【2026年10月26日】高配当株PF記録|日経-0.80%で3日続落もPF+0.96%、原油高でINPEX・三菱商事が上昇TOP5、GMOFHDは-7.36%

今日のサマリー

日経平均は、マイナス503円51銭・マイナス0.80パーセントの62,189円65銭で、3日続落しました。7月30日以来、約3カ月ぶりの安値水準です。一方のTOPIXは、プラス7.17・プラス0.18パーセントの3,972.98で、3営業日ぶりに反発しました。

日経新聞によると、前週末の米国市場で主要3指数がそろって下げ、その流れを引き継いだとのことです。中東情勢をめぐる不透明感から、23日の米国の原油先物(WTI)は大幅続伸して103ドル台。原油高が日本の景気や企業業績の重荷になるという懸念から、朝はリスク回避の売りが優勢になりました。アドバンテストや東京エレクトロンなど、AI・半導体関連の値がさ株も売られたようです。

ただ、下げ幅は一時600円近くまで広がったあと、押し目買いや海外勢とみられる先物買いで、一時は上げに転じる場面もあったと伝えられています。買われたのは、原油高の恩恵を受けるINPEXなどの石油株、豊田通商などの商社株。日米で金利の上昇がやや一服したことから、不動産株や建設株も買われたとのことです。東証プライムは値上がり818銘柄・値下がり686銘柄で、値上がりのほうが多い。売買代金は約6兆6,438億円で、4月20日以来、約6カ月ぶりの薄商いでした。

わたしのポートフォリオは、プラス354,021円・プラス0.96パーセント。対日経はプラス1.76パーセントポイント、対TOPIXもプラス0.78パーセントポイントです。日経平均が下げた日に、ポートフォリオはしっかりプラス——原油・商社・建設という、わたしが多く持っている業種が、そのまま買われる側に回った一日でした。

今日のトピックは:

  1. 日経平均はマイナス0.80パーセントで3日続落、3カ月ぶりの安値。それでもTOPIXはプラス0.18パーセントで反発し、わたしのポートフォリオはプラス0.96パーセントで、対日経プラス1.76パーセントポイント
  2. 原油高でINPEX(1605)がプラス4.90パーセント、三菱商事(8058)・双日(2768)の商社2社、大林組(1802)・高速(7504)が上昇TOP5。INPEXの含み益は531,070円・プラス132.70パーセント
  3. 下落TOP5の1位はGMOフィナンシャルHD(7177)のマイナス7.36パーセント。引け後には信越ポリマー(7970)が中間決算を発表し、通期の上方修正と増配

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 37,198,747円 +354,021円 +0.96%
日経平均 62,189.65円 -503.51円 -0.80%
TOPIX 3,972.98 +7.17 +0.18%

日経平均に対してプラス1.76パーセントポイント、TOPIXに対してプラス0.78パーセントポイント。

今日は、日経平均がマイナスでTOPIXがプラスという、符号が逆になった日です。日経平均は値がさ株の影響を強く受けるので、アドバンテストや東京エレクトロン、ファーストリテイリングが下げると、それだけで大きく押し下げられます。一方、TOPIXは時価総額で重みづけされていて、商社・石油・不動産・建設のような銘柄の上げも、きちんと反映されます。わたしのポートフォリオは、そのTOPIX側の上げに、さらに原油と商社の分を上乗せしたような形になりました。

77日累計で対日経+19.05ppt

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7月(21日) -8.56%累計 -0.80%累計 +6.76%累計 +15.32ppt累計
8月(20日) +3.20%累計 +3.81%累計 +3.41%累計 +0.21ppt累計
9月(19日) +0.84%累計 -1.04%累計 -1.63%累計 -2.47ppt累計
10/1(木) +3.30% +0.57% -0.61% -3.91ppt
10/2(金) -0.94% -0.99% -1.19% -0.25ppt
10/5(月) +2.40% +1.33% +0.67% -1.73ppt
10/6(火) +1.05% +0.92% +0.56% -0.49ppt
10/7(水) -0.92% -0.70% -0.64% +0.28ppt
10/8(木) -1.42% -1.51% -1.37% +0.05ppt
10/9(金) -0.02% +0.33% +0.40% +0.42ppt
10/13(火) -1.82% +0.14% +1.25% +3.07ppt
10/14(水) -0.05% -0.34% -0.21% -0.16ppt
10/15(木) -4.90% -2.38% -1.16% +3.74ppt
10/16(金) +1.39% +1.67% +1.57% +0.18ppt
10/19(月・記事なし) -0.62% +0.04% +0.37%(推計) +0.99ppt(推計)
10/20(火) -1.30% -1.43% -1.41% -0.11ppt
10/21(水) +0.85% +0.86% +0.68% -0.17ppt
10/22(木) -2.65% -1.14% -0.37% +2.28ppt
10/23(金) -0.34% -0.79% -0.38% -0.04ppt
10/26(月) -0.80% +0.18% +0.96% +1.76ppt
77日累計 -11.31% -1.27% +7.66% +19.05ppt

