今日のサマリー
AI半導体関連株の調整が進み、AI半導体関連株は全体的に下げていました。
特にフジクラは終値前日比-17%で、4日連続の下落となりました。
また、金利上昇の思惑から、メガバンク3社が上昇しました。
わたしの持ち株でも、三井住友FGが前日比+3.66%の5,942円、三菱UFJFGは上場来高値更新で、前日比+3.77%の3,108円で取引を終えました。
金利上昇は不動産関連株に悪影響をもたらすと思ったのですが、わたしが持っている東京建物や三井不動産、明和地所、MIRARTHホールディングスは全て上昇していました。
主要指数とポートフォリオの比較
| 指標 |
終値 |
前日比 |
騰落率 |
| 私のポートフォリオ |
32,758,645円 |
+299,552円 |
+0.92% |
| 日経平均 |
60,550.59円 |
-265.36円 |
-0.44% |
| TOPIX |
3,850.67 |
+24.16 |
+0.63% |
日経平均寄与度の高いAI半導体関連株が調整されたため、日経平均は4日続落でした。
TOPIXは銀行・保険・内需系を中心に広く買われ、+0.63%で4日ぶりの反発となりました。
わたしはAI半導体関連株をほとんど持っていないため、日経平均、TOPIXともにオーバーパフォームした日でした。
本日の購入銘柄
本日の購入銘柄はありません。
私の高配当株ポートフォリオ実績
下落TOP5
| 銘柄(コード) |
保有数 |
終値 |
前日比(%) |
評価損益 |
配当利回り |
| ツガミ(6101) |
2 |
5,800 |
-360(-5.84%) |
+5,370 |
1.24% |
| 沖電気工業(6703) |
5 |
3,020 |
-170(-5.33%) |
+4,810 |
2.15% |
| IHI(7013) |
200 |
2,561 |
-109.5(-4.10%) |
+203,600 |
0.90% |
| インフロニアHD(5076) |
14 |
2,471 |
-66.5(-2.62%) |
+4,298 |
4.86% |
| メタウォーター(9551) |
12 |
3,285 |
-75(-2.23%) |
-924 |
2.44% |
わたしの持ち株でも珍しいAI半導体関連株に入りそうなツガミが今日の下落TOPでした。
国策である防衛銘柄の沖電気工業とIHIが下がっています。
IHIはずっと下がっている印象でした。2026年3月上旬につけた4,500円からずっと下がっています。
4,000円あたりで一度売ろうとしたのですが、ずっと下がり続けているので売るに売れません。
インフロニアHDは、疑惑の前田建設工業を子会社に持つ持ち株会社です。新しい材料が出たのかと調べていると、半年前にも同じような記事が載っていました。
【新証拠】八代市171億円官製談合 市の内部文書に記された“八代市議会のドン”と前田建設の「いびつな関係」
メタウォーターは昨日唯一買えなかった下水道銘柄です。
いつでも買えるように注目したいと思います。
上昇TOP5
| 銘柄(コード) |
保有数 |
終値 |
前日比(%) |
評価損益 |
配当利回り |
| キリンHD(2503) |
100 |
2,749.5 |
+148(+5.69%) |
+68,650 |
2.76% |
| 東洋製罐グループHD(5901) |
8 |
4,003 |
+181(+4.74%) |
+3,192 |
2.85% |
| 任天堂(7974) |
20 |
7,519 |
+337(+4.69%) |
+9,600 |
2.15% |
| 三井住友トラストG(8309) |
100 |
5,715 |
+251(+4.59%) |
+266,400 |
3.24% |
| 東京海上(8766) |
100 |
7,949 |
+332(+4.22%) |
+374,200 |
2.65% |
任天堂は去年の11月からずっと下がり続けていましたが、7,000円をサポートラインに少し上昇しました。
去年の11月は14,000円ほどだったので、この半年で半分になったという形になります。
金利上昇の思惑から、三井住友トラストG、東京海上は買われました。TOP5には入らなかったのですが、三菱UFJFGは上昇8位、三井住友FGは上昇10位でした。
ポートフォリオ全体
| 評価額 |
含み損益 |
含み損益(%) |
前日比 |
前日比(%) |
| 32,758,645円 |
+11,745,433円 |
+55.90% |
+299,552円 |
+0.92% |
📚 初心者向けワンポイント解説:「サポートライン」とは
サポートライン(支持線)とは、株価や指数が下落していくときに「ここで下げ止まりやすい」とされる価格帯のことです。日本語では「下値支持線」とも呼ばれます。反対に、上昇しているときに「ここで止まりやすい」価格帯はレジスタンスライン(抵抗線)といいます。
なぜサポートラインが生まれるのか
サポートラインは「過去に何度も買い支えが入った価格」であることが多く、市場参加者の心理が反映されてできあがります。
- 過去に強く反発した価格:「前回もここから戻ったから今回も買おう」という連想買いが入りやすい
