/6の頃と比較すると明らかに減少している——というのが、体感としても数字としても表れた一日でした。

本日は取引ゼロ(購入・売却ともになし)「相場の方向感が転換期にあるときは、動かず様子を見る」という基本方針を貫きました。

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 33,702,084円 -49,819円 -0.15%
日経平均 68,557.73円 +813.88円 +1.20%
TOPIX 4,036.08 +15.71 +0.39%

日経平均とTOPIXの差はプラス0.81パーセントポイント——引き続きAI半導体が日経平均を引き上げる構図ですが、昨日(1.03ppt)より縮小。「AI半導体一極から、AI半導体+バリューの両方が回る状態」への移行が数字にも表れています。

バリュー株優位相場からの移行を7日累計で見る

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7/2(水) -2.47% +0.09% +1.50% +3.97ppt
7/3(木) +1.47% +1.24% +1.08% -0.39ppt
7/6(月) -0.01% +0.92% +1.54% +1.55ppt
7/7(火) -2.12% -0.97% -0.07% +2.05ppt
7/8(水) -2.11% -1.37% -0.62% +1.49ppt
7/9(木) +1.38% +0.35% -0.27% -1.65ppt
7/10(金) +1.20% +0.39% -0.15% -1.35ppt
7日累計 -2.66% +0.65% +3.01% +5.67ppt

7日累計で日経平均マイナス2.66パーセントに対してポートフォリオはプラス3.01パーセント対日経通算プラス5.67パーセントポイント——バリュー優位相場のアウトパフォームは維持していますが、直近2日は連続でアンダーパフォームに転じました。「今週前半のバリュー買われすぎの巻き戻し」+「AI半導体反発」の両方が進行中、というのが現状の姿。

【考察】「循環物色の緩和」——今日の相場から読み取れること

ご質問いただいた「AI半導体は強いが、以前ほどバリューも弱くない」という観察は、まさに今日の相場の本質を突いています。整理すると、以下のような「シーソー相場からの緩和」という現象が起きています。

シーソー相場と緩和局面の違い

局面 相場の姿 わたしのポートフォリオ
シーソー相場(7/2〜7/8) AI半導体売り→バリュー買い、または逆 極端に勝つ日/負ける日が交互
緩和局面(7/9〜7/10?) AI半導体もバリューも同時に動く アンダーパフォームは小幅化

今日の上昇TOP5の顔ぶれを見ると、AI半導体系(PILLAR・ツガミ・信越化学)3銘柄+金融・バリュー系(SBI・GMOFHD)2銘柄——両方向に資金が回っているのが明確です。これは「相場全体がリスクオンに戻りつつあり、AI半導体への集中投資も一巡して、資金が広がり始めた」という成熟局面への移行を示唆します。

AI半導体からの換金売り”減少”の背景

7/2〜7/6のバリュー優位相場は、「AI半導体を売って得た資金でバリューを買う」という換金売りが背景にありました。しかし、7/9・7/10と2日連続でAI半導体が反発する中、バリュー株の下落は小幅にとどまっている——これは以下のような理由が考えられます:

  1. 7/2〜7/6でバリューに移った資金の多くが、まだバリューを持ち続けている
  2. AI半導体に戻ってきた資金は、新規のリスクマネー(=バリューから引き剥がしていない)
  3. 循環物色が”どちらか一方の集中”から”分散”に変わりつつある

つまり、「AI半導体一極相場」も「バリュー一極相場」も、どちらもピークを過ぎている可能性——「双方に資金が回る成熟したマーケット」に移行しつつある、と読めます。

長期投資家として今の局面をどう活かすか

「循環物色の緩和」局面は、実は分散ポートフォリオにとって最も安定した相場です。シーソー相場ではどちらかに賭ける必要がありますが、緩和局面では両方持っていれば両方が動くからです。

わたしのポートフォリオはAI半導体系(PILLAR・信越化学・NGK・トーカロなど)バリュー・金融系(三菱UFJ・十六FG・SBI・GMOFHDなど) の両方を保有しているので、今の局面は最も居心地の良い相場——実際、含み損益額プラス1,137万円台をキープ大きな下落もなく安定的に推移しています。

「動かないことの価値」が最も高い局面、というのが今の相場の性格。だから本日も取引ゼロを選択しました。

本日の取引

購入・売却ともにゼロ「相場の方向感が転換期にあるときは、動かず様子を見る」という方針を貫きました。

なぜ買わなかったか:

  1. 相場の方向感が読みにくい——AI半導体一極でもバリュー一極でもない、緩和局面
  2. ETF分配金の換金売りが金曜日以降も続く可能性、押し目リスクあり
  3. 含み益プラス1,137万円のクッションがあり、慌てて動く必要がない

なぜ売らなかったか:

  1. 緩和局面は分散ポートフォリオが最も報われる相場
  2. 今日の下落TOP5に食品ディフェンシブ(日清食HD・キリンHD)が入ったが、これは短期の巻き戻し
  3. 長期保有の中核銘柄を売る理由なし

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 配当利回り
PILLAR(6490) 5 3,325円 10,130円 +460(+4.76%) +34,025円 1.86%
ツガミ(6101)【決算】 2 3,115円 7,810円 +350(+4.69%) +9,390円 1.25%
信越化学(4063) 78 4,086円 7,320円 +310(+4.42%) +252,252円 1.45%
SBI(8473)【決算】 208 1,735円 2,800円 +98(+3.63%) +221,520円 3.04%
GMOFHD(7177) 50 995円 1,067円 +32(+3.09%) +3,600円 5.13%

AI半導体3銘柄+バリュー金融2銘柄の”混在”が今日の上昇TOP5——まさに冒頭で述べた「緩和局面」の教科書的な姿です。

上昇1位はPILLAR(6490)がプラス4.76パーセント——半導体製造装置向けシール材の高シェア企業で、5株保有で含み益プラス34,025円・プラス204.66パーセントという驚異的な水準。AI半導体相場が戻ってきた恩恵を最も受ける銘柄の一つです。

2位ツガミ(6101)がプラス4.69パーセント【決算】——昨日プラス6.42%上昇の続き、決算好感の勢いが継続。3位信越化学(4063)がプラス4.42パーセント——78株保有・含み益プラス252,252円・プラス79.15パーセントというポートフォリオの中でも屈指の主力銘柄。先週の決算好感からじわじわ買われ続けている、まさに”信越化学一強”の状態。

4位SBI(8473)がプラス3.63パーセント【決算】——208株保有・含み益プラス221,520円・プラス61.38パーセントという金融の主力銘柄。決算好感で金融セクター内でも独り勝ちの展開。5位GMOFHD(7177)プラス3.09パーセントは、6/26に買い増しした銘柄が引き続き堅調。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 配当利回り
OKI(6703)【決算】 5 2,058円 3,375円 -130(-3.71%) +6,585円 1.93%
日清食品HD(2897) 4 2,879円 2,794.5円 -101.5(-3.50%) -338円 2.50%
東京海上ホールディングス(8766) 100 4,207円 7,609円 -261(-3.32%) +340,090円 3.22%
ほぼ日(3560)【決算】 2 3,435円 4,510円 -135(-2.91%) +2,150円 2.00%
キリンHD(2503) 100 2,063円 2,837円 -83.5(-2.86%) +77,400円 2.68%

下落TOP1OKI(6703)がマイナス3.71パーセント【決算】——7/9の決算発表後に売られる展開、市場評価が分かれた形。7/6の下落TOP1(マイナス7.17%)、7/8の上昇TOP4に続いて、決算後の再下落——OKIは連日ジェットコースター相場が続いています。

2位日清食品HD(2897)マイナス3.50パーセントは、昨日の上昇TOP2(プラス2.27%)から反落——食品ディフェンシブが「行って来い」のパターン。3位東京海上HD(8766)マイナス3.32パーセントは、100株保有・含み益プラス340,090円・プラス80.87パーセントという金融の主力銘柄。7/2の上昇TOP1(プラス5.61%)からの利食い売りが続く形。

4位ほぼ日(3560)マイナス2.91パーセント【決算】——昨日の上昇TOP4から反落、5位キリンHD(2503)マイナス2.86パーセントは日清食HDと同じく食品ディフェンシブ。「バリュー全体」ではなく「一部のディフェンシブ・金融が利食いされる」という選別された下落が今日の特徴。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
33,702,084円 +11,373,407円 +50.94% -49,819円 -0.15%

含み損益率はプラス50.94パーセント(昨日+51.16%から0.22ppt低下)、含み損益額はプラス1,137万円台をキープ。節目の50パーセントは維持、下げ幅は昨日より縮小しています。

