【2026年9月10日】高配当株PF記録|日経+0.20%の3日ぶり反発もPFは-0.07%、地銀3行が上昇TOP5に、任天堂-4.90%・IHI-4.89%、2銘柄14株をナンピン

今日のサマリー

日経平均は前日比プラス128円17銭・プラス0.20パーセントの65,270円95銭で、3営業日ぶりの反発でした。TOPIXもプラス7.94・プラス0.20パーセントの4,054.58と、こちらも3営業日ぶりに反発しています。

ただ、素直に上がった一日ではありません

朝は金利上昇への不安から売りが先行しました。米長期金利の上昇が重荷になり、日中はマイナス圏で推移する時間が長かった印象です。それが最後の最後、先物主導で上げに転じた——大引け間際に指数だけがひっくり返ったという形でした。

背景には、日米の金融政策会合を控えた様子見があります。東証の売買代金は、今日で16営業日連続の10兆円割れでした。参加者が減って薄くなった相場では、先物の買いが指数を動かしやすくなります今日の終了間際の反転は、まさにその典型だったと思っています。

国内の長期金利は2.900パーセント昨日の2.875パーセントから、また少し上です。ドル円は154円01銭で、昨日の153円26銭からは円安方向に戻りました。

そして今日の金利上昇は、わたしのポートフォリオの中で、きれいに明暗を分けています

上昇TOP5の5銘柄のうち3つが地銀でした。十六フィナンシャルグループ(7380)プラス3.98パーセント、東京きらぼしフィナンシャルグループ(7173)プラス3.00パーセント、ふくおかフィナンシャルグループ(8354)プラス2.32パーセント——日銀の増委員が利上げ継続を主張したと伝わり、三菱UFJが一時2.2パーセント高になったという報道もありました。金利が上がれば貸出金利と預金金利の差が広がるという、銀行株のいちばん分かりやすい買われ方です。

一方で、建設株は売られました清水建設をはじめとする建設株が金利上昇を警戒して安く、大成建設は値下がり率上位にまで顔を出していますわたしのポートフォリオには建設・不動産まわりの銘柄がかなりの数入っているので、こちらの重さのほうが効きました

結果、わたしのポートフォリオは前日比マイナス24,377円・マイナス0.07パーセント日経平均に対してマイナス0.27パーセントポイント、TOPIXに対してもマイナス0.27パーセントポイントの負けです。

今日の3大トピックは:

  1. 日経平均はプラス0.20パーセントの3日ぶり反発。朝は金利上昇不安で売り先行、大引け間際に先物主導で上げに転じる。売買代金は16営業日連続で10兆円割れ、日米の金融政策会合を控えた様子見
  2. 長期金利2.900パーセントへの上昇で、上昇TOP5に地銀3行が並ぶ。十六FG・東京きらぼしFG・ふくおかFG。逆に建設株は金利警戒で売られ、わたしのポートフォリオはマイナス0.07パーセントで日経に負ける
  3. 下落TOP5は任天堂マイナス4.90パーセント・IHIマイナス4.89パーセントが並走。浜松ホトニクスとパンパシフィックHDの2銘柄14株・16,412円をナンピン

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 37,092,822円 -24,377円 -0.07%
日経平均 65,270.95円 +128.17円 +0.20%
TOPIX 4,054.58 +7.94 +0.20%

日経平均とTOPIXが、どちらもぴたりとプラス0.20パーセントでした。値がさ株が引っ張ったわけでも、内需バリューが引っ張ったわけでもない——指数の性格の差が出なかった珍しい日です。それでいて、わたしのポートフォリオだけがマイナス0.07パーセントでした。

