【2026年9月17日】高配当株PF記録|FOMC通過で日経+0.33%、PF+0.99%で評価額3,785万円の最高値更新、商船三井+4.04%・任天堂+4.29%

今日のサマリー

日経平均は前日比プラス213円25銭・プラス0.33パーセントの64,136円25銭で、2営業日続伸でした。

最大の材料は、米FOMCの結果です。市場予想どおり0.25パーセントの利上げが決まりました3年ぶりの利上げです。普通に考えれば株には逆風の決定ですが、市場の反応は逆でした。「一大イベントを無難に通過した」という安心感から、幅広い銘柄に買いが向かったと伝わっています。上げ幅は一時700円を超える場面もありました。

買われた中身が、今日はわたし向きでした自動車や金融といったバリュー株、そして海運・医薬品・鉄鋼といった出遅れ銘柄に買いが入っています。明日18日にかけての日銀金融政策決定会合を前に、銀行・保険には収益改善の思惑も乗りました。一方でAI・半導体関連は、世界的な金利上昇を横目に利益確定売りに押されていますアドバンテスト・東京エレクトロン・TDKあたりが下げた側でした。

FOMCの結果を受けて、ドル円は1ドル156円近辺まで円安に振れています輸出企業の採算悪化を心配していた自動車株には、素直に安心材料でした。

TOPIXはプラス32.47・プラス0.80パーセントの4,094.19日経平均のプラス0.33パーセントに対して、TOPIXのほうが0.47ポイントも大きく上げたことになります。プライム市場では1,289銘柄が上昇し、下落は235銘柄——全体の8割が上がった日です。指数の見た目より、中身のほうがずっと強い一日でした。

そして、わたしのポートフォリオはプラス368,768円・プラス0.99パーセントでした。

日経平均に対してプラス0.66パーセントポイント、TOPIXに対してもプラス0.19パーセントポイント両方に勝ちました

これは、9月に入ってから初めてのことです。9月に日経平均が上げた日は、今日で5日目になりますが、9月4日はマイナス1.81ポイント、9月7日はマイナス2.09ポイント、9月10日はマイナス0.27ポイント、昨日16日はマイナス0.06ポイント——4日とも、日経に置いていかれていました日経が上げた日にわたしが勝ったのは、9月に入って今日が初めてです。

そして、評価額37,856,978円は過去最高でした。これまでの最高は9月1日の37,815,748円ですから、12営業日ぶりの更新になります。

今日の3大トピックは:

  1. FOMCが3年ぶりの利上げを市場予想どおりに決定し、イベント通過の安心感で日経平均はプラス0.33パーセントの続伸。TOPIXはプラス0.80パーセントで、自動車・金融のバリュー株と海運・医薬品・鉄鋼の出遅れ銘柄が買われ、AI半導体には利益確定売り
  2. わたしのポートフォリオはプラス0.99パーセントで、対日経プラス0.66パーセントポイント。9月に日経が上げた日としては初めてのアウトパフォーム。評価額37,856,978円は9月1日を上回る過去最高
  3. 上昇TOP5と下落TOP5の10銘柄を合計するとマイナス32,112円。それでも全体はプラス368,768円——ランキングに載らなかった銘柄が40万円を押し上げた一日

本日の売買はありません配当は、すかいらーくホールディングス(3197)とクリヤマホールディングス(3355)の2銘柄から、税引後で合計1,041円が入金しました。

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 37,856,978円 +368,768円 +0.99%
日経平均 64,136.25円 +213.25円 +0.33%
TOPIX 4,094.19 +32.47 +0.80%

日経平均に対してプラス0.66パーセントポイント、TOPIXに対してプラス0.19パーセントポイント

日経平均とTOPIXの差が0.47ポイントも開いた日でした。日経平均は値がさ株の影響を強く受ける指数で、今日はその値がさ株の代表であるAI・半導体関連が売られたわけです。逆に、時価総額の大きい銘柄が広く買われるとTOPIXのほうが強くなる——今日はまさにその形でした。

わたしのポートフォリオは194銘柄に分散していて、構成としてはTOPIXに近い性格があります。TOPIXが日経を上回る日は、わたしにとっても追い風になりやすい——8月27日の解説で書いたことが、そのまま出た一日です。