- キリの良い数字:日経平均なら60,000円・61,000円のような節目
- 移動平均線(25日線・75日線・200日線):機関投資家が意識する自動的な目安
- 過去のもみ合い期間の安値:何度も売買が交錯した「出来高が厚い帯」
サポートラインの「割れる」と「効く」
サポートラインは絶対ではありません。価格が割り込んでしまうと、今度は逆にレジスタンスラインに変わることが多いです。本日の日経平均がまさにそうで、昨日「61,000円のサポート」を割ったあとは、戻ろうとしても61,000円が壁になって押し戻されました。これを「サポレジ転換」といいます。
逆に、サポートラインで何度も反発できれば「強いサポート」として信頼度が増し、長期保有の投資家にも安心材料になります。
本日のチャートで見るサポートライン
- 任天堂(7974):去年11月の14,000円から下落を続け、本日は7,000円付近を底に反発、終値7,519円(+4.69%)。「7,000円が当面のサポート」として機能しているかが今後のポイント。
- **IHI(7013)**:3月の4,500円から下落が続き、今日も-4.10%。明確なサポートラインを割り込んだ状態で、次の支持帯を探っている段階。
- 日経平均:60,000円が次の節目。ここを割り込むと一段安リスクがあり、逆に守れれば短期的な底入れの目処になります。
バリュー株投資家としての使い方
わたしのような長期保有のバリュー株投資家にとって、サポートラインは「買い場の目安」として活用するのが一番です。例えば「過去2年で何度も反発している価格」まで下げてきた割安・高配当銘柄は、リスクリワードが良くなりやすいです。任天堂のように半年で株価が半値になっても、サポートラインで反発するなら長期目線では拾い場の可能性もあります。
ただし、サポートラインは「割れたら早めに撤退する」というルールとセットで使うのが安全です。「サポートを信じてナンピンしたら、そのまま底なし沼にハマる」というのが、初心者が陥りやすい失敗パターンだからです。
🔍 今日の深掘り:「金利上昇下で不動産株が上昇した」のはなぜか
教科書的には金利上昇は不動産株にとって逆風です。借入コスト増加、割引現在価値の低下、REITとの利回り競争でいずれもネガティブに作用するためです。実際、昨日(5/18)は東京建物・三井不動産・MIRARTH HD・ヒューリックなど主要不動産株がそろって下落しました。
ところが本日は同じ「金利上昇」のニュースが流れる中で、わたしの保有する不動産株はほぼ全銘柄が上昇しました。
| 銘柄 |
5/18騰落 |
5/19騰落 |
| 東京建物(8804) |
下落 |
上昇 |
| 三井不動産(8801) |
下落 |
上昇 |
| 明和地所(8869) |
下落 |
上昇 |
| MIRARTH HD(8897) |
+6.60% |
続伸 |
| ヒューリック(3003) |
下落 |
上昇 |
「金利上昇=不動産売り」というシンプルな相関では説明できない動きです。考えられる要因を5つ整理しました。
① 賃料インフレ期待が金利上昇分を上回る
日本では2023年頃からじわじわとインフレが定着し、東京都心のオフィス賃料・マンション賃料が上昇基調にあります。「賃料の上昇率が金利上昇分を上回るなら、不動産会社の実質利益は増える」という構造が成り立ちます。
特に三井不動産・東京建物のような都心オフィスビル保有銘柄は、空室率低下+賃料改定で増収余地が大きく、金利上昇の負担を吸収できる体力があります。「金利上昇」のニュースが流れたタイミングで、市場参加者が「それ以上に賃料が上がるはず」と再評価した可能性があります。
② 「悪材料出尽くし」と需給の改善
5/14の三井不動産-9.99%を皮切りに、不動産セクターは決算後に大きく売られました。昨日(5/18)も金利上昇懸念でさらに下落。売りたい人がほぼ売り尽くした状態になっていたため、本日は買い戻し(ショートカバー)と押し目買いが入りやすい地合いでした。
短期的な需給の偏りが解消されると、ファンダメンタルズが評価されやすくなります。これは典型的な「悪材料出尽くし」相場の動きです。
③ 金利上昇=日本経済の回復シグナル
ここがいちばん重要な視点だと考えています。日銀の利上げや長期金利上昇は、本来「日本経済が健全に成長している」というポジティブシグナルです。
長らくデフレに苦しんできた日本では「ゼロ金利=経済が弱い」という構造が続いてきました。逆に金利が上がるということは、賃金上昇・消費拡大・企業業績改善のサイクルが回り始めている証拠でもあります。強い経済 = オフィス需要・住宅需要・商業施設需要の拡大につながるため、不動産会社にとっては中長期的にプラスに働きます。
「金利上昇=不動産にネガティブ」という米国流の発想を、日本にそのまま当てはめると本質を見失うことがあります。
④ PBR1倍割れ・バリュー株への資金回帰
東証は2023年以降、PBR1倍割れ企業に対して資本効率改善を強く求めています。不動産株はもともとPBR0.8〜1.2倍と割安な銘柄が多く、「東証改革テーマ」のバリュー株として再評価されやすい状況です。