49日累計で対日経+15.69pptへ小幅縮小

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7/2〜7/30 -8.56%累計 -0.94%累計 +5.20%累計 +13.76ppt累計
7/31(木) +4.03% +1.29% +0.06% -3.97ppt
8/3(月) -0.94% -1.08% -1.22% -0.28ppt
8/4(火) +0.32% +0.04% -0.49% -0.81ppt
8/5(水) +3.66% +2.13% +1.20% -2.46ppt
8/6(木・記事なし) -0.93% +0.19%(推計) +1.17% +2.10ppt
8/7(金) -0.12% +0.47% +0.70% +0.82ppt
8/10(月) +2.08% +0.63% -0.09% -2.17ppt
8/12(水) +0.83% +0.94% +0.61% -0.22ppt
8/13(木) +1.16% +0.89% +0.48% -0.68ppt
8/14(金) +0.59% +0.51% +0.28% -0.31ppt
8/17(月) +0.74% -0.31% -0.42% -1.16ppt
8/18(火) -2.54% -1.05% -0.15% +2.39ppt
8/19(水) -3.16% -3.09% -2.47% +0.69ppt
8/20(木) +1.36% +1.18% +1.35% -0.01ppt
8/21(金) -0.30% +0.19% +1.02% +1.32ppt
8/24(月) -0.74% +0.15% +0.28% +1.02ppt
8/25(火) +0.50% +0.50% +0.31% -0.19ppt
8/26(水) +0.62% +0.42% +0.21% -0.41ppt
8/27(木) -0.20% +0.15% +0.14% +0.34ppt
8/28(金) +0.41% +0.72% +0.28% -0.13ppt
8/31(月) -0.14% +0.23% +0.22% +0.36ppt
9/1(火) -0.15% +0.62% +1.46% +1.61ppt
9/2(水) -2.85% -2.40% -1.68% +1.17ppt
9/3(木) -0.17% +0.50% +0.71% +0.88ppt
9/4(金) +1.26% +0.03% -0.55% -1.81ppt
9/7(月) +2.12% +0.55% +0.03% -2.09ppt
9/8(火) -1.70% -1.83% -1.22% +0.48ppt
9/9(水) -0.19% -0.09% +0.00% +0.19ppt
9/10(木) +0.20% +0.20% -0.07% -0.27ppt
49日累計 -6.84% +0.59% +8.85% +15.69ppt

49日累計は日経平均マイナス6.84パーセントに対してポートフォリオはプラス8.85パーセント、対日経通算プラス15.69パーセントポイント昨日のプラス15.96pptから、マイナス0.27ppt縮みました

9月に入ってからの8営業日を並べると、こうなります

日付 日経平均 ポートフォリオ 対日経差 累計
9/1(火) -0.15% +1.46% +1.61ppt +18.31ppt
9/2(水) -2.85% -1.68% +1.17ppt +19.48ppt
9/3(木) -0.17% +0.71% +0.88ppt +19.19ppt
9/4(金) +1.26% -0.55% -1.81ppt +17.38ppt
9/7(月) +2.12% +0.03% -2.09ppt +15.29ppt
9/8(火) -1.70% -1.22% +0.48ppt +15.77ppt
9/9(水) -0.19% +0.00% +0.19ppt +15.96ppt
9/10(木) +0.20% -0.07% -0.27ppt +15.69ppt

昨日「日経平均が下げた日はすべて対日経でプラス、上げた日はどちらも大きくマイナス」と書きました今日でその集計はさらにきれいになりました——日経平均が下げた5日は5日とも対日経プラス、上げた3日は3日とも対日経マイナスです。8営業日で、例外がひとつもありません

もっとも、今日の負け幅はマイナス0.27パーセントポイントです。9月4日のマイナス1.81ppt、9月7日のマイナス2.09pptと比べれば、ずいぶん小さい日経がプラス0.20パーセントという小幅な上げだったので、置いていかれる幅も小さかったというだけの話ですが、負け方としては軽いほうでした。

TOPIXとの比較では、49日累計でプラス0.59パーセント昨日のプラス0.39パーセントから、少し広がっています

本日の取引

今日買ったのは2銘柄・14株・合計16,412円2銘柄ともナンピンです。

銘柄(コード) 約定株数 約定単価 約定金額 意図
浜松ホトニクス(6965) 4 2,233円 8,932円 ナンピン(16→20株)
パンパシフィックHD(7532) 10 748円 7,480円 ナンピン(130→140株)
合計 14 16,412円

