【2026年9月11日】高配当株PF記録|日経-1.93%の大幅反落でもPFは-0.24%、対日経+1.69pptは9月の最大、長期金利一時3.000%、9銘柄36株をナンピン

今日のサマリー

日経平均は前日比マイナス1,259円61銭・マイナス1.93パーセントの64,011円34銭で、大幅反落でした。約1カ月ぶりの安値です。TOPIXもマイナス26.28・マイナス0.65パーセントの4,028.30と、こちらも反落しています。

嫌気されたのは、原油と金利でした。

NY原油は一時3カ月ぶりの高値をつけています。そして国内の長期金利は、ついに一時3.000パーセント——昨日の2.900パーセントから、一日で0.1パーセントほど跳ねたことになります。終値ベースでも2.980パーセントでした。米国でもインフレ再燃への警戒から長期金利が上昇しており、エネルギー価格と金利が同時に上を向いたという、株式にとっては素直に重い組み合わせです。

この2つが重なると、AI関連への期待が後ろに下がります成長企業の価値は「将来の利益を今の価値に割り戻したもの」なので、割り戻すときの金利が上がれば、それだけ今の価値は小さく計算されます今日の下げが半導体やAI関連に厚く出たのは、そういう理屈だと思っています。

ところが、わたしのポートフォリオはマイナス88,242円・マイナス0.24パーセントで済みました。

日経平均に対してプラス1.69パーセントポイント、TOPIXに対してもプラス0.41パーセントポイントの勝ちです。このプラス1.69pptは、9月に入ってからの9営業日で最大の勝ち幅になりました。

日経が1,259円下げた日に、3,700万円のポートフォリオが8万8千円しか減らなかった——率にすれば、日経のおよそ8分の1です。こういう日があるから、分散したバリュー株を持ち続けているのだと、あらためて思いました。

そして今日は、9銘柄36株・合計71,937円を買っています全てナンピンです。今週は月曜から木曜にかけて買いの金額がきれいに減ってきていたのですが、今日で一気に週の最大に戻りました下げた日に買うという、ただそれだけの結果です。

今日の3大トピックは:

  1. 日経平均はマイナス1.93パーセントの大幅反落で約1カ月ぶりの安値。原油が一時3カ月ぶり高値、国内長期金利は一時3.000パーセントに乗せ、エネルギーと金利が同時に上を向いた
  2. それでもわたしのポートフォリオはマイナス0.24パーセントにとどまり、対日経プラス1.69パーセントポイントは9月の9営業日で最大。50日累計は対日経プラス17.38パーセントポイントへ拡大
  3. 上昇TOP5は金利上昇が追い風の第一ライフグループ・東京海上と、逆行高の豊田通商。下落TOP5はキオクシアHDマイナス6.99パーセントを筆頭に半導体と景気敏感株。9銘柄36株・71,937円を全てナンピンで買い増し

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 37,077,431円 -88,242円 -0.24%
日経平均 64,011.34円 -1,259.61円 -1.93%
TOPIX 4,028.30 -26.28 -0.65%

日経平均マイナス1.93パーセントに対して、TOPIXはマイナス0.65パーセントです。下げ幅に3倍近い開きがあります日経平均は値がさ株の影響を受けやすい価格加重型の指数なので、半導体やAI関連が売られた日は、日経のほうが大きく下げる——8月18日にも書いた話が、今日もそのまま出ました

