【2026年11月6日】高配当株PF記録|日経3,643円安-5.96%、PF-234万円で過去最大の下げ、今回は分散が効かなかった

今日のサマリー

日経平均は、3,643円13銭安・マイナス5.96パーセントの57,434円77銭で、5日続落しました。取引時間中には4,300円を超えて下げ、一時5万7,000円も割り込みました。日経新聞の大引けの記事によると、終値での下げ幅は、2024年8月5日(4,451円安)などに次ぐ歴代3位。6月25日の最高値72,366円から2割超下げたため、「弱気相場」入りとされました。TOPIXも232.40ポイント安・マイナス5.90パーセントの3,707.99です。

引き金は、前日の米国市場です。日経新聞の米国株の記事によると、11月5日のNYダウは1,833ドル安・マイナス3.43パーセントで、30銘柄すべてが下落。ナスダックはマイナス5.52パーセントで、10月6日の最高値から11.9パーセント下げて「調整局面」入り。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)はマイナス12.2パーセントで、2020年3月以来の下落率でした。米中間選挙で民主党が大勝し、テキサス州などの知事選でもデータセンター(DC)建設の抑制を掲げる候補が勝ったことで、「DCの開発が遅れる、コストが上がる」と懸念されたとのことです。AI株の売りで、世界の株式時価総額は1日で約3.5兆ドル(約550兆円)減ったそうです(日経新聞)。

東京では、アドバンテストやソフトバンクグループが一時15パーセント超下げただけでなく、東証プライムの値下がりは1,523銘柄、値上がりはわずか21銘柄。値上がりの少なさは、2025年4月7日(6銘柄)以来です。日経平均の構成銘柄で上がったのは、ダイキン・太陽誘電・SCREENの3銘柄だけでした。

わたしのポートフォリオは、マイナス2,342,090円・マイナス6.19パーセント。金額でも率でも、記録を付け始めてから最大の下げです(これまでの最大は、権利落ち日だった9/29のマイナス957,147円・マイナス2.55パーセント)。昨日は過去最大の上げ(プラス1,042,291円)でしたが、今日はその2.2倍を1日で失いました。対日経はマイナス0.23パーセントポイント、対TOPIXもマイナス0.29パーセントポイントで、指数とほぼ同じだけ下げています。

今日のトピックは:

  1. 日経平均が歴代3位の下げ幅で弱気相場入り、わたしのポートフォリオもマイナス234万円で過去最大の下げ。191銘柄のうち、上がったのは2銘柄だけ
  2. AI・半導体株を中心に売られた10/15(日経マイナス4.90パーセント)には効いた分散が、今日は効かなかった。その違いと、暴落の日の投資家心理を、今日いちばん書き残したいと思います
  3. JT(2914)は、ロシアの製造子会社4社が一時管理下に置かれ、マイナス19.31パーセント。170株で、今日だけでマイナス255,000円

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 35,486,459円 -2,342,090円 -6.19%
日経平均 57,434.77円 -3,643.13円 -5.96%
TOPIX 3,707.99 -232.40 -5.90%

昨日は日経平均とTOPIXの差が2.95ポイントまで開きましたが、今日はわずか0.06ポイント。AI・半導体株だけでなく、市場のほぼすべてが同じように売られた日だったことが、この差の小ささにも出ています。

85日累計で対日経+21.13ppt

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7月(21日) -8.56%累計 -0.80%累計 +6.76%累計 +15.32ppt累計
8月(20日) +3.20%累計 +3.81%累計 +3.41%累計 +0.21ppt累計
9月(19日) +0.84%累計 -1.04%累計 -1.63%累計 -2.47ppt累計
10/1(木) +3.30% +0.57% -0.61% -3.91ppt
10/2(金) -0.94% -0.99% -1.19% -0.25ppt
10/5(月) +2.40% +1.33% +0.67% -1.73ppt
10/6(火) +1.05% +0.92% +0.56% -0.49ppt
10/7(水) -0.92% -0.70% -0.64% +0.28ppt
10/8(木) -1.42% -1.51% -1.37% +0.05ppt
10/9(金) -0.02% +0.33% +0.40% +0.42ppt
10/13(火) -1.82% +0.14% +1.25% +3.07ppt
10/14(水) -0.05% -0.34% -0.21% -0.16ppt
10/15(木) -4.90% -2.38% -1.16% +3.74ppt
10/16(金) +1.39% +1.67% +1.57% +0.18ppt
10/19(月・記事なし) -0.62% +0.04% +0.37%(推計) +0.99ppt(推計)
10/20(火) -1.30% -1.43% -1.41% -0.11ppt
10/21(水) +0.85% +0.86% +0.68% -0.17ppt
10/22(木) -2.65% -1.14% -0.37% +2.28ppt
10/23(金) -0.34% -0.79% -0.38% -0.04ppt
10/26(月) -0.80% +0.18% +0.96% +1.76ppt
10/27(火) +1.73% +0.61% -0.04% -1.77ppt
10/28(水) +1.08% -0.14% -0.91% -1.99ppt
10/29(木) +1.10% +0.29% +0.40% -0.70ppt
10/30(金) -2.12% -0.95% -0.35% +1.77ppt
11/2(月) -0.33% -0.88% -0.87% -0.54ppt
11/4(水) -1.42% -0.89% -0.51% +0.91ppt
11/5(木) -1.79% +1.16% +2.84% +4.63ppt
11/6(金) -5.96% -5.90% -6.19% -0.23ppt
85日累計 -19.02% -7.97% +2.03% +21.13ppt

85日累計は、日経平均マイナス19.02パーセントに対してポートフォリオはプラス2.03パーセント、対日経通算プラス21.13パーセントポイント。今日の1日で、ポートフォリオの累計は8.22パーセントから2.03パーセントまで縮みました。それでも、7/1からの累計はまだプラス圏です。

【考察】10/15には効いた分散が、なぜ今日は効かなかったのか

今日の数字を見て最初に考えたのは、「10/15とは何が違ったのか」ということです。10/15も日経平均が3,318円安・マイナス4.90パーセントという大きな下げでしたが、わたしのポートフォリオはマイナス1.16パーセントで、対日経プラス3.74ポイントでした。7/17の暴落の日も、マイナス1.61パーセントで対日経プラス2.42ポイントです。

日経平均 わたしのPF 対日経 プライムの値上がり/値下がり
10/15(木) -4.90% -1.16% +3.74ppt 564 / 948
11/6(金) -5.96% -6.19% -0.23ppt 21 / 1,523

違いは、この表のいちばん右の列にあると見ています。10/15は、AI・半導体の値がさ株が日経平均を押し下げた一方で、プライムの4割近くの銘柄は上がっていました。わたしが多く持っている銀行・商社・建設・不動産などは、AIの下げとは別の動きをしていた。だから「日経平均は大きく下げたのに、ポートフォリオは小さく下げた」になりました。

今日は、プライム1,551銘柄のうち上がったのは21銘柄。わたしの191銘柄でも、上がったのは全国保証と太平製作所の2銘柄だけでした(上昇TOP5の3位以下は、すでにマイナスです)。AI関連かどうか、高配当かどうかに関係なく、ほぼすべてが同じ方向に動いた。こういう日は、銘柄をいくつに分けて持っていても、下げを避けることはできません。

昨日の記事では「AI関連7銘柄のマイナスと、それ以外の184銘柄のプラスが、ほぼ独立に動いた」と書きました。今日はその「独立」が崩れて、全部が一緒に下がった日です。分散投資は「銘柄ごとに違う動きをする」ことが前提なので、全部が一緒に動く日には効かない。頭では分かっていたことですが、マイナス234万円という数字で、はっきりと確認することになりました。

一方で、AI関連を小さく持っていることは、今日も変わらず効いています。キオクシアHD(285A)は、今日買う前の40株でマイナス32,520円。キオクシアの下げは全体の約1.4パーセントで、今日のマイナスの大部分はAI以外の銘柄から出ています。「何に集中しているか」で負けた日ではなく、「株を持っていること」そのもので負けた日だと受け止めています。

暴落の日に、市場では何が起きているのか(投資家心理)

今日のように「ほぼ全部が下がる日」は、何年かに一度やってきます。その日に市場参加者の頭の中で何が起きているのかを、自分の整理として書いておきます。ここは、わたしが本などで学んできた一般的な見方と、今日の値動きから考えたことで、今日の売りの中身を直接確かめたものではありません。

1. 「売れるものから売る」——換金売りで、好業績の銘柄まで売られる

大きく下げた銘柄を持っている投資家や、信用取引で買っている投資家は、損失の穴埋めや追加の保証金(追証)のために現金が必要になります。そのとき売られるのは、下げた銘柄だけではありません。値段が付きやすく、まだ利益が出ている銘柄も売られます。

今日のヤマハ発動機(7272)は、13時に第3四半期決算と増配(年間50円→60円)を発表したのに、マイナス9.35パーセント。十六FG(7380)は材料が見当たらないままマイナス9.83パーセントでした。業績の良し悪しより、「とにかく現金にしたい」という売りが優先される日だったのだと思います。

2. 「週末をまたぎたくない」——金曜日の暴落は、売りが売りを呼びやすい

今日は金曜日です。土日の間に米国市場や政治のニュースで何が起きても、月曜日の朝まで売ることができません。そのため、不安を抱えたまま週末をまたぐより、今日のうちにポジションを軽くしたいと考える人が増えやすい。後場に入っても戻りが鈍かったのは、こうした心理もあったのかもしれません(推測です)。

3. 損失は、同じ金額の利益より重く感じる——「昨日の上げが帳消し」の正体

行動経済学では、人は同じ金額でも、利益より損失を2倍くらい重く感じると言われます(プロスペクト理論の損失回避)。昨日のプラス104万円は過去最大の上げでしたが、今日のマイナス234万円はその2.2倍。2日を合わせるとマイナス約130万円ですが、感覚的には「昨日の上げを打ち消すどころか、もっと持っていかれた」という重さがあります。

この「重さ」が、多くの人の同時の売りにつながります。下がるのが怖いから売る、売られるからさらに下がる。株価は「階段で上がり、エレベーターで下がる」とよく言われますが、今日はまさにエレベーターでした。日経平均は5日続落で、10/29の終値64,659円から7,224円・約11.2パーセント下げました。

4. 「弱気相場」「550兆円消失」——強い言葉が、さらに売りを呼ぶ

今日は「歴代3位」「弱気相場入り」「世界の時価総額550兆円消失」という強い言葉がニュースに並びました。大きな数字や強い言葉は記憶に残りやすく、「もっと下がるのでは」という見方を強めます。日経新聞には「下値メド5万1000円」という見出しの記事も出ていました(日経新聞)。周りが売っているから自分も売る、という群集心理が働きやすい日です。

5. それでも、最後は反発する場面もある

キオクシアHD(285A)は、今日7,900円で寄り付き、それが安値でした。引けは8,511円で、安値から約7.7パーセント戻しています。夜間PTSでは8,855.7円まで上がりました(Yahoo!ファイナンス、18時08分時点)。売りが一巡したところで買い戻す人もいる。暴落の日は、恐怖で売る人と、安くなったところを拾う人が、同じ日に同時にいるのだと思います。

暴落の日に、個人投資家ができること

ここまでの1〜4は、どれも「みんなが同じ方向に動く」ことで下げが大きくなる仕組みです。逆に言えば、こうした売りに巻き込まれないために一般によく言われるのは、生活に必要なお金を株に入れないこと、信用取引で無理をしないこと、買うなら一度に入れず少しずつにすることです。今日の下げで「底を当てた」かどうかは、誰にも分かりません。「下値メド5万1000円」という見方が正しければ、今日の終値からまだ1割以上下がる余地があります。

わたしは今日、9銘柄を2〜10株ずつ買いました(次の章)。

本日の取引

今日は、9銘柄32株・合計64,487円を買いました。売却はありません。9銘柄とも約定単価が今日の終値と同じで、すべて平均取得単価を下回る買い(ナンピン)です。

銘柄(コード) 約定株数 約定単価 約定金額 意図
五洋建設(1893) 4 1,246.5円 4,986円 ナンピン(11/9決算)
NJS(2325) 2 3,945円 7,890円 ナンピン(11/10決算)
キオクシアHD(285A) 2 8,511円 17,022円 ナンピン
王子HD(3861) 10 800.5円 8,005円 ナンピン(本日決算)
栗本鐵工所(5602) 4 1,439円 5,756円 ナンピン(本日決算)
月島HD(6332) 2 2,180円 4,360円 ナンピン(本日決算)
ミネベアミツミ(6479) 2 2,715円 5,430円 ナンピン(本日決算)
TDK(6762) 2 2,107円 4,214円 ナンピン
第一ライフグループ(8750) 4 1,706円 6,824円 ナンピン(11/13決算)
合計 32 — 64,487円 —

今日の下げ234万円に対して、買ったのは約6万4千円で、その約2.8パーセント。金額は、昨日(54,973円)とほぼ同じです。どれも2〜10株ずつで、1銘柄の約定金額は最大でもキオクシアの17,022円でした。

買った後の株数と平均取得単価は、次のとおりです(栗本鐵工所以外は計算値)。

  • 五洋建設(1893): 40株→44株、平均取得単価約1,365円→約1,354円。今日はマイナス7.39パーセント
  • NJS(2325): 2株→4株、平均取得単価4,165円→4,055円。10/30に新規で買ったばかりの上下水道コンサルです
  • キオクシアHD(285A): 40株→42株、平均取得単価16,709円→約16,319円。マイナス8.72パーセントの8,511円。10/31に決めた「大きく下げた日に1〜2株まで」を、今日も守りました。10/30の決算前の終値13,470円からは、4営業日で約37パーセントの下げです
  • 王子HD(3861): 190株→200株、平均取得単価約843円→約841円
  • 栗本鐵工所(5602): 54株→58株、平均取得単価約1,510円→1,505円(SBIの表示)
  • 月島HD(6332): 58株→60株、平均取得単価約2,610円→約2,596円
  • ミネベアミツミ(6479): 18株→20株、平均取得単価約3,167円→約3,122円
  • TDK(6762): 28株→30株、平均取得単価2,710円→約2,670円
  • 第一ライフグループ(8750): 24株→28株、平均取得単価約1,801円→約1,787円。マイナス7.06パーセント

取得総額は24,686,189円から24,750,597円へ64,408円増えました。買付合計64,487円との差79円は、平均取得単価の端数の分です。

📊 本日の決算・開示: JTのロシア事業と、決算発表の5社

JT(2914): ロシアの製造子会社4社が一時管理下に、マイナス19.31%

JTは170株・平均取得単価3,817円。今朝8時に「当社グループのロシア事業について」を開示しました(開示一覧)。Yahoo!ファイナンスのニュース一覧によると、ロシアの大統領令で、JTの現地の製造子会社4社が一時管理下に置かれ、JTは詳細や影響の確認を進めているとのこと。片山財務相がロシアに撤回を要請した、という時事通信の報道も出ています。

株価は、マイナス1,500円・マイナス19.31パーセントの6,269円。170株で、今日だけでマイナス255,000円。今日のポートフォリオの下げ234万円のうち、約11パーセントがJT1銘柄です。夜間PTSでは5,388円(東証終値からマイナス14.05パーセント)まで売られています(18時07分時点)。

それでも含み益はプラス416,840円・プラス64.24パーセント。年間配当は会社予想272円で、取得利回りは7.13パーセント。ロシア事業が利益と配当にどれだけ影響するかは、まだ会社からの説明を待つ段階です。今日の暴落の中でも、JTの下げはAIとは別の理由でした。今日は買い増しも売却もしていません。

ヤマハ発動機(7272): 第3四半期は大幅増益・増配も、マイナス9.35%

ヤマハ発は300株・平均取得単価1,222円。13時に第3四半期決算と期末配当予想の修正(増配)を開示しました(開示一覧)。Yahoo!ファイナンスの要約では、第3四半期累計の売上収益は前年同期比16.0パーセント増の2兆2,150億円、営業利益は109.6パーセント増の2,352億円。二輪車・船外機・サーフェスマウンターの販売増が寄与したそうです。

それでも株価は、マイナス172円・マイナス9.35パーセントの1,668円。300株でマイナス51,600円で、JTに次ぐ下げでした。昨日はプラス6.24パーセントの1,840円まで上がっていたので、その反動もあったと思われます。適時開示によると、期末配当の予想を25円から35円に増配し、年間では50円から60円になります(中間25円は支払い済み)。取得利回りは4.09パーセントから4.91パーセントへ。300株で、年間の配当は15,000円から18,000円へ、税引前で3,000円増えます。決算は大幅増益で増配まで出したのに、暴落の日に重なってマイナス9パーセント台。業績の良し悪しより換金売りが優先された日だったことが、この銘柄によく表れています。夜間PTSでは1,711円と、東証終値から2.58パーセント戻しています。

そのほかの決算

  • 栗本鐵工所(5602): 13時40分に中間決算。売上高は前年同期比1.0パーセント増、営業利益は7.1パーセント増、中間純利益は2.6パーセント減(Yahoo!ファイナンスの要約)。工場の工程統合に伴う特別損失が利益を押し下げたとのこと。株価はマイナス11.56パーセントの1,439円で、下落TOP5の2位。その終値で4株ナンピンしました
  • ミネベアミツミ(6479): 中間純利益は前年同期比78.4パーセント増、通期の最終利益予想を上方修正し、最高益の更新を見込む(Yahoo!ファイナンスの要約)。株価はマイナス6.59パーセントの2,715円、夜間PTSでは2,789円
  • 月島HD(6332): 営業利益は前年同期比26.6パーセント減、中間純利益は75.4パーセント減。前年にあった物流施設の売却益の反動だそうです
  • 王子HD(3861): 営業利益は前年同期比7.2パーセント減、中間純利益は7.6パーセント増
  • 荏原実業(6328): 昨日11/5の15時30分に第3四半期決算。売上高は前年同期比2.9パーセント減、営業利益は0.5パーセント減。台風や豪雨による工事の遅れが響いたそうです。今日はマイナス9.30パーセントで、下落TOP5の5位

明豊ファシリティワークス・三井不動産・大同信号・ファルコHDも今日が決算予定日でした。内容は、来週以降に確認します。

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5(上がったのは2銘柄だけ)

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
全国保証(7164) 12 3,035円 3,191円 +51(+1.62%) +1,872円 123円 4.05% 3.85%
太平製作所(6342) 20 2,990円 2,910円 +36(+1.25%) -1,600円 100円 3.34% 3.44%
日東製網(3524) 18 1,485円 1,416円 -5(-0.35%) -1,242円 50円 3.37% 3.53%
東洋シヤッター(5936) 40 894円 845円 -5(-0.59%) -1,960円 43円 4.81% 5.09%
キムラユニティー(9368) 80 876円 914円 -7(-0.76%) +3,040円 38円 4.34% 4.16%

191銘柄で上がったのは、1位の全国保証と2位の太平製作所だけ。3位の日東製網はマイナス0.35パーセントで、「いちばん下げなかった銘柄」の順位になっています。

  • 全国保証(7164): プラス1.62パーセントの3,191円。住宅ローンの保証会社です。昨日11/5に中間決算(中間純利益プラス7.0パーセント、通期予想は据え置き)と、上限80億円・400万株の自社株買いを発表していました(Yahoo!ファイナンスの要約)
  • 太平製作所(6342): プラス1.25パーセントの2,910円。合板機械のメーカーです。今日の材料は確認できていません
  • キムラユニティー(9368): マイナス0.76パーセントの914円。10/29の中間決算は、営業利益プラス24.0パーセントでした

上昇TOP5の増減額は、合計でもプラス482円。それでも、この5銘柄は「暴落の日にほとんど下げなかった」という意味で、今日の記録に残しておきたい銘柄です。全国保証・東洋シヤッター・キムラユニティーは、取得利回りがいずれも4パーセント以上。値動きが小さく、配当が高い内需の小型株が、今日はいちばん踏みとどまりました。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
JT(2914) 170 3,817円 6,269円 -1,500(-19.31%) +416,840円 272円 7.13% 4.34%
栗本鐵工所(5602) 58 1,505円 1,439円 -188(-11.56%) -3,828円 60円 3.99% 4.17%
十六FG(7380) 50 459円 2,050円 -223.5(-9.83%) +79,550円 58円 12.64% 2.83%
ヤマハ発動機(7272) 300 1,222円 1,668円 -172(-9.35%) +133,800円 60円 4.91% 3.60%
荏原実業(6328) 16 2,228円 2,204円 -226(-9.30%) -384円 75円 3.37% 3.40%

JT・栗本鐵工所・ヤマハ発動機・荏原実業の4銘柄は、上のとおりです。

  • 十六FG(7380): マイナス9.83パーセントの2,050円。岐阜の地銀です。今日の材料は確認できていません。それでも含み益はプラス346.62パーセントで、取得利回りは12.64パーセント(年間58円は、設立5周年の記念配当5円を含みます)

下落TOP5の減少額は、合計でマイナス332,295円(今日買った分を含む画面の株数で計算)。そのうちJTが、マイナス255,000円でした。下落TOP5に、AI・半導体関連は1銘柄も入っていません。昨日の下落TOP5は5銘柄中4銘柄がAI・半導体関連だったので、今日は「売られた銘柄」の顔ぶれががらりと変わりました。

ランキング外の181銘柄で、マイナス2,010,277円

増減額
上昇TOP5の合計 +482円
下落TOP5の合計 -332,295円
TOP10の合計 -331,813円
ポートフォリオ全体 -2,342,090円
ランキング外の181銘柄 -2,010,277円

下げの約86パーセントは、ランキングに載らなかった181銘柄から出ました。1銘柄あたり、平均で約11,100円のマイナスです。昨日はランキング外の181銘柄が1銘柄あたり約5,000円のプラスだったので、「ランキング外が稼ぐ」分散の力が、今日はそのまま逆向きに働いたことになります。

なお、SBIの前日比マイナス2,342,090円には、今日買った32株の「前日終値から今日の終値まで」の値動き(マイナス5,218円)も入っています。9銘柄とも終値で買っているので、実際には損をしていない分です。前日の評価額37,758,844円に、前日比と買付64,487円を足すと35,481,241円。今日の評価額35,486,459円との差が、ちょうどこの5,218円でした。実際に持っていた株の値動きは、マイナス2,336,872円です。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
35,486,459円 +10,735,862円 +43.38% -2,342,090円 -6.19%

評価額は35,486,459円。含み損益はプラス10,735,862円・プラス43.38パーセントで、前日のプラス52.96パーセントから9.58ポイント下がりました。取得総額は24,750,597円です。それでも含み益は1,000万円台を保っています。低い取得単価で積み上げてきた分が、こういう日のクッションになっています。

明日以降の注目ポイント

  • JT(2914): 夜間PTSでは5,388円。ロシア事業の影響と、年間272円の配当方針について、会社の説明が出るかどうか
  • 米国市場: ナスダックは調整局面入り、SOXはマイナス12.2パーセント。金曜日(日本時間の今夜)の米国市場で、売りが一巡するかどうか
  • キオクシアHD(285A): 夜間PTSは8,855.7円まで戻しました。大きく下げる日が続くなら、ルールどおり1〜2株まで
  • ヤマハ発動機(7272): 年間60円への増配と大幅増益を、落ち着いた相場で市場がどう評価し直すか
  • 11月9日は五洋建設(1893)・商船三井(9104)・日本紙パルプ商事(8032)、11月10日はNJS(2325)・浜松ホトニクス(6965)、11月11日は三井化学(4183)・ENEOS(5020)、11月12日はPILLAR(6490)・INPEX(1605)・ハピネット(7552)、11月13日は第一ライフグループ(8750)の決算予定

まとめ

11/5 11/6
日経平均 -1.79% -5.96%
TOPIX +1.16% -5.90%
わたしのポートフォリオ +2.84% -6.19%
わたしのポートフォリオ(金額) +1,042,291円 -2,342,090円

米中間選挙での民主党の大勝でDC建設の抑制が懸念され、米国のAI株が総崩れ。その流れを受けて、日経平均は歴代3位の下げ幅で弱気相場入りしました。わたしのポートフォリオもマイナス2,342,090円・マイナス6.19パーセントで、過去最大の下げです。

今日わかったのは、わたしの分散が守ってくれるのは「一部の銘柄だけが売られる日」だということ。10/15や昨日のように、AI・半導体株を中心に売られる日には効く。でも今日のように、プライムの98パーセントが下がる日には効かない。分散は下げを消すものではなく、「一部の失敗で全体が崩れない」ようにするものだと、改めて確認しました。

投資判断としては、今日も9銘柄を終値で少しずつナンピン。売却はしていません。これから確かめたいのは3つ。1つ目は、今日の「全部売り」が一時的なパニックだったのか、それとも本格的な下げ相場の始まりなのか。2つ目は、JTのロシア事業が業績と配当にどう影響するか。3つ目は、来週の決算(五洋建設・浜松ホトニクス・PILLAR・INPEXなど)で、業績の見通しが変わっていないかどうかです。

明日も、地味に、着実に。


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免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

【2026年11月5日】高配当株PF記録|日経-1.79%の日にPF+104万円で過去最大、AIから出たお金はどこへ入ったか

今日のサマリー

日経平均は、マイナス1,110円73銭・マイナス1.79パーセントの61,077円90銭で4日続落しました。終値では5月20日以来、約5カ月半ぶりの安値です。一方でTOPIXは、プラス45.01・プラス1.16パーセントの3,940.39で、4営業日ぶりに反発しました。

日経新聞の大引けの記事によると、前日の米国市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が3パーセント超下げ、米中間選挙で民主党が勝ったことで「データセンターの増設ペースが鈍り、AIインフラ・半導体の需要が減速するのでは」と懸念されたとのこと。アドバンテスト、ソフトバンクグループなどAI・半導体関連の値がさ株が軒並み売られ、日経平均の下げ幅は一時1,400円を超えました。

ところが、東証プライムでは値上がり1,130銘柄・値下がり410銘柄。約7割の銘柄が上がっています。トランプ大統領が選挙結果を受け入れると表明して米政治への警戒が和らいだこと、原油安が日本の景気や企業業績にプラスに働くとの期待から、トヨタ・リクルート・バンナムHDなどが買われたそうです。売買代金は約11兆7,850億円と、商いも膨らみました。

わたしのポートフォリオは、プラス1,042,291円・プラス2.84パーセント。金額でも率でも、記録を付け始めてから最大の上げ幅です(これまでの最大は7/21のプラス862,916円・プラス2.53パーセント)。対日経はプラス4.63パーセントポイントで、こちらも過去最大でした。

今日のトピックは:

  1. 日経平均が下げて、わたしのポートフォリオが過去最大の上げ。AI関連7銘柄はマイナス82,412円、それ以外の184銘柄でプラス1,128,880円。今日いちばん書き残したいのは、この内訳です
  2. キオクシアHD(285A)は、マイナス13.14パーセントの9,324円。1万円を大きく割り込み、10/30の決算から4営業日で約31パーセント下げました。今日も2株だけ、終値でナンピン
  3. 決算で、トヨタ自動車(7203)がプラス16.68パーセント、AREホールディングス(5857)がプラス22.80パーセント。AREは年間配当の予想が135円→155円に増配

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 37,758,844円 +1,042,291円 +2.84%
日経平均 61,077.90円 -1,110.73円 -1.79%
TOPIX 3,940.39 +45.01 +1.16%

日経平均に対してプラス4.63パーセントポイント、TOPIXに対してもプラス1.68パーセントポイント。日経平均とTOPIXの差は2.95ポイントで、10月以降でいちばん大きく開きました。NT倍率(日経平均÷TOPIX)は、前日の15.96倍から15.50倍まで下がっています。

84日累計で対日経+21.36ppt

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7月(21日) -8.56%累計 -0.80%累計 +6.76%累計 +15.32ppt累計
8月(20日) +3.20%累計 +3.81%累計 +3.41%累計 +0.21ppt累計
9月(19日) +0.84%累計 -1.04%累計 -1.63%累計 -2.47ppt累計
10/1(木) +3.30% +0.57% -0.61% -3.91ppt
10/2(金) -0.94% -0.99% -1.19% -0.25ppt
10/5(月) +2.40% +1.33% +0.67% -1.73ppt
10/6(火) +1.05% +0.92% +0.56% -0.49ppt
10/7(水) -0.92% -0.70% -0.64% +0.28ppt
10/8(木) -1.42% -1.51% -1.37% +0.05ppt
10/9(金) -0.02% +0.33% +0.40% +0.42ppt
10/13(火) -1.82% +0.14% +1.25% +3.07ppt
10/14(水) -0.05% -0.34% -0.21% -0.16ppt
10/15(木) -4.90% -2.38% -1.16% +3.74ppt
10/16(金) +1.39% +1.67% +1.57% +0.18ppt
10/19(月・記事なし) -0.62% +0.04% +0.37%(推計) +0.99ppt(推計)
10/20(火) -1.30% -1.43% -1.41% -0.11ppt
10/21(水) +0.85% +0.86% +0.68% -0.17ppt
10/22(木) -2.65% -1.14% -0.37% +2.28ppt
10/23(金) -0.34% -0.79% -0.38% -0.04ppt
10/26(月) -0.80% +0.18% +0.96% +1.76ppt
10/27(火) +1.73% +0.61% -0.04% -1.77ppt
10/28(水) +1.08% -0.14% -0.91% -1.99ppt
10/29(木) +1.10% +0.29% +0.40% -0.70ppt
10/30(金) -2.12% -0.95% -0.35% +1.77ppt
11/2(月) -0.33% -0.88% -0.87% -0.54ppt
11/4(水) -1.42% -0.89% -0.51% +0.91ppt
11/5(木) -1.79% +1.16% +2.84% +4.63ppt
84日累計 -13.06% -2.07% +8.22% +21.36ppt

84日累計は、日経平均マイナス13.06パーセントに対してポートフォリオはプラス8.22パーセント、対日経通算プラス21.36パーセントポイント。11月の3日間だけで、対日経プラス5.00ポイントになりました。10月分は、11/16の記事で1行にまとめます。

【考察】AIから出たお金は、わたしのポートフォリオのどこに入ったのか

今日の数字を見て最初に感じたのは、「AIデータセンター関連から抜けたお金が、ほかの銘柄に向かった」ということです。日経平均は1,110円下げたのに、プライムの約7割の銘柄が上がり、わたしのポートフォリオは過去最大の上げ。それを、自分の191銘柄で確かめてみました。

SBIの画面と各銘柄の終値から、今日の値動きを確認できたAI・半導体関連は7銘柄。今日ナンピンした分は、終値で買っているので値動きはゼロとして、買う前から持っていた株数で計算しています。

銘柄(コード) 株数 前日比 増減額
キオクシアHD(285A) 38 -1,411円(-13.14%) -53,618円
FUJIMI(5384) 30 -270円(-8.94%) -8,100円
PILLAR(6490) 5 -1,060円(-11.04%) -5,300円
TDK(6762) 26 -199円(-8.12%) -5,174円
浜松ホトニクス(6965) 40 -108円(-5.15%) -4,320円
高純度化学(4973) 36 -105円(-2.57%) -3,780円
ミネベアミツミ(6479) 16 -132.5円(-4.36%) -2,120円
AI・半導体関連7銘柄の合計 — — -82,412円

そして、ポートフォリオ全体をグループに分けると、こうなりました。

グループ 銘柄数 増減額
AI・半導体関連(上の7銘柄) 7 -82,412円
上昇TOP5(トヨタ・AREなど) 5 +215,120円
商船三井(下落TOP5) 1 -3,984円
三井化学・小森(今日ナンピン・買う前の株数) 2 -1,826円
残りの176銘柄 176 +919,570円
合計(実質の値動き) 191 +1,046,468円

