今日のサマリー
今日7月29日(水)の東京株式市場は、日経平均がマイナス930.73円・マイナス1.49パーセントの61,434.19円で続落、一方でTOPIXはプラス10.44・プラス0.26パーセントの3,974.03と反発——“AI半導体を含む値がさ株の続落+大型バリュー・素材・自動車の決算好感”という綺麗に二極化した相場でした。日経は昨日マイナス2,566円に続いて2営業日でマイナス3,496円の大幅下落となる一方、TOPIXは反発という“AI半導体主戦場の下げバージョン継続、バリュー相場は復調”というコントラストが鮮明に。
背景は“決算ラッシュ本格化+為替の円安推移+米ハイテク株安の余波”という複合要因——今日発表のコマツ(6301)の通期上方修正、8月上旬に決算を控えるトヨタ自(7203・8/4予定)とブリヂストン(5108・8/7予定)への期待買い、7/28発表決算翌日買い戻しのヒューリック(3003)などが軒並み大幅高、一方でキオクシア(285A)は続落マイナス13.85パーセントで38,380円とAI半導体セクターの弱さが継続という展開。“日経は下がるがTOPIXは上がる”というバリュー投資家にとって理想的な地合いでした。
わたしのポートフォリオはプラス1.29パーセント・プラス448,468円——日経平均をプラス2.78パーセントポイントで大幅アウトパフォーム、TOPIXにもプラス1.03パーセントポイントで上回る驚異的な好調ぶり。含み損益率はプラス56.70パーセント、含み損益額はプラス1,303万円台を維持——昨日の“日経-2,566円急落防御”に続いて、今日は“日経-930円下落でむしろプラス”というバリュー分散型の完全復調が示されました!19日累計対日経通算プラス21.14パーセントポイント、7/22の+12.50→7/23の+12.59→7/24の+14.97→7/27の+15.82→7/28の+18.36→今日+21.14と“6営業日連続の累計新高値”を記録する歴史的水準に到達しました。
今日の3大トピックは:
- 今日発表の決算3社(コマツ+9.7%上方修正+7.63%TOP1・メタウォーター・南海辰村)+トヨタ(8/4予定)+7.18%・ブリヂストン(8/7予定)+6.24%は決算前の期待買い ——“AI半導体は続落、大型バリュー・自動車は好業績期待で急騰”というきれいなセクターローテーションが発生(詳細は📊決算セクションで)
- キオクシア(285A)続落マイナス13.85%で38,380円もあえて買い見送り ——“高値覚え”バイアスの警戒からナンピンを見送る規律を実践(詳細は📚初心者向け解説で)
- 対日経19日累計+21.14pptで6営業日連続の累計新高値 ——7月2日起点で日経マイナス13.30%に対してポートフォリオはプラス7.84%という“バリュー分散型の防御+攻めの両立”が完全に定着
主要指数とポートフォリオの比較
| 指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
|---|---|---|---|
| 私のポートフォリオ | 36,014,400円 | +448,468円 | +1.29% |
| 日経平均 | 61,434.19円 | -930.73円 | -1.49% |
| TOPIX | 3,974.03 | +10.44 | +0.26% |
日経平均とTOPIXの差はプラス1.75パーセントポイント——AI半導体を含む値がさ株の続落一方でバリュー・自動車・素材が反発した“きれいな二極化相場”、これは7/27と同じ“バリュー優位パターン”の強化版。わたしのバリュー分散型ポートフォリオはTOPIXよりさらにプラス1.03パーセントポイント上回る——コマツ+7.63%(通期上方修正)・トヨタ自+7.18%(8/4決算予定)・ブリヂストン+6.24%(8/7決算予定)・すかいらーくHD+5.47%・ヒューリック+5.42%(昨日決算翌日買い戻し)などの好業績期待銘柄が幅広く効いた結果です。
19日累計で対日経+21.14ppt——6営業日連続の累計新高値!