📚 初心者向けワンポイント解説:「ETF分配金の換金売り」とは

今日の日経平均が一時プラス1,600円まで急伸したのに、買い一巡後は伸び悩んだ——その背景にあったのが「ETF分配金捻出に伴う換金売り」というニュース。マーケットニュースでよく出てくるけれど、初心者には意味が分かりにくい概念なので、ここで整理しておきます。

ETFとは(復習)

ETF(上場投資信託)とは、特定の指数(日経平均・TOPIX・特定業種など)に連動するように運用される投資信託で、株式のように証券取引所で売買できる商品のこと。個人投資家にも人気で、代表例として**日経平均連動ETF(1321)・TOPIX連動ETF(1306)**などがあります。

ETFの「分配金」とは

ETFも投資信託の一種なので、投資先の株から入る配当金を、投資家に「分配金」として支払います。ETFの分配金は、多くの場合、年に1〜4回、特定の決算日に支払われるという仕組みです。

  • 決算日: 分配金の権利が確定する日
  • 分配金支払日: 実際にお金が振り込まれる日

今日7月10日は、日経平均連動ETF・TOPIX連動ETFなど、多くの主要ETFの決算日にあたっていました。

なぜ「換金売り」が発生するのか

ここが重要です。ETFは自分では現金を持たず、株式で保有しています。分配金を支払うには、その原資となる現金が必要——そこで、ETFは分配金を支払う前に、保有している株を売って現金化する必要があります。これが「換金売り」です。

具体的なフローは以下:

1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
①ETFの決算日が近づく(7月10日)

②分配金の総額を計算(たとえば1,000億円)

③その1,000億円を捻出するため、ETFが保有株を売却

④「日経平均連動ETF=日経平均を構成する銘柄」を保有

⑤よって、日経225銘柄がまとめて売られる(需給悪化)

⑥特に売買代金の大きい大型株(=AI半導体・値嵩株)に影響

影響を受けやすい銘柄

日経平均連動ETFの規模は、日銀の買い入れ分も含めて数十兆円規模——分配金捻出の換金売りは、市場に大きな影響を与えます。特に影響を受けやすいのは:

  • 日経平均寄与度の高い値嵩株(ソフトバンクG・東京エレクトロン・アドバンテスト・キオクシア)
  • 売買代金上位の大型株(ファーストリテイリング・キーエンスなど)
  • 今日の場合、キオクシアが午前上昇→午後下落したのは、換金売りが直撃した典型例

事前予告される「季節性イベント」

ETF換金売りは、決算日が事前に分かっている「予測可能なイベント」です。7月上旬・10月上旬・1月上旬・4月上旬(四半期末後の分配日)などに集中する傾向があり、プロの機関投資家はスケジュールを把握して対応しています。

個人投資家としても知っておくと便利な理由:

  1. 「日経平均が朝は強かったのに、後場に伸び悩んだ」日は、ETF換金売りの可能性
  2. 翌営業日にはリバウンドしやすい——一時的な需給要因なので
  3. 保有銘柄がETF連動対象なら、決算日前後の値動きは”見送り”が無難

今後の注目

日銀のETF買い入れは2022年頃から抑制的になり、プライベート(民間)のETFが主流に。分配金の総額は毎年増える傾向で、換金売りの影響も年々大きくなるというのが現状です。**7月・10月・1月・4月の第1週前後は、注意すべき”季節性リスク”**として意識しておくと、こういう日の相場の動きが理解しやすくなります。

配当情報

7月10日は配当の入金はありませんでした。3月期決算配当は6月末で概ね一段落しました。近日中に3月期決算配当の全体集計記事を公開予定です。

明日以降の注目ポイント

  • 7/11(月)の米国市場動向とドル円。週明けの寄り付きが今週の締め
  • キオクシア(285A)の反発持続性。オーバーハング解消の勢いが継続するか
  • 信越化学(4063)の続伸有無。ここ数日+4〜6%の連続上昇、そろそろ調整があるか
  • 決算シーズン第2週。良品計画、安川電機、イオンなど大型決算が続く
  • バローHD(9956)の公募増資発行価格決定。7/8〜7/13期間、そろそろ発表タイミング
  • 銀行株の再上昇有無。7/9〜7/10の利食い売りが終わり、再びリスクマネーが向かうか

まとめ

今日7月10日は「AI半導体+バリューの両者上昇」で、緩和局面への移行を感じさせる一日——日経平均が続伸プラス813円、TOPIXもプラス0.39パーセント上昇。日経平均は寄り付き後に一時プラス1,600円まで急伸したものの、ETF分配金捻出の換金売りが上値を抑制、キオクシアも午後に下落に転じました。

7/10
日経平均 +1.20% (68,557円、続伸)
TOPIX +0.39%
わたしのポートフォリオ -0.15%

わたしのポートフォリオはマイナス0.15パーセント・マイナス49,819円で、日経平均をマイナス1.35パーセントポイント・TOPIXをマイナス0.54パーセントポイントでアンダーパフォーム——ただし昨日のマイナス0.27パーセントより下げ幅は縮小7日累計対日経通算プラス5.67パーセントポイントを維持。含み損益率もプラス50.94パーセント、含み損益額プラス1,137万円台をキープしました。

今日の最大の特徴は、上昇TOP5に「AI半導体系(PILLAR・ツガミ・信越化学)3銘柄+バリュー金融(SBI・GMOFHD)2銘柄」が同居したこと——「シーソー相場から緩和局面への移行」を示唆する動きです。7/2〜7/6の”バリュー優位相場”のような一極集中ではなく、両方に資金が回る成熟したマーケットへの転換期にあると考えています。

下落TOP5はOKI【決算】・日清食品HD・東京海上HD・ほぼ日【決算】・キリンHD——「バリュー全体の売り」ではなく「食品ディフェンシブ+一部金融」の選別売りという特徴。全銘柄が含み益プラス数10〜200%以上のクッションがあるので、長期保有には全く影響なし。

本日は取引ゼロ——「緩和局面は分散ポートフォリオが最も報われる相場」として、動かず様子見を選択しました。8月上旬の決算シーズン第2週+バローHDの公募増資決定日+ETF換金売りの余波——複数の材料が来週以降も入り混じる中、含み益プラス1,137万円のクッションを大切に、パニック買い/売りには乗らないという方針を貫きます。

来週も、地味に、着実に。


📌 関連記事

免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

【2026年7月9日】エンジニアの高配当株ポートフォリオ記録|日経4日ぶり反発+924円、AI半導体戻りでバリューは軟調、キオクシアはベイン売却完了で+11%(vs 日経平均・TOPIX)

今日のサマリー

今日7月9日(木)の東京株式市場は、日経平均がプラス924.80円・プラス1.38パーセントの67,743.85円で4日ぶりに大幅反発、TOPIXはプラス13.94・プラス0.35パーセントの4,020.37と小幅な戻り——「日経平均だけが大きく上がる、TOPIXは控えめ」という、まさにAI半導体一極相場が戻ってきた姿の一日でした。日経平均は寄り付き後に一時プラス1,600円超まで急伸する場面もあり、アドバンテスト・東京エレクトロン・キオクシアの3銘柄だけで日経平均を約900円押し上げた——という極端な値嵩株主導の反発でした。

背景は、前日の米国市場でAI半導体関連が買い戻されたこと。7/7・7/8で日本にも波及したサムスンショックが「一時的な材料出尽くし売り」だった可能性が高まり、AI半導体関連にリバウンドの資金が集中しました。さらにキオクシア(285A)は、米投資ファンドのベインキャピタルが同社株を全売却完了したとのブルームバーグ報道を受け、「需給重し(オーバーハング)の解消」が好材料となり一時プラス11パーセント高まで急伸(詳細は📚解説で)。

一方で、わたしのポートフォリオはマイナス0.27パーセント・マイナス90,987円——日経平均をマイナス1.65パーセントポイント、TOPIXもマイナス0.62パーセントポイントでアンダーパフォームバリュー株優位相場が5営業日連続で続いた後の6日目に、ついに逆転しました。「7/2以降続いていた循環物色が、AI半導体側に戻る流れ」というのが今日の相場の本質です。

含み損益率はプラス51.16パーセント(昨日+51.57%から0.41ppt低下)、含み損益額はプラス1,142万円台をキープ。5日連続のバリュー優位で稼いだアウトパフォームのわずかな返上分に留まっており、通算では今週+7.02ppt(6日累積対日経差)を維持——バリュー分散ポートフォリオの真価は、日々の勝ち負けではなく、中長期の累積で評価するべきとあらためて感じさせる展開でした。

