【2026年10月23日】高配当株PF記録|日経-0.34%で続落・PF-0.38%、金利低下で不動産4社が上昇TOP5・銀行3行が下落TOP5、12銘柄を買い増し

今日のサマリー

日経平均は、マイナス214円68銭・マイナス0.34パーセントの62,693円16銭で、続落しました。昨日に続いて、7月30日以来およそ3カ月ぶりの安値水準です。TOPIXはマイナス31.69・マイナス0.79パーセントの3,965.81でした。

日経新聞によると、前日の米国市場でナスダック総合指数が2.6パーセント、半導体株指数(SOX)が6.7パーセント下げ、その流れで東京市場でも半導体関連株に売りが先行したとのことです。米メタの7〜9月期決算でフリーキャッシュフローが赤字に転落し、巨額のAI投資による財務への不安が意識されたこと、11月3日の米中間選挙をめぐって、AIデータセンターの建設規制が強まるのではという観測が出ていたことも重荷になったようです。

日経平均は、一時1,400円を超える下げで、取引時間中としては約3カ月ぶりに6万2,000円を割り込みました。ただ、200日移動平均線(22日時点で約6万1,400円)に近づいたところで下げ止まり、午後は半導体関連株に買い戻しが入って、終わってみればマイナス214円。東京エレクトロンは上昇に転じ、ソフトバンクグループやアドバンテストも下げ幅を縮めたとのことです。一方で、東証プライムは値下がり951銘柄・値上がり553銘柄、売買代金は約8.94兆円。日経平均の下げは小さく見えますが、市場全体では値下がりのほうがはっきり多い一日でした。

もう1つの大きな動きが、長期金利の低下です。国内の長期金利は一時2.755パーセントまで下がり、約3カ月ぶりの低い水準。AI・半導体株から逃げたお金が国債に向かったこと、日銀が10月29〜30日の会合で利上げを見送るのではという観測が出ていることが背景と伝えられています。金利が下がると、借入の多い不動産株には追い風、利ざやで稼ぐ銀行株には向かい風——今日のわたしのランキングは、この構図をそのまま写したような顔ぶれになりました。

わたしのポートフォリオは、マイナス138,809円・マイナス0.38パーセント。対日経はマイナス0.04パーセントポイントとほぼ互角、対TOPIXはプラス0.41パーセントポイントです。

今日のトピックは:

  1. 日経平均はマイナス0.34パーセントで3カ月ぶりの安値。一時1,400円超の下げから、200日移動平均線の手前で下げ渋った。わたしのポートフォリオはマイナス0.38パーセントで、対日経はほぼ互角
  2. 長期金利が約3カ月ぶりの低水準。上昇TOP5のうち4銘柄が住友林業(1911)・東急不動産HD(3289)・野村不動産HD(3231)・三井不動産(8801)の不動産・住宅関連、下落TOP5には東京きらぼしFG(7173)・十六FG(7380)・ふくおかFG(8354)の銀行3行
  3. キオクシアHD(285A)・TDK(6762)など11銘柄をナンピン、小森(6349)を押し目買いして、12銘柄・36株・合計101,042円を買い増し

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 36,844,726円 -138,809円 -0.38%
日経平均 62,693.16円 -214.68円 -0.34%
TOPIX 3,965.81 -31.69 -0.79%

日経平均に対してマイナス0.04パーセントポイント、TOPIXに対してプラス0.41パーセントポイント。

昨日は日経平均マイナス2.65パーセントに対してTOPIXマイナス1.14パーセントで、日経平均のほうが大きく下げた日でした。今日はその逆で、日経平均マイナス0.34パーセントに対してTOPIXマイナス0.79パーセント。午後に半導体の値がさ株が買い戻されて日経平均だけが下げ幅を縮め、市場全体はそこまで戻らなかったということだと思います。半導体関連を一部しか持っていないわたしのポートフォリオは、午後の買い戻しの恩恵も小さく、日経平均とほぼ同じ下げ幅に落ち着きました。