| 日付 | 日経平均 | TOPIX | ポートフォリオ | 対日経差 |
|---|---|---|---|---|
| 7/2(水) | -2.47% | +0.09% | +1.50% | +3.97ppt |
| 7/3(木) | +1.47% | +1.24% | +1.08% | -0.39ppt |
| 7/6(月) | -0.01% | +0.92% | +1.54% | +1.55ppt |
| 7/7(火) | -2.12% | -0.97% | -0.07% | +2.05ppt |
| 7/8(水) | -2.11% | -1.37% | -0.62% | +1.49ppt |
| 7/9(木) | +1.38% | +0.35% | -0.27% | -1.65ppt |
| 7/10(金) | +1.20% | +0.39% | -0.15% | -1.35ppt |
| 7/13(月) | -1.92% | -0.71% | +0.09% | +2.01ppt |
| 7/14(火) | +0.74% | +0.79% | +1.02% | +0.28ppt |
| 7/15(水) | +1.49% | +1.22% | +1.24% | -0.25ppt |
| 7/16(木) | -2.79% | -1.45% | -0.56% | +2.23ppt |
| 7/17(金) | -4.03% | -2.72% | -1.61% | +2.42ppt |
| 7/21(月) | +3.26% | +2.44% | +2.53% | -0.73ppt |
| 7/22(火) | -0.18% | +0.45% | +0.69% | +0.87ppt |
| 7/23(水) | +0.46% | +0.51% | +0.55% | +0.09ppt |
| 7/24(木) | -2.73% | -1.05% | -0.35% | +2.38ppt |
| 7/27(月) | +0.50% | +1.37% | +1.35% | +0.85ppt |
| 7/28(火) | -3.95% | -2.52% | -1.41% | +2.54ppt |
| 7/29(水) | -1.49% | +0.26% | +1.29% | +2.78ppt |
| 19日累計 | -13.30% | -1.55% | +7.84% | +21.14ppt ← 6日連続新高値! |
19日累計で日経平均マイナス13.30パーセントに対してポートフォリオはプラス7.84パーセント、対日経通算プラス21.14パーセントポイント——7/28の+18.36pptから一気にプラス2.78ppt拡大、“6営業日連続の累計新高値”を記録!“日経が2営業日でマイナス3,496円下がる中、わたしのポートフォリオは反発してプラス圏維持”というバリュー分散型の“下げ相場最強”パターンが完全に定着。日経は7月2日起点でマイナス13.30%まで沈み込み——わたしのポートフォリオはプラス7.84%という約21ポイントの巨大な差が生まれています。
本日の取引
今日は取引を行いませんでした——キオクシア(285A)がマイナス13.85%の続落で38,380円まで下落し、ナンピンを検討したものの、“高値覚え”というワードが頭をよぎって買い見送りを選択しました(詳細は📚初心者向け解説で)。
“何もしない”も立派な投資判断——下値を追い続けたい衝動を規律で抑えた一日でした。キオクシアは平均取得60,180円との差が大きく拡大していますが、“38,380円が本当の底なのか”は誰にも分からない——焦らず様子を見るという選択を今日は選びました。
📊 本日の決算解析: コマツ・メタウォーター・南海辰村建設の3社
保有銘柄3社の決算が集中発表——コマツ(6301)の“通期上方修正+9.7%の完璧な好決算”を筆頭に、メタウォーター(9551)の“Q1赤字も通期・配当据え置き”、南海辰村建設(1850)の“減益・通期据え置き”という3者3様の内容が揃いました。
コマツ(6301)——通期業績+9.7%上方修正+Q1営業+8.0%で+7.63%上昇TOP1
7/29発表の株式会社小松製作所(6301)の2027年3月期 Q1決算+通期業績予想の上方修正——“中期経営計画Driving value with ambition”の2年目として業績・株価ともに絶好調の内容でした。
Q1(2026年4-6月)決算結果:
| 項目 | 実績 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 1兆431億43百万円 | +14.7% |
| 営業利益 | 1,515億53百万円 | +8.0% |