54日累計で対日経+19.07pptに拡大

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7/2〜7/30 -8.56%累計 -0.94%累計 +5.20%累計 +13.76ppt累計
7/31(木) +4.03% +1.29% +0.06% -3.97ppt
8/3(月) -0.94% -1.08% -1.22% -0.28ppt
8/4(火) +0.32% +0.04% -0.49% -0.81ppt
8/5(水) +3.66% +2.13% +1.20% -2.46ppt
8/6(木・記事なし) -0.93% +0.19%(推計) +1.17% +2.10ppt
8/7(金) -0.12% +0.47% +0.70% +0.82ppt
8/10(月) +2.08% +0.63% -0.09% -2.17ppt
8/12(水) +0.83% +0.94% +0.61% -0.22ppt
8/13(木) +1.16% +0.89% +0.48% -0.68ppt
8/14(金) +0.59% +0.51% +0.28% -0.31ppt
8/17(月) +0.74% -0.31% -0.42% -1.16ppt
8/18(火) -2.54% -1.05% -0.15% +2.39ppt
8/19(水) -3.16% -3.09% -2.47% +0.69ppt
8/20(木) +1.36% +1.18% +1.35% -0.01ppt
8/21(金) -0.30% +0.19% +1.02% +1.32ppt
8/24(月) -0.74% +0.15% +0.28% +1.02ppt
8/25(火) +0.50% +0.50% +0.31% -0.19ppt
8/26(水) +0.62% +0.42% +0.21% -0.41ppt
8/27(木) -0.20% +0.15% +0.14% +0.34ppt
8/28(金) +0.41% +0.72% +0.28% -0.13ppt
8/31(月) -0.14% +0.23% +0.22% +0.36ppt
9/1(火) -0.15% +0.62% +1.46% +1.61ppt
9/2(水) -2.85% -2.40% -1.68% +1.17ppt
9/3(木) -0.17% +0.50% +0.71% +0.88ppt
9/4(金) +1.26% +0.03% -0.55% -1.81ppt
9/7(月) +2.12% +0.55% +0.03% -2.09ppt
9/8(火) -1.70% -1.83% -1.22% +0.48ppt
9/9(水) -0.19% -0.09% +0.00% +0.19ppt
9/10(木) +0.20% +0.20% -0.07% -0.27ppt
9/11(金) -1.93% -0.65% -0.24% +1.69ppt
9/14(月) -0.81% +0.74% +0.92% +1.73ppt
9/15(火) -0.01% -0.52% -0.65% -0.64ppt
9/16(水) +0.69% +0.61% +0.63% -0.06ppt
9/17(木) +0.33% +0.80% +0.99% +0.66ppt
54日累計 -8.57% +1.57% +10.50% +19.07ppt

54日累計は日経平均マイナス8.57パーセントに対してポートフォリオはプラス10.50パーセント、対日経通算プラス19.07パーセントポイント昨日のプラス18.41pptから、プラス0.66ppt拡大しました。TOPIXとの累計もプラス0.77パーセントからプラス1.57パーセントに広がっています

9月に入ってからの13営業日を並べると、こうなります

日付 日経平均 ポートフォリオ 対日経差 累計
9/1(火) -0.15% +1.46% +1.61ppt +18.31ppt
9/2(水) -2.85% -1.68% +1.17ppt +19.48ppt
9/3(木) -0.17% +0.71% +0.88ppt +19.19ppt
9/4(金) +1.26% -0.55% -1.81ppt +17.38ppt
9/7(月) +2.12% +0.03% -2.09ppt +15.29ppt
9/8(火) -1.70% -1.22% +0.48ppt +15.77ppt
9/9(水) -0.19% +0.00% +0.19ppt +15.96ppt
9/10(木) +0.20% -0.07% -0.27ppt +15.69ppt
9/11(金) -1.93% -0.24% +1.69ppt +17.38ppt
9/14(月) -0.81% +0.92% +1.73ppt +19.11ppt
9/15(火) -0.01% -0.65% -0.64ppt +18.47ppt
9/16(水) +0.69% +0.63% -0.06ppt +18.41ppt
9/17(木) +0.33% +0.99% +0.66ppt +19.07ppt

日経平均が上げた日は5日、下げた日は8日そして今日、「日経が上げた日は4日とも対日経マイナス」という9月の構図が、ようやく崩れました

理由はシンプルだと思っています日経平均を押し上げたのがAI・半導体の値がさ株だけだった日は、わたしのバリュー株には買いが回ってきません9月4日のマイナス1.81ポイント、9月7日のマイナス2.09ポイントは、そういう日でした。

今日は逆です。むしろAI・半導体は売られた側で、買われたのは自動車・金融・海運・医薬品・鉄鋼——わたしが持っている側でした。だから日経の上げ幅は0.33パーセントと小さいのに、TOPIXは0.80パーセント、わたしは0.99パーセントという並びになります。日経が大きく上げる日より、日経が小さく上げてTOPIXが大きく上げる日のほうが、わたしには都合がいい——今日の数字は、それをきれいに示してくれました