AI関連7銘柄のマイナスは、全体のプラスの1割にも届きません。7銘柄の評価額は合わせて約85万円で、ポートフォリオの約2.2パーセントしかないからです。逆に、残りの176銘柄は、1銘柄あたり平均で約5,200円のプラス。TOP5にも入らない、地味な上げを積み重ねた銘柄が、上げ幅の9割近くを稼ぎました。

日経平均は、値がさのAI・半導体株の影響を大きく受けます。わたしはその値がさ株(アドバンテスト・東京エレクトロン・ソフトバンクグループ)をほとんど持っていないので、日経平均の下げが自分の評価額にそのまま来ない。一方で、プライムの7割が上がる日には、191銘柄に分けて持っていることがそのまま効きます。「日経平均が下がって、ポートフォリオが過去最大の上げ」という一見ちぐはぐな結果は、この2つが同じ日に重なったからだと見ています。

ただし、お金の流れそのものを、わたしが直接見ているわけではありません。「AIから抜けたお金がバリュー株に向かった」というのは、指数と銘柄の値動きから見た、わたしの解釈です。米国の政治や金利の見方が変わって、全体の物色が一度に変わった可能性もあります。

もう1つ、正直に書いておくと、AI関連を小さく持っているのは、こういう日に備えて計算したからではありません。キオクシアは打診買いから少しずつ、AI関連の部品・材料株も2〜4株ずつ買い増してきた結果です。今日はたまたま、その「小さく持つ」が守りに効いたと受け止めています。

本日の取引

今日は、7銘柄18株・合計54,973円を買いました。売却はありません。7銘柄とも今日下げた銘柄で、すべて平均取得単価を下回るナンピンです。約定単価は、7銘柄とも今日の終値と同じでした。

銘柄(コード) 約定株数 約定単価 約定金額 意図
キオクシアHD(285A) 2 9,324円 18,648円 ナンピン(1万円割れ)
三井化学(4183) 4 1,796円 7,184円 ナンピン
高純度化学(4973) 2 3,985円 7,970円 ナンピン
小森(6349) 4 1,719円 6,876円 ナンピン
ミネベアミツミ(6479) 2 2,906.5円 5,813円 ナンピン(11/6決算)
TDK(6762) 2 2,252円 4,504円 ナンピン
浜松ホトニクス(6965) 2 1,989円 3,978円 ナンピン(11/10決算)
合計 18 — 54,973円 —

お金が「AIから出ていった」日に、わたしが買ったのは、出ていった側の銘柄でした。金額は54,973円で、今日の値上がり額の約5パーセント。下げた日に少しずつ、という買い方は変えていません。

キオクシアHD(285A): 4営業日で約31%下げて、9,324円

株価 前日比
10/30(金)終値(決算は引け後) 13,470円 -7.14%
11/2(月)終値 11,345円 -15.78%
11/4(水)終値(安値9,635円) 10,735円 -5.38%
11/5(木)終値(安値9,223円) 9,324円 -13.14%

今日は9,820円で寄り付き、高値でも10,270円。前日は安値の9,635円から引けにかけて1万円台を取り戻しましたが、今日は戻らず、9,324円で引けました。10/30の終値13,470円からは約31パーセントの下げです。売買代金は約1.43兆円で、今日も1銘柄とは思えない商いでした。

買ったのは、終値の9,324円で2株。10/31に決めた「大きく下げた日に1〜2株まで」を、今日も守りました。38株→40株、平均取得単価は17,098円→16,709円(SBIの表示)。2株で下がった平均取得単価は389円です。

40株で、含み損はマイナス295,400円・マイナス44.20パーセント。平均取得単価の16,709円まで戻るには、今日の終値からプラス79パーセントが必要です。それでも評価額は372,960円、ポートフォリオの約1.0パーセント。AI関連7銘柄のマイナスの3分の2近くがキオクシア1銘柄ですが、ポートフォリオ全体を揺るがす大きさにはしていません。なお、夜間のPTSでは8,000円台前半まで売られています。

そのほかの6銘柄

買った後の株数と平均取得単価は、次のとおりです(TDK以外は計算値)。

  • 三井化学(4183): 1,796円で4株、28株→32株、平均取得単価2,087円→約2,051円。前日のJSR買収報道から、今日もマイナス3.26パーセント。年間配当75円で、取得利回り約3.66パーセント。決算発表は11月11日の予定
  • 高純度化学(4973): 3,985円で2株、36株→38株、平均取得単価約4,539円→約4,510円。年間配当230円で、取得利回り約5.10パーセント
  • 小森(6349): 1,719円で4株、22株→26株、平均取得単価約1,836円→約1,818円。年間配当100円で、取得利回り約5.50パーセント
  • ミネベアミツミ(6479): 2,906.5円で2株、16株→18株、平均取得単価約3,200円→約3,167円。決算発表は明日11月6日の予定
  • TDK(6762): 2,252円で2株、26株→28株、平均取得単価約2,746円→2,710円(SBIの表示)。下落TOP5の5位
  • 浜松ホトニクス(6965): 1,989円で2株、40株→42株、平均取得単価約2,230円→約2,219円。決算発表は11月10日の予定

取得総額は24,631,235円から24,686,189円へ54,954円増えました。買付合計54,973円との差19円は、平均取得単価の端数の分です。7銘柄の年間配当(会社予想)は、合わせて約1,516円(税引前)増えます(キオクシアは中間の30円だけで計算)。

📊 本日の決算解析: トヨタとAREが急伸、住友林業・FUJIMIは引け後に発表

トヨタ自動車(7203): 上方修正と自社株買いの拡大で+16.68%

トヨタは200株・平均取得単価2,114円。今日の13時55分に、中間決算と「自己株式の取得に係る事項の一部変更」などを開示しました(開示一覧)。

日経新聞によると、今期(2027年3月期)の営業利益の見通しを上方修正し、前期比4パーセント増の3兆9,000億円としたとのこと。原価改善や諸経費の削減が、中国での販売不振を補ったそうです。あわせて、自社株買いの枠の拡大も発表しました。Yahoo!ファイナンスの要約では、中間期の営業利益は前年同期比9.2パーセント増の2兆1,910億円です。

株価は、プラス505円・プラス16.68パーセントの3,533円。200株で、今日だけでプラス101,000円。今日のわたしのポートフォリオで、いちばん稼いだ銘柄です。含み益はプラス283,800円・プラス67.12パーセント。年間配当は会社予想100円で、取得利回り4.73パーセントです。

AREホールディングス(5857): 上方修正・増配・自社株買いで+22.80%

AREは100株・平均取得単価1,883円。昨日11/4の15時30分に、中間決算・通期業績予想の修正・期末配当予想の修正・自己株式の取得を開示し(開示一覧)、今朝10時にはToSTNeT-3での自己株式の取得結果も出しています。

Yahoo!ファイナンスの要約によると、中間期の売上収益は前年同期比53.3パーセント増の3,651億円、営業利益は87.4パーセント増の287億円、中間利益は92.9パーセント増の209億円。電子分野での金の回収量、触媒分野でのパラジウムの回収量が増えたことが寄与したとのことです。

年間配当の会社予想は、135円から155円になりました(Yahoo!ファイナンスの会社予想で確認、中間・期末の内訳は未確認)。取得利回りは7.17パーセント→8.23パーセント。100株で、年間の配当は13,500円から15,500円へ、税引前で2,000円増えます。

株価はプラス700円・プラス22.80パーセントの3,770円で、上昇TOP5の1位。含み益はプラス188,700円・プラス100.21パーセントで、再び含み益率100パーセントを超えました。

住友林業(1911)とFUJIMI(5384): 株価は決算前の動き

住友林業は15時30分に第3四半期決算、FUJIMIは16時20分に中間決算と業績予想の修正を発表しました。どちらも発表は大引けのあとなので、今日の値動き(住友林業プラス9.38パーセント、FUJIMIマイナス8.94パーセント)は決算前のものです。

  • 住友林業: Yahoo!ファイナンスの要約では、売上高は1兆9,780億円で増収、ただし米国の住宅関連費用などで減益、今期の経常利益見通しを前回予想から20パーセント引き下げたとのこと。夜間PTSでは、東証終値からマイナス6.54パーセントです。264株と保有株数が多いので、明日の値動きに注意しています
  • FUJIMI: 中間期は売上高プラス21.2パーセント、営業利益プラス45.5パーセント、中間純利益プラス52.5パーセント(Yahoo!ファイナンスの要約)。先端半導体向けのCMP製品が好調だったそうです。業績予想の修正の中身と、年間配当92円が変わるかどうかは、まだ確認できていません

アドソル日進(3837)は15時30分、COTA(4923)は16時に中間決算を発表しました。内容は、明日以降に確認します。

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
AREホールディングス(5857) 100 1,883円 3,770円 +700(+22.80%) +188,700円 155円 8.23% 4.11%
トヨタ自動車(7203) 200 2,114円 3,533円 +505(+16.68%) +283,800円 100円 4.73% 2.83%
高速(7504) 20 2,071円 5,420円 +505(+10.27%) +66,980円 120円 5.79% 2.21%
住友林業(1911) 264 1,198円 1,369.5円 +117.5(+9.38%) +45,276円 50円 4.17% 3.65%
ハピネット(7552) 6 2,678円 6,580円 +500(+8.22%) +23,412円 100円 3.73% 1.52%

1位のAREと2位のトヨタは、上の📊決算解析のとおりです。

  • 高速(7504): プラス10.27パーセントの5,420円。食品容器などの包装資材の専門商社です。10/30に中間決算(純利益プラス31.8パーセント)を出していますが、今日の材料は確認できていません。含み益率はプラス161.71パーセント
  • 住友林業(1911): プラス9.38パーセントの1,369.5円。264株で、今日だけでプラス31,020円。引け後の決算は上のとおりで、夜間PTSでは大きく売られています
  • ハピネット(7552): プラス8.22パーセントの6,580円。今日の材料は確認できていません。決算発表は11月12日の予定。Yahoo!ファイナンスで今期の配当予想が表示されていないため、表は手元の100円で計算しています

上昇TOP5の増加額は、合計でプラス215,120円。トヨタとAREの2銘柄で、プラス171,000円でした。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
キオクシアHD(285A) 40 16,709円 9,324円 -1,411(-13.14%) -295,400円 30円(中間のみ・期末未定) 0.18% 0.32%
PILLAR(6490) 5 3,325円 8,540円 -1,060(-11.04%) +26,075円 245円 7.37% 2.87%
FUJIMI(5384) 30 1,905円 2,750円 -270(-8.94%) +25,350円 92円 4.83% 3.35%
商船三井(9104) 6 4,999円 6,976円 -664(-8.69%) +11,862円 205円 4.10% 2.94%
TDK(6762) 28 2,710円 2,252円 -199(-8.12%) -12,824円 50円 1.85% 2.22%

下落TOP5は、商船三井を除く4銘柄がAI・半導体関連。キオクシアとTDKは、上の「本日の取引」のとおりです。

  • PILLAR(6490): マイナス11.04パーセントの8,540円。半導体製造装置向けの精密部品です。寄り付きが高値で、そのまま売られました。それでも含み益はプラス156.84パーセント。決算発表は11月12日の予定
  • FUJIMI(5384): マイナス8.94パーセントの2,750円。Yahoo!ファイナンスによると、10/29からの5営業日で16.5パーセント下げています。引け後の決算は上のとおり
  • 商船三井(9104): マイナス8.69パーセントの6,976円。11/2に通期の純利益予想を3,000億円へ上方修正したばかりです。今日の下げの材料は確認できていませんが、中東情勢の緩和期待や原油安が、海運株には逆風と受け止められた可能性があります(推測です)。決算発表は11月9日の予定

下落TOP5の減少額は、合計でマイナス79,396円(今日買った分を含む画面の株数で計算)。そのうちキオクシアが、マイナス56,440円でした。

ランキング外の181銘柄で、プラス906,567円

増減額
上昇TOP5の合計 +215,120円
下落TOP5の合計 -79,396円
TOP10の合計 +135,724円
ポートフォリオ全体 +1,042,291円
ランキング外の181銘柄 +906,567円

上げ幅の約87パーセントを、ランキングに1銘柄も載らなかった181銘柄が稼ぎました。1銘柄あたり約5,000円のプラスです。

なお、SBIの前日比プラス1,042,291円には、今日買った18株の「前日終値から今日の終値まで」の値動き(マイナス4,177円)も入っています。7銘柄とも終値で買っているので、実際には損をしていない分です。前日の評価額36,657,403円に、前日比と買付54,973円を足すと37,754,667円。今日の評価額37,758,844円との差が、ちょうどこの4,177円でした。実際に持っていた株の値動きは、プラス1,046,468円です。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
37,758,844円 +13,072,655円 +52.96% +1,042,291円 +2.84%

評価額は37,758,844円。含み損益はプラス13,072,655円・プラス52.96パーセントで、前日のプラス48.82パーセントから4.14ポイント上がりました。取得総額は24,686,189円です。

明日以降の注目ポイント

  • キオクシアHD(285A): 夜間PTSでは8,000円台前半。明日も大きく下げるなら、ルールどおり1〜2株まで
  • 住友林業(1911): 経常利益見通しの20パーセント引き下げを、明日の東証がどう受け止めるか
  • FUJIMI(5384): 業績予想の修正の中身と、配当予想が変わったかどうかの確認
  • AREホールディングス(5857): 年間155円の中間・期末の内訳と、自社株買いの規模の確認
  • 11月6日は明豊ファシリティワークス(1717)・栗本鐵工所(5602)・月島HD(6332)・ファルコHD(4671)・三井不動産(8801)・大同信号(6743)・ミネベアミツミ(6479)の決算予定
  • 11月9日は日本紙パルプ商事(8032)・商船三井(9104)、11月10日は浜松ホトニクス(6965)、11月11日は三井化学(4183)・ENEOS(5020)、11月12日はPILLAR(6490)・INPEX(1605)・ハピネット(7552)の決算予定

まとめ

11/5
日経平均 -1.79%
TOPIX +1.16%
わたしのポートフォリオ +2.84%

米中間選挙での民主党の圧勝でAI・半導体株が売られ、日経平均はマイナス1.79パーセントで5カ月半ぶりの安値。それでもプライムの約7割は上がり、わたしのポートフォリオはプラス1,042,291円・プラス2.84パーセントと、過去最大の上げ幅になりました。

今日わかったのは、わたしのポートフォリオで「AI関連7銘柄のマイナス82,412円」と「それ以外の184銘柄のプラス1,128,880円」が、ほぼ独立に動いたこと。AI関連を評価額の2パーセントほどに抑えていたので、AIが売られた日の痛みは小さく、それ以外が広く上がった分をそのまま受け取れました。

投資判断としては、今日も下げた7銘柄を終値で少しずつナンピン。キオクシアは9,324円で2株、40株・平均取得単価16,709円です。これから確かめたいのは2つ。1つは、今日のような「AIから他へ」の物色が一時的なものか、続くのか。もう1つは、ナンピンを続けているAI関連の決算(ミネベアミツミ11/6、浜松ホトニクス11/10、PILLAR 11/12)で、業績の見通しが変わっていないかどうかです。

明日も、地味に、着実に。


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免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

【2026年11月4日】高配当株PF記録|米中間選挙で日経-1.42%もPF-0.51%、キオクシアは一時1万円割れ、三菱商事は1兆円の自社株買いで+7.88%、10銘柄ナンピン

今日のサマリー

日経平均は、マイナス893円23銭・マイナス1.42パーセントの62,188円63銭で3日続落しました。7月30日以来、約3カ月ぶりの安値です。TOPIXは、マイナス34.90・マイナス0.89パーセントの3,895.38で、こちらも3日続落、6月12日以来の安値でした。

材料は、文化の日の休場をはさんで行われた米中間選挙。日経新聞によると、AI規制に前向きとされる民主党が上下両院の多数派を奪還する見通しとなり、「AIデータセンターの建設が鈍って、日本企業にも悪影響が及ぶのでは」という心配から、アドバンテスト・東京エレクトロン・ソフトバンクグループなどAI・半導体株が売られたとのことです。午後には下げ幅が3,000円を超え、6万円割れが目前に迫りました。TOPIXも、取引時間中としては6月11日以来となる3,800割れの場面がありました。

ところが、14時ごろから急速に下げ渋り、大引けまでに日中の安値から2,000円あまり戻しています。トランプ大統領が選挙結果を「受け入れる」と述べ、民主党と協力する考えを示したことで、政策の不透明感が和らぐと受け止められたそうです。「売り材料が出尽くした」との見方から、AI・半導体株にも買い戻しが入りました。東証プライムは値下がり1,084銘柄・値上がり425銘柄、売買代金は約10兆8,055億円と、商いも膨らんだ一日でした。

わたしのポートフォリオは、マイナス188,711円・マイナス0.51パーセント。対日経はプラス0.91パーセントポイント、対TOPIXでもプラス0.38パーセントポイントと、3日続落の中では小さめの下げで済みました。今日は11銘柄40株・91,334円を買いました。10銘柄はナンピン、GMOフィナンシャルHDの1銘柄は結果的に押し目買いです。

今日のトピックは:

  1. キオクシアHD(285A)が、一時9,635円と1万円を割り込みました。11/2の終値からマイナス15パーセントの水準です。それでも引けにかけて戻し、終値は10,735円・マイナス5.38パーセント。安値からは1,100円、プラス11パーセント以上の戻りでした。今日も2株だけ、終値でナンピンしています
  2. 決算の日の三菱商事(8058)が、プラス7.88パーセント。今期の純利益見通しを1兆2,000億円に上方修正(4年ぶりの最高益)、そして上限1兆円の自社株買いと消却。190株で、今日だけでプラス71,440円。同じ日に、IHI(7013)は年間23円→25円、スカパーJSAT(9412)は48円→52円の増配を出しました
  3. 10銘柄をナンピン、1銘柄を押し目買い。キオクシアのほか、今日マイナス10.34パーセントの三井化学(4183)、AI関連のTDK・ミネベアミツミ・浜松ホトニクス・高純度化学、そして五洋建設・オカダアイヨン・月島HD・小森がナンピン。GMOフィナンシャルHD(7177)は、注文したときはナンピンでしたが、引けにかけて上がって結果的に押し目買いになりました

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 36,657,403円 -188,711円 -0.51%
日経平均 62,188.63円 -893.23円 -1.42%
TOPIX 3,895.38 -34.90 -0.89%

日経平均に対してプラス0.91パーセントポイント、TOPIXに対してプラス0.38パーセントポイント。

今日の日経平均を押し下げたのは、アドバンテスト・東京エレクトロン・ソフトバンクグループといった、わたしが持っていない値がさのAI・半導体株です。一方、日経平均を支えたファーストリテイリングと三菱商事のうち、三菱商事はわたしの保有銘柄。この組み合わせが、今日の対日経プラスにそのまま効きました。

83日累計で対日経+16.73ppt

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7月(21日) -8.56%累計 -0.80%累計 +6.76%累計 +15.32ppt累計
8月(20日) +3.20%累計 +3.81%累計 +3.41%累計 +0.21ppt累計
9月(19日) +0.84%累計 -1.04%累計 -1.63%累計 -2.47ppt累計
10/1(木) +3.30% +0.57% -0.61% -3.91ppt
10/2(金) -0.94% -0.99% -1.19% -0.25ppt
10/5(月) +2.40% +1.33% +0.67% -1.73ppt
10/6(火) +1.05% +0.92% +0.56% -0.49ppt
10/7(水) -0.92% -0.70% -0.64% +0.28ppt
10/8(木) -1.42% -1.51% -1.37% +0.05ppt
10/9(金) -0.02% +0.33% +0.40% +0.42ppt
10/13(火) -1.82% +0.14% +1.25% +3.07ppt
10/14(水) -0.05% -0.34% -0.21% -0.16ppt
10/15(木) -4.90% -2.38% -1.16% +3.74ppt
10/16(金) +1.39% +1.67% +1.57% +0.18ppt
10/19(月・記事なし) -0.62% +0.04% +0.37%(推計) +0.99ppt(推計)
10/20(火) -1.30% -1.43% -1.41% -0.11ppt
10/21(水) +0.85% +0.86% +0.68% -0.17ppt
10/22(木) -2.65% -1.14% -0.37% +2.28ppt
10/23(金) -0.34% -0.79% -0.38% -0.04ppt
10/26(月) -0.80% +0.18% +0.96% +1.76ppt
10/27(火) +1.73% +0.61% -0.04% -1.77ppt
10/28(水) +1.08% -0.14% -0.91% -1.99ppt
10/29(木) +1.10% +0.29% +0.40% -0.70ppt
10/30(金) -2.12% -0.95% -0.35% +1.77ppt
11/2(月) -0.33% -0.88% -0.87% -0.54ppt
11/4(水) -1.42% -0.89% -0.51% +0.91ppt
83日累計 -11.27% -3.23% +5.38% +16.73ppt

83日累計は、日経平均マイナス11.27パーセントに対してポートフォリオはプラス5.38パーセント、対日経通算プラス16.73パーセントポイント。11月の2日間では、対日経プラス0.37ポイントになりました。10月分は、11/16の記事で1行にまとめます。

本日の取引

今日は、11銘柄40株・合計91,334円を買いました。売却はありません。10銘柄はナンピン、GMOフィナンシャルHDだけは結果的に押し目買いになりました。

銘柄(コード) 約定株数 約定単価 約定金額 意図
五洋建設(1893) 4 1,331.5円 5,326円 ナンピン
キオクシアHD(285A) 2 10,735円 21,470円 ナンピン(一時1万円割れ)
三井化学(4183) 4 1,856.5円 7,426円 ナンピン(JSR買収報道で急落)
高純度化学(4973) 2 4,090円 8,180円 ナンピン
オカダアイヨン(6294) 4 1,827円 7,308円 ナンピン
月島HD(6332) 2 2,339円 4,678円 ナンピン(11/6決算)
小森(6349) 4 1,725円 6,900円 ナンピン
ミネベアミツミ(6479) 2 3,039円 6,078円 ナンピン
TDK(6762) 4 2,451円 9,804円 ナンピン
浜松ホトニクス(6965) 2 2,097円 4,194円 ナンピン(11/10決算)
GMOフィナンシャルHD(7177) 10 997円 9,970円 押し目買い(注文時はナンピン)
合計 40 — 91,334円 —

キオクシアと三井化学は、約定単価が今日の終値と同じです。午後の急落で、多くの銘柄が平均取得単価の下まで来たところを、11銘柄に少しずつ分けて拾った形です。

キオクシアHD(285A): 1万円割れを見て、それでも2株

キオクシアは今日、大きく下げました。寄り付きは11,595円、そこから売られ続けて、12時44分には9,635円。11/2の終値11,345円からマイナス15パーセント、1万円の大台を割り込みました。決算の翌営業日のマイナス15.78パーセントに続いて、2日連続の急落かと身構えたのが正直なところです。

ところが、引けにかけて上がっていき、終値は10,735円・マイナス610円・マイナス5.38パーセント。安値からは1,100円、プラス11パーセント以上も戻しています。米中間選挙の結果を受けたAI・半導体株の売りが、14時ごろからの「出尽くし」の買い戻しに変わった流れと重なります。売買代金は約1.67兆円と、1銘柄とは思えない商いでした。

株価 前日比
10/29(木)終値 14,505円 +1.15%
10/30(金)終値(決算は引け後) 13,470円 -7.14%
11/2(月)終値 11,345円 -15.78%
11/4(水)安値(12:44) 9,635円 -15.07%
11/4(水)終値 10,735円 -5.38%

買ったのは、終値の10,735円で2株。10/31の記事で決めた「大きく下げた日に1〜2株まで」のルールどおりです。36株→38株、平均取得単価は17,452円→17,098円(SBIの表示)になりました。

9,635円を見たときに「ここで買えていれば」と思わなかったと言えば、うそになります。でも、日中の安値で買えるかどうかは、ほとんど運です。7月のS株失効のときに、「約定していれば得だった」という後知恵には振り回されないと決めました。今日は「大きく下げた日」というルールの条件を満たしたので、決めた数だけ買った——それで十分だと思っています。

38株で、含み損はマイナス241,794円・マイナス37.21パーセント。評価額は407,930円で、ポートフォリオの約1.1パーセント。11/2から変わらず、ポートフォリオ全体を揺るがす大きさにはしていません。

三井化学(4183): JSR買収の報道でマイナス10.34%、その日に4株

三井化学は、今日の東証プライムの値下がり率1位でした。マイナス214円・マイナス10.34パーセントの1,856.5円。安値は10時35分の1,780.5円です。

日経新聞によると、政府系ファンドの産業革新投資機構(JIC)が、半導体材料大手のJSRの売却先の優先交渉権者に三井化学を選んだとのこと。買収額は1兆3,000億円以上を見込み、実現すれば国内の化学業界のM&Aで過去最高額になるそうです。三井化学は13時に「当社に関する一部報道について」を開示しています。株価の下げは、買収の資金負担の大きさが意識された可能性があります(あくまで推測です)。

JSRの半導体材料を取り込んで、収益力を引き上げる——という狙いそのものは、長い目で見れば分かりやすい話です。一方で、1兆円を超える買い物の資金をどう手当てするのか、増資や借り入れで1株あたりの価値や配当の余力がどう変わるのかは、まだ何も分かっていません。11/11の決算発表で、会社自身の説明を聞きたいと思っています。

今日は、終値の1,856.5円で4株。24株→28株、平均取得単価は約2,126円→2,087円(SBIの表示)。年間配当75円で、取得利回りは3.59パーセント、今日の終値での現在利回りは4.04パーセントです。買収の続報次第で、もう一段下がる可能性も頭に入れています。

AI関連4銘柄と、その他4銘柄

米中間選挙でAI関連が売られた日なので、AI・半導体関連の保有銘柄もまとめて少しずつ拾いました。

  • TDK(6762): 2,451円で4株、22株→26株、平均取得単価約2,799円→約2,746円。年間配当50円で、取得利回り約1.82パーセント
  • ミネベアミツミ(6479): 3,039円で2株、14株→16株、平均取得単価約3,223円→約3,200円
  • 浜松ホトニクス(6965): 2,097円で2株、38株→40株、平均取得単価約2,237円→約2,230円。決算発表は11月10日の予定
  • 高純度化学(4973): 4,090円で2株、34株→36株、平均取得単価約4,565円→約4,539円。年間配当230円で、取得利回り約5.07パーセント

残りの4銘柄は、平均取得単価を下回ったまま下がってきた銘柄です。

  • 五洋建設(1893): 1,331.5円で4株、36株→40株、平均取得単価約1,369円→約1,365円。年間配当52円で、取得利回り約3.81パーセント
  • オカダアイヨン(6294): 1,827円で4株、168株→172株、平均取得単価約2,036円→約2,031円。11/2に年初来安値を更新したあとも下げが続いています。決算発表は11月12日の予定
  • 月島HD(6332): 2,339円で2株、56株→58株、平均取得単価約2,620円→約2,610円。決算発表は11月6日の予定
  • 小森(6349): 1,725円で4株、18株→22株、平均取得単価1,860円→約1,836円。年間配当100円で、取得利回り約5.45パーセント

GMOフィナンシャルHD(7177): 注文したときはナンピン、約定は押し目買い

GMOフィナンシャルHDは、997円で10株、50株→60株。注文したときは、株価がわたしの平均取得単価995円を下回っていて、ナンピンのつもりでした。ところが引けにかけて上がったらしく、約定単価997円は平均取得単価を2円だけ上回りました。平均取得単価はほぼ変わらず(約995円)、結果的には押し目買いです。10/27のデンソーと同じパターンで、引けで約定する注文は、決めたときの値段と約定の値段がずれることを、また実感しました。年間配当は10/22に増配した68.60円で、取得利回りは約6.89パーセントです。

今日の買いを足すと、取得総額は24,539,939円から24,631,235円へ91,296円増えました。買付合計の91,334円との差38円は、平均取得単価の端数の分です。11銘柄の年間配当(会社予想)は、合わせて約2,990円(税引前)増えます(キオクシアは中間の30円だけで計算)。

📊 本日の決算解析: 三菱商事が最高益見通しと1兆円の自社株買い、IHI・スカパーJSATは増配、NTTは市場予想に届かず

今日は、わたしの保有銘柄で4社が決算を発表しました。三菱商事・IHI・スカパーJSATは上方修正(IHI・スカパーは増配も)、NTTは上方修正でも市場予想に届かず。株価の反応は、プラス7.88パーセントからマイナス6.02パーセントまで分かれました。

三菱商事(8058): 4年ぶりの最高益見通し、上限1兆円の自社株買い

三菱商事は、わたしが190株・平均取得単価2,282円で持っている、主力の1つです。今日の14時に中間決算と、自社株買い・消却を発表しました。

項目 内容
中間純利益(4〜9月) 6,196億円(前年同期比+74%)
通期純利益予想 約1兆1,000億円→1兆2,000億円(前期比+50%)
市場予想(QUICKコンセンサス) 1兆1,863億円
自社株買い 上限1兆円・約2億1,000万株(発行済み株式の約6%)
取得期間 2026年11月5日〜2027年7月31日
消却 2027年8月31日に全自己株式を消却予定

日経新聞によると、銅価格の上昇と原料炭の伸びで金属資源が利益を押し上げ、赤字だったLNGカナダも本格稼働で黒字に転じるとのこと。23年3月期の1兆1,806億円を上回る、4年ぶりの最高益の見通しで、市場予想も上回りました。ROEも12.7パーセントに上がり、中期経営計画の目標(28年3月期に12パーセント以上)を1年前倒しで達成する見込みだそうです。

株価は、安値4,508円から高値の5,148円で引けました。プラス376円・プラス7.88パーセントで、上昇TOP5の1位。日経新聞の大引けの記事でも、日経平均を支えた銘柄として名前が挙がっています。190株で、今日だけでプラス71,440円。三菱商事がなければ、今日のマイナスは26万円近くになっていた計算です。

含み益はプラス544,540円・プラス125.59パーセント。年間配当125円で、取得利回りは5.48パーセント、今日の終値での現在利回りは2.43パーセントです。自社株買いの意味は、下の📚解説で書きます。

IHI(7013): 年初来安値をつけたあと、上方修正・増配で急反発

IHIは200株・平均取得単価1,543円。今日の13時に中間決算と「期末配当予想の修正(増配)」を発表しました。

Yahoo!ファイナンスの要約によると、中間期は売上収益7,793億円(前年同期比プラス9.2パーセント)、営業利益1,149億円(同プラス65.6パーセント)、親会社に帰属する中間利益は約850億円。通期の業績予想も上方修正されたとのことです。

配当は、IHIのお知らせで確認しました。期末配当を11.5円→13.5円に2円増配し、年間は23円→25円。前期の年間配当は、2025年10月の1株→7株の分割を反映すると20円なので、前期からは5円の増配になります。「1株あたり配当を持続的に増加させる」という方針どおりです。

値動きが面白い一日でした。午前は米中間選挙の売りに押され、決算発表直後の13時06分に2,116円の年初来安値。そこから一気に買われて、高値2,399円に近い2,394円で引けました。プラス88円・プラス3.82パーセントで、上昇TOP5の3位です。200株で、年間の配当は4,600円から5,000円へ、税引前で400円増えます。取得利回りは1.49パーセント→1.62パーセントになりました。

スカパーJSAT(9412): 上方修正と、年間48円→52円の増配

スカパーJSATは、100株・平均取得単価661円で持っている、含み益率プラス170パーセント台の銘柄です。今日の14時に中間決算と「連結業績予想の上方修正及び配当予想の修正(増配)」を発表しました。

