【2026年9月9日】高配当株PF記録|日経-0.19%続落でもPFは前日比+500円の0.00%、IHI+6.00%・ENEOS+4.70%、3銘柄16株をナンピン

今日のサマリー

今日のポートフォリオの前日比は、プラス500円でした。

評価額3,710万円に対して、500円です。率にすればプラス0.00パーセント——SBIの画面には、前日比の欄にただ「0」とだけ表示されていましたこんな日は、記録をつけ始めてから初めてかもしれません。

日経平均は前日比マイナス126円55銭・マイナス0.19パーセントの65,142円78銭で、2営業日続落です。TOPIXはマイナス3.69・マイナス0.09パーセントの4,046.64どちらも小幅な下げでした。

ただし、「小幅」だったのは終値だけです。今日の日経平均は、朝から派手に往復しています

始値は65,087円22銭そこから10時26分に65,794円03銭の高値をつけました——前日比プラス525円です。ところが後場に入って崩れ、14時32分には65,017円68銭の安値高値から776円の下げ幅でした。そこから少し戻して、結局65,142円78銭で引けた——行って、帰ってきて、少しだけマイナスという一日です。

材料は昨日の続きでした。中東情勢の悪化です。NY原油は1バレル94ドル67銭・プラス1.76パーセントとさらに水準を切り上げ、原油高が世界的な金利上昇につながるという警戒が、後場の下げにつながりました支えになったのは電線株で、日経の市況記事でも「原油高警戒、電線株買いは支え」と書かれていました

為替は、昨日とは逆方向です。ドル円は153円26銭で、前日から0円54銭の円高昨日一時152円台後半をつけたあと、いったん153円台後半まで戻していたので、今日はそこからまた円が買い戻された格好になります。国内の長期金利は2.875パーセントと、昨日の2.930パーセントからわずかに低下しました。

そんな一日で、わたしのポートフォリオはプラス500円・プラス0.00パーセント対日経ではプラス0.19パーセントポイント、対TOPIXではプラス0.09パーセントポイント——2営業日連続で、両方の指数に勝ちました

ただ、今日いちばん面白かったのは、勝ち負けではありません上昇TOP5は5銘柄すべてがプラス3.7パーセント超下落TOP5は5銘柄すべてがマイナス2.4パーセント超それなりに派手に動いた銘柄が、両側に5つずつあったのに、合計するとプラス500円でした。分散というのは、こういう形で効くのかと、画面を見ながら妙に納得した一日です。

今日の3大トピックは:

  1. 日経平均はマイナス0.19パーセントの2営業日続落。中東情勢の悪化による原油高と世界的な金利上昇が重荷で、前場にプラス525円まで上げてから後場に崩れる、日中値幅776円の往復相場
  2. わたしのポートフォリオは前日比プラス500円・プラス0.00パーセント。上昇TOP5も下落TOP5も派手に動いたのに、合計はほぼゼロ。48日累計は対日経プラス15.96パーセントポイントに拡大
  3. 3銘柄16株・合計23,314円を買い増し。すべてナンピン。ニチリン(5184)の中間配当380円が入金し、9月の受取配当は累計64,494円

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 37,100,667円 +500円 +0.00%
日経平均 65,142.78円 -126.55円 -0.19%
TOPIX 4,046.64 -3.69 -0.09%

昨日は日経平均がマイナス1.70パーセント、TOPIXがマイナス1.83パーセントと、どちらも大きく下げました今日はマイナス0.19パーセントとマイナス0.09パーセント——下げ幅は10分の1以下です。昨日の急落が一日で消化されたわけではありませんが、少なくとも売りが続かなかったとは言えると思います。