累計プラス19.07pptは、9月2日のプラス19.48pptに次ぐ水準です。9月の高値圏に戻ってきました

本日の取引

今日は売買なしです

9月に入って売買をしなかったのは、9月3日に続いて2日目になります。先週から今週にかけては、ほぼ毎日なにかしら買い増していました9月11日に9銘柄36株、9月15日に8銘柄34株、昨日16日もパンパシフィックHDを10株——その流れが、今日は止まりました

理由は、単純に買いたい水準に来ていないからです。今日はプライム市場の8割が上昇した日で、わたしの保有銘柄も、そのほとんどが上がっている側にいました上がっている銘柄を追いかけて買うのは、押し目買いでもナンピンでもありませんただの高値づかみです。

それに、明日18日には日銀の金融政策決定会合の結果が出ます。利上げがほぼ確実視されているとはいえ、結果が出るまでは、銀行・保険・不動産あたりの値動きは読めません明後日19日からは5連休でもあります。

“何もしない”も立派な投資判断——今日の含み損益率がプラス56.87パーセントからプラス58.41パーセントへ1.54ポイント戻したのは、買い増しを一切していない、純粋な株価の力です。買わなかった日に、いちばん増えた皮肉といえば皮肉ですが、こういう日もあります

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
ニレコ(6863) 15 695円 1,047円 +47(+4.70%) +5,280円 35円 5.04% 3.34%
任天堂(7974) 23 7,003円 8,475円 +349(+4.29%) +33,856円 162円 2.31% 1.91%
ほぼ日(3560) 8 3,989円 4,520円 +185(+4.27%) +4,248円 90円 2.26% 1.99%
商船三井(9104) 6 4,999円 7,438円 +289(+4.04%) +14,634円 205円 4.10% 2.76%
スカパーJSAT(9412) 100 661円 2,060円 +68(+3.41%) +139,900円 48円 7.26% 2.33%

5銘柄すべてがプラス3.4パーセント超昨日の上昇TOP5は1位がプラス5.61パーセントで5位がプラス3.70パーセントでしたから、上げ幅の分布はほとんど同じです。

1位のニレコ(6863)はプラス4.70パーセント印刷機械の見当制御装置や、半導体・光学関連の検査装置を手がける会社です。第1四半期は、オプティクス事業の半導体向け需要が好調で、売上高プラス29.0パーセント・営業利益プラス63.2パーセントの大幅な増収増益でした。通期の増収増益予想も維持しています。15株・平均取得単価695円に対して終値1,047円、含み益はプラス5,280円・プラス50.65パーセント7月31日を基準日に1株を3株に分割した銘柄で、年間配当35円で取得利回り5.04パーセント、現在利回り3.34パーセントです。

2位の任天堂(7974)はプラス4.29パーセントこの銘柄は、9月9日と9月10日に2日連続で下落TOP5の1位だった銘柄です。9月8日のNintendo Directで新作が発表された直後の「好材料出尽くし」で、2営業日にマイナス8.7パーセント売られましたそこから数えて、今日でようやく戻りの局面に入った格好です。「ゼルダの伝説 時のオカリナ」の11月5日発売と、特別仕様のSwitch 2本体が、発表から時間を置いて改めて材料視されているとみています。

23株・平均取得単価7,003円に対して終値8,475円、含み益はプラス33,856円・プラス21.02パーセント9月10日に記録した含み益率プラス14.08パーセントから、7ポイント近く回復しました。年間配当162円で取得利回り2.31パーセント、現在利回り1.91パーセントです。今日の上昇TOP5のなかで、金額としての増加がいちばん大きいのがこの銘柄で、1日で8,027円でした。

3位のほぼ日(3560)はプラス4.27パーセント「ほぼ日刊イトイ新聞」と手帳のほぼ日を運営する会社です。今日はこの銘柄に関する新しい適時開示を見つけられませんでしたので、上昇の理由を断定することはできません8月期決算の会社なので、そろそろ本決算の発表が視野に入る時期——そのあたりへの思惑が入った可能性はあると思っています

そして、この銘柄については訂正がありますこれまでテーブルには年間配当を「90〜100円」の幅で載せてきましたが、今日あらためて確認したところ、会社予想は90円で確定でした。終値4,520円に対する予想配当利回り1.99パーセントとも一致します。8株・平均取得単価3,989円に対して終値4,520円、含み益はプラス4,248円・プラス13.31パーセント年間配当90円で取得利回り2.26パーセント、現在利回り1.99パーセントです。