そしてわたしのポートフォリオは、そのTOPIXよりさらに小さいマイナス0.24パーセントでした。

50日累計で対日経+17.38pptへ拡大

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7/2〜7/30 -8.56%累計 -0.94%累計 +5.20%累計 +13.76ppt累計
7/31(木) +4.03% +1.29% +0.06% -3.97ppt
8/3(月) -0.94% -1.08% -1.22% -0.28ppt
8/4(火) +0.32% +0.04% -0.49% -0.81ppt
8/5(水) +3.66% +2.13% +1.20% -2.46ppt
8/6(木・記事なし) -0.93% +0.19%(推計) +1.17% +2.10ppt
8/7(金) -0.12% +0.47% +0.70% +0.82ppt
8/10(月) +2.08% +0.63% -0.09% -2.17ppt
8/12(水) +0.83% +0.94% +0.61% -0.22ppt
8/13(木) +1.16% +0.89% +0.48% -0.68ppt
8/14(金) +0.59% +0.51% +0.28% -0.31ppt
8/17(月) +0.74% -0.31% -0.42% -1.16ppt
8/18(火) -2.54% -1.05% -0.15% +2.39ppt
8/19(水) -3.16% -3.09% -2.47% +0.69ppt
8/20(木) +1.36% +1.18% +1.35% -0.01ppt
8/21(金) -0.30% +0.19% +1.02% +1.32ppt
8/24(月) -0.74% +0.15% +0.28% +1.02ppt
8/25(火) +0.50% +0.50% +0.31% -0.19ppt
8/26(水) +0.62% +0.42% +0.21% -0.41ppt
8/27(木) -0.20% +0.15% +0.14% +0.34ppt
8/28(金) +0.41% +0.72% +0.28% -0.13ppt
8/31(月) -0.14% +0.23% +0.22% +0.36ppt
9/1(火) -0.15% +0.62% +1.46% +1.61ppt
9/2(水) -2.85% -2.40% -1.68% +1.17ppt
9/3(木) -0.17% +0.50% +0.71% +0.88ppt
9/4(金) +1.26% +0.03% -0.55% -1.81ppt
9/7(月) +2.12% +0.55% +0.03% -2.09ppt
9/8(火) -1.70% -1.83% -1.22% +0.48ppt
9/9(水) -0.19% -0.09% +0.00% +0.19ppt
9/10(木) +0.20% +0.20% -0.07% -0.27ppt
9/11(金) -1.93% -0.65% -0.24% +1.69ppt
50日累計 -8.77% -0.06% +8.61% +17.38ppt

50日累計は日経平均マイナス8.77パーセントに対してポートフォリオはプラス8.61パーセント、対日経通算プラス17.38パーセントポイント昨日のプラス15.69pptから、プラス1.69ppt広がりました

TOPIXとの累計は、今日でついにマイナス0.06パーセントです。昨日までプラス0.59パーセントでしたから、7月の起点からの通算が、ここでほぼゼロに戻ったことになります。

9月に入ってからの9営業日を並べると、こうなります

日付 日経平均 ポートフォリオ 対日経差 累計
9/1(火) -0.15% +1.46% +1.61ppt +18.31ppt
9/2(水) -2.85% -1.68% +1.17ppt +19.48ppt
9/3(木) -0.17% +0.71% +0.88ppt +19.19ppt
9/4(金) +1.26% -0.55% -1.81ppt +17.38ppt
9/7(月) +2.12% +0.03% -2.09ppt +15.29ppt
9/8(火) -1.70% -1.22% +0.48ppt +15.77ppt
9/9(水) -0.19% +0.00% +0.19ppt +15.96ppt
9/10(木) +0.20% -0.07% -0.27ppt +15.69ppt
9/11(金) -1.93% -0.24% +1.69ppt +17.38ppt

昨日まで「日経平均が下げた日はすべて対日経プラス、上げた日はすべて対日経マイナス」で、8営業日ずっと例外なしと書いてきました。今日もその通りです日経が下げた6日は6日とも対日経プラス、上げた3日は3日とも対日経マイナス——9営業日で、まだ例外がひとつもありません

しかも今日のプラス1.69pptは、9営業日のなかで最大の勝ち幅でした。それまでの最大は9月1日のプラス1.61pptです。

偶然が9回続いているだけかもしれませんただ、この規則性がここまできれいに出ると、「わたしのポートフォリオは指数と別のものを持っている」というのが、数字としてはっきり見えてきます今日の📚解説は、この話にしました

本日の取引

今日買ったのは9銘柄・36株・合計71,937円9銘柄すべてナンピンです。

銘柄(コード) 約定株数 約定単価 約定金額 意図
東鉄工業(1835) 2 3,860円 7,720円 ナンピン(24→26株)
東急不動産HD(3289) 6 1,285.5円 7,713円 ナンピン(24→30株)
三井化学(4183) 4 2,097円 8,388円 ナンピン(8→12株)
ソニーグループ(6758) 2 3,632円 7,264円 ナンピン(8→10株)
TDK(6762) 2 2,808.5円 5,617円 ナンピン(6→8株)
浜松ホトニクス(6965) 4 2,193円 8,772円 ナンピン(20→24株)
パンパシフィックHD(7532) 10 726.1円 7,261円 ナンピン(140→150株)
東京建物(8804) 4 3,288円 13,152円 ナンピン(90→94株)
メタウォーター(9551) 2 3,025円 6,050円 ナンピン(40→42株)
合計 36 71,937円

減り続けていた買いが、今日いちばん大きく戻った

今週の買いを並べると、こうなります

日付 銘柄数 株数 金額
9/7(月) 9銘柄 40株 64,358円
9/8(火) 8銘柄 22株 53,494円
9/9(水) 3銘柄 16株 23,314円
9/10(木) 2銘柄 14株 16,412円
9/11(金) 9銘柄 36株 71,937円
今週合計 128株 229,515円

