【2026年10月28日】高配当株PF記録|日経+1.08%もTOPIX-0.14%でPF-0.91%、キオクシア+13.76%、キヤノン下方修正で-6.00%、7銘柄ナンピン

今日のサマリー

日経平均は、プラス685円82銭・プラス1.08パーセントの63,954円19銭で続伸しました。後場には上げ幅が一時1,040円に広がったそうです。一方のTOPIXは、マイナス5.66・マイナス0.14パーセントの3,991.71で、3営業日ぶりに反落しました。

日経新聞によると、前日の米半導体株高を受けて韓国株が大幅高となり、海外の短期筋が日本の半導体株にも買いを入れたとのことです。米ブロードコムが、アンソロピックの半導体調達を支える資金の枠組みを発表したことで、AI開発が続くのかという懸念も和らいだ。後場には韓国SKハイニックスの7〜9月期決算が好調と伝わり、キオクシアはプラス13.76パーセントで日経平均採用銘柄の値上がり率3位に入りました。

ただ、今日も上げたのは一部の銘柄だけです。東証プライムは値上がり432銘柄に対して、値下がり1,096銘柄。全体の7割が下げたことになります。業種別では、保険業がマイナス2.83パーセントで下落率の首位、食料品がマイナス2.67パーセント、石油・石炭がマイナス2.26パーセント。ゲーム株から半導体へ資金が移ったという報道もあり、内需株や保険・商社が売られました。売買代金は約8兆742億円。

わたしのポートフォリオは、マイナス340,238円・マイナス0.91パーセント。対日経はマイナス1.99パーセントポイント、対TOPIXもマイナス0.77パーセントポイントです。昨日に続いて、日経平均だけが上がる“値がさ半導体の一日”。しかも今日は、わたしが多く持っている保険・食品・内需株がはっきり売られたので、昨日よりも負けが大きくなりました。

今日のトピックは:

  1. 日経平均はプラス1.08パーセントで続伸、でもTOPIXはマイナス0.14パーセント、値下がりは全体の7割。わたしのポートフォリオはマイナス0.91パーセント、対日経マイナス1.99パーセントポイント
  2. 決算で明暗。キヤノン(7751)は通期営業益の下方修正でマイナス6.00パーセント、横河ブリッジHD(5911)も減益決算でマイナス4.32パーセント。東リ(7971)は今日の14時に上方修正・増配を出して、プラス5.79パーセント
  3. 安藤ハザマ・大和ハウス・東急不動産HD・王子HD・高純度化学・デンソー・第一ライフの7銘柄をナンピン、合計54,049円

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 36,911,393円 -340,238円 -0.91%
日経平均 63,954.19円 +685.82円 +1.08%
TOPIX 3,991.71 -5.66 -0.14%

日経平均に対してマイナス1.99パーセントポイント、TOPIXに対してマイナス0.77パーセントポイント。

昨日は「日経平均プラス1.73パーセント、TOPIXプラス0.61パーセント」で、少なくともTOPIXはプラスでした。今日は日経平均がプラスなのに、TOPIXはマイナス。JPX日経400もマイナス0.31パーセントでした。上げの中心が、昨日よりもさらに半導体・電子部品に絞られたことが分かります。

