【2026年6月25日】エンジニアの高配当株ポートフォリオ記録|日経平均+3,191円・+4.61%の歴史的大反発、AI半導体一極でバリュー株は置き去り(vs 日経平均・TOPIX)

今日のサマリー

今日の東京株式市場は、日経平均がプラス3,191.37円・プラス4.61パーセントの歴史的な大反発となり、終値72,366.34円で史上最高値を更新しました。一方、TOPIXはプラス52.71・プラス1.33パーセントの4,016.47で、こちらも上昇はしたものの、日経平均との差が3.28パーセントポイントまで広がる「ねじれの極み」のような一日でした。

背景は、未明の米国市場でAI半導体株が再び買われたこと。これを受けて東京市場では、日経平均寄与度の大きいソフトバンクグループ・アドバンテスト・東京エレクトロン・ファーストリテイリングといった「日経平均の上位寄与銘柄」がそろって急騰し、指数を一気に押し上げる構図でした。

ところが、わたしのポートフォリオはマイナス0.18パーセントで3日連続のマイナス。INPEX(マイナス3.35パーセント)・AREホールディングス(マイナス7.44パーセント)・コマツ(マイナス3.56パーセント)といったバリュー・景気敏感株が逆に売られ、AI半導体一極の上昇に置いていかれた一日でした。日経平均とTOPIXの差、そしてTOPIXとわたしのポートフォリオの差——指数の中身次第で、同じ「日本株」でもこれだけ景色が違ってくる、というのを実感した日でもあります。

それでも、こういう「指数だけが上がる日」は、長期バリュー株投資家にとってはむしろ仕込み時。本日は安藤ハザマ・ライオン事務器・ツムラ・日本製鉄・オカダアイヨン・任天堂・住友商事・商船三井・NTT、計9銘柄合計77,635円を買い増しました。さらに3月期配当10銘柄・税引き後合計6,226円も入金されています。

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 32,411,339円 -57,171円 -0.18%
日経平均 72,366.34円 +3,191.37円 +4.61%
TOPIX 4,016.47 +52.71 +1.33%

日経平均とTOPIXの差がプラス3.28パーセントポイント——これは、株価加重平均である日経平均が、いかにソフトバンクGや東京エレクトロンといった「値嵩のAI半導体株」に振り回されているかを示す数字です。同じ日本株でも、指数の選び方ひとつでパフォーマンスがここまで違って見える、というのは初心者の方にぜひ知っておいてほしい構造的なポイントなので、後ほど📚解説で取り上げます。

本日の購入銘柄

3日連続でわたしのポートフォリオが下落していたこと、そして指数だけが上がってバリュー株が売られる日は仕込みのチャンスとの判断から、本日は9銘柄を分散して買い増ししました。

銘柄(コード) 約定株数 約定単価 約定金額 平均取得単価
安藤ハザマ(1719) 4 1,731.5円 6,926円 1,789円
ライオン事務器(423A) 20 298円 5,960円 319円
ツムラ(4540) 2 3,697円 7,394円 3,801円
日本製鉄(5401) 10 547円 5,470円 574円
オカダアイヨン(6294) 4 1,974円 7,896円 2,103円
任天堂(7974) 1 6,859円 6,859円 7,022円
住友商事(8053) 2 6,130円 12,260円 2,996円
商船三井(9104) 2 5,255円 10,510円 4,983円
NTT(9432) 100 143.6円 14,360円 151円
合計 77,635円

業種で見ると、建設(安藤ハザマ)・事務機器(ライオン事務器)・医薬品/漢方(ツムラ)・鉄鋼(日本製鉄)・環境機械(オカダアイヨン)・ゲーム(任天堂)・総合商社(住友商事)・海運(商船三井)・通信(NTT)と、ディフェンシブから景気敏感まで満遍なく拾った形です。NTT(9432)はわたしのポートフォリオの中でも大型のディフェンシブ銘柄で、株式分割後の100円台で買いやすく、配当利回りも安定しているので長期保有の中核として継続的に積み上げています。今日は143.6円で100株、計14,360円を仕込みました。