月曜から木曜にかけて、64,358円・53,494円・23,314円・16,412円ときれいに細っていったのが、今日71,937円です。週の最大になりました。

昨日わたしは「意図的に絞っているというより、買いたい水準まで下がってくる銘柄が減っただけ」と書きました今日はその裏返しです。日経が1,259円下げたので、買いたい水準まで下がってきた銘柄が一気に増えた——それだけのことでした。

買う金額を決めているのは、わたしの気分ではなく相場のほうなのだと、週の推移を並べてみるとよく分かります

9銘柄すべてが平均取得単価より下

今日の9銘柄は、全て平均取得単価を下回る値段で買えています

銘柄(コード) 買い増し前の平均取得単価 約定単価 単価との差
東鉄工業(1835) 4,093円 3,860円 -233円
東急不動産HD(3289) 1,317円 1,285.5円 -31.5円
三井化学(4183) 2,178円 2,097円 -81円
ソニーグループ(6758) 3,842円 3,632円 -210円
TDK(6762) 2,913円 2,808.5円 -104.5円
浜松ホトニクス(6965) 2,306円 2,193円 -113円
パンパシフィックHD(7532) 833円 726.1円 -106.9円
東京建物(8804) 3,508円 3,288円 -220円
メタウォーター(9551) 3,231円 3,025円 -206円

買い増し後の平均取得単価は、こう変わりました

銘柄(コード) 買い増し前 買い増し後 平均取得単価の変化
東鉄工業(1835) 24株・4,093円 26株・4,075円 -18円
東急不動産HD(3289) 24株・1,317円 30株・1,311円 -6円
三井化学(4183) 8株・2,178円 12株・2,151円 -27円
ソニーグループ(6758) 8株・3,842円 10株・3,800円 -42円
TDK(6762) 6株・2,913円 8株・2,887円 -26円
浜松ホトニクス(6965) 20株・2,306円 24株・2,287円 -19円
パンパシフィックHD(7532) 140株・833円 150株・826円 -7円
東京建物(8804) 90株・3,508円 94株・3,499円 -9円
メタウォーター(9551) 40株・3,231円 42株・3,221円 -10円

いちばん効いたのはソニーグループのマイナス42円、次が三井化学のマイナス27円です。どちらも保有株数が10株前後と少なく、そこに2株・4株を足したので、買い増し比率が大きくなりました昨日書いた「ナンピンの効き目を決めるのは、どれだけ安く買えたかと、もともとどれだけ持っていたかの掛け算」という話が、今日は9銘柄ぶんまとめて確認できた形です。

東京建物はマイナス220円も下で買えているのに、平均取得単価はマイナス9円しか動きません。90株に4株では、買い増し比率が24分の1弱だからです。逆にソニーグループはマイナス210円下で、8株に2株なので5分の1——ほぼ同じ下げ幅なのに、効き方は4倍以上の差がつきました。

東京建物(8804)は9月に入って4回目、価格は毎回下がっている

東京建物(8804)は、9月に入ってから4回買っていますそして、約定単価は毎回きれいに下がっています

買い増し日 約定単価 保有株数 平均取得単価
9/2(水) 3,385円 84→86株 3,518→3,515円
9/4(金) 3,376円 86→88株 3,515→3,512円
9/7(月) 3,338円 88→90株 3,512→3,508円
9/11(金) 3,288円 90→94株 3,508→3,499円

3,385円、3,376円、3,338円、3,288円——約100円ずつ切り下がっています平均取得単価はやっと3,500円を割って3,499円になりました。

理由は、はっきりしています長期金利です。9月7日の記事で「不動産株はなぜ金利に弱いのか」を書いたとき、長期金利は2.93パーセントでした。今日は一時3.000パーセントです。不動産会社は借入で物件を買って賃料で回す商売なので、金利が上がれば調達コストが増え、物件の利回り妙味も薄れます——素直に嫌われる形です。

今日も同じ理由で東急不動産HD(3289)を6株、東京建物(8804)を4株買いました。金利が上がっている最中に不動産を買い増すのは、逆張りそのものです。ただ、わたしが持っているのは「金利が下がるから上がる株」ではなく、「賃料という実物のキャッシュフローを持っている会社」だと思っています。金利が3パーセントで定着するなら、それに見合うところまで株価は調整するでしょうし、そうなったら、また買います

