今日のサマリー
2026年5月15日の高配当株ポートフォリオは+0.67%で日経平均-1.99%とTOPIX-0.39%を上回るパフォーマンス。昨日フジクラがストップ安まで売られたのをきっかけに、AI半導体関連株が全体的に売られました。日経平均寄与度の高い銘柄が売られたことで、-2%と大きく下がっています。引け後に三菱UFJフィナンシャルグループや、三菱HCキャピタルが本決算を発表しました。どちらも増配を発表してくれていて、本当に心強いです。
主要指数とポートフォリオの比較
| 指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
|---|---|---|---|
| 私のポートフォリオ | 33,029,833円 | +220,770円 | +0.67% |
| 日経平均 | 61,409.29円 | -1,244.76円 | -1.99% |
| TOPIX | 3,863.97 | -15.30 | -0.39% |
本日は昨日のフジクラの急落を受けて、AI半導体銘柄が全体的に売られました。
これらの銘柄は日経平均寄与度が高いため、日経平均は大きく下落しました。
キオクシアは決算が出る前から-8%まで売られましたが、決算が非常に良かったため、来週月曜はAI半導体関連株は大きく上昇してはじまることが予想されます。
本日の購入銘柄
本日は、昨日買えなかった東京建物と決算が悪くなかったと思う明和地所、昨日の決算を受けて下がったオカダアイヨンと安藤ハザマを購入しました。
逆に、ぴあ、スターツ出版、日本マイクロニクスを売りました。
ぴあ、スターツ出版は決算後に売られていました。日本マイクロニクスは今日は下げていましたが、株価は2倍くらいになっていました。
1株だけしか持っていませんでしたが、買い付け余力を増やすために売りました。
購入銘柄
| 銘柄(コード) | 約定株数 | 約定単価 | 平均取得単価 |
|---|---|---|---|
| 安藤ハザマ(1719) | 4 | 1,896 | 1,911 |
| オカダアイヨン(6294) | 6 | 2,010 | 2,236 |
| 東京建物(8804) | 4 | 3,298 | 3,647 |
| 明和地所(8869) | 10 | 839 | 752 |
売却銘柄
| 銘柄(コード) | 約定株数 | 約定単価 | 平均取得単価 |
|---|---|---|---|
| ぴあ(4337) | 5 | 2,828 | - |
| 日本マイクロニクス(6871) | 1 | 15,300 | - |
| スターツ出版(7849) | 2 | 3,600 | - |
私の高配当株ポートフォリオ実績
下落TOP5
| 銘柄(コード) | 保有数 | 終値 | 前日比(%) | 評価損益 | 配当利回り |
|---|---|---|---|---|---|
| フジミインコーポレーテッド(5384) | 30 | 3,290 | -465(-12.38%) | +41,550 | 2.23% |
| 東鉄工業(1835) | 2 | 4,750 | -490(-9.35%) | -40 | 3.16% |
| みずほリース(8425) | 30 | 1,360 | -92(-6.34%) | +9,390 | 3.68% |
| 日置電機(6866) | 1 | 11,640 | -620(-5.06%) | +5,600 | 1.72% |
| 信越化学工業(4063) | 78 | 7,105 | -371(-4.96%) | +235,482 | 1.49% |
下落の1位はあまり持っていないAI半導体関連株のフジミインコーポレーテッドでした。昨日の引け後の決算が嫌気されたようです。
みずほリースは本業での利益(営業利益)が減益なのと、第三者割当てによるEPSの希薄化が嫌気されているのでしょうか。バリュエーション的には狙い目だと思います。
上昇TOP5
| 銘柄(コード) | 保有数 | 終値 | 前日比(%) | 評価損益 | 配当利回り |
|---|---|---|---|---|---|
| 日本特殊塗料(4619) | 14 | 2,396 | +365(+17.97%) | +2,198 | 4.59% |
| オプテックスグループ(6914) | 6 | 4,400 | +535(+13.84%) | +11,412 | 1.48% |
| ヤマハ発動機(7272) | 300 | 1,325.5 | +159.5(+13.68%) | +31,050 | 3.77% |
| DIC(4631) | 22 | 4,199 | +410(+10.82%) | +11,638 | 3.33% |
| ホンダ(7267) | 160 | 1,430 | +110(+8.33%) | +11,520 | 4.90% |
日本特殊塗料は今日の決算が好感されました。オプテックスグループは前日に引き続き上昇しています。
ヤマハ発動機とDICは場中に発表した1Q決算が好感されました。
ヤマハ発動機は含み損の期間が長かったので、良かったです(300株で優待を貰い続けてます)
ホンダは昨日も記載しましたが、今日も続伸でした。良かったです。
ポートフォリオ全体
| 評価額 | 含み損益 | 含み損益(%) | 前日比 | 前日比(%) |