4位の商船三井(9104)はプラス4.04パーセント今日の相場の「出遅れ買い」を、いちばん分かりやすく受けた銘柄だと思っています。海運・医薬品・鉄鋼といった出遅れセクターに買いが入ったと伝わっていて、海運の一角であるこの銘柄がその中にいました加えて、昨日16日に米系大手証券が目標株価を7,900円へ引き上げている——投資判断は中立の据え置きですが、目標株価だけが上がった形です。

6株・平均取得単価4,999円に対して終値7,438円、含み益はプラス14,634円・プラス48.79パーセント9月4日には円高が逆風で下落TOP5の5位、終値6,969円でしたから、そこから2週間足らずで469円・6.7パーセント戻したことになります。運賃がドル建ての会社なので、今日の1ドル156円台への円安も追い風でした。年間配当205円で取得利回り4.10パーセント、現在利回り2.76パーセントです。

5位のスカパーJSAT(9412)はプラス3.41パーセント衛星通信と有料放送の会社で、わたしのポートフォリオでいちばん含み益率が高い銘柄です。100株・平均取得単価661円に対して終値2,060円、含み益はプラス139,900円・プラス211.65パーセント9月10日にプラス195.16パーセントまで落ち込んでいたのが、今日でプラス211パーセント台に戻りました

第1四半期は営業利益109億円・プラス36.0パーセント、最終利益82億円・プラス49.6パーセントの大幅な増収増益で、宇宙事業の安全保障領域の拡大とメディア事業のコスト削減が効いています。年間配当48円で取得利回り7.26パーセント——今日のTOP10のなかで、最高のYOCです。現在利回りは2.33パーセントですから、その差は4.93パーセントポイント661円で買った株が2,060円になったことの価値が、この差にそのまま出ています

上昇TOP5の5銘柄で、今日の増加額は合計プラス18,746円でした。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
INPEX(1605) 230 1,740円 3,929円 -131(-3.23%) +503,470円 112円 6.44% 2.85%
TDK(6762) 8 2,887円 2,806円 -66(-2.30%) -648円 40円 1.39% 1.43%
FUJIMI(5384) 30 1,905円 3,230円 -60(-1.82%) +39,750円 77円 4.04% 2.38%
キオクシアHD(285A) 10 56,044円 49,880円 -900(-1.77%) -61,640円 0円 0.00% 0.00%
クボタ(6326) 200 1,844円 2,783.5円 -47(-1.66%) +187,900円 52円 2.82% 1.87%

下落TOP5の顔ぶれが、今日の相場をそのまま説明しています。TDK・FUJIMI・キオクシアHDの3銘柄は、いずれも半導体や電子部品の関連です。世界的な金利上昇を背景に、AI・半導体関連には利益確定売りが出たと伝わっていて、大引けの記事でも下落銘柄としてアドバンテスト・東京エレクトロン・TDKが名指しされていました

1位のINPEX(1605)はマイナス3.23パーセント原油価格が一時1バレル106ドル台まで上げたあとに反落し、直近の上昇分を戻したという値動きです。昨日はENEOS(5020)が原油高でプラス4.99パーセントの上昇TOP5 2位でしたから、1日で立場が入れ替わりました

230株・平均取得単価1,740円に対して終値3,929円、含み益はプラス503,470円・プラス125.80パーセント下げた日でも、含み益は50万円台をキープしています。

そして、この銘柄については嬉しい確定がありましたこれまで年間配当を「108〜130円」の幅でしか書けていなかった——業績連動配当の会社なので、原油価格次第で上下するという理由です。ところが今日あらためて確認したところ、2026年12月期の会社予想は112円で確定していました。9月1日に受け取った中間配当が1株56円でしたから、その2倍でちょうど112円きれいに一致します終値3,929円に対する予想配当利回り2.85パーセントとも合いました

230株・平均取得単価1,740円に対して年間112円なので、取得利回りは6.44パーセント年間25,760円(税引前)が入ってくる計算です。数字が幅ではなく一点に決まると、こんなに気持ちがいいものかと思いました

2位のTDK(6762)はマイナス2.30パーセント電子部品の大手で、スマートフォン向けの電池やセンサーが主力です。8株・平均取得単価2,887円に対して終値2,806円、含み損はマイナス648円・マイナス2.81パーセント8月31日に2株の打診買いから入って、9月2日・9月8日・9月11日と3回ナンピンした銘柄で、まだ含み損圏にいます