住友商事(8053)も1株単位で買い増し、6月末で株式分割4分割を控えているため、500株にするために125株を目指して積み上げ中です。今日は2株追加で計上。

私の高配当株ポートフォリオ実績

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 配当利回り
AREホールディングス(5857) 100 1,883円 2,860円 -230(-7.44%) +97,700円 4.72%
スカパーJSAT(9412) 100 661円 2,592円 -202(-7.23%) +193,100円 1.85%
コマツ(6301) 100 3,618円 6,250円 -231(-3.56%) +263,200円 3.04%
INPEX(1605) 230 1,740円 3,287円 -114(-3.35%) +355,810円 3.29%
日本高純度化学(4973) 10 4,837円 5,830円 -200(-3.32%) +9,930円 3.95%

下落TOPはAREホールディングス(5857)がマイナス7.44パーセントでした。AREは旧アサヒホールディングスで、貴金属リサイクルが主力。金価格の動きと連動しやすい銘柄ですが、今日は特段の悪材料というよりも、最近の急騰の反動と、AI半導体一極相場で「バリュー側からの換金売り」が出た形と見ています。それでも平均取得単価1,883円に対して終値2,860円、含み益はプラス97,700円・プラス51.89パーセント維持なので、慌てるラインではありません。

下落2位のスカパーJSAT(9412)もマイナス7.23パーセントで、SpaceX上場以降の換金売りが続いています。ただこちらも平均取得単価661円に対して終値2,592円、含み益プラス193,100円・プラス292.13パーセントという驚異的な水準。完全にホールド継続です。

3位のコマツ(6301)はマイナス3.56パーセントで、商船三井とともに「景気敏感バリュー」の典型例。日経平均は急騰したのに、こういう景気敏感の代表格が売られたのは、市場が「AI半導体だけ買って実体経済は冷ややか」という偏った判断をしている証拠だと思っています。INPEX(1605)のマイナス3.35パーセントも同じ流れで、原油価格の軟調も背景にあります。

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 配当利回り
沖電気工業(6703) 5 2,058円 3,855円 +350(+9.99%) +8,985円 1.69%
ハピネット(7552) 6 2,678円 2,839円 +195(+7.38%) +966円 3.52%
PILLAR(6490) 5 3,325円 10,830円 +620(+6.07%) +37,525円 1.74%
NGK(5333) 20 1,976円 7,853円 +375(+5.01%) +117,540円 1.35%
オプテックスグループ(6914) 6 2,498円 4,330円 +200(+4.84%) +10,992円 1.76%

本日の上昇1位は沖電気工業(6703)がプラス9.99パーセント——ほぼストップ高水準まで買われました。OKIは情報通信機器・ATMの大手で、最近はAI関連の関連物色(特に防衛・社会インフラ系のIT投資)の中で再評価されている銘柄です。今日はちょうど3月期配当の入金日(5株・税引き後260円)とも重なり、含み益もプラス87.32パーセントまで拡大しました。

2位ハピネット(7552)もプラス7.38パーセント、3位PILLAR(6490)もプラス6.07パーセント——PILLARは半導体製造装置向けシール材の高シェア企業で、AI半導体投資の恩恵を「素材側から」受けているタイプ。含み益はプラス225.71パーセントと、わたしのポートフォリオの中でも屈指のリターンです。

4位NGK(5333)プラス5.01パーセントは、自動車用排ガスフィルター・ESS(電池蓄電)など、これまで地味だった「化学・素材」の老舗が、ようやく株価で報われ始めた感じ。含み益プラス297.42パーセントで、含み益額もプラス117,540円と上昇TOP5の中で最大です。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
32,411,339円 +10,330,625円 +46.79% -57,171円 -0.18%

含み損益率はプラス46.79パーセント。3日連続でマイナスとはいえ、絶対額は依然としてプラス1,033万円を維持しています。

📚 初心者向けワンポイント解説:日経平均とTOPIXはなぜこんなに動きが違うのか

今日のように、日経平均がプラス4.61パーセントなのに、TOPIXはプラス1.33パーセント——同じ「日本株の指数」でもパーセンテージがここまで違うと、初心者の方は「どっちが正しいの?」と戸惑うかもしれません。実は、この2つは計算方法そのものが違う指数で、それぞれが映している景色も違います。

日経平均は「株価加重平均」

日経平均株価は、東証プライム市場上場銘柄の中から日本経済新聞社が選んだ225銘柄の株価を単純平均して算出する指数です(正確には除数調整を入れますが、考え方としては平均)。

ポイントは、「株価が高い銘柄ほど指数への影響が大きい」こと。たとえば株価3万円のファーストリテイリング1株の動きは、株価1,000円の銀行株1株の動きの30倍、指数に影響します。これを株価加重平均(プライス・ウェイテッド)と呼びます。

