【2026年11月2日】高配当株PF記録|日経-0.33%でPF-0.87%、キオクシアが決算で-15.78%、NGKは上方修正・増配で+10.95%、5銘柄をナンピン

今日のサマリー

日経平均は、マイナス208円25銭・マイナス0.33パーセントの63,081円86銭で続落しました。TOPIXは、マイナス34.79・マイナス0.88パーセントの3,930.28で、7月以来の安値です。

日経新聞によると、相場の重荷になったのは、前週末に決算を発表したキオクシアHD(285A)の15パーセントを超える下げ。前週末の米国株で半導体株が軒並み安くなり、「AI投資がいずれ減速するのでは」という心配がまた意識されたとのことです。ソフトバンクグループやイビデンなど、ほかのAI・半導体関連株にも売りが出ました。一方で、今期の利益見通しが市場予想を上回った東京エレクトロンと、アドバンテストが買われ、この2銘柄で日経平均を400円あまり押し上げたそうです。半導体の比重が高い韓国株が上がったことも、投資家心理を支えたと伝えられています。3日に投開票の米中間選挙を控えて、様子見の投資家も多かったようです。

ただし、東証プライムは値下がり1,011銘柄・値上がり505銘柄と、値下がりが3分の2。売買代金は約7兆6,403億円でした。日経平均の下げは小さく見えますが、市場全体はTOPIXのマイナス0.88パーセントのほうが実感に近い一日でした。

わたしのポートフォリオは、マイナス322,262円・マイナス0.87パーセント。対日経はマイナス0.54パーセントポイント、対TOPIXではプラス0.01パーセントポイントと、ほぼTOPIXと同じでした。今日は5銘柄20株・49,390円を、すべてナンピンで買いました。

今日のトピックは:

  1. キオクシアHD(285A)が、決算の翌営業日にマイナス15.78パーセント。10〜12月期の見通しが「前の四半期と横ばい」だったことに、市場は失望しました。36株で、今日だけでマイナス76,500円。10/31の記事で決めた「大きく下げた日に1〜2株まで」のとおり、2株だけナンピンしました
  2. 決算の明暗。NGK(5333)は通期の上方修正と、年間配当106円→126円の増配でプラス10.95パーセント。一方で、住友化学(4005)は今日の13時30分に上方修正と増配を出したのに、マイナス9.47パーセント。TDK(6762)も、上方修正・増配の翌営業日にマイナス2.22パーセントでした
  3. 5銘柄をナンピン。キオクシアとTDKのほかに、明豊ファシリティワークス(1717)・オカダアイヨン(6294)・アイホン(6718)。5銘柄とも、終値での約定です

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 36,751,582円 -322,262円 -0.87%
日経平均 63,081.86円 -208.25円 -0.33%
TOPIX 3,930.28 -34.79 -0.88%

日経平均に対してマイナス0.54パーセントポイント、TOPIXに対してプラス0.01パーセントポイント。

10/30とは反対に、今日は値がさの東京エレクトロンとアドバンテストが日経平均を支えました。この2銘柄を持っていないわたしのポートフォリオは、その分だけ日経平均に置いていかれた形です。そして、マイナスの4分の1近くは、キオクシア1銘柄。キオクシアの分を除くと、ポートフォリオはマイナス0.66パーセントほどで、TOPIXよりは小さい下げでした。