面白いのは、この銘柄だけ現在利回り1.43パーセントが取得利回り1.39パーセントを上回っていることです。平均取得単価より今の株価が安い、つまり含み損の銘柄では、必ずこの逆転が起きます今から買う人のほうが、わたしより高い利回りを得られる——含み損を数字で突きつけられる指標でもあります。

3位のFUJIMI(5384)はマイナス1.82パーセント半導体の研磨材(CMPスラリー)の大手です。9月9日に日系中堅証券が目標株価を3,540円へ引き下げ、9月11日には別の証券会社が2027年3月期の第2四半期以降の利益成長が踊り場に入るとの見方を出しています。短期間に評価見直しが重なった格好です。30株・平均取得単価1,905円に対して終値3,230円、含み益はプラス39,750円・プラス69.55パーセント年間配当77円で取得利回り4.04パーセント、現在利回り2.38パーセントです。

4位のキオクシアHD(285A)はマイナス1.77パーセント昨日も下落TOP5の4位でした。10株・平均取得単価56,044円に対して終値49,880円、含み損はマイナス61,640円・マイナス11.00パーセントついに5万円を割り込みました

9月7日には59,530円をつけて、7月14日の初買い以来はじめて含み益に転換した銘柄です。そこから8営業日で16.2パーセント下げたことになります。米韓の半導体株高という材料はあったものの、直近5営業日の下落基調を止めるには足りませんでした10月1日には1株を3株に分ける株式分割が控えています無配なので、取得利回りも現在利回りも0パーセント——この銘柄だけは、配当ではなく半導体メモリの市況に賭けている枠だと割り切っています。

5位のクボタ(6326)はマイナス1.66パーセント農業機械と建設機械の大手です。9月14日に日系大手証券が目標株価を2,900円へ引き下げましたその1週間前の9月7日には、同じように目標株価が引き上げられていた——短期間で見方が揺れている局面です。200株・平均取得単価1,844円に対して終値2,783円50銭、含み益はプラス187,900円・プラス50.95パーセント年間配当52円で取得利回り2.82パーセント、現在利回り1.87パーセントです。

下落TOP5の5銘柄で、今日の減少額は合計マイナス50,858円でした。

ランキングの合計はマイナス、それでも全体はプラス368,768円

ここで、今日いちばん面白い数字を出しておきます

区分 金額
上昇TOP5の増加額 +18,746円
下落TOP5の減少額 -50,858円
TOP10の合計 -32,112円
ポートフォリオ全体 +368,768円
差(ランキング外の寄与) +400,880円

騰落率で並べたTOP10を全部足すと、マイナス32,112円です。それなのに、ポートフォリオ全体はプラス368,768円つまり、ランキングに1銘柄も顔を出さなかった残り184銘柄が、40万円を押し上げていたことになります。

昨日の解説で「騰落率ランキングより寄与度のほうが効く日がある」と書いたばかりですが、今日はその極端な形でした。プライム市場の8割が上がった日ですから、わたしの194銘柄も、その多くが1パーセント前後の地味な上げ方をしていたはずです。1パーセント前後では、TOP5には絶対に載りませんでも、それが184銘柄ぶん積み上がると40万円になります

分散投資をしていると、こういう日に「何が効いたのか分からない」という状態になります画面に映るのは大きく動いた10銘柄だけで、実際に稼いだのは、映らなかった銘柄たちでした。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
37,856,978円 +13,959,016円 +58.41% +368,768円 +0.99%

評価額3,785万円、含み損益プラス1,395万円、含み損益率プラス58.41パーセント昨日のプラス56.87パーセントから、プラス1.54パーセントポイント戻しました

評価額37,856,978円は過去最高です。これまでの最高は9月1日の37,815,748円でしたから、41,230円上回りました

ただし、ここには注意書きが要ります含み損益率のほうは、9月1日のプラス61.39パーセントには届いていません今日はプラス58.41パーセントです。評価額は最高なのに、含み益率は最高ではない——この2つがズレる理由は、買い増しにあります

指標 9/1 9/17
評価額 37,815,748円 37,856,978円 +41,230円
含み損益 +14,383,920円 +13,959,016円 -424,904円
取得コスト(逆算) 23,431,828円 23,897,962円 +466,134円
含み損益率 +61.39% +58.41% -2.98ppt

9月1日から今日までの12営業日で、わたしは466,134円ぶん買い増しています買い増した株は、買った瞬間は含み益ゼロです。だから、取得コスト(分母)だけが先に増えて、含み益率は下がります評価額という「いくらになったか」の数字と、含み益率という「どれだけ増えたか」の数字は、買い増しを続けている限り一致しません