本日は取引ゼロ(購入・売却ともになし)「バリューへの利益確定売りが加速する日は動かない」という基本方針を貫きました。

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 33,752,043円 -90,987円 -0.27%
日経平均 67,743.85円 +924.80円 +1.38%
TOPIX 4,020.37 +13.94 +0.35%

日経平均とTOPIXの差はプラス1.03パーセントポイント——「AI半導体がTOPIXから日経平均を引き離す」構造は昨日の逆方向に。プライム市場全体では上がり幅が控えめで、AI半導体関連の値嵩株だけが極端に買われたという、これまで何度も見てきた「AI半導体一極相場」の再現です。

バリュー株優位6日連続の記録、ついに終了

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7/2(水) -2.47% +0.09% +1.50% +3.97ppt
7/3(木) +1.47% +1.24% +1.08% -0.39ppt
7/6(月) -0.01% +0.92% +1.54% +1.55ppt
7/7(火) -2.12% -0.97% -0.07% +2.05ppt
7/8(水) -2.11% -1.37% -0.62% +1.49ppt
7/9(木) +1.38% +0.35% -0.27% -1.65ppt ← 逆転
6日累計 -3.86% +0.26% +3.16% +7.02ppt

6日累計で日経平均マイナス3.86パーセントに対してポートフォリオはプラス3.16パーセント対日経通算でもプラス7.02パーセントポイント——今日1日のアンダーパフォーム(マイナス1.65ppt)は、これまでの累積からすると許容範囲です。「バリュー優位相場は終わったのか、それとも短期的な巻き戻しか」は明日以降の展開次第で、今の時点で判断するのは危険。

【考察】今日の相場の読み解き方

今日の相場を、5日連続バリュー優位からの反転という視点で整理します。

なぜ今日、AI半導体が反発したのか

複数の要因が重なっています:

  1. サムスンショックの「一時的売り」化——2日連続のパニック売り後、「決算内容は過去最高だった」という事実が再評価され、押し目買いが集中
  2. 前日の米国市場でハイテク株高——ナスダック・SOX指数が反発、東京市場に波及
  3. キオクシアのオーバーハング解消——ベインキャピタルの全売却完了で、「今後大量売却リスクなし」という材料
  4. 短期売買の反転——7/7・7/8で下げすぎたAI半導体銘柄に、逆張りの機関投資家の買い戻しが入った

なぜバリュー株が売られたのか

「5日連続で買われすぎた反動」——これに尽きます。7/2以降、銀行・エネルギー・内需・インフラの銘柄がまとめて買われたため、短期的な高値警戒感が広がり、利益確定売りが集中したと見ています。下落TOP5にランクインした東京きらぼしFG(マイナス4.61%)・IHI(マイナス2.73%)は、いずれも7/6〜7/8で上昇TOP入りしていた銘柄——「行って来い」の典型的なパターンです。

「循環物色」の本質

7/2以降の6営業日を俯瞰すると、「AI半導体売り→バリュー買い→AI半導体買い戻し→バリュー利食い」という循環が明確に見えます。「どちらが本流でどちらが調整か」を短期で判断するのは不可能——長期投資家として大事なのは、この循環自体を利益に変える分散を持っていることです。

わたしのポートフォリオは、AI半導体関連銘柄(PILLAR・NGK・信越化学・トーカロなど)バリュー・内需銘柄(三菱UFJ・十六FG・INPEX・インフロニアHDなど) の両方を保有していて、循環のどちらの局面でも「相対的に強い銘柄」が支える構造。今日はAI半導体側が上がりバリュー側が下がる中でも、含み損益率マイナス0.41ppt(51.57%→51.16%)の下落に収まったのは、双方向の分散の効果です。

本日の取引

購入・売却ともにゼロ——「バリュー株への利益確定売りが加速する日は動かない」という基本方針を貫きました。

なぜ買わなかったか:

  1. バリュー株の高値警戒感——短期的に買われすぎた反動が出やすい局面
  2. AI半導体反発の持続性が不透明——明日10日にはETF分配金捻出売りも想定される
  3. 含み益プラス1,142万円のクッションがあり、慌てて動く必要がない

なぜ売らなかったか:

  1. バリュー株の押し目は”買い増しの候補”であって、”利食いの候補”ではない
  2. 今日下落した銀行株・IHIは、いずれも含み益率200〜633パーセント——長期保有の中核で売る理由なし
  3. 「AI半導体反発日にバリューが下がる」のは一時的な巻き戻しの可能性が高い

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 配当利回り
ツガミ(6101)【決算】 2 3,115円 7,460円 +450(+6.42%) +8,690円 1.31%
NGK(5333)【決算】 20 1,976円 7,051円 +195(+2.84%) +101,500円 1.50%
日本ケアサプライ(2393)【決算】 20 1,490円 4,240円 +105(+2.54%) +55,000円 1.75%
ほぼ日(3560) 2 3,435円 4,645円 +115(+2.54%) +2,420円 1.94%
メタウォーター(9551)【決算】 24 3,294円 3,260円 +80(+2.52%) -816円 2.45%

今日の上昇TOP5は5銘柄中4銘柄に【決算】マーク——決算好感による反発が主役の一日でした。相場全体はAI半導体主導ですが、個別銘柄では決算の中身が明確に評価される、決算シーズンらしい動きです。

上昇1位はツガミ(6101)がプラス6.42パーセント【決算】——7/7の下落TOP2(マイナス10%ストップ安)から強く反発含み益プラス8,690円・プラス139.49パーセントの水準まで戻しました。工作機械の中堅で、決算内容が予想を上回ったと見られます。

2位NGK(5333)がプラス2.84パーセント【決算】——20株保有・含み益プラス101,500円・プラス256.83パーセントという主力銘柄。化学素材大手で、こちらも決算好感。3位日本ケアサプライ(2393)プラス2.54パーセント【決算】は介護福祉、4位ほぼ日(3560)プラス2.54パーセントは糸井重里氏率いる出版・EC企業、5位メタウォーター(9551)プラス2.52パーセント【決算】は7/3に損出しを試みた上下水道インフラ大手。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 配当利回り
東京きらぼしフィナンシャルグループ(7173) 80 237円 1,738円 -84(-4.61%) +120,080円 1.73%
住友林業(1911) 244 1,200円 1,321円 -39(-2.87%) +29,524円 3.79%
大同メタル工業(7245) 20 910円 1,417円 -40(-2.75%) +10,140円 2.54%
IHI(7013) 200 1,543円 2,813円 -79(-2.73%) +254,000円 0.82%
DIC(4631) 22 3,670円 4,667円 -118(-2.47%) +21,934円 3.00%

下落TOP1東京きらぼしFG(7173)がマイナス4.61パーセント——7/8の上昇TOP2だった地銀が、まさに「行って来い」で急落。含み益率プラス633.33パーセントという驚異的な水準を維持していますが、短期の利食い売りが集中しました。

4位IHI(7013)マイナス2.73パーセント——7/6の上昇TOP1(プラス7.02%)だった防衛関連の代表格が、こちらも「行って来い」。200株の含み益プラス254,000円・プラス82.31パーセントなので、長期保有には全く影響なし。

下落TOP5のうち3銘柄(東京きらぼしFG・IHI・大同メタル)は、今週前半に上昇TOP入りしていた銘柄——バリュー株利益確定売りの典型パターンが明確に見えます。それでも全銘柄が含み益プラス10〜633パーセントの分厚いクッションがあるので、日常的な調整の範囲内

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
33,752,043円 +11,423,366円 +51.16% -90,987円 -0.27%

含み損益率はプラス51.16パーセント(昨日+51.57%から0.41ppt低下)、含み損益額はプラス1,142万円台をキープ。節目の50パーセントは維持、6日累計では引き続きプラス3.16パーセントという優秀なパフォーマンスです。

📚 初心者向けワンポイント解説:「オーバーハング」とは(キオクシア+11%高の背景)

今日のキオクシア(285A)一時プラス11パーセント高の背景にあった「ベインキャピタルの全保有株売却完了」というニュース——これが「オーバーハング解消」という材料になった、と冒頭で書きました。オーバーハング(overhang)という言葉は少し専門的ですが、初心者投資家として知っておくと「なぜ大株主の売却完了で株価が上がるのか」が理解できるようになります。

オーバーハングとは

オーバーハングとは、「大株主が大量の株式を保有していて、いつでも売り出す可能性がある」状態のこと。「頭上に売り圧力が”垂れ下がっている(overhang)”」というイメージから来ています。

大株主が「まだ売る予定の株を大量に持っている」と、他の投資家は以下のような心理になります:

  1. 「大株主がいつ大量売りするか分からない」→ 株価下落リスク
  2. 「大量売却が出れば需給が悪化する」→ 短期的に株価下がる
  3. 「その心理的重荷があるうちは、株価は上値が重い」