82日累計で対日経+15.82ppt

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7月(21日) -8.56%累計 -0.80%累計 +6.76%累計 +15.32ppt累計
8月(20日) +3.20%累計 +3.81%累計 +3.41%累計 +0.21ppt累計
9月(19日) +0.84%累計 -1.04%累計 -1.63%累計 -2.47ppt累計
10/1(木) +3.30% +0.57% -0.61% -3.91ppt
10/2(金) -0.94% -0.99% -1.19% -0.25ppt
10/5(月) +2.40% +1.33% +0.67% -1.73ppt
10/6(火) +1.05% +0.92% +0.56% -0.49ppt
10/7(水) -0.92% -0.70% -0.64% +0.28ppt
10/8(木) -1.42% -1.51% -1.37% +0.05ppt
10/9(金) -0.02% +0.33% +0.40% +0.42ppt
10/13(火) -1.82% +0.14% +1.25% +3.07ppt
10/14(水) -0.05% -0.34% -0.21% -0.16ppt
10/15(木) -4.90% -2.38% -1.16% +3.74ppt
10/16(金) +1.39% +1.67% +1.57% +0.18ppt
10/19(月・記事なし) -0.62% +0.04% +0.37%(推計) +0.99ppt(推計)
10/20(火) -1.30% -1.43% -1.41% -0.11ppt
10/21(水) +0.85% +0.86% +0.68% -0.17ppt
10/22(木) -2.65% -1.14% -0.37% +2.28ppt
10/23(金) -0.34% -0.79% -0.38% -0.04ppt
10/26(月) -0.80% +0.18% +0.96% +1.76ppt
10/27(火) +1.73% +0.61% -0.04% -1.77ppt
10/28(水) +1.08% -0.14% -0.91% -1.99ppt
10/29(木) +1.10% +0.29% +0.40% -0.70ppt
10/30(金) -2.12% -0.95% -0.35% +1.77ppt
11/2(月) -0.33% -0.88% -0.87% -0.54ppt
82日累計 -9.85% -2.34% +5.89% +15.82ppt

82日累計は、日経平均マイナス9.85パーセントに対してポートフォリオはプラス5.89パーセント、対日経通算プラス15.82パーセントポイント。11月は、対日経マイナス0.54ポイントからのスタートになりました。10月分は、11/16の記事で1行にまとめます。

本日の取引

今日は、5銘柄20株・合計49,390円を買いました。売却はありません。5銘柄とも、平均取得単価より下でのナンピンです。

銘柄(コード) 約定株数 約定単価 約定金額 意図
明豊ファシリティワークス(1717) 10 900円 9,000円 ナンピン
キオクシアHD(285A) 2 11,345円 22,690円 ナンピン(決算後の急落)
オカダアイヨン(6294) 4 1,848円 7,392円 ナンピン
アイホン(6718) 2 2,639円 5,278円 ナンピン
TDK(6762) 2 2,515円 5,030円 ナンピン(上方修正・増配後の下げ)
合計 20 — 49,390円 —

5銘柄とも、約定単価が今日の終値と同じです。

キオクシアHD(285A): 「1〜2株まで」の約束どおり、2株

10/31に、キオクシアの決算を読んで3つのシナリオを考える記事を書きました(【キオクシア決算】Q2純利益1兆3,557億円で会社見通しを上回り初配当90円、それでも次の四半期は横ばい——3つのシナリオで考える)。そこで、わたしの基本シナリオは「B(中立): 利益は高いが、ピークと見られ続ける」。Bのときの対応は「持ち続ける。ナンピンは、大きく下げた日にこれまで通り1〜2株まで」と決めていました。

今日はマイナス15.78パーセント。「大きく下げた日」には十分当てはまるので、終値の11,345円で2株だけ買い増しました。34株→36株、平均取得単価は約17,811円→17,452円(SBIの表示)です。

正直に書くと、もっと買いたい気持ちもありました。10/31の記事で計算したQ3見通しの1株利益(年率3,404円)で見ると、今日の終値11,345円はPER約3.3倍。数字だけ見れば、さらに“割安”になっています。でも、同じ記事で「シクリカル株のPERは逆に読む」と書いたばかり。PERが下がったのは、市場が「この利益は続かない」と見る度合いを強めたから、とも読めます。値段の安さを理由に約束を破るのは、10月の「決算前に値動きで買っていた」反省の繰り返しになるので、2株で止めました。

会社の見通しが減収に変わったわけではないので、シナリオC(ナンピンを止める)にはまだ入っていない、というのがわたしの判断です。

TDK(6762): 上方修正・増配のあとの下げを、2株

TDKは、10/30の引け後に通期の純利益を24パーセント上方修正し、年間配当を40円から50円に増やした銘柄です。それでも今日は、マイナス57円・マイナス2.22パーセントの2,515円。10/30に書いた「上方修正でも下がることがある」が、そのまま起きました。安値は2,436.5円で、10/30の終値からマイナス5パーセントほどの場面もありました。