今週は月曜が9銘柄40株、火曜が8銘柄22株、水曜が3銘柄16株、そして今日が2銘柄14株です。日を追うごとに、きれいに減っています意図的に絞っているというより、買いたい水準まで下がってくる銘柄が減ったという、ただそれだけの理由です。

2銘柄とも、平均取得単価をはっきり下回る値段で買えています

銘柄(コード) 今日の終値 前日比 平均取得単価 約定単価 単価との差
浜松ホトニクス(6965) 2,233円 -11円(-0.49%) 2,324円 2,233円 -91円
パンパシフィックHD(7532) 748円 -7.6円(-1.01%) 840円 748円 -92円

下げ幅の差は91円と92円で、ほぼ同じです。ところが、平均取得単価の動き方はまったく違いました

同じ「91円下」でも、平均取得単価の下がり方は2倍以上違う

銘柄(コード) 買い増し前 買い増し後 平均取得単価の変化 買い増し比率
浜松ホトニクス(6965) 16株・2,324円 20株・2,306円 -18円 5分の1
パンパシフィックHD(7532) 130株・840円 140株・833円 -7円 14分の1

浜松ホトニクスはマイナス18円、パンパシフィックHDはマイナス7円買った値段が平均取得単価をどれだけ下回っていたかは、91円と92円でほとんど同じなのに、効き方は2.5倍以上の差がつきました。

理由は、買い増し比率だけです。

浜松ホトニクスは16株に4株を足したので、買い増し後の20株に対して5分の191円の下で買って5分の1なので、91÷5でおよそ18円下がります。パンパシフィックHDは130株に10株なので、買い増し後の140株に対して14分の192円の下で買っても14分の1なので、92÷14でおよそ7円にしかなりません。

ナンピンの効き目を決めるのは、「どれだけ安く買えたか」と「もともとどれだけ持っていたか」の掛け算です。そして実務的に効いてくるのは、たいてい後者のほう——厚く持っている銘柄ほど、1回のナンピンでは動かないという、当たり前だけれど毎回実感する話でした。

パンパシフィックHDは1年10カ月ぶりの安値

パンパシフィックHD(7532)は、今日748円で引けて、1年10カ月ぶりの安値を更新しました。

わたしはこの銘柄を、9月2日に10株、9月7日に10株、9月9日に10株、そして今日10株——この1週間半で4回、10株ずつ足しています平均取得単価は862円から833円まで、29円下がりました

買い増し日 約定単価 保有株数 平均取得単価
9/2(水) 769円 100→110株 862→854円
9/7(月) 769.4円 110→120株 854→847円
9/9(水) 755.6円 120→130株 847→840円
9/10(木) 748円 130→140株 840→833円

それでも含み損はマイナス11,900円・マイナス10.20パーセントです。昨日がマイナス10.05パーセントでしたから、4回目のナンピンを入れてもなお、含み損率はわずかに悪化しました。

売られている理由は、利益成長の鈍化への懸念だと伝わっています。業績そのものは、2026年6月期が売上高2兆4,453億円・プラス8.8パーセント、営業利益1,748億円・プラス7.7パーセントの増収増益でした。数字が悪いのではなく、伸び方が物足りないと見られている——そういう売られ方です。

ドン・キホーテという業態が明日なくなるとは思っていないので、ここは淡々と続けますただ、4回続けて安値を更新されているという事実は、事実として記録しておきます

浜松ホトニクスは、8月31日から6回目の買い増し

浜松ホトニクス(6965)は、8月31日に4株の打診買いで入った銘柄です。今日で6回目の買い増しになります。

買い増し日 約定単価 保有株数 平均取得単価
8/31(月) 2,372円 新規4株 2,372円
9/1(火) 2,348.5円 4→8株 2,372→2,361円
9/2(水) 2,310円 8→12株 2,361→2,344円
9/4(金) 2,298.5円 12→14株 2,344→2,338円
9/8(火) 2,225円 14→16株 2,338→2,324円
9/10(木) 2,233円 16→20株 2,324→2,306円