そして今日は、その買い増しがゼロでした

要因 影響
株価による変動 +1.54ppt
買い増しによる分母の増加 0.00ppt
合計 +1.54ppt

分母がまったく動いていないので、プラス1.54ポイントは丸ごと株価の力です。9月に入って、この分解が「株価要因100パーセント」になったのは、9月3日と今日の2日だけ——売買をしなかった日だけの特権みたいなものです。

📚 初心者向けワンポイント解説:「目標株価」と「レーティング」——証券会社の投資判断は、長期投資家にとって何を意味するのか

今日のTOP10を調べていて、10銘柄のうち3銘柄で、直近1週間から10日のあいだに証券会社の目標株価の改定があったことに気づきました。しかも上昇側にも下落側にも、両方入っている。せっかくなので、今日はここを整理しておきます。

目標株価とレーティングは別物

証券会社のアナリストが出すレポートには、だいたい2つの数字と1つの判断が載っています

  • 目標株価(ターゲットプライス): 向こう6〜12カ月でこのくらいの株価が妥当、という水準
  • 業績予想: 売上高・営業利益・純利益などの予想値
  • レーティング(投資判断): 強気(買い)/中立(ホールド)/弱気(売り)の3段階が基本

目標株価は、だいたい「アナリストの1株利益の予想」×「妥当と考えるPER」で計算されます。だから、業績予想が変われば目標株価も動きますし、同業他社のPERが切り上がれば、業績予想が同じでも目標株価は上がります

そして重要なのは、目標株価とレーティングは独立して動くということです。今日わたしが確認した3件は、全部「レーティングは中立に据え置きで、目標株価だけが動いた」という形でした。

銘柄 改定日 内容 レーティング
商船三井(9104) 9/16 目標株価を7,900円へ引き上げ 中立を据え置き
クボタ(6326) 9/14 目標株価を2,900円へ引き下げ 中立を据え置き
FUJIMI(5384) 9/9 目標株価を3,540円へ引き下げ 中立を据え置き

短期の需給には、確実に効く

「アナリストの言うことなんて」と思いたくなりますが、短期の株価には確実に効きます

今日の商船三井はプラス4.04パーセントで上昇TOP5の4位でした。目標株価の引き上げが昨日16日ですから、タイミングは合っていますもちろん、出遅れセクターへの買いという地合いの要因もあったので、これだけが理由とは言えませんが、買いの背中を押した材料のひとつではあったと思っています。

なぜ効くのか機関投資家のなかには、社内ルールとして「レーティングが強気の銘柄しか買えない」「目標株価を上回った銘柄は売る」といった運用をしているところがあるからです。レポートが出た瞬間に、機械的な売買が発生する——だから短期では効きます

でも、1週間で反転することもある

一方で、こんなことも起きますクボタは、9月7日に日系大手証券が目標株価を引き上げたばかりでした。それが9月14日には、同じく日系大手証券によって2,900円へ引き下げられているわずか1週間で、見方が反転しています

FUJIMIも似た形で、9月9日に目標株価が3,540円へ引き下げられ、9月11日には別の証券会社が利益成長の踊り場を指摘——2日のあいだに2つのネガティブな評価が重なりました。

目標株価は「向こう6〜12カ月」の数字のはずなのに、1週間で数百円動くこれは、アナリストがいい加減という話ではなく、前提にしている業績予想やPERが、市場環境の変化ですぐ動くからです。半導体材料のFUJIMIなら、半導体市況の見方が1週間で変われば、目標株価も1週間で変わります

わたしの読み方

わたしは目標株価を、こう扱っています

ひとつめ、「なぜ動いたか」の説明としては素直に受け取る今日の商船三井やFUJIMIのように、値動きの理由が分からないときに、直近のレーティング改定を調べると腑に落ちることが多いです。上昇の理由を「分からない」と書くより、材料が特定できたほうが記録として役に立ちます

ふたつめ、売買の判断材料にはしない目標株価は、あくまで株価の話です。わたしが軸にしているのは配当で、目標株価のレポートに「この会社の配当がどうなるか」はほとんど書いてありませんクボタの目標株価が2,900円になろうが2,700円になろうが、年間配当52円・取得利回り2.82パーセントという数字はまったく変わらないわけです。

みっつめ、目標株価に届いた/届かないで一喜一憂しないスカパーJSAT(9412)は、わたしの平均取得単価661円に対して今日の終値が2,060円です。この銘柄を661円で買った時点のアナリストの目標株価が何円だったかは知りませんが、2,060円ではなかったはずです。目標株価は「今の情報でどこまで」の数字であって、5年後・10年後を語る数字ではない——そこを混同しないようにしています