終値の2,515円で2株、20株→22株、平均取得単価は2,827円→約2,799円。年間配当50円で、取得利回りは約1.79パーセント、今日の終値での現在利回りは1.99パーセントです。

明豊ファシリティワークス・オカダアイヨン・アイホン: 高配当株を少しずつ

残りの3銘柄は、どれも年間配当の利回りが4パーセントを超える銘柄です。3銘柄とも、今日の下げは1パーセント前後と小さめですが、平均取得単価を下回ったまま、じりじり下がってきた銘柄です。

  • 明豊ファシリティワークス(1717): 900円で10株、60株→70株、平均取得単価967.5円→約958円。建設プロジェクトの発注者側を支援するコンストラクション・マネジメントの会社。年間配当44円で、取得利回りは約4.59パーセント、今日の終値での現在利回りは4.89パーセント。決算発表は11月6日の予定です
  • オカダアイヨン(6294): 1,848円で4株、164株→168株、平均取得単価約2,041円→約2,036円。解体・建設用のアタッチメントの会社です。今日の安値1,844円は、年初来安値の更新でした。年間配当76円で、取得利回り約3.73パーセント、現在利回り4.11パーセント。決算発表は11月12日の予定
  • アイホン(6718): 2,639円で2株、4株→6株、平均取得単価2,942円→2,841円。インターホンの大手です。年初来安値の2,620円(6月)の近くまで下がってきました。年間配当は会社予想で130円、取得利回りは約4.58パーセント、現在利回りは4.93パーセント。決算発表は11月10日の予定です

明豊ファシリティワークスとアイホンは、決算発表の直前のナンピンになります。決算の中身次第で、もう一段下がる可能性も頭に入れています。

今日の買いを足すと、取得総額は24,490,453円から24,539,939円へ49,486円増えました。買付合計の49,390円との差96円は、平均取得単価の端数の分です。

📊 本日の決算解析: キオクシアの“横ばい見通し”に失望、NGKは上方修正・増配で急伸、住友化学は上方修正でも下落

今日は、前週末に決算を出した銘柄の反応と、今日発表した銘柄が重なりました。わたしの保有銘柄では、キオクシアHD・NGK・住友化学の3つが目立ちます。

キオクシアHD(285A): 一時17%安、6カ月半ぶりの安値

決算の中身は、10/31の記事で詳しく書いたとおりです。7〜9月期の純利益は1兆3,557億円で、自社の見通しを6.7パーセント上回り、初配当(分割後換算で中間30円)と累進配当の方針も出しました。ただ、10〜12月期の見通しは売上2兆5,000億円・純利益1兆3,600億円と、前の四半期からほぼ横ばいでした。

日経新聞は「キオクシア株、一時6カ月半ぶり安値 10〜12月期の業績予想に失望」と伝えています。取引時間中には、マイナス17パーセントの11,135円まで売られました。大引けの記事でも、「前週末に発表した利益見通しが市場予想を下回った」ことが、日経平均の重荷になったと書かれています。

株価 前日比
10/28(水)終値 14,340円 +13.76%
10/29(木)終値 14,505円 +1.15%
10/30(金)終値(決算は引け後) 13,470円 -7.14%
11/2(月)終値 11,345円 -15.78%

10/29の終値から2営業日で、マイナス21.8パーセント。10/31の記事で「Q3見通しが横ばいだと、市場は“ピークが近い”と受け取るかもしれません」と書きましたが、想像していたよりも厳しい受け止め方でした。「実績は文句なし、でも株価が見ているのは来年」——あの記事の結論を、市場がそのまま数字で返してきたように感じます。

36株で、含み損はマイナス219,852円・マイナス34.99パーセント。評価額は408,420円で、ポートフォリオの約1.1パーセントです。金額としては痛いですが、ポートフォリオ全体を揺るがす大きさにはしていない。ここは、これからも守りたいところです。