79日累計で対日経+15.29ppt

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7月(21日) -8.56%累計 -0.80%累計 +6.76%累計 +15.32ppt累計
8月(20日) +3.20%累計 +3.81%累計 +3.41%累計 +0.21ppt累計
9月(19日) +0.84%累計 -1.04%累計 -1.63%累計 -2.47ppt累計
10/1(木) +3.30% +0.57% -0.61% -3.91ppt
10/2(金) -0.94% -0.99% -1.19% -0.25ppt
10/5(月) +2.40% +1.33% +0.67% -1.73ppt
10/6(火) +1.05% +0.92% +0.56% -0.49ppt
10/7(水) -0.92% -0.70% -0.64% +0.28ppt
10/8(木) -1.42% -1.51% -1.37% +0.05ppt
10/9(金) -0.02% +0.33% +0.40% +0.42ppt
10/13(火) -1.82% +0.14% +1.25% +3.07ppt
10/14(水) -0.05% -0.34% -0.21% -0.16ppt
10/15(木) -4.90% -2.38% -1.16% +3.74ppt
10/16(金) +1.39% +1.67% +1.57% +0.18ppt
10/19(月・記事なし) -0.62% +0.04% +0.37%(推計) +0.99ppt(推計)
10/20(火) -1.30% -1.43% -1.41% -0.11ppt
10/21(水) +0.85% +0.86% +0.68% -0.17ppt
10/22(木) -2.65% -1.14% -0.37% +2.28ppt
10/23(金) -0.34% -0.79% -0.38% -0.04ppt
10/26(月) -0.80% +0.18% +0.96% +1.76ppt
10/27(火) +1.73% +0.61% -0.04% -1.77ppt
10/28(水) +1.08% -0.14% -0.91% -1.99ppt
79日累計 -8.50% -0.80% +6.71% +15.29ppt

79日累計は、日経平均マイナス8.50パーセントに対してポートフォリオはプラス6.71パーセント、対日経通算プラス15.29パーセントポイント。2日間で3.76ポイント縮みました。10月の19営業日の合計は、プラス2.15ポイントです。

10/26の時点で、10月の対日経差はプラス5.91ポイントまで積み上がっていました。それが、半導体が買い戻された2日間で、3分の1ほどに。半導体が売られた日にコツコツ稼いだ差を、半導体が買われる日にまとめて返す——昨日書いた「表と裏」が、2日続けて裏に出ています。

本日の取引

銘柄(コード) 約定株数 約定単価 約定金額 意図
安藤ハザマ(1719) 4 1,752.5円 7,010円 ナンピン
大和ハウス(1925) 4 2,243.5円 8,974円 ナンピン
東急不動産HD(3289) 6 1,200円 7,200円 ナンピン
王子HD(3861) 10 809.5円 8,095円 ナンピン
高純度化学(4973) 2 4,190円 8,380円 ナンピン
デンソー(6902) 4 1,809円 7,236円 ナンピン
第一ライフグループ(8750) 4 1,788.5円 7,154円 ナンピン
合計 — — 54,049円 —

今日は7銘柄を、合計54,049円買い増しました。7銘柄とも、約定単価が平均取得単価を下回っているナンピンです。1銘柄あたり7,000〜8,000円台にそろえて、少しずつ拾いました。

銘柄 買い増し前 約定単価 買い増し後 年間配当(会社予想) 取得利回り(買い増し後)
安藤ハザマ(1719) 56株・約1,772円 1,752.5円 60株・約1,771円 84円 4.74%
大和ハウス(1925) 16株・2,290円 2,243.5円 20株・約2,281円 89円 3.90%
東急不動産HD(3289) 52株・1,270円 1,200円 58株・約1,263円 50円 3.96%
王子HD(3861) 180株・約845円 809.5円 190株・約843円 36円 4.27%
高純度化学(4973) 30株・約4,617円 4,190円 32株・約4,590円 230円 5.01%
デンソー(6902) 8株・1,829円 1,809円 12株・約1,822円 74円 4.06%
第一ライフG(8750) 20株・1,803円 1,788.5円 24株・約1,801円 72円 4.00%

今日の7銘柄で増えた年間配当は、税引前で2,396円。54,049円に対して約4.43パーセントです。平均取得単価は、どれも数円〜30円ほどしか下がりません。10/22の📚解説で書いた「ナンピンの効き目は、株数の比で決まる」のとおり、持ち株に対して少しずつ足しているので、平均取得単価よりも“配当の積み上げ”のほうが目に見える変化です。