76日累計で対日経+17.29ppt

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7月(21日) -8.56%累計 -0.80%累計 +6.76%累計 +15.32ppt累計
8月(20日) +3.20%累計 +3.81%累計 +3.41%累計 +0.21ppt累計
9月(19日) +0.84%累計 -1.04%累計 -1.63%累計 -2.47ppt累計
10/1(木) +3.30% +0.57% -0.61% -3.91ppt
10/2(金) -0.94% -0.99% -1.19% -0.25ppt
10/5(月) +2.40% +1.33% +0.67% -1.73ppt
10/6(火) +1.05% +0.92% +0.56% -0.49ppt
10/7(水) -0.92% -0.70% -0.64% +0.28ppt
10/8(木) -1.42% -1.51% -1.37% +0.05ppt
10/9(金) -0.02% +0.33% +0.40% +0.42ppt
10/13(火) -1.82% +0.14% +1.25% +3.07ppt
10/14(水) -0.05% -0.34% -0.21% -0.16ppt
10/15(木) -4.90% -2.38% -1.16% +3.74ppt
10/16(金) +1.39% +1.67% +1.57% +0.18ppt
10/19(月・記事なし) -0.62% +0.04% +0.37%(推計) +0.99ppt(推計)
10/20(火) -1.30% -1.43% -1.41% -0.11ppt
10/21(水) +0.85% +0.86% +0.68% -0.17ppt
10/22(木) -2.65% -1.14% -0.37% +2.28ppt
10/23(金) -0.34% -0.79% -0.38% -0.04ppt
76日累計 -10.51% -1.45% +6.70% +17.29ppt

76日累計は、日経平均マイナス10.51パーセントに対してポートフォリオはプラス6.70パーセント、対日経通算プラス17.29パーセントポイント。昨日のプラス17.25ポイントから、0.04ポイントだけ縮みました。10月の16営業日の合計は、プラス4.15ポイントです。

昨日の記事で、「わたしのポートフォリオは、日経平均とは半導体の分だけ逆に振れる」と書きました。今日は半導体株が朝に売られて午後に買い戻された——行って帰ってきた——ので、その「半導体の分」がほぼゼロになり、日経平均とほぼ同じ数字になった、と読んでいます。

本日の取引

銘柄(コード) 約定株数 約定単価 約定金額 意図
安藤ハザマ(1719) 4 1,760.5円 7,042円 ナンピン
五洋建設(1893) 6 1,327.5円 7,965円 ナンピン
新日本空調(1952) 2 2,948円 5,896円 ナンピン
キオクシアHD(285A) 2 12,755円 25,510円 ナンピン
高純度化学(4973) 2 4,235円 8,470円 ナンピン
オカダアイヨン(6294) 4 1,880円 7,520円 ナンピン
月島HD(6332) 4 2,324円 9,296円 ナンピン
小森(6349) 4 1,954円 7,816円 押し目買い
ミネベアミツミ(6479) 2 3,120円 6,240円 ナンピン
TDK(6762) 2 2,624.5円 5,249円 ナンピン
浜松ホトニクス(6965) 2 2,074円 4,148円 ナンピン
メタウォーター(9551) 2 2,945円 5,890円 ナンピン
合計 36株 — 101,042円 —

今日は、12銘柄を合計36株、101,042円買い増しました。小森以外の11銘柄はナンピン、小森だけは押し目買いです。

11銘柄のナンピンは、どれも今日の約定単価が平均取得単価を下回っています。一方の小森は、平均取得単価1,904円に対して約定単価が1,954円と、50円上。今日はマイナス1.06パーセントと下げた日だったので、平均取得単価より上でも、下げたところを拾った押し目買いになります。10/19のミネベアミツミと同じ形です。