48日累計で対日経+15.96pptに拡大

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7/2〜7/30 -8.56%累計 -0.94%累計 +5.20%累計 +13.76ppt累計
7/31(木) +4.03% +1.29% +0.06% -3.97ppt
8/3(月) -0.94% -1.08% -1.22% -0.28ppt
8/4(火) +0.32% +0.04% -0.49% -0.81ppt
8/5(水) +3.66% +2.13% +1.20% -2.46ppt
8/6(木・記事なし) -0.93% +0.19%(推計) +1.17% +2.10ppt
8/7(金) -0.12% +0.47% +0.70% +0.82ppt
8/10(月) +2.08% +0.63% -0.09% -2.17ppt
8/12(水) +0.83% +0.94% +0.61% -0.22ppt
8/13(木) +1.16% +0.89% +0.48% -0.68ppt
8/14(金) +0.59% +0.51% +0.28% -0.31ppt
8/17(月) +0.74% -0.31% -0.42% -1.16ppt
8/18(火) -2.54% -1.05% -0.15% +2.39ppt
8/19(水) -3.16% -3.09% -2.47% +0.69ppt
8/20(木) +1.36% +1.18% +1.35% -0.01ppt
8/21(金) -0.30% +0.19% +1.02% +1.32ppt
8/24(月) -0.74% +0.15% +0.28% +1.02ppt
8/25(火) +0.50% +0.50% +0.31% -0.19ppt
8/26(水) +0.62% +0.42% +0.21% -0.41ppt
8/27(木) -0.20% +0.15% +0.14% +0.34ppt
8/28(金) +0.41% +0.72% +0.28% -0.13ppt
8/31(月) -0.14% +0.23% +0.22% +0.36ppt
9/1(火) -0.15% +0.62% +1.46% +1.61ppt
9/2(水) -2.85% -2.40% -1.68% +1.17ppt
9/3(木) -0.17% +0.50% +0.71% +0.88ppt
9/4(金) +1.26% +0.03% -0.55% -1.81ppt
9/7(月) +2.12% +0.55% +0.03% -2.09ppt
9/8(火) -1.70% -1.83% -1.22% +0.48ppt
9/9(水) -0.19% -0.09% +0.00% +0.19ppt
48日累計 -7.04% +0.39% +8.92% +15.96ppt

48日累計は日経平均マイナス7.04パーセントに対してポートフォリオはプラス8.92パーセント、対日経通算プラス15.96パーセントポイント昨日のプラス15.77pptから、さらにプラス0.19ppt積み増しました

9月に入ってからの7営業日を並べると、こうなります

日付 日経平均 ポートフォリオ 対日経差 累計
9/1(火) -0.15% +1.46% +1.61ppt +18.31ppt
9/2(水) -2.85% -1.68% +1.17ppt +19.48ppt
9/3(木) -0.17% +0.71% +0.88ppt +19.19ppt
9/4(金) +1.26% -0.55% -1.81ppt +17.38ppt
9/7(月) +2.12% +0.03% -2.09ppt +15.29ppt
9/8(火) -1.70% -1.22% +0.48ppt +15.77ppt
9/9(水) -0.19% +0.00% +0.19ppt +15.96ppt

日経平均が下げた4日は、すべて対日経でプラス日経平均が上げた2日は、どちらも大きくマイナス——きれいすぎるほど、はっきりしています下げに強く、上げについていけないという性格は、48日たっても1ミリも変わっていません

TOPIXとの比較では、48日累計でプラス0.39パーセント昨日のプラス0.48パーセントから、わずかに縮みました今日はTOPIXがマイナス0.09パーセント、わたしがプラス0.00パーセントなので、日次では勝っているのですが、累計値のほうは日経平均の下げ幅が効いて、こういう見え方になります

本日の取引

今日買ったのは3銘柄・16株・合計23,314円3銘柄すべてがナンピンです。

銘柄(コード) 約定株数 約定単価 約定金額 意図
東鉄工業(1835) 2 3,965円 7,930円 ナンピン(22→24株)
オカダアイヨン(6294) 4 1,957円 7,828円 ナンピン(142→146株)
パンパシフィックHD(7532) 10 755.6円 7,556円 ナンピン(120→130株)
合計 16 23,314円

昨日が8銘柄22株・53,494円、一昨日が9銘柄40株・64,358円でしたから、今日は一気に半分以下です。相場がほとんど動かない日に、無理に手を出す理由がなかったというだけの話ですが、結果として、今週いちばん静かな買い方になりました。

「今日下げた銘柄」と「平均取得単価より安い銘柄」は別物

今日買った3銘柄のうち、東鉄工業(1835)だけは、今日プラスで引けています

銘柄(コード) 今日の終値 前日比 平均取得単価 約定単価
東鉄工業(1835) 3,965円 +25円(+0.63%) 4,105円 3,965円
オカダアイヨン(6294) 1,957円 -2円(-0.10%) 2,061円 1,957円
パンパシフィックHD(7532) 755.6円 -22.1円(-2.84%) 847円 755.6円