これが「オーバーハングによる株価抑制効果」です。大株主保有=常に売り予備軍という意味合いになります。

キオクシアのケース

キオクシア(旧東芝メモリ)は2018年にベインキャピタル主導のコンソーシアムが180億ドルで買収した会社。2024年末に東証にIPO(新規上場)しましたが、ベインキャピタルは大株主として引き続き保有していました。上場後、ベインは段階的に株式を売却:

時期 売却規模 状態
2025年11月 20億ドル超売却 まだ多く保有
2026年2月 35億ドル超売却 まだ保有継続
2026年7月9日 残り全部売却完了 オーバーハング解消

「ベインがいつ次の売却をするか」という不透明感が、これまでキオクシアの株価上値を抑える要因になっていました。それが今日、「全売却完了」で完全解消——「今後の需給悪化リスクがゼロになった」という強い好材料になった、というわけです。

PEファンドの投資回収と株価の関係

PE(プライベート・エクイティ)ファンド——ベインキャピタルのような投資会社は、5〜10年の期間で企業を買収→改革→再上場→売却というサイクルで利益を出します。投資回収の最終段階上場後の株式売却で、これは:

  • PEファンドにとってのゴール(投資リターンの確定)
  • 株式市場にとっては需給重荷(オーバーハング)

の板挟み状態になります。今回のベインのキオクシア投資は2018年〜2026年(約8年間)で180億ドル→大幅リターンという、PEファンドとして記録的な大成功案件でもありました。

個人投資家として知っておくべきこと

大株主の保有比率が高い会社を買う時は、以下をチェックしましょう:

  1. PEファンド・親会社・創業家など、”売却圧力になり得る大株主”は誰か
  2. その大株主のロックアップ期間(売却禁止期間)はいつ終わるか
  3. すでにどの程度売却が進んでいるか——残りが少ない=オーバーハング解消近い

IPO直後の株や、親子上場銘柄では、こうした需給要因が株価に大きく影響することがあります。「業績は良いのに株価が上がらない」という状況の裏には、しばしばオーバーハングがあります。

わたしのポートフォリオでの類似例

わたしの保有銘柄でも、スカパーJSAT(9412)がSpaceX上場後の換金売りバローHD(9956)が公募増資に伴う需給悪化——といった「需給要因での株価軟調」が今も進行中です。業績は良いのに株価が上値を抑えられている銘柄は、「需給重石」の存在をチェックしておくことが大事です。

配当情報

7月9日は配当の入金はありませんでした。3月期決算配当は6月末で概ね一段落しました。近日中に3月期決算配当の全体集計記事を公開予定です。

明日以降の注目ポイント

  • 7/10(金)のETF分配金捻出売り。市場参加者の多くが想定、日経平均の上値抑制要因
  • AI半導体反発の持続性。キオクシアのオーバーハング解消は好材料だが、他銘柄はどう動くか
  • 銀行株・IHIの下げ止まり有無。今日下落TOP入りした主力銘柄が明日反発するか
  • 決算シーズン第2週。今日ツガミ・NGK・日本ケアサプライ・メタウォーターが決算好感で上昇、明日も注目
  • バローHD(9956)の公募増資発行価格決定。7/8〜7/13期間、そろそろ発表タイミング
  • サムスンショックの完全終了か。3日ぶりの反発で終焉か、それとも下げ再開か

まとめ

今日7月9日は「AI半導体一極相場が戻ってきた」一日——日経平均が4日ぶり反発でプラス924円・プラス1.38パーセントの67,743円まで戻し、アドバンテスト・東京エレクトロン・キオクシアの3銘柄だけで日経平均を約900円押し上げたという、極端な値嵩株主導の反発でした。TOPIXはプラス0.35パーセントの小幅高——「バリューはむしろ売られる」というAI半導体一極相場の典型パターンです。

7/9
日経平均 +1.38% (67,743円、4日ぶり反発)
TOPIX +0.35%
わたしのポートフォリオ -0.27%

わたしのポートフォリオはマイナス0.27パーセント・マイナス90,987円で、日経平均をマイナス1.65パーセントポイント・TOPIXをマイナス0.62パーセントポイントでアンダーパフォーム——バリュー株優位相場が5営業日連続で続いた後、6日目に逆転しました。ただし6日累計では対日経プラス7.02パーセントポイントという優秀な累積は維持、含み損益率もプラス51.16パーセント含み損益額プラス1,142万円台をキープしました。

今日のキーワードは「オーバーハング解消」——キオクシア(285A)がベインキャピタルの全保有株売却完了報道を受けて一時プラス11パーセント高まで急伸。「大株主の売却圧力」が完全になくなったことで需給が改善という、教科書的な材料でした。長期投資家として、「業績は良いのに株価が上値を抑えられている銘柄」の裏に需給重石があるかどうかを意識する良い機会です。

上昇TOP5はツガミ(プラス6.42%)・NGK(プラス2.84%)・日本ケアサプライ(プラス2.54%)・ほぼ日(プラス2.54%)・メタウォーター(プラス2.52%)——5銘柄中4銘柄に【決算】マーク、決算好感の一日となりました。

下落TOP5は東京きらぼしFG・住友林業・大同メタル・IHI・DIC——5銘柄中3銘柄(東京きらぼしFG・IHI・大同メタル)は、今週前半の上昇TOP入り銘柄バリュー株の利益確定売りが典型的に現れました。ただし全銘柄が含み益プラス10〜633パーセントの分厚いクッションがあるので、長期保有には全く影響なし。

本日は取引ゼロ(購入・売却ともになし)——「バリュー株への利益確定売りが加速する日は動かない」という基本方針を貫きました。「バリュー相場は終わったのか、短期的な巻き戻しか」の判断は明日以降の展開次第で、「循環物色の中で、どちらの局面でも相対的に強い銘柄を持ち続ける」というバリュー分散の基本方針を維持していきます。

明日7/10はETF分配金捻出売りが想定される日で、日経平均の上値抑制要因になりそう。含み益プラス1,142万円のクッションを保持しつつ、明日も動かず様子見——というのが今の局面での正解と考えています。

明日も、地味に、着実に。


📌 関連記事

免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

【2026年7月8日】エンジニアの高配当株ポートフォリオ記録|日経3日続落-1,437円で1カ月ぶり安値、サムスンショック2日目でTOPIXも2営業日続落(vs 日経平均・TOPIX)

今日のサマリー

今日7月8日(水)の東京株式市場は、日経平均がマイナス1,437.91円・マイナス2.11パーセントの66,819.05円で3日続落6月12日以来約1カ月ぶりの安値水準に。TOPIXもマイナス55.83・マイナス1.37パーセントの4,006.43で2営業日続落(先週金曜まで6連騰していたが7/7・7/8で連続下落)——ついに「AI半導体だけでなくバリューも売られる」という、バリュー優位相場の綻びが見え始めた一日となりました。

背景は、サムスンショックが2日目に持ち越し——7日発表のサムスン電子の暫定決算後の急落を受けて、7/8のアジア市場でも韓国総合株価指数(KOSPI)がサーキットブレーカーが発動するほどの急落。サムスン電子・SKハイニックスの連日安を受けて、東京市場でもキオクシア・東京エレクトロン・アドバンテスト・村田製作所・太陽誘電・フジクラなどAI半導体・電子部品・電線株にまとめて売りが波及しました。単日のパニックではなく、2日連続の売り——これが、「AI半導体一極相場が本格的な調整局面に入りつつある」というシグナルの可能性を、市場が気にし始めた一日でした。加えてバリュー株にも一部利益確定売りが入り、「これまで買われていなかった銘柄まで含めて全面安」という様相を呈しました。

わたしのポートフォリオも、今週初めてはっきりとしたマイナス——マイナス0.62パーセント・マイナス209,431円。それでも日経平均をプラス1.49パーセントポイント・TOPIXをプラス0.75パーセントポイントでアウトパフォームし、含み損益率はプラス51.57パーセント含み損益額はプラス1,151万円台をキープしました。バリュー株優位相場は5営業日連続で継続、対日経通算アウトパフォームはプラス8.67パーセントポイント——「バリュー優位」でも「バリュー全面高」ではないという現実を突きつけられつつも、分散の効果はしっかり出ています。

本日は取引なし(購入・売却ともにゼロ)——下げ相場に対しては「動かない」ことも立派な判断として、静観の一日としました。

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 33,843,030円 -209,431円 -0.62%
日経平均 66,819.05円 -1,437.91円 -2.11%
TOPIX 4,006.43 -55.83 -1.37%