項目 前回予想 今回修正 前期実績
営業収益 1,350億円 1,360億円 1,275.8億円
営業利益 390億円 415億円 352.7億円
純利益 270億円 290億円 233.1億円
年間配当 48円(中間24円+期末24円) 52円(中間24円+期末28円) 42円

中間期の純利益は160億円で、前年同期比プラス36.2パーセント(Yahoo!ファイナンスの要約)。会社のお知らせによると、メディア事業の収益拡大と、宇宙事業の効率化による利益率の改善が続く見込みで、「配当性向50パーセント以上」の方針に沿って期末配当を4円増やしたとのこと。8/5の増配(42円→48円)に続いて、今期2回目の増配予想の引き上げです。

年間配当52円は、平均取得単価661円に対して取得利回り7.87パーセント。今日の終値1,799円での現在利回りは2.89パーセントなので、その差は約5ポイント。100株で、年間の配当は4,800円から5,200円へ、税引前で400円増えます。株価はプラス0.84パーセントで、TOP5には入りませんでした。

NTT(9432): 上方修正でも、市場予想に届かずマイナス6.02%

NTTは、わたしの保有株数がいちばん多い銘柄です。3,500株・平均取得単価151円。今日の午後に中間決算を発表しました。

日経新聞によると、今期の純利益見通しを9,800億円から9,940億円(前期比マイナス4パーセント)に引き上げたものの、市場予想には届かなかったとのこと。Yahoo!ファイナンスの要約では、中間期は営業収益プラス8.7パーセントに対して純利益はマイナス16.0パーセントの増収減益で、上方修正後の営業利益の予想も市場予想を下回ったそうです。決算のあとに下げ幅が広がり、終値はマイナス10.5円・マイナス6.02パーセントの164円。下落TOP5の2位です。

3,500株なので、今日だけでマイナス36,750円。それでも含み益はプラス45,500円・プラス8.61パーセント残っています。年間配当5.4円で、取得利回りは3.58パーセント、今日の終値での現在利回りは3.29パーセントです。

パーカー(9845)

パーカー(100株)も今日、中間決算を発表。Yahoo!ファイナンスの要約によると、売上高はプラス10.2パーセントでしたが、中間純利益はマイナス7.9パーセントの増収減益。株価はマイナス1.73パーセントの1,366円でした。通期予想と配当の修正の有無は、まだ確認できていません。

三菱商事・IHI・スカパーJSATの3社が、そろって「上方修正」と「株主還元の強化」を出した日。米中間選挙でAI株が売られた日でも、決算で答えを出した銘柄は買われる——10月から続く「決算は市場がどう受け止めるか」の答えとしては、今日は分かりやすい一日でした。

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
三菱商事(8058) 190 2,282円 5,148円 +376(+7.88%) +544,540円 125円 5.48% 2.43%
日本ライフライン(7575) 6 1,404円 1,622円 +64(+4.11%) +1,308円 81円 5.77% 4.99%
IHI(7013) 200 1,543円 2,394円 +88(+3.82%) +170,200円 25円 1.62% 1.04%
楽天グループ(4755) 100 752円 626.3円 +19.6(+3.23%) -12,570円 0円 0.00% 0.00%
三井不動産(8801) 200 1,281円 1,635円 +46(+2.89%) +70,800円 37円 2.89% 2.26%

上昇TOP5は、決算の三菱商事とIHI、医療機器の日本ライフライン、楽天グループ、三井不動産。AI・半導体が売られた日に、商社・重工・内需が並びました。

三菱商事(8058)・IHI(7013)

1位の三菱商事と3位のIHIは、上の📊決算解析のとおりです。IHIの年間配当は、今日の増配後の25円で計算しています。

日本ライフライン(7575)——年初来高値を更新

2位の日本ライフラインは、プラス64円・プラス4.11パーセントの1,622円。取引時間中に1,655円をつけ、年初来高値を更新しました。心臓・血管の治療に使う医療機器の専門商社・メーカーです。10/30に中間決算(売上高プラス7.1パーセント、営業利益マイナス17.4パーセント)を出していましたが、今日の上昇の材料は確認できていません。6株で、含み益はプラス1,308円・プラス15.53パーセント。年間配当81円(通常配当56円に、中間の記念配当25円を含む)で、取得利回りは5.77パーセントです。

楽天グループ(4755)——11/13の決算を前に

4位の楽天グループは、プラス19.6円・プラス3.23パーセントの626.3円。今日の材料は見当たりませんでした。決算発表は11月13日の予定です。含み損はマイナス12,570円・マイナス16.72パーセントと、まだ大きく平均取得単価を下回っています。無配です。

三井不動産(8801)——11/6の決算を前に、戻り基調

5位の三井不動産は、プラス46円・プラス2.89パーセントの1,635円。10/9に年初来安値の1,400円をつけたあと、じわじわ戻してきました。決算発表は11月6日の予定なので、今日の上げは決算前の動きです。200株で、今日だけでプラス9,200円。年間配当37円で、取得利回りは2.89パーセントです。

上昇TOP5の増加額は、合計でプラス100,584円。そのうち、三菱商事だけでプラス71,440円でした。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
三井化学(4183) 28 2,087円 1,856.5円 -214(-10.34%) -6,454円 75円 3.59% 4.04%
NTT(9432) 3,500 151円 164円 -10.5(-6.02%) +45,500円 5.4円 3.58% 3.29%
キオクシアHD(285A) 38 17,098円 10,735円 -610(-5.38%) -241,794円 30円(中間のみ・期末未定) 0.18% 0.28%
紙パル商事(8032) 120 602円 1,274円 -64(-4.78%) +80,640円 36円 5.98% 2.83%
ENEOS(5020) 400 465円 1,341円 -66(-4.69%) +350,400円 34円 7.31% 2.54%

下落TOP5は、JSR買収報道の三井化学、決算のNTT、一時1万円割れのキオクシア、そして日本紙パルプ商事とENEOS。

三井化学(4183)・NTT(9432)・キオクシアHD(285A)

1位の三井化学とキオクシアは上の「本日の取引」、2位のNTTは📊決算解析のとおりです。キオクシアの年間配当は、中間の30円(分割後換算)だけが決まっていて、期末は未定。なので、表の取得利回り・現在利回りは中間の30円だけで計算しています。

日本紙パルプ商事(8032)——11/9の決算を前に

4位の日本紙パルプ商事は、マイナス64円・マイナス4.78パーセントの1,274円。紙・板紙の国内最大の専門商社です。今日の下げの材料は確認できていません。決算発表は11月9日の予定です。120株で、含み益はまだプラス80,640円・プラス111.63パーセント。年間配当36円で、取得利回りは5.98パーセントです。

ENEOS(5020)——10/29から約7%下落

5位のENEOSは、マイナス66円・マイナス4.69パーセントの1,341円。Yahoo!ファイナンスによると、10/29からの下落率は約7パーセントになります。今日の下げの材料は確認できていません。決算発表は11月11日の予定です。400株で、今日だけでマイナス26,400円。それでも含み益はプラス350,400円・プラス188.39パーセント。年間配当34円で、取得利回りは7.31パーセントと、わたしのポートフォリオでも指折りの高さです。

下落TOP5の減少額は、合計でマイナス100,002円。そのうち、NTTがマイナス36,750円、ENEOSがマイナス26,400円、キオクシアがマイナス23,180円でした。

ランキング外の181銘柄で、マイナス189,293円

増減額
上昇TOP5の合計 +100,584円
下落TOP5の合計 -100,002円
TOP10の合計 +582円
ポートフォリオ全体 -188,711円
ランキング外の181銘柄 -189,293円

TOP10の合計は、ほぼプラスマイナスゼロ。ランキング外の181銘柄で、マイナス189,293円、1銘柄あたり約1,050円のマイナスでした。プライムの約7割の銘柄が値下がりした日なので、わたしの保有銘柄も広く少しずつ下げたようです。

なお、今日の前日比マイナス188,711円には、今日買った40株の「前日終値から今日の終値までの値動き」も入っています。前日の評価額36,751,582円に今日の買付91,334円を足し、前日比を引くと36,654,205円。今日の評価額36,657,403円との差3,198円が、今日買った40株の値動きの分です。キオクシアと三井化学は終値で買っているので、この分の多く(キオクシア2株でマイナス1,220円、三井化学4株でマイナス856円)は、実際には損をしていません。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
36,657,403円 +12,026,168円 +48.82% -188,711円 -0.51%

評価額は36,657,403円。含み損益はプラス12,026,168円・プラス48.82パーセントで、11/2のプラス49.76パーセントから0.94ポイント下がりました。取得総額は24,631,235円です。

📚 初心者向けワンポイント解説:「自社株買い・消却」は、持っているだけで自分の取り分が増える仕組み

今日の三菱商事は、上限1兆円の自社株買いと、その消却を発表してプラス7.88パーセントでした。「会社が自分の株を買う」と、なぜ株主にとって良いことなのか。わたしなりに整理しておきます。

自社株買い=会社が市場から自分の株を買い戻すこと

会社は、もうけたお金の使い道として、①事業への投資、②配当、③自社株買い、を選べます。自社株買いは、③のとおり、会社が市場で自分の株を買うことです。買った株は「自己株式(金庫株)」として会社が持ち、議決権も配当もありません。

「消却」まですると、株の数そのものが減る

金庫株のままだと、あとで売り直したり、M&Aの対価に使ったりできます。そこで、株主にとって大事なのが「消却」。消却すると、その株はこの世から消えて、発行済みの株の数が減ります。今日の三菱商事は、取得した株をすべて2027年8月31日に消却すると発表しています。

わたしの190株で考えてみる

三菱商事の発表は、発行済み株式の約6パーセントにあたる約2億1,000万株が上限。仮に上限まで買って消却すると、株の数は約6パーセント減ります。

消却前 消却後(上限まで買った場合)
発行済み株式数 100(とする) 約94
わたしの保有株数 190株 190株(変わらない)
わたしの持ち分 1 約1.06倍
同じ純利益での1株利益 1 約1.06倍

わたしは1株も買い足していないのに、会社の中での「取り分」が約6パーセント増える。純利益が同じでも、1株あたりの利益(EPS)は約6パーセント上がります。配当の総額が同じなら、1株あたりの配当も上げやすくなる——これが、自社株買い・消却が「持っている株主への還元」と呼ばれる理由です。

長期投資家として、わたしが見るところ

自社株買いは、配当と違って、受け取っても税金がかかりません(株を売らない限り)。長く持つつもりの株主ほど、静かに効いてくる還元です。

ただし、注意もあります。「上限1兆円」は、あくまで上限。期間内に全部買い切るとは限りません。また、株価が高いときに自社株買いをすると、同じお金で買える株の数が減って、効果は小さくなります。そして、自社株買いのために事業への投資を削っているなら、長い目では逆効果です。

今日の三菱商事は、最高益の見通しと、ROEの目標の1年前倒しとセットでの発表でした。「稼ぐ力が上がったうえで、余ったお金を株主に返す」という順番になっているかどうか——わたしは、自社株買いのニュースを見たら、まずそこを確かめるようにしています。

明日以降の注目ポイント

  • キオクシアHD(285A)が、1万円台を保てるか。今日の夜間PTSは10,828円とプラスでした。米国の半導体株の動きも見ます
  • 三井化学(4183)のJSR買収の続報。正式な発表があるか、資金の手当てをどうするのか。11月11日の決算発表で、会社の説明を聞きたいところです
  • 米中間選挙の結果を受けた、週後半の米国株・為替の動き。今日の「出尽くし」の戻りが続くか
  • 11月5日はアドソル日進(3837)・FUJIMI(5384)・住友林業(1911)・COTA(4923)の決算予定
  • 11月6日は明豊ファシリティワークス(1717)・栗本鐵工所(5602)・月島HD(6332)・ファルコHD(4671)・三井不動産(8801)・大同信号(6743)の決算予定。今日ナンピンした月島HDも含まれます
  • 11月9日は日本紙パルプ商事(8032)、11月10日はアイホン(6718)・NJS(2325)・浜松ホトニクス(6965)、11月11日は三井化学(4183)・ENEOS(5020)、11月12日はオカダアイヨン(6294)・INPEX(1605)・PILLAR(6490)、11月13日は楽天グループ(4755)の決算予定
  • 10月分の対日経累計は、11/16の記事で1行にまとめます

まとめ

11/4
日経平均 -1.42%
TOPIX -0.89%
わたしのポートフォリオ -0.51%

日経平均はマイナス893円・マイナス1.42パーセントで3日続落、約3カ月ぶりの安値。米中間選挙で民主党が上下両院の多数派を奪還する見通しとなり、AI・半導体株が売られて、一時は3,000円超の下げで6万円割れが迫りました。それでも14時ごろから「出尽くし」の買い戻しで、安値から2,000円あまり戻しています。

わたしのポートフォリオはマイナス188,711円・マイナス0.51パーセント。対日経はプラス0.91ポイントで、83日累計の対日経差はプラス16.73ポイント。AI・半導体の値がさ株を持たず、三菱商事を持っていたことが、そのまま対日経の差になりました。

主役は、キオクシアHD(285A)。一時9,635円と1万円を割り込みましたが、引けにかけて戻して、マイナス5.38パーセントの10,735円。決算では、三菱商事(8058)が最高益見通しと上限1兆円の自社株買いでプラス7.88パーセント、IHI(7013)とスカパーJSAT(9412)が増配。一方で、NTT(9432)は市場予想に届かずマイナス6.02パーセント、三井化学(4183)はJSR買収の報道でマイナス10.34パーセントでした。

今日は11銘柄40株・91,334円を買い付け、10銘柄はナンピン、GMOフィナンシャルHDは結果的に押し目買い。キオクシアは、1万円割れを見ても「大きく下げた日に1〜2株まで」のとおり、終値で2株。安値で買えなかったことより、決めた数を守れたことのほうを大事にしたいと思っています。三井化学は、報道で急落したその日に4株。買収の中身が見えるまでは、これ以上は急がないつもりです。

明日も、地味に、着実に。


📌 関連記事

免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

【2026年11月2日】高配当株PF記録|日経-0.33%でPF-0.87%、キオクシアが決算で-15.78%、NGKは上方修正・増配で+10.95%、5銘柄をナンピン

今日のサマリー

日経平均は、マイナス208円25銭・マイナス0.33パーセントの63,081円86銭で続落しました。TOPIXは、マイナス34.79・マイナス0.88パーセントの3,930.28で、7月以来の安値です。

日経新聞によると、相場の重荷になったのは、前週末に決算を発表したキオクシアHD(285A)の15パーセントを超える下げ。前週末の米国株で半導体株が軒並み安くなり、「AI投資がいずれ減速するのでは」という心配がまた意識されたとのことです。ソフトバンクグループやイビデンなど、ほかのAI・半導体関連株にも売りが出ました。一方で、今期の利益見通しが市場予想を上回った東京エレクトロンと、アドバンテストが買われ、この2銘柄で日経平均を400円あまり押し上げたそうです。半導体の比重が高い韓国株が上がったことも、投資家心理を支えたと伝えられています。3日に投開票の米中間選挙を控えて、様子見の投資家も多かったようです。

ただし、東証プライムは値下がり1,011銘柄・値上がり505銘柄と、値下がりが3分の2。売買代金は約7兆6,403億円でした。日経平均の下げは小さく見えますが、市場全体はTOPIXのマイナス0.88パーセントのほうが実感に近い一日でした。

わたしのポートフォリオは、マイナス322,262円・マイナス0.87パーセント。対日経はマイナス0.54パーセントポイント、対TOPIXではプラス0.01パーセントポイントと、ほぼTOPIXと同じでした。今日は5銘柄20株・49,390円を、すべてナンピンで買いました。

今日のトピックは:

  1. キオクシアHD(285A)が、決算の翌営業日にマイナス15.78パーセント。10〜12月期の見通しが「前の四半期と横ばい」だったことに、市場は失望しました。36株で、今日だけでマイナス76,500円。10/31の記事で決めた「大きく下げた日に1〜2株まで」のとおり、2株だけナンピンしました
  2. 決算の明暗。NGK(5333)は通期の上方修正と、年間配当106円→126円の増配でプラス10.95パーセント。一方で、住友化学(4005)は今日の13時30分に上方修正と増配を出したのに、マイナス9.47パーセント。TDK(6762)も、上方修正・増配の翌営業日にマイナス2.22パーセントでした
  3. 5銘柄をナンピン。キオクシアとTDKのほかに、明豊ファシリティワークス(1717)・オカダアイヨン(6294)・アイホン(6718)。5銘柄とも、終値での約定です

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 36,751,582円 -322,262円 -0.87%
日経平均 63,081.86円 -208.25円 -0.33%
TOPIX 3,930.28 -34.79 -0.88%

日経平均に対してマイナス0.54パーセントポイント、TOPIXに対してプラス0.01パーセントポイント。

10/30とは反対に、今日は値がさの東京エレクトロンとアドバンテストが日経平均を支えました。この2銘柄を持っていないわたしのポートフォリオは、その分だけ日経平均に置いていかれた形です。そして、マイナスの4分の1近くは、キオクシア1銘柄。キオクシアの分を除くと、ポートフォリオはマイナス0.66パーセントほどで、TOPIXよりは小さい下げでした。

82日累計で対日経+15.82ppt

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7月(21日) -8.56%累計 -0.80%累計 +6.76%累計 +15.32ppt累計
8月(20日) +3.20%累計 +3.81%累計 +3.41%累計 +0.21ppt累計
9月(19日) +0.84%累計 -1.04%累計 -1.63%累計 -2.47ppt累計
10/1(木) +3.30% +0.57% -0.61% -3.91ppt
10/2(金) -0.94% -0.99% -1.19% -0.25ppt
10/5(月) +2.40% +1.33% +0.67% -1.73ppt
10/6(火) +1.05% +0.92% +0.56% -0.49ppt
10/7(水) -0.92% -0.70% -0.64% +0.28ppt
10/8(木) -1.42% -1.51% -1.37% +0.05ppt
10/9(金) -0.02% +0.33% +0.40% +0.42ppt
10/13(火) -1.82% +0.14% +1.25% +3.07ppt
10/14(水) -0.05% -0.34% -0.21% -0.16ppt
10/15(木) -4.90% -2.38% -1.16% +3.74ppt
10/16(金) +1.39% +1.67% +1.57% +0.18ppt
10/19(月・記事なし) -0.62% +0.04% +0.37%(推計) +0.99ppt(推計)
10/20(火) -1.30% -1.43% -1.41% -0.11ppt
10/21(水) +0.85% +0.86% +0.68% -0.17ppt
10/22(木) -2.65% -1.14% -0.37% +2.28ppt
10/23(金) -0.34% -0.79% -0.38% -0.04ppt
10/26(月) -0.80% +0.18% +0.96% +1.76ppt
10/27(火) +1.73% +0.61% -0.04% -1.77ppt
10/28(水) +1.08% -0.14% -0.91% -1.99ppt
10/29(木) +1.10% +0.29% +0.40% -0.70ppt
10/30(金) -2.12% -0.95% -0.35% +1.77ppt
11/2(月) -0.33% -0.88% -0.87% -0.54ppt
82日累計 -9.85% -2.34% +5.89% +15.82ppt

82日累計は、日経平均マイナス9.85パーセントに対してポートフォリオはプラス5.89パーセント、対日経通算プラス15.82パーセントポイント。11月は、対日経マイナス0.54ポイントからのスタートになりました。10月分は、11/16の記事で1行にまとめます。

本日の取引

今日は、5銘柄20株・合計49,390円を買いました。売却はありません。5銘柄とも、平均取得単価より下でのナンピンです。

銘柄(コード) 約定株数 約定単価 約定金額 意図
明豊ファシリティワークス(1717) 10 900円 9,000円 ナンピン
キオクシアHD(285A) 2 11,345円 22,690円 ナンピン(決算後の急落)
オカダアイヨン(6294) 4 1,848円 7,392円 ナンピン
アイホン(6718) 2 2,639円 5,278円 ナンピン
TDK(6762) 2 2,515円 5,030円 ナンピン(上方修正・増配後の下げ)
合計 20 — 49,390円 —

5銘柄とも、約定単価が今日の終値と同じです。

キオクシアHD(285A): 「1〜2株まで」の約束どおり、2株

10/31に、キオクシアの決算を読んで3つのシナリオを考える記事を書きました(【キオクシア決算】Q2純利益1兆3,557億円で会社見通しを上回り初配当90円、それでも次の四半期は横ばい——3つのシナリオで考える)。そこで、わたしの基本シナリオは「B(中立): 利益は高いが、ピークと見られ続ける」。Bのときの対応は「持ち続ける。ナンピンは、大きく下げた日にこれまで通り1〜2株まで」と決めていました。

今日はマイナス15.78パーセント。「大きく下げた日」には十分当てはまるので、終値の11,345円で2株だけ買い増しました。34株→36株、平均取得単価は約17,811円→17,452円(SBIの表示)です。

正直に書くと、もっと買いたい気持ちもありました。10/31の記事で計算したQ3見通しの1株利益(年率3,404円)で見ると、今日の終値11,345円はPER約3.3倍。数字だけ見れば、さらに“割安”になっています。でも、同じ記事で「シクリカル株のPERは逆に読む」と書いたばかり。PERが下がったのは、市場が「この利益は続かない」と見る度合いを強めたから、とも読めます。値段の安さを理由に約束を破るのは、10月の「決算前に値動きで買っていた」反省の繰り返しになるので、2株で止めました。

会社の見通しが減収に変わったわけではないので、シナリオC(ナンピンを止める)にはまだ入っていない、というのがわたしの判断です。

TDK(6762): 上方修正・増配のあとの下げを、2株

TDKは、10/30の引け後に通期の純利益を24パーセント上方修正し、年間配当を40円から50円に増やした銘柄です。それでも今日は、マイナス57円・マイナス2.22パーセントの2,515円。10/30に書いた「上方修正でも下がることがある」が、そのまま起きました。安値は2,436.5円で、10/30の終値からマイナス5パーセントほどの場面もありました。

終値の2,515円で2株、20株→22株、平均取得単価は2,827円→約2,799円。年間配当50円で、取得利回りは約1.79パーセント、今日の終値での現在利回りは1.99パーセントです。

明豊ファシリティワークス・オカダアイヨン・アイホン: 高配当株を少しずつ

残りの3銘柄は、どれも年間配当の利回りが4パーセントを超える銘柄です。3銘柄とも、今日の下げは1パーセント前後と小さめですが、平均取得単価を下回ったまま、じりじり下がってきた銘柄です。

  • 明豊ファシリティワークス(1717): 900円で10株、60株→70株、平均取得単価967.5円→約958円。建設プロジェクトの発注者側を支援するコンストラクション・マネジメントの会社。年間配当44円で、取得利回りは約4.59パーセント、今日の終値での現在利回りは4.89パーセント。決算発表は11月6日の予定です
  • オカダアイヨン(6294): 1,848円で4株、164株→168株、平均取得単価約2,041円→約2,036円。解体・建設用のアタッチメントの会社です。今日の安値1,844円は、年初来安値の更新でした。年間配当76円で、取得利回り約3.73パーセント、現在利回り4.11パーセント。決算発表は11月12日の予定
  • アイホン(6718): 2,639円で2株、4株→6株、平均取得単価2,942円→2,841円。インターホンの大手です。年初来安値の2,620円(6月)の近くまで下がってきました。年間配当は会社予想で130円、取得利回りは約4.58パーセント、現在利回りは4.93パーセント。決算発表は11月10日の予定です

明豊ファシリティワークスとアイホンは、決算発表の直前のナンピンになります。決算の中身次第で、もう一段下がる可能性も頭に入れています。

今日の買いを足すと、取得総額は24,490,453円から24,539,939円へ49,486円増えました。買付合計の49,390円との差96円は、平均取得単価の端数の分です。

📊 本日の決算解析: キオクシアの“横ばい見通し”に失望、NGKは上方修正・増配で急伸、住友化学は上方修正でも下落

今日は、前週末に決算を出した銘柄の反応と、今日発表した銘柄が重なりました。わたしの保有銘柄では、キオクシアHD・NGK・住友化学の3つが目立ちます。

キオクシアHD(285A): 一時17%安、6カ月半ぶりの安値

決算の中身は、10/31の記事で詳しく書いたとおりです。7〜9月期の純利益は1兆3,557億円で、自社の見通しを6.7パーセント上回り、初配当(分割後換算で中間30円)と累進配当の方針も出しました。ただ、10〜12月期の見通しは売上2兆5,000億円・純利益1兆3,600億円と、前の四半期からほぼ横ばいでした。

日経新聞は「キオクシア株、一時6カ月半ぶり安値 10〜12月期の業績予想に失望」と伝えています。取引時間中には、マイナス17パーセントの11,135円まで売られました。大引けの記事でも、「前週末に発表した利益見通しが市場予想を下回った」ことが、日経平均の重荷になったと書かれています。

株価 前日比
10/28(水)終値 14,340円 +13.76%
10/29(木)終値 14,505円 +1.15%
10/30(金)終値(決算は引け後) 13,470円 -7.14%
11/2(月)終値 11,345円 -15.78%

10/29の終値から2営業日で、マイナス21.8パーセント。10/31の記事で「Q3見通しが横ばいだと、市場は“ピークが近い”と受け取るかもしれません」と書きましたが、想像していたよりも厳しい受け止め方でした。「実績は文句なし、でも株価が見ているのは来年」——あの記事の結論を、市場がそのまま数字で返してきたように感じます。

36株で、含み損はマイナス219,852円・マイナス34.99パーセント。評価額は408,420円で、ポートフォリオの約1.1パーセントです。金額としては痛いですが、ポートフォリオ全体を揺るがす大きさにはしていない。ここは、これからも守りたいところです。

NGK(5333): 通期の純利益を820億円→1,000億円に、年間配当は106円→126円

NGK(旧・日本ガイシ)は、わたしが20株・平均取得単価1,976円で持っている、セラミックスの会社です。10/30の15時40分に中間決算を発表していました。

項目 内容
売上高(4〜9月) 3,713億円(前年同期比+14%)
営業利益(4〜9月) 698億円(同+44%)
純利益(4〜9月) 608億円(同2.5倍)
通期売上高予想 7,100億円→7,700億円(前期比+15%)
通期営業利益予想 1,070億円→1,300億円(同+37%)
通期純利益予想 820億円→1,000億円(同+67%)
年間配当予想 106円→126円(前期80円)

日経新聞によると、AI向けの半導体の需要の拡大と、円安が追い風とのことです。修正前の数字は、記事の「従来予想を上回る」幅から逆算した値です。

今日は、プラス505円・プラス10.95パーセントの5,118円で、上昇TOP5の1位。20株で、今日だけでプラス10,100円です。

わたしにとって大きいのは、20円の増配です。年間126円の内訳は、中間63円・期末63円。修正前は中間53円・期末53円だったので、中間・期末ともに10円ずつの増配です。年間配当126円は、平均取得単価1,976円に対して取得利回り6.38パーセント。今日の終値での現在利回りは2.46パーセントなので、その差は約3.9ポイント。含み益率もプラス159.01パーセントで、「安く買って長く持つ」の恩恵がいちばん分かりやすく出ている銘柄の1つです。

住友化学(4005): 13時30分に上方修正・増配、でもマイナス9.47%

住友化学は、わたしが100株・平均取得単価474円で持っている総合化学の会社です。今日の13時30分に中間決算と、通期の業績予想・配当予想の修正を発表しました。

項目 内容
売上収益(4〜9月) 1兆1,720億円(前年同期比+7.1%)
営業利益(4〜9月) 1,380億円(同+33.2%)
中間利益(4〜9月) 828.7億円(同+108.8%)
通期売上収益予想 2兆4,900億円(前期比+7%)
通期純利益予想 約700億円→900億円(前期比+48%)
年間配当予想 16円→17円(期末8円→9円・前期13.5円)

日経新聞によると、上方修正の理由は、AI向けの半導体材料の需要が強いことと、石油化学の市況の改善です。中間利益は2倍以上、通期の純利益も200億円の上乗せ、配当も1円の増配と、数字だけ見れば良い内容に見えます。

ところが、今日の株価はマイナス53.5円・マイナス9.47パーセントの511.5円。高値593.1円から安値506円まで、1日の値幅がとても大きい日でした。上方修正・増配の日に、なぜここまで下げたのか——市場予想との比較や、下げの理由を書いた記事は、今日のところ見つけられていません。同じ日に日経新聞が「日本株『ツルハシ神話』に陰り」と、AI関連銘柄への期待がしぼみ始めていることを伝えていたので、AI向けの半導体材料が伸びている会社ほど、今日は買われにくかったのかもしれません(あくまで推測です)。

100株で、今日だけでマイナス5,350円。それでも含み益はプラス3,750円・プラス7.91パーセント残っています。年間配当17円で、取得利回りは3.59パーセント、今日の終値での現在利回りは3.32パーセントです。

ほかの決算: SBI・東リ・TDK

  • SBI(8473): 今日の10時10分に中間決算。Yahoo!ファイナンスの要約によると、中間利益はプラス39.1パーセントの2,305億円。同時に「中間配当の決定及び期末配当予想の修正」も出ていて、中間配当は10円増配の30円で確定、期末配当は80円の予想、年間では110円になりました。前期の年間配当は95円(中間20円・期末75円)だったので、前期からは15円の増配です。208株・平均取得単価1,735円で、取得利回りは6.34パーセント、今日の終値での現在利回りは3.90パーセント。年間の配当は、税引前で22,880円の見込みです。15時30分には、フジ・メディア・ホールディングスとの資本業務提携も発表しています。株価はマイナス1.67パーセントの2,818.5円
  • 東リ(7971): 14時に中間決算と自社株買いを発表。中間の営業利益はプラス37.4パーセント。10/28に上方修正・増配(34円→36円)を出していたので、中身はほぼその確認です。株価はプラス0.28パーセントの724円
  • TDK(6762): 上の「本日の取引」のとおり、上方修正・増配の翌営業日にマイナス2.22パーセント

NGK・住友化学・TDKと、「上方修正・増配」を出した3社の株価が、プラス10.95パーセント・マイナス9.47パーセント・マイナス2.22パーセントとバラバラ。決算は、出た瞬間の数字より「市場がどう受け止めるか」で株価が決まる——10/27の📚解説で書いたことを、今日もまた見せられた気がします。

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
NGK(5333) 20 1,976円 5,118円 +505(+10.95%) +62,840円 126円 6.38% 2.46%
イエローハット(9882) 196 1,370円 1,678円 +78(+4.88%) +60,368円 68円 4.96% 4.05%
ヒューリック(3003) 204 1,469円 1,850円 +45.5(+2.52%) +77,724円 70円 4.77% 3.78%
キューデンHD(642A) 20 1,893円 2,019.5円 +47.5(+2.41%) +2,530円 50円 2.64% 2.48%
パーカー(9845) 100 1,141円 1,390円 +30(+2.21%) +24,900円 53円 4.65% 3.81%

上昇TOP5は、上方修正・増配のNGK、カー用品のイエローハット、不動産のヒューリック、九州電力の持株会社のキューデンHD、自動車部品・化学品のパーカー。AI・半導体が売られた日でも、決算の良かった銘柄と、内需の高配当株が並びました。

NGK(5333)——上方修正・増配

1位のNGKは、上の📊決算解析のとおりです。

イエローハット(9882)——中間決算は増益、自社株買いも

2位のイエローハットは、プラス78円・プラス4.88パーセントの1,678円。10/30の15時30分に中間決算を出していました。Yahoo!ファイナンスの要約によると、売上高はプラス4.7パーセントの830億円、営業利益はプラス18.2パーセント、純利益はプラス22.9パーセント。消耗品の販売や工賃の収入、不動産の売却益が効いたとのことです。10/30の16時30分にはToSTNeT-3での自社株買いを発表し、今日の11時にその取得結果を開示しています。196株で、今日だけでプラス15,288円。年間配当68円で、取得利回りは4.96パーセントです。