このため、日経平均は以下のような「値嵩(ねがさ)銘柄」に大きく振り回されます。

  • ソフトバンクグループ(9984)
  • ファーストリテイリング(9983)
  • 東京エレクトロン(8035)
  • アドバンテスト(6857)
  • TDK(6762)

これらはAI半導体・グロース寄りの大型株が中心で、特にソフトバンクG・東京エレクトロン・アドバンテストの3社で日経平均の寄与度の20〜25パーセントを占めるとも言われます。今日のような「AI半導体株が買われた日」は、日経平均だけが極端に上がる構造になっているわけです。

TOPIXは「時価総額加重平均」

一方、TOPIX(東証株価指数)は東証プライム市場の全銘柄(約1,600社)を対象に、時価総額を加重平均して算出します。これを時価総額加重(キャップ・ウェイテッド)と呼びます。

時価総額は「株価 × 発行済株式数」ですから、1株あたりの株価が安くても、発行株数が多い大企業は指数への影響が大きくなります。たとえばトヨタ自動車(7203)は1株3,000円前後ですが、発行株数が多いので時価総額は40兆円超え——TOPIXへの影響は値嵩株ファーストリテイリングよりも大きいくらいです。

このため、TOPIXは日経225の中だけにある値嵩株の動きではなく、プライム市場全体の景色を映します。「銀行・商社・自動車・素材・通信」といったバリュー寄りの大型株の動きが反映されやすい、と言い換えても良いです。

今日の「+4.61% vs +1.33%」の意味

つまり今日は、ソフトバンクG・東京エレクトロン・アドバンテストといった日経平均の上位寄与株がそろって急騰した一方、市場全体(バリュー・銀行・商社・素材など)は控えめな上昇にとどまった——これが「日経平均プラス4.61パーセント、TOPIXプラス1.33パーセント」の中身です。

💡 長期バリュー株投資家にとっての教訓:「日経平均が上がった/下がった」というニュースだけで一喜一憂しないこと。TOPIXとセットで見ると、自分のポートフォリオの相対パフォーマンスがより正確に判断できます。

わたしのポートフォリオは「TOPIX寄り」ですらない

わたしのポートフォリオは、TOPIX(プラス1.33パーセント)からもさらにマイナス1.51パーセントポイント離されてマイナス0.18パーセントとなりました。これは、TOPIXの中でも特にバリュー寄りの「銀行・商社・建設・素材・エネルギー」を集中的に保有しているからです。

指数の種類 計算方法 性格 今日
日経平均 株価加重 値嵩株(AI半導体・グロース)に振り回されやすい +4.61%
TOPIX 時価総額加重 市場全体に近い、バリュー含む +1.33%
わたしのポートフォリオ 個別銘柄選好 バリュー集中(銀行・商社・素材・建設) -0.18%

こうやって並べると、「指数の選び方」と「ポートフォリオの中身」の両方で、リターンの景色がぜんぜん違ってくるのがよく分かります。「ベンチマークを何にするか」を意識すると、長期投資の判断がぶれにくくなります。

配当情報

6月25日の配当情報です。今日は10銘柄も入金がありました。3月期決算企業の配当ピーク継続中です。

受渡日 銘柄名 株数 受取額(税引き前) 受取額(税引き後)
2026/06/25 オカムラ(7994) 45 2,340円 1,865円
2026/06/25 信越ポリマー(7970) 14 449円 358円
2026/06/25 高速(7504) 20 1,160円 925円
2026/06/25 カネミツ(7208) 10 211円 168円
2026/06/25 IHI(7013) 100 1,000円 797円
2026/06/25 大同信号(6743) 20 700円 558円
2026/06/25 沖電気工業(6703) 5 326円 260円
2026/06/25 エクストリーム(6033) 6 374円 298円
2026/06/25 東京製鐵(5423) 4 100円 80円
2026/06/25 フジミインコーポレーテッド(5384) 30 1,151円 917円
合計 約7,811円 6,226円

今日の主役はオカムラ(7994)が45株・税引き後1,865円——1株あたり52円配当という、オフィス家具/物流機器の超優良株らしい安定配当です。IHI(7013)も100株・税引き後797円(1株10円)で、防衛・航空エンジン関連のテーマ性に加えて配当もコツコツ入ってくる形。沖電気工業(6703)は今日の上昇TOP1でもあり、5株保有でも260円が入りました。