77日累計は、日経平均マイナス11.31パーセントに対してポートフォリオはプラス7.66パーセント、対日経通算プラス19.05パーセントポイント。先週末のプラス17.29ポイントから1.76ポイント広がりました。10月の17営業日の合計は、プラス5.91ポイントです。

10月に対日経で大きく勝った日を並べると、10/13(プラス3.07ポイント)、10/15(プラス3.74ポイント)、10/22(プラス2.28ポイント)、そして今日。どれも日経平均が値がさの半導体株に引っぱられて下げた日です。半導体を少ししか持っていないわたしのポートフォリオは、こういう日に差がつきやすい——この1カ月で、何度も同じ形を確かめています。

本日の取引

本日の取引はありません。

先週金曜日(10/23)に12銘柄・合計101,042円を買い増したばかりなので、今日は様子を見る日にしました。日経平均が3カ月ぶりの安値と聞くと、つい何か買いたくなりますが、今日は原油・商社・建設が買われて、わたしのポートフォリオはむしろ上がった日。下げた銘柄を拾うにしても、上がった銘柄を売るにしても、決め手になる材料はありませんでした。

今週は、日銀の金融政策決定会合(10月29〜30日)と、保有銘柄の中間決算が続きます。数字を見てから動いても遅くはない——“何もしない”も立派な投資判断だと思っています。

📊 本日の決算解析: 信越ポリマー(7970)——通期上方修正・増配・自社株買い

信越ポリマーは、今日の15時30分、つまり大引けのあとに、中間決算と、通期業績予想の上方修正・増配、自社株買いの3件を発表しました。わたしは14株・平均取得単価2,055円で持っています。発表は引け後なので、株価の反応は明日からです。

中間期(2026年4〜9月):

項目 実績 前年同期比
売上高 643億2,500万円 —
営業利益 — +31.6%
経常利益 91億3,200万円 +26.0%
純利益 — +11.2%

報道によると、AI・半導体向けの需要が追い風になったとのことです。7〜9月期だけで見ると、経常利益は50億円で前年同期比プラス53.5パーセント、売上営業利益率は11.7パーセントから15.4パーセントへ上がったと伝えられています。中間の経常利益は、アナリスト予想も上回ったようです。

通期予想と配当:

項目 修正前 修正後
通期経常利益 160億円 180億円(+28.5%・前期140億円)
年間配当 66円 72円(前期62円)

通期の経常利益予想は12.5パーセントの上方修正で、3期連続の最高益予想をさらに上乗せした形です。年間配当は66円から72円へ、6円の増配。わたしの平均取得単価2,055円に対する取得利回りは、3.21パーセントから3.50パーセントに上がります。14株なので、受け取りは年間924円から1,008円へ、プラス84円(税引前)です。自社株買いの規模や期間は、まだ確認できていません。

7月のQ1決算のときは、増益・増配でも“好材料出尽くし”でマイナス8.88パーセントでした。今回は上方修正まで付いていますが、明日どう反応するかは分かりません。わたしとしては、業績の伸びがそのまま配当に回っていることを確かめられたのが、いちばんの収穫です。

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
INPEX(1605) 230 1,740円 4,049円 +189(+4.90%) +531,070円 112円 6.44% 2.77%
三菱商事(8058) 190 2,282円 4,910円 +195(+4.14%) +499,320円 125円 5.48% 2.55%
大林組(1802) 34 2,091円 3,030円 +112.5(+3.86%) +31,926円 94円 4.50% 3.10%
高速(7504) 20 2,071円 5,170円 +190(+3.82%) +61,980円 120円 5.79% 2.32%
双日(2768) 45 2,982円 5,419円 +197(+3.77%) +109,665円 180円 6.04% 3.32%

上昇TOP5は、石油のINPEX、商社の三菱商事・双日、建設の大林組、そして包装資材の高速。日経新聞の大引けの記事に書かれていた「石油・商社・建設が買われた」という流れが、そのままランキングに出ました。

INPEX(1605)——原油103ドル台で、含み益53万円台

1位のINPEXは、プラス189円・プラス4.90パーセントの4,049円。230株なので、今日だけでプラス43,470円です。今日の上昇TOP5の増加額の、ほぼ半分をINPEXだけで稼ぎました。