| 税引前四半期純利益 | 1,400億36百万円 | +6.7% |
| 当社株主に帰属する四半期純利益 | 961億53百万円 | +5.4% |
| EPS(基本的) | 107.20円 | +8.2% |
通期業績予想の上方修正(2027年3月期):
| 項目 | 前回予想 | 今回修正 | 増減率 |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,118,000百万円 | 4,302,000百万円 | +4.5% |
| 営業利益 | 508,000百万円 | 555,000百万円 | +9.3% |
| 純利益 | 318,000百万円 | 349,000百万円 | +9.7% |
| EPS | 352.90円 | 390.87円 | +10.8% |
セグメント別:
- 建設機械・車両: 売上9,669億円(+14.4%)、営業利益1,301億円(+6.4%)——円安効果+鉱山機械販売増加
- リテールファイナンス: 売上327億円(+7.4%)、営業利益96億円(+2.8%)
- 産業機械他: 売上529億円(+21.7%)、営業利益90億円(+25.1%)——自動車向け大型プレス+半導体エキシマレーザー
地域別の建設機械・車両売上:
- 北米: +29.5%(インフラ・レンタル・鉱山機械増加)
- 中南米: +37.2%(チリで銅需要堅調で鉱山機械増加)
- アフリカ: +31.6%(金需要+インフラ工事の追い風)
- 中近東: -54.6%(中東情勢の影響)
- 日本: -12.0%(人件費・資材高騰でレンタル需要低迷)
“円安+鉱山機械+インフラ需要”の三重の追い風——“中東情勢の影響が期初想定より限定的+一部関税率変更で米国関税の影響減少”が上方修正の主因。配当予想は年間190円据え置き(第2Q末95円+期末95円、前期同水準)。
わたしの評価: “通期売上+14.4%・営業+9.3%・純利益+9.7%上方修正”の完璧なパターン——100株保有・平均取得3,618円・現在値7,265円で含み益+364,700円・+100.80%という驚異的な“含み益2倍”銘柄として長期保有継続の方針を強化します。
メタウォーター(9551)——Q1赤字継続も通期見通し据え置き、配当70→80円+10円増配継続
7/29発表のメタウォーター株式会社(9551)の2027年3月期 Q1決算——“上下水道インフラの官公庁向け事業構造上、Q1は例年赤字”という季節性の強い銘柄の決算でした。
Q1(2026年4-6月)結果:
| 項目 | 実績 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 376億77百万円 | +14.0% |
| 営業損失 | マイナス9億10百万円 | (前年-6.03億円) |
| 経常損失 | マイナス8億61百万円 | (前年-6.65億円) |
| 親会社株主帰属四半期純損失 | マイナス7億11百万円 | (前年-10.03億円で改善) |
“官公庁向けの国内公共事業が大半を占めており、売上の計上が第4四半期に著しく偏る”——Q1赤字は例年通りのパターンで、通期業績への懸念材料にはならないと判断できます。
通期予想据え置き:
- 売上: 2,400億円(+14.4%)
- 営業利益: 150億円(+16.5%)
- 純利益: 100億円(+9.5%)
配当予想据え置き:
- 年間80円(第2Q末40円+期末40円)——前期70円から+10円増配は既発表継続
わたしの評価: “季節性による一時的赤字+通期は+16.5%営業増益予想++10円増配継続”——水道・下水道インフラの内需ディフェンシブ銘柄として継続保有の方針です。“インフラ老朽化対応”という長期的な社会課題が追い風となる主力銘柄。
南海辰村建設(1850)——Q1減益で営業-22.3%、通期予想据え置き
7/29発表の南海辰村建設株式会社(1850)の2027年3月期 Q1決算——“前期に大型工事が進捗した反動”による減収減益の内容でした。
Q1(2026年4-6月)結果:
| 項目 | 実績 | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 97億90百万円 | -14.2% |
| 営業利益 | 4億65百万円 | -22.3% |
| 経常利益 | 4億40百万円 | -27.2% |
| 親会社株主帰属四半期純利益 | 2億99百万円 | -28.0% |
受注高は27,945百万円(+146.1%)と大幅増加、次期繰越高も104,757百万円(+43.9%)と将来の売上への種まきは順調。“減益は一時的、受注残の増加は将来の増収要因”という建設業特有の“波”が数字に現れた形。