NGK(5333): 通期の純利益を820億円→1,000億円に、年間配当は106円→126円

NGK(旧・日本ガイシ)は、わたしが20株・平均取得単価1,976円で持っている、セラミックスの会社です。10/30の15時40分に中間決算を発表していました。

項目 内容
売上高(4〜9月) 3,713億円(前年同期比+14%)
営業利益(4〜9月) 698億円(同+44%)
純利益(4〜9月) 608億円(同2.5倍)
通期売上高予想 7,100億円→7,700億円(前期比+15%)
通期営業利益予想 1,070億円→1,300億円(同+37%)
通期純利益予想 820億円→1,000億円(同+67%)
年間配当予想 106円→126円(前期80円)

日経新聞によると、AI向けの半導体の需要の拡大と、円安が追い風とのことです。修正前の数字は、記事の「従来予想を上回る」幅から逆算した値です。

今日は、プラス505円・プラス10.95パーセントの5,118円で、上昇TOP5の1位。20株で、今日だけでプラス10,100円です。

わたしにとって大きいのは、20円の増配です。年間126円の内訳は、中間63円・期末63円。修正前は中間53円・期末53円だったので、中間・期末ともに10円ずつの増配です。年間配当126円は、平均取得単価1,976円に対して取得利回り6.38パーセント。今日の終値での現在利回りは2.46パーセントなので、その差は約3.9ポイント。含み益率もプラス159.01パーセントで、「安く買って長く持つ」の恩恵がいちばん分かりやすく出ている銘柄の1つです。

住友化学(4005): 13時30分に上方修正・増配、でもマイナス9.47%

住友化学は、わたしが100株・平均取得単価474円で持っている総合化学の会社です。今日の13時30分に中間決算と、通期の業績予想・配当予想の修正を発表しました。

項目 内容
売上収益(4〜9月) 1兆1,720億円(前年同期比+7.1%)
営業利益(4〜9月) 1,380億円(同+33.2%)
中間利益(4〜9月) 828.7億円(同+108.8%)
通期売上収益予想 2兆4,900億円(前期比+7%)
通期純利益予想 約700億円→900億円(前期比+48%)
年間配当予想 16円→17円(期末8円→9円・前期13.5円)

日経新聞によると、上方修正の理由は、AI向けの半導体材料の需要が強いことと、石油化学の市況の改善です。中間利益は2倍以上、通期の純利益も200億円の上乗せ、配当も1円の増配と、数字だけ見れば良い内容に見えます。

ところが、今日の株価はマイナス53.5円・マイナス9.47パーセントの511.5円。高値593.1円から安値506円まで、1日の値幅がとても大きい日でした。上方修正・増配の日に、なぜここまで下げたのか——市場予想との比較や、下げの理由を書いた記事は、今日のところ見つけられていません。同じ日に日経新聞が「日本株『ツルハシ神話』に陰り」と、AI関連銘柄への期待がしぼみ始めていることを伝えていたので、AI向けの半導体材料が伸びている会社ほど、今日は買われにくかったのかもしれません(あくまで推測です)。

100株で、今日だけでマイナス5,350円。それでも含み益はプラス3,750円・プラス7.91パーセント残っています。年間配当17円で、取得利回りは3.59パーセント、今日の終値での現在利回りは3.32パーセントです。

ほかの決算: SBI・東リ・TDK

  • SBI(8473): 今日の10時10分に中間決算。Yahoo!ファイナンスの要約によると、中間利益はプラス39.1パーセントの2,305億円。同時に「中間配当の決定及び期末配当予想の修正」も出ていて、中間配当は10円増配の30円で確定、期末配当は80円の予想、年間では110円になりました。前期の年間配当は95円(中間20円・期末75円)だったので、前期からは15円の増配です。208株・平均取得単価1,735円で、取得利回りは6.34パーセント、今日の終値での現在利回りは3.90パーセント。年間の配当は、税引前で22,880円の見込みです。15時30分には、フジ・メディア・ホールディングスとの資本業務提携も発表しています。株価はマイナス1.67パーセントの2,818.5円
  • 東リ(7971): 14時に中間決算と自社株買いを発表。中間の営業利益はプラス37.4パーセント。10/28に上方修正・増配(34円→36円)を出していたので、中身はほぼその確認です。株価はプラス0.28パーセントの724円
  • TDK(6762): 上の「本日の取引」のとおり、上方修正・増配の翌営業日にマイナス2.22パーセント