売られた業種を、少しずつ拾う

今日の業種別の騰落率を見ると、買った7銘柄の業種は、ほとんどが下げた側でした。

  • 保険業(マイナス2.83パーセント・下落率首位): 第一ライフグループ
  • パルプ・紙(マイナス1.93パーセント): 王子HD
  • 不動産業(マイナス1.87パーセント): 東急不動産HD
  • 建設業(マイナス1.20パーセント): 安藤ハザマ・大和ハウス
  • 輸送用機器(マイナス1.12パーセント): デンソー

半導体に資金が集まった日に、売られた内需・バリュー株を拾う——わたしのいつもの形です。大和ハウスと東急不動産HDは、昨日のマンション転売規制の報道で不動産株が売られた流れの中にあります。どこまで買い増しを続けるかは、規制の中身と11月の決算を見ながら考えます。

デンソー(6902)——決算前日に、もう一度

デンソーは、昨日4株を1,832円で押し目買いして8株にしたばかりです。今日はさらに下げて1,809円で4株を買い、12株になりました。昨日は引けの約定で平均取得単価を少し上回ってしまいましたが、今日は平均取得単価1,829円を20円下回っての約定なので、ちゃんとナンピンです。

年初来安値は4月28日の1,801円で、あと8円のところまで来ています。そして、決算発表は明日、10月29日の予定。決算の前に、2日続けて株数を増やしたことになります。数字しだいで大きく動くことは承知のうえです。会社予想の年間配当74円に対して、取得利回りは約4.06パーセントです。

📊 本日の決算解析: キヤノン(7751)は下方修正で急落、東リ(7971)は上方修正・増配で7カ月ぶり高値

今日の下落TOP5の1位と、上昇TOP5の2位は、どちらも決算・業績修正への反応でした。さらに下落TOP5の3位の横河ブリッジHDも、昨日の引け後の中間決算への反応です。

キヤノン(7751): 7〜9月期は増益、でも通期営業益を下方修正してマイナス6.00%

キヤノンは、昨日(10/27)の15時30分に、2026年12月期の第3四半期決算を発表しました。わたしは20株・平均取得単価3,891円で持っています。

項目 内容
7〜9月期の営業利益 971億円(前年同期比+10.3%・市場予想を上回る)
1〜9月期累計の営業利益 前年同期比+8%(報道ベース)
通期営業利益予想 4,650億円→4,560億円に下方修正(前期比+0.1%)

報道によると、7〜9月期は在庫の積み増しなどもあって、市場予想を上回る増益でした。ところが、通期の営業利益予想を4,650億円から4,560億円へ引き下げ。メディカル(医療機器)とインダストリアルの売上が想定に届かず、特にメディカルでは生産の遅れが長引く懸念が出ているとのことです。今朝は売り気配で始まり、野村証券が投資判断を引き下げたとも伝えられています。

終値は、マイナス294円・マイナス6.00パーセントの4,610円で、今日の下落TOP5の1位。20株でマイナス5,880円です。

昨日の📚解説で「市場が見ているのは、前年との比較ではなく、期待との差」と書きました。キヤノンは、四半期の数字は期待を上回ったのに、通期の見通しを下げた。昨日のJPXの「通期据え置き」よりも、さらにはっきりした“会社自身のメッセージ”です。株価は、過去の3カ月よりも、これからの見通しのほうに強く反応したのだと思います。

それでも含み益はプラス14,380円・プラス18.48パーセント。年間配当は160円のままで、取得利回りは4.11パーセント、今日の終値での現在利回りは3.47パーセントです。利益の見通しは下がっても、配当は維持。長期で持つわたしにとっては、ここがいちばん大事なところです。メディカルの生産遅延が一時的なものかどうか、次の決算で見極めたいと思います。