東鉄工業は前日比プラス0.63パーセント——今日は上げた銘柄です。それでもナンピンになるのは、平均取得単価4,105円に対して、株価が3,965円だからです。今日プラスで終わろうが、まだ買値より140円安い買い増せば平均取得単価は下がります

逆のパターンも、これまで何度も書いてきました8月25日のトピー工(7231)も、9月8日のホンダ(7267)も、その日は大きく下げた銘柄でしたが、平均取得単価より上の値段だったので、押し目買いでした。ホンダに至っては、マイナス4.99パーセントという派手な下げの日に買って、平均取得単価は6円上がっています

「今日下げたかどうか」と「買値の上か下か」は、まったく別の軸です。ナンピンと押し目買いを分けるのは、後者だけ——このふたつを混ぜて考えると、自分が今どちらをやっているのか分からなくなります今日の東鉄工業は、その区別がいちばん分かりやすく出た例でした。

平均取得単価はどう動いたか

銘柄(コード) 買い増し前 買い増し後 平均取得単価の変化
東鉄工業(1835) 22株・4,105円 24株・4,093円 -12円
オカダアイヨン(6294) 142株・2,061円 146株・2,058円 -3円
パンパシフィックHD(7532) 120株・847円 130株・840円 -7円

いちばん効いたのはパンパシフィックHD(7532)のマイナス7円です。

理由は、買い増し比率にあります。120株に10株を足したので、比率は13分の1平均取得単価847円に対して755円60銭と、91円40銭も下でした。91円40銭の13分の1で、およそ7円——いつもの計算どおりです。

東鉄工業は22株に2株なので、比率は12分の1140円の下で買って12分の1なので、およそ12円下がりました。比率はパンパシフィックHDとほぼ同じですが、株価水準が3,965円と高いぶん、円で見た下げ幅が大きくなっています

オカダアイヨン(6294)は、またしてもマイナス3円でした。142株に4株ですから、比率は36分の1104円の下で買っても、36分の1では3円にしかなりません。昨日も一昨日もマイナス3円——すでに厚く持っている銘柄のナンピンは、毎回こうなります

パンパシフィックHDは、下落TOP5に入った銘柄をその日に買った

今日買った3銘柄のうち、パンパシフィックHD(7532)だけは、下落TOP5の3位に入っていますマイナス22円10銭・マイナス2.84パーセントでした。

この銘柄は、8月18日の高値915円50銭から下降トレンドが続いていますわたしは9月1日に下落TOP5の2位で見て、9月2日に10株、9月7日に10株、そして今日また10株——この1週間で3回、10株ずつ足しました平均取得単価は862円から840円まで、22円下がっています

それでも、まだ含み損はマイナス10,972円・マイナス10.05パーセントです。ナンピンを3回重ねても、株価の下げのほうが速い——これがナンピンの、いちばん正直な現実だと思っています。

ただ、この銘柄については、そこまで悲観していませんドン・キホーテを運営する会社で、2026年6月期は売上高2兆4,453億円・プラス8.8パーセント、営業利益1,748億円・プラス7.7パーセント、純利益1,101億円・プラス21.6パーセントと、業績そのものは増収増益です。株価が下がっているのは、業績が悪いからではなく、期待の水準が下がったから——そういう銘柄を、時間をかけて拾っていくのが自分のやり方なので、このまま淡々と続けます

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
IHI(7013) 200 1,543円 2,800.5円 +158.5(+6.00%) +251,500円 23円 1.49% 0.82%
ENEOS(5020) 400 465円 1,459円 +65.5(+4.70%) +397,600円 34円 7.31% 2.33%
PILLAR(6490) 5 3,325円 9,530円 +370(+4.04%) +31,025円 188円 5.65% 1.97%
ツガミ(6101) 2 3,115円 5,030円 +180(+3.71%) +3,830円 98円 3.15% 1.95%
五洋建設(1893) 14 1,401円 1,510円 +54(+3.71%) +1,526円 52円 3.71% 3.44%