通期予想据え置き(売上527億円 +15.1%、営業利益25億円 -12.0%、純利益16.4億円 -21.7%)、配当予想も年間8円据え置き(期末のみ)。
わたしの評価: “Q1減益も受注残+43.9%で将来の売上増加を約束”——大阪地盤の中堅ゼネコンとして継続保有、ただし“派手さは無い安定配当銘柄”という位置づけです。
私の高配当株ポートフォリオ実績
上昇TOP5
| 銘柄(コード) | 保有数 | 平均取得単価 | 終値 | 前日比(%) | 評価損益 | 年間配当金 | 取得利回り | 現在利回り |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| コマツ(6301) | 100 | 3,618円 | 7,265円 | +515(+7.63%) ← 通期上方修正 | +364,700円 | 190円 | 5.25% | 2.62% |
| トヨタ自(7203) | 200 | 2,114円 | 3,224円 | +216(+7.18%) ← 8/4決算予定・期待買い | +222,000円 | 100円 | 4.73% | 3.10% |
| ブリヂストン(5108) | 132 | 2,816円 | 4,120円 | +242(+6.24%) ← 8/7決算予定・期待買い | +172,128円 | 125円 | 4.44% | 3.03% |
| すかいらーくHD(3197) | 100 | 2,992円 | 3,333円 | +173(+5.47%) | +34,100円 | 26円 | 0.87% | 0.78% |
| ヒューリック(3003) | 176 | 1,428円 | 1,907円 | +98(+5.42%) ← 昨日決算翌日買い戻し | +84,304円 | 67円 | 4.69% | 3.51% |
上昇TOP5は“決算好感+決算前期待買いの総合デパート”——日経マイナス1.49%の下落日にコマツ+7.63%(通期上方修正)・トヨタ+7.18%(8/4決算予定)・ブリヂストン+6.24%(8/7決算予定)と大型バリュー銘柄が軒並み急騰、“AI半導体を売って好業績期待バリューを買う”というきれいなセクターローテーションが発生しました。
上昇1位のコマツ(6301)プラス7.63%——通期業績+9.7%上方修正の完璧な好決算(詳細は📊決算セクションで)。100株保有・平均取得3,618円・現在値7,265円で含み益+364,700円・+100.80%という“含み益2倍”の主力銘柄の面目躍如。
上昇2位のトヨタ自(7203)プラス7.18%——世界のトヨタの決算前期待買い(決算発表は8/4予定)、200株保有・含み益+222,000円・+52.51%という主力バリューの反発。円安効果+ハイブリッド車の販売好調予想が期待買いを誘った形。
上昇3位のブリヂストン(5108)プラス6.24%——タイヤ世界大手の決算前期待買い(決算発表は8/7予定)、132株保有・含み益+172,128円・+46.31%の大幅上昇。自動車関連の代表的バリュー。
上昇4位のすかいらーくHD(3197)プラス5.47%——ガスト・バーミヤン等の外食大手、100株保有・含み益+34,100円・+11.40%。インバウンド需要+国内消費回復が追い風。
上昇5位のヒューリック(3003)プラス5.42%——7/28発表の中間期売上+38.8%・営業+7.0%決算の翌日買い戻し、176株保有・含み益+84,304円・+33.54%へ。
下落TOP5
| 銘柄(コード) | 保有数 | 平均取得単価 | 終値 | 前日比(%) | 評価損益 | 年間配当金 | 取得利回り | 現在利回り |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| キオクシアHD(285A) | 8 | 60,180円 | 38,380円 | -6,170(-13.85%) ← 続落 | -174,400円 | 0円 | 0.00% | 0.00% |
| アストロスケール(186A) | 10 | 1,025円 | 906円 | -98(-9.76%) | -1,190円 | 0円 | 0.00% | 0.00% |
| OKI(6703) | 5 | 2,058円 | 2,976円 | -299(-9.13%) | +4,590円 | 65〜70円 | 3.16〜3.40% | 2.18〜2.35% |
| NGK(5333) | 20 | 1,976円 | 5,180円 | -358(-6.46%) | +64,080円 | 106円 | 5.36% | 2.05% |