10営業日で4株から20株、平均取得単価は2,372円から2,306円まで66円下げました含み損はマイナス1,460円・マイナス3.17パーセントです。

光電子増倍管やレーザーで世界的なシェアを持つ会社で、2026年9月期は半導体関連が伸びて純利益23パーセント増へ上方修正しています。8月31日にフィジカルAI関連として打診買いで入った銘柄ですから、まだ持ち始めて2週間この段階でここまで刻んで買えているのは、素直に良い入り方ができたと思っています。

なお、今日は配当の入金はありませんでした9月に入って8営業日で、税引後の受取配当は累計64,494円のままです。

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
十六FG(7380) 50 459円 2,639円 +101(+3.98%) +109,000円 53円 11.55% 2.01%
東京きらぼしFG(7173) 80 237円 1,685円 +49(+3.00%) +115,840円 30円 12.66% 1.78%
日本ケア(2393) 20 1,490円 4,270円 +110(+2.64%) +55,600円 74円 4.97% 1.73%
SANKYO(6417) 4 1,686円 2,037円 +50.5(+2.54%) +1,404円 100円 5.93% 4.91%
ふくおかFG(8354) 2 5,067円 7,768円 +176(+2.32%) +5,402円 210円 4.14% 2.70%

上昇TOP5の1位・2位・5位が、すべて地銀でした。

日銀の増委員が利上げ継続を主張したと伝わり、三菱UFJが一時プラス2.2パーセント長期金利は2.900パーセントへ上昇しています。銀行は預金で集めたお金を貸し出して、その金利差で稼ぐ商売なので、金利が上がれば利ざやが広がって利益が増えやすい——教科書どおりの反応です。

1位の十六フィナンシャルグループ(7380)はプラス3.98パーセント岐阜県が地盤の地銀です。始値2,538円、高値2,655円、安値2,525円と、朝から素直に買われて高値圏で引けています50株・平均取得単価459円に対して終値2,639円、含み益はプラス109,000円・プラス474.95パーセント取得利回りは11.55パーセントで、現在利回り2.01パーセントとの差は9.54パーセントポイントです。

2位の東京きらぼしフィナンシャルグループ(7173)はプラス3.00パーセントこの銘柄は、2022年5月に10株だけ買った打診買いでした。当時の株価は1,890円付近、PBR1倍割れの地銀として「東証のPBR改革で見直されたら面白いかも」というくらいの軽い気持ちです。その後6月末を基準日に1株が8株になる株式分割があり、10株は80株になりました分割後で見た平均取得単価は237円、今日の終値は1,685円——含み益はプラス115,840円・プラス610.97パーセントです。4年で7倍になりました。

当時のわたしは、日銀が利上げを続ける世界を想像していたわけではありませんただPBRが安いから買ったそれだけです。それが4年たって、金利上昇というまったく別の追い風で評価されている——バリュー株を長く持つというのは、こういう「想定していなかった理由で報われる」ことがあるのだと思っています。

3位の日本ケアサプライ(2393)はプラス2.64パーセント三菱商事系の福祉用具レンタル会社で、介護事業者に介護ベッドや車いすを貸し出しています52週安値が5月1日の2,220円、52週高値が8月5日の4,630円——この1年で株価が倍以上になった銘柄です。20株・平均取得単価1,490円に対して終値4,270円、含み益はプラス55,600円・プラス186.58パーセント年間配当74円で取得利回り4.97パーセントですが、現在利回りは1.73パーセントまで下がっています。

4位のSANKYO(6417)はプラス2.54パーセントパチンコ機の大手です。直近の決算は減収減益が続いているのですが、それでも年間配当100円を維持していて、現在利回りは4.90パーセント台4株しか持っていない銘柄ですが、平均取得単価1,686円に対して終値2,037円で含み益率プラス20.82パーセント取得利回り5.93パーセントです。今日の上昇TOP5のなかでは、現在利回りがいちばん高い銘柄でした。