東リ(7971): 今期経常を一転増益に上方修正・年間配当34円→36円

内装材の東リは、今日の14時、つまり取引時間中に、業績予想と配当予想の修正を発表しました。わたしは100株・平均取得単価665円で持っています。

項目 修正前 修正後
通期経常利益(2027年3月期) 45億円 60億円(+33.3%・前期比+4.7%で一転増益)
通期純利益 — 46億円
年間配当 34円 36円(+2円)

株探の速報によると、上期(4〜9月)の経常利益は21億円で前年同期比プラス22.8パーセント。通期は一転して増益となり、最高益の見通しとのことです。原材料高を価格改定で吸収できたことが理由として報じられています。

終値は、プラス39円・プラス5.79パーセントの712円で、上昇TOP5の2位。7カ月ぶりの高値だそうです。含み益はプラス4,700円・プラス7.07パーセント。年間配当36円に対して、取得利回りは5.41パーセント、今日の終値での現在利回りは5.06パーセントになりました。中間決算の発表は11月2日の予定です。

横河ブリッジHD(5911): 中間経常16%減益、通期は据え置き

橋梁大手の横河ブリッジHDは、昨日(10/27)の15時30分に中間決算を発表しました。わたしは25株・平均取得単価2,602円。

株探の速報によると、上期(4〜9月)の経常利益は37.3億円で前年同期比マイナス15.6パーセント、7〜9月期だけではマイナス20.8パーセント。アナリスト予想も下回ったと伝えられています。通期の経常利益予想112億円は据え置きで、上期の進捗率は33.3パーセント(過去5年平均は34.1パーセント)です。

終値は、マイナス125円・マイナス4.32パーセントの2,771円。含み益はプラス4,225円・プラス6.50パーセントまで縮みました。年間配当130円に対する取得利回りは5.00パーセント。進捗率は過去の平均並みなので、下期に挽回できるかどうかを見ていきます。

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
キオクシアHD(285A) 34 17,811円 14,340円 +1,735(+13.76%) -118,014円 0円 0.00% 0.00%
東リ(7971) 100 665円 712円 +39(+5.79%) +4,700円 36円 5.41% 5.06%
TDK(6762) 16 2,890円 2,790.5円 +133(+5.00%) -1,592円 40円 1.38% 1.43%
アストロスケール(186A) 16 1,019円 1,125円 +48(+4.46%) +1,696円 0円 0.00% 0.00%
FUJIMI(5384) 30 1,905円 3,270円 +130(+4.14%) +40,950円 92円 4.83% 2.81%

上昇TOP5は、NANDメモリのキオクシア、上方修正の東リ、電子部品のTDK、宇宙ごみ除去のアストロスケール、半導体研磨材のFUJIMI。5銘柄中3銘柄が、半導体・電子部品です。決算・業績修正で上げたのは、2位の東リだけです。

キオクシアHD(285A)——SKハイニックスの好決算で急騰

1位のキオクシアは、プラス1,735円・プラス13.76パーセントの14,340円。34株でプラス58,990円と、今日の上昇TOP5でいちばん金額が大きいです。

朝から買い気配で始まり、報道では、韓国SKハイニックスの7〜9月期の営業利益が約7倍に増え、追加の株主還元も行うと伝わったことが材料とされています。同じメモリー大手の好決算が、キオクシアの決算への期待につながったかたちです。ブロードコムがアンソロピックの半導体調達を支える枠組みを出したことで、AI投資が止まるのではという不安が和らいだのも追い風だと思います。

含み損はマイナス118,014円・マイナス19.49パーセント。10/23の時点ではマイナス171,904円・マイナス28.39パーセントだったので、3営業日で約54,000円戻しました。10/22・10/23に12,595円・12,755円で2株ずつナンピンした分は、今日の終値で見ると1株あたり1,600〜1,700円ほどのプラスです。ただし、SBIの【決算】マークのとおり、キオクシアの決算発表は10月30日の予定。今日の上げは、あくまで決算前の期待です。