|---|---|---|---|---|
| 33,029,833円 | +12,072,397円 | +57.60% | +220,770円 | +0.67% |
📚 初心者向けワンポイント解説:「バリュエーション」とは
バリュエーション(Valuation)とは、企業の株価が「割安なのか、割高なのか」を測るための物差しです。日本語では「企業価値評価」や「株価評価」と呼ばれます。
代表的な指標は3つあります。
- PER(株価収益率):株価÷1株当たり利益。「いま払う株価を、企業が稼ぐ利益で何年で回収できるか」を表します。日本株の平均はおおよそ14〜16倍。低いほど割安。
- PBR(株価純資産倍率):株価÷1株当たり純資産。1倍を下回ると「会社を解散したときの価値より、市場の値段が安い」状態。東証が問題視している1倍割れ銘柄が多くあります。
- 配当利回り:1株配当÷株価×100。同じ配当でも株価が下がれば利回りが上がるので、高配当株投資では特に重要です。
わたしがバリュー株投資で意識していること
わたしは「バリュー株(割安株)」を中心にポートフォリオを組んでいます。今日の市場でも、フジクラ(PER70倍)のような高成長・高バリュエーション銘柄が-19%と一気に売られた一方、PER10〜15倍、PBR1倍前後の銘柄は相対的に踏ん張りました。「期待が低い銘柄は、悪材料が出ても下げ幅が小さい」のがバリュー株の防御力です。
ただし、「PERが低いから買う」では失敗します。低PERには理由(成長が止まっている/事業構造に問題がある)があることが多いからです。わたしは以下の3条件を満たすものを「投資できるバリュー株」と考えています。
- PER15倍以下・PBR1.5倍以下:そもそも値段が安い
- 配当利回り3%以上 + 増配または累進配当の方針:保有中もキャッシュリターンがある
- 自己資本比率40%以上 + 営業CFが安定的にプラス:減配リスクが低い
本日キオクシアが好決算を出してPTS+15%と上がっているのは事業としては素晴らしいですが、PER・PBRはすでに「memory market boomを織り込んだ価格」になっており、わたしのバリュー基準では買えません。「いい会社」と「いい株(割安な株)」は別物、というのがバリュエーションの教えてくれる一番大事なことだと思っています。
本日の注目決算まとめ
本決算
| 銘柄 | 決算の要約 | 配当・今期見通し | 見方 |
|---|---|---|---|
| 285A キオクシアHD | 売上収益2兆3,376億円、営業利益8,704億円、親会社帰属利益5,545億円。メモリ市況回復、AI・データセンター向け需要、平均販売単価上昇で大幅増収増益。特に4Qの伸びが非常に強い。 | 2026年3月期は普通株配当0円。2027年3月期の配当予想は現時点で未定。通期予想ではなく1Q予想を開示しており、1Q売上収益1兆7,500億円、営業利益1兆2,980億円見通し。 | 業績インパクトは非常に強い。ただしメモリ市況の循環性が大きく、配当狙いではなく市況・成長モメンタムを見る銘柄。 |
| 5970 ジーテクト | 売上高3,334億円、営業利益156億円で減収・営業減益。一方、為替差益や助成金などもあり、経常利益184億円、純利益134億円は増益。 | 今期予想は売上高3,590億円、営業利益192億円、純利益130億円。配当は前期87円→今期96円、来期予想98円。 | 本業はやや弱いが、来期営業利益の回復見通しと増配はポジティブ。自動車部品株としては、得意先の生産回復・中国事業の改善が確認ポイント。 |
| 8252 丸井グループ | 売上収益2,769億円、営業利益502億円、純利益285億円。5期連続の増収増益。小売は非物販テナント・イベントが伸長、フィンテックはカード取扱高・会員数が拡大。 | 今期予想は売上収益2,960億円、営業利益550億円、純利益295億円。配当は前期106円→今期131円、来期予想134円。DOE10%程度を目安。 | 成長と高還元の両立が続いており良好。ただし配当性向は高めなので、EPS成長が継続するかが重要。 |
| 8593 三菱HCキャピタル | 売上高2兆2,153億円、営業利益2,404億円、純利益1,622億円。航空、ロジスティクス、不動産などが伸び、4期連続で過去最高益。 | 今期予想は純利益1,600億円で小幅減益。配当は前期40円→今期46円、来期予想51円。28期連続増配見込み。 | 決算は良好。今期は一時的な増益効果の剥落で小幅減益予想だが、増配継続が明確で配当株として見やすい。 |
| 8306 三菱UFJFG | 経常収益14兆6,208億円、経常利益3兆4,101億円、純利益2兆4,272億円。円金利上昇、利ざや改善、手数料収入増、Morgan Stanley好調が寄与し大幅増益。 | 今期の純利益目標は2兆7,000億円。配当は前期64円→今期86円、来期予想96円。 | 非常に強い決算。金利上昇メリットと株主還元の両方が見えており、銀行株の中でも素直に評価しやすい内容。 |
1Q決算
| 銘柄 | 決算の要約 | 配当・今期見通し | 見方 |
|---|---|---|---|