5銘柄すべてがプラス3.7パーセント超——日経平均がマイナス0.19パーセントの日に、これだけ動いた銘柄が5つあったことになります。

1位のIHI(7013)はプラス6.00パーセント航空エンジンと原子力を柱にする重工業です。上げた理由は、証券会社の目標株価引き上げが相次いだことでした。8月31日に日系大手証券が3,800円へ、9月2日に米系大手証券が3,450円へ——短期間に2社が続けて評価を引き上げています第1四半期は売上収益プラス10.9パーセント、営業利益プラス250.5パーセントという決算でしたから、評価の見直しが続いているのも分かります200株・平均取得単価1,543円に対して終値2,800円50銭、含み益はプラス251,500円・プラス81.50パーセント今日1日で31,700円増えました

2位のENEOS(5020)はプラス4.70パーセント昨日も上昇TOP5の4位に入っていた銘柄で、2日連続の登場です。今日は米系大手証券が強気を継続したうえで、目標株価を1,860円へ引き上げたと伝わりました。8月26日には日系大手証券が1,630円へ引き上げたばかりなので、こちらもIHIと同じ、評価の連続引き上げパターンです。もちろん背景には、中東情勢を受けた原油高があります。400株・平均取得単価465円に対して終値1,459円、含み益はプラス397,600円・プラス213.76パーセント昨日「含み益率200パーセントまであとわずか」と書いたばかりですが、その翌日にあっさり超えてきました取得額の3.14倍です。

3位のPILLAR(6490)はプラス4.04パーセント昨日はマイナス6.82パーセントで下落TOP5の3位でしたから、1日で反転しました半導体製造装置向けの精密シール部品で、5株・平均取得単価3,325円に対して終値9,530円、含み益率はプラス186.62パーセントです。昨日の9,160円から370円戻して、9月1日の9,800円が見えるところまで来ました

4位のツガミ(6101)はプラス3.71パーセントこの銘柄も、昨日はマイナス8.32パーセントで下落TOP5の1位でした。PILLARとまったく同じ、1日での反転です。精密工作機械、なかでも小型自動旋盤の会社で、2027年3月期第1四半期は売上収益プラス35.3パーセントの430億円、営業利益プラス55.2パーセントの135億円と過去最高を更新しています。2株しか持っていない銘柄ですが、平均取得単価3,115円に対して終値5,030円、含み益率はプラス61.48パーセントです。

5位の五洋建設(1893)はプラス3.71パーセント海洋土木で国内トップの準大手ゼネコンです。国内土木の受注が堅調で、シンガポール・香港の大型工事も進捗洋上風力向けの作業船への投資も続けています14株・平均取得単価1,401円に対して終値1,510円、含み益率はプラス7.78パーセント——8月10日に新規で買って、9月2日に押し目買いした銘柄なので、まだ持ち始めて1カ月です。年間配当52円で、取得利回り3.71パーセント・現在利回り3.44パーセント今日の上昇TOP5のなかでは、いちばんインカム効率が現在値に近い銘柄でした。

上昇TOP5を見ていて気づいたのは、1位と2位がどちらも「目標株価の引き上げ」で上げていることです。業績発表そのものではなく、業績に対する評価の見直し——しかも、複数の証券会社が短期間で続けて動いたという点まで同じでした。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
任天堂(7974) 23 7,003円 8,401円 -349(-3.99%) +32,154円 162円 2.31% 1.93%
SBI HD(8473) 208 1,735円 3,217円 -132(-3.94%) +308,256円 95円 5.48% 2.95%
パンパシフィックHD(7532) 130 840円 755.6円 -22.1(-2.84%) -10,972円 10円 1.19% 1.32%
AB&C(9251) 55 1,019円 1,503円 -40(-2.59%) +26,620円 60円 5.89% 3.99%
FPG(7148) 48 1,932円 1,675円 -42(-2.45%) -12,336円 92.7円 4.80% 5.53%

1位の任天堂(7974)はマイナス3.99パーセント昨日9月8日にNintendo Directの配信があった銘柄です。発表を材料に反発を試みたものの戻り切れず、今日は大きく売られました——典型的な「好材料出尽くし」の形に見えます。しかも、9月3日から9月7日にかけては証券各社の目標株価引き上げが相次ぎ、9月7日には13,200円への引き上げも報じられていたそうです。評価は上がり続けているのに、株価は5営業日で8,821円から8,401円へ4.8パーセント下げた——材料と値動きが、はっきりずれている局面です。23株・平均取得単価7,003円に対して終値8,401円、含み益率はプラス19.96パーセントです。