NGK・住友化学・TDKと、「上方修正・増配」を出した3社の株価が、プラス10.95パーセント・マイナス9.47パーセント・マイナス2.22パーセントとバラバラ。決算は、出た瞬間の数字より「市場がどう受け止めるか」で株価が決まる——10/27の📚解説で書いたことを、今日もまた見せられた気がします。

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
NGK(5333) 20 1,976円 5,118円 +505(+10.95%) +62,840円 126円 6.38% 2.46%
イエローハット(9882) 196 1,370円 1,678円 +78(+4.88%) +60,368円 68円 4.96% 4.05%
ヒューリック(3003) 204 1,469円 1,850円 +45.5(+2.52%) +77,724円 70円 4.77% 3.78%
キューデンHD(642A) 20 1,893円 2,019.5円 +47.5(+2.41%) +2,530円 50円 2.64% 2.48%
パーカー(9845) 100 1,141円 1,390円 +30(+2.21%) +24,900円 53円 4.65% 3.81%

上昇TOP5は、上方修正・増配のNGK、カー用品のイエローハット、不動産のヒューリック、九州電力の持株会社のキューデンHD、自動車部品・化学品のパーカー。AI・半導体が売られた日でも、決算の良かった銘柄と、内需の高配当株が並びました。

NGK(5333)——上方修正・増配

1位のNGKは、上の📊決算解析のとおりです。

イエローハット(9882)——中間決算は増益、自社株買いも

2位のイエローハットは、プラス78円・プラス4.88パーセントの1,678円。10/30の15時30分に中間決算を出していました。Yahoo!ファイナンスの要約によると、売上高はプラス4.7パーセントの830億円、営業利益はプラス18.2パーセント、純利益はプラス22.9パーセント。消耗品の販売や工賃の収入、不動産の売却益が効いたとのことです。10/30の16時30分にはToSTNeT-3での自社株買いを発表し、今日の11時にその取得結果を開示しています。196株で、今日だけでプラス15,288円。年間配当68円で、取得利回りは4.96パーセントです。

ヒューリック(3003)——10/28に上方修正・増配(67円→70円)を出していた

3位のヒューリックは、プラス45.5円・プラス2.52パーセントの1,850円。

ここで1つ訂正です。わたしの手元の配当メモでは、ヒューリックの年間配当は67円のままでした。今日Yahoo!ファイナンスで確かめると、1株配当の会社予想は70円。内訳は、すでに受け取った中間配当33.5円と、期末配当の予想36.5円。期末を33.5円から3円増やす形です。前期(2025年12月期)の実績は62円(中間28.5円・期末33.5円)なので、前期と比べると8円の増配になります。日経の開示一覧を見ると、10/28の11時30分に第3四半期決算と「通期業績予想及び配当予想の修正」が出ていました。10/28〜10/30の記事ではヒューリックに触れていなかったので、記事の数字の訂正はありませんが、増配に3営業日のあいだ気づいていなかったことになります。

Yahoo!ファイナンスの解説によると、10/28からの上昇には、この上方修正・増配と、今日の目標株価の引き上げが重なったとのこと。第3四半期の売上高はプラス35.4パーセント、経常利益はプラス10.4パーセントです。204株で、年間の配当は67円×204株=13,668円から、70円×204株=14,280円へ、税引前で612円増えます。取得利回りは4.77パーセントになりました。

キューデンHD(642A)——持株会社移行後、はじめてのTOP5

4位のキューデンHDは、プラス47.5円・プラス2.41パーセントの2,019.5円。10月1日に九州電力が持株会社に移行してできた会社で、移行してからTOP5に入るのは今日がはじめてです。20株・平均取得単価1,893円で、含み益はプラス2,530円。年間配当は、九州電力のときと同じ50円。取得利回りは2.64パーセント、今日の終値での現在利回りは2.48パーセントです。今日の材料は見当たりませんでした。