浜松ホトニクスは7回目、パンパシフィックHDは5回目

この2銘柄は、8月末からずっと刻んで買い続けている主役です。

浜松ホトニクス(6965)は、8月31日に4株の打診買いで入ってから、今日で7回目になります。

買い増し日 約定単価 保有株数 平均取得単価
8/31(月) 2,372円 新規4株 2,372円
9/1(火) 2,348.5円 4→8株 2,372→2,361円
9/2(水) 2,310円 8→12株 2,361→2,344円
9/4(金) 2,298.5円 12→14株 2,344→2,338円
9/8(火) 2,225円 14→16株 2,338→2,324円
9/10(木) 2,233円 16→20株 2,324→2,306円
9/11(金) 2,193円 20→24株 2,306→2,287円

11営業日で4株から24株、平均取得単価は2,372円から2,287円まで85円下げました持ち始めて2週間で6倍の株数です。

パンパシフィックHD(7532)は今日で5回目でした。

買い増し日 約定単価 保有株数 平均取得単価
9/2(水) 769円 100→110株 862→854円
9/7(月) 769.4円 110→120株 854→847円
9/9(水) 755.6円 120→130株 847→840円
9/10(木) 748円 130→140株 840→833円
9/11(金) 726.1円 140→150株 833→826円

昨日748円で1年10カ月ぶりの安値と書いたばかりなのに、今日は726円10銭です。1日でさらに21円90銭・マイナス2.93パーセント——安値をまた更新しました。

含み損はマイナス14,985円・マイナス12.09パーセントです。昨日がマイナス10.20パーセントでしたから、5回目のナンピンを入れてもなお、含み損率は1.89パーセントポイント悪化しています。

4回目を入れても悪化、5回目を入れても悪化——正直、いいナンピンとは言えませんそれでも続けているのは、この会社の業績が悪いわけではないからです。2026年6月期は売上高2兆4,453億円・プラス8.8パーセント、営業利益1,748億円・プラス7.7パーセントの増収増益でした。売られている理由は「伸び方が物足りない」という評価であって、赤字でも減配でもありません

ただ、こういうときこそ記録を残しておくべきだと思うので、書いておきます今のところ、この5回のナンピンは一度も報われていません

なお、今日は配当の入金はありませんでした9月に入って9営業日で、税引後の受取配当は累計64,494円のままです。

📊 本日の決算解析: アストロスケールHD(186A)——第1四半期は赤字拡大、手元資金350億円

アストロスケールホールディングス(186A)が、2027年4月期の第1四半期決算を発表しました。昨日の記事で「明日9月11日の発表予定」と書いた銘柄です。

発表内容(2027年4月期 第1四半期・2026年5〜7月):

項目 実績 前年同期比
売上収益 約12億円 -4.4%
営業損益 約-27億5,000万円 損失拡大
経常損益 -30億500万円 損失拡大
最終損益 約-30億7,000万円 損失拡大

市場の反応: 前日比マイナス12円・マイナス1.17パーセントの1,010円。下落TOP5には入りませんでした

わたしの評価: 減収で赤字が拡大という、数字だけ見れば厳しい決算です。ただ、この会社に今の利益を期待して持っているわけではありません転換社債型新株予約権付社債などで約306億円を調達し、現金及び現金同等物は約350億円まで積み上がっています四半期で30億円の赤字なら、単純計算で10年以上は開発を続けられる資金です。同じ日にフランス子会社が軌道離脱実証ミッションの契約を獲得したとも伝わっています

わたしの保有は10株・平均取得単価1,025円で、今日の終値1,010円に対して評価損益はマイナス150円・マイナス1.46パーセント昨日も書いた通り、わたしの保有銘柄のなかでいちばん損益ゼロに近いところにいます無配ですし、高配当株のポートフォリオのなかでは完全に例外的な枠です。宇宙デブリ除去という事業が面白いと思ったから10株だけ持っている——それ以上でも以下でもありません赤字拡大も、資金調達も、この段階の会社としては想定の範囲内だと思っています。

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
第一ライフG(8750) 20 1,803円 1,883円 +50(+2.73%) +1,600円 72円 3.99% 3.82%
東京海上(8766) 100 4,207円 7,970円 +176(+2.26%) +376,300円 245円 5.82% 3.07%
ホンダ(7267) 164 1,365円 1,664円 +29.5(+1.80%) +49,036円 70円 5.13% 4.21%
豊田通商(8015) 55 2,439円 7,553円 +123(+1.66%) +281,270円 125円 5.13% 1.65%
チャームケア(6062) 20 1,298円 1,381円 +21(+1.54%) +1,660円 48円 3.70% 3.48%