含み益は531,070円・プラス132.70パーセント。10/22の記事で「9/17以来の50万円台」と書いた500,710円から、さらに3万円伸びました。これまでINPEXがTOP5に入った日の記録の中では、いちばん大きい数字です。

背景は、やはり原油高です。23日の米国の原油先物(WTI)は大幅続伸して103ドル台。中東情勢をめぐる不透明感が続いていて、北海ブレントも6カ月ぶりの高値をつけたと伝えられています。INPEXは原油・天然ガスを掘って売る会社なので、原油価格が上がれば、そのまま利益が増える構造です。

ただ、同じ原油高が、日経平均には「景気や企業業績の重荷」として売り材料になっています。原油高で得をする会社と、損をする会社。9/8の📚解説で「原油高は日本株の何を削り、何を潤すのか」を書きましたが、今日はその「潤す」側を多めに持っていたことが、数字に出たかたちです。会社予想の年間配当は112円で、取得利回りは6.44パーセント。決算発表は11月12日の予定です。

三菱商事(8058)・双日(2768)——商社が軒並み高

2位の三菱商事は、プラス195円・プラス4.14パーセントの4,910円。190株で、プラス37,050円です。日経新聞の大引けの記事でも、上昇した主な銘柄の1つとして名前が挙がっていました。含み益は499,320円・プラス115.16パーセントで、50万円の手前まで戻ってきました。

5位の双日は、プラス197円・プラス3.77パーセントの5,419円。45株でプラス8,865円です。含み益率はプラス81.72パーセント。

商社は、資源・エネルギーの権益を多く持っているので、原油や資源の値段が上がると業績の期待が高まりやすい業種です。今日は豊田通商なども含めて商社株が軒並み高かったとのことです。わたしは三菱商事・双日のほか、丸紅・住友商事・三井物産・伊藤忠・豊田通商も持っているので、今日のランキングに載らなかった商社も、全体の上げに効いたと思います。双日の決算発表は10月30日、三菱商事は11月4日の予定です。

大林組(1802)・高速(7504)——内需株も買われた

3位の大林組は、プラス112.5円・プラス3.86パーセントの3,030円。日経新聞の14時の記事では、「日米の金利上昇の一服で、三井不動産や住友不動産、大林組など建設株が高い」と伝えられていました。先週金曜日の不動産株に続いて、今日は建設株にも金利一服の追い風が吹いたとみています。決算発表は11月13日の予定です。

4位の高速は、プラス190円・プラス3.82パーセントの5,170円。含み益率はプラス149.64パーセントで、今日の上昇TOP5の中ではいちばん高いです。会社からの新しい開示は見当たらず、上げた理由ははっきりしません。決算発表は10月30日の予定なので、決算前の期待買いが入った可能性もあります。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
GMOフィナンシャルHD(7177) 50 995円 1,045円 -83(-7.36%) +2,500円 68.60円 6.89% 6.56%
SBIHD(8473) 208 1,735円 2,850円 -75(-2.56%) +231,920円 95〜100円 5.48〜5.76% 3.33〜3.51%
COTA(4923) 100 1,278円 1,093円 -28(-2.50%) -18,500円 20円 1.56% 1.83%
IHI(7013) 200 1,543円 2,392.5円 -57.5(-2.35%) +169,900円 23円 1.49% 0.96%
FUJIMI(5384) 30 1,905円 3,040円 -65(-2.09%) +34,050円 92円 4.83% 3.03%

下落TOP5は、ネット証券・FXのGMOフィナンシャルHDとSBIHD、美容室向けヘアケアのCOTA、重工のIHI、半導体研磨材のFUJIMI。1位のGMOフィナンシャルHD以外は、マイナス2パーセント台の下げでした。

GMOフィナンシャルHD(7177)——親会社グループの不正アクセス問題か

1位のGMOフィナンシャルHDは、マイナス83円・マイナス7.36パーセントの1,045円。50株でマイナス4,150円です。含み益はプラス2,500円・プラス5.03パーセントまで縮みました。

GMOフィナンシャルHD自身は、10月22日の引け後に第3四半期の決算速報と増配を発表したばかりです。会社予想の年間配当は57.04円から68.60円に引き上げられ、今日の終値で計算した配当利回りは6.56パーセント。ここだけを見れば、下げる理由は見当たりません。