パーカー(9845)——11月4日に決算

5位のパーカーは、プラス30円・プラス2.21パーセントの1,390円。決算発表は11月4日の予定なので、今日の上げは決算の前の動きです。材料は確認できていません。100株で、含み益はプラス24,900円・プラス21.82パーセントです。

上昇TOP5の増加額は、合計でプラス38,620円。そのうち、イエローハットがプラス15,288円、NGKがプラス10,100円でした。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
キオクシアHD(285A) 36 17,452円 11,345円 -2,125(-15.78%) -219,852円 30円(中間のみ・期末未定) 0.17% 0.26%
住友化(4005) 100 474円 511.5円 -53.5(-9.47%) +3,750円 17円 3.59% 3.32%
高速(7504) 20 2,071円 4,820円 -360(-6.95%) +54,980円 120円 5.79% 2.49%
アストロスケール(186A) 16 1,019円 1,051円 -74(-6.58%) +512円 0円 0.00% 0.00%
ハマキョウ(9037) 20 1,210円 1,739円 -101(-5.49%) +10,580円 46円 3.80% 2.65%

下落TOP5は、決算で売られたキオクシアと住友化学、10/30に決算を出した高速とハマキョウレックス、AI株安のあおりを受けた宇宙関連のアストロスケール。

キオクシアHD(285A)・住友化学(4005)

1位のキオクシアと2位の住友化学は、上の📊決算解析のとおりです。キオクシアの年間配当は、中間の30円(分割後換算)だけが決まっていて、期末は未定。なので、表の取得利回り・現在利回りは中間の30円だけで計算しています。

高速(7504)——増収増益の中間決算でも、マイナス6.95%

3位の高速は、マイナス360円・マイナス6.95パーセントの4,820円。食品トレーなどの包装資材の専門商社です。10/30の15時30分に中間決算を出していました。Yahoo!ファイナンスの要約によると、売上高はプラス13.7パーセントの699億円、営業利益はプラス30.5パーセント、純利益はプラス31.8パーセント。数字はしっかり伸びています。それでも今日は売られて、安値は4,675円。通期予想の修正の有無は、まだ確認できていません。10/26には含み益率がプラス149.64パーセントまで上がっていた銘柄なので、決算を通過したところで利益確定の売りが出たのかもしれません。20株で、含み益はまだプラス54,980円・プラス132.74パーセント。年間配当120円で、取得利回りは5.79パーセントです。

アストロスケール(186A)——宇宙関連に売り

4位のアストロスケールは、マイナス74円・マイナス6.58パーセントの1,051円。日経新聞によると、今日はグロース250が3日続落で、アストロスケールなど宇宙関連の銘柄が売られたとのこと。前週末の米国でAI株が急落したことが重荷になったと書かれています。10/27〜10/30で約10パーセント上がっていた分の、反動もありそうです。含み益はプラス512円・プラス3.14パーセントまで縮みました。

ハマキョウレックス(9037)——中間決算を通過

5位のハマキョウレックスは、マイナス101円・マイナス5.49パーセントの1,739円。物流センターの運営とトラック輸送の会社です。10/30の16時に中間決算を発表していました。Yahoo!ファイナンスの要約によると、中間期は売上高837億円・営業利益81億円で、各指標とも前年同期を上回り、物流センター事業の新規受託やM&Aが増益に効いたとのこと。株価は寄り付きの1,871円が高値で、そこから売られました。年間配当は、これまで「推定」としていた46円を、Yahoo!ファイナンスの会社予想で確認できました。

下落TOP5の減少額は、合計でマイナス92,254円。そのうち、キオクシアだけでマイナス76,500円でした。

ランキング外の181銘柄で、マイナス268,628円

増減額
上昇TOP5の合計 +38,620円
下落TOP5の合計 -92,254円
TOP10の合計 -53,634円
ポートフォリオ全体 -322,262円
ランキング外の181銘柄 -268,628円