東リ(7971)——上方修正・増配

2位の東リは、上の📊決算解析のとおり、今日の14時に発表した上方修正・増配を受けた上昇です。

TDK(6762)・FUJIMI(5384)——半導体の買い戻し、決算はまだ先

3位のTDKは、プラス133円・プラス5.00パーセントの2,790.5円。日経新聞の大引け記事でも、イビデン・レーザーテックと並んで買われた銘柄に名前が挙がっています。10/23に2,624.5円でナンピンしてから3営業日で約6パーセント戻し、含み損はマイナス4,248円からマイナス1,592円に縮みました。決算発表は10月30日の予定で、今日は決算前です。

5位のFUJIMIは、プラス130円・プラス4.14パーセントの3,270円。半導体の研磨材をつくる会社なので、キオクシアや半導体全体の買い戻しに連れた上げだとみています。含み益率はプラス71.65パーセント。決算発表は11月5日の予定です。

アストロスケール(186A)——グロース250は4日続伸

4位のアストロスケールは、プラス48円・プラス4.46パーセントの1,125円。今日はグロース250指数が4日続伸で、リスク選好で主力銘柄に買いが入ったと報じられています。会社からの新しい開示は見当たりません。10月に入って上昇TOP5と下落TOP5を行ったり来たりしている銘柄です。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
キヤノン(7751) 20 3,891円 4,610円 -294(-6.00%) +14,380円 160円 4.11% 3.47%
キリンHD(2503) 100 2,063円 2,803.5円 -144(-4.89%) +74,050円 76円 3.68% 2.71%
横河ブリッジHD(5911) 25 2,602円 2,771円 -125(-4.32%) +4,225円 130円 5.00% 4.69%
アサヒ(2502) 36 1,600円 1,604.5円 -69.5(-4.15%) +162円 57円 3.56% 3.55%
東京海上(8766) 1,500 281円 555円 -23.6(-4.08%) +411,000円 16.34円 5.81% 2.94%

下落TOP5は、精密機器のキヤノン、ビールのキリンHDとアサヒ、橋梁の横河ブリッジHD、損害保険の東京海上。決算で下げたのは、1位のキヤノンと3位の横河ブリッジHD。残りの3銘柄は、食料品と保険という、今日いちばん売られた2業種です。

キヤノン(7751)・横河ブリッジHD(5911)——決算による下落

どちらも昨日の15時30分の発表への反応です。詳しくは上の📊決算解析のとおり。キヤノンは通期営業益の下方修正、横河ブリッジHDは中間期の減益とアナリスト予想の未達が嫌気されました。

キリンHD(2503)・アサヒ(2502)——ビール大手4社のカルテル疑惑

2位のキリンHDは、マイナス144円・マイナス4.89パーセントの2,803.5円。100株でマイナス14,400円です。4位のアサヒは、マイナス69.5円・マイナス4.15パーセントの1,604.5円。同じビールのサッポロもマイナス5.24パーセントと、ビール株がそろって下げました。

下げの背景にあるのは、ビール大手4社のカルテル疑惑です。10月7日に公正取引委員会がビール大手4社に強制調査に入ったと報じられ、わたしはその日と翌日に、アサヒを2日続けてナンピンしました。10月24日には、2023年の酒税改正で減税になったのに、4社が業務用ビールの価格をそろって据え置いていた、という報道も出ています。疑惑の中身が少しずつ具体的になってきたことで、課徴金や、業績・ブランドへの影響を警戒した売りが続いているのだと思います。

さらに今日は、業種別でも食料品がマイナス2.67パーセントで、保険に次ぐ下落率2位。半導体に資金が向かった日に、ディフェンシブな内需株から資金が抜けた流れも重なりました。キリンHDの決算発表は11月11日の予定です。カルテル疑惑は、公取委の判断が出るまで時間がかかりそうなので、決算の数字と合わせて、配当を出し続けられるかを見ていきます。