日経平均とTOPIXの差はマイナス0.74パーセントポイント——日経平均のほうがやや悪いですが、両指数ともにマイナスという点で「循環物色の綻び」が明確です。ただしわたしのポートフォリオはTOPIXよりもプラス0.75パーセントポイント高い水準を維持——「TOPIXの下げより浅い」という守りの姿勢はキープできています。

バリュー株優位5営業日連続の実績と、今日の変化

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7/2(水) -2.47% +0.09% +1.50% +3.97ppt
7/3(木) +1.47% +1.24% +1.08% -0.39ppt
7/6(月) -0.01% +0.92% +1.54% +1.55ppt
7/7(火) -2.12% -0.97% -0.07% +2.05ppt
7/8(水) -2.11% -1.37% -0.62% +1.49ppt
5日累計 -5.24% -0.09% +3.43% +8.67ppt

5日累計で日経平均マイナス5.24パーセントに対してポートフォリオはプラス3.43パーセント対日経通算プラス8.67パーセントポイント——驚異的なアウトパフォーム期間が続いています。ただし7/7・7/8はポートフォリオも小マイナス——「バリュー優位」だけでは説明できない「全面安」の兆しが出てきたことは、正直に認識しておく必要があります。

【考察】バリュー優位でも下げる理由と、これからの見通し

ご質問いただいた「バリュー優位でも全体的に状況がよくない」という状況について、エンジニア投資家としての考察を整理します。

今日の下落を分解する

まず、今日の下落を材料別に分解すると、大きく3つのレイヤーが同時に働いていました。

レイヤー 内容 影響を受ける銘柄
レイヤー1: セクター(AI半導体調整) サムスンショック2日目、KOSPIサーキットブレーカー発動 AI半導体・電子部品・電線
レイヤー2: 時間(調整の長期化リスク) 「1日でパニック売り」でなく「2日連続」= 構造的調整の可能性 AI関連の裾野銘柄まで拡散
レイヤー3: 需給(バリューへの利益確定売り) 7/2以降5営業日連続のバリュー優位→短期的な高値警戒 銀行・商社以外のバリュー株にも

7/2〜7/6の「バリュー優位」相場は、AI半導体売り → バリューに資金流入という循環物色のシンプルな構造でした。しかし7/7・7/8はサムスンショックの直接波及が2日連続——単なる調整ではなく、”AI半導体一極相場の終焉”の可能性を市場が意識し始めた形。リスクオフ寄りのモードに移行しつつあり、成長株もバリューも同時に売られる——これが今日の相場の本質です。

それでも、わたしのポートフォリオが日経平均より強い理由

今日、日経平均マイナス2.11パーセントに対してポートフォリオはマイナス0.62パーセントと、1.49ppt浅く済んだ理由は、上昇TOP5を見ると分かります。

  • 十六FG(7380) プラス3.49パーセント——地銀、日銀の追加利上げ観測が追い風
  • INPEX(1605) プラス3.26パーセント——エネルギー、地政学リスク+原油需給
  • インフロニアHD(5076) プラス3.77パーセント——建設・インフラ、内需
  • アサヒGHD(2502) プラス3.10パーセント【決算】——飲料、決算好感
  • 高速(7504) プラス2.18パーセント——機械、独自の伸び

これらは全てAI半導体との相関が薄い「マイペースなバリュー銘柄」です。特に銀行株(十六FG)「AI半導体売り+日銀利上げ観測」の受け皿として、昨日の三菱UFJに続いて今日も上昇。エネルギー(INPEX)原油需給という独自の材料で動くため、AI半導体売りの相場でも底堅い。**インフラ(インフロニアHD)・食品(アサヒGHD)・機械(高速)**も、それぞれ独自のドライバーを持つバリュー銘柄です。

つまり、「バリューの中でも、AI半導体調整と相関が低い銘柄(金融・エネルギー・内需・インフラ)を保有していたこと」が、今日のポートフォリオが日経平均を大きくアウトパフォームできた理由です。

今後の3つのシナリオと備え方

これからの相場を、シナリオ別に整理してみます。

シナリオA: 「AI半導体が自律反発」(30パーセント程度と見ています)

サムスンショックが「一時的な材料出尽くし売り」で終わり、数日〜1週間程度でAI半導体株が反発。AI半導体一極相場に戻る可能性が高く、バリュー株には逆風わたしのポートフォリオはアンダーパフォーム傾向に。

シナリオB: 「AI半導体調整、バリュー本格化」(40パーセント程度)

サムスンショックが「本格的な調整入り」の合図で、AI半導体一極相場が終焉。資金がバリュー(銀行・商社・エネルギー・内需)に本格的にシフト。バリュー優位相場が本格化わたしのポートフォリオは引き続きアウトパフォーム

シナリオC: 「全面リスクオフの調整」(30パーセント程度)

AI半導体売りがバリューも巻き込む全面安に発展。全銘柄が下落する一方、銀行・エネルギー・内需のバリューは相対的に強い。わたしのポートフォリオは絶対値マイナスでも、TOPIX・日経より浅いという守りの展開。

長期投資家としての基本方針

正直、シナリオを100パーセント読み切ることは不可能です。だからこそ、「どのシナリオでも生き残れるポートフォリオ設計」が大事——具体的には:

  1. 業種分散を8つ以上に維持(金融・エネルギー・不動産・建設・食品・通信・化学・機械)
  2. 「AI半導体との相関が低い銘柄」の比率を保つ(内需・金融・エネルギー・インフラ)
  3. 含み益クッションを大切にする(現時点でプラス1,151万円のクッションは、7〜10パーセント程度の全面下落を吸収可能)
  4. 短期の下げに動揺せず、押し目買いのチャンスは慎重に見極める
  5. 損出しなど「税務戦略」でリターンを底上げ

「バリュー優位が5日連続=Bull相場が始まった」と単純化するのは危険——今週はまさに、「バリュー優位からリスクオフ全面安の兆し」への移行局面を目撃している可能性があります。バリュー株投資家として、「自分のポートフォリオが下げる日にも、日経平均よりは浅い」という守りの姿勢を維持しつつ、慎重に押し目を待つのが今の局面での正解と考えています。

本日の取引

購入・売却ともにゼロ——「下げ相場では動かないことも立派な判断」として、今日は静観の一日としました。

なぜ買わなかったか:

  1. AI半導体調整がどこまで続くか読めない(サムスンショック2日連続で本格化リスクあり)
  2. キャッシュポジションを保っておきたい(本格的な押し目が来た時のために)
  3. 含み益プラス1,151万円のクッションがあり、慌てて動く必要がない

なぜ売らなかったか:

  1. 短期の下げに対して長期保有銘柄を売るのは”うろたえ”(基本方針違反)
  2. 含み益銘柄を実現益にしても、税負担が発生するだけ(通算する損がなければ節税効果ゼロ)
  3. バフェット氏の「10年持てないなら10分も持つな」——長期投資家として、こういう日こそ動かない

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 配当利回り
インフロニアHD(5076) 16 2,218円 2,874円 +104.5(+3.77%) +10,496円 3.48%
十六フィナンシャルグループ(7380) 50 459円 2,547円 +86(+3.49%) +104,400円 1.96%
INPEX(1605) 230 1,740円 3,388円 +107(+3.26%) +379,040円 3.19%
アサヒグループHD(2502)【決算】 28 1,608円 1,660.5円 +50(+3.10%) +1,470円 3.13%
高速(7504) 20 2,071円 3,750円 +80(+2.18%) +33,580円 3.20%

今日の上昇TOP5はインフロニアHD(建設・インフラ)・十六FG(地銀)・INPEX(エネルギー)・アサヒGHD(食品)・高速(機械)——業種がバラバラだが、共通するのは”AI半導体との相関が低い純粋なバリュー”という点です。サムスンショック2日目のAI半導体売り相場でも、こういう銘柄には安全資産としての資金流入が続いています。

上昇1位はインフロニアHD(5076)がプラス3.77パーセント——前田建設・前田道路・東洋建設などが統合してできた総合インフラ企業。内需インフラという独自ドライバーが今日の相場では強く評価されました。

2位十六フィナンシャルグループ(7380)プラス3.49パーセント——岐阜の地銀ですが、50株保有・平均取得459円・含み益プラス104,400円・プラス454.90パーセントという驚異的な水準の含み益銘柄。昨日の三菱UFJに続いて、今日は地銀にも資金が流入——日銀の追加利上げ観測が銀行株全体を底上げしている構図です。

3位INPEX(1605)プラス3.26パーセント——230株の含み益プラス379,040円・プラス94.71パーセントというエネルギー最大手。中東地政学リスク・原油需給というAI半導体とは全く別の材料で買われる銘柄で、リスクオフの守り銘柄として最適です。