ランキング外の181銘柄で、マイナス268,628円、1銘柄あたり約1,500円のマイナス。プライムの3分の2の銘柄が下げた日なので、わたしの保有銘柄も広く少しずつ下げたようです。日経新聞の大引けの記事で値下がりの主な銘柄に挙がっていた三菱UFJとトヨタも、わたしの保有銘柄です。

なお、今日の前日比マイナス322,262円には、今日買った20株の「前日終値から今日の終値までの値動き」も入っています。キオクシア2株でマイナス4,250円、ほかの4銘柄で合わせてマイナス356円、合計マイナス4,606円。5銘柄とも終値で買っているので、実際にはこの分は損をしていません。前日の評価額37,019,848円に今日の買付49,390円を足し、前日比を引いた額と、今日の評価額の差が、ちょうどこの4,606円でした。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
36,751,582円 +12,211,643円 +49.76% -322,262円 -0.87%

評価額は36,751,582円。含み損益はプラス12,211,643円・プラス49.76パーセントで、10/30のプラス51.16パーセントから1.40ポイント下がり、プラス50パーセントを割り込みました。取得総額は24,539,939円です。

📚 初心者向けワンポイント解説:「業績予想」の出し方は会社ごとに違う——通期で出すNGK、次の四半期だけのキオクシア

今日は、NGKと住友化学が「通期の業績予想を上方修正」し、キオクシアは「次の四半期の見通し」で売られました。同じ「会社の予想」でも、出し方がまったく違います。この違いを知っておくと、決算のニュースの読み方が変わります。

日本の多くの会社は「通期予想」を出す

日本の上場会社の多くは、期のはじめに「今期1年間で、売上や利益をこのくらい出すつもりです」という通期の業績予想を出します。そして、途中の決算で「思ったより良い/悪い」と分かったら、予想を修正します。これが「上方修正」「下方修正」です。

今日のNGKは、通期の純利益の予想を820億円から1,000億円に上方修正。住友化学も、約700億円から900億円に上方修正しました。投資家は「期初の予想に対して、どれだけ上振れたか」を見ます。

キオクシアは「次の四半期」の見通しだけ

一方、キオクシアは1年間の予想を出していません。決算のたびに、「次の3カ月(四半期)は、このくらい」という見通しだけを出します。メモリは値段の変化が速く、1年先までは見通せない、というのが会社の説明です。海外のハイテク企業では、むしろこちらが一般的です。

この出し方だと、決算のたびに「次の四半期は前の四半期より伸びるのか」が、そのまま見出しになります。

四半期 売上(実績・見通し) 前の四半期比
4〜6月(Q1実績) 1兆7,671億円 +76.2%
7〜9月(Q2実績) 2兆4,800億円 +40.3%
10〜12月(Q3見通し) 2兆5,000億円 +0.8%

利益の“額”は過去最高の水準のままでも、伸び率がプラス76パーセント→プラス40パーセント→プラス0.8パーセントと急ブレーキに見える。市場は、この「傾き」が寝てきたことに反応して、今日マイナス15.78パーセントまで売りました。

通期予想にも、四半期見通しにも、それぞれのクセがある

どちらが良い悪いではなく、それぞれにクセがあります。

  • 通期予想の会社: 期初の予想を控えめに出して、途中で上方修正する会社もあります。なので、「上方修正」そのものより、「修正後の数字が市場予想を上回ったか」のほうが株価には効きます。今日、同じ上方修正・増配でもNGKが上がり、住友化学が下がったのは、その差が出たのかもしれません
  • 四半期見通しの会社: 3カ月ごとに“答え合わせ”と“次の予告”が来るので、株価が大きく動く機会が年に4回あります。次の予告が「横ばい」や「減収」だと、今の利益が高くても売られやすい
  • 予想を出さない会社: SBIのように、相場に左右される証券業が中心の会社は、通期の業績予想を出していないこともあります