日経平均がマイナス1.93パーセントの日に、プラスで引けた銘柄が5つある——まずそこが今日の全てです。

1位の第一ライフグループ(8750)はプラス2.73パーセント生命保険大手です。保険会社は、契約者から預かった保険料を国債などで運用しています長期金利が一時3.000パーセントに乗せたということは、これから買う国債の利回りが上がるということ——運用収益がそのまま改善するわけです。さらに生命保険は負債の期間がとても長い商売なので、金利が上がると負債の現在価値が下がって、財務内容も良く見えます銀行以上に金利上昇が素直に効くセクターだと思っています。20株・平均取得単価1,803円に対して終値1,883円、含み益はプラス1,600円・プラス4.44パーセント年間配当72円で取得利回り3.99パーセントです。

2位の東京海上(8766)はプラス2.26パーセントこちらは損害保険ですが、運用資産を持っているという点では同じ構図です。100株・平均取得単価4,207円に対して終値7,970円、含み益はプラス376,300円・プラス89.45パーセント——わたしのポートフォリオでも上位の含み益銘柄です。年間配当245円に対して取得利回り5.82パーセント、現在利回りは3.07パーセント差は2.75パーセントポイントで、これがそのまま「7年前に買っておいたことの価値」になります。

保険株が1位と2位を占めた——これが今日いちばん分かりやすい構図でした。昨日は地銀3行が上昇TOP5に並び、今日は保険が2社です。金利上昇という同じ材料が、2日続けて金融セクターを押し上げています

3位のホンダ(7267)はプラス1.80パーセント164株・平均取得単価1,365円に対して終値1,664円、含み益はプラス49,036円・プラス21.90パーセントドル円は153円72銭近辺で、昨日書いた154円01銭からはわずかに円高方向ですが、150円台の水準そのものが輸出企業には追い風です。年間配当70円で取得利回り5.13パーセント、現在利回りも4.21パーセント——今日の上昇TOP5のなかでは、現在利回りが最も高い銘柄でした。

4位の豊田通商(8015)はプラス1.66パーセント今日の市況記事でも「逆行高」として名前が挙がっていましたトヨタグループの総合商社で、アフリカ事業や自動車関連の物流に強い会社です。55株・平均取得単価2,439円に対して終値7,553円、含み益はプラス281,270円・プラス209.68パーセント——含み益率が3倍を超えている銘柄です。年間配当125円で取得利回り5.13パーセントですが、現在利回りは1.65パーセントまで下がっています。株価が3倍になったのだから当然で、この差3.48パーセントポイントが、持ち続けたことの果実です。

5位のチャーム・ケア・コーポレーション(6062)はプラス1.54パーセント有料老人ホームを首都圏と関西で展開する介護大手です。20株・平均取得単価1,298円に対して終値1,381円、含み益はプラス1,660円・プラス6.39パーセントなお今日この銘柄を確認していて、年間配当が43円から48円に増えていることに気づきました2027年6月期の会社予想で、中間24円・期末24円の合計48円です。手元の配当メモが前期の実績のまま古くなっていたので、48円に直しました取得利回りは3.70パーセント、現在利回りは3.48パーセントになります。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
キオクシアHD(285A) 10 56,044円 54,030円 -4,060(-6.99%) -20,140円 0円 0.00% 0.00%
AREHD(5857) 100 1,883円 3,555円 -170(-4.56%) +167,200円 135円 7.17% 3.80%
FUJIMI(5384) 30 1,905円 3,175円 -125(-3.79%) +38,100円 77円 4.04% 2.43%
コマツ(6301) 100 3,618円 7,114円 -275(-3.72%) +349,600円 190円 5.25% 2.67%
パンパシフィックHD(7532) 150 826円 726.1円 -21.9(-2.93%) -14,985円 10円 1.21% 1.38%

1位のキオクシアHD(285A)はマイナス6.99パーセント下げ幅はマイナス4,060円です。9月7日にプラス9.31パーセントで上昇TOP5の1位になり、7月14日の初買い以来はじめて含み益に転換したと喜んで書いたのが、わずか4営業日前でした。そこから59,530円、54,460円台を経て、今日54,030円——4営業日でマイナス5,500円、率にしてマイナス9.2パーセントです。含み益はきれいに消えて、マイナス20,140円・マイナス3.59パーセントの含み損に戻りました。

理由は、今日の相場そのものだと思っています。金利上昇でAI関連への期待が後退し、米国のメモリー株も安かったと伝わっています。この銘柄は10株で540万円という、わたしのポートフォリオのなかでは異例に単価の重い持ち物です。1日でマイナス4万円動くのは、もう慣れました10月1日には1株が3株になる株式分割が控えていますし、ここは腰を据えて持つしかないと思っています。