2位のSBI HD(8473)はマイナス3.94パーセントこちらも9月7日に日系大手証券が目標株価を3,800円へ引き上げたばかりの銘柄でした。9月2日の3,227円から9月8日の3,349円まで上げたあと、今日その上げ分をきれいに打ち消した格好です。208株持っているので、マイナス132円は27,456円の含み益減少——今日の下落TOP5のなかで、金額のダメージがいちばん大きかった銘柄になります。それでも平均取得単価1,735円に対して終値3,217円、含み益率はプラス85.42パーセント年間配当95円に対する取得利回りは5.48パーセントで、わたしのポートフォリオでも上位のインカム効率です。

3位のパンパシフィックHD(7532)はマイナス2.84パーセント今日10株買い増した銘柄であり、下落TOP5のなかで含み損の1つめでもあります。130株・平均取得単価840円に対して終値755円60銭、評価損益はマイナス10,972円・マイナス10.05パーセント詳しくは本日の取引のところに書いた通りです。

4位のAB&C(9251)はマイナス2.59パーセント「Agu.」ブランドで美容室を直営とフランチャイズで展開する会社です。画面には決算マークが付いていましたが、2026年10月期の第3四半期決算は「9月中旬」の予定で、まだ発表されていませんつまり今日の下げは、決算を受けたものではなく、決算前の様子見や警戒売りだと見ています。55株・平均取得単価1,019円に対して終値1,503円、含み益率はプラス47.50パーセント年間配当60円で、取得利回りは5.89パーセント——上昇TOP5・下落TOP5の10銘柄のなかで、いちばん高い取得利回りです。

5位のFPG(7148)はマイナス2.45パーセント航空機や船舶のオペレーティングリース、不動産小口化商品を扱う金融サービス会社です。第3四半期累計で売上高が前年同期比マイナス43.3パーセントの514億円と、国内不動産ファンド事業の落ち込みが大きく効いています加えて、税制改正で不動産小口化商品の相続税・贈与税メリットが減る可能性も指摘されており、そのあたりが上値を抑えているようです48株・平均取得単価1,932円に対して終値1,675円、評価損益はマイナス12,336円・マイナス13.30パーセント

下落TOP5のうち、上位2銘柄がどちらも「目標株価を引き上げられた直後に売られた」というのが、今日のいちばん皮肉なところでした。上昇TOP5の1位と2位が目標株価引き上げで上げ、下落TOP5の1位と2位が目標株価引き上げのあとで下げている——同じ材料が、銘柄によって正反対に働いた一日です。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
37,100,667円 +13,370,653円 +56.34% +500円 0.00%

評価額3,710万円、含み損益プラス1,337万円、含み損益率プラス56.34パーセント昨日のプラス56.40パーセントから、マイナス0.06パーセントポイントです。

いつものように分解しておきます。

要因 影響
株価による変動 +0.00ppt
買い増しによる分母の増加 -0.06ppt
合計 -0.06ppt

今日は23,314円を買い増しているので、取得コストは23,706,726円から23,730,014円へ増えました株価がほとんど動かなかったので、含み損益率の変化は、ほぼ全部が分母の増加によるものです。

9月2日のワンポイント解説で書いた通り買い増しをすると、株価が1円も動かなくても含み益率は下がります今日はそれが、混じり気なしの形で観測できたわけです。23,314円という小さな買い増しでも、マイナス0.06パーセントポイント——この数字を「損した」と受け取る必要はまったくありません含み益の絶対額は1円も減っておらず、増えた株数のぶんだけ将来の配当が増えているだけです。

そして、今日いちばん書いておきたいのは、この「プラス500円」という数字そのものです。

上昇TOP5の5銘柄だけで、含み益はざっと8万円ほど増えていますIHIがプラス31,700円、ENEOSがプラス26,200円——この2銘柄だけで6万円近い一方、下落TOP5の5銘柄では、SBI HDのマイナス27,456円を筆頭に、やはり数万円が消えていますそれでも、194銘柄すべてを合計した結果は、プラス500円でした。

これは、狙って作れる数字ではありませんただ、効き方の向きが違うものを、そこそこの数だけ持っていると、こういう日が生まれる——分散の効果というのは、結局こういうことなんだと思います