ヒューリック(3003)——10/28に上方修正・増配(67円→70円)を出していた

3位のヒューリックは、プラス45.5円・プラス2.52パーセントの1,850円。

ここで1つ訂正です。わたしの手元の配当メモでは、ヒューリックの年間配当は67円のままでした。今日Yahoo!ファイナンスで確かめると、1株配当の会社予想は70円。内訳は、すでに受け取った中間配当33.5円と、期末配当の予想36.5円。期末を33.5円から3円増やす形です。前期(2025年12月期)の実績は62円(中間28.5円・期末33.5円)なので、前期と比べると8円の増配になります。日経の開示一覧を見ると、10/28の11時30分に第3四半期決算と「通期業績予想及び配当予想の修正」が出ていました。10/28〜10/30の記事ではヒューリックに触れていなかったので、記事の数字の訂正はありませんが、増配に3営業日のあいだ気づいていなかったことになります。

Yahoo!ファイナンスの解説によると、10/28からの上昇には、この上方修正・増配と、今日の目標株価の引き上げが重なったとのこと。第3四半期の売上高はプラス35.4パーセント、経常利益はプラス10.4パーセントです。204株で、年間の配当は67円×204株=13,668円から、70円×204株=14,280円へ、税引前で612円増えます。取得利回りは4.77パーセントになりました。

キューデンHD(642A)——持株会社移行後、はじめてのTOP5

4位のキューデンHDは、プラス47.5円・プラス2.41パーセントの2,019.5円。10月1日に九州電力が持株会社に移行してできた会社で、移行してからTOP5に入るのは今日がはじめてです。20株・平均取得単価1,893円で、含み益はプラス2,530円。年間配当は、九州電力のときと同じ50円。取得利回りは2.64パーセント、今日の終値での現在利回りは2.48パーセントです。今日の材料は見当たりませんでした。

パーカー(9845)——11月4日に決算

5位のパーカーは、プラス30円・プラス2.21パーセントの1,390円。決算発表は11月4日の予定なので、今日の上げは決算の前の動きです。材料は確認できていません。100株で、含み益はプラス24,900円・プラス21.82パーセントです。

上昇TOP5の増加額は、合計でプラス38,620円。そのうち、イエローハットがプラス15,288円、NGKがプラス10,100円でした。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
キオクシアHD(285A) 36 17,452円 11,345円 -2,125(-15.78%) -219,852円 30円(中間のみ・期末未定) 0.17% 0.26%
住友化(4005) 100 474円 511.5円 -53.5(-9.47%) +3,750円 17円 3.59% 3.32%
高速(7504) 20 2,071円 4,820円 -360(-6.95%) +54,980円 120円 5.79% 2.49%
アストロスケール(186A) 16 1,019円 1,051円 -74(-6.58%) +512円 0円 0.00% 0.00%
ハマキョウ(9037) 20 1,210円 1,739円 -101(-5.49%) +10,580円 46円 3.80% 2.65%

下落TOP5は、決算で売られたキオクシアと住友化学、10/30に決算を出した高速とハマキョウレックス、AI株安のあおりを受けた宇宙関連のアストロスケール。

キオクシアHD(285A)・住友化学(4005)

1位のキオクシアと2位の住友化学は、上の📊決算解析のとおりです。キオクシアの年間配当は、中間の30円(分割後換算)だけが決まっていて、期末は未定。なので、表の取得利回り・現在利回りは中間の30円だけで計算しています。

高速(7504)——増収増益の中間決算でも、マイナス6.95%

3位の高速は、マイナス360円・マイナス6.95パーセントの4,820円。食品トレーなどの包装資材の専門商社です。10/30の15時30分に中間決算を出していました。Yahoo!ファイナンスの要約によると、売上高はプラス13.7パーセントの699億円、営業利益はプラス30.5パーセント、純利益はプラス31.8パーセント。数字はしっかり伸びています。それでも今日は売られて、安値は4,675円。通期予想の修正の有無は、まだ確認できていません。10/26には含み益率がプラス149.64パーセントまで上がっていた銘柄なので、決算を通過したところで利益確定の売りが出たのかもしれません。20株で、含み益はまだプラス54,980円・プラス132.74パーセント。年間配当120円で、取得利回りは5.79パーセントです。

アストロスケール(186A)——宇宙関連に売り

4位のアストロスケールは、マイナス74円・マイナス6.58パーセントの1,051円。日経新聞によると、今日はグロース250が3日続落で、アストロスケールなど宇宙関連の銘柄が売られたとのこと。前週末の米国でAI株が急落したことが重荷になったと書かれています。10/27〜10/30で約10パーセント上がっていた分の、反動もありそうです。含み益はプラス512円・プラス3.14パーセントまで縮みました。

ハマキョウレックス(9037)——中間決算を通過

5位のハマキョウレックスは、マイナス101円・マイナス5.49パーセントの1,739円。物流センターの運営とトラック輸送の会社です。10/30の16時に中間決算を発表していました。Yahoo!ファイナンスの要約によると、中間期は売上高837億円・営業利益81億円で、各指標とも前年同期を上回り、物流センター事業の新規受託やM&Aが増益に効いたとのこと。株価は寄り付きの1,871円が高値で、そこから売られました。年間配当は、これまで「推定」としていた46円を、Yahoo!ファイナンスの会社予想で確認できました。

下落TOP5の減少額は、合計でマイナス92,254円。そのうち、キオクシアだけでマイナス76,500円でした。

ランキング外の181銘柄で、マイナス268,628円

増減額
上昇TOP5の合計 +38,620円
下落TOP5の合計 -92,254円
TOP10の合計 -53,634円
ポートフォリオ全体 -322,262円
ランキング外の181銘柄 -268,628円

ランキング外の181銘柄で、マイナス268,628円、1銘柄あたり約1,500円のマイナス。プライムの3分の2の銘柄が下げた日なので、わたしの保有銘柄も広く少しずつ下げたようです。日経新聞の大引けの記事で値下がりの主な銘柄に挙がっていた三菱UFJとトヨタも、わたしの保有銘柄です。

なお、今日の前日比マイナス322,262円には、今日買った20株の「前日終値から今日の終値までの値動き」も入っています。キオクシア2株でマイナス4,250円、ほかの4銘柄で合わせてマイナス356円、合計マイナス4,606円。5銘柄とも終値で買っているので、実際にはこの分は損をしていません。前日の評価額37,019,848円に今日の買付49,390円を足し、前日比を引いた額と、今日の評価額の差が、ちょうどこの4,606円でした。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
36,751,582円 +12,211,643円 +49.76% -322,262円 -0.87%

評価額は36,751,582円。含み損益はプラス12,211,643円・プラス49.76パーセントで、10/30のプラス51.16パーセントから1.40ポイント下がり、プラス50パーセントを割り込みました。取得総額は24,539,939円です。

📚 初心者向けワンポイント解説:「業績予想」の出し方は会社ごとに違う——通期で出すNGK、次の四半期だけのキオクシア

今日は、NGKと住友化学が「通期の業績予想を上方修正」し、キオクシアは「次の四半期の見通し」で売られました。同じ「会社の予想」でも、出し方がまったく違います。この違いを知っておくと、決算のニュースの読み方が変わります。

日本の多くの会社は「通期予想」を出す

日本の上場会社の多くは、期のはじめに「今期1年間で、売上や利益をこのくらい出すつもりです」という通期の業績予想を出します。そして、途中の決算で「思ったより良い/悪い」と分かったら、予想を修正します。これが「上方修正」「下方修正」です。

今日のNGKは、通期の純利益の予想を820億円から1,000億円に上方修正。住友化学も、約700億円から900億円に上方修正しました。投資家は「期初の予想に対して、どれだけ上振れたか」を見ます。

キオクシアは「次の四半期」の見通しだけ

一方、キオクシアは1年間の予想を出していません。決算のたびに、「次の3カ月(四半期)は、このくらい」という見通しだけを出します。メモリは値段の変化が速く、1年先までは見通せない、というのが会社の説明です。海外のハイテク企業では、むしろこちらが一般的です。

この出し方だと、決算のたびに「次の四半期は前の四半期より伸びるのか」が、そのまま見出しになります。

四半期 売上(実績・見通し) 前の四半期比
4〜6月(Q1実績) 1兆7,671億円 +76.2%
7〜9月(Q2実績) 2兆4,800億円 +40.3%
10〜12月(Q3見通し) 2兆5,000億円 +0.8%

利益の“額”は過去最高の水準のままでも、伸び率がプラス76パーセント→プラス40パーセント→プラス0.8パーセントと急ブレーキに見える。市場は、この「傾き」が寝てきたことに反応して、今日マイナス15.78パーセントまで売りました。

通期予想にも、四半期見通しにも、それぞれのクセがある

どちらが良い悪いではなく、それぞれにクセがあります。

  • 通期予想の会社: 期初の予想を控えめに出して、途中で上方修正する会社もあります。なので、「上方修正」そのものより、「修正後の数字が市場予想を上回ったか」のほうが株価には効きます。今日、同じ上方修正・増配でもNGKが上がり、住友化学が下がったのは、その差が出たのかもしれません
  • 四半期見通しの会社: 3カ月ごとに“答え合わせ”と“次の予告”が来るので、株価が大きく動く機会が年に4回あります。次の予告が「横ばい」や「減収」だと、今の利益が高くても売られやすい
  • 予想を出さない会社: SBIのように、相場に左右される証券業が中心の会社は、通期の業績予想を出していないこともあります

長期投資家として、わたしが見るところ

わたしの保有銘柄の多くは、通期予想を出す日本の会社です。なので、ふだんは「通期予想に対する進捗率」と「配当予想が変わったか」を見ています(進捗率は8/21の📚解説で書きました)。

キオクシアだけは、見方を変える必要があります。10/31の記事で「判断の軸は、株価ではなく会社の見通し(次の四半期が増収か減収か)に置く」と書いたのは、このためです。四半期の見通しを出す会社では、「次の四半期の傾き」こそが、通期予想の上方修正・下方修正に当たる情報。次のQ3決算で、Q4の見通しが増収なのか減収なのか——そこを、わたしのキオクシアの判断の分かれ目にします。

明日以降の注目ポイント

  • 11月3日(火)は文化の日で休場。次の営業日は11月4日(水)です
  • 11月3日(日本時間4日)の米中間選挙の結果と、それを受けた米国株・為替の動き
  • キオクシアHD(285A)が、6カ月半ぶりの安値から下げ止まるか。同業のサンディスク・マイクロンなど、米国の半導体株の動きも見ます
  • 11月4日はスカパーJSAT(9412)・三菱商事(8058)・IHI(7013)・パーカー(9845)、11月5日はアドソル日進(3837)・FUJIMI(5384)・住友林業(1911)・COTA(4923)の決算予定
  • 11月6日は明豊ファシリティワークス(1717)・栗本鐵工所(5602)・月島HD(6332)・ファルコHD(4671)・三井不動産(8801)・大同信号(6743)、11月10日はアイホン(6718)・NJS(2325)・浜松ホトニクス(6965)、11月12日はオカダアイヨン(6294)・INPEX(1605)・PILLAR(6490)の決算予定。今日ナンピンした3銘柄の決算も、来週までにそろいます
  • 10月分の対日経累計は、11/16の記事で1行にまとめます

まとめ

11/2
日経平均 -0.33%
TOPIX -0.88%
わたしのポートフォリオ -0.87%

日経平均はマイナス208円・マイナス0.33パーセントで続落、TOPIXはマイナス0.88パーセントで7月以来の安値。キオクシアの急落と、前週末の米国の半導体株安でAI関連が売られる一方、東京エレクトロンとアドバンテストが日経平均を400円あまり支えました。プライムでは3分の2の銘柄が値下がりした一日です。

わたしのポートフォリオはマイナス322,262円・マイナス0.87パーセント。対日経はマイナス0.54ポイントで、82日累計の対日経差はプラス15.82ポイント。TOPIXとはほぼ同じ下げでした。

主役は、キオクシアHD(285A)のマイナス15.78パーセント。10〜12月期の見通しが前の四半期と横ばいだったことに市場は失望し、一時6カ月半ぶりの安値まで売られました。36株で、今日だけでマイナス76,500円。決算では、NGK(5333)が上方修正と106円→126円の増配でプラス10.95パーセント。一方で、住友化学(4005)は上方修正・増配の日にマイナス9.47パーセント、TDK(6762)も上方修正・増配の翌営業日にマイナス2.22パーセント。同じ「上方修正・増配」でも、株価の答えはバラバラでした。ヒューリック(3003)の10/28の増配(67円→70円)を見落としていたことにも、今日気づきました。

上昇TOP5はNGKと内需の高配当株、下落TOP5はキオクシア・住友化学と、決算を通過した高速・ハマキョウレックス、宇宙関連のアストロスケール。TOP10の合計はマイナス53,634円で、ランキング外の181銘柄でマイナス268,628円でした。

今日は5銘柄20株・49,390円を、すべてナンピン。キオクシアは、10/31の記事で決めた「大きく下げた日に1〜2株まで」のとおり2株。PER3倍台という数字に気持ちは揺れましたが、自分で決めた上限を守りました。TDKは上方修正・増配後の下げを2株、明豊ファシリティワークス・オカダアイヨン・アイホンは、利回り4パーセント超の高配当株を少しずつ。「出し方の違う会社予想を、それぞれのルールで読む」——今日はそれを確かめた一日でした。

明日も、地味に、着実に。


📌 関連記事

免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

【キオクシア決算】Q2純利益1兆3,557億円で会社見通しを上回り初配当90円、それでも次の四半期は横ばい——3つのシナリオで考える

はじめに

キオクシアHD(285A)が、10月30日の18時45分に2027年3月期の第2四半期(中間期)決算を発表しました。わたしは34株を平均取得単価17,811円で持っていて、10/30終値13,470円で含み損はマイナス147,594円・マイナス24.37パーセント。ポートフォリオの中でいちばん大きな含み損を抱えている銘柄です。

決算発表は金曜の引け後だったので、株価の反応が分かるのは週明けの11月2日です。その前に、決算の中身を自分なりに評価して、「この先どうなったら、どうするか」をシナリオ別に整理しておこうと思い、この記事を書きました。

結論を先に書きます。

観点 わたしの評価 ひとこと
Q2の実績 ◎ 自社の見通しを売上で+3.8%、純利益で+6.7%上回った
Q3の見通し △ 売上+0.8%・純利益+0.3%と、ほぼ横ばい
株主還元 ○ 初配当(分割前90円)と累進配当の方針。ただし配当性向は約2%
財務 ◎ 自己資本比率49.8%、借入金を上回る現金
株価の水準 割安に見えるが要注意 Q3の利益ペースでPER約4倍。シクリカル株のPERの低さは、そのまま割安とは言えない

「実績は文句なし、でも株価が見ているのは来年」——これが、今回の決算を読んだわたしの感想です。

決算の数字を整理する

四半期ごとの推移

キオクシアは年間の業績予想を出さず、次の四半期の見通しだけを出す会社です。メモリ業界は環境の変化が速いため、というのが会社の説明です。なので、四半期ごとの数字を並べて見るのがいちばん分かりやすいと思います。

項目 前期Q4(1〜3月)実績 Q1(4〜6月)実績 Q2(7〜9月)会社見通し Q2(7〜9月)実績 Q3(10〜12月)会社見通し
売上収益 1兆29億円 1兆7,671億円 2兆3,900億円 2兆4,800億円 2兆5,000億円
営業利益 5,968億円 1兆2,700億円 1兆8,900億円 1兆9,947億円 1兆9,950億円
純利益(親会社帰属) 4,077億円 8,422億円 1兆2,700億円 1兆3,557億円 1兆3,600億円
1株利益(分割後換算) — 513.30円 — 838.31円 851.11円
前の四半期比(売上) — +76.2% +35.2% +40.3% +0.8%
想定為替(1ドル) 155円 160円 162円 161円 157円

Q2は、7月末に自社が出した見通しに対して、売上でプラス3.8パーセント、営業利益でプラス5.5パーセント、純利益でプラス6.7パーセント上回りました。想定為替は見通しの162円に対して実績161円と、ほぼ同じ。つまり、円安の追い風で上振れたのではなく、本業の上振れです。

会社の説明では、増収の理由は「生成AI用途を中心としたデータセンター向けの需要が旺盛で、平均販売単価が大幅に上昇したこと」と「出荷量(記憶容量ベース)の増加」です。

中間期(4〜9月)でみると

項目 前年中間期 今回の中間期 倍率
売上収益 7,911億円 4兆2,472億円 約5.4倍
営業利益 1,308億円 3兆2,647億円 約25倍
純利益(親会社帰属) 589億円 2兆1,979億円 約37倍

1年で売上が5.4倍、純利益が37倍。数字だけ見ると、ちょっと現実感がありません。Q2の売上総利益率は約82.8パーセント、営業利益率は約80.4パーセントです。メーカーでこの利益率は、ふつうはありえない水準だと思います。

ここは裏返して読む必要もあります。1年前の中間期は、営業利益1,308億円だった会社です。メモリの値段が上がれば利益が何十倍にもなり、下がれば同じ速さで縮む。これがメモリ事業の性質です。

決算の評価: 良かった点

1. 見通しを上回り、利益率もさらに上がった

Q1の営業利益率は約71.9パーセント、Q2は約80.4パーセント。売上が伸びただけでなく、儲けの効率も上がっています。値上げが通っている、つまり今のところは“売り手市場”が続いていると読めます。

2. 初配当と、累進配当の方針

同じ日に「株主還元方針及び剰余金の配当(中間配当・初配)に関するお知らせ」が出ました。

  • 中間配当は1株90円(分割前の株数ベース)。配当総額は479億3,700万円、支払開始は12月8日
  • 10/1に1株→3株の分割をしたので、分割後に直すと1株30円
  • 期末配当の予想は「未定」
  • 今後の方針は「ネット・キャッシュポジションを維持し、機動的な自己株式の取得及び累進配当を基本方針として、中長期的に余剰となった資金の100%を株主還元に充当」

「累進配当」は、原則として配当を減らさず、維持か増配を続けるという方針です。高配当株を中心に買っているわたしにとっては、いちばん気になる言葉でした。8月には8,000億円の自社株買いも実施済みです。

わたしの受け取り分は、基準日の9月30日時点で持っていた分割前の10株×90円=900円(税引前)です。10/15以降に買い増した分は、基準日のあとなので対象外です。

3. 財務がとても強くなった

項目 2026年3月末 2026年9月末
自己資本比率 37.9% 49.8%
現金及び現金同等物 4,707億円 1兆3,973億円
社債及び借入金 1兆476億円 6,039億円

借入金を繰り上げて返しながら、8,000億円の自社株買いもして、それでも現金は約9,300億円増えました。10月13日にはS&Pの格付けが「BBB」に上がっています。

決算の評価: 気になった点

1. Q3の見通しは「横ばい」

いちばん大きいのはここです。会社の説明は「データセンター向けの需要が旺盛に推移することが予想されるものの、為替の悪化を見込むことなどから、第2四半期と同水準の業績を見込んでいます」。

前の四半期比の売上の伸びは、プラス76パーセント→プラス40パーセント→プラス0.8パーセント(見通し)。伸び率で見ると、急ブレーキです。

ただし、為替の想定が161円から157円に円高になっているので、ドル建てに直すと、Q2の約154億ドルからQ3の約159億ドルへ、プラス3パーセント強の伸びです。「ドルでは少し伸びるが、円高で打ち消される」というのが会社の見立てだと思います。それでも、Q1・Q2のような急成長の局面は終わりつつある可能性があります。

株価は「今の利益」より「これから利益が増えるか減るか」で動きやすい。Q3見通しが横ばいだと、市場は“ピークが近い”と受け取るかもしれません。

2. スマホ・PC向けの表現が変わった

決算短信の市場環境の説明を、Q1とQ2で比べてみました。

  • Q1(7月末): 「スマートフォン、PC向け需要は堅調である一方、データセンター及びエンタープライズ向けでは〜市場の拡大が継続」
  • Q2(今回): 「スマートフォン、PC向け需要は鈍化傾向である一方、データセンター及びエンタープライズ向けでは〜市場の拡大が継続」

「堅調」から「鈍化傾向」へ。データセンター向けが強いぶん目立ちませんが、スマホ・PC向けは弱くなってきているようです。AI向けの1本足になりつつある、とも言えます。

3. 配当は「始まった」だけ

中間配当の総額479億円は、中間期の純利益2兆1,979億円のおよそ2.2パーセント。8月の自社株買い約8,000億円を足しても、純利益の4割弱です。分割後の1株30円で、仮に期末も同じ30円なら年60円。10/30終値の13,470円で利回り約0.45パーセント、わたしの平均取得単価17,811円で約0.34パーセントです。高配当株と呼べる水準ではありません。「累進配当」の言葉に期待しすぎないように、と自分に言い聞かせています。

4. 手元の現金には、払う予定の税金も含まれている

9月末の現金1兆3,973億円から借入金6,039億円を引くと、約7,900億円の“ネットキャッシュ”です。一方で、まだ払っていない法人税(未払法人所得税)が約9,747億円あります。これから入ってくる利益で十分まかなえる額ですが、見た目ほど現金が“余っている”わけではないことは頭に入れておきます。

5. そのほかのリスク

  • 8月27日、サンディスクと合わせて2032年までに日本で約5兆円を投資する計画を発表。会社にとっては成長投資ですが、業界全体で供給が増えれば、いずれ値下がりの原因になりえます
  • 7月に子会社に対する訴訟で陪審評決があり、Q1に訴訟損失引当金366億円を計上
  • 大株主は、投資ファンドのBCPE Pangea Cayman2(ベインキャピタル系とみられる・議決権14.19%)と東芝(14.12%)。大株主がまとまって売り出すと、需給が崩れる可能性があります(現時点で売却が決まっているわけではありません)

株価の水準: PER約4倍は割安か

10/30終値13,470円での指標を計算してみました(自己株式を除いた株数で計算)。

指標 数値 計算の前提
時価総額 約21.5兆円 発行済株式数から自己株式を除いた約15.98億株
PER(Q3のペースが1年続いた場合) 約4.0倍 Q3見通しの1株利益851.11円×4=3,404円
PER(今期をQ3並みのQ4で終えた場合) 約4.4倍 Q1〜Q3+Q4(=Q3並み)で1株利益3,054円
PBR 約7.3倍 1株あたり純資産 約1,833円
配当利回り(年60円と仮定) 約0.45% 期末配当は未定

PER4倍は、数字だけ見れば“超割安”です。でも、わたしはこれをそのまま割安とは受け取っていません。

📚 初心者向けワンポイント解説:シクリカル株のPERは「逆」に読む

キオクシアのように、業績が景気や製品価格で大きく上下する株を「シクリカル株(景気循環株)」と呼びます。シクリカル株には「PERが低い時が売り時、PERが高い時が買い時」という、ふつうとは逆の格言があります。

理由はシンプルです。業績のピークでは利益が大きいのでPERは低く見えますが、市場は“この利益はもう続かない”と見て株価を上げません。反対に、業績の底では利益が小さいのでPERは高く見えますが、市場は“ここから回復する”と見て先に株価を上げ始めます。

今のキオクシアのPER約4倍は、「市場は今の利益が長く続くとは見ていない」というサインかもしれません。PERの基本は、PERとは?初心者向け解説にまとめています。

今後のシナリオ

ここからが本題です。カギは「メモリ(NAND)の値段がいつまで高いまま続くか」と「AIデータセンター向けの投資がいつまで続くか」の2つだと考えています。

わたしの平均取得単価17,811円に戻るには何が必要か、という目線で計算してみました(あくまで計算例で、株価の予想ではありません)。

1株利益の年率(分割後) 想定 PER4倍 PER6倍 PER8倍 17,811円に必要なPER
3,404円 Q3のペースが続く 13,616円 20,424円 27,232円 5.2倍
2,500円 利益が約3割減る 10,000円 15,000円 20,000円 7.1倍
1,700円 利益が半分になる 6,800円 10,200円 13,600円 10.5倍

今の利益が続くなら、PERが4倍から5.2倍に少し見直されるだけで、取得単価に戻る計算です。一方、利益が半分になれば、PER10倍台まで評価が上がらないと戻りません。この表を頭に置いて、3つのシナリオを考えます。

シナリオA(強気): 高い利益が2027年も続く

  • 前提: AIデータセンター向けの需要が強いまま、NANDの値段が高止まりかさらに上昇。Q3の実績も、Q2と同じように見通しを上回る
  • 株価の見え方: “ピークではなく高原”と市場が受け止めれば、PER4倍が見直される余地がある。累進配当と追加の自社株買いが出れば、それも支えになりそう
  • 確認するサイン: Q3の実績が見通しの売上2兆5,000億円を上回るか、次のQ4見通しが増収か、期末配当が決まるか、追加の自社株買い

シナリオB(中立): 利益は高いが「ピーク」と見られ続ける

  • 前提: 四半期の純利益は1.3兆円前後で推移するが、伸びは止まる。市場は“いつか下がる”前提でPERを低く据え置く
  • 株価の見え方: 決算のたびに上下するが、方向感は出にくい。10/22〜10/28の値動き(終値12,595円〜14,340円)のような、ニュース次第で1日に10パーセント前後動く展開が続くことを想定しています
  • 確認するサイン: 同業(SKハイニックス・サムスン電子・マイクロン・サンディスク)の決算と見通し、AI関連の米国株の動き

今回の「Q3横ばい」の見通しは、このシナリオBにいちばん近いと思っています。

シナリオC(弱気): メモリ価格がピークアウトする

  • 前提: 各社の増産で供給が増え、NANDの値段が下がり始める。あるいはAIへの投資が一服する。スマホ・PC向けは、すでに“鈍化傾向”。ここに円高が重なる
  • 株価の見え方: 利益の縮み方は、増え方と同じくらい速い可能性があります。1年前の中間期の営業利益は1,308億円だったことを思い出すと、利益が半分になるのは十分ありうる話です。その場合、上の表のとおり、今の株価でも割安とは言えなくなります
  • 確認するサイン: NANDの契約価格の下落、会社の見通しが減収に変わること、AI関連企業の投資計画の下方修正

10月は、コアウィーブ・ショック(10/15)、ラムリサーチの見通し(10/22)、インテル決算(10/30)と、AI半導体への不安が出るたびにキオクシアは大きく売られました。シナリオCへの警戒は、すでに株価にある程度は入っていると見ています。

わたしの持ち方

キオクシアは、わたしのポートフォリオの中では“高配当株”ではなく、AI半導体の値上がりを狙う“サテライト”の位置づけです。34株・評価額457,980円で、ポートフォリオ全体から見ればごく一部。だからこそ、「下がったら少しずつナンピン」を続けて、気づいたら比重が大きくなっていた、というのは避けたいと思っています。

シナリオ わたしの対応(いまの考え)
A(強気) 売らずに持つ。取得単価17,811円に戻っても、すぐには売らない
B(中立) 持ち続ける。ナンピンは、大きく下げた日にこれまで通り1〜2株まで
C(弱気) ナンピンを止める。会社の見通しが減収に変わったら、損だしも含めて持ち株数を見直す

10月は「下げすぎ」と思って3回買い増し、そのうち1株は翌日に売りました。振り返ると、決算前に値動きで買っていたのは反省点です。ここからは株価ではなく、会社の見通し(次の四半期が増収か減収か)を判断の軸にします。

週明け以降のチェックポイント

  • 11月2日(月)の株価の反応。“見通し上振れ・初配当”が評価されるか、“Q3横ばい”が嫌われるか
  • 12月8日の中間配当の入金(900円・税引前)
  • 同業の決算: マイクロンの9〜11月期決算(12月中旬ごろの見込み)
  • NANDの契約価格の動き
  • 為替: 会社のQ3の想定は1ドル157円
  • Q3決算(日程は未発表): 実績が見通しを上回るか、Q4見通しが増収か減収か、期末配当が決まるか

まとめ

キオクシアHDの2027年3月期Q2決算は、売上2兆4,800億円・純利益1兆3,557億円で、自社の見通しを上回りました。初配当(分割前90円・分割後換算30円)と累進配当の方針、自己資本比率49.8パーセントの財務と、内容に文句をつけるところはほとんどありません。

一方、Q3の見通しは前の四半期比で売上プラス0.8パーセントと横ばい。スマホ・PC向けの需要の表現も「堅調」から「鈍化傾向」に変わりました。PER約4倍という低さは、市場が「この利益は続かない」と見ているサインかもしれません。

わたしの基本シナリオは、B(利益は高いが、ピークと見られ続ける)。持ち続けますが、ナンピンは控えめにして、判断の軸は株価ではなく会社の見通しに置きます。シナリオCのサインが出たら、損だしも含めて持ち株数を見直します。

高配当株を中心とするわたしのポートフォリオの中で、キオクシアは異色の銘柄です。だからこそ、決算のたびにこうしてシナリオを見直して、“なんとなく持ち続ける”ことだけは避けたいと思っています。

明日も、地味に、着実に。


📌 関連記事

免責事項:本記事は個人の投資記録・振り返りであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。記載のPERや株価の計算例は、筆者が決算短信の数値をもとに試算したもので、将来の株価を予想するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

【2026年10月30日】高配当株PF記録|日経-2.12%でPF-0.35%、メタウォーターがストップ高、TDKは上方修正・増配、NJSを新規購入

今日のサマリー

日経平均は、マイナス1,369円36銭・マイナス2.12パーセントの63,290円11銭で、4日ぶりに反落しました。下げ幅は一時1,900円を超え、63,000円を割り込む場面もあったそうです。TOPIXは、マイナス38.21・マイナス0.95パーセントの3,965.07で、昨日取り戻した4,000台をまた割りました。

日経新聞によると、きっかけは米国時間29日の夕方に決算を発表した米インテルの、時間外取引での急落。米アマゾンの7〜9月期決算でフリーキャッシュフローの赤字幅が広がったこともあって、「AIへの投資は大きすぎるのでは」という心配がまた強まったとのことです。東京市場では、AI・半導体関連の値がさ株がほぼ全面安。アドバンテスト・東京エレクトロン・ソフトバンクグループ・イビデンの4銘柄で、日経平均を1,100円あまり押し下げたと伝えられています。インテルを主な取引先に持つイビデンは、ストップ安まで売られました。中東情勢の不透明感から、ニューヨークの原油先物が急騰したことも重荷になったそうです。

一方で、東証プライムは値上がり807銘柄・値下がり714銘柄と、値上がりのほうが多い一日でした。長期金利の低下を背景に不動産株が上がり、小売りや医薬品などのディフェンシブ株も買われたとのことです。日銀は金融政策決定会合で政策金利を据え置き、ETFの売却ペースを2027年1月から速めると発表しましたが、市場では「売るペースはまだ緩やか」と受け止められ、株価への影響は限られたと報じられています。売買代金は約8兆4,659億円でした。

わたしのポートフォリオは、マイナス128,931円・マイナス0.35パーセント。対日経はプラス1.77パーセントポイント、対TOPIXでもプラス0.60パーセントポイントです。3日続いた日経平均への負けが、ここで止まりました。今日は10銘柄35株・83,280円を買いました。

今日のトピックは:

  1. 日経平均はマイナス2.12パーセントで4日ぶり反落、インテル急落でAI・半導体株が総崩れ。わたしのポートフォリオはマイナス0.35パーセントで、対日経プラス1.77ポイント。10月は21営業日で、対日経プラス3.30ポイントで終えました
  2. 水道銘柄の明暗。メタウォーター(9551)は通期の上方修正と増配でストップ高のプラス23.33パーセント。それを見て、上下水道のコンサルタントのNJS(2325)を新規に買い、栗本鐵工所(5602)を押し目買い、月島HD(6332)をナンピン。ただ、同じ水処理の栗田工業は、今日ストップ安でした
  3. AI半導体関連が下げたので、TDK(6762)・日本高純度化学(4973)・ミネベアミツミ(6479)・浜松ホトニクス(6965)をナンピン。そのTDKは、引け後に通期の純利益を24パーセント上方修正し、年間配当を40円から50円に増やしました

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 37,019,848円 -128,931円 -0.35%
日経平均 63,290.11円 -1,369.36円 -2.12%
TOPIX 3,965.07 -38.21 -0.95%

日経平均に対してプラス1.77パーセントポイント、TOPIXに対してプラス0.60パーセントポイント。

10/27〜10/29の3日間は、アドバンテストなど一部の値がさ株が日経平均を押し上げ、わたしのポートフォリオは置いていかれました。今日はその反対で、同じ値がさ株が日経平均を押し下げた。値がさの半導体株をほとんど持っていないわたしのポートフォリオは、その分だけ下げが小さくて済みました。それでもマイナスになったのは、キオクシアHD(285A)の34株だけでマイナス35,190円あったのが大きいです。

81日累計で対日経+16.36ppt

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7月(21日) -8.56%累計 -0.80%累計 +6.76%累計 +15.32ppt累計
8月(20日) +3.20%累計 +3.81%累計 +3.41%累計 +0.21ppt累計
9月(19日) +0.84%累計 -1.04%累計 -1.63%累計 -2.47ppt累計
10/1(木) +3.30% +0.57% -0.61% -3.91ppt
10/2(金) -0.94% -0.99% -1.19% -0.25ppt
10/5(月) +2.40% +1.33% +0.67% -1.73ppt
10/6(火) +1.05% +0.92% +0.56% -0.49ppt
10/7(水) -0.92% -0.70% -0.64% +0.28ppt
10/8(木) -1.42% -1.51% -1.37% +0.05ppt
10/9(金) -0.02% +0.33% +0.40% +0.42ppt
10/13(火) -1.82% +0.14% +1.25% +3.07ppt
10/14(水) -0.05% -0.34% -0.21% -0.16ppt
10/15(木) -4.90% -2.38% -1.16% +3.74ppt
10/16(金) +1.39% +1.67% +1.57% +0.18ppt
10/19(月・記事なし) -0.62% +0.04% +0.37%(推計) +0.99ppt(推計)
10/20(火) -1.30% -1.43% -1.41% -0.11ppt
10/21(水) +0.85% +0.86% +0.68% -0.17ppt
10/22(木) -2.65% -1.14% -0.37% +2.28ppt
10/23(金) -0.34% -0.79% -0.38% -0.04ppt
10/26(月) -0.80% +0.18% +0.96% +1.76ppt
10/27(火) +1.73% +0.61% -0.04% -1.77ppt
10/28(水) +1.08% -0.14% -0.91% -1.99ppt
10/29(木) +1.10% +0.29% +0.40% -0.70ppt
10/30(金) -2.12% -0.95% -0.35% +1.77ppt
81日累計 -9.52% -1.46% +6.76% +16.36ppt

81日累計は、日経平均マイナス9.52パーセントに対してポートフォリオはプラス6.76パーセント、対日経通算プラス16.36パーセントポイント。3日間で縮んだ4.46ポイントのうち、今日だけで1.77ポイントを取り戻しました。

今日は10月の最終営業日です。10月の21営業日を、9月末の累計との差でまとめると、次のとおりです。

日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
10月(21日) -5.00% -3.43% -1.78% +3.30ppt

10月は、ポートフォリオもマイナス1.78パーセントでしたが、日経平均のマイナス5.00パーセントよりはずっと小さく、対日経プラス3.30ポイントで終えることができました。9月は対日経マイナス2.47ポイントだったので、2カ月ぶりのプラスです。上がる日は値がさ株に置いていかれ、下がる日は値がさ株の分だけ下げずに済む——10月は、その両方を何度も繰り返した1カ月でした。

ちなみに、上の表の10月の日別の行を足すと、対日経差はプラス3.22ポイントになります。累計行は毎日「前日の累計+当日の値」で引き継いでいるので、端数の積み重ねで0.08ポイントずれています。月の集計は、累計行どうしの差のほうを正としています。

本日の取引

今日は、10銘柄35株・合計83,280円を買いました。売却はありません。

銘柄(コード) 約定株数 約定単価 約定金額 意図
NJS(2325) 2 4,165円 8,330円 新規購入(水道・メタウォーターのストップ高を見て)
日本高純度化学(4973) 2 4,160円 8,320円 ナンピン(AI半導体関連)
栗本鐵工所(5602) 4 1,657円 6,628円 押し目買い(水道・NJSと合わせて)
月島HD(6332) 4 2,318円 9,272円 ナンピン(水道)
小森(6349) 6 1,738円 10,428円 ナンピン(決算翌日に大きく下げたため)
ミネベアミツミ(6479) 2 3,118円 6,236円 ナンピン(AI半導体関連)
TDK(6762) 4 2,572円 10,288円 ナンピン(AI半導体関連・決算発表の直前)
浜松ホトニクス(6965) 4 2,151.5円 8,606円 ナンピン(AI半導体関連)
FPG(7148) 6 1,400円 8,400円 ナンピン(決算翌日に大きく下げたため)
豊田通商(8015) 1 6,772円 6,772円 押し目買い(大きく下げたため)
合計 35 — 83,280円 —

今日の買いは、大きく3つのグループに分かれます。水道、AI半導体関連、そして決算などで大きく下げた銘柄です。

水道銘柄: メタウォーターのストップ高を見て、NJSを新規に

朝、メタウォーター(9551)がストップ高になっているのを見ました。昨日の引け後に、通期の上方修正と増配を出していたためです(詳しくは下の📊決算解析で)。メタウォーターがこれだけ良いなら、同じ上下水道の仕事をしているNJSも業績が良いのではないか——そう考えて、NJS(2325)を新規に2株買いました。

NJSは、上下水道の設計を中心とする建設コンサルタントです。Yahoo!ファイナンスによると、12月決算で、今期の中間期は売上高がプラス17.5パーセントの168億円、営業利益がプラス27.0パーセントの50億円、純利益がプラス34.9パーセントの36億円。通期の増収増益の見通しは据え置きで、年間配当は110円に増やす予定です。自己資本比率は81.2パーセントと、財務もかなり手堅い。10/27には「2030 中期経営計画」も出しています。

約定単価は4,165円で、今日の終値と同じです。今日の安値4,140円が年初来安値で、1月につけた5,640円から2割以上下がったところにいます。年間配当110円なら、取得利回りは2.64パーセント。決算発表は11月10日の予定なので、まずは2株からの打診買いです。

あわせて、水道銘柄として栗本鐵工所(5602)を4株押し目買い、月島HD(6332)を4株ナンピンしました。栗本鐵工所は水道管(ダクタイル鉄管)の大手、月島HDは下水の汚泥処理などの水環境のプラントを手がける会社です。

  • 栗本鐵工所: 1,657円(終値)で4株、50株→54株。平均取得単価1,498円より上での買いなので、ナンピンではなく押し目買いです(平均は約1,510円に上がります)。年間配当60円で、取得利回りは約3.97パーセント。決算発表は11月6日の予定
  • 月島HD: 2,318円(終値)で4株、52株→56株。平均取得単価は約2,643円→約2,620円のナンピン。年間配当88円、PBRは0.95倍。10/23につけた年初来安値2,270円の近くで、決算発表は11月6日の予定です

AI半導体関連: 4銘柄をナンピン

今日はインテルの急落で、AI半導体関連がそろって売られました。下がっていたので、わたしの持っているAI半導体関連の4銘柄をナンピンしました。

  • TDK(6762): 2,572円(終値)で4株、16株→20株、平均取得単価2,890円→2,827円。今日の下落TOP5の3位。15時30分の決算発表の直前、引けで買ったことになります(中身は下の📊決算解析で)
  • 日本高純度化学(4973): 4,160円で2株、32株→34株、平均取得単価約4,590円→約4,565円。半導体やコネクターの金めっきに使う薬品の会社で、年間配当230円の高配当株
  • ミネベアミツミ(6479): 3,118円で2株、12株→14株、平均取得単価3,240円→約3,223円
  • 浜松ホトニクス(6965): 2,151.5円で4株、34株→38株、平均取得単価約2,247円→約2,237円。9月決算の会社で、本決算は11月10日の予定

4銘柄とも、約定単価が平均取得単価を下回っていて、ナンピンになっています。

大きく下げた3銘柄: 小森・FPGはナンピン、豊田通商は押し目買い

今日大きく下げていた小森(6349)6株・FPG(7148)6株・豊田通商(8015)1株も買いました。3銘柄とも、昨日の引け後に決算を出した銘柄です。小森とFPGは今日の下落TOP5に入り、約定単価はどちらも今日の終値で、平均取得単価を下回るナンピンです。

  • 小森: 1,738円で6株、12株→18株、平均取得単価約1,921円→1,860円(SBIの表示と一致)
  • FPG: 1,400円で6株、48株→54株、平均取得単価1,932円→1,873円(SBIの表示と一致)
  • 豊田通商: 6,772円で1株、55株→56株、平均取得単価2,439円→約2,516円。今日はマイナス475円・マイナス6.55パーセント。Yahoo!ファイナンスによると、昨日の中間決算は純利益がプラス40.2パーセントでしたが、今日は決算後に売られました。平均取得単価を大きく上回る値段なので、ナンピンではなく、下げたところを拾う押し目買いです。年間配当125円で、取得利回りは約4.97パーセントのまま

今日の買いを足すと、取得総額は24,407,134円から24,490,453円へ83,319円増えました。買付合計の83,280円とは39円の差で、平均取得単価の端数の分です。保有銘柄は、NJSが加わって191銘柄になりました。

📊 本日の決算解析: TDK(6762)は上方修正・増配、メタウォーター(9551)は昨日の上方修正でストップ高

今日は、わたしが今日買い増したばかりのTDKが、引け後の15時30分に中間決算を発表しました。あわせて、昨日の引け後に決算を出したメタウォーターが、今日ストップ高になっています。2つ続けて書きます。

TDK(6762): 通期純利益を24%上方修正、年間配当は40円→50円

TDKは、わたしが20株・平均取得単価2,827円で持っている電子部品の会社です。スマートフォン向けの小型電池で世界首位で、AI向けの事業も伸ばしています。

項目 内容
営業利益(4〜9月) 2,081億円(前年同期比+41.0%)
純利益(4〜9月) 1,764億円(同+58.4%)
純利益(7〜9月) 958億円(同+37.0%)
通期純利益予想 2,250億円→2,800億円(24.4%上方修正・前期比+43.1%)
年間配当予想 40円→50円(前期36円)

株探の速報によると、通期の純利益は3期連続の過去最高益の見通しを、さらに上乗せした形です。アイフィス株予報によると、中間期の税引前利益は2,130億円で、アナリスト予想とほぼ同じ水準だったとのことです。同時に、指名委員会等設置会社への移行も発表。日経新聞は、フィジカルAI向けの磁気センサーの増産に向けて、新潟で1,000億円を投資するとも伝えています。

ただ、今日の株価は、決算前にマイナス200円・マイナス7.22パーセントの2,572円。日経新聞の大引けの記事でも、TDKは下げが目立った銘柄に名前が挙がっていました。インテル急落の流れで売られたあとに、引け後に上方修正と増配が出た、という順番です。市場の反応が出るのは、週明けの11月2日になります。

わたしにとって一番うれしいのは、配当の10円増配です。20株で、年間の配当は800円から1,000円へ、税引前で200円増えます。取得利回りは1.77パーセント、今日の終値での現在利回りは1.94パーセント。TDKはもともと利回りで選んだ銘柄ではありませんが、利益が伸びたぶんを配当でも返してくれるのは、長く持つうえで心強いです。偶然ですが、決算の直前にナンピンした4株も、増配後の配当を受け取る側に入りました。

ただし、10/27の📚解説で書いたとおり、市場が見るのは「期待との差」。税引前利益はアナリスト予想とほぼ同水準とのことなので、週明けにどう評価されるかは分かりません。コマツのように「上方修正でも下がる」こともあるので、結果を落ち着いて見たいと思います。

メタウォーター(9551): 通期営業利益を150億円→175億円に上方修正、増配でストップ高

メタウォーターは、わたしが52株・平均取得単価3,190円で持っている、上下水道のプラントの会社です。昨日の15時30分に中間決算を発表していました。

項目 内容
営業利益(7〜9月) 16.9億円(前年同期比-2.4%・市場予想をわずかに上回る)
通期営業利益予想 150億円→175億円(前期比+35.9%)
市場予想(コンセンサス) 約155億円
年間配当予想 80円→90円

フィスコによると、上方修正の理由は、海外事業の堅調な受注と、国内のEE事業(プラントの設計・建設)・SS事業(運転・維持管理)の収益改善とのことです。修正後の175億円は、市場予想の155億円を大きく上回りました。10/27の📚解説の言葉でいえば、「期待を上回った」決算です。

株価は、寄り付きから買い注文が集まり、9時28分にストップ高の3,700円。プラス700円・プラス23.33パーセントで、今日の上昇TOP5の1位です。欧州系の大手証券は、目標株価を4,500円に引き上げたと伝えられています。

52株で、今日だけでプラス36,400円。10/23には含み損マイナス7.71パーセントでナンピンしていた銘柄で、含み損益は一気にプラス26,520円・プラス15.99パーセントになりました。年間配当90円で、取得利回りは2.82パーセント、今日の終値での現在利回りは2.43パーセント。52株で、受け取る配当は年に520円増えます。

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
メタウォーター(9551) 52 3,190円 3,700円 +700(+23.33%) +26,520円 90円 2.82% 2.43%
ハピネット(7552) 6 2,678円 6,100円 +270(+4.63%) +20,532円 100円 3.73% 1.64%
ファルコHD(4671) 6 2,640円 2,712円 +119(+4.59%) +432円 128円 4.85% 4.72%
空港施設(8864) 20 898円 936円 +32(+3.54%) +760円 42円 4.68% 4.49%
すかいらーくHD(3197) 100 2,992円 3,632円 +114(+3.24%) +64,000円 27円 0.90% 0.74%

上昇TOP5は、ストップ高のメタウォーター、玩具・ゲーム卸のハピネット、臨床検査のファルコHD、羽田空港のビルを持つ空港施設、外食のすかいらーくHD。AI・半導体が売られた日に、内需やディフェンシブ寄りの銘柄が並びました。

メタウォーター(9551)——上方修正・増配でストップ高

1位のメタウォーターは、上の📊決算解析のとおりです。

ハピネット(7552)——年初来高値を更新

2位のハピネットは、プラス270円・プラス4.63パーセントの6,100円。取引時間中に6,300円まで上がり、年初来高値を更新しました。含み益はプラス20,532円・プラス127.78パーセントで、6株とはいえ2倍を大きく超えています。9/28に上期の業績予想を一転増益に上方修正してから、上げ続けている銘柄です。今日は会社からの新しい開示は見当たらず、はっきりした理由は分かりません。決算発表は11月12日の予定です。

ファルコHD(4671)・すかいらーくHD(3197)——ディフェンシブ株への買い

3位のファルコHDは、プラス119円・プラス4.59パーセントの2,712円。病院や診療所から検体を受けて調べる、臨床検査の会社です。会社予想の年間配当は128円で、取得利回りは4.85パーセント。今月の開示は10/5の自己株式の取得状況だけで、今日の材料は見当たりません。決算発表は11月6日の予定です。

5位のすかいらーくHDは、プラス114円・プラス3.24パーセントの3,632円。こちらも10月の開示は10/6の月次IRレポートだけです。日経新聞が伝えた「ディフェンシブの小売りや医薬品が買われた」流れに、2銘柄とも乗ったのだと思います。すかいらーくは優待目的で100株持っている銘柄で、含み益はプラス64,000円・プラス21.39パーセント。

空港施設(8864)——昨日の中間決算

4位の空港施設は、プラス32円・プラス3.54パーセントの936円。昨日、中間決算を出していました。Yahoo!ファイナンスによると、前年同期にあった事務所ビルの売却がなく、売上高はマイナス14.9パーセント、営業利益はマイナス32.4パーセント。一方で、前年同期の減損損失がなくなり、純利益はプラス45.8パーセントでした。PBR0.74倍、年間配当42円で、今日の終値での現在利回りは4.49パーセントです。

上昇TOP5の増加額は、合計でプラス50,774円。そのうち、メタウォーターだけでプラス36,400円でした。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
FPG(7148) 54 1,873円 1,400円 -197(-12.34%) -25,542円 89.6円 4.78% 6.40%
小森(6349) 18 1,860円 1,738円 -162(-8.53%) -2,196円 100円 5.38% 5.75%
TDK(6762) 20 2,827円 2,572円 -200(-7.22%) -5,100円 50円 1.77% 1.94%
キオクシアHD(285A) 34 17,811円 13,470円 -1,035(-7.14%) -147,594円 0円 0.00% 0.00%
中部電力(9502) 6 2,289円 2,502円 -179.5(-6.69%) +1,278円 70円 3.06% 2.80%

下落TOP5は、昨日の引け後に決算を出したFPG・小森・中部電力と、インテル急落で売られたTDK・キオクシア。FPG・小森・TDKの3銘柄は、今日わたしが買い増した銘柄です。下がっているところを買ったので、TOP5に並ぶのは当然といえば当然です。

FPG(7148)——9月期決算で減配見通し、年初来安値

1位のFPGは、マイナス197円・マイナス12.34パーセントの1,400円。取引時間中に1,375円の年初来安値をつけました。

FPGは9月決算の会社で、昨日の16時30分に本決算を発表しました。時事通信によると、今期の純利益は12パーセント減の見込みで、減配の見通しも出したとのこと。Yahoo!ファイナンスの会社予想の1株配当は、今期(2027年9月期)89.60円。わたしが前期の予想として記録していた92.7円から、3.1円の減配です。同時に、上限120万株・20億円(発行済み株式の1.4パーセント)の自社株買いも発表しています。朝は売り気配から始まり、自社株買いでも支えきれませんでした。

今日は、終値の1,400円で6株を買い増し、54株・平均取得単価1,873円になりました。含み損はマイナス25,542円・マイナス25.25パーセント。減配後の89.6円でも、取得利回りは4.78パーセント、今日の終値での現在利回りは6.40パーセントです。ただ、減益と減配が続くようなら、利回りの高さだけでは持ち続ける理由になりません。次の四半期の数字は、しっかり確かめたいと思います。

小森(6349)——中間決算は減益

2位の小森は、マイナス162円・マイナス8.53パーセントの1,738円。印刷機の会社で、昨日の15時30分に中間決算を発表していました。株探の速報によると、上期の経常利益は27億3,200万円で前年同期比25パーセント減、7〜9月期は39パーセント減。アイフィス株予報では「事前予想を上回る」とされていますが、株価は減益のほうに反応しました。通期予想の修正の有無は、まだ確認できていません。

今日、終値で6株を買い増して18株・平均取得単価1,860円。会社予想の年間配当100円は変わらず、取得利回りは5.38パーセント、今日の終値での現在利回りは5.75パーセントです。

TDK(6762)・キオクシアHD(285A)——インテル急落で、AI半導体が総崩れ

3位のTDKは、上の📊決算解析のとおり、決算前の下げです。

4位のキオクシアHDは、マイナス1,035円・マイナス7.14パーセントの13,470円。日経新聞は「キオクシアHD反落 インテル決算などで心理悪化」と伝えています。10/28にプラス13.76パーセントと急騰した分を、ほぼ吐き出しました。34株で、今日だけでマイナス35,190円。今日のわたしのポートフォリオで、いちばん大きなマイナスです。含み損はマイナス147,594円・マイナス24.37パーセント。キオクシアも今日が決算発表の予定日ですが、取引時間中には出ていません。中身と株価の反応は、週明けの記事で書きます。今日はキオクシアの買い増しは見送りました。

中部電力(9502)——浜岡原発の減損で、通期の最終赤字に下方修正

5位の中部電力は、マイナス179.5円・マイナス6.69パーセントの2,502円。時事通信によると、浜岡原発の減損で3,800億円の特別損失を計上し、通期の最終損益を赤字の予想に下方修正しました。9/14の📚解説で書いた、浜岡原発のデータ不正の問題です。今日は、経済産業大臣が業務改善命令に向けた手続きを始めたとも報じられています。

それでも、Yahoo!ファイナンスの会社予想の年間配当は70円のまま。赤字でも配当は維持する、という姿勢に見えます。6株で、含み益はまだプラス1,278円・プラス9.31パーセント。9/14に書いた「不祥事のあとは、配当方針を見る」の答えが、ひとまず「維持」で出たことになります。ただ、赤字のなかで配当を続けられるかは、これからの決算でも確かめる必要があります。

下落TOP5の減少額は、合計でマイナス53,821円。そのうち、キオクシアがマイナス35,190円でした。

ランキング外の181銘柄で、マイナス125,884円

増減額
上昇TOP5の合計 +50,774円
下落TOP5の合計 -53,821円
TOP10の合計 -3,047円
ポートフォリオ全体 -128,931円
ランキング外の181銘柄 -125,884円

TOP10の合計は、マイナス3,047円とほぼトントン。メタウォーターのストップ高が、キオクシアの下げをほぼ打ち消してくれました。残りのマイナス125,884円は、ランキング外の181銘柄で、1銘柄あたり約700円のマイナスです。プライム全体では値上がり銘柄のほうが多かった日ですが、わたしの保有銘柄は、少しずつ下げたものが多かったようです。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
37,019,848円 +12,529,395円 +51.16% -128,931円 -0.35%

評価額は37,019,848円。含み損益はプラス12,529,395円・プラス51.16パーセントで、昨日のプラス51.85パーセントから0.69ポイント下がりました。株価の下げに加えて、今日の買い増しで取得総額が増えたことも、含み損益率を押し下げています。取得総額は24,490,453円です。

📚 初心者向けワンポイント解説:「連想買い」とは——メタウォーターのストップ高を見て、同じ水道のNJSを買った日に、水処理の栗田工業はストップ安だった

今日、わたしはメタウォーターのストップ高を見て、「同じ上下水道の仕事をしているNJSも、業績が良いのでは」と考えてNJSを買いました。こういう買い方を、株の世界では「連想買い」と呼びます。

連想買いとは

ある会社に良いニュースが出たとき、「同じ業界の会社や、取引先にも良い影響があるはずだ」と考えて、その周りの銘柄も買うことです。たとえば、ある半導体メーカーが好決算を出すと、その会社に材料や装置を納める会社の株も上がる。10/8の📚解説で書いた「連れ安」の、ちょうど裏返しです。

連想買いには、それなりの理屈があります。同じ業界なら、受注の環境も、お客さんも、だいたい似ているはず。上下水道でいえば、お客さんは主に自治体で、老朽化した水道管や処理場の更新は、全国どこでも必要な仕事です。「メタウォーターの受注が好調なら、上下水道の投資全体が伸びているのでは」と考えるのは、自然な連想だと思います。

でも今日、同じ水処理の栗田工業はストップ安だった

ところが今日は、それを確かめるのにちょうどいい(そして少しこわい)一日でした。

銘柄 今日の騰落率 材料
メタウォーター(9551) +23.33%(ストップ高) 通期営業利益150→175億円に上方修正・増配
栗田工業(6370) -20.99%(ストップ安) 米国の水処理装置の案件で工事損失、業績予想を下方修正
NJS(2325) -0.12% 材料なし
栗本鐵工所(5602) -0.72% 材料なし
月島HD(6332) -3.09% 材料なし

栗田工業は、同じ「水処理」の大手です。昨日の引け後に業績予想を下方修正していて、時事通信によると、米国の水処理装置の案件での工事損失が理由とのこと。同じ日に、同じ水の業界で、一方はストップ高、もう一方はストップ安。そして、わたしが買ったNJS・栗本鐵工所・月島HDは、どれも上がっていません。

つまり今日の市場は、「水道だから買い」とは見ていなかったということです。メタウォーターが上がったのは、メタウォーター自身の決算が予想を大きく上回ったから。栗田工業が下がったのは、栗田工業自身の案件で損失が出たから。どちらも、会社ごとの事情でした。

連想は「入口」、決めるのは個別の数字

わたしは、連想買いそのものが悪いとは思っていません。「この業界に追い風がありそうだ」と気づくきっかけとしては、十分に役に立つ。問題は、連想だけで買ってしまうことです。

同じ「上下水道」でも、仕事の中身は会社ごとにかなり違います。

  • メタウォーター: 浄水場や下水処理場の機械・電気設備をつくり、運転や維持管理も請け負う
  • NJS: 上下水道の計画や設計を担う、建設コンサルタント
  • 栗本鐵工所: 水道管(ダクタイル鉄管)をつくる
  • 月島HD: 下水の汚泥処理などのプラント

お客さんが同じ自治体でも、儲かる仕組みも、景気の波の受け方も違う。だからメタウォーターの好決算が、そのままNJSの好決算になるとは限りません。

そこで、NJSは自分の数字で確かめ直しました。中間期は営業利益プラス27.0パーセント、通期の増収増益見通しは据え置き、年間配当は110円に増やす予定、自己資本比率81.2パーセント。連想がなくても、持ってみたいと思える数字です。株価は年初来安値の近くで、PERは約16倍。それでも、11月10日の決算を見るまでは確信が持てないので、2株の打診買いにとどめました。

連想は、銘柄を見つける入口。買うかどうか、何株買うかを決めるのは、その会社の数字。今日のメタウォーターと栗田工業は、そのことを1日で教えてくれました。

明日以降の注目ポイント

  • 次の営業日は11月2日(月)。11月3日(火)は文化の日で休場です
  • TDK(6762)の上方修正・増配と、キオクシアHD(285A)の決算に、週明けの株価がどう反応するか。どちらも「期待との差」が分かれ目
  • インテル急落から始まったAI・半導体株の売りが、週明けも続くのか、押し目買いが入るのか。今日の午後は、半導体に押し目買いが入って日経平均の下げ幅が縮んだと報じられています
  • 11月2日は東リ(7971)・SBI(8473)、11月4日はスカパーJSAT(9412)・三菱商事(8058)・IHI(7013)、11月5日はアドソル日進(3837)・FUJIMI(5384)・住友林業(1911)・COTA(4923)の決算予定
  • 11月6日は栗本鐵工所(5602)・月島HD(6332)・ファルコHD(4671)・三井不動産(8801)・大同信号(6743)、11月10日はNJS(2325)・浜松ホトニクス(6965)の決算予定。今日買った水道銘柄の決算が、来週に集まります
  • 11月から、10月分の対日経累計を1行にまとめます(11/16の記事から)

まとめ

10/30
日経平均 -2.12%
TOPIX -0.95%
わたしのポートフォリオ -0.35%

日経平均はマイナス1,369円・マイナス2.12パーセントで、4日ぶりの反落。米インテルの時間外での急落とアマゾンの決算で、AI投資への心配がまた強まり、AI・半導体株が総崩れになりました。一方で、プライムは値上がり銘柄のほうが多く、不動産やディフェンシブ株が買われた一日です。日銀は政策金利を据え置き、ETFの売却ペースを速めると決めましたが、株価への影響は限られました。

わたしのポートフォリオはマイナス128,931円・マイナス0.35パーセント。対日経はプラス1.77ポイントで、81日累計の対日経差はプラス16.36ポイント。10月の21営業日は、対日経プラス3.30ポイントで終えました。値がさ株に置いていかれた3日間の分を、今日の1日でかなり取り戻した形です。

決算では、メタウォーター(9551)が通期の上方修正と増配でストップ高。TDK(6762)は、今日の引け後に通期の純利益を24パーセント上方修正し、年間配当を40円から50円に増やしました。一方で、中部電力(9502)は浜岡原発の減損で最終赤字の予想に、FPG(7148)は減益・減配の見通しで年初来安値。同じ「決算」でも、今日も明暗がくっきり分かれました。

上昇TOP5はメタウォーターと内需・ディフェンシブ株。下落TOP5は決算のFPG・小森・中部電力と、インテル急落のTDK・キオクシア。TOP10の合計はほぼトントンで、ランキング外の181銘柄でマイナス125,884円でした。

今日は10銘柄35株・83,280円を買いました。メタウォーターのストップ高をきっかけに、上下水道コンサルのNJSを新規に2株、栗本鐵工所を押し目買い、月島HDをナンピン。AI半導体関連の下げでは、TDK・日本高純度化学・ミネベアミツミ・浜松ホトニクスをナンピン。決算後に大きく下げた小森・FPGもナンピンし、豊田通商は押し目買いしました。ただ、同じ水処理の栗田工業がストップ安になったのを見て、「連想は入口、決めるのは個別の数字」と自分に言い聞かせた一日でもあります。来週は、今日買った水道銘柄の決算が11月6日と10日に集まります。

明日も、地味に、着実に。


📌 関連記事

免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

【2026年10月29日】高配当株PF記録|日経+1.10%でPF+0.40%、デンソー決算・自社株買いで+3.29%、コマツは上方修正でも-7.56%

今日のサマリー

日経平均は、プラス705円28銭・プラス1.10パーセントの64,659円47銭で、3日続伸しました。上げ幅は一時900円近くまで広がったそうです。TOPIXも、プラス11.57・プラス0.29パーセントの4,003.28で反発し、4,000台を取り戻しました。

日経新聞によると、上げの中心は、前日に業績予想を上方修正したアドバンテスト。この1銘柄だけで、日経平均を約450円押し上げたとのことです。韓国サムスン電子の7〜9月期決算を受けて、半導体の比率が高い韓国株が下げ、日経平均も一時伸び悩んだものの、午後は先物や個人の押し目買いで持ち直したと伝えられています。東証プライムは値上がり734銘柄・値下がり779銘柄と、ほぼ半々。売買代金は約13兆8,657億円で、6月19日以来、約4カ月ぶりの多さでした。TOPIXの構成銘柄の入れ替えにともなう、パッシブ運用のリバランスの注文が大引けに集中したためだそうです。

わたしのポートフォリオは、プラス149,305円・プラス0.40パーセント。対日経はマイナス0.70パーセントポイントですが、対TOPIXはプラス0.11パーセントポイントです。日経平均には3日続けて負けましたが、負け幅は昨日のマイナス1.99ポイントから小さくなりました。今日は取引はありません。

今日のトピックは:

  1. 日経平均はプラス1.10パーセントで3日続伸、アドバンテスト1銘柄で約450円。わたしのポートフォリオはプラス0.40パーセント、対TOPIXでは小幅に勝ち
  2. 決算で明暗。デンソー(6902)は中間期の純利益9パーセント減でも、最大2,000億円の自社株買いと、発行済み株式の13.74パーセントの消却を出してプラス3.29パーセント。コマツ(6301)は通期の上方修正でも市場予想に届かず、マイナス7.56パーセント
  3. AB&C(9251)は権利落ちでマイナス10.98パーセント。そして、十六FG(7380)の年間配当を53円と書いてきましたが、9月に記念配当5円が上乗せされて58円になっていました。今日の記事で訂正します

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 37,061,078円 +149,305円 +0.40%
日経平均 64,659.47円 +705.28円 +1.10%
TOPIX 4,003.28 +11.57 +0.29%