株価の物差しは証券会社が出してくれますが、配当の物差しは自分で持つしかありませんわたしにとってそれがYOC(取得利回り)で、目標株価がどう動いても、661円という自分の取得単価は動かないそういう意味で、YOCはいちばん腰の据わった指標だと思っています。

配当情報

今日は2銘柄の中間配当が入金しました。税引後で合計1,041円です。

銘柄(コード) 基準日の保有株数 1株中間配当 配当金総額 税額 受取額(税引後)
すかいらーくHD(3197) 100株 10円 1,000円 203円 797円
クリヤマHD(3355) 10株 30.5円 305円 61円 244円
合計 1,305円 264円 1,041円

どちらも12月決算の会社なので、6月末を基準日とする中間配当が9月に入金します。9月1日のJT・INPEXほか6銘柄から始まった、いつものサイクルです。

そして今日は、2銘柄とも基準日の株数と今の株数が一致していました。すかいらーくHDは100株、クリヤマHDは10株——どちらも買ってから一度も買い増していない銘柄です。9月の前半は「基準日のあとに買い増した分は対象外」という話ばかり書いていたので、ずれのない明細は気持ちがいいものです。

すかいらーくホールディングス(3197)の797円ガストやバーミヤン、ジョナサンを展開する外食大手です。2026年12月期の年間配当予想は27円で、今回の中間は10円——期末が17円という配分になります。

この配分は、少し珍しい形です。年間27円のうち、中間が10円で期末が17円ですから、中間は全体の37パーセントしかありません。9月に入ってから入金した銘柄を並べると、この会社の偏り方がよく分かります

銘柄(コード) 年間配当 中間 期末 中間の比率
クリヤマHD(3355) 61円 30.5円 30.5円 50%
ニチリン(5184) 190円 95円 95円 50%
NSグループ(471A) 76円 38円 38円 50%
ヒューリック(3003) 67円 33.5円 33.5円 50%
東京建物(8804) 126円 61円 65円 48%
すかいらーくHD(3197) 27円 10円 17円 37%

ほとんどの会社は、中間と期末をきれいに折半します。東京建物がやや期末寄りで48パーセントそしてすかいらーくHDの37パーセントが、いちばん偏っているわけです。

外食は、季節や消費動向で業績が振れやすい商売です。中間の時点では控えめに出しておいて、通期の着地を見てから期末で調整する——そういう配当政策なのだろうと理解しています100株・平均取得単価2,992円に対して年間27円なので、取得利回りは0.90パーセント正直、インカム目的で買った銘柄ではありません株主優待のカードを目当てに持っている枠です。

クリヤマホールディングス(3355)の244円産業用ホースやスポーツ施設の資材を手がける会社で、年間配当61円のちょうど半分の30円50銭が中間配当でした。10株なので税引前305円、税引後244円——金額としては小さいですが、10株しか持っていない銘柄でこの入金というのは、なかなかの効率です。

平均取得単価1,165円に対して年間61円なので、取得利回りは5.24パーセント今日の終値1,808円はプラス13円・プラス0.72パーセントで、含み益率はプラス55.19パーセントです。一昨日15日には上昇TOP5の3位でプラス2.59パーセントだった銘柄でもあります。10株で年間610円(税引前)——少額ですが、取得利回り5.24パーセントという数字は、わたしのポートフォリオでも上位です。

9月に入って13営業日で、税引後の受取配当は累計70,382円になりました。

入金日 内容 受取額(税引後)
9/1(火) JT・INPEXほか6銘柄 40,870円
9/2(水) オプテックスグループ(6914) 183円
9/3(木) ヒューリック(3003) 4,486円
9/4(金) ヤマハ発動機・キリンHD・サンセイランディック・荏原実業 10,980円
9/7(月) 住友林業(1911) 2,869円
9/8(火) NSグループ(471A)・東京建物(8804) 4,726円
9/9(水) ニチリン(5184) 380円
9/15(火) カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284) 4,847円
9/17(木) すかいらーくHD(3197)・クリヤマHD(3355) 1,041円
9月累計 70,382円

ついに7万円を超えました今日のポートフォリオの増加額は368,768円ですから、今日の配当1,041円は、その354分の1にしかなりません。でも、株価の368,768円は明日には消えるかもしれない数字で、1,041円は口座に入った現金です。今月ここまでの70,382円も、全部そういう現金——この違いが、続けているうちに効いてきます