📚 初心者向けワンポイント解説:配当性向とは——「その配当、どこから出ているのか」を確かめる指標

今日の下落TOP5の4位に入ったAB&C(9251)は、年間配当60円・現在利回り3.99パーセントという、なかなか魅力的な数字を持っています。

ところが、この会社の配当性向を見ると、95.4パーセントです。稼いだ利益の、ほぼ全部を配当に回していることになります。

高配当株を選ぶとき、配当利回りだけを見ていると必ずどこかで足をすくわれますそこで一緒に見るのが、配当性向です。今日はこれを整理しておきます。

配当性向とは何か

配当性向は、「その年の純利益のうち、何パーセントを配当に回したか」という比率です。

計算式は、とてもシンプルです。

配当性向=配当金の総額 ÷ 純利益 × 100

1株ベースで言い換えると、「1株配当 ÷ 1株当たり利益(EPS)」になります。

たとえば、EPSが100円の会社が30円配当するなら、配当性向は30パーセント同じEPS100円で60円配当するなら、60パーセントです。

配当利回りとの違い

この2つは、まったく違うものを測っています混同されやすいので、並べておきます

指標 計算式 分母 何を測るか
配当利回り 1株配当 ÷ 株価 株価 投資家から見た受取効率
配当性向 1株配当 ÷ EPS 利益 会社から見た支払い負担

配当利回りの分母は株価なので、株価が下がれば利回りは自動的に上がります業績が悪化して株価が半値になれば、配当利回りは2倍です。「利回りが高い」という事実だけでは、良い会社なのか、売られている会社なのか区別がつかない——ここが落とし穴になります。

一方、配当性向の分母は利益です。利益に対して配当が重すぎないかを、株価とは無関係に測れます

目安はどのあたりか

日本企業の平均は、おおむね30パーセントから40パーセントのあいだです。近年は株主還元の強化が進んで、40パーセント前後を「目標」として掲げる会社が増えました

わたしの見方は、こんな感じです。

配当性向 読み方
20%未満 内部留保重視。増配余地は大きいが、今は還元に消極的
30〜50% 標準的。増配余地も残しつつ、還元もしている健全な水準
50〜80% 還元に積極的。ただし減益局面での維持は苦しくなる
80〜100% 利益のほぼ全額を配当。減益=減配のリスクが高い
100%超 利益を超えて配当。過去の蓄えを取り崩している状態

ここで大事なのは、「高いから悪い」「低いから良い」という単純な話ではないということです。

高い配当性向が問題になる場面、ならない場面

配当性向が高いこと自体は、悪ではありません成熟した事業で、大きな設備投資も要らず、稼いだお金の使い道が他にない会社なら、株主に返すのは正しい判断です。むしろ、使い道のないお金を抱え込むほうが、資本効率としては良くない

問題になるのは、利益が減ったときです。

配当性向95パーセントの会社は、利益が1割減ったら、配当性向は約106パーセントになります利益を超えて配当を出す状態です。1年や2年なら過去の蓄えで払えますが、それが続けば、いずれ減配せざるを得ません

逆に配当性向30パーセントの会社なら、利益が3割減っても配当性向は43パーセントまだ余裕があるので、配当を据え置けるわけです。

つまり配当性向は、「減益に対する配当のクッションが、どれだけ残っているか」を示す数字——わたしはそう理解しています

DOEという別の物差しも増えてきた

最近は、配当性向ではなくDOE(株主資本配当率)を還元方針に掲げる会社が増えました

DOEは、「株主資本に対して何パーセント配当するか」という指標です。分母が利益ではなく株主資本なので、利益が振れても配当が振れにくいという特徴があります。

利益は年によって大きく上下しますが、株主資本はゆっくりしか動きませんDOEを基準にすると、業績が悪い年でも配当を維持しやすくなる——累進配当や安定配当を掲げる会社が、DOE基準を採用することが多いのは、そのためです。

高配当株投資家として、どう使うか

わたしの使い方は、配当利回りで候補を拾って、配当性向で足切りするという順番です。

利回り4パーセント超の銘柄を見つけたら、必ず配当性向を確認しますそれが35パーセントなら、増配の余地がまだ十分にあるそれが90パーセントなら、その4パーセントは「今年だけの利回り」かもしれない——そういう読み分けをします