5位のふくおかフィナンシャルグループ(8354)はプラス2.32パーセント福岡銀行・熊本銀行・十八親和銀行・みんなの銀行を傘下に持つ、地銀トップ級の規模です。2株しか持っていない銘柄ですが、平均取得単価5,067円に対して終値7,768円で含み益率プラス53.31パーセント予想配当利回りは2.70パーセントでした。

十六FG・東京きらぼしFG・ふくおかFGの3行を合わせた含み益は、プラス230,242円です。取得額の合計が33,364円ですから、元手のおよそ7.9倍になっています。どれも「地銀のPBRが安い」というだけで、少額ずつ買った銘柄でした。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
任天堂(7974) 23 7,003円 7,989円 -412(-4.90%) +22,678円 162円 2.31% 2.03%
IHI(7013) 200 1,543円 2,663.5円 -137(-4.89%) +224,100円 23円 1.49% 0.86%
スカパーJSAT(9412) 100 661円 1,951円 -67(-3.32%) +129,000円 48円 7.26% 2.46%
アストロスケール(186A) 10 1,025円 1,022円 -33(-3.13%) -30円 0円 0.00% 0.00%
ツガミ(6101) 2 3,115円 4,875円 -155(-3.08%) +3,520円 98円 3.15% 2.01%

1位の任天堂(7974)はマイナス4.90パーセント昨日もマイナス3.99パーセントで下落TOP5の1位でしたから、2日連続で首位です。9月8日のNintendo Direct配信のあと、8,750円付近から8,401円、そして今日7,989円——2営業日で761円、率にしてマイナス8.7パーセント下げました。昨日「好材料出尽くしの形に見える」と書きましたが、今日はそれがさらにはっきりした格好です。証券各社の目標株価は9月上旬にかけて引き上げが相次いでいたのに、株価はその逆を行っています23株・平均取得単価7,003円に対して終値7,989円、含み益率はプラス14.08パーセント昨日のプラス19.96パーセントから、1日でマイナス5.88パーセントポイント削られました

2位のIHI(7013)はマイナス4.89パーセント昨日はプラス6.00パーセントで上昇TOP5の1位でしたから、1日で真逆です。目標株価引き上げの連発で上げた翌日に、その上げ幅の8割以上を戻したことになります。200株持っている銘柄なので、マイナス137円は27,400円の含み益減少——今日の下落TOP5のなかで、金額のダメージがいちばん大きかった銘柄でした。それでも平均取得単価1,543円に対して終値2,663円50銭、含み益率はプラス72.62パーセントです。昨日のプラス81.50パーセントからは、マイナス8.88パーセントポイント

上昇TOP5の1位が翌日に下落TOP5の2位になる——これを今週だけで何度も見ていますPILLARもツガミも、月曜から水曜にかけて同じことをやりました動きの大きい銘柄は、上にも下にも大きいというだけの話ですが、含み益の額が日々こう振れるのを見ていると、「今日の含み益」という数字にあまり意味はないとも思えてきます。

3位のスカパーJSAT(9412)はマイナス3.32パーセント有料多チャンネル放送と衛星通信の持株会社です。100株・平均取得単価661円に対して終値1,951円、含み益はプラス129,000円・プラス195.16パーセント年間配当48円に対する取得利回りは7.26パーセントで、わたしのポートフォリオでも最高水準のインカム効率です。今日の下落TOP5・上昇TOP5の10銘柄のなかでも、取得利回りは断然トップでした。