日経平均に対してマイナス0.70パーセントポイント、TOPIXに対してプラス0.11パーセントポイント。

日経平均の上げ705円のうち、約450円はアドバンテストの分。残りの約255円を率に直すと、0.4パーセントほどです。アドバンテストを持っていないわたしのポートフォリオのプラス0.40パーセントは、ちょうど「アドバンテスト抜きの日経平均」くらいだったことになります。JPX日経400もプラス0.13パーセントと小幅で、今日も上げの中心は一部の値がさ株でした。

80日累計で対日経+14.59ppt

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7月(21日) -8.56%累計 -0.80%累計 +6.76%累計 +15.32ppt累計
8月(20日) +3.20%累計 +3.81%累計 +3.41%累計 +0.21ppt累計
9月(19日) +0.84%累計 -1.04%累計 -1.63%累計 -2.47ppt累計
10/1(木) +3.30% +0.57% -0.61% -3.91ppt
10/2(金) -0.94% -0.99% -1.19% -0.25ppt
10/5(月) +2.40% +1.33% +0.67% -1.73ppt
10/6(火) +1.05% +0.92% +0.56% -0.49ppt
10/7(水) -0.92% -0.70% -0.64% +0.28ppt
10/8(木) -1.42% -1.51% -1.37% +0.05ppt
10/9(金) -0.02% +0.33% +0.40% +0.42ppt
10/13(火) -1.82% +0.14% +1.25% +3.07ppt
10/14(水) -0.05% -0.34% -0.21% -0.16ppt
10/15(木) -4.90% -2.38% -1.16% +3.74ppt
10/16(金) +1.39% +1.67% +1.57% +0.18ppt
10/19(月・記事なし) -0.62% +0.04% +0.37%(推計) +0.99ppt(推計)
10/20(火) -1.30% -1.43% -1.41% -0.11ppt
10/21(水) +0.85% +0.86% +0.68% -0.17ppt
10/22(木) -2.65% -1.14% -0.37% +2.28ppt
10/23(金) -0.34% -0.79% -0.38% -0.04ppt
10/26(月) -0.80% +0.18% +0.96% +1.76ppt
10/27(火) +1.73% +0.61% -0.04% -1.77ppt
10/28(水) +1.08% -0.14% -0.91% -1.99ppt
10/29(木) +1.10% +0.29% +0.40% -0.70ppt
80日累計 -7.40% -0.51% +7.11% +14.59ppt

80日累計は、日経平均マイナス7.40パーセントに対してポートフォリオはプラス7.11パーセント、対日経通算プラス14.59パーセントポイント。3日間で4.46ポイント縮みました。10月の20営業日の合計は、プラス1.45ポイントです。

ただ、今日は3日間でいちばん負け幅が小さく、ポートフォリオ自体もプラス。10/27・10/28は「日経平均は上がったのに、わたしはマイナス」でしたが、今日は一緒に上がることができました。TOPIXがプラスに戻り、値上がりと値下がりがほぼ半々になると、わたしのポートフォリオもちゃんとついていける——昨日の📚解説で書いた「分散ポートフォリオは“多数決”側に近い」を、裏返しで確かめた一日でした。明日は10月の最終営業日です。

本日の取引

今日は、売買なしです。

昨日までの2日間で、デンソーを含む9銘柄を買い増したばかり。今日は決算が相次ぐ日だったので、数字と株価の反応を見ることに集中しました。“何もしない”も立派な投資判断です。

📊 本日の決算解析: デンソー(6902)は自社株買い・消却で上昇、コマツ(6301)は上方修正でも急落

今日は、わたしの保有銘柄のうち、デンソー・コマツの2社が取引時間中に決算を発表しました。どちらも「通期の数字」ではなく、「株主還元」と「市場の期待」が株価を決めた一日です。野村不動産HD(3231)と小森(6349)は15時30分、引け後の発表なので、株価の反応は明日以降です。

デンソー(6902): 中間期の純利益9%減、でも最大2,000億円の自社株買いと13.74%の消却

デンソーは、今日の11時10分、取引時間中に中間決算を発表しました。わたしは12株・平均取得単価1,823円で持っています。一昨日・昨日と、決算前に2日続けて買い増した銘柄です。

項目 内容
売上収益(4〜9月) 3兆8,435億円(前年同期比+7%)
営業利益(4〜9月) 1,701億円(同-20%)
純利益(4〜9月) 1,197億円(同-9%)
自社株買い 上限2,000億円・1億株(発行済み株式の3.99%)、10/30〜2027/3/31
自己株式の消却 4億株(発行済み株式の13.74%)、11/30予定

日経新聞によると、減益の理由は素材・部材費の高騰。営業利益を970億円押し下げ、そのうち半導体メモリーの値上がりの影響が440億円ほどとのことです。銅・アルミ・樹脂も上がっている。賃上げなど人への投資も270億円の減益要因で、原価低減(972億円)や円安(280億円)のプラスでも補いきれませんでした。トヨタの中国での生産が18パーセント減るなど、中国での苦戦も響いたと報じられています。

ここまでだと売られそうな内容ですが、株価は、プラス59.5円・プラス3.29パーセントの1,868.5円。今日の安値は1,767円で、4月28日につけた年初来安値1,801円をいったん下回りましたが、そこから一日の高値で引けました。上昇TOP5の4位です。

株価を支えたのは、同時に出た株主還元だとみています。最大2,000億円・発行済み株式の3.99パーセントの自社株買いに加えて、4億株・13.74パーセントという大きな規模の自己株式の消却。詳しくは下の📚解説で書きますが、「利益は減っても、1株あたりの価値は守る」という会社のメッセージとして受け取られたのだと思います。

12株で、含み益はプラス546円・プラス2.50パーセント。昨日まではマイナス圏でしたが、決算の日にプラスに浮上しました。年間配当74円(会社予想)に対して、取得利回りは4.06パーセント、今日の終値での現在利回りは3.96パーセントです。ただ、メモリーや金属の値上がりは下期も続きそう。次の買い増しは、通期の見通しと、自社株買いの進み方を見てから考えます。

コマツ(6301): 通期純利益を一転増益に上方修正、それでも市場予想に届かずマイナス7.56%

コマツは、今日の14時30分、取引時間中に中間決算を発表しました。わたしは100株・平均取得単価3,618円で持っています。

項目 内容
売上高(4〜9月) 2兆1,586億円(前年同期比+14%)
純利益(4〜9月) 1,919億円(同+9%)
通期売上高予想 4兆4,500億円(1,480億円上方修正・前期比+8%)
通期営業利益予想 5,850億円(300億円上方修正・前期比+3%)
通期純利益予想 3,490億円→3,820億円(前期比-7%から一転+1%)
市場予想(QUICKコンセンサス) 純利益3,947億円

日経新聞によると、北米と中南米で、AIデータセンター向けなどの建機需要が伸び、想定為替レートも1ドル154.5円へ円安方向に見直したとのことです。米関税によるコスト増も、従来の想定より小さくなる見込み。中身だけ見れば、悪くない決算です。

ところが、修正後の純利益3,820億円は、市場予想の3,947億円に届きませんでした。株価は発表の直後から急落し、終値はマイナス515円・マイナス7.56パーセントの6,300円。約3カ月ぶりの安値で、今日の下落TOP5の2位です。100株で、マイナス51,500円。今日のわたしのポートフォリオで、いちばん大きなマイナスになりました。

10/27の📚解説で、「市場が見ているのは、前年との比較ではなく、期待との差」と書きました。コマツは、まさにその典型です。会社は上方修正したのに、市場はもっと大きな上方修正を期待していた。しかも、9月にはシティグループ証券が投資判断を最上位に引き上げ、株価は7,600円台まで上がっていたので、期待はかなり高かったのだと思います。

それでも、含み益はプラス268,200円・プラス74.13パーセント。会社予想の年間配当190円は変わらず、取得利回りは5.25パーセント、今日の終値での現在利回りは3.02パーセントです。中間配当の開示も同時に出ています。業績は一転増益の見通しで、配当も維持。長期で持つわたしにとっては、株価の期待が少ししぼんだだけ、という受け止めです。

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
東京きらぼしFG(7173) 80 237円 1,519円 +53(+3.62%) +102,560円 30円 12.66% 1.97%
南海辰村建設(1850) 300 318円 429円 +14(+3.37%) +33,300円 8円 2.52% 1.86%
イージェイHD(2153) 18 1,765円 1,840円 +59(+3.31%) +1,350円 82円 4.65% 4.46%
デンソー(6902) 12 1,823円 1,868.5円 +59.5(+3.29%) +546円 74円 4.06% 3.96%
十六FG(7380) 50 459円 2,455円 +72(+3.02%) +99,800円 58円 12.64% 2.36%

上昇TOP5は、地銀の東京きらぼしFGと十六FG、建設の南海辰村建設、建設コンサルタントのイージェイHD、そして決算のデンソー。5銘柄すべてプラス3パーセント台という、横並びの上げでした。決算で上げたのは、4位のデンソーだけです。

東京きらぼしFG(7173)・十六FG(7380)——地銀2行がそろって上昇

1位の東京きらぼしFGは、プラス53円・プラス3.62パーセントの1,519円。含み益率はプラス540.93パーセントです。5位の十六FGは、プラス72円・プラス3.02パーセントの2,455円で、含み益率はプラス434.86パーセント。どちらも10/23に下落TOP5に入った銘柄で、そこから戻してきました。

2行とも、今日は会社からの開示は見当たりません。日銀の金融政策決定会合(10/29〜30)の初日で、銀行株は会合の結果をにらんだ動きだとみていますが、はっきりした理由は分かりません。東京きらぼしFGの決算発表は明日10/30、十六FGは11月9日の予定です。

【訂正】十六FG(7380)の年間配当は53円ではなく58円でした

今日、十六FGの配当を確かめ直したところ、Yahoo!ファイナンスの1株配当(会社予想)は58円でした。わたしはこれまで53円と書いてきました。調べると、9月18日の15時に「中間配当予想の修正(設立5周年記念配当)」が出ていて、中間配当に記念配当5円が上乗せされていました。

9/25・10/6・10/7・10/14・10/20・10/21・10/23の記事では、53円・取得利回り11.55パーセントのままになっています。正しくは、58円・取得利回り12.64パーセントです。10/26のFUJIMIに続いて、配当の修正を1カ月以上見落としていました。申し訳ありません。

記念配当は、その年だけの上乗せです。来期以降もこの5円が続くとは限らないので、ふだんの配当の水準は53円と考えておきます。50株なので、今回の上乗せで受け取る配当は、税引前で250円増えます。

南海辰村建設(1850)・イージェイHD(2153)——建設の小型株

2位の南海辰村建設は、プラス14円・プラス3.37パーセントの429円。南海電鉄が6割近くを持つ、大阪の建設会社です。PERは7.38倍、PBRは0.62倍と、数字の上ではかなりの割安。決算発表は明日10/30の予定で、今日は決算前です。

3位のイージェイHDは、プラス59円・プラス3.31パーセントの1,840円。道路や河川などの公共インフラの設計を担う、建設コンサルタントです。会社からの新しい開示は見当たらず、理由ははっきりしません。5月決算の会社で、会社予想の年間配当は82円、取得利回りは4.65パーセント。18株で、含み益はプラス1,350円です。

デンソー(6902)——決算と自社株買い

4位のデンソーは、上の📊決算解析のとおりです。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
AB&C(9251) 55 1,019円 1,378円 -170(-10.98%) +19,745円 60円 5.89% 4.35%
コマツ(6301) 100 3,618円 6,300円 -515(-7.56%) +268,200円 190円 5.25% 3.02%
大同信号(6743) 20 780円 1,146円 -67(-5.52%) +7,320円 36円 4.62% 3.14%
アドソル日進(3837) 40 967円 1,322円 -44(-3.22%) +14,200円 48円 4.96% 3.63%
スカパーJSAT(9412) 100 661円 1,851円 -46(-2.42%) +119,000円 48円 7.26% 2.59%

下落TOP5は、ストレッチ専門店のAB&C、建機のコマツ、鉄道信号の大同信号、システム開発のアドソル日進、衛星通信のスカパーJSAT。決算で下げたのは、2位のコマツだけです。

AB&C(9251)——今日は権利落ち日

1位のAB&Cは、マイナス170円・マイナス10.98パーセントの1,378円。ストレッチ専門店「ドクターストレッチ」を運営する会社です。

ただ、これは悪いニュースによる下げではないと思っています。AB&Cは10月決算の会社で、配当と株主優待の権利付最終日は昨日(10/28)。今日は権利落ち日です。昨日の終値1,548円に対して、今朝は1,351円で始まりました。

会社予想の年間配当は60円。これに加えて、100株以上の株主にはオンラインストアの割引券(8,000円相当)が出ます。配当と優待を合わせて、1株あたり140円ほどの価値が権利とともに落ちたと考えると、170円の下げのかなりの部分は説明がつきます。10/22には株主優待制度の変更のお知らせも出ていて、優待を目当てにした買いが入っていた可能性もあります。

ちなみに、わたしは55株なので、優待の対象(100株以上)には届いていません。配当の権利はしっかり確定していて、受け取るのは配当だけです。9/29の📚解説で書いた「配当落ちはどこまでが“本当の下げ”か」の考え方でいえば、今日のマイナス9,350円の多くは、これから受け取る配当に姿を変えた分です。含み益はプラス19,745円・プラス35.23パーセントで、取得利回りは5.89パーセント。

コマツ(6301)——上方修正でも、期待に届かず

2位のコマツは、上の📊決算解析のとおりです。

大同信号(6743)・アドソル日進(3837)——上げたあとの一服

3位の大同信号は、マイナス67円・マイナス5.52パーセントの1,146円。昨日の取引時間中に1,246円の年初来高値をつけたばかりで、今日は利益確定の売りに押されたとみています。出来高は2万3,900株と少なく、少しの売りでも値が動きやすい銘柄です。会社からの開示は8月以降ありません。決算発表は11月6日の予定。

4位のアドソル日進は、マイナス44円・マイナス3.22パーセントの1,322円。今日はJPX日経400の中で、NECや野村総合研究所などのソフトウェア株が売られたと報じられていて、その流れに押されたのだと思います。決算発表は11月5日の予定です。

スカパーJSAT(9412)——年初来安値の近く

5位のスカパーJSATは、マイナス46円・マイナス2.42パーセントの1,851円。10/23につけた1,810円が直近の安値で、そこからあまり離れていません。決算発表は11月4日の予定です。含み益はプラス119,000円・プラス180.03パーセント。取得利回り7.26パーセントは、今日のTOP10でいちばん高いです。

ランキング外の180銘柄で、プラス204,039円

増減額
上昇TOP5の合計 +13,816円
下落TOP5の合計 -68,550円
TOP10の合計 -54,734円
ポートフォリオ全体 +149,305円
ランキング外の180銘柄 +204,039円

上昇TOP5と下落TOP5を足すと、マイナス54,734円。コマツの1銘柄でマイナス51,500円なので、TOP10の合計はほぼコマツの分です。それでも全体はプラス149,305円。ランキング外の180銘柄で、プラス204,039円、1銘柄あたり約1,100円のプラスでした。

昨日は「TOP10はプラスなのに、その他大勢がマイナス」。今日はちょうどその反対です。値上がりと値下がりがほぼ半々の相場で、ランキングに載らない銘柄が少しずつ上げてくれました。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
37,061,078円 +12,653,944円 +51.85% +149,305円 +0.40%

評価額は37,061,078円。含み損益はプラス12,653,944円・プラス51.85パーセントで、昨日のプラス51.23パーセントから0.62ポイント上がりました。今日は取引がないので、取得総額は昨日と同じ24,407,134円です。

📚 初心者向けワンポイント解説:「自社株買い」と「自己株式の消却」——デンソーが株式の13.74%を消すと、何が変わるのか

今日のデンソーは、利益が減ったのに株価が上がりました。その理由として大きかったのが、最大2,000億円の自社株買いと、4億株の自己株式の消却です。この2つは、ニュースではよくセットで出てきますが、意味は少し違います。

自社株買い——会社が、自分の株を市場から買う

自社株買いは、会社が手元のお金で、自分の会社の株を市場から買い戻すことです。買い戻した株は「自己株式(金庫株)」として会社の手元に置かれ、配当も議決権もつきません。10/16の📚解説で書いたToSTNeT-3も、この自社株買いのやり方の一つです。

市場に出回る株が減るので、利益が同じでも、1株あたりの利益(EPS)は上がります。配当の総額が同じなら、1株あたりの配当も出しやすくなる。会社が「いまの株価は安い」と考えているというメッセージにもなるので、株価にはプラスに働くことが多いです。

消却——会社の手元にある自己株式を、なくしてしまう

消却は、会社がすでに持っている自己株式を、帳簿から消してしまうことです。発行済み株式の数そのものが減ります。

ここで大事なのは、消却する株は、もともと自己株式として会社が持っていた株だということ。自己株式は、もともと配当も議決権もないので、EPSの計算からも外れています。つまり、消却そのもので、1株あたりの利益がすぐに増えるわけではありません。

自社株買い 消却
何をするか 市場から自分の株を買う 手元の自己株式をなくす
市場に出回る株 減る 変わらない(すでに減っている)
発行済み株式数 変わらない 減る
1株あたり利益への効果 すぐに上がる 直接はない
意味 お金を株主に返す 「もう売り戻さない」と約束する

では、消却に意味はないのか

意味はあります。会社の手元に大量の自己株式があると、「いつかまた市場で売られるのでは」という心配が残ります。10/5の📚解説で書いた“希薄化”の、ちょうど逆の心配です。消却すれば、その株は二度と出てきません。「買い戻した株を、もう一度売るつもりはない」という約束になるわけです。

デンソーの場合、4億株は発行済み株式の13.74パーセント。かなり大きな規模の自己株式を、11月30日に消すことになります。これに、新しい自社株買い(1億株・3.99パーセント)が加わります。

わたしの12株はどうなるか

わたしの持ち株は、12株のまま変わりません。ただ、自社株買いで市場に出回る株が減れば、わたしの12株が会社全体に占める割合は、ほんの少しだけ大きくなります。利益が同じでも、1株あたりの取り分が増える。配当の総額が同じなら、1株あたりの配当も増やしやすくなる——長期で持つ株主にとっては、こういうところに効いてくる話です。

もちろん、自社株買いは「株価が安いうちに買う」から意味があるもの。高すぎる値段で買えば、お金の使い方としては損になります。利益が減っているときの株主還元が、この先の配当の伸びにつながるのか。それを、次の決算でも確かめたいと思います。

明日以降の注目ポイント

  • 明日10/30は、日銀の金融政策決定会合の結果発表。銀行・保険・不動産のどこに資金が向かうか
  • 10月30日は、キオクシアHD(285A)・TDK(6762)・Jパワー(9513)・双日(2768)・高速(7504)・GMOフィナンシャルHD(7177)・東京きらぼしFG(7173)・南海辰村建設(1850)の決算予定。キオクシアは10/28の急騰で期待がかなり乗っているので、反応に注意
  • 今日の引け後に中間決算を出した野村不動産HD(3231)と小森(6349)の株価の反応。野村不動産HDは、日経新聞によると通期の営業利益が上振れ、前期比6パーセント増の見通しとのことです
  • デンソー(6902)の自社株買いは10/30から。明日以降の株価の動きにも注目
  • 11月4日はスカパーJSAT(9412)・三菱商事(8058)・IHI(7013)、11月5日はアドソル日進(3837)・FUJIMI(5384)、11月6日は大同信号(6743)、11月9日は十六FG(7380)の決算予定
  • 明日は10月の最終営業日。10月の対日経差がプラスで終われるかどうか

まとめ

10/29
日経平均 +1.10%
TOPIX +0.29%
わたしのポートフォリオ +0.40%

日経平均はプラス705円・プラス1.10パーセントで3日続伸。アドバンテストの上方修正が、1銘柄で約450円を押し上げました。TOPIXもプラス0.29パーセントで4,000台を回復し、プライムの値上がりと値下がりはほぼ半々。大引けにはTOPIXのリバランスの注文が集まり、売買代金は約4カ月ぶりの多さでした。

わたしのポートフォリオはプラス149,305円・プラス0.40パーセント。対日経はマイナス0.70ポイントで、80日累計の対日経差はプラス14.59ポイント。3日続けて日経平均には負けましたが、今日は一緒にプラスで終わり、対TOPIXでは小幅に勝ちました。

決算では、デンソー(6902)が純利益9パーセント減でも、最大2,000億円の自社株買いと13.74パーセントの消却でプラス3.29パーセント。コマツ(6301)は通期を一転増益に上方修正しても、市場予想に届かずマイナス7.56パーセント。同じ日の決算で、「利益が減っても上がる株」と「利益見通しを上げても下がる株」を両方見ました。株価を決めるのは、数字そのものよりも、期待との差と、株主への向き合い方なのだと思います。

上昇TOP5は地銀・建設・デンソーで、5銘柄ともプラス3パーセント台。下落TOP5は権利落ちのAB&Cとコマツが中心で、TOP10の合計はマイナス54,734円。それでも、ランキング外の180銘柄でプラス204,039円。昨日とは反対に、“その他大勢”が支えてくれた一日でした。

今日は取引なし。十六FGの配当は、9月の記念配当5円を見落としていて、53円ではなく58円が正しい数字でした。配当の修正は、TOP5に入ってから気づくことが多い。決算が集中するこの時期こそ、開示の一覧をこまめに見るようにします。明日は日銀会合の結果と、キオクシア・TDKの決算、そして10月の最終営業日です。

明日も、地味に、着実に。


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免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

【2026年10月28日】高配当株PF記録|日経+1.08%もTOPIX-0.14%でPF-0.91%、キオクシア+13.76%、キヤノン下方修正で-6.00%、7銘柄ナンピン

今日のサマリー

日経平均は、プラス685円82銭・プラス1.08パーセントの63,954円19銭で続伸しました。後場には上げ幅が一時1,040円に広がったそうです。一方のTOPIXは、マイナス5.66・マイナス0.14パーセントの3,991.71で、3営業日ぶりに反落しました。

日経新聞によると、前日の米半導体株高を受けて韓国株が大幅高となり、海外の短期筋が日本の半導体株にも買いを入れたとのことです。米ブロードコムが、アンソロピックの半導体調達を支える資金の枠組みを発表したことで、AI開発が続くのかという懸念も和らいだ。後場には韓国SKハイニックスの7〜9月期決算が好調と伝わり、キオクシアはプラス13.76パーセントで日経平均採用銘柄の値上がり率3位に入りました。

ただ、今日も上げたのは一部の銘柄だけです。東証プライムは値上がり432銘柄に対して、値下がり1,096銘柄。全体の7割が下げたことになります。業種別では、保険業がマイナス2.83パーセントで下落率の首位、食料品がマイナス2.67パーセント、石油・石炭がマイナス2.26パーセント。ゲーム株から半導体へ資金が移ったという報道もあり、内需株や保険・商社が売られました。売買代金は約8兆742億円。

わたしのポートフォリオは、マイナス340,238円・マイナス0.91パーセント。対日経はマイナス1.99パーセントポイント、対TOPIXもマイナス0.77パーセントポイントです。昨日に続いて、日経平均だけが上がる“値がさ半導体の一日”。しかも今日は、わたしが多く持っている保険・食品・内需株がはっきり売られたので、昨日よりも負けが大きくなりました。

今日のトピックは:

  1. 日経平均はプラス1.08パーセントで続伸、でもTOPIXはマイナス0.14パーセント、値下がりは全体の7割。わたしのポートフォリオはマイナス0.91パーセント、対日経マイナス1.99パーセントポイント
  2. 決算で明暗。キヤノン(7751)は通期営業益の下方修正でマイナス6.00パーセント、横河ブリッジHD(5911)も減益決算でマイナス4.32パーセント。東リ(7971)は今日の14時に上方修正・増配を出して、プラス5.79パーセント
  3. 安藤ハザマ・大和ハウス・東急不動産HD・王子HD・高純度化学・デンソー・第一ライフの7銘柄をナンピン、合計54,049円

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 36,911,393円 -340,238円 -0.91%
日経平均 63,954.19円 +685.82円 +1.08%
TOPIX 3,991.71 -5.66 -0.14%

日経平均に対してマイナス1.99パーセントポイント、TOPIXに対してマイナス0.77パーセントポイント。

昨日は「日経平均プラス1.73パーセント、TOPIXプラス0.61パーセント」で、少なくともTOPIXはプラスでした。今日は日経平均がプラスなのに、TOPIXはマイナス。JPX日経400もマイナス0.31パーセントでした。上げの中心が、昨日よりもさらに半導体・電子部品に絞られたことが分かります。

79日累計で対日経+15.29ppt

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7月(21日) -8.56%累計 -0.80%累計 +6.76%累計 +15.32ppt累計
8月(20日) +3.20%累計 +3.81%累計 +3.41%累計 +0.21ppt累計
9月(19日) +0.84%累計 -1.04%累計 -1.63%累計 -2.47ppt累計
10/1(木) +3.30% +0.57% -0.61% -3.91ppt
10/2(金) -0.94% -0.99% -1.19% -0.25ppt
10/5(月) +2.40% +1.33% +0.67% -1.73ppt
10/6(火) +1.05% +0.92% +0.56% -0.49ppt
10/7(水) -0.92% -0.70% -0.64% +0.28ppt
10/8(木) -1.42% -1.51% -1.37% +0.05ppt
10/9(金) -0.02% +0.33% +0.40% +0.42ppt
10/13(火) -1.82% +0.14% +1.25% +3.07ppt
10/14(水) -0.05% -0.34% -0.21% -0.16ppt
10/15(木) -4.90% -2.38% -1.16% +3.74ppt
10/16(金) +1.39% +1.67% +1.57% +0.18ppt
10/19(月・記事なし) -0.62% +0.04% +0.37%(推計) +0.99ppt(推計)
10/20(火) -1.30% -1.43% -1.41% -0.11ppt
10/21(水) +0.85% +0.86% +0.68% -0.17ppt
10/22(木) -2.65% -1.14% -0.37% +2.28ppt
10/23(金) -0.34% -0.79% -0.38% -0.04ppt
10/26(月) -0.80% +0.18% +0.96% +1.76ppt
10/27(火) +1.73% +0.61% -0.04% -1.77ppt
10/28(水) +1.08% -0.14% -0.91% -1.99ppt
79日累計 -8.50% -0.80% +6.71% +15.29ppt

79日累計は、日経平均マイナス8.50パーセントに対してポートフォリオはプラス6.71パーセント、対日経通算プラス15.29パーセントポイント。2日間で3.76ポイント縮みました。10月の19営業日の合計は、プラス2.15ポイントです。

10/26の時点で、10月の対日経差はプラス5.91ポイントまで積み上がっていました。それが、半導体が買い戻された2日間で、3分の1ほどに。半導体が売られた日にコツコツ稼いだ差を、半導体が買われる日にまとめて返す——昨日書いた「表と裏」が、2日続けて裏に出ています。

本日の取引

銘柄(コード) 約定株数 約定単価 約定金額 意図
安藤ハザマ(1719) 4 1,752.5円 7,010円 ナンピン
大和ハウス(1925) 4 2,243.5円 8,974円 ナンピン
東急不動産HD(3289) 6 1,200円 7,200円 ナンピン
王子HD(3861) 10 809.5円 8,095円 ナンピン
高純度化学(4973) 2 4,190円 8,380円 ナンピン
デンソー(6902) 4 1,809円 7,236円 ナンピン
第一ライフグループ(8750) 4 1,788.5円 7,154円 ナンピン
合計 — — 54,049円 —

今日は7銘柄を、合計54,049円買い増しました。7銘柄とも、約定単価が平均取得単価を下回っているナンピンです。1銘柄あたり7,000〜8,000円台にそろえて、少しずつ拾いました。

銘柄 買い増し前 約定単価 買い増し後 年間配当(会社予想) 取得利回り(買い増し後)
安藤ハザマ(1719) 56株・約1,772円 1,752.5円 60株・約1,771円 84円 4.74%
大和ハウス(1925) 16株・2,290円 2,243.5円 20株・約2,281円 89円 3.90%
東急不動産HD(3289) 52株・1,270円 1,200円 58株・約1,263円 50円 3.96%
王子HD(3861) 180株・約845円 809.5円 190株・約843円 36円 4.27%
高純度化学(4973) 30株・約4,617円 4,190円 32株・約4,590円 230円 5.01%
デンソー(6902) 8株・1,829円 1,809円 12株・約1,822円 74円 4.06%
第一ライフG(8750) 20株・1,803円 1,788.5円 24株・約1,801円 72円 4.00%

今日の7銘柄で増えた年間配当は、税引前で2,396円。54,049円に対して約4.43パーセントです。平均取得単価は、どれも数円〜30円ほどしか下がりません。10/22の📚解説で書いた「ナンピンの効き目は、株数の比で決まる」のとおり、持ち株に対して少しずつ足しているので、平均取得単価よりも“配当の積み上げ”のほうが目に見える変化です。

売られた業種を、少しずつ拾う

今日の業種別の騰落率を見ると、買った7銘柄の業種は、ほとんどが下げた側でした。

  • 保険業(マイナス2.83パーセント・下落率首位): 第一ライフグループ
  • パルプ・紙(マイナス1.93パーセント): 王子HD
  • 不動産業(マイナス1.87パーセント): 東急不動産HD
  • 建設業(マイナス1.20パーセント): 安藤ハザマ・大和ハウス
  • 輸送用機器(マイナス1.12パーセント): デンソー

半導体に資金が集まった日に、売られた内需・バリュー株を拾う——わたしのいつもの形です。大和ハウスと東急不動産HDは、昨日のマンション転売規制の報道で不動産株が売られた流れの中にあります。どこまで買い増しを続けるかは、規制の中身と11月の決算を見ながら考えます。

デンソー(6902)——決算前日に、もう一度

デンソーは、昨日4株を1,832円で押し目買いして8株にしたばかりです。今日はさらに下げて1,809円で4株を買い、12株になりました。昨日は引けの約定で平均取得単価を少し上回ってしまいましたが、今日は平均取得単価1,829円を20円下回っての約定なので、ちゃんとナンピンです。

年初来安値は4月28日の1,801円で、あと8円のところまで来ています。そして、決算発表は明日、10月29日の予定。決算の前に、2日続けて株数を増やしたことになります。数字しだいで大きく動くことは承知のうえです。会社予想の年間配当74円に対して、取得利回りは約4.06パーセントです。

📊 本日の決算解析: キヤノン(7751)は下方修正で急落、東リ(7971)は上方修正・増配で7カ月ぶり高値

今日の下落TOP5の1位と、上昇TOP5の2位は、どちらも決算・業績修正への反応でした。さらに下落TOP5の3位の横河ブリッジHDも、昨日の引け後の中間決算への反応です。

キヤノン(7751): 7〜9月期は増益、でも通期営業益を下方修正してマイナス6.00%

キヤノンは、昨日(10/27)の15時30分に、2026年12月期の第3四半期決算を発表しました。わたしは20株・平均取得単価3,891円で持っています。

項目 内容
7〜9月期の営業利益 971億円(前年同期比+10.3%・市場予想を上回る)
1〜9月期累計の営業利益 前年同期比+8%(報道ベース)
通期営業利益予想 4,650億円→4,560億円に下方修正(前期比+0.1%)

報道によると、7〜9月期は在庫の積み増しなどもあって、市場予想を上回る増益でした。ところが、通期の営業利益予想を4,650億円から4,560億円へ引き下げ。メディカル(医療機器)とインダストリアルの売上が想定に届かず、特にメディカルでは生産の遅れが長引く懸念が出ているとのことです。今朝は売り気配で始まり、野村証券が投資判断を引き下げたとも伝えられています。