長期投資家として、わたしが見るところ

わたしの保有銘柄の多くは、通期予想を出す日本の会社です。なので、ふだんは「通期予想に対する進捗率」と「配当予想が変わったか」を見ています(進捗率は8/21の📚解説で書きました)。

キオクシアだけは、見方を変える必要があります。10/31の記事で「判断の軸は、株価ではなく会社の見通し(次の四半期が増収か減収か)に置く」と書いたのは、このためです。四半期の見通しを出す会社では、「次の四半期の傾き」こそが、通期予想の上方修正・下方修正に当たる情報。次のQ3決算で、Q4の見通しが増収なのか減収なのか——そこを、わたしのキオクシアの判断の分かれ目にします。

明日以降の注目ポイント

  • 11月3日(火)は文化の日で休場。次の営業日は11月4日(水)です
  • 11月3日(日本時間4日)の米中間選挙の結果と、それを受けた米国株・為替の動き
  • キオクシアHD(285A)が、6カ月半ぶりの安値から下げ止まるか。同業のサンディスク・マイクロンなど、米国の半導体株の動きも見ます
  • 11月4日はスカパーJSAT(9412)・三菱商事(8058)・IHI(7013)・パーカー(9845)、11月5日はアドソル日進(3837)・FUJIMI(5384)・住友林業(1911)・COTA(4923)の決算予定
  • 11月6日は明豊ファシリティワークス(1717)・栗本鐵工所(5602)・月島HD(6332)・ファルコHD(4671)・三井不動産(8801)・大同信号(6743)、11月10日はアイホン(6718)・NJS(2325)・浜松ホトニクス(6965)、11月12日はオカダアイヨン(6294)・INPEX(1605)・PILLAR(6490)の決算予定。今日ナンピンした3銘柄の決算も、来週までにそろいます
  • 10月分の対日経累計は、11/16の記事で1行にまとめます

まとめ

11/2
日経平均 -0.33%
TOPIX -0.88%
わたしのポートフォリオ -0.87%

日経平均はマイナス208円・マイナス0.33パーセントで続落、TOPIXはマイナス0.88パーセントで7月以来の安値。キオクシアの急落と、前週末の米国の半導体株安でAI関連が売られる一方、東京エレクトロンとアドバンテストが日経平均を400円あまり支えました。プライムでは3分の2の銘柄が値下がりした一日です。

わたしのポートフォリオはマイナス322,262円・マイナス0.87パーセント。対日経はマイナス0.54ポイントで、82日累計の対日経差はプラス15.82ポイント。TOPIXとはほぼ同じ下げでした。

主役は、キオクシアHD(285A)のマイナス15.78パーセント。10〜12月期の見通しが前の四半期と横ばいだったことに市場は失望し、一時6カ月半ぶりの安値まで売られました。36株で、今日だけでマイナス76,500円。決算では、NGK(5333)が上方修正と106円→126円の増配でプラス10.95パーセント。一方で、住友化学(4005)は上方修正・増配の日にマイナス9.47パーセント、TDK(6762)も上方修正・増配の翌営業日にマイナス2.22パーセント。同じ「上方修正・増配」でも、株価の答えはバラバラでした。ヒューリック(3003)の10/28の増配(67円→70円)を見落としていたことにも、今日気づきました。

上昇TOP5はNGKと内需の高配当株、下落TOP5はキオクシア・住友化学と、決算を通過した高速・ハマキョウレックス、宇宙関連のアストロスケール。TOP10の合計はマイナス53,634円で、ランキング外の181銘柄でマイナス268,628円でした。

今日は5銘柄20株・49,390円を、すべてナンピン。キオクシアは、10/31の記事で決めた「大きく下げた日に1〜2株まで」のとおり2株。PER3倍台という数字に気持ちは揺れましたが、自分で決めた上限を守りました。TDKは上方修正・増配後の下げを2株、明豊ファシリティワークス・オカダアイヨン・アイホンは、利回り4パーセント超の高配当株を少しずつ。「出し方の違う会社予想を、それぞれのルールで読む」——今日はそれを確かめた一日でした。

明日も、地味に、着実に。


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免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。