4位のアストロスケール(186A)はマイナス3.13パーセント画面には決算マークが付いていましたが、2027年4月期の第1四半期決算は明日9月11日の発表予定で、今日はまだ未発表です。つまり今日の下げは、決算を受けたものではなく、決算前の様子見や警戒売りだと見ています。10株・平均取得単価1,025円に対して終値1,022円、評価損益はマイナス30円・マイナス0.29パーセント——わたしの保有銘柄のなかで、いちばん損益ゼロに近いところにいる銘柄です。宇宙デブリ除去という、まだ利益の出ていない事業なので無配ですが、この10株は配当目的ではなく、面白いと思ったから持っている枠です。

5位のツガミ(6101)はマイナス3.08パーセント昨日はプラス3.71パーセントで上昇TOP5の4位でしたから、この銘柄もIHIと同じ、1日での反転です。小型自動旋盤を主力とする精密工作機械メーカーで、8月の工作機械受注は前年比65パーセント増と、AI・半導体関連の需要で業界全体が好調です。ただ、その裏返しで「AI需要への依存度が高い」という懸念も指摘されています2株・平均取得単価3,115円に対して終値4,875円、含み益率はプラス56.50パーセント

下落TOP5を見て思ったのは、5銘柄のうち4銘柄が「昨日と真逆」だったことです。任天堂だけが2日連続で下げ、あとは前日の上昇からの反動——今日の下げには、市場全体の材料というより、個別の値動きのリズムのほうが強く出ていたように見えます。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
37,092,822円 +13,346,452円 +56.20% -24,377円 -0.07%

評価額3,709万円、含み損益プラス1,334万円、含み損益率プラス56.20パーセント昨日のプラス56.34パーセントから、マイナス0.14パーセントポイントです。

いつものように分解しておきます。

要因 影響
株価による変動 -0.10ppt
買い増しによる分母の増加 -0.04ppt
合計 -0.14ppt

今日は16,412円を買い増したので、取得コストは23,730,014円から23,746,370円へ増えました買い増し額が小さかったぶん、分母の効果もマイナス0.04pptと小さい——今日の含み益率の低下は、4分の3が株価による下落です。

地銀3行で23万円の含み益がありながら、任天堂とIHIの2銘柄だけで5万円以上が消えている——そういう引き算の結果が、マイナス24,377円でした。

評価額が3,700万円を超えている状態で、1日の変動が2万4千円です。率にすればマイナス0.07パーセントこの規模のポートフォリオで、日経平均が動いた日にこの程度しか動かないというのは、分散が効いているという意味では悪くないのですが、同時に「上げにもついていけない」ということでもありますそこはもう、この投資スタイルの性格として受け入れている部分です。

📚 初心者向けワンポイント解説:売買代金とは——「16日連続で10兆円割れ」は、相場の何を語っているのか

今日の市況記事で、株価そのものより気になった数字があります。

東証の売買代金が、16営業日連続で10兆円を割ったというものです。

株価やチャートは毎日見ていても、売買代金は意識していないという方は多いと思います。今日はこれを整理しておきます。

売買代金と出来高は違う

まず、混同しやすい2つを分けておきます。

用語 単位 計算 何を表すか
出来高 株数 成立した株数の合計 何株の取引が成立したか
売買代金 株価 × 出来高の合計 いくらのお金が動いたか

出来高は「株数」、売買代金は「金額」です。

この違いが効いてくるのは、株価水準の違う銘柄を比べるときです。100円の株が100万株動いても、売買代金は1億円1万円の株が1万株しか動かなくても、売買代金は同じ1億円です。低位株は出来高が派手に見えますが、実際に動いているお金は小さい——そういうことが起こります

相場全体の活況度を測るなら、売買代金のほうが素直です。

「10兆円」という目安

東証プライム市場の1日の売買代金は、近年おおむね数兆円から10兆円台のレンジで動いています。このなかで「10兆円」は、活況か閑散かを分ける、ひとつの心理的な節目として語られることが多い数字です。