アサヒは10/7・10/8に2日続けてナンピンした銘柄で、含み益はプラス162円と、ほぼ平均取得単価ちょうどまで戻ってしまいました。

東京海上(8766)——保険業が業種別で下落率首位

5位の東京海上は、マイナス23.6円・マイナス4.08パーセントの555円。1,500株なので、マイナス35,400円。今日の下落TOP5で、いちばん金額が大きいです。

日経新聞の大引け記事では、日東電工・キヤノンと並んで、売られた銘柄として名前が挙がっています。業種別では保険業がマイナス2.83パーセントで下落率の首位でした。会社からの新しい開示は見当たらず、個別の理由ははっきりしません。保険株は10/1の📚解説で書いたとおり、金利の見通しに敏感な業種。日銀会合(10/29〜30)やFOMCを前に、保険株からも資金が抜けたのだと推測しています。

それでも含み益はプラス411,000円・プラス97.51パーセント。10/22にプラス103.24パーセントで100パーセントを超えましたが、今日はまた100パーセントを少し割り込みました。取得利回りは5.81パーセントで、持ち続ける理由は変わりません。

ランキング外の180銘柄で、マイナス348,617円

増減額
上昇TOP5の合計 +69,686円
下落TOP5の合計 -61,307円
TOP10の合計 +8,379円
ポートフォリオ全体 -340,238円
ランキング外の180銘柄 -348,617円

上昇TOP5と下落TOP5を足すと、プラス8,379円で、むしろプラスです。それなのに全体はマイナス340,238円。つまり、ランキング外の180銘柄で、マイナス348,617円。1銘柄あたり約1,900円のマイナスです。

昨日は「下落TOP5の4銘柄で負けた日」でした。今日はその反対で、目立った銘柄ではなく、ランキングに載らない“その他大勢”がそろって少しずつ下げた日。プライムの7割が値下がりした相場の中身が、そのままわたしのポートフォリオにも出たかたちです。9/16の📚解説「騰落率ランキングと寄与度の違い」の、いちばん分かりやすい例かもしれません。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
36,911,393円 +12,504,259円 +51.23% -340,238円 -0.91%

評価額は36,911,393円。含み損益はプラス12,504,259円・プラス51.23パーセントで、昨日のプラス52.74パーセントから1.51ポイント下がりました。今日は54,049円の買い増しがあったので、評価額は前日から285,038円減、含み損益は339,308円減っています。

📚 初心者向けワンポイント解説:「値上がり銘柄数」と「値下がり銘柄数」——日経平均が上がった日に、7割の銘柄が下がっていた

今日の日経平均は、プラス685円・プラス1.08パーセント。ニュースの見出しだけ見れば「株高の一日」です。でも、東証プライムの約1,550銘柄のうち、値上がりしたのは432銘柄、値下がりは1,096銘柄。7割の銘柄は下がっていました。

指数は「平均」、銘柄数は「多数決」

日経平均やTOPIXは、たくさんの銘柄をまとめた“平均”のような数字です。特に日経平均は、株価の高い銘柄の動きが大きく効く(8/18の📚解説)。今日でいえば、アドバンテスト・東京エレクトロン・ソフトバンクグループ・キオクシアといった、ごく一部の銘柄が大きく上げれば、ほかの多くの銘柄が下げても、指数はプラスになります。

それに対して、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数は、1銘柄1票の“多数決”です。どの銘柄も同じ1票なので、「相場全体として、上げた会社が多いのか、下げた会社が多いのか」がそのまま見えます。

今日(10/28) 昨日(10/27)
日経平均 +1.08% +1.73%
TOPIX -0.14% +0.61%
値上がり銘柄数 432 704
値下がり銘柄数 1,096 798