2位のAREホールディングス(5857)はマイナス4.56パーセント金やパラジウムを電子部品や触媒から回収する貴金属リサイクルの会社です。2027年3月期の第1四半期は貴金属事業が好調で売上収益が前年同期比プラス43.8パーセントと伸びているのですが、8月31日にマイナス5.16パーセント、9月2日にマイナス7.70パーセント、そして今日マイナス4.56パーセントと、月末から大きな下げが続いています100株・平均取得単価1,883円に対して終値3,555円、含み益はプラス167,200円・プラス88.79パーセント年間配当135円に対する取得利回りは7.17パーセントで、わたしのポートフォリオでも高い部類です。

3位のFUJIMI(5384)はマイナス3.79パーセント半導体の平坦化に使うCMPスラリーの大手です。キオクシアが7パーセント近く下げた日に、半導体材料も一緒に売られた——素直な連れ安だと見ています。30株・平均取得単価1,905円に対して終値3,175円、含み益はプラス38,100円・プラス66.67パーセント

4位のコマツ(6301)はマイナス3.72パーセント建設機械の世界2位です。今日の下げは、金利上昇と原油高で景気敏感株が売られたという文脈だと思っています。100株・平均取得単価3,618円に対して終値7,114円、含み益はプラス349,600円・プラス96.63パーセント——あと少しで取得額の2倍です。年間配当190円で取得利回り5.25パーセント、現在利回り2.67パーセント差は2.58パーセントポイントでした。

5位のパンパシフィックHD(7532)はマイナス2.93パーセント先ほど書いた通り、今日も安値を更新しています。150株・平均取得単価826円に対して終値726円10銭、含み損はマイナス14,985円・マイナス12.09パーセント

下落TOP5を見て思ったのは、下げた5銘柄のうち3銘柄は依然として大きな含み益を抱えているということです。AREHDがプラス88.79パーセント、コマツがプラス96.63パーセント、FUJIMIがプラス66.67パーセント——今日の下げは、積み上がった含み益のごく一部が削られただけです。含み損なのはキオクシアとパンパシフィックHDの2銘柄だけでした。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
37,077,431円 +13,259,033円 +55.67% -88,242円 -0.24%

評価額3,707万円、含み損益プラス1,325万円、含み損益率プラス55.67パーセント昨日のプラス56.20パーセントから、マイナス0.53パーセントポイントです。

いつものように分解しておきます。

要因 影響
株価による変動 -0.36ppt
買い増しによる分母の増加 -0.17ppt
合計 -0.53ppt

今日は71,937円を買い増したので、取得コストは23,746,370円から23,818,398円へ増えました含み益率の低下のうち、およそ3分の2が株価によるもの、3分の1が分母の増加によるものです。

日経平均がマイナス1.93パーセント下げた日に、含み益率の低下が0.53ポイントです。含み益の絶対額でいえば、1,334万円から1,325万円へ8万7千円ほど減っただけ——7月から積み上げてきた含み益の0.65パーセントにすぎません。

評価額3,700万円のポートフォリオが、日経1,259円安の日に8万8千円しか動かないこの鈍さが、今日はプラスに働きました

📚 初心者向けワンポイント解説:ベータ値とは——「日経が1,259円下げた日に、わたしは8万8千円しか減らなかった」の正体

今日、日経平均はマイナス1.93パーセント下げました。わたしのポートフォリオはマイナス0.24パーセントです。

割り算すると、およそ0.12日経のおよそ8分の1しか動かなかったことになります。

この「指数に対して、どれくらいの倍率で動くか」を表す数字が、ベータ値(β)です。今日はこれを整理しておきます。

ベータ値の読み方

ベータ値は、市場全体が1パーセント動いたときに、その銘柄やポートフォリオが平均して何パーセント動くかを示します。

ベータ値 意味 典型的な銘柄
2.0 市場の2倍動く 半導体、グロース株、新興株
1.0 市場と同じだけ動く 指数連動のインデックスファンド
0.5 市場の半分しか動かない 食品、医薬品、電力・ガス
0付近 市場とほとんど連動しない 極端に分散されたもの、現金
マイナス 市場と逆に動く 金、一部のヘッジ資産