10兆円を大きく超える日が続けば、資金が積極的に入ってきている逆に10兆円を割る日が続けば、参加者が様子見に回っている——ざっくり、そういう読み方をします。

今日で16営業日連続ということは、3週間以上、市場全体が「動かない理由」を持ち続けているということです。

なぜ様子見になっているのか

理由は、はっきりしています日米の金融政策会合を控えているからです。

金融政策が変われば、金利が変わります金利が変われば、銀行株も不動産株も建設株も、まったく違う方向に動きます——今日のわたしのポートフォリオが、まさにそれでした。

その分岐点が数日先に控えているなら、大きな資金ほど、結論が出るまで動きたくない買いも売りも手控えられて、売買代金が細る——これが「イベント前の様子見」の正体です。

薄い相場で何が起きるか

売買代金が細ると、相場の性格が変わります。わたしが実感しているのは、次の3つです。

1つめは、値動きが荒くなることです。買い手も売り手も少ないところに、少しまとまった注文が入ると、株価が飛びます厚い板があれば吸収される注文が、薄い板では素通りして値を動かしてしまう——閑散相場ほど一日の振れ幅が大きくなるのは、このためです。

2つめは、先物の影響力が相対的に大きくなることです。現物の売買が細っているところに先物の買いが入れば、裁定取引を通じて指数が動きます今日の日経平均が、大引け間際に先物主導で上げに転じたのは、まさに薄商いの相場らしい動き方でした。

3つめは、指数と個別銘柄がずれやすくなることです。指数を動かすのは先物と値がさ株ですが、個別銘柄はそれぞれの需給で動きます今日、日経平均がプラス0.20パーセントなのに、わたしのポートフォリオがマイナス0.07パーセントだったのも、この「ずれ」の一種だと思っています。

長期投資家として、どう受け止めるか

売買代金が細っていることを、悲観する必要はまったくないというのがわたしの立場です。

理由は3つあります。

まず、閑散相場は「安く買える相場」でもあるということ。買い手が引いているぶん、いつもより少し安い値段で拾えることがあります今日わたしがパンパシフィックHDを1年10カ月ぶりの安値で買えたのも、こういう地合いだったからとも言えます。

次に、企業の配当は売買代金とは無関係だということ。市場で何兆円動こうが、保有株数に対する配当は変わりませんインカムを軸にしている以上、日々の商いの厚みは受取額に1円も影響しないわけです。

そして最後に、様子見はいつか終わるということ。イベントを通過すれば、結論の出た方向に資金が動き出しますそのとき慌てて動くのではなく、薄い相場のうちに欲しいものを少しずつ拾っておく——これが、わたしのやり方です。

ただし、注意点もあります薄商いの銘柄、とくに時価総額の小さい銘柄では、売りたいときに売れないということが起こり得ます。わたしのように単元未満株で少額ずつ買っている場合は、その影響を受けにくいのですが、まとまった株数を持つときは、その銘柄の売買代金がどのくらいあるかを一度は見ておくとよいと思います。

株価は毎日見るのに、売買代金は年に数回しか見ない——わたしもそうでしたでも、「今日の値動きが、厚い相場で起きたのか薄い相場で起きたのか」を知っているだけで、その値動きの意味の重さが変わってきます今日の日経平均プラス128円は、16日連続で商いが細っているなかでの128円でした。同じ128円でも、受け止め方は少し変わってくると思っています

明日以降の注目ポイント

  • アストロスケール(186A)が明日9月11日に発表する2027年4月期第1四半期決算
  • 日米の金融政策会合の結果と、それまでの様子見がいつまで続くか
  • 東証の売買代金が17営業日連続で10兆円を割るか、それとも商いが戻るか
  • 国内長期金利2.900パーセントがさらに上昇するか、地銀株の買われ方が続くか
  • 金利上昇を警戒する建設株の売りが続くかどうか
  • ドル円154円台の円安が、輸出関連にどこまで効いてくるか
  • キオクシアHD(285A)の10月1日の株式分割(1株→3株)に向けた需給
  • 9月末の権利付き最終日(9月28日)に向けた高配当株の買い需要
  • 九州電力(9508)の9月29日の上場廃止と、キューデンホールディングスの10月1日上場に向けた需給