| ツガミ(6101) | 2 | 3,115円 | 5,890円 | -400(-6.46%) | +5,550円 | 98円 | 3.15% | 1.66% |
下落TOP5は“AI半導体・宇宙・半導体製造装置の総崩れ”——キオクシア-13.85%の続落を筆頭に、アストロスケール-9.76%・OKI-9.13%・NGK-6.46%・ツガミ-6.46%という“7/28に続くAI半導体主戦場の弱さ”が継続しました。
下落1位のキオクシア(285A)マイナス13.85%——7/28のマイナス18.33%に続く続落、現在値38,380円で含み損マイナス174,400円へ悪化。“高値覚え”バイアスの警戒から買い見送りを選択しました(詳細は📚初心者向け解説で)。
下落2位のアストロスケール(186A)マイナス9.76%——7/27に新規購入した宇宙デブリ除去銘柄、10株保有・平均取得1,025円・現在値906円で含み損マイナス1,190円・マイナス11.61%。“夢を見る枠”としての位置づけは継続、打診買いの規律で総資産の0.02%の範囲内なので冷静に見守ります。
下落3位のOKI(6703)マイナス9.13%——電機大手・沖電気工業、5株保有・含み益+4,590円・+44.61%を維持しての反落。
下落4位のNGK(5333)マイナス6.46%——日本ガイシ、セラミック大手、20株保有・平均取得1,976円・含み益+64,080円・+162.15%という含み益率162%超の主力バリューが反落。7/28に記載した平均取得単価5,538円は前日終値だったため誤り、正しくは1,976円でした(訂正)。
下落5位のツガミ(6101)マイナス6.46%——精密工作機械、含み益+5,550円・+89.09%を維持。
ポートフォリオ全体
| 評価額 | 含み損益 | 含み損益(%) | 前日比 | 前日比(%) |
|---|---|---|---|---|
| 36,014,400円 | +13,031,463円 | +56.70% | +448,468円 | +1.29% |
含み損益率プラス56.70パーセント・含み損益額プラス1,303万円台——7/23の“5,000万円達成日”時点の含み益+1,270万円を上回る水準を安定維持、“日経が下がってもポートフォリオは伸びる”というバリュー分散の理想形が完全に確立しています。
📚 初心者向けワンポイント解説: “高値覚え”バイアスとは——投資家心理の最重要トラップ
今日、キオクシア(285A)がマイナス13.85パーセントの続落で38,380円まで急落——平均取得60,180円との差が広がりナンピンを検討しましたが、“高値覚え”という言葉が頭をよぎって買い見送りを選択しました。あるYouTubeで投資家の方が語っていた“高値覚え”——これは投資家心理の最重要トラップの一つ、初心者の方に向けて解説していきます。
“高値覚え”とは何か
“高値覚え”(たかねおぼえ)とは、過去の高値を無意識に基準として、現在の株価を評価してしまう投資家心理のバイアスのこと。“以前は高かった株が下がっている=割安”という錯覚を生み出し、まだ下がる可能性のある銘柄に飛びつく要因になります。
キオクシア(285A)の具体例で理解する
わたしの体験を数字で整理します:
| 日付 | キオクシアの株価 | わたしの心理 |
|---|---|---|
| 7/14 | 69,100円(初買い時) | 「AI半導体の代表格、上昇期待」 |
| 7/17 | 73,300円台(直近高値) | 「まだ上がるだろう」 |
| 7/17 | 52,110円(高値から-29%急落) | 「一時的な調整、押し目買いチャンス」 |
| 7/21 | 61,060円(反発) | 「やはり買っておいて良かった」 |
| 7/24 | 56,010円(再下落) | 「高値73,300円からするとまだ安い」 |
| 7/27 | 54,550円(再下落) | 「高値からするとお買い得!」 |
| 7/28 | 44,550円(ストップ安) | 「もはや半値以下、絶好の押し目!」 |
| 7/29 | 38,380円(続落) | 「高値の半値以下、超割安!!」← ここが”高値覚え”の罠 |
7/29の38,380円は“7/17の高値73,300円から-47.6%”の水準——“半値以下だから割安”と感じるのは典型的な“高値覚え”バイアスです。
なぜ”高値覚え”は危険か
“高値覚え”の3つの問題:
- 過去の高値が“正当な株価”だった保証はない — 7/17の73,300円は“AI半導体バブルの一時的高値”だった可能性があり、“適正価格は40,000円台”かもしれない
- “割安に見える”だけで、実際に割安とは限らない — PER・PBR・EPS・将来キャッシュフローなど“ファンダメンタルズ”を無視して株価だけを比較すると必ず失敗する