終値は、マイナス294円・マイナス6.00パーセントの4,610円で、今日の下落TOP5の1位。20株でマイナス5,880円です。

昨日の📚解説で「市場が見ているのは、前年との比較ではなく、期待との差」と書きました。キヤノンは、四半期の数字は期待を上回ったのに、通期の見通しを下げた。昨日のJPXの「通期据え置き」よりも、さらにはっきりした“会社自身のメッセージ”です。株価は、過去の3カ月よりも、これからの見通しのほうに強く反応したのだと思います。

それでも含み益はプラス14,380円・プラス18.48パーセント。年間配当は160円のままで、取得利回りは4.11パーセント、今日の終値での現在利回りは3.47パーセントです。利益の見通しは下がっても、配当は維持。長期で持つわたしにとっては、ここがいちばん大事なところです。メディカルの生産遅延が一時的なものかどうか、次の決算で見極めたいと思います。

東リ(7971): 今期経常を一転増益に上方修正・年間配当34円→36円

内装材の東リは、今日の14時、つまり取引時間中に、業績予想と配当予想の修正を発表しました。わたしは100株・平均取得単価665円で持っています。

項目 修正前 修正後
通期経常利益(2027年3月期) 45億円 60億円(+33.3%・前期比+4.7%で一転増益)
通期純利益 — 46億円
年間配当 34円 36円(+2円)

株探の速報によると、上期(4〜9月)の経常利益は21億円で前年同期比プラス22.8パーセント。通期は一転して増益となり、最高益の見通しとのことです。原材料高を価格改定で吸収できたことが理由として報じられています。

終値は、プラス39円・プラス5.79パーセントの712円で、上昇TOP5の2位。7カ月ぶりの高値だそうです。含み益はプラス4,700円・プラス7.07パーセント。年間配当36円に対して、取得利回りは5.41パーセント、今日の終値での現在利回りは5.06パーセントになりました。中間決算の発表は11月2日の予定です。

横河ブリッジHD(5911): 中間経常16%減益、通期は据え置き

橋梁大手の横河ブリッジHDは、昨日(10/27)の15時30分に中間決算を発表しました。わたしは25株・平均取得単価2,602円。

株探の速報によると、上期(4〜9月)の経常利益は37.3億円で前年同期比マイナス15.6パーセント、7〜9月期だけではマイナス20.8パーセント。アナリスト予想も下回ったと伝えられています。通期の経常利益予想112億円は据え置きで、上期の進捗率は33.3パーセント(過去5年平均は34.1パーセント)です。

終値は、マイナス125円・マイナス4.32パーセントの2,771円。含み益はプラス4,225円・プラス6.50パーセントまで縮みました。年間配当130円に対する取得利回りは5.00パーセント。進捗率は過去の平均並みなので、下期に挽回できるかどうかを見ていきます。

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
キオクシアHD(285A) 34 17,811円 14,340円 +1,735(+13.76%) -118,014円 0円 0.00% 0.00%
東リ(7971) 100 665円 712円 +39(+5.79%) +4,700円 36円 5.41% 5.06%
TDK(6762) 16 2,890円 2,790.5円 +133(+5.00%) -1,592円 40円 1.38% 1.43%
アストロスケール(186A) 16 1,019円 1,125円 +48(+4.46%) +1,696円 0円 0.00% 0.00%
FUJIMI(5384) 30 1,905円 3,270円 +130(+4.14%) +40,950円 92円 4.83% 2.81%

上昇TOP5は、NANDメモリのキオクシア、上方修正の東リ、電子部品のTDK、宇宙ごみ除去のアストロスケール、半導体研磨材のFUJIMI。5銘柄中3銘柄が、半導体・電子部品です。決算・業績修正で上げたのは、2位の東リだけです。

キオクシアHD(285A)——SKハイニックスの好決算で急騰

1位のキオクシアは、プラス1,735円・プラス13.76パーセントの14,340円。34株でプラス58,990円と、今日の上昇TOP5でいちばん金額が大きいです。

朝から買い気配で始まり、報道では、韓国SKハイニックスの7〜9月期の営業利益が約7倍に増え、追加の株主還元も行うと伝わったことが材料とされています。同じメモリー大手の好決算が、キオクシアの決算への期待につながったかたちです。ブロードコムがアンソロピックの半導体調達を支える枠組みを出したことで、AI投資が止まるのではという不安が和らいだのも追い風だと思います。

含み損はマイナス118,014円・マイナス19.49パーセント。10/23の時点ではマイナス171,904円・マイナス28.39パーセントだったので、3営業日で約54,000円戻しました。10/22・10/23に12,595円・12,755円で2株ずつナンピンした分は、今日の終値で見ると1株あたり1,600〜1,700円ほどのプラスです。ただし、SBIの【決算】マークのとおり、キオクシアの決算発表は10月30日の予定。今日の上げは、あくまで決算前の期待です。

東リ(7971)——上方修正・増配

2位の東リは、上の📊決算解析のとおり、今日の14時に発表した上方修正・増配を受けた上昇です。

TDK(6762)・FUJIMI(5384)——半導体の買い戻し、決算はまだ先

3位のTDKは、プラス133円・プラス5.00パーセントの2,790.5円。日経新聞の大引け記事でも、イビデン・レーザーテックと並んで買われた銘柄に名前が挙がっています。10/23に2,624.5円でナンピンしてから3営業日で約6パーセント戻し、含み損はマイナス4,248円からマイナス1,592円に縮みました。決算発表は10月30日の予定で、今日は決算前です。

5位のFUJIMIは、プラス130円・プラス4.14パーセントの3,270円。半導体の研磨材をつくる会社なので、キオクシアや半導体全体の買い戻しに連れた上げだとみています。含み益率はプラス71.65パーセント。決算発表は11月5日の予定です。

アストロスケール(186A)——グロース250は4日続伸

4位のアストロスケールは、プラス48円・プラス4.46パーセントの1,125円。今日はグロース250指数が4日続伸で、リスク選好で主力銘柄に買いが入ったと報じられています。会社からの新しい開示は見当たりません。10月に入って上昇TOP5と下落TOP5を行ったり来たりしている銘柄です。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
キヤノン(7751) 20 3,891円 4,610円 -294(-6.00%) +14,380円 160円 4.11% 3.47%
キリンHD(2503) 100 2,063円 2,803.5円 -144(-4.89%) +74,050円 76円 3.68% 2.71%
横河ブリッジHD(5911) 25 2,602円 2,771円 -125(-4.32%) +4,225円 130円 5.00% 4.69%
アサヒ(2502) 36 1,600円 1,604.5円 -69.5(-4.15%) +162円 57円 3.56% 3.55%
東京海上(8766) 1,500 281円 555円 -23.6(-4.08%) +411,000円 16.34円 5.81% 2.94%

下落TOP5は、精密機器のキヤノン、ビールのキリンHDとアサヒ、橋梁の横河ブリッジHD、損害保険の東京海上。決算で下げたのは、1位のキヤノンと3位の横河ブリッジHD。残りの3銘柄は、食料品と保険という、今日いちばん売られた2業種です。

キヤノン(7751)・横河ブリッジHD(5911)——決算による下落

どちらも昨日の15時30分の発表への反応です。詳しくは上の📊決算解析のとおり。キヤノンは通期営業益の下方修正、横河ブリッジHDは中間期の減益とアナリスト予想の未達が嫌気されました。

キリンHD(2503)・アサヒ(2502)——ビール大手4社のカルテル疑惑

2位のキリンHDは、マイナス144円・マイナス4.89パーセントの2,803.5円。100株でマイナス14,400円です。4位のアサヒは、マイナス69.5円・マイナス4.15パーセントの1,604.5円。同じビールのサッポロもマイナス5.24パーセントと、ビール株がそろって下げました。

下げの背景にあるのは、ビール大手4社のカルテル疑惑です。10月7日に公正取引委員会がビール大手4社に強制調査に入ったと報じられ、わたしはその日と翌日に、アサヒを2日続けてナンピンしました。10月24日には、2023年の酒税改正で減税になったのに、4社が業務用ビールの価格をそろって据え置いていた、という報道も出ています。疑惑の中身が少しずつ具体的になってきたことで、課徴金や、業績・ブランドへの影響を警戒した売りが続いているのだと思います。

さらに今日は、業種別でも食料品がマイナス2.67パーセントで、保険に次ぐ下落率2位。半導体に資金が向かった日に、ディフェンシブな内需株から資金が抜けた流れも重なりました。キリンHDの決算発表は11月11日の予定です。カルテル疑惑は、公取委の判断が出るまで時間がかかりそうなので、決算の数字と合わせて、配当を出し続けられるかを見ていきます。

アサヒは10/7・10/8に2日続けてナンピンした銘柄で、含み益はプラス162円と、ほぼ平均取得単価ちょうどまで戻ってしまいました。

東京海上(8766)——保険業が業種別で下落率首位

5位の東京海上は、マイナス23.6円・マイナス4.08パーセントの555円。1,500株なので、マイナス35,400円。今日の下落TOP5で、いちばん金額が大きいです。

日経新聞の大引け記事では、日東電工・キヤノンと並んで、売られた銘柄として名前が挙がっています。業種別では保険業がマイナス2.83パーセントで下落率の首位でした。会社からの新しい開示は見当たらず、個別の理由ははっきりしません。保険株は10/1の📚解説で書いたとおり、金利の見通しに敏感な業種。日銀会合(10/29〜30)やFOMCを前に、保険株からも資金が抜けたのだと推測しています。

それでも含み益はプラス411,000円・プラス97.51パーセント。10/22にプラス103.24パーセントで100パーセントを超えましたが、今日はまた100パーセントを少し割り込みました。取得利回りは5.81パーセントで、持ち続ける理由は変わりません。

ランキング外の180銘柄で、マイナス348,617円

増減額
上昇TOP5の合計 +69,686円
下落TOP5の合計 -61,307円
TOP10の合計 +8,379円
ポートフォリオ全体 -340,238円
ランキング外の180銘柄 -348,617円

上昇TOP5と下落TOP5を足すと、プラス8,379円で、むしろプラスです。それなのに全体はマイナス340,238円。つまり、ランキング外の180銘柄で、マイナス348,617円。1銘柄あたり約1,900円のマイナスです。

昨日は「下落TOP5の4銘柄で負けた日」でした。今日はその反対で、目立った銘柄ではなく、ランキングに載らない“その他大勢”がそろって少しずつ下げた日。プライムの7割が値下がりした相場の中身が、そのままわたしのポートフォリオにも出たかたちです。9/16の📚解説「騰落率ランキングと寄与度の違い」の、いちばん分かりやすい例かもしれません。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
36,911,393円 +12,504,259円 +51.23% -340,238円 -0.91%

評価額は36,911,393円。含み損益はプラス12,504,259円・プラス51.23パーセントで、昨日のプラス52.74パーセントから1.51ポイント下がりました。今日は54,049円の買い増しがあったので、評価額は前日から285,038円減、含み損益は339,308円減っています。

📚 初心者向けワンポイント解説:「値上がり銘柄数」と「値下がり銘柄数」——日経平均が上がった日に、7割の銘柄が下がっていた

今日の日経平均は、プラス685円・プラス1.08パーセント。ニュースの見出しだけ見れば「株高の一日」です。でも、東証プライムの約1,550銘柄のうち、値上がりしたのは432銘柄、値下がりは1,096銘柄。7割の銘柄は下がっていました。

指数は「平均」、銘柄数は「多数決」

日経平均やTOPIXは、たくさんの銘柄をまとめた“平均”のような数字です。特に日経平均は、株価の高い銘柄の動きが大きく効く(8/18の📚解説)。今日でいえば、アドバンテスト・東京エレクトロン・ソフトバンクグループ・キオクシアといった、ごく一部の銘柄が大きく上げれば、ほかの多くの銘柄が下げても、指数はプラスになります。

それに対して、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数は、1銘柄1票の“多数決”です。どの銘柄も同じ1票なので、「相場全体として、上げた会社が多いのか、下げた会社が多いのか」がそのまま見えます。

今日(10/28) 昨日(10/27)
日経平均 +1.08% +1.73%
TOPIX -0.14% +0.61%
値上がり銘柄数 432 704
値下がり銘柄数 1,096 798

2日続けて日経平均は上げたのに、値下がり銘柄のほうが多い。しかも今日は、昨日よりさらに差が開きました。こういう相場を、「上げの“幅”が狭い」と言ったりします。

分散ポートフォリオは「多数決」側に近い

わたしのポートフォリオは190銘柄で、半導体の値がさ株は多くありません。なので、動き方は日経平均よりも、値上がり・値下がりの“多数決”に近いです。今日、ランキング外の180銘柄がそろってマイナスになったのは、まさにプライムの7割が下げた相場をそのまま映したものです。

逆に、10/15や10/22のように、日経平均が半導体株に引っぱられて大きく下げた日でも、値下がりがそこまで広がらなければ、わたしのポートフォリオは日経平均より小さな下げですみます。

見出しの数字と、自分の結果がずれたときに

「日経平均が上がったのに、自分の口座はマイナス」——こういう日は、がっかりしやすいと思います。そんなときは、値上がり・値下がり銘柄数をのぞいてみると、「自分だけが負けたわけではない」と分かることが多いです。日経平均が“どの銘柄で”上がったのかを知ると、自分のポートフォリオとの差にも納得がいきます。

わたしにとって大事なのは、日経平均に毎日勝つことではなく、配当を出し続ける会社を、売られた日に少しずつ集めていくこと。今日の7銘柄のナンピンも、その延長です。

明日以降の注目ポイント

  • デンソー(6902)は明日、10月29日に決算発表予定。昨日・今日と2日続けて買い増して12株にしたので、数字と反応を見届けます
  • 日銀の金融政策決定会合(10月29〜30日)と米FOMCの結果。保険・銀行・不動産のどこに資金が戻るか
  • 10月29日は野村不動産HD(3231)・小森(6349)、10月30日はキオクシアHD(285A)・TDK(6762)・Jパワー(9513)・双日(2768)・高速(7504)・GMOフィナンシャルHD(7177)の決算予定。キオクシアは今日の急騰で期待がかなり乗ったので、決算後の反応に注意
  • 東リ(7971)の中間決算は11月2日、SBIHD(8473)も11月2日の予定
  • ビール大手4社のカルテル疑惑の続報。キリンHD(2503)は11月11日に決算発表予定
  • 半導体主導の“幅の狭い”上げが続くかどうか。値上がり銘柄数が増えてくれば、わたしのポートフォリオもついていけるはず

まとめ

10/28
日経平均 +1.08%
TOPIX -0.14%
わたしのポートフォリオ -0.91%

日経平均はプラス685円・プラス1.08パーセントで続伸。SKハイニックスの好決算やブロードコムの発表をきっかけに、半導体株が買われました。一方でTOPIXはマイナス0.14パーセント、東証プライムの7割が値下がり。保険・食品など内需株が売られた一日でした。

わたしのポートフォリオはマイナス340,238円・マイナス0.91パーセント。対日経はマイナス1.99ポイントで、79日累計の対日経差はプラス15.29ポイントです。2日で3.76ポイント縮み、10月の上積みはプラス2.15ポイントまで減りました。

決算では、キヤノン(7751)が7〜9月期は増益でも通期営業益の下方修正でマイナス6.00パーセント、横河ブリッジHD(5911)も減益決算でマイナス4.32パーセント。東リ(7971)は今日の14時に上方修正・増配を出してプラス5.79パーセント。2日続けて、「期待との差」と「会社の見通し」に株価が反応するのを見ました。

上昇TOP5はキオクシアのプラス13.76パーセントを筆頭に半導体関連が中心で、TOP10の合計はプラス8,379円。それでも、ランキング外の180銘柄でマイナス348,617円。負けたのは目立つ銘柄ではなく、“その他大勢”でした。

取引は、安藤ハザマ・大和ハウス・東急不動産HD・王子HD・高純度化学・デンソー・第一ライフの7銘柄のナンピンで、合計54,049円。増えた年間配当は税引前で2,396円です。売られた内需株を少しずつ拾うという、いつもの形を続けました。明日はデンソーの決算と日銀会合の初日です。

明日も、地味に、着実に。


📌 関連記事

免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

【2026年10月27日】高配当株PF記録|日経+1.73%で4日ぶり反発もPF-0.04%、信越ポリマーが決算で+12.03%、JPXは決算で-4.83%

今日のサマリー

日経平均は、プラス1,078円72銭・プラス1.73パーセントの63,268円37銭で、4営業日ぶりに反発しました。上げ幅は一時1,400円を超えたそうです。TOPIXも、プラス24.39・プラス0.61パーセントの3,997.37で続伸しました。

日経新聞によると、きっかけは米国のAI企業アンソロピックが、新規株式公開(IPO)に向けた目論見書を開示したこと。11月にナスダックへの上場と、1,000億ドル規模の資金調達を目指していると伝えられています。世界的にAI銘柄の上場延期が相次いでいた中での開示だったので、投資家心理が改善したとのことです。10月に入ってAI投資の先行き不安から大きく下げていた値がさのAI・半導体株に、自律反発狙いの買いが入り、アドバンテストは9パーセント高。1銘柄で日経平均を約600円押し上げたそうです。

ただ、中身は見た目ほど強くありません。東証プライムは値上がり704銘柄・値下がり798銘柄で、値下がりのほうが多い。東京都が分譲マンションの転売禁止を要請すると報じられ、不動産株が急落。TOPIXの業種別では不動産が3パーセント安で、下落率の首位でした。日銀やFRBの会合、11月の米中間選挙を前に、様子見の姿勢も強かったようです。売買代金は約6兆9,360億円。

わたしのポートフォリオは、マイナス13,516円・マイナス0.04パーセント。対日経はマイナス1.77パーセントポイント、対TOPIXもマイナス0.65パーセントポイントです。昨日とちょうど逆の一日——日経平均を押し上げたのは、わたしがあまり持っていない半導体の値がさ株。押し下げたのは、わたしが多く持っている不動産株でした。

今日のトピックは:

  1. 日経平均はプラス1.73パーセントで4日ぶり反発。ただし値上がりより値下がりが多い“値がさ株主導”の上げで、わたしのポートフォリオはマイナス0.04パーセント、対日経マイナス1.77パーセントポイント
  2. 決算で明暗。昨日の引け後に上方修正・増配を出した信越ポリマー(7970)は、プラス12.03パーセントで上昇TOP5の1位。今日の正午に中間決算と株式分割を発表したJPX(8697)は、マイナス4.83パーセントで下落TOP5の1位
  3. マンション転売規制の報道で、三井不動産(8801)・東京建物(8804)・住友林業(1911)が下落TOP5に。オカダアイヨン(6294)をナンピン、デンソー(6902)を押し目買いして、合計11,104円

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 37,196,431円 -13,516円 -0.04%
日経平均 63,268.37円 +1,078.72円 +1.73%
TOPIX 3,997.37 +24.39 +0.61%

日経平均に対してマイナス1.77パーセントポイント、TOPIXに対してマイナス0.65パーセントポイント。

日経平均がプラス1.73パーセント、TOPIXがプラス0.61パーセント、そして値下がり銘柄のほうが多い。3つの数字を並べると、今日の上げがどれだけ一部の銘柄に偏っていたかが分かります。アドバンテスト1銘柄の約600円を除けば、日経平均の上げは約480円、率にして0.8パーセント弱。その残りの上げも、TDK・ファナック・フジクラなど、AIや半導体に近い銘柄が中心でした。

78日累計で対日経+17.28ppt

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7月(21日) -8.56%累計 -0.80%累計 +6.76%累計 +15.32ppt累計
8月(20日) +3.20%累計 +3.81%累計 +3.41%累計 +0.21ppt累計
9月(19日) +0.84%累計 -1.04%累計 -1.63%累計 -2.47ppt累計
10/1(木) +3.30% +0.57% -0.61% -3.91ppt
10/2(金) -0.94% -0.99% -1.19% -0.25ppt
10/5(月) +2.40% +1.33% +0.67% -1.73ppt
10/6(火) +1.05% +0.92% +0.56% -0.49ppt
10/7(水) -0.92% -0.70% -0.64% +0.28ppt
10/8(木) -1.42% -1.51% -1.37% +0.05ppt
10/9(金) -0.02% +0.33% +0.40% +0.42ppt
10/13(火) -1.82% +0.14% +1.25% +3.07ppt
10/14(水) -0.05% -0.34% -0.21% -0.16ppt
10/15(木) -4.90% -2.38% -1.16% +3.74ppt
10/16(金) +1.39% +1.67% +1.57% +0.18ppt
10/19(月・記事なし) -0.62% +0.04% +0.37%(推計) +0.99ppt(推計)
10/20(火) -1.30% -1.43% -1.41% -0.11ppt
10/21(水) +0.85% +0.86% +0.68% -0.17ppt
10/22(木) -2.65% -1.14% -0.37% +2.28ppt
10/23(金) -0.34% -0.79% -0.38% -0.04ppt
10/26(月) -0.80% +0.18% +0.96% +1.76ppt
10/27(火) +1.73% +0.61% -0.04% -1.77ppt
78日累計 -9.58% -0.66% +7.62% +17.28ppt

78日累計は、日経平均マイナス9.58パーセントに対してポートフォリオはプラス7.62パーセント、対日経通算プラス17.28パーセントポイント。昨日のプラス19.05ポイントから1.77ポイント縮みました。10月の18営業日の合計は、プラス4.14ポイントです。

昨日の記事で「10月に対日経で大きく勝った日は、どれも日経平均が値がさの半導体株に引っぱられて下げた日」と書きました。今日はその裏返しで、値がさの半導体株に引っぱられて上げた日。10/1(マイナス3.91ポイント)や10/5(マイナス1.73ポイント)と同じ負け方です。半導体が少ないポートフォリオは、半導体が売られる日に強く、買われる日に置いていかれる——わたしが選んだ形の、表と裏の両方を見ているのだと思います。

本日の取引

銘柄(コード) 約定株数 約定単価 約定金額 意図
オカダアイヨン(6294) 2 1,888円 3,776円 ナンピン
デンソー(6902) 4 1,832円 7,328円 押し目買い
合計 — — 11,104円 —

今日は、オカダアイヨンとデンソーの2銘柄を、合計11,104円買い増しました。オカダアイヨンはナンピン、デンソーは押し目買いです。どちらも約定単価は今日の終値と同じです。

銘柄 買い増し前 約定単価 買い増し後
オカダアイヨン(6294) 162株・約2,043円 1,888円 164株・約2,041円
デンソー(6902) 4株・1,826円 1,832円 8株・1,829円

オカダアイヨン(6294)——162株から164株へ

オカダアイヨンは、解体用の圧砕機などをつくる建設機械アタッチメントの会社です。今日の終値は1,888円で、10月23日には年初来安値の1,868円をつけています。平均取得単価約2,043円に対して、約定単価1,888円は155円下。先週金曜日(10/23)の4株@1,880円に続く、2営業日ぶりのナンピンです。

ただ、164株のうちの2株なので、平均取得単価は約2,043円から約2,041円へ、2円下がるだけ。10/22の記事の📚解説で書いた「ナンピンの効き目は、株数の比で決まる」を、そのまま自分で確かめている形です。会社予想の年間配当は76円で、今日の終値で計算した配当利回りは4.03パーセント、PBRは0.85倍。取得利回りは約3.72パーセントです。決算発表は11月12日の予定です。

デンソー(6902)——4株から8株へ、押し目買い

デンソーは、10月9日に4株・1,826円で打診買いした、トヨタグループの自動車部品メーカーです。今日は4株を1,832円で買い増して、8株になりました。

買おうと決めたときは、株価が平均取得単価1,826円を下回っていて、ナンピンのつもりでした。今日の安値は1,821円です。ところが、約定したのは引けのタイミングで、終値は1,832円。平均取得単価より6円高いところでの約定になったので、平均取得単価は1,826円から1,829円へ、3円上がりました。結果としては、ナンピンではなく押し目買いです。

デンソーは10/20の1,872円から5営業日続けて下げていて、今日もマイナス1.21パーセント。初めて買った水準まで戻ってきたところで、打診買いの4株と同じ株数をもう一度買った——下げたところを拾った押し目買いとして、打診買いのポジションを仕上げたかたちです。10/23の小森と同じ形になりました。

会社予想の年間配当は74円で、今日の終値で計算した配当利回りは4.04パーセント、PER12.76倍・PBR0.90倍。年初来安値は4月28日の1,801円で、そこまであと31円。取得利回りは4.05パーセントです。そして、決算発表は明後日、10月29日の予定。決算の直前に株数を倍にしたので、数字しだいで値動きも倍になります。そこは承知のうえで買いました。

📊 本日の決算解析: JPX(8697)は増益決算でも売られ、信越ポリマー(7970)は上方修正で急伸

今日は、保有銘柄の決算に対する市場の反応が、上と下にはっきり分かれた日でした。上昇TOP5の1位と、下落TOP5の1位が、どちらも決算がらみです。

JPX(8697): 中間の営業利益65%増・1株→2株の分割、それでもマイナス4.83%

日本取引所グループ(JPX)は、今日の正午、つまり取引時間中に、中間決算と、株式分割・自己株式の消却を発表しました。わたしは100株・平均取得単価1,425円で持っています。

中間期(2026年4〜9月・IFRS):

項目 実績 前年同期比
営業利益 846億円 +65.1%
税引前利益 854億6,900万円 —
純利益 572億1,000万円 +65.6%
通期予想 据え置き(営業利益1,545億円) —

報道によると、株式の売買代金が増えたことで、中間期として過去最高の増収増益とのことです。同時に、次の2つも発表されました。

  • 株式分割: 普通株式1株を2株に分割。基準日は2027年3月31日
  • 自己株式の消却: 948万6,700株(発行済株式の0.92パーセント)

数字だけ見れば、文句のない決算です。それでも株価は、マイナス106円・マイナス4.83パーセントの2,088円で、今日の下落TOP5の1位になりました。100株でマイナス10,600円です。

日経新聞の見出しは「4〜9月営業益65%増も増益ペース鈍化」。決算を材料にした買いは限られた、と伝えられています。アナリスト予想を集計した情報では、税引前利益が市場予想を下回ったとのことです。4〜6月期に比べて7〜9月期の伸びが鈍ったこと、そして好調な中間期を受けても通期予想を据え置いたこと——このあたりが、期待に届かなかった理由だとみています。

JPXは7月末にも、業績と配当の上方修正を出したあとの7/30に、マイナス5.50パーセントと下げています。売買代金が膨らむ相場では、JPXの好決算は“みんなが分かっていること”になりやすい。今回もそのパターンだと思います。

会社予想の年間配当は82円で、取得利回りは5.75パーセント、今日の終値で計算した現在利回りは3.93パーセント。含み益は66,300円・プラス46.53パーセントです。分割の基準日は来年3月末なので、わたしの100株が200株になるのは、その先。分割後は1株配当も半分の表示になるはずなので、取得利回りの計算をそろえるのを忘れないようにします。

信越ポリマー(7970): 上方修正・増配を受けてプラス12.03%、年初来高値を更新

昨日の記事で書いた、信越ポリマーの中間決算。昨日15時30分の発表に、今日、株価が答えを出しました。

終値は、プラス269円・プラス12.03パーセントの2,505円。ザラ場では2,580円まで上げて、年初来高値を更新しました。今日の上昇TOP5の1位です。

通期の経常利益予想を160億円から180億円へ12.5パーセント上方修正し、年間配当は66円から72円へ増配、さらに自社株買い——3つそろって出た発表に、素直に買いが入ったかたちです。昨日の記事では「7月のQ1決算のときは、増益・増配でも“好材料出尽くし”でマイナス8.88パーセントだった。明日どう反応するかは分からない」と書きました。今回は、上方修正が“期待を上回った”側に入ったのだと思います。

14株なので、今日の上げはプラス3,766円。含み益は6,300円・プラス21.90パーセントになりました。会社予想の年間配当72円に対する取得利回りは3.50パーセント、今日の終値での現在利回りは2.87パーセントです。

同じ「増益決算」でも、JPXは売られ、信越ポリマーは買われた。分かれ目は、前年と比べてどうかではなく、市場の期待と比べてどうだったか。今日の📚解説では、ここを掘り下げます。

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
信越ポリマー(7970) 14 2,055円 2,505円 +269(+12.03%) +6,300円 72円 3.50% 2.87%
大同信号(6743) 20 780円 1,213円 +77(+6.78%) +8,660円 36円 4.62% 2.97%
アストロスケール(186A) 16 1,019円 1,077円 +54(+5.28%) +928円 0円 0.00% 0.00%
浜松ホトニクス(6965) 34 2,247円 2,154円 +92(+4.46%) -3,162円 38円 1.69% 1.76%
PILLAR(6490) 5 3,325円 10,020円 +400(+4.16%) +33,475円 245円 7.37% 2.45%

上昇TOP5は、決算を受けた信越ポリマー、鉄道信号の大同信号、宇宙ごみ除去のアストロスケール、光センサーの浜松ホトニクス、半導体製造装置向け部品のPILLAR。決算発表そのもので上げたのは、1位の信越ポリマーだけです。

信越ポリマー(7970)——決算による上昇

1位の信越ポリマーは、上の📊決算解析のとおり、昨日の引け後に発表した中間決算・通期上方修正・増配・自社株買いを受けた上昇です。

大同信号(6743)——決算前、年初来高値を更新

2位の大同信号は、プラス77円・プラス6.78パーセントの1,213円。ザラ場で1,219円をつけ、年初来高値を更新しました。含み益率はプラス55.51パーセントです。

SBIの画面には【決算】マークが付いていますが、決算発表は11月6日の予定で、今日の上げは決算によるものではありません。会社からの新しい開示も見当たりませんでした。Q1決算(8/7)は営業利益プラス120パーセントの大幅増益だったので、中間決算に向けた期待買いが入った可能性はあります。あくまで推測です。

アストロスケール(186A)・浜松ホトニクス(6965)・PILLAR(6490)——AI・半導体の反発日に

3位のアストロスケールは、プラス54円・プラス5.28パーセントの1,077円。今日は新興株のグロース250指数も3日続伸でした。会社からの新しい開示は見当たらず、理由ははっきりしません。

4位の浜松ホトニクスは、プラス92円・プラス4.46パーセントの2,154円。10/23に2株ナンピンしたばかりで、含み損はマイナス5,888円からマイナス3,162円まで縮みました。決算発表は11月10日の予定(9月期の本決算)なので、今日は決算前。開示も見当たらないので、AI・半導体関連が買い戻された流れに乗ったとみています。

5位のPILLARは、プラス400円・プラス4.16パーセントの10,020円。半導体製造装置向けの部品をつくる会社なので、アドバンテストが9パーセント上げた今日の半導体高の流れだと思います。含み益率はプラス201.35パーセントで、10/20・10/22と2度下落TOP5の1位になったあと、ようやく戻りの日になりました。決算発表は11月12日の予定です。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
JPX(8697) 100 1,425円 2,088円 -106(-4.83%) +66,300円 82円 5.75% 3.93%
三井不動産(8801) 200 1,281円 1,578円 -59.5(-3.63%) +59,400円 37円 2.89% 2.34%
東京建物(8804) 100 3,483円 3,244円 -113(-3.37%) -23,900円 126円 3.62% 3.88%
楽天グループ(4755) 100 752円 614.9円 -20.2(-3.18%) -13,710円 0円 0.00% 0.00%
住友林業(1911) 264 1,198円 1,266円 -41.5(-3.17%) +17,952円 50円 4.17% 3.95%

下落TOP5は、取引所のJPX、不動産の三井不動産・東京建物、楽天グループ、住宅の住友林業。決算発表で下げたのは、1位のJPXだけです。三井不動産(11月6日)・住友林業(11月5日)・楽天グループ(11月13日)にもSBIの【決算】マークが付いていますが、どれも決算はまだ先です。