まとめ

今日9月10日は「同じ金利上昇が、地銀を上げて建設を下げた」という一日でした。日経平均プラス0.20パーセントの65,270.95円、TOPIXプラス0.20パーセントの4,054.58、わたしのポートフォリオはマイナス0.07パーセントという結果です。

9/10
日経平均 +0.20%
TOPIX +0.20%
わたしのポートフォリオ -0.07%

日経平均は3営業日ぶりの反発でしたが、朝から素直に上げたわけではありません米長期金利の上昇を受けて金利上昇不安から売りが先行し、大引け間際に先物主導で上げに転じたという形です。東証の売買代金は16営業日連続で10兆円割れ日米の金融政策会合を控えた様子見が続いています。国内長期金利は2.900パーセントへ上昇、ドル円は154円01銭の円安でした。

ポートフォリオは前日比マイナス24,377円・マイナス0.07パーセント、対日経マイナス0.27パーセントポイント・対TOPIXマイナス0.27パーセントポイント49日累計は対日経プラス15.96パーセントポイントからプラス15.69パーセントポイントへ縮小しました。9月の8営業日を振り返ると、日経平均が下げた5日は5日とも対日経プラス、上げた3日は3日とも対日経マイナス——例外がひとつもありません

上昇TOP5は十六FG(7380)プラス3.98パーセント東京きらぼしFG(7173)プラス3.00パーセント日本ケアサプライ(2393)プラス2.64パーセントSANKYO(6417)プラス2.54パーセントふくおかFG(8354)プラス2.32パーセント5銘柄のうち3つが地銀でした。日銀の増委員が利上げ継続を主張したと伝わり、長期金利が2.900パーセントへ上昇したことが背景です。東京きらぼしFGは2022年5月に10株を打診買いしただけの銘柄でしたが、株式分割を経て80株になり、含み益率はプラス610.97パーセント——PBRが安いという理由だけで買った株が、4年後にまったく別の理由で報われたという例になりました。

下落TOP5は任天堂(7974)マイナス4.90パーセントIHI(7013)マイナス4.89パーセントスカパーJSAT(9412)マイナス3.32パーセントアストロスケール(186A)マイナス3.13パーセントツガミ(6101)マイナス3.08パーセント任天堂はNintendo Direct後の下げが2日続き、2営業日でマイナス8.7パーセントです。IHIとツガミは、昨日の上昇TOP5からの反動——5銘柄のうち4銘柄が「昨日と真逆」でした。アストロスケールは決算マークが付いていましたが、第1四半期決算は明日9月11日の発表予定なので、決算前の警戒売りと見ています。

本日の取引は2銘柄・14株・合計16,412円で、2銘柄ともナンピンです。浜松ホトニクス(6965)は平均取得単価より91円下、パンパシフィックHD(7532)は92円下——ほとんど同じ下げ幅でしたが、平均取得単価の動きはマイナス18円とマイナス7円で2.5倍以上の差がつきました。違いは買い増し比率だけで、浜松ホトニクスは5分の1、パンパシフィックHDは14分の1厚く持っている銘柄ほど、1回のナンピンでは動かないという、毎回あらためて実感する話です。パンパシフィックHDは1年10カ月ぶりの安値を更新し、この1週間半で4回目のナンピンになりました。

含み損益率はプラス56.34パーセントからプラス56.20パーセントへ、マイナス0.14パーセントポイント株価によるものがマイナス0.10ppt、買い増しによる分母の増加がマイナス0.04ppt——今日は4分の3が株価要因でした。配当の入金はなく、9月の受取配当は累計64,494円のままです。

地銀3行で23万円の含み益が積み上がった日に、任天堂とIHIの2銘柄だけで5万円以上が消えた——その引き算の答えが、マイナス24,377円でした。評価額3,700万円に対して2万4千円の変動です。上げにはついていけないけれど、下げにも巻き込まれにくい——この性格と、これからも付き合っていきます

明日も、地味に、着実に。


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免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。