一方で、先週から、親会社であるGMOインターネットグループの「お名前.com デスクトップクラウド」(FXの自動売買などに使われるサービス)への不正アクセスが大きく報じられています。利用者のFX口座で勝手に取引が行われ、損失が出たという報道や、攻撃者から巨額の金銭を要求されたという報道もあります。今日はGMOインターネットグループの株価が終値で15パーセントを超えて下げたと伝えられていて、日経新聞にも「GMO株続落、不正アクセス巡り『損失読み切れず』」という見出しの記事が出ていました。

GMOフィナンシャルHDは、FXやネット証券を手がけるグループ会社です。今回の不正アクセスで、GMOフィナンシャルHDのサービスそのものに被害が出たのかどうかは、わたしが調べた範囲では確認できていません。それでも、「GMO」の名前が付いていること、FXという同じ分野であることから、グループ全体への不安が売りにつながった可能性はあるとみています。あくまで推測です。決算発表は10月30日の予定です。

SBIHD(8473)・IHI(7013)——金額で効いた2銘柄

2位のSBIHDは、マイナス75円・マイナス2.56パーセントの2,850円。208株でマイナス15,600円と、今日の下落TOP5でいちばん金額が大きいです。同じネット証券・FXの分野なので、GMOの件の影響を受けた可能性もありますが、こちらは理由を確認できていません。決算発表は11月2日の予定です。

4位のIHIは、マイナス57.5円・マイナス2.35パーセントの2,392.5円。200株でマイナス11,500円です。会社からの新しい開示は見当たりません。決算発表は11月4日の予定です。

FUJIMI(5384)——年間配当は92円に増配されていました(訂正)

5位のFUJIMIは、マイナス65円・マイナス2.09パーセントの3,040円。キオクシアなどメモリー関連が売られた日なので、半導体材料として連れ安したとみています。

ここで1つ訂正があります。FUJIMIは、10月9日の引け後に業績予想と配当予想の修正を発表していて、2027年3月期の年間配当予想は77円から92円へ、15円の増配になっていました。経常利益の予想も18パーセント上方修正され、最高益予想を上乗せしたと報じられています。わたしはこれを見落としていて、10/13・10/15・10/22の記事の下落TOP5では、古い77円のまま取得利回り4.04パーセントと書いていました。正しくは92円で、取得利回りは4.83パーセントです。3記事とも、今日あわせて修正しました。今日、会社予想の配当を確かめ直したところ、92円・予想配当利回り3.03パーセントで、終値3,040円とも合っていました。

同じ日に「中長期経営計画2026」も発表されています。30株なので、受け取りは年間2,310円から2,760円へ、プラス450円(税引前)です。決算発表は11月5日の予定です。

ランキングの合計はプラス61,010円、全体はプラス354,021円

増減額
上昇TOP5の合計 +97,010円
下落TOP5の合計 -36,000円
TOP10の合計 +61,010円
ポートフォリオ全体 +354,021円
ランキング外の180銘柄 +293,011円

上昇TOP5と下落TOP5を足すと、プラス61,010円。全体はプラス354,021円なので、ランキング外の180銘柄で、プラス293,011円。1銘柄あたり約1,630円のプラスです。

先週の10/22・10/23は、ランキング外の180銘柄が毎日14〜15万円ずつ足を引っぱっていました。今日はその逆で、ランキングに載らない程度の小さな上げが、180銘柄に少しずつ積み重なった。東証プライムで値上がりが値下がりより多かったこと、そしてわたしが多く持っている商社・不動産・建設が買われたことが、そのまま出たとみています。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
37,198,747円 +12,856,969円 +52.82% +354,021円 +0.96%

評価額は37,198,747円。含み損益はプラス12,856,969円・プラス52.82パーセントで、先週末のプラス51.36パーセントから1.46ポイント上がりました。今日は取引がないので、評価額の増加354,021円と、含み損益の増加354,021円がぴったり一致しています。

📚 初心者向けワンポイント解説:「親子上場」とは——親会社のニュースで、子会社の株も動く

今日の下落TOP5の1位、GMOフィナンシャルHDの下げは、親会社であるGMOインターネットグループの不正アクセス問題が影響した可能性がある、と書きました。ここで出てくるのが、「親子上場」という言葉です。

親会社も子会社も、両方が上場している状態

親子上場とは、親会社と、その親会社が株式の多くを持つ子会社が、どちらも株式市場に上場している状態のことです。日本では、昔から多く見られる形です。

1
2
親会社(上場)
└─ 子会社(上場)← 株式の多くを親会社が持ち、残りを一般の投資家が持つ

子会社の株を買うと、わたしたち一般の株主は、親会社と一緒に、その会社の株主になります。ただし、株式の多くを親会社が持っているので、経営の大事なことは、実質的に親会社の意向で決まりやすい。