ただし、これも一発で切り捨てる話ではありません今日のAB&C(9251)は配当性向95.4パーセントと高いですが、2026年10月期の会社予想は売上高229億円・営業利益24億円と、前期から大幅な増益見通しです。利益が増えれば、同じ配当額でも配当性向は自然に下がります——高い配当性向が「一時的なもの」なのか「常態」なのかは、必ず見通しとセットで見る必要があります。

もうひとつ、忘れがちなことを書いておきます。配当性向は、自分の取得利回り(YOC)とは何の関係もありませんわたしがAB&Cを1,019円で買っていて取得利回りが5.89パーセントであることと、この会社が利益の95パーセントを配当に回していることは、別々の事実です。前者はわたしの過去の買い方の結果後者はこの会社の今の体力——混ぜずに、両方を見る。**それが長く持つためのやり方だと思っています。

配当情報

今日はニチリン(5184)の中間配当が入金しました。税引後で380円です。

銘柄(コード) 基準日の保有株数 1株中間配当 配当金総額 税額 受取額(税引後)
ニチリン(5184) 5株 95円 475円 95円 380円

ニチリンは12月決算の会社なので、6月末を基準日とする中間配当が9月に入金します。9月1日のJT・INPEXほか6銘柄、9月4日のヤマハ発動機ほか4銘柄、9月7日の住友林業、9月8日のNSグループと東京建物——この2週間、まったく同じサイクルが続いています

そして今日は、この1週間で初めて、基準日の株数と今の株数が一致していました

5株で買ってから一度も買い増していない銘柄なので、6月末も今も5株先週から4回続けて「基準日のあとに買い増したぶんは対象外」という話を書いてきたので、ずれのない配当は、なんだか久しぶりです。

ニチリンは、自動車用のホースを作っている会社です。二輪車用ブレーキホースでは世界トップクラスのシェアを持っています。2026年12月期の年間配当予想は190円で、今回の中間95円は、そのちょうど半分——中間と期末できれいに折半する会社でした。

5株・平均取得単価3,450円に対して年間190円なので、取得利回りは5.51パーセント今日の終値4,045円に対する現在利回りは4.70パーセントです。5株しか持っていないので年間の受取は950円(税引前)にすぎませんが、取得利回り5.5パーセントというのは、わたしのポートフォリオでも上位の水準です。

9月に入って7営業日で、税引後の受取配当は合計64,494円になりました。

入金日 内容 受取額(税引後)
9/1(火) JT・INPEXほか6銘柄 40,870円
9/2(水) オプテックスグループ(6914) 183円
9/3(木) ヒューリック(3003) 4,486円
9/4(金) ヤマハ発動機・キリンHD・サンセイランディック・荏原実業 10,980円
9/7(月) 住友林業(1911) 2,869円
9/8(火) NSグループ(471A)・東京建物(8804) 4,726円
9/9(水) ニチリン(5184) 380円
9月累計 64,494円

今日の買い増しは23,314円でした。今日受け取った配当380円では、まったく足りていませんそれでも、今週に入ってからの買い増し141,166円に対して、9月の累計配当は64,494円——まだ半分弱です。配当だけで買い増しをまかなえる日は、まだ先だと思っています。

明日以降の注目ポイント

  • 中東情勢の続報と、NY原油94ドル台からさらに水準を切り上げるか
  • 原油高が世界的な金利上昇にどこまで波及するか、国内長期金利2.875パーセントの行方
  • ドル円153円台での小競り合いが、どちらに抜けるか
  • 日経平均が65,000円という節目を守れるか、日中値幅776円の荒さが続くか
  • AB&C(9251)の9月中旬に予定されている2026年10月期第3四半期決算
  • キオクシアHD(285A)の10月1日の株式分割(1株→3株)に向けた需給
  • 9月末の権利付き最終日(9月28日)に向けた高配当株の買い需要
  • 九州電力(9508)の9月29日の上場廃止と、キューデンホールディングスの10月1日上場に向けた需給

まとめ

今日9月9日は「両側に派手に動いて、合計はゼロ」という一日でした。日経平均マイナス0.19パーセントの65,142.78円、TOPIXマイナス0.09パーセントの4,046.64、わたしのポートフォリオはプラス0.00パーセントという結果です。