4位アサヒGHD(2502)は【決算】マーク——プレモルなど飲料の決算内容が好感された模様、含み益は控えめですが引き続き注視。5位高速(7504)プラス2.18パーセント——包装機械の中堅で、含み益プラス33,580円・プラス81.07パーセントを維持。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 配当利回り
バローHD(9956) 12 2,616円 3,250円 -280(-7.93%) +7,608円 2.46%
エスペック(6859) 2 3,320円 3,920円 -195(-4.74%) +1,200円 2.93%
オプテックスグループ(6914) 6 2,498円 3,815円 -160(-4.03%) +7,902円 1.99%
大同メタル工業(7245) 20 910円 1,457円 -60(-3.96%) +10,940円 2.47%
スカパーJSAT(9412) 100 661円 2,556円 -104(-3.91%) +189,500円 1.88%

下落TOP1はバローHD(9956)がマイナス7.93パーセント——先週7/1にも下落TOP1(マイナス13.99パーセント)だった同銘柄が、また大幅下落。理由は明確で、7/8〜7/13が公募増資の発行価格決定期間であり、大和証券による安定操作取引や需給悪化の思惑が売り圧力になっている形。先週7/1の”適時開示4件同時発表”の希薄化ショックがまだ尾を引いている状況です。ただし、中長期の増配・分割・コーナン商事シナジーの材料は残っているので、慌てず様子見。

下落2位エスペック(6859)マイナス4.74パーセント——半導体試験装置、サムスンショックの直撃を受けています。3位オプテックスグループ(6914)マイナス4.03パーセント——センサー・光学機器、こちらも半導体系。4位大同メタル工業(7245)マイナス3.96パーセント——昨日マイナス13.86パーセントに続く連続下落で、含み益はプラス66.70パーセント→プラス60.11パーセントに縮小。5位スカパーJSAT(9412)マイナス3.91パーセント——それでも含み益プラス189,500円・プラス286.69パーセントの驚異的なクッションを維持。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
33,843,030円 +11,514,353円 +51.57% -209,431円 -0.62%

含み損益率はプラス51.57パーセント(昨日プラス52.51%から0.94ppt低下)、含み損益額はプラス1,151万円台をキープ。節目の50%は依然維持、下げ相場でも大崩れしていないのが現状の姿です。

📚 初心者向けワンポイント解説:「リスクオフ相場」での立ち回り方

今日のような「相場全体が下がる日」——リスクオフ相場で、長期投資家として何をすべきか、何をすべきではないかを整理しておきます。下げ相場の対応の仕方を知っておくと、こういう局面でも冷静に投資判断ができます。

リスクオフとは

リスクオフとは、投資家が「リスク資産(株式など)を減らして、安全資産(現金・国債・金など)を増やそう」とする心理・行動状態のこと。特定のセクターだけでなく、株式市場全体が売られやすいのが特徴です。

対義語はリスクオン——「リスク資産を積極的に買う」心理状態で、株高・成長株優位の局面。

今日7/8は、サムスンショック2日連続 → AI半導体一極相場の終焉懸念 → リスク資産全般への売りという流れで、明確なリスクオフの一日でした。

リスクオフでも「相対的に強い銘柄」の見分け方

同じ日本株でも、リスクオフでの下落幅は業種によって全く違う——これを理解しておくと、こういう局面でも冷静に対応できます。

分類 業種例 リスクオフでの動き
🟥 極端に弱い AI半導体・電子部品・電線 資金流出の主役、急落しやすい
🟧 やや弱い 精密機械・素材 半導体との連想売りで影響
🟨 中立 商社・海運 為替と資源価格で分かれる
🟦 やや強い 化学・食品(内需寄り) 内需依存で影響限定的
🟩 強い 銀行・エネルギー・内需(建設・電力・通信) 独自のドライバーで動く、時に逆行高

わたしのポートフォリオは、実は「リスクオフに相対的に強い銘柄」を多く保有しているのが、今日のアウトパフォームの正体です。十六FG(地銀)・INPEX(エネルギー)・インフロニアHD(建設)・アサヒGHD(食品)・高速(機械)——今日の上昇TOP5は全て緑または黄色ゾーンの銘柄でした。

リスクオフ相場でやってはいけない3つのこと

長期投資家として、リスクオフ相場でやってはいけないことを3つ挙げると:

  1. パニック売り——「まだ下がるかも」と思って優良銘柄を投げ売りするのは、後で買い戻すコストが増えるだけ。相場が反転した時に取り戻せない機会損失に。
  2. 「安いから」と反射的に買い増し——下げ相場の初期は、まだ底が見えていない。安易な押し目買いはナンピン地獄の入口。
  3. 短期指標だけを見て判断——リスクオフは数日〜数週間続くことも。1日単位の下げに反応しないことが大事。

リスクオフ相場でやるべき3つのこと

逆に、やるべきことは:

  1. 含み益クッションを確認——今日時点でわたしはプラス1,151万円のクッションがあり、7〜10パーセントの全面下落を吸収可能。「大丈夫」と思える具体的な数字を確認しておく。
  2. 業種分散が機能しているかチェック——今日は8つ以上のセクター分散が明確に効いた。この機会に自分のポートフォリオの偏りを再確認する。
  3. キャッシュポジションを保つ——本格的な押し目が来た時のために、いつでも動ける現金を確保。慌てて全額投入せず、段階的な仕込みを準備。

長期投資家としての心構え

リスクオフ相場は「投資の腕を試される時期」——「バブル相場で儲かる」のは誰でもできますが、「調整相場で耐える」のは長期投資家の真骨頂です。

「今日の下げは、10年後の含み益から見ればほんの数%の変動」——長期投資の視点を保てるかどうかが、こういう局面での分かれ目です。わたしは今日、取引ゼロで静観することを選びました。「動かないことも、立派な判断」というのが、リスクオフ相場での長期投資家の基本姿勢です。

配当情報

7月8日は配当の入金はありませんでした。3月期決算配当は6月末で概ね一段落しました。近日中に3月期決算配当の全体集計記事を公開予定です。

明日以降の注目ポイント

  • 7/9(木)の米国市場動向とドル円。米ハイテク株の反応、AI半導体の底入れ有無
  • サムスンショックの3日目。7/7・7/8の2日間で半導体売りは相当進んだが、まだ底なのか
  • 日本の主要企業の第1四半期決算開示。特に半導体・電子部品の見通しコメントに注目
  • バローHD(9956)の公募増資発行価格決定。7/8〜7/13期間で、価格決定日に注目
  • 銀行株の底堅さ。三菱UFJ・みずほFG・三井住友FGなどの逆行高が続くか
  • キオクシア(285A)の7万円防衛ライン。7/7に一時マイナス11.75パーセント、7/8も続落なら重要な節目

まとめ

今日7月8日は「サムスンショック2日目」のリスクオフ相場で、日経平均が3日続落(マイナス1,437円・約1カ月ぶりの安値)、TOPIXも2営業日続落(先週金曜まで6連騰していたが7/7・7/8で連続下落)——「AI半導体だけでなくバリューも売られる」というバリュー優位相場の綻びが見え始めた一日となりました。

7/8
日経平均 -2.11% (66,819円、約1カ月ぶり安値)
TOPIX -1.37% (2営業日続落)
わたしのポートフォリオ -0.62%

わたしのポートフォリオはマイナス0.62パーセント・マイナス209,431円で、日経平均をプラス1.49パーセントポイント・TOPIXをプラス0.75パーセントポイントでアウトパフォーム含み損益率はプラス51.57パーセント、含み損益額プラス1,151万円台をキープしました。

上昇TOP5はインフロニアHD・十六FG・INPEX・アサヒGHD・高速——全て”AI半導体との相関が低いバリュー”銘柄(建設・地銀・エネルギー・食品・内需機械)。今日のアウトパフォームの正体は、「AI半導体調整の影響を受けにくい業種への分散」にあります。特に十六FG(地銀)の含み益率プラス454.90パーセント・INPEX(エネルギー)のプラス94.71パーセントという長期保有の成果が、こういう下げ相場で真価を発揮しました。

下落TOP5はバローHD(公募増資期間で需給悪化)・エスペック(半導体試験装置)・オプテックスグループ・大同メタル・スカパーJSAT——バローHDは先週7/1に続く連続大幅下落、7/8〜7/13の公募増資発行価格決定期間の売り圧力が響いている形。ただし全銘柄が含み益プラス18〜286パーセントのクッションがあるため、長期保有には全く影響なし。

本日は取引ゼロ(購入・売却ともになし)——「下げ相場では動かないことも判断」として静観の一日としました。AI半導体調整の底が見えない中、キャッシュポジションを保っておく戦略を選択しています。