| 4631 DIC | 26年12月期1Q(1〜3月)売上2,825億円(+7.8%)、営業利益245億円(+87.7%)、経常利益239億円(+141.4%)、純利益192億円(+214.7%)。大幅増益で好スタート。 | 通期予想は売上1兆1,000億円(+4.5%)、営業利益560億円(+7.3%)、純利益330億円(+2.0%)。配当は25年12月期200円→26年12月期予想140円(-60円)。 | 1Q実績は非常に強い。減配予想は2025年に特別配当が含まれていた反動で、実質的な普通配当ベースでは維持〜微増の見通し。本日+10.82%は妥当な反応。 |
| 7272 ヤマハ発動機 | 26年12月期1Q売上7,301億円(+16.6%)、営業利益626億円(+43.8%)、純利益412億円(+34.5%)。二輪・マリンが好調で大幅増益。 | 通期予想は売上2.7兆円(+6.5%)、営業利益1,800億円(+42.4%)、純利益1,000億円(+520.8%)。配当は前期35円→今期予想50円(+15円)。 | 増配・増益のセットで明確なポジティブ。前期に減損などで利益が圧縮されていた反動も含むが、本業の回復は本物。300株保有で含み益化、優待も継続。 |
| 3277 サンセイランディック | 26年12月期1Q売上96億円(+8.6%)、営業利益20.4億円(+13.0%)、経常利益18.9億円(+9.6%)、純利益13.2億円(+12.1%)。底地・買取再販ともに堅調。 | 通期予想は売上255億円(+9.2%)、営業利益24億円(+6.8%)、純利益13.3億円(+2.7%)。配当は前期46円。7月1日付で1:2株式分割実施、分割後の年間配当は実質51円相当(+5円)。 | 継続保有の判断材料として十分。1Qで通期純利益予想のほぼ100%を達成しており、上振れ余地あり。株式分割で流動性向上も期待。 |
| 6561 HANATOUR JAPAN | 26年12月期1Q売上17.7億円(+1.7%)、営業利益4.96億円(+0.6%)、純利益4.49億円(+7.0%)。インバウンド需要は底堅いが、伸び率は鈍化。 | 通期予想は売上71.3億円(-0.7%)、営業利益18億円(-9.9%)、純利益14.3億円(+2.9%)。配当は前期40円→今期予想42円。 | 判断難しい決算。通期は減収減益予想だが純利益は微増、増配も継続。インバウンド一服懸念は織り込み済みか。継続保有なら問題なし、利益確定もありの水準。 |
| 471A NSグループ | 26年12月期1Q営業収益79.4億円(+12.6%)、営業利益29.6億円(+18.7%)、純利益19.7億円(+28.3%)。高い利益率(営業利益率37%超)で好調。 | 通期予想は営業収益331億円(+10.9%)、営業利益119億円(+20.5%)、純利益79億円(+24.9%)。配当は前期分割考慮後35円→今期予想76円(実質倍増)。 | 明確なポジティブ決算。連続成長+大幅増配で「持ち続ける」判断で問題なさそう。営業利益率の高さは強い競争力の証。配当利回りも分割後で魅力的な水準。 |
明日以降の注目ポイント
- 来週月曜(5/18)の寄り付き:キオクシアが引け後の好決算(27/3期1Q売上1兆7,500億円・営業利益1兆2,980億円見通し)でPTS+15%。AI半導体関連株が反転上昇するか、フジクラなど巻き戻しの動きが出るかが最大の焦点。
- メガバンク株への波及:三菱UFJの増配(64→86→96円)は強い決算で、本日引け後にメガバンク3行の決算が出揃う。来週は金融セクター全体の評価見直しが入りそう。
- 5/19〜5/22の決算ラッシュ後半戦:商社(三菱商事・伊藤忠など)、海運(日本郵船・商船三井)、保険(東京海上HDなど)の本決算が続く。高配当株の総点検週間。
- 米国FOMC議事録(5/21):米長期金利の動向次第で、メガバンク・リース株のバリュエーションに影響。利下げ観測が後退すれば日本の銀行株にも追い風。
まとめ
本日は日経平均-1.99%という大幅安の中で、ポートフォリオは+0.67%とプラスで終えることができました。AI半導体関連(フジクラ・信越化学・フジミインコーポレーテッド)を多く持っていないこと、そしてバリュー株中心のポートフォリオが結果的に防御力を発揮した一日でした。
今日の最大の収穫は、引け後に発表された三菱UFJ(配当86→96円)・三菱HCキャピタル(46→51円、28期連続増配見込み)の増配です。メガバンクとリース大手が揃って増配計画を出してくれたことで、来期以降の配当キャッシュフローの見通しが一段と明るくなりました。「高配当株は地味だけど、確実に積み上がる」を実感する決算ウィークになっています。
売買面では、昨日決算で売られたオカダアイヨン・明和地所・東京建物を逆張りで仕込み、決算後に高値圏で売られたぴあ・スターツ出版・日本マイクロニクスは利益確定で手放しました。「悲観で売られた良い会社を拾い、期待が剥がれた銘柄は早めに離れる」のがバリュー株投資の基本動作だと、改めて意識した一日でした。
来週はキオクシアの好決算を受けたAI半導体株の反転、商社・海運・保険の決算ラッシュと、相場の方向性を決める材料が続きます。引き続き「事前期待との差分」を見ながら、ポートフォリオの底上げを狙っていきます。
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