明日以降の注目ポイント

  • 9月18日の日銀金融政策決定会合の結果。利上げがあった場合の銀行・保険・不動産への影響と、ドル円156円台からの振れ
  • FOMCの3年ぶり利上げを通過した後の米国市場と、AI・半導体関連への利益確定売りが続くかどうか
  • 今日買われた出遅れセクター(海運・医薬品・鉄鋼)と、自動車・金融のバリュー株に、買いが続くか
  • 9月19日(土)〜23日(水)の5連休を前にしたポジション調整
  • 9月28日の権利付き最終日に向けた、高配当株・優待株の買い需要
  • 10月1日のキオクシアHD(285A)の株式分割(1株→3株)と、三井住友FG(8316)の株式分割(1株→2株)
  • 12月決算企業の中間配当の入金。9月末にかけて、まだ数銘柄の入金が残っている見込み

まとめ

今日9月17日は「FOMCを無難に通過した相場で、日経が小さく上げてTOPIXが大きく上げた」という一日でした。日経平均プラス0.33パーセントの64,136円25銭、TOPIXプラス0.80パーセントの4,094.19、わたしのポートフォリオはプラス0.99パーセントという結果です。

9/17
日経平均 +0.33%
TOPIX +0.80%
わたしのポートフォリオ +0.99%

対日経プラス0.66パーセントポイント、対TOPIXプラス0.19パーセントポイント9月に日経平均が上げた日は今日で5日目ですが、わたしが日経に勝ったのは今日が初めてです。買われたのが値がさのAI・半導体ではなく、自動車・金融・海運・医薬品・鉄鋼といったバリューと出遅れだったから——理由は、それに尽きると思っています

評価額37,856,978円は過去最高でした。9月1日の37,815,748円を、12営業日ぶりに41,230円上回りましたただし含み損益率のプラス58.41パーセントは、9月1日のプラス61.39パーセントには届いていませんこの12営業日で466,134円ぶん買い増していて、取得コストという分母がその分だけ増えているからです。「いくらになったか」と「どれだけ増えたか」は、買い増しを続けるかぎり別々に動きます

上昇TOP5は、5銘柄すべてがプラス3.4パーセント超1位はニレコのプラス4.70パーセント、2位は任天堂のプラス4.29パーセントで、9月9日・10日に2日連続で下落TOP5 1位だった銘柄がようやく戻ってきました4位の商船三井プラス4.04パーセントは、出遅れセクターへの買いと、前日の目標株価引き上げが重なった形です。5位のスカパーJSATは含み益率プラス211.65パーセントで、取得利回り7.26パーセントは今日のTOP10で最高でした。

下落TOP5は、TDK・FUJIMI・キオクシアHDと半導体関連が3銘柄1位のINPEXマイナス3.23パーセントは、原油が106ドル台から反落したことによる利益確定売りです。そのINPEXについては、これまで「108〜130円」の幅でしか書けなかった年間配当が、会社予想112円で確定しました。9月1日に受け取った中間配当56円のちょうど2倍——取得利回りは6.44パーセントになります。

今日いちばん面白かったのは、上昇TOP5と下落TOP5の10銘柄を合計するとマイナス32,112円だったことです。それでも全体はプラス368,768円——ランキングに載らなかった184銘柄が、40万円を押し上げていましたプライム市場の8割が上がった日ですから、わたしの保有銘柄の多くも、1パーセント前後の地味な上げ方をしていたはずです。画面に映るのは大きく動いた10銘柄だけですが、実際に稼いだのは映らなかった銘柄たちでした。

本日の売買はありません9月では9月3日に続いて2日目の“何もしない”日です。プライムの8割が上がった日に追いかけて買うのは、押し目買いでもナンピンでもなく、ただの高値づかみ——そう考えて、今日は見ているだけにしました結果として、含み損益率のプラス1.54ポイントは丸ごと株価の力で、買い増しによる分母の押し下げはゼロです。

配当は、すかいらーくHD(3197)とクリヤマHD(3355)の2銘柄から税引後1,041円9月の累計は70,382円になりましたすかいらーくHDは年間27円のうち中間が10円だけという、中間比率37パーセントの偏った配分で、中間と期末をきれいに折半する会社が多いなかでは珍しい形です。

明日は日銀の金融政策決定会合の結果が出ます利上げがほぼ確実視されているとはいえ、今日のFOMCのように「無難な通過」で買われるのか、それとも素直に売られるのかは、開けてみないと分かりません明後日からは5連休でもあります。9月28日の権利付き最終日に向けた買いも、そろそろ意識される時期です。

明日も、地味に、着実に。


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免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。