ベータが高い銘柄は、上げ相場では速く走り、下げ相場では大きく削られます低い銘柄はその逆です。どちらが優れているという話ではなく、性格の違いです。

大事な注意:1日の割り算はベータ値ではない

ここは誤解しやすいところなので、先に書いておきます。

「今日はマイナス0.24をマイナス1.93で割って0.12だった」——これはベータ値ではありません

本来のベータ値は、何十日、何百日ぶんの値動きを並べて、統計的に傾きを求めたものです。1日だけの比率は、たまたまその日そうなっただけの数字にすぎません。

実際、わたしの9月の9営業日を並べると、こうなります

日付 日経平均 ポートフォリオ 1日の比率
9/1(火) -0.15% +1.46% 逆方向
9/2(水) -2.85% -1.68% 0.59
9/3(木) -0.17% +0.71% 逆方向
9/4(金) +1.26% -0.55% 逆方向
9/7(月) +2.12% +0.03% 0.01
9/8(火) -1.70% -1.22% 0.72
9/10(木) +0.20% -0.07% 逆方向
9/11(金) -1.93% -0.24% 0.12

0.01から0.72まで、ばらばらです。しかも9日のうち4日は、日経と逆方向に動いています1日の比率をベータ値と呼べないのは、この通りです。

それでも全体を眺めると、傾向ははっきりしていますわたしのポートフォリオは、日経平均より明らかに動きが小さいざっくり0.5を下回るあたりにいそうだ、というのが9営業日を見た実感です。

なぜわたしのポートフォリオはベータが低いのか

理由は3つあると思っています。

1つめは、銘柄数が多いことです。188銘柄に分散していると、個別の材料はお互いに打ち消し合います今日も、保険2社と豊田通商が上がり、半導体とコマツが下がりましたセクターがばらけていればいるほど、全体の振れは小さくなります

2つめは、日経平均への寄与度が高い銘柄をほとんど持っていないことです。日経平均は値がさ株の影響が大きい価格加重型の指数です。わたしが持っているのは、株価が数百円から数千円の内需・素材・金融・建設が中心で、指数を動かしている銘柄とは重なりが小さい指数が動く理由と、わたしの資産が動く理由が、そもそも違うわけです。

3つめは、高配当バリュー株そのものがベータの低いカテゴリだからです。配当を出し続けられる会社は、利益の振れが小さい成熟企業が多いそういう会社の株価は、市場全体が荒れてもあまり動きません配当という「株価とは別の収益源」があることも、下値を支えます

低ベータの代償

ただし、いいことばかりではありません

ベータが低いということは、上げ相場でも置いていかれるということです。

9月7日、日経平均はプラス2.12パーセント上げましたそのときわたしのポートフォリオはプラス0.03パーセント——ほとんど動きませんでした対日経マイナス2.09パーセントポイントです。あの日の悔しさと、今日のプラス1.69パーセントポイントは、同じ性質の裏表です。

ベータが低いポートフォリオを持つというのは、「上げ相場で歯がゆい思いをする代わりに、下げ相場で眠れる」という取引です。どちらか片方だけは選べません

長期投資家として、どう使うか

わたしがベータ値をどう使っているか、正直に書きます。

まず、数字そのものを計算してはいません証券会社のツールで見られることもありますが、日々の判断には使っていません

使っているのは、考え方のほうです。「今日、日経がこれだけ動いたのに、自分はこれだけしか動かなかった」を毎日記録しておくと、自分のポートフォリオの性格が、感覚として分かってきますそして性格が分かっていると、日経が1,000円下げた日にも慌てません「自分のは、たぶん5分の1くらいで済むだろう」と予想が立つからです

もうひとつベータが低いことを、意図的に選んでいるという自覚を持つことです。わたしは日経平均に勝つためにこのポートフォリオを組んでいるのではなく、配当を受け取りながら資産を減らさないために組んでいます指数を追いかけたいならインデックスファンドを買えばいいのであって、わざわざ188銘柄を手で選ぶ理由は、指数とは違う動き方をさせたいからです。

今日のように日経が1,259円下げた日に、8万8千円しか減らないこれは偶然ではなく、そういう設計にしてある——そう思えるかどうかで、下げ相場での落ち着き方が変わってきます

明日以降の注目ポイント

  • 国内長期金利が3.000パーセントに定着するか、それとも押し戻されるか
  • 金利上昇が続いた場合の不動産株・建設株の下値と、保険株・銀行株の上値
  • NY原油が3カ月ぶり高値からさらに上を試すか、エネルギーコストの株価への影響
  • 米国のインフレ再燃懸念と米長期金利の行方、AI関連株への逆風が続くか
  • キオクシアHD(285A)の10月1日の株式分割(1株→3株)に向けた需給
  • 来週の日米の金融政策会合と、それまでの様子見がいつまで続くか
  • 9月末の権利付き最終日(9月28日)に向けた高配当株の買い需要
  • 九州電力(9508)の9月29日の上場廃止と、キューデンホールディングスの10月1日上場に向けた需給
  • パンパシフィックHD(7532)が安値更新を続けるか、5回のナンピンが報われる局面が来るか