AI半導体関連株(フジクラPER70倍など)から利益確定された資金が、PBR1倍前後の不動産・金融・建設に回帰するバリュー・ローテーションが今日もはっきり観察されました。三井不動産がPBR1倍前後、東京建物がPBR0.9倍前後、ヒューリックがPBR1.1倍前後と、いずれも東証改革の文脈で買いやすい水準です。
⑤ 円安・インバウンド需要の構造的追い風
円安局面では、海外投資家から見ると日本の不動産は「世界で最も割安な先進国不動産」になります。実際に外国資本によるオフィスビル・ホテル・賃貸住宅の取得が活発化しています。
加えて、訪日外国人数が過去最高ペースで推移しており、ホテル・商業施設・物流不動産の収益が押し上げられています。三井不動産(ららぽーと・ラゾーナ・三井アウトレットパーク)、東京建物(ホテル・商業)、ヒューリック(観光・ホテル含む多角化)は特にこの恩恵を受けやすい構造です。
投資家としての示唆
今日の動きから得られる示唆は3つあります。
- 「教科書的な相関」を鵜呑みにしない:金利上昇=不動産売りという単純な式は、日本市場では成り立たないケースが多い。実際の値動きを見て、市場が何を織り込んでいるかを読み解く必要がある。
- 「悪材料出尽くし」を意識した押し目買い:金利上昇懸念が一巡したタイミングでの不動産株は、リスクリワードが良くなりやすい。昨日まとめて買い増した東京建物・前澤工業などが今日早速上昇したのは、この典型例。
- 賃料インフレ・PBR改革・インバウンドの3点セット:日本の不動産株を見るときは、金利だけでなくこの3要素を必ずチェック。金利上昇を「中長期の追い風」と読み替えられるかで、投資判断が分かれます。
正直、今日の動きは予想外で「金利上昇したのに、なんで不動産が買われるんだろう?」と最初は戸惑いました。こういう「セオリーに反する値動き」こそ、市場の本音が現れているので、丁寧に分解して理解しておきたい場面だと感じています。
明日以降の注目ポイント
3月期の本決算ラッシュはほぼ終わりましたが、来週から3月決算銘柄の配当受け取りシーズンに入ります。マクロ材料も多く控えており、相場の方向性を決める重要な週になりそうです。
- 東京海上HDの本決算(5/20):保険セクター・3月期決算ラッシュの大トリ。累進配当・自社株買い継続の有無、来期予想がポイント。今日も三井住友トラストG・東京海上などが買われたように、金利上昇は保険・銀行にプラス。好決算なら金融セクター全体の地合いを一段と押し上げる可能性。
- 米国FOMC議事録(5/21):FRBメンバーのスタンスが焦点。タカ派的なら米長期金利がさらに上昇し、日本の金融株には追い風、不動産・REITには逆風。
- 5/22以降の中小型決算:本決算は終盤戦に入り、知名度の低い中小型バリュー株が中心。事前期待が低い分、サプライズに反応しやすい時期です。
- 日経平均60,000円ライン:今日も4日続落で60,550円。60,000円を守れるかが短期トレンドの分水嶺。
- 配当受け取りシーズン開始:3月決算銘柄の配当支払開始が来週から本格化。配当のサプライズ増配があった企業は、配当落ち日後の値動きにも注目。
- 長期金利・原油価格・為替:日米10年国債利回り、WTI原油、ドル円。マクロ環境が引き続き不動産・リース・REITの重しになりやすい局面です。
まとめ
本日は日経平均-0.44%・TOPIX+0.63%と指数が逆向きに動く中、ポートフォリオは+0.92%でしっかりプラスを確保できました。AI半導体関連株(フジクラ4日続落-17%、ツガミ-5.84%)の売りが続く一方で、金利上昇思惑から三井住友FG・三菱UFJ(上場来高値更新)・三井住友トラストG・東京海上といった金融・保険セクターが買われ、わたしのバリュー株中心のポートフォリオには明確な追い風となりました。先週から書いている「金利上昇でバリューが買われる」流れが、本日もっとも分かりやすく現れた一日と言えます。
意外だったのは、金利上昇で逆風になりやすい不動産株(東京建物・三井不動産・明和地所・MIRARTH HD)まで上昇したこと。「悪材料はすでに織り込み済み」という解釈か、あるいは賃料収入の上振れ期待でしょうか。いずれにしても、昨日まとめて買い増した不動産銘柄が今日上昇してくれたのは、ナンピンの効果が早速出た形です。
中間配当の受け取り
ところで、本日は8月決算銘柄の中間配当をいただきました。
- マニー(7730):30株 → 407円
- ビックカメラ(3048):35株 → 558円
8月決算銘柄は少なくてこれくらいですが、定期的に受け取りたいので、決算月も分散したいですね。3月決算銘柄の配当受け取りも来週くらいから始まると思います。最初はだいたいトヨタで、5/26になりそうです。受け取ったら現金比率を増やすか、再投資をするかを検討したいと思います。
(現金比率増やしたいけど、買わない我慢ができるかどうか…)
明日は東京海上HDの本決算(5/20)、明後日は米FOMC議事録(5/21)と、相場の方向性を決める材料が続きます。引き続き「事前期待との差分」を見ながら、配当キャッシュフローを着実に積み上げていきます。
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