- “落ちるナイフを掴む”リスクを高める — “半値以下!”の錯覚で買い増しすると、さらに下がった時の含み損が加速度的に拡大
“高値覚え”を避けるための3つの原則
わたしが実践している対策:
- “過去の高値”ではなく“平均取得単価”を基準にする — 平均取得60,180円>現在値38,380円=マイナス36%の含み損という“自分にとっての損失”を直視する
- “下げ止まり確認”を待つ — “翌日以降に反発が始まってから”買う、“下落中のナンピンは避ける”
- “総資産に対する保有比率”で管理 — キオクシアはわずか8株・含み損-174,400円という“総資産5,000万円の-0.3%”——“追い増ししない選択”が最も冷静な判断になり得る
今日、わたしが買わなかった理由
“38,380円=高値の半値以下だから買う”という誘惑を“高値覚え”というワードで踏み止まれた——“あるYouTubeの投資家の方の言葉”がタイミングよく頭に浮かんだことで、焦りのナンピンを回避できたと言えます。“知識は行動の質を上げる”——投資本やYouTubeで学ぶ言葉は、いざという時の“心のセーフティネット”になるという体験でした。
“高値覚え”を防ぐ究極の技は、“チャートを見ない・過去の高値を意識しない・ファンダメンタルズだけで判断する”——単純ですが、これが最も難しい規律でもあります。
まとめ: “何もしない”も立派な投資判断
“高値覚えの罠”に落ちないためには、“今買わないという選択”を意識的にできることが大事です。“チャンスを逃す恐怖”より“高値覚えで損失を拡大する恐怖”の方が長期的には大きい——今日の“買わない”判断が正解だったかは1週間後、1ヶ月後に分かるでしょう。“下げ止まり確認からのナンピン”という規律を守り、焦らず様子を見ることにします。
明日以降の注目ポイント
- 決算ラッシュ最盛期の続き——明日7/30(木)以降も保有銘柄の決算が集中発表される見込み
- キオクシア(285A)の下げ止まり確認——38,380円が本当の底なのか、それとも30,000円台前半まで下落するのか
- バリュー vs AI半導体の二極化がどこまで続くか——7/28-29の“AI半導体売り+バリュー買い”パターンが続くか
- コマツ(6301)の株価反応の持続——通期上方修正で+7.63%の翌日以降の値動き
- 月末ドレッシング買いの有無——7月末最終週の機関投資家の動き
まとめ
今日7月29日は「日経-930円下落もPFは+1.29%で6営業日連続新高値+21.14ppt」の一日となりました。AI半導体を含む値がさ株の続落一方で、コマツの決算上方修正+トヨタ・ブリヂストンの決算前期待買いなどで大型バリューが急騰——”AI半導体売り+バリュー買い”の理想的なローテーションにわたしのポートフォリオが完璧に乗った結果、日経マイナス1.49%の下落日にプラス1.29%を確保できました。
| 7/29 | |
|---|---|
| 日経平均 | -1.49% |
| TOPIX | +0.26% |
| わたしのポートフォリオ | +1.29% |
“日経マイナス1.49%の下落日に対日経プラス2.78pptアウトパフォーム+TOPIXにもプラス1.03pptで上回る”——含み損益率プラス56.70%維持、対日経19日累計プラス21.14pptで6営業日連続の累計新高値——“バリュー分散型ポートフォリオの防御+攻めの両立”が完全に確立された感があります。
決算3社——コマツの通期業績+9.7%上方修正+株価+7.63%TOP1、メタウォーターのQ1赤字も通期・配当70→80円据え置きは継続、南海辰村建設の減益・通期予想据え置きという3者3様の内容。特にコマツの“通期上方修正”は完璧な株主還元パターンで、100株保有・含み益+364,700円・+100.80%の“含み益2倍”銘柄の面目躍如でした。
キオクシア(285A)の続落マイナス13.85%で38,380円もあえて買い見送り——“高値覚え”というワードをあるYouTubeで学んだことが、“焦りのナンピン”を回避する規律として今日役立ちました。“知識は行動の質を上げる”——投資本やYouTubeで学ぶ言葉が、いざという時の“心のセーフティネット”になることを実感した一日です。
明日以降も決算ラッシュが続く——決算スケジュールを毎日チェックしつつ、“AI半導体売り+バリュー買い”のセクターローテーションが続くか、キオクシアの下げ止まりがいつかを冷静に見極めていきます。
明日も、地味に、着実に。
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免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。