買い増し前と買い増し後

銘柄(コード) 買い増し前 約定単価 買い増し後
安藤ハザマ(1719) 52株・約1,773円 1,760.5円 56株・約1,772円
五洋建設(1893) 30株・約1,377円 1,327.5円 36株・約1,369円
新日本空調(1952) 12株・約3,162円 2,948円 14株・約3,131円
キオクシアHD(285A) 32株・18,127円 12,755円 34株・約17,811円
高純度化学(4973) 28株・約4,644円 4,235円 30株・約4,617円
オカダアイヨン(6294) 158株・約2,047円 1,880円 162株・約2,043円
月島HD(6332) 48株・約2,670円 2,324円 52株・約2,643円
小森(6349) 8株・1,904円 1,954円 12株・約1,921円
ミネベアミツミ(6479) 10株・3,264円 3,120円 12株・3,240円
TDK(6762) 14株・約2,928円 2,624.5円 16株・2,890円
浜松ホトニクス(6965) 32株・約2,258円 2,074円 34株・約2,247円
メタウォーター(9551) 50株・約3,201円 2,945円 52株・約3,191円

「約」が付いているのは、わたしの手元の記録から計算した値です。TDKの2,890円は、証券会社の画面に表示された値で、(14株×2,928円+2株×2,624.5円)÷16株=約2,890円と計算とも合っています。

顔ぶれを見ると、大きく2つのグループです。

  1. 建設・インフラ——安藤ハザマ、五洋建設、新日本空調、オカダアイヨン、月島HD、メタウォーター。どれも10/14〜10/15に続いてのナンピンです
  2. 半導体・電子部品——キオクシアHD、高純度化学、ミネベアミツミ、TDK、浜松ホトニクス。AI・半導体株が売られる日が続いているので、少しずつ拾っています

昨日の📚解説で書いたとおり、2株や4株のナンピンでは平均取得単価はほとんど下がりません。12銘柄の平均取得単価の下げ幅は、大きいキオクシアで約316円、小さいもので数円です。それでも、1銘柄に大きく入れるより、少しずつ広く拾うほうが、わたしの性分には合っています。今日買い増した12銘柄の会社予想の配当を足すと、年間でプラス2,840円(税引前)になります。

キオクシアHD(285A)——32株から34株へ

日付 取引 株数 単価 保有株数 平均取得単価
10/15 1株ナンピン +1 12,880円 31株 18,495円
10/16 1株売却 -1 13,375円 30株 18,495円
10/22 2株ナンピン +2 12,595円 32株 18,127円
10/23 2株ナンピン +2 12,755円 34株 約17,811円

キオクシアは今日、朝方に11,380円まで売られました。昨日の終値12,595円から1,215円、約マイナス9.6パーセントの水準です。そこから午後に買い戻されて、終値はプラス160円・プラス1.27パーセントの12,755円。高値の12,810円は15時22分で、ほぼ高値引けです。約定単価12,755円は今日の終値と同じです。

昨日の12,595円より160円高い値段で買ったことになりますが、平均取得単価の約17,811円よりはずっと下なので、ナンピンです。平均取得単価は18,127円から約316円下がりました。含み損は、終値で計算すると約マイナス17万2千円・約マイナス28パーセントです。決算発表は10月30日の予定です。

TDK(6762)——今日も下落TOP5に入った日に

TDKは、今日の下落TOP5の1位(マイナス5.61パーセント)です。約定単価2,624.5円は今日の終値と同じで、昨日のキオクシア・ミネベアミツミと同じく、「今日いちばん売られた側」を引けで拾ったかたちです。日経新聞の大引けの記事でも、下げた主な銘柄の1つとして名前が挙がっていました。決算発表は10月30日の予定です。

小森(6349)——8株から12株へ

小森は、8/7に4株を1,902円で新規購入した、印刷機械の会社です。今日の4株で12株になりました。約定単価1,954円は今日の終値と同じです。会社予想の年間配当は100円で、今日の終値で計算した配当利回りは5.12パーセント。平均取得単価約1,921円に対する取得利回りは約5.21パーセントです。決算発表は10月29日の予定です。