考察として、「バリュー優位」は5日連続で続いていますが、これは「バリュー全面高」ではなく「AI半導体売りより浅い下げ」という状態に移行しつつあります。シナリオA(AI半導体自律反発)・B(AI半導体調整・バリュー本格化)・C(全面リスクオフ)の3パターンを想定しつつ、「どのシナリオでも生き残れる分散」を最優先に維持していきます。

含み益プラス1,151万円のクッション、業種8つ以上の分散、関税影響を受けにくいバリュー銘柄——この3つが揃っている限り、「下げ相場でも冷静に、パニック売りには乗らない」を貫きます。明日も、地味に、着実に。


📌 関連記事

免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

【2026年7月7日】エンジニアの高配当株ポートフォリオ記録|サムスンショックで日経-1,480円もポートフォリオは-0.07%で守り抜く、三菱UFJが逆行高で上場来高値更新(vs 日経平均・TOPIX)

今日のサマリー

今日7月7日(火)の東京株式市場は、日経平均がマイナス1,480.73円・マイナス2.12パーセントの68,256.96円で大幅続落、TOPIXもマイナス39.70・マイナス0.97パーセントの4,062.26と6連騰でストップ——それでも日経平均の下げ幅マイナス2.12パーセントに対してTOPIXがマイナス0.97パーセントで踏みとどまったというのが今日の相場の最大の特徴です。

背景は、韓国のサムスン電子が発表した2026年4〜6月期の暫定決算をきっかけとする「サムスンショック」サムスン電子の売上高と営業利益はともに過去最高だったにもかかわらず、「材料出尽くし」と見た機関投資家の利益確定売りが集中し、韓国総合株価指数(KOSPI)は一時マイナス8パーセント超まで急落。この影響が日本の半導体株にダイレクトに波及し、キオクシア(285A)は一時マイナス11.75パーセント安、東京エレクトロン・アドバンテスト・ソフトバンクグループなどAI半導体一極相場の主役株がまとめて売り込まれ、日経平均を大きく押し下げました。

一方で、銀行株は「逆行高」で堅調——三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)は上場来高値を更新しました。日銀の追加利上げ観測+米金利動向+為替の相対的な安定など、AI半導体売りの資金の受け皿として、銀行・金融がクリアに買われた構図。わたしのポートフォリオでも三菱UFJが440株保有・平均取得962円・終値3,446円で含み益プラス1,092,960円・プラス258.21パーセントという驚異的な水準——今日はプラス2.26パーセントの上昇で、上昇TOP3にランクインしました。

わたしのポートフォリオはマイナス0.07パーセント・マイナス22,206円——日経平均をプラス2.05パーセントポイント・TOPIXをプラス0.90パーセントポイントでアウトパフォーム含み損益率はプラス52.51パーセントを維持(昨日+52.57パーセントから微減)し、含み損益額もプラス1,172万円台をキープサムスンショックで日経平均が1,480円下げた日に、ほぼ完全に含み益を守り抜けた——これがバリュー分散ポートフォリオの底堅さです。

そして今日の取引は、カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)の損出しクロス取引——含み損を抱えていた太陽光発電インフラ投資法人(いわゆるインフラファンド/REIT)の1株を80,900円で売って、同時に1株を80,900円で買い戻し。約5,560円の実現損を計上して上半期の実現益との通算材料としました。

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 34,052,461円 -22,206円 -0.07%
日経平均 68,256.96円 -1,480.73円 -2.12%
TOPIX 4,062.26 -39.70 -0.97%

日経平均とTOPIXの差はマイナス1.15パーセントポイント——「日経平均だけが極端に売られる」という、AI半導体一極相場を象徴する日でした。値上がり銘柄数は前引け時点でも比較的多く、バリュー株中心の広範囲な物色は継続しています。

バリュー株優位4営業日連続の記録

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7/2(水) -2.47% +0.09% +1.50% +3.97ppt
7/3(木) +1.47% +1.24% +1.08% -0.39ppt
7/6(月) -0.01% +0.92% +1.54% +1.55ppt
7/7(火) -2.12% -0.97% -0.07% +2.05ppt
4日累計 -3.13% +1.28% +4.05% +7.18ppt

4日累計で日経平均マイナス3.13パーセントに対してポートフォリオはプラス4.05パーセント対日経通算プラス7.18パーセントポイント——バリュー集中戦略が完全に報われている期間が今週前半も続きました。

本日の取引

本日はカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)で損出しクロス取引を実施しました。新規買い増しはゼロです。

カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)の損出し

取引 株数 単価 金額
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284) 現買 1 80,900円
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284) 現売 1 80,900円

カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)は、太陽光発電施設に投資する上場インフラファンド(REITと似た仕組み)で、カナディアン・ソーラー本社が組成した日本の太陽光インフラ投資商品。既存で2株を平均取得89,242円で保有していて、**含み損マイナス13,484円(6/29時点)**を抱えていた銘柄です。

損出しクロスの計算プロセスは以下の通り:

項目 内容
損出し前の保有 2株 × 89,242円 = 178,484円
7/7に現買 1株 @ 80,900円 +80,900円 → 3株保有・コスト計259,384円
3株の新しい平均取得単価 259,384 ÷ 3 = 86,461円
7/7に現売 1株 @ 80,900円 売却額80,900円 - 取得原価86,461円 = -5,561円の実現損
損出し後の保有 2株 × 86,461円 = 172,923円

「同じ日に同じ価格で買って売った」のに、移動平均法の計算上、平均取得単価が押し下げられ、その結果として売却が実現損を計上する——これも先週金曜のインソースと同じ、特定口座の移動平均法を活用した節税テクニックです。

下半期の損出し戦績

7/1から今日までの5営業日で、下半期の損出しはこんな感じ:

日付 銘柄 結果
7/1(火) 日本製鉄(5401) ✓ クロス取引成功
7/2(水) NTT(9432) △ 現売のみ
7/3(木) インソース(6200) ⨯ 買った後下げて売れず
7/6(月) インソース(6200) ✓ 持ち越し分を売却成功
7/7(火) カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284) ✓ クロス取引成功

5営業日で4回の実現損を計上、上半期の実現益との通算準備は順調に進んでいます。

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益
ハピネット(7552) 6 2,678円 3,125円 +120(+3.99%) +2,682円
日清食品HD(2897) 4 2,879円 2,975円 +66(+2.27%) +384円
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306) 440 962円 3,446円 +76(+2.26%) +1,092,960円
楽天グループ(4755) 100 752円 792.1円 +15.5(+2.00%) +4,010円
シーティーエス(4345) 10 772円 873円 +17(+1.99%) +1,010円

今日の上昇TOP5は銀行(三菱UFJ)・食品(日清食品HD)・玩具(ハピネット)・ネット(楽天G)・IT(シーティーエス)と、明確にAI半導体以外のバリュー・ディフェンシブが並びました。まさに「サムスンショックで半導体売り→銀行・食品・出遅れバリューに資金流入」の教科書的な資金フロー。

上昇1位はハピネット(7552)がプラス3.99パーセント、2位日清食品HD(2897)がプラス2.27パーセント——日清食品HDは即席麺・カップヌードルの王者、まさにディフェンシブの代表格です。

3位の三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)がプラス2.26パーセントは今日の相場のシンボル——上場来高値を更新しました。わたしのポートフォリオでは440株保有・平均取得962円・終値3,446円という主力銘柄で、含み益はプラス1,092,960円・プラス258.21パーセントという驚異的な水準。今日1日で含み益がプラス33,440円積み上がった計算です。日銀の追加利上げ観測+AI半導体売りの資金の受け皿+バフェット氏の日本商社関連投資への評価が銀行にも波及——複数の要因が重なった結果です。

4位楽天グループ(4755)プラス2.00パーセント——6/23に打診買いした銘柄が引き続き堅調、5位シーティーエス(4345)プラス1.99パーセント——測量ソフト大手のニッチトップ企業も上昇しました。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益
大同メタル工業(7245) 20 910円 1,517円 -244(-13.86%) +12,140円
ツガミ(6101) 2 3,115円 7,290円 -810(-10.00%) +8,350円
ニレコ(6863) 5 2,083円 2,755円 -240(-8.01%) +3,360円
PILLAR(6490) 5 3,325円 9,700円 -700(-6.73%) +31,875円
トーカロ(3433) 30 1,619円 3,105円 -200(-6.05%) +44,580円

下落TOP1大同メタル工業(7245)がマイナス13.86パーセント——ベアリング大手の中堅で、6月下旬〜7月上旬の急伸局面から一気に値幅調整という形。決算関連の材料一巡+利益確定売りの複合要因と見られます。それでも含み益プラス12,140円・プラス66.70パーセントは維持。