9/9
日経平均 -0.19%
TOPIX -0.09%
わたしのポートフォリオ +0.00%

日経平均は2営業日続落でしたが、中身は静かではありませんでした始値65,087円22銭から10時26分に65,794円03銭まで、前日比プラス525円そこから後場に崩れて14時32分に65,017円68銭の安値——日中値幅は776円です。中東情勢の悪化を受けたNY原油94ドル67銭・プラス1.76パーセントへの上昇と、それが世界的な金利上昇につながるという警戒が、後場の重荷になりました。支えは電線株です。ドル円は153円26銭と0円54銭の円高、国内長期金利は2.875パーセントへ小幅低下しました。

ポートフォリオは前日比プラス500円・プラス0.00パーセント、対日経プラス0.19パーセントポイント・対TOPIXプラス0.09パーセントポイント2営業日連続で、両方の指数に勝ちました48日累計は対日経プラス15.77パーセントポイントからプラス15.96パーセントポイントへ拡大しています。9月の7営業日を振り返ると、日経平均が下げた4日はすべて対日経でプラス、上げた2日はどちらも大きくマイナス——下げに強く、上げについていけない性格は、48日たっても変わりません

上昇TOP5はIHI(7013)プラス6.00パーセントENEOS(5020)プラス4.70パーセントPILLAR(6490)プラス4.04パーセントツガミ(6101)プラス3.71パーセント五洋建設(1893)プラス3.71パーセント5銘柄すべてがプラス3.7パーセント超でした。IHIとENEOSは、どちらも証券会社の目標株価引き上げが相次いだことが材料です。ENEOSは含み益率プラス213.76パーセント——昨日「200パーセントまであとわずか」と書いた翌日に、あっさり超えてきましたPILLARとツガミは、昨日の下落TOP5から1日で反転しています。

下落TOP5は任天堂(7974)マイナス3.99パーセントSBI HD(8473)マイナス3.94パーセントパンパシフィックHD(7532)マイナス2.84パーセントAB&C(9251)マイナス2.59パーセントFPG(7148)マイナス2.45パーセント任天堂は昨日のNintendo Direct後の好材料出尽くし、SBI HDは9月7日の目標株価引き上げ後の上げ分の巻き戻しです。上昇TOP5の1位・2位が目標株価引き上げで上げ、下落TOP5の1位・2位が目標株価引き上げのあとで下げた——同じ材料が正反対に働いた一日でした。AB&Cは決算マークが付いていましたが、第3四半期決算は9月中旬の予定でまだ未発表なので、決算前の警戒売りと見ています。

本日の取引は3銘柄・16株・合計23,314円で、すべてナンピンです。東鉄工業(1835)は今日プラス0.63パーセントと上げた銘柄でしたが、平均取得単価4,105円に対して株価3,965円なので、買い増せば平均取得単価は下がります——「今日下げたかどうか」と「買値の上か下か」は別の軸だという、分かりやすい例になりました。平均取得単価がいちばん動いたのはパンパシフィックHD(7532)のマイナス7円で、120株に10株を足した比率13分の1に、91円40銭の値下がり幅が掛かった結果です。この銘柄は9月2日・9月7日・9月9日と、1週間で3回10株ずつ買い増して、平均取得単価は862円から840円まで下がりましたが、含み損はまだマイナス10.05パーセントナンピンを3回重ねても株価の下げのほうが速い——これがナンピンの正直な現実です。

含み損益率はプラス56.40パーセントからプラス56.34パーセントへ、マイナス0.06パーセントポイント株価によるものがプラス0.00ppt、買い増しによる分母の増加がマイナス0.06ppt——株価がほとんど動かなかったので、ほぼ全部が分母の効果でした。

そしてニチリン(5184)の中間配当が、税引後で380円入金。この1週間で初めて、基準日の株数と今の株数が一致した銘柄です。9月に入って7営業日で、受取配当は累計64,494円になりました。

上昇TOP5だけで含み益は8万円ほど増え、下落TOP5では数万円が消え、それでも合計はプラス500円狙って作れる数字ではありませんが、効き方の向きが違うものをそこそこの数だけ持っていると、こういう日が生まれる——分散の効果というのは、結局こういうことなんだと思います

明日も、地味に、着実に。


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免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。