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
住友林業(1911) 264 1,198円 1,280円 +59(+4.83%) +21,648円 50円 4.17% 3.91%
東急不動産HD(3289) 52 1,270円 1,235円 +30(+2.49%) -1,820円 50円 3.94% 4.05%
野村不動産HD(3231) 100 660円 889.4円 +21.2(+2.44%) +22,940円 44円 6.67% 4.95%
大同信号(6743) 20 780円 1,130円 +26(+2.36%) +7,000円 36円 4.62% 3.19%
三井不動産(8801) 200 1,281円 1,582円 +34.5(+2.23%) +60,200円 37円 2.89% 2.34%

上昇TOP5は、住宅の住友林業、不動産の東急不動産HD・野村不動産HD・三井不動産、そして鉄道信号の大同信号。5銘柄中4銘柄が、不動産・住宅関連です。

住友林業(1911)——米国の長期金利低下も追い風

1位の住友林業は、プラス59円・プラス4.83パーセントの1,280円。264株持っているので、プラス15,576円です。含み損益はプラス21,648円・プラス6.84パーセントです。10/6に年初来安値の水準でナンピンした銘柄なので、ようやく含み益が少し厚くなってきました。

住友林業は米国の住宅事業の比率が大きい会社です。今朝は「住友林や大和ハウスが高い、米長期金利5パーセント割れ」という見出しのニュースも出ていて、日本だけでなく米国の長期金利の低下も、住宅関連の追い風になったとみています。会社からの新しい開示は確認できていません。決算発表は11月5日の予定です。

三井不動産(8801)——7日続伸

5位の三井不動産は、プラス34.5円・プラス2.23パーセントの1,582円。200株で、プラス6,900円です。報道によると7日続伸で、10/9の安値1,400円からは約13パーセント上がっています。含み益率はプラス23.50パーセントで、10/15に記録したプラス14.72パーセントから大きく伸びました。

東急不動産HD・野村不動産HDも、トレーダーズ・ウェブの記事で「長期金利の低下を受けて堅調な不動産関連」として名前が挙がっていました。9/7の📚解説で「不動産株はなぜ金利に弱いのか」を書いたとき、長期金利は2.93パーセントでした。今日はその逆回転で、金利が下がると不動産株が買われる、という動きがはっきり出た日です。

ちなみに東急不動産HDは、9月から10月にかけてナンピンを続けてきた銘柄です。含み損はマイナス1,820円・マイナス2.76パーセントまで縮みました。今日の終値で計算した現在利回り4.05パーセントが、取得利回り3.94パーセントを上回っている、つまりまだ買値より安い状態です。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
TDK(6762) 16 2,890円 2,624.5円 -156(-5.61%) -4,248円 40円 1.38% 1.52%
東京きらぼしFG(7173) 80 237円 1,402円 -67(-4.56%) +93,200円 30円 12.66% 2.14%
ソフトバンク(9434) 400 165円 237.4円 -9.2(-3.73%) +28,960円 8.8円 5.33% 3.71%
十六FG(7380) 50 459円 2,261円 -78(-3.33%) +90,100円 53円 11.55% 2.34%
ふくおかFG(8354) 2 5,067円 6,654円 -205(-2.99%) +3,174円 210円 4.14% 3.16%

下落TOP5は、電子部品のTDK、地方銀行の東京きらぼしFG・十六FG・ふくおかFG、そして通信のソフトバンクです。

銀行3行——上昇TOP5の不動産と、ちょうど裏返し

2位の東京きらぼしFGがマイナス4.56パーセント、4位の十六FGがマイナス3.33パーセント、5位のふくおかFGがマイナス2.99パーセント。3行とも会社からの新しい開示は見当たりません。

銀行は、預金と貸出の金利差(利ざや)で稼ぐ商売です。長期金利が下がり、日銀の利上げ見送りの観測も出ている日は、利ざやが広がるという期待がしぼみやすい。10/1の📚解説で「利上げ観測が後退すると、なぜ銀行と保険が売られるのか」を書きましたが、今日もその形だったとみています。

上昇TOP5の不動産4社と、下落TOP5の銀行3行は、同じ「金利低下」というニュースの表と裏です。わたしのポートフォリオには両方が入っているので、金利がどちらに動いても、片方が片方を打ち消してくれる——分散のおかげで、今日のような日でも大きく崩れずにすみます。