JPX(8697)——決算による下落

1位のJPXは、上の📊決算解析のとおり、今日の正午に発表した中間決算への反応です。営業利益65パーセント増でも、増益ペースの鈍化と通期据え置きが嫌気されました。

三井不動産(8801)・東京建物(8804)・住友林業(1911)——マンション転売規制の報道

2位の三井不動産は、マイナス59.5円・マイナス3.63パーセントの1,578円。200株でマイナス11,900円と、今日の下落TOP5でいちばん金額が大きいです。3位の東京建物は、マイナス113円・マイナス3.37パーセントの3,244円で、マイナス11,300円。

日経新聞によると、東京都が分譲マンションの転売禁止を要請すると報じられ、不動産株が急落。TOPIXの業種別で、不動産は3パーセント安と下落率の首位でした。先週金曜日(10/23)には、長期金利の低下で三井不動産が7日続伸して上昇TOP5に入っていたので、ちょうど反対側に振れた形です。転売目的の購入が減れば、都心の新築マンションの売れ行きや価格に響くのでは——という連想が働いたのだと思います。

5位の住友林業は、マイナス41.5円・マイナス3.17パーセントの1,266円。264株でマイナス10,956円です。住友林業の住宅事業は戸建てや米国の住宅が中心なので、都内の分譲マンションの規制がそのまま効くとは考えにくい。ただ、10/20〜10/26に約8パーセント上げていたので、住宅・不動産がまとめて売られた日に、利益確定の売りも重なった可能性があります。会社からの新しい開示は見当たりません。

東京建物は、10/14にナンピンしたあとも含み損がマイナス23,900円・マイナス6.86パーセント。会社予想の年間配当126円に対する取得利回りは3.62パーセント、今日の終値での現在利回りは3.88パーセントです。東京建物の決算発表は11月12日、三井不動産は11月6日の予定です。規制の中身がはっきりするまでは、新しくは買い増さず、様子を見るつもりです。

楽天グループ(4755)——楽天トラベルへの不正アクセス報道か

4位の楽天グループは、マイナス20.2円・マイナス3.18パーセントの614.9円。含み損はマイナス13,710円・マイナス18.23パーセントで、10月15日につけた年初来安値の607円が近づいてきました。

株価サイトの値動き解説では、今日、楽天トラベルへの不正アクセスが報じられたことが挙げられています。わたしが調べた範囲では、会社の適時開示は確認できていないので、これが下げの理由かどうかは断定できません。昨日のGMOに続いて、ネットサービスのセキュリティの話題が続いているのは気になります。決算発表は11月13日の予定です。

ランキングの合計はマイナス35,478円、全体はマイナス13,516円

増減額
上昇TOP5の合計 +11,298円
下落TOP5の合計 -46,776円
TOP10の合計 -35,478円
ポートフォリオ全体 -13,516円
ランキング外の180銘柄 +21,962円

上昇TOP5と下落TOP5を足すと、マイナス35,478円。全体はマイナス13,516円なので、ランキング外の180銘柄で、プラス21,962円。1銘柄あたり約120円のプラスで、ほぼ横ばいです。

今日の負けは、ほとんどが下落TOP5の5銘柄、それも金額の大きいJPX・三井不動産・東京建物・住友林業の4銘柄(合計マイナス44,756円)でついたことになります。上昇TOP5は、率は大きくても株数が少ない銘柄が多く、合計でプラス11,298円。率で上位に来る銘柄と、金額で効く銘柄は別——9/16の📚解説の「騰落率ランキングと寄与度の違い」を、今日は下げ側で確かめたかたちです。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
37,196,431円 +12,843,567円 +52.74% -13,516円 -0.04%

評価額は37,196,431円。含み損益はプラス12,843,567円・プラス52.74パーセントで、昨日のプラス52.82パーセントから0.08ポイント下がりました。今日は11,104円の買い増しがあったので、評価額は前日から2,316円減にとどまり、含み損益は13,402円減っています。

📚 初心者向けワンポイント解説:「市場予想(コンセンサス)」とは——営業益65%増のJPXが、なぜ売られたのか

今日のJPXは、中間期の営業利益がプラス65パーセントで過去最高、さらに株式分割と自己株式の消却まで発表しました。それでも株価はマイナス4.83パーセント。決算を見るときに、初心者がいちばん戸惑うのが、この「良い決算なのに下がる」という現象だと思います。カギになるのが、「市場予想(コンセンサス)」という言葉です。

株価は、決算の前に“期待”をある程度織り込んでいる

証券会社のアナリストは、担当する会社の業績を予想して公表しています。それらを集計した平均的な数字が、「市場予想」や「コンセンサス」と呼ばれるものです。

ポイントは、決算発表の前の株価には、この市場予想がすでにある程度反映されている、ということ。「今回はプラス65パーセントくらいだろう」とみんなが思っていれば、プラス65パーセントの数字が出ても、株価にとっては“予定通り”。驚きがないので、買い上がる理由にはなりません。

1
2
3
決算の数字 > 市場予想  →  ポジティブ・サプライズ(買われやすい)
決算の数字 ≒ 市場予想 → サプライズなし(材料出尽くしで売られることも)
決算の数字 < 市場予想 → ネガティブ・サプライズ(売られやすい)

今日の2銘柄を当てはめると

JPX(8697) 信越ポリマー(7970)
前年同期比 営業利益+65.1% 営業利益+31.6%
市場予想との比較 税引前利益が予想を下回ったと報道 中間の経常利益が予想を上回ったと報道
通期予想 据え置き 上方修正(経常+12.5%)
配当 (今回の発表では修正の報道なし) 66円→72円に増配
株価の反応 -4.83% +12.03%

前年と比べた伸び率だけなら、JPXのほうが信越ポリマーの2倍です。それでも反応は逆。JPXは「予想に届かなかった」「通期を引き上げなかった」、信越ポリマーは「予想を上回った」「通期を引き上げた」——市場が見ていたのは、前年ではなく、期待との差だったことが分かります。

「通期予想の据え置き」も、ひとつのメッセージ

特に見落としやすいのが、通期予想の扱いです。中間期が好調なのに通期予想を据え置くと、「下期は伸びが鈍るとみているのでは」と受け取られることがあります。逆に上方修正は、「会社自身が、もっと稼げると言っている」というメッセージになります。

もちろん、据え置きは会社が慎重なだけ、ということも多い。ただ、短期の株価は、そのメッセージにまず反応します。

わたしの付き合い方

わたしは、決算の翌日の値動きで売り買いを決めないようにしています。長期で持つうえで大事なのは、利益が伸びているか、それが配当に回っているか。JPXは利益が過去最高で、配当予想は82円、取得利回りは5.75パーセント。今日の下げで、その前提は何も変わっていません。

ただ、市場予想という“ものさし”を知っておくと、「なぜ下がったのか」が分かるので、慌てずにすむ。そして、良い会社が期待との差だけで売られた日は、長期投資家にとっては買い場になることもある。今日のJPXをどう扱うかは、決算の中身をもう少し読んでから考えます。

明日以降の注目ポイント

  • デンソー(6902)は10月29日に決算発表予定。今日、決算の直前に株数を4株から8株にしたので、数字と反応を見届けます
  • 東京都のマンション転売規制の中身。要請の対象や時期がはっきりすると、不動産株の下げが一時的かどうかが見えてきそう
  • 日銀の金融政策決定会合(10月29〜30日)と米FOMC。金利しだいで、不動産と銀行のどちらが買われるか
  • 保有銘柄の中間決算が本格化。野村不動産HD(3231)・小森(6349)・デンソー(6902)は10月29日、キオクシアHD(285A)・TDK(6762)・Jパワー(9513)・双日(2768)・高速(7504)・GMOフィナンシャルHD(7177)は10月30日、SBIHD(8473)は11月2日の予定
  • アンソロピックのIPOとAI・半導体株。今日の反発が続くかどうかで、日経平均とわたしのポートフォリオの差がまた開くか
  • 11月3日の米中間選挙

まとめ

10/27
日経平均 +1.73%
TOPIX +0.61%
わたしのポートフォリオ -0.04%

日経平均はプラス1,078円・プラス1.73パーセントで4日ぶりに反発。米アンソロピックのIPO目論見書をきっかけに、AI・半導体の値がさ株が買われ、アドバンテスト1銘柄で約600円押し上げました。一方で、値下がり銘柄のほうが多く、不動産株はマンション転売規制の報道で急落しました。

わたしのポートフォリオはマイナス13,516円・マイナス0.04パーセント。対日経はマイナス1.77ポイントで、78日累計の対日経差はプラス17.28ポイントです。半導体が少なく不動産が多いという、わたしのポートフォリオの形が、昨日とは逆向きに出た一日でした。

今日いちばん印象に残ったのは、決算への反応がくっきり分かれたことです。上昇TOP5の1位は、昨日の上方修正・増配を受けた信越ポリマー(7970)のプラス12.03パーセント。下落TOP5の1位は、今日の正午に営業益65パーセント増の中間決算と株式分割を出したJPX(8697)のマイナス4.83パーセント。どちらも増益なのに、反応は逆——株価が見ているのは前年ではなく、期待との差だと、あらためて確かめました。

取引は、オカダアイヨン(6294)2株のナンピンと、デンソー(6902)4株の押し目買いで、合計11,104円。デンソーはナンピンのつもりが、引けの約定で平均取得単価を少し上回りました。明後日の決算を前に、打診買いのポジションを仕上げた形です。今週は、いよいよ保有銘柄の決算と日銀の会合が続きます。

明日も、地味に、着実に。


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免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

【2026年10月26日】高配当株PF記録|日経-0.80%で3日続落もPF+0.96%、原油高でINPEX・三菱商事が上昇TOP5、GMOFHDは-7.36%

今日のサマリー

日経平均は、マイナス503円51銭・マイナス0.80パーセントの62,189円65銭で、3日続落しました。7月30日以来、約3カ月ぶりの安値水準です。一方のTOPIXは、プラス7.17・プラス0.18パーセントの3,972.98で、3営業日ぶりに反発しました。

日経新聞によると、前週末の米国市場で主要3指数がそろって下げ、その流れを引き継いだとのことです。中東情勢をめぐる不透明感から、23日の米国の原油先物(WTI)は大幅続伸して103ドル台。原油高が日本の景気や企業業績の重荷になるという懸念から、朝はリスク回避の売りが優勢になりました。アドバンテストや東京エレクトロンなど、AI・半導体関連の値がさ株も売られたようです。

ただ、下げ幅は一時600円近くまで広がったあと、押し目買いや海外勢とみられる先物買いで、一時は上げに転じる場面もあったと伝えられています。買われたのは、原油高の恩恵を受けるINPEXなどの石油株、豊田通商などの商社株。日米で金利の上昇がやや一服したことから、不動産株や建設株も買われたとのことです。東証プライムは値上がり818銘柄・値下がり686銘柄で、値上がりのほうが多い。売買代金は約6兆6,438億円で、4月20日以来、約6カ月ぶりの薄商いでした。

わたしのポートフォリオは、プラス354,021円・プラス0.96パーセント。対日経はプラス1.76パーセントポイント、対TOPIXもプラス0.78パーセントポイントです。日経平均が下げた日に、ポートフォリオはしっかりプラス——原油・商社・建設という、わたしが多く持っている業種が、そのまま買われる側に回った一日でした。

今日のトピックは:

  1. 日経平均はマイナス0.80パーセントで3日続落、3カ月ぶりの安値。それでもTOPIXはプラス0.18パーセントで反発し、わたしのポートフォリオはプラス0.96パーセントで、対日経プラス1.76パーセントポイント
  2. 原油高でINPEX(1605)がプラス4.90パーセント、三菱商事(8058)・双日(2768)の商社2社、大林組(1802)・高速(7504)が上昇TOP5。INPEXの含み益は531,070円・プラス132.70パーセント
  3. 下落TOP5の1位はGMOフィナンシャルHD(7177)のマイナス7.36パーセント。引け後には信越ポリマー(7970)が中間決算を発表し、通期の上方修正と増配

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 37,198,747円 +354,021円 +0.96%
日経平均 62,189.65円 -503.51円 -0.80%
TOPIX 3,972.98 +7.17 +0.18%

日経平均に対してプラス1.76パーセントポイント、TOPIXに対してプラス0.78パーセントポイント。

今日は、日経平均がマイナスでTOPIXがプラスという、符号が逆になった日です。日経平均は値がさ株の影響を強く受けるので、アドバンテストや東京エレクトロン、ファーストリテイリングが下げると、それだけで大きく押し下げられます。一方、TOPIXは時価総額で重みづけされていて、商社・石油・不動産・建設のような銘柄の上げも、きちんと反映されます。わたしのポートフォリオは、そのTOPIX側の上げに、さらに原油と商社の分を上乗せしたような形になりました。

77日累計で対日経+19.05ppt

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7月(21日) -8.56%累計 -0.80%累計 +6.76%累計 +15.32ppt累計
8月(20日) +3.20%累計 +3.81%累計 +3.41%累計 +0.21ppt累計
9月(19日) +0.84%累計 -1.04%累計 -1.63%累計 -2.47ppt累計
10/1(木) +3.30% +0.57% -0.61% -3.91ppt
10/2(金) -0.94% -0.99% -1.19% -0.25ppt
10/5(月) +2.40% +1.33% +0.67% -1.73ppt
10/6(火) +1.05% +0.92% +0.56% -0.49ppt
10/7(水) -0.92% -0.70% -0.64% +0.28ppt
10/8(木) -1.42% -1.51% -1.37% +0.05ppt
10/9(金) -0.02% +0.33% +0.40% +0.42ppt
10/13(火) -1.82% +0.14% +1.25% +3.07ppt
10/14(水) -0.05% -0.34% -0.21% -0.16ppt
10/15(木) -4.90% -2.38% -1.16% +3.74ppt
10/16(金) +1.39% +1.67% +1.57% +0.18ppt
10/19(月・記事なし) -0.62% +0.04% +0.37%(推計) +0.99ppt(推計)
10/20(火) -1.30% -1.43% -1.41% -0.11ppt
10/21(水) +0.85% +0.86% +0.68% -0.17ppt
10/22(木) -2.65% -1.14% -0.37% +2.28ppt
10/23(金) -0.34% -0.79% -0.38% -0.04ppt
10/26(月) -0.80% +0.18% +0.96% +1.76ppt
77日累計 -11.31% -1.27% +7.66% +19.05ppt

77日累計は、日経平均マイナス11.31パーセントに対してポートフォリオはプラス7.66パーセント、対日経通算プラス19.05パーセントポイント。先週末のプラス17.29ポイントから1.76ポイント広がりました。10月の17営業日の合計は、プラス5.91ポイントです。

10月に対日経で大きく勝った日を並べると、10/13(プラス3.07ポイント)、10/15(プラス3.74ポイント)、10/22(プラス2.28ポイント)、そして今日。どれも日経平均が値がさの半導体株に引っぱられて下げた日です。半導体を少ししか持っていないわたしのポートフォリオは、こういう日に差がつきやすい——この1カ月で、何度も同じ形を確かめています。

本日の取引

本日の取引はありません。

先週金曜日(10/23)に12銘柄・合計101,042円を買い増したばかりなので、今日は様子を見る日にしました。日経平均が3カ月ぶりの安値と聞くと、つい何か買いたくなりますが、今日は原油・商社・建設が買われて、わたしのポートフォリオはむしろ上がった日。下げた銘柄を拾うにしても、上がった銘柄を売るにしても、決め手になる材料はありませんでした。

今週は、日銀の金融政策決定会合(10月29〜30日)と、保有銘柄の中間決算が続きます。数字を見てから動いても遅くはない——“何もしない”も立派な投資判断だと思っています。

📊 本日の決算解析: 信越ポリマー(7970)——通期上方修正・増配・自社株買い

信越ポリマーは、今日の15時30分、つまり大引けのあとに、中間決算と、通期業績予想の上方修正・増配、自社株買いの3件を発表しました。わたしは14株・平均取得単価2,055円で持っています。発表は引け後なので、株価の反応は明日からです。

中間期(2026年4〜9月):

項目 実績 前年同期比
売上高 643億2,500万円 —
営業利益 — +31.6%
経常利益 91億3,200万円 +26.0%
純利益 — +11.2%

報道によると、AI・半導体向けの需要が追い風になったとのことです。7〜9月期だけで見ると、経常利益は50億円で前年同期比プラス53.5パーセント、売上営業利益率は11.7パーセントから15.4パーセントへ上がったと伝えられています。中間の経常利益は、アナリスト予想も上回ったようです。

通期予想と配当:

項目 修正前 修正後
通期経常利益 160億円 180億円(+28.5%・前期140億円)
年間配当 66円 72円(前期62円)

通期の経常利益予想は12.5パーセントの上方修正で、3期連続の最高益予想をさらに上乗せした形です。年間配当は66円から72円へ、6円の増配。わたしの平均取得単価2,055円に対する取得利回りは、3.21パーセントから3.50パーセントに上がります。14株なので、受け取りは年間924円から1,008円へ、プラス84円(税引前)です。自社株買いの規模や期間は、まだ確認できていません。

7月のQ1決算のときは、増益・増配でも“好材料出尽くし”でマイナス8.88パーセントでした。今回は上方修正まで付いていますが、明日どう反応するかは分かりません。わたしとしては、業績の伸びがそのまま配当に回っていることを確かめられたのが、いちばんの収穫です。

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
INPEX(1605) 230 1,740円 4,049円 +189(+4.90%) +531,070円 112円 6.44% 2.77%
三菱商事(8058) 190 2,282円 4,910円 +195(+4.14%) +499,320円 125円 5.48% 2.55%
大林組(1802) 34 2,091円 3,030円 +112.5(+3.86%) +31,926円 94円 4.50% 3.10%
高速(7504) 20 2,071円 5,170円 +190(+3.82%) +61,980円 120円 5.79% 2.32%
双日(2768) 45 2,982円 5,419円 +197(+3.77%) +109,665円 180円 6.04% 3.32%

上昇TOP5は、石油のINPEX、商社の三菱商事・双日、建設の大林組、そして包装資材の高速。日経新聞の大引けの記事に書かれていた「石油・商社・建設が買われた」という流れが、そのままランキングに出ました。

INPEX(1605)——原油103ドル台で、含み益53万円台

1位のINPEXは、プラス189円・プラス4.90パーセントの4,049円。230株なので、今日だけでプラス43,470円です。今日の上昇TOP5の増加額の、ほぼ半分をINPEXだけで稼ぎました。

含み益は531,070円・プラス132.70パーセント。10/22の記事で「9/17以来の50万円台」と書いた500,710円から、さらに3万円伸びました。これまでINPEXがTOP5に入った日の記録の中では、いちばん大きい数字です。

背景は、やはり原油高です。23日の米国の原油先物(WTI)は大幅続伸して103ドル台。中東情勢をめぐる不透明感が続いていて、北海ブレントも6カ月ぶりの高値をつけたと伝えられています。INPEXは原油・天然ガスを掘って売る会社なので、原油価格が上がれば、そのまま利益が増える構造です。

ただ、同じ原油高が、日経平均には「景気や企業業績の重荷」として売り材料になっています。原油高で得をする会社と、損をする会社。9/8の📚解説で「原油高は日本株の何を削り、何を潤すのか」を書きましたが、今日はその「潤す」側を多めに持っていたことが、数字に出たかたちです。会社予想の年間配当は112円で、取得利回りは6.44パーセント。決算発表は11月12日の予定です。

三菱商事(8058)・双日(2768)——商社が軒並み高

2位の三菱商事は、プラス195円・プラス4.14パーセントの4,910円。190株で、プラス37,050円です。日経新聞の大引けの記事でも、上昇した主な銘柄の1つとして名前が挙がっていました。含み益は499,320円・プラス115.16パーセントで、50万円の手前まで戻ってきました。

5位の双日は、プラス197円・プラス3.77パーセントの5,419円。45株でプラス8,865円です。含み益率はプラス81.72パーセント。

商社は、資源・エネルギーの権益を多く持っているので、原油や資源の値段が上がると業績の期待が高まりやすい業種です。今日は豊田通商なども含めて商社株が軒並み高かったとのことです。わたしは三菱商事・双日のほか、丸紅・住友商事・三井物産・伊藤忠・豊田通商も持っているので、今日のランキングに載らなかった商社も、全体の上げに効いたと思います。双日の決算発表は10月30日、三菱商事は11月4日の予定です。

大林組(1802)・高速(7504)——内需株も買われた

3位の大林組は、プラス112.5円・プラス3.86パーセントの3,030円。日経新聞の14時の記事では、「日米の金利上昇の一服で、三井不動産や住友不動産、大林組など建設株が高い」と伝えられていました。先週金曜日の不動産株に続いて、今日は建設株にも金利一服の追い風が吹いたとみています。決算発表は11月13日の予定です。

4位の高速は、プラス190円・プラス3.82パーセントの5,170円。含み益率はプラス149.64パーセントで、今日の上昇TOP5の中ではいちばん高いです。会社からの新しい開示は見当たらず、上げた理由ははっきりしません。決算発表は10月30日の予定なので、決算前の期待買いが入った可能性もあります。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
GMOフィナンシャルHD(7177) 50 995円 1,045円 -83(-7.36%) +2,500円 68.60円 6.89% 6.56%
SBIHD(8473) 208 1,735円 2,850円 -75(-2.56%) +231,920円 95〜100円 5.48〜5.76% 3.33〜3.51%
COTA(4923) 100 1,278円 1,093円 -28(-2.50%) -18,500円 20円 1.56% 1.83%
IHI(7013) 200 1,543円 2,392.5円 -57.5(-2.35%) +169,900円 23円 1.49% 0.96%
FUJIMI(5384) 30 1,905円 3,040円 -65(-2.09%) +34,050円 92円 4.83% 3.03%

下落TOP5は、ネット証券・FXのGMOフィナンシャルHDとSBIHD、美容室向けヘアケアのCOTA、重工のIHI、半導体研磨材のFUJIMI。1位のGMOフィナンシャルHD以外は、マイナス2パーセント台の下げでした。

GMOフィナンシャルHD(7177)——親会社グループの不正アクセス問題か

1位のGMOフィナンシャルHDは、マイナス83円・マイナス7.36パーセントの1,045円。50株でマイナス4,150円です。含み益はプラス2,500円・プラス5.03パーセントまで縮みました。

GMOフィナンシャルHD自身は、10月22日の引け後に第3四半期の決算速報と増配を発表したばかりです。会社予想の年間配当は57.04円から68.60円に引き上げられ、今日の終値で計算した配当利回りは6.56パーセント。ここだけを見れば、下げる理由は見当たりません。

一方で、先週から、親会社であるGMOインターネットグループの「お名前.com デスクトップクラウド」(FXの自動売買などに使われるサービス)への不正アクセスが大きく報じられています。利用者のFX口座で勝手に取引が行われ、損失が出たという報道や、攻撃者から巨額の金銭を要求されたという報道もあります。今日はGMOインターネットグループの株価が終値で15パーセントを超えて下げたと伝えられていて、日経新聞にも「GMO株続落、不正アクセス巡り『損失読み切れず』」という見出しの記事が出ていました。

GMOフィナンシャルHDは、FXやネット証券を手がけるグループ会社です。今回の不正アクセスで、GMOフィナンシャルHDのサービスそのものに被害が出たのかどうかは、わたしが調べた範囲では確認できていません。それでも、「GMO」の名前が付いていること、FXという同じ分野であることから、グループ全体への不安が売りにつながった可能性はあるとみています。あくまで推測です。決算発表は10月30日の予定です。

SBIHD(8473)・IHI(7013)——金額で効いた2銘柄

2位のSBIHDは、マイナス75円・マイナス2.56パーセントの2,850円。208株でマイナス15,600円と、今日の下落TOP5でいちばん金額が大きいです。同じネット証券・FXの分野なので、GMOの件の影響を受けた可能性もありますが、こちらは理由を確認できていません。決算発表は11月2日の予定です。

4位のIHIは、マイナス57.5円・マイナス2.35パーセントの2,392.5円。200株でマイナス11,500円です。会社からの新しい開示は見当たりません。決算発表は11月4日の予定です。

FUJIMI(5384)——年間配当は92円に増配されていました(訂正)

5位のFUJIMIは、マイナス65円・マイナス2.09パーセントの3,040円。キオクシアなどメモリー関連が売られた日なので、半導体材料として連れ安したとみています。

ここで1つ訂正があります。FUJIMIは、10月9日の引け後に業績予想と配当予想の修正を発表していて、2027年3月期の年間配当予想は77円から92円へ、15円の増配になっていました。経常利益の予想も18パーセント上方修正され、最高益予想を上乗せしたと報じられています。わたしはこれを見落としていて、10/13・10/15・10/22の記事の下落TOP5では、古い77円のまま取得利回り4.04パーセントと書いていました。正しくは92円で、取得利回りは4.83パーセントです。3記事とも、今日あわせて修正しました。今日、会社予想の配当を確かめ直したところ、92円・予想配当利回り3.03パーセントで、終値3,040円とも合っていました。

同じ日に「中長期経営計画2026」も発表されています。30株なので、受け取りは年間2,310円から2,760円へ、プラス450円(税引前)です。決算発表は11月5日の予定です。

ランキングの合計はプラス61,010円、全体はプラス354,021円

増減額
上昇TOP5の合計 +97,010円
下落TOP5の合計 -36,000円
TOP10の合計 +61,010円
ポートフォリオ全体 +354,021円
ランキング外の180銘柄 +293,011円

上昇TOP5と下落TOP5を足すと、プラス61,010円。全体はプラス354,021円なので、ランキング外の180銘柄で、プラス293,011円。1銘柄あたり約1,630円のプラスです。

先週の10/22・10/23は、ランキング外の180銘柄が毎日14〜15万円ずつ足を引っぱっていました。今日はその逆で、ランキングに載らない程度の小さな上げが、180銘柄に少しずつ積み重なった。東証プライムで値上がりが値下がりより多かったこと、そしてわたしが多く持っている商社・不動産・建設が買われたことが、そのまま出たとみています。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
37,198,747円 +12,856,969円 +52.82% +354,021円 +0.96%

評価額は37,198,747円。含み損益はプラス12,856,969円・プラス52.82パーセントで、先週末のプラス51.36パーセントから1.46ポイント上がりました。今日は取引がないので、評価額の増加354,021円と、含み損益の増加354,021円がぴったり一致しています。

📚 初心者向けワンポイント解説:「親子上場」とは——親会社のニュースで、子会社の株も動く

今日の下落TOP5の1位、GMOフィナンシャルHDの下げは、親会社であるGMOインターネットグループの不正アクセス問題が影響した可能性がある、と書きました。ここで出てくるのが、「親子上場」という言葉です。

親会社も子会社も、両方が上場している状態

親子上場とは、親会社と、その親会社が株式の多くを持つ子会社が、どちらも株式市場に上場している状態のことです。日本では、昔から多く見られる形です。

1
2
親会社(上場)
└─ 子会社(上場)← 株式の多くを親会社が持ち、残りを一般の投資家が持つ

子会社の株を買うと、わたしたち一般の株主は、親会社と一緒に、その会社の株主になります。ただし、株式の多くを親会社が持っているので、経営の大事なことは、実質的に親会社の意向で決まりやすい。

親会社の出来事が、子会社の株価に響く3つの理由

  1. ブランドが同じ——名前やロゴが同じだと、親会社の不祥事やトラブルが、子会社のイメージにもそのまま響きやすい
  2. 事業や仕組みがつながっている——システムや人材、取引先を共有していることがあり、「子会社にも影響があるのでは」と考える人が出やすい
  3. お金の流れがつながっている——親会社の業績が苦しくなると、子会社に配当を多く出させたり、逆に子会社の資金を使ったりするのでは、という見方が出ることもある

10/8の📚解説で「連れ安」を取り上げました。同じ業種というだけで売られるのが連れ安なら、親子上場は「同じグループだから」という、もっと太いつながりです。だから、子会社自身には何も起きていなくても、親会社のニュースで大きく動くことがあります。

一般株主にとっての、もう1つの論点

親子上場には、「親会社と一般株主の利害がぶつかることがある」という論点もあります。たとえば、親会社が子会社を完全に自分のものにしようとして、株式を買い取る(TOB)とき、その値段が一般株主にとって十分に高いかどうか。東京証券取引所も、ここ数年、親子上場の会社に対して、一般株主の利益をどう守るかの説明を求めるようになっています。

わたしの付き合い方

わたしは、親子上場だから買わない、とは考えていません。GMOフィナンシャルHDは、配当利回りの高さと、相場が荒れるほど稼ぎやすいFX・ネット証券の事業構造を見て持っている銘柄です。

ただ、今日のように、自分が持っている会社の外で起きたニュースで株価が動くことはある。そのとき、「子会社自身の業績や配当に影響が出るのか」と「名前が同じだから売られているだけなのか」を分けて考える。前者なら持ち方を考え直し、後者なら慌てない——決算発表の10月30日に、そこを数字で確かめるつもりです。

明日以降の注目ポイント

  • 信越ポリマー(7970)は、今日の引け後に上方修正・増配・自社株買いを発表。明日の株価の反応は
  • GMOインターネットグループの不正アクセス問題。グループ会社への影響や、会社からの続報があるか。GMOフィナンシャルHD(7177)は10月30日に決算発表予定
  • 日銀の金融政策決定会合(10月29〜30日)。金利の動きしだいで、不動産・建設と銀行のどちらが買われるか
  • 保有銘柄の中間決算が本格化。野村不動産HD(3231)・小森(6349)は10月29日、キオクシアHD(285A)・TDK(6762)・Jパワー(9513)・双日(2768)・高速(7504)・GMOフィナンシャルHD(7177)は10月30日、SBIHD(8473)は11月2日、三菱商事(8058)・IHI(7013)は11月4日の予定
  • 原油価格は103ドル台。中東情勢しだいで、INPEX(1605)や商社株の流れがどう変わるか
  • 11月3日の米中間選挙

まとめ

10/26
日経平均 -0.80%
TOPIX +0.18%
わたしのポートフォリオ +0.96%

日経平均はマイナス503円・マイナス0.80パーセントで3日続落、3カ月ぶりの安値。原油高とAI投資への懸念から、半導体の値がさ株が売られました。一方でTOPIXはプラス0.18パーセントで反発し、東証プライムでは値上がりのほうが多い一日でした。

わたしのポートフォリオはプラス354,021円・プラス0.96パーセント。対日経はプラス1.76ポイントで、77日累計の対日経差はプラス19.05ポイントまで広がりました。

今日いちばん印象に残ったのは、日経平均を押し下げた「原油高」が、わたしのポートフォリオでは押し上げる側に回ったことです。上昇TOP5はINPEX(1605)・三菱商事(8058)・大林組(1802)・高速(7504)・双日(2768)。INPEXの含み益は531,070円・プラス132.70パーセントで、TOP5に入った日の記録の中でいちばん大きい数字になりました。同じニュースでも、何を持っているかで、受け止め方が逆になる——バリュー分散型の底堅さを、今日も数字で確かめられました。

下落TOP5は、GMOフィナンシャルHD(7177)・SBIHD(8473)・COTA(4923)・IHI(7013)・FUJIMI(5384)。GMOフィナンシャルHDのマイナス7.36パーセントは、親会社グループの不正アクセス問題が影響した可能性があるとみていますが、理由は断定できません。また、FUJIMIの年間配当が10月9日に77円から92円へ増配されていたのを見落としていたので、今日の記事で訂正しました。

本日の取引はなし。引け後には信越ポリマー(7970)が上方修正と増配を発表し、今週はいよいよ保有銘柄の中間決算と日銀の会合が続きます。業績と配当を、1つずつ数字で確かめていきます。

明日も、地味に、着実に。


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免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。