10銘柄の中で目立つのは、フジミインコーポレーテッド(5384)が30株で917円——半導体研磨剤の世界トップシェア企業で、こちらもAI半導体テーマの一翼です。AI半導体は「上に行きすぎ」と感じる場面もありますが、こうやって素材側から配当キャッシュフローで恩恵を受けられるのがバリュー寄りポートフォリオの良いところです。

明日以降の注目ポイント

  • 日経平均72,000円台での値持ち。今日の3,191円高は短期的な利益確定売りを呼びやすく、明日の寄り付きで反落するか、続伸するか
  • TOPIXとのねじれ解消の有無。今日の3.28パーセントポイントの差が縮小に向かうのか、さらに拡大するのか
  • AI半導体株(ソフトバンクG・東京エレクトロン・アドバンテスト)の続伸。日経平均上昇の主役が継続して買われるか、明日の利確に押されるか
  • バリュー側(銀行・商社・素材・エネルギー)への資金回帰。INPEX・コマツが連日売られているが、押し目買いのチャンスにもなり得る
  • 住友商事(8053)の株式分割権利付き最終日。6月末分割なので6/26(金)頃が権利付き最終日になる見込み(要確認)。125株保有を目指してラストスパート
  • 3月期配当の入金ラッシュ継続。明日以降も大型配当の入金が続く見込み
  • 米FOMC後の地合い継続性。ドル円・米長期金利の動きが日本株のセクターローテーションを左右

まとめ

日経平均がプラス3,191円高・プラス4.61パーセント——歴史的な大反発で72,366円まで急騰し、史上最高値を更新した一日。ところがTOPIXはプラス1.33パーセントにとどまり、わたしのポートフォリオに至ってはマイナス0.18パーセントと、3日連続でマイナスを記録しました。

6/25
日経平均 +4.61%
TOPIX +1.33%
わたしのポートフォリオ -0.18%

「日経平均だけが極端に上がる日」の正体は、ソフトバンクG・東京エレクトロン・アドバンテストといったAI半導体寄りの値嵩株がそろって急騰したこと。株価加重平均である日経平均は、こうした値嵩株に大きく振られる構造なので、TOPIXとの差が極端に開きやすいわけです。今日の3.28パーセントポイントの差は、ここ数年でも有数の「ねじれ」だったと思います。

それでも、こういう「指数だけが上がる日」は、長期バリュー株投資家にとってはむしろ仕込みのチャンス。今日は安藤ハザマ・ライオン事務器・ツムラ・日本製鉄・オカダアイヨン・任天堂・住友商事・商船三井・NTT、計9銘柄合計77,635円を分散買い増ししました。NTT(9432)は143.6円で100株、ディフェンシブの王道として継続積み増し。住友商事(8053)も1株単位で2株追加——6月末の株式分割を見据えて、分割前に125株(分割後500株)を目指す積み上げを続けます。

下落側ではAREホールディングス(-7.44%)・スカパーJSAT(-7.23%)・コマツ(-3.56%)・INPEX(-3.35%)・日本高純度化学(-3.32%)と、貴金属・通信衛星・建機・エネルギー・化学とジャンルがバラバラに売られました。これらに共通するのは「AI半導体ではない」というだけ——指数の偏りが個別株のレベルでも如実に表れた印象です。

上昇側では沖電気(+9.99%)・ハピネット・PILLAR・NGK・オプテックスグループと、AI関連の素材・サポート役の銘柄が並びました。PILLARの含み益プラス225.71パーセント・NGKのプラス297.42パーセントといった驚異的なリターンは、長く持ち続けて初めて得られる成果です。

そして今日は配当10銘柄・税引き後合計6,226円が入金。オカムラ・IHI・フジミインコーポレーテッドといった、各業種の優良株から少しずつキャッシュフローが積み上がってきます。これがバリュー株投資の地味ですが本質的な果実です。

日経平均が史上最高値でも、相対パフォーマンスはマイナス——そんな日も、長期投資をやっていれば必ず訪れます。大事なのは、日経平均という単一の指標に振り回されず、TOPIXや自分のポートフォリオ構成を踏まえて冷静に判断すること。今日のような日は、バリュー側に資金が戻る次のフェーズに向けた仕込みのチャンス、と捉えて淡々と買い増しを続けます。

明日以降も、短期の評価額に振り回されず、配当キャッシュフローを着実に育てる——その地味な作業を、今日と同じように淡々と続けていきます。


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免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。