それでも、東京きらぼしFGの含み益率はプラス491.56パーセント、十六FGはプラス392.59パーセント。取得利回りは12.66パーセントと11.55パーセントです。昔から持っている銀行株は、1日数パーセントの下げでは土台が揺らがないことを、あらためて感じます。

ソフトバンク(9434)——理由は確認できず

3位のソフトバンクは、マイナス9.2円・マイナス3.73パーセントの237.4円。400株でマイナス3,680円です。会社からの新しい開示は見当たらず、下げた理由ははっきりしません。AI関連として見られることのあるソフトバンクグループ(9984)とは別の会社ですが、名前が似ているぶん、AI関連株が売られる日には連想で売られることもあるのかもしれません。あくまで推測です。取得利回りは5.33パーセント、現在利回りは3.71パーセント。

ふくおかFG(8354)——年間配当210円を会社予想で確認

ふくおかFGの年間配当は、これまで予想配当利回りから逆算した210円を「要確認」として記録していました。今日あらためて確認したところ、会社予想の1株配当は210円で、今日の終値6,654円に対する予想配当利回り3.16パーセントとも合っていました。逆算した数字が、そのまま一次情報で確認できたかたちです。決算発表は11月10日の予定です。

ランキングの合計はプラス10,830円、全体はマイナス138,809円

増減額
上昇TOP5の合計 +26,676円
下落TOP5の合計 -15,846円
TOP10の合計 +10,830円
ポートフォリオ全体 -138,809円
ランキング外の180銘柄 -149,639円

上昇TOP5と下落TOP5を足すと、プラス10,830円。それでも全体はマイナス138,809円でした。ランキング外の180銘柄で、マイナス149,639円。1銘柄あたり約830円のマイナスです。

昨日とほとんど同じ形です(昨日はTOP10がプラス10,330円、ランキング外がマイナス145,630円)。東証プライムの6割以上が値下がりした日なので、ランキングに載らない程度の小さな下げが、180銘柄に少しずつ積み重なったとみています。

※TDKの金額は、画面の前日比に合わせて今日の引け時点の16株で計算しています。今日買った2株は終値で約定しているので、実際にはこの2株で損は出ていません。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
36,844,726円 +12,502,948円 +51.36% -138,809円 -0.38%

評価額は36,844,726円。含み損益はプラス12,502,948円・プラス51.36パーセントで、昨日のプラス52.15パーセントから0.79ポイント下がりました。今日は10万円あまりを買い増して取得総額が増えたので、そのぶん含み損益率は下がりやすい日でもあります。

📚 初心者向けワンポイント解説:「200日移動平均線」とは——今日の日経平均が下げ止まった場所

今日の日経平均は、一時1,400円を超えて下げたあと、「200日移動平均線」に近づいたところで下げ止まった、と日経新聞は伝えていました。ニュースでよく聞く言葉なので、整理しておきます。

過去200営業日の終値の平均

200日移動平均線は、「過去200営業日の終値の平均」を毎日計算して、線でつないだものです。

1
今日の200日移動平均 =(今日を含む直近200営業日の終値の合計)÷ 200

200営業日は、だいたい10カ月分。日々の上げ下げをならして、「この10カ月ほどで、平均するとどのあたりの値段で取引されてきたか」を表しています。22日時点の日経平均の200日移動平均は、約6万1,400円でした。

なぜ、そこで下げ止まりやすいのか

200日移動平均線は、相場の「長い目で見た流れ」を測る線として、多くの投資家が見ています。

  1. 株価が線より上にあれば、長い目で見て上向きの流れ。下にあれば下向きの流れ、とよく言われます
  2. 株価が上から線に近づくと、「ここまで下がれば、長い目で見た平均的な値段」と考えて買う人が出やすい
  3. 多くの人が同じ線を見ているので、実際にそこで買いが入り、下げ止まることがある