まとめ

今日9月11日は「日経が1,259円下げた日に、8万8千円しか減らなかった」という一日でした。日経平均マイナス1.93パーセントの64,011.34円、TOPIXマイナス0.65パーセントの4,028.30、わたしのポートフォリオはマイナス0.24パーセントという結果です。

9/11
日経平均 -1.93%
TOPIX -0.65%
わたしのポートフォリオ -0.24%

日経平均は大幅反落で約1カ月ぶりの安値でした。嫌気されたのは原油と金利です。NY原油は一時3カ月ぶりの高値、国内の長期金利は一時3.000パーセントに乗せ、終値ベースでも2.980パーセント——昨日の2.900パーセントから一日で0.1パーセントほど跳ねました米国でもインフレ再燃への警戒から長期金利が上昇しており、エネルギーと金利が同時に上を向いたことで、AI関連への期待が後ろに下がったという一日です。

ポートフォリオは前日比マイナス88,242円・マイナス0.24パーセント、対日経プラス1.69パーセントポイント・対TOPIXプラス0.41パーセントポイント50日累計は対日経プラス15.69パーセントポイントからプラス17.38パーセントポイントへ拡大しました。このプラス1.69pptは、9月に入ってからの9営業日で最大の勝ち幅です。日経が下げた6日は6日とも対日経プラス、上げた3日は3日とも対日経マイナス——9営業日で、まだ例外がひとつもありません

上昇TOP5は第一ライフグループ(8750)プラス2.73パーセント東京海上(8766)プラス2.26パーセントホンダ(7267)プラス1.80パーセント豊田通商(8015)プラス1.66パーセントチャーム・ケア・コーポレーション(6062)プラス1.54パーセント1位と2位が保険でした。昨日は地銀3行、今日は保険2社——金利上昇という同じ材料が、2日続けて金融セクターを押し上げています豊田通商は市況記事でも「逆行高」として名前が挙がり、含み益率はプラス209.68パーセントです。

下落TOP5はキオクシアHD(285A)マイナス6.99パーセントAREホールディングス(5857)マイナス4.56パーセントFUJIMI(5384)マイナス3.79パーセントコマツ(6301)マイナス3.72パーセントパンパシフィックHD(7532)マイナス2.93パーセントキオクシアは9月7日に初めて含み益に転換したばかりでしたが、4営業日でマイナス9.2パーセント下げて、含み損に戻りましたそれでも下げた5銘柄のうち3銘柄は、依然としてプラス66パーセントからプラス96パーセントの含み益を抱えています。

本日の取引は9銘柄・36株・合計71,937円で、9銘柄すべてナンピンです。今週は月曜から木曜にかけて64,358円・53,494円・23,314円・16,412円ときれいに細っていたのが、今日で週の最大に戻りました買う金額を決めているのは、わたしの気分ではなく相場のほうです。9銘柄すべてが平均取得単価を下回る値段で、いちばん効いたのはソニーグループのマイナス42円でした。東京建物は9月に入って4回目、約定単価は3,385円・3,376円・3,338円・3,288円と毎回切り下がっています浜松ホトニクスは8月31日から7回目、パンパシフィックHDは9月2日から5回目です。

アストロスケールHD(186A)の第1四半期は、減収で赤字拡大でした。経常損益マイナス30億500万円です。ただ手元資金は約350億円あり、この段階の会社としては想定の範囲内だと見ています。10株だけの例外的な枠なので、このまま持ちます

含み損益率はプラス56.20パーセントからプラス55.67パーセントへ、マイナス0.53パーセントポイント株価によるものがマイナス0.36ppt、買い増しによる分母の増加がマイナス0.17pptです。配当の入金はなく、9月の受取配当は累計64,494円のままでした。

日経が1,259円下げた日に、3,700万円が8万8千円しか減らないこれは偶然ではなく、188銘柄に分散して、指数を動かしている銘柄をほとんど持たず、利益の振れが小さい成熟企業を選んできた結果です。その代償として、9月7日の日経プラス2.12パーセントの日には、わたしはプラス0.03パーセントしか取れませんでした上げ相場での歯がゆさと、下げ相場での落ち着きは、同じものの裏表です。わたしは後者を選んでいる——今日はそれを、あらためて確認できた一日でした。

明日も、地味に、着実に。


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免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。