親会社の出来事が、子会社の株価に響く3つの理由

  1. ブランドが同じ——名前やロゴが同じだと、親会社の不祥事やトラブルが、子会社のイメージにもそのまま響きやすい
  2. 事業や仕組みがつながっている——システムや人材、取引先を共有していることがあり、「子会社にも影響があるのでは」と考える人が出やすい
  3. お金の流れがつながっている——親会社の業績が苦しくなると、子会社に配当を多く出させたり、逆に子会社の資金を使ったりするのでは、という見方が出ることもある

10/8の📚解説で「連れ安」を取り上げました。同じ業種というだけで売られるのが連れ安なら、親子上場は「同じグループだから」という、もっと太いつながりです。だから、子会社自身には何も起きていなくても、親会社のニュースで大きく動くことがあります。

一般株主にとっての、もう1つの論点

親子上場には、「親会社と一般株主の利害がぶつかることがある」という論点もあります。たとえば、親会社が子会社を完全に自分のものにしようとして、株式を買い取る(TOB)とき、その値段が一般株主にとって十分に高いかどうか。東京証券取引所も、ここ数年、親子上場の会社に対して、一般株主の利益をどう守るかの説明を求めるようになっています。

わたしの付き合い方

わたしは、親子上場だから買わない、とは考えていません。GMOフィナンシャルHDは、配当利回りの高さと、相場が荒れるほど稼ぎやすいFX・ネット証券の事業構造を見て持っている銘柄です。

ただ、今日のように、自分が持っている会社の外で起きたニュースで株価が動くことはある。そのとき、「子会社自身の業績や配当に影響が出るのか」と「名前が同じだから売られているだけなのか」を分けて考える。前者なら持ち方を考え直し、後者なら慌てない——決算発表の10月30日に、そこを数字で確かめるつもりです。

明日以降の注目ポイント

  • 信越ポリマー(7970)は、今日の引け後に上方修正・増配・自社株買いを発表。明日の株価の反応は
  • GMOインターネットグループの不正アクセス問題。グループ会社への影響や、会社からの続報があるか。GMOフィナンシャルHD(7177)は10月30日に決算発表予定
  • 日銀の金融政策決定会合(10月29〜30日)。金利の動きしだいで、不動産・建設と銀行のどちらが買われるか
  • 保有銘柄の中間決算が本格化。野村不動産HD(3231)・小森(6349)は10月29日、キオクシアHD(285A)・TDK(6762)・Jパワー(9513)・双日(2768)・高速(7504)・GMOフィナンシャルHD(7177)は10月30日、SBIHD(8473)は11月2日、三菱商事(8058)・IHI(7013)は11月4日の予定
  • 原油価格は103ドル台。中東情勢しだいで、INPEX(1605)や商社株の流れがどう変わるか
  • 11月3日の米中間選挙

まとめ

10/26
日経平均 -0.80%
TOPIX +0.18%
わたしのポートフォリオ +0.96%

日経平均はマイナス503円・マイナス0.80パーセントで3日続落、3カ月ぶりの安値。原油高とAI投資への懸念から、半導体の値がさ株が売られました。一方でTOPIXはプラス0.18パーセントで反発し、東証プライムでは値上がりのほうが多い一日でした。

わたしのポートフォリオはプラス354,021円・プラス0.96パーセント。対日経はプラス1.76ポイントで、77日累計の対日経差はプラス19.05ポイントまで広がりました。

今日いちばん印象に残ったのは、日経平均を押し下げた「原油高」が、わたしのポートフォリオでは押し上げる側に回ったことです。上昇TOP5はINPEX(1605)・三菱商事(8058)・大林組(1802)・高速(7504)・双日(2768)。INPEXの含み益は531,070円・プラス132.70パーセントで、TOP5に入った日の記録の中でいちばん大きい数字になりました。同じニュースでも、何を持っているかで、受け止め方が逆になる——バリュー分散型の底堅さを、今日も数字で確かめられました。

下落TOP5は、GMOフィナンシャルHD(7177)・SBIHD(8473)・COTA(4923)・IHI(7013)・FUJIMI(5384)。GMOフィナンシャルHDのマイナス7.36パーセントは、親会社グループの不正アクセス問題が影響した可能性があるとみていますが、理由は断定できません。また、FUJIMIの年間配当が10月9日に77円から92円へ増配されていたのを見落としていたので、今日の記事で訂正しました。

本日の取引はなし。引け後には信越ポリマー(7970)が上方修正と増配を発表し、今週はいよいよ保有銘柄の中間決算と日銀の会合が続きます。業績と配当を、1つずつ数字で確かめていきます。

明日も、地味に、着実に。


📌 関連記事

免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。