3番目は、少し不思議な話です。線そのものに株価を支える力があるわけではなく、「みんなが見ているから、みんながそこで動く」。ある意味では、思い込みが現実になっているとも言えます。だから、線を割り込むと逆に「長い目で見ても下向きになった」と売りが広がることもあります。

わたしの付き合い方

わたしは、200日移動平均線を見て売り買いを決めることはしていません。わたしの買い増しの基準は、自分の平均取得単価より上か下か、そして配当や業績をどう見るかです。

それでも、知っておく意味はあると思っています。今日のように「日経平均がどこで下げ止まったか」の解説で出てくる言葉なので、知っていればニュースが読みやすくなる。そして、自分の判断が、市場の多くの人とどこで同じで、どこで違うのかが分かります。

ちなみに、このブログでよく書いている「移動平均法」は、特定口座で平均取得単価を計算するルールのことで、名前は似ていますが200日移動平均線とは別ものです。移動平均法は「わたしがいくらで買ったか」の平均、200日移動平均線は「市場でいくらで取引されてきたか」の平均。今日の買い増しで平均取得単価を計算したのは、前者のほうです。

明日以降の注目ポイント

  • 日経平均は2日続けて3カ月ぶりの安値。今日は200日移動平均線の手前で下げ渋ったが、来週この水準を保てるか
  • 日銀の金融政策決定会合(10月29〜30日)。利上げ見送りの観測で、今日は不動産株が上がり銀行株が下がった。結果しだいで、この構図がどう動くか
  • 来週から3月期企業の中間決算が本格化。野村不動産HD(3231)と小森(6349)は10月29日、キオクシアHD(285A)・TDK(6762)・Jパワー(9513)は10月30日、住友林業(1911)は11月5日、ふくおかFG(8354)は11月10日の予定
  • キオクシアHD(285A)は、今日の安値11,380円から12,755円まで戻して引けた。34株・平均取得単価約17,811円で、決算を迎える
  • 三井不動産(8801)は7日続伸。金利低下が続くかどうかで、不動産株の流れも変わりそう
  • 11月3日の米中間選挙。AIデータセンターの規制をめぐる観測が、半導体株の重荷になるか

まとめ

10/23
日経平均 -0.34%
TOPIX -0.79%
わたしのポートフォリオ -0.38%

日経平均はマイナス214円・マイナス0.34パーセントで続落、2日続けて3カ月ぶりの安値。一時1,400円超下げたものの、200日移動平均線の手前で下げ渋り、午後は半導体株が買い戻されました。TOPIXはマイナス0.79パーセントで、市場全体では値下がりのほうがはっきり多い一日でした。

わたしのポートフォリオはマイナス138,809円・マイナス0.38パーセント。対日経はマイナス0.04ポイントとほぼ互角で、76日累計の対日経差はプラス17.29ポイントです。

今日いちばん印象に残ったのは、長期金利の低下が、わたしのランキングを表と裏に分けたことです。上昇TOP5は住友林業(1911)・東急不動産HD(3289)・野村不動産HD(3231)・三井不動産(8801)の不動産・住宅4社と大同信号(6743)。下落TOP5は東京きらぼしFG(7173)・十六FG(7380)・ふくおかFG(8354)の銀行3行と、TDK(6762)、ソフトバンク(9434)。同じニュースで、片方が上がり、片方が下がる。両方を持っていることで、ポートフォリオ全体の揺れが小さくなる——バリュー分散型の底堅さを、ランキングの顔ぶれで確かめた一日でした。

本日の取引は、12銘柄・36株・合計101,042円。キオクシアHD・TDKなど11銘柄をナンピン、小森を押し目買いしました。1銘柄あたりは2〜6株の小口なので、平均取得単価の下がり方は小さい。それでも、建設・インフラと半導体・電子部品の両方で、売られた日に少しずつ拾っていく、という今のやり方を続けています。

来週は日銀の会合と、保有銘柄の中間決算が始まります。金利と決算、どちらも数字で確かめながら付き合っていきます。

明日も、地味に、着実に。


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免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。