2日続けて日経平均は上げたのに、値下がり銘柄のほうが多い。しかも今日は、昨日よりさらに差が開きました。こういう相場を、「上げの“幅”が狭い」と言ったりします。

分散ポートフォリオは「多数決」側に近い

わたしのポートフォリオは190銘柄で、半導体の値がさ株は多くありません。なので、動き方は日経平均よりも、値上がり・値下がりの“多数決”に近いです。今日、ランキング外の180銘柄がそろってマイナスになったのは、まさにプライムの7割が下げた相場をそのまま映したものです。

逆に、10/15や10/22のように、日経平均が半導体株に引っぱられて大きく下げた日でも、値下がりがそこまで広がらなければ、わたしのポートフォリオは日経平均より小さな下げですみます。

見出しの数字と、自分の結果がずれたときに

「日経平均が上がったのに、自分の口座はマイナス」——こういう日は、がっかりしやすいと思います。そんなときは、値上がり・値下がり銘柄数をのぞいてみると、「自分だけが負けたわけではない」と分かることが多いです。日経平均が“どの銘柄で”上がったのかを知ると、自分のポートフォリオとの差にも納得がいきます。

わたしにとって大事なのは、日経平均に毎日勝つことではなく、配当を出し続ける会社を、売られた日に少しずつ集めていくこと。今日の7銘柄のナンピンも、その延長です。

明日以降の注目ポイント

  • デンソー(6902)は明日、10月29日に決算発表予定。昨日・今日と2日続けて買い増して12株にしたので、数字と反応を見届けます
  • 日銀の金融政策決定会合(10月29〜30日)と米FOMCの結果。保険・銀行・不動産のどこに資金が戻るか
  • 10月29日は野村不動産HD(3231)・小森(6349)、10月30日はキオクシアHD(285A)・TDK(6762)・Jパワー(9513)・双日(2768)・高速(7504)・GMOフィナンシャルHD(7177)の決算予定。キオクシアは今日の急騰で期待がかなり乗ったので、決算後の反応に注意
  • 東リ(7971)の中間決算は11月2日、SBIHD(8473)も11月2日の予定
  • ビール大手4社のカルテル疑惑の続報。キリンHD(2503)は11月11日に決算発表予定
  • 半導体主導の“幅の狭い”上げが続くかどうか。値上がり銘柄数が増えてくれば、わたしのポートフォリオもついていけるはず

まとめ

10/28
日経平均 +1.08%
TOPIX -0.14%
わたしのポートフォリオ -0.91%

日経平均はプラス685円・プラス1.08パーセントで続伸。SKハイニックスの好決算やブロードコムの発表をきっかけに、半導体株が買われました。一方でTOPIXはマイナス0.14パーセント、東証プライムの7割が値下がり。保険・食品など内需株が売られた一日でした。

わたしのポートフォリオはマイナス340,238円・マイナス0.91パーセント。対日経はマイナス1.99ポイントで、79日累計の対日経差はプラス15.29ポイントです。2日で3.76ポイント縮み、10月の上積みはプラス2.15ポイントまで減りました。

決算では、キヤノン(7751)が7〜9月期は増益でも通期営業益の下方修正でマイナス6.00パーセント、横河ブリッジHD(5911)も減益決算でマイナス4.32パーセント。東リ(7971)は今日の14時に上方修正・増配を出してプラス5.79パーセント。2日続けて、「期待との差」と「会社の見通し」に株価が反応するのを見ました。

上昇TOP5はキオクシアのプラス13.76パーセントを筆頭に半導体関連が中心で、TOP10の合計はプラス8,379円。それでも、ランキング外の180銘柄でマイナス348,617円。負けたのは目立つ銘柄ではなく、“その他大勢”でした。

取引は、安藤ハザマ・大和ハウス・東急不動産HD・王子HD・高純度化学・デンソー・第一ライフの7銘柄のナンピンで、合計54,049円。増えた年間配当は税引前で2,396円です。売られた内需株を少しずつ拾うという、いつもの形を続けました。明日はデンソーの決算と日銀会合の初日です。

明日も、地味に、着実に。


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免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。