2位ツガミ(6101)マイナス10.00パーセントストップ安、工作機械の中堅で連日のジェットコースター。3位ニレコ(6863)マイナス8.01パーセントは計測機器、4位PILLAR(6490)マイナス6.73パーセントは半導体シール材、5位トーカロ(3433)マイナス6.05パーセントは溶射加工——半導体・精密機械・素材関連が5銘柄すべてという、まさに「サムスンショック直撃の日本半導体関連」という下落TOP5でした。

ただし全銘柄が含み益プラス66〜191パーセントの分厚いクッションがあるため、長期保有には全く影響なし——「持っていれば1日マイナス10パーセント程度の調整は当然」という腹の据わり方が、長期投資家として重要です。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
34,052,461円 +11,723,784円 +52.51% -22,206円 -0.07%

含み損益率はプラス52.51パーセント含み損益額はプラス1,172万円台をキープ日経平均が1,480円下げた日に含み益をほぼ守れた、というのが今日最大の成果です。

📚 初心者向けワンポイント解説:「サムスンショック」と「逆行高」

今日の相場を語る上で欠かせないキーワードが、「サムスンショック」「逆行高(ぎゃっこうだか)」。この2つを理解すると、「決算が最高でも売られる相場心理」「相場全体が下がる中で上がる銘柄の見方」がクリアになります。

サムスンショックとは

サムスン電子は韓国最大の半導体メーカーであり、世界の半導体産業の中心的存在。同社の四半期決算は世界の半導体・AI関連銘柄の株価に大きな影響を与えます。

今日7月7日、サムスン電子は2026年4〜6月期の暫定決算を発表:

項目 結果
売上高 過去最高
営業利益 過去最高
株価反応 急落

「過去最高の業績を発表したのに、株価は急落」——これが今日のサムスンショックの正体です。理由は3つ:

  1. 「業績好調」はすでに株価に織り込み済み——決算前に株価が大きく上昇していた
  2. 「材料出尽くし」と見た機関投資家の利益確定売りが集中
  3. 今後の四半期見通しへの不透明感——AIブームがピークアウトする懸念

この影響は日本にも波及。キオクシア(285A)が一時マイナス11.75パーセント安、東京エレクトロン・アドバンテスト・ソフトバンクグループなどAI半導体関連が軒並み売られ、日経平均を1,480円押し下げました。

「決算が良くても売られる」現象への向き合い方

「良い決算=株価上昇」ではない——これは長期投資家として何度も経験する現実です。株価は「予想を上回ったか」+「今後の見通し」+「すでにいくら株価に織り込まれているか」の3つで動きます。

  • 予想を大幅上回り+良い見通し+織り込み不十分 → 大幅上昇
  • 予想通り+平凡な見通し+株価に織り込み済み → 反応薄or下落
  • 予想を上回っても+慎重見通し+株価に大きく織り込み済み → 今日のサムスン(下落)

「業績が良い=買う」という単純な発想は禁物株価は業績だけでなく、市場の期待値との相対値で動くということを理解しておくと、こういう場面でも冷静でいられます。

逆行高(ぎゃっこうだか)とは

逆行高とは、相場全体(日経平均・TOPIX等)が下がっている中で、特定の銘柄が逆に上昇すること。今日の三菱UFJが上場来高値を更新したのは、まさに典型的な逆行高の姿です。

逆行高が発生する主な条件:

  1. 相場全体の下落要因が、その銘柄には該当しない(サムスンショック=半導体売り、でも銀行は影響薄)
  2. 相場下落で下げた資金の「受け皿」となる銘柄(=リスク資産→安全資産)
  3. その銘柄独自の好材料(=決算・M&A・株主還元)

三菱UFJが逆行高になった3つの理由

今日の三菱UFJ(8306)がプラス2.26パーセント・上場来高値更新を、逆行高の3条件でチェックすると:

  1. AI半導体売りの影響を受けない(むしろセクター的にはディフェンシブ)
  2. リスクオフの資金の受け皿(株安→安全性の高い高配当銀行株へ)
  3. 独自の好材料: 日銀の追加利上げ観測(=利ざや拡大)+バフェット氏の日本株買い増しの心理的援護

この3条件がそろった銘柄は、相場が下がる日にこそ本領を発揮——長期分散ポートフォリオを組む際、「相場が悪い日にも逆行高しやすい銘柄」を意識的に組み込むのは、リスク分散の意味で非常に有効です。

逆行高を長期投資に活かす3つのポイント

  1. セクター分散を徹底:銀行・不動産・電力・食品・通信などの「AI半導体以外」を必ずポートフォリオに入れる
  2. 銘柄の質を維持:単に「地味」なだけでなく、業績が安定していて配当も維持している銘柄を選ぶ
  3. 短期の逆行高で売らない:長期投資家なら、逆行高を「今の相場で強い銘柄」を再確認する機会として活用

わたしのポートフォリオが日経平均マイナス2.12パーセントの日にほぼマイナス0.07パーセントで済んだのは、8つ以上のセクターに分散していて、逆行高しやすい銀行・食品・内需の銘柄を必ず組み入れているから。「地味だけど強い」バリュー銘柄の底力を、今日も改めて実感した一日でした。

配当情報

7月7日は配当の入金はありませんでした。3月期決算配当は6月末で概ね一段落しました。近日中に3月期決算配当の全体集計記事を公開予定です。

明日以降の注目ポイント

  • 7/8(水)以降のAI半導体株の下げ止まりor続落。サムスンショックの余韻がどこまで続くか
  • キオクシア(285A)の7万円防衛ライン。今日一時11.75パーセント安、7万円割れの可能性
  • 銀行株(三菱UFJ・三井住友FG・みずほFG)の続伸。今日の上場来高値更新の勢いが継続するか
  • 決算発表シーズン本格化。信越化学(先週好感)vs 日本高純度化学(先週不評)の後を追うように、他の半導体・素材銘柄の決算が続々開示予定
  • **バローHD(9956)の公募増資発行価格決定日(7/8〜7/13)**。ついに明日から!
  • ドル円・米長期金利の動き。米雇用統計後の余韻とサムスンショックの合流点

まとめ

今日7月7日は「サムスンショック」の日として市場の記憶に残る一日となりました。サムスン電子の売上高・営業利益がともに過去最高という好決算にもかかわらず、「材料出尽くし」の利益確定売りで韓国株が急落、日本のキオクシアが一時マイナス11.75パーセント安、AI半導体株が総崩れとなり、日経平均はマイナス1,480.73円・マイナス2.12パーセントの大幅下落となりました。

7/7
日経平均 -2.12%
TOPIX -0.97%
わたしのポートフォリオ -0.07%

わたしのポートフォリオはマイナス0.07パーセント・マイナス22,206円——日経平均をプラス2.05パーセントポイント・TOPIXをプラス0.90パーセントポイントでアウトパフォーム含み損益率はプラス52.51パーセント、含み損益額プラス1,172万円台を維持しました。日経平均が1,480円下げた日に含み益をほぼ完全に守れた——これが「バリュー分散ポートフォリオの底堅さ」の証明です。

今日のヒーローは三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)——上場来高値を更新わたしのポートフォリオでも440株保有・含み益プラス1,092,960円・プラス258.21パーセントという主力銘柄がプラス2.26パーセントで上昇TOP3にランクイン。サムスンショックでAI半導体売りが加速する中、銀行株が「逆行高」の代表格として買われた構図は、「セクター分散の意義」を実感させてくれます。

下落TOP5は大同メタル(マイナス13.86パーセント)・ツガミ(マイナス10パーセント・ストップ安)・ニレコ・PILLAR・トーカロ——半導体・精密機械・素材関連が5銘柄すべて、サムスンショックの直撃を受けました。ただし全銘柄が含み益プラス66〜191パーセントの分厚いクッションがあるため、長期保有には全く影響なし。

今日の取引はカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)の損出しクロス取引——同じ日に同じ価格で買って売るという一見奇妙な取引で、移動平均法の計算により約5,560円の実現損を計上。上半期の実現益との通算材料として活用できました。

バリュー株優位相場は4営業日連続で継続、対日経通算プラス7.18パーセントポイントという歴史的なアウトパフォーム。明日以降はサムスンショックの余韻銀行株の続伸有無、そして**バローHDの公募増資発行価格決定日(7/8〜7/13)**が焦点。

含み益プラス1,172万円台を維持しつつ、下げ相場でこそ強いバリュー分散の恩恵を受ける——長期投資家として理想的な週明けの2日でした。明日も、地味に、着実に。


📌 関連記事

免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。