【2026年9月2日】高配当株PF記録|長期金利3.01%で日経-2.85%の全業種安、PFは-1.68%で対日経+1.17ppt、18銘柄137,365円を買い増し

今日のサマリー

昨日9月1日は「日経平均が下げてもバリューにはお金が入っていた日」でした。今日9月2日(水)は、その逃げ場すらなくなった一日です。

きっかけははっきりしています。国内の長期金利が3.01パーセントを超え、およそ30年ぶりの高水準に達したこと。昨日ようやく3.000パーセントに乗せたと書いたばかりですが、上昇は止まりませんでした。加えて前日のNYダウが419ドル安・マイナス0.78パーセントと4日続落、NY原油は米国とイランの緊張を背景に1バレル90.42ドルまで上昇。金利高と原油高が同時に効くという、株式にとっては最も重い組み合わせが揃いました。

結果、日経平均は前日比マイナス1,889円70銭・マイナス2.85パーセントの64,325円64銭。TOPIXもマイナス100.26・マイナス2.40パーセントの4,081.60、9日続伸していたJPX日経400もマイナス2.47パーセントで連騰が止まりました。特筆すべきは東証33業種のすべてが下落した「全業種安」だったことです。昨日のように「値がさ半導体が指数を押し下げているだけ」という逃げ道はなく、バリューもグロースも内需も外需も等しく売られた——いわゆる全面安の日でした。

そんな一日でも、わたしのポートフォリオはマイナス1.68パーセント・マイナス636,434円にとどまりました。対日経ではプラス1.17パーセントポイント、対TOPIXでもプラス0.72パーセントポイント。全業種が下げた日に指数より1ポイント以上下げ幅を抑えられたのは、186銘柄という分散そのものが緩衝材として働いたからだと思っています。

そして今日は、この急落を買いに使いました18銘柄・74株・合計137,365円——1日の買い増し銘柄数としては、この夏でも最多クラスです。

今日の3大トピックは:

  1. 長期金利が30年ぶりの3.01パーセント台へ、日経平均はマイナス2.85パーセントで東証33業種すべてが下落する全業種安
  2. それでもポートフォリオはマイナス1.68パーセントにとどまり、対日経プラス1.17パーセントポイント。43日累計はプラス18.31パーセントポイントに拡大
  3. 急落を拾って18銘柄・74株・合計137,365円を買い増し。内訳はナンピン10銘柄・押し目買い8銘柄

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 37,321,380円 -636,434円 -1.68%
日経平均 64,325.64円 -1,889.70円 -2.85%
TOPIX 4,081.60 -100.26 -2.40%

日経平均に対してプラス1.17パーセントポイント、TOPIXに対してもプラス0.72パーセントポイント。下げ相場でのアウトパフォームは、上げ相場でのそれより価値があると思っています。上げ相場で勝ち損ねても資産は減りませんが、下げ相場で負けると資産は実際に減るからです。

43日累計で対日経+18.31pptにさらに拡大

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7/2〜7/30 -8.56%累計 -0.94%累計 +5.20%累計 +13.76ppt累計
7/31(木) +4.03% +1.29% +0.06% -3.97ppt
8/3(月) -0.94% -1.08% -1.22% -0.28ppt
8/4(火) +0.32% +0.04% -0.49% -0.81ppt
8/5(水) +3.66% +2.13% +1.20% -2.46ppt
8/6(木・記事なし) -0.93% +0.19%(推計) +1.17% +2.10ppt
8/7(金) -0.12% +0.47% +0.70% +0.82ppt
8/10(月) +2.08% +0.63% -0.09% -2.17ppt
8/12(水) +0.83% +0.94% +0.61% -0.22ppt
8/13(木) +1.16% +0.89% +0.48% -0.68ppt
8/14(金) +0.59% +0.51% +0.28% -0.31ppt
8/17(月) +0.74% -0.31% -0.42% -1.16ppt
8/18(火) -2.54% -1.05% -0.15% +2.39ppt
8/19(水) -3.16% -3.09% -2.47% +0.69ppt
8/20(木) +1.36% +1.18% +1.35% -0.01ppt
8/21(金) -0.30% +0.19% +1.02% +1.32ppt
8/24(月) -0.74% +0.15% +0.28% +1.02ppt
8/25(火) +0.50% +0.50% +0.31% -0.19ppt
8/26(水) +0.62% +0.42% +0.21% -0.41ppt
8/27(木) -0.20% +0.15% +0.14% +0.34ppt
8/28(金) +0.41% +0.72% +0.28% -0.13ppt
8/31(月) -0.14% +0.23% +0.22% +0.36ppt
9/1(火) -0.15% +0.62% +1.46% +1.61ppt
9/2(水) -2.85% -2.40% -1.68% +1.17ppt
43日累計 -8.36% +1.23% +9.95% +18.31ppt

43日累計は日経平均マイナス8.36パーセントに対してポートフォリオはプラス9.95パーセント、対日経通算プラス18.31パーセントポイント。昨日のプラス17.14pptから、さらにプラス1.17ppt積み増しました。

この累計テーブルを眺めていて改めて思うのは、アウトパフォームの稼ぎどころは大きく2種類あるということです。ひとつは昨日のような「相場がバリューを見直す日」、もうひとつは今日のような「相場が全面安になる日」。前者は攻めで稼ぎ、後者は守りで稼ぐ。8月18日のプラス2.39ppt、8月21日のプラス1.32ppt、そして今日のプラス1.17ppt——いずれも日経がマイナスだった日です。下げ相場でこそ分散の効果が数字に出るというのが、この2か月半で得た一番の実感かもしれません。

本日の取引

本日は18銘柄・74株・合計137,365円を買い増ししました。内訳はナンピン10銘柄・押し目買い8銘柄です。

銘柄(コード) 約定株数 約定単価 約定金額 意図
ショーボンドHD(1414) 6 1,263円 7,578円 ナンピン(平均取得単価1,342円を下回る)
東鉄工業(1835) 2 3,960円 7,920円 ナンピン(平均取得単価4,135円を下回る)
五洋建設(1893) 4 1,432.5円 5,730円 押し目買い(平均取得単価1,387円を上回る)
ヒューリック(3003) 4 1,771円 7,084円 押し目買い(平均取得単価1,441円を上回る)
王子HD(3861) 10 873円 8,730円 押し目買い(平均取得単価845円を上回る)
DIC(4631) 2 4,954円 9,908円 押し目買い(平均取得単価3,670円を上回る)
NSグループ(471A) 6 1,534円 9,204円 押し目買い(平均取得単価1,394円を上回る)
太平洋セメント(5233) 2 4,120円 8,240円 押し目買い(平均取得単価3,594円を上回る)
オカダアイヨン(6294) 4 1,960円 7,840円 ナンピン(平均取得単価2,070円を下回る)
ミネベアミツミ(6479) 2 3,239円 6,478円 ナンピン(平均取得単価3,380円を下回る)
ソニーグループ(6758) 2 3,920円 7,840円 ナンピン(平均取得単価4,016円を下回る)
TDK(6762) 2 2,884円 5,768円 ナンピン(平均取得単価3,078円を下回る)
浜松ホトニクス(6965) 4 2,310円 9,240円 ナンピン(平均取得単価2,361円を下回る)
パンパシフィックHD(7532) 10 769円 7,690円 ナンピン(平均取得単価862円を下回る)
東京建物(8804) 2 3,385円 6,770円 ナンピン(平均取得単価3,518円を下回る)
九州電力(9508) 4 2,123円 8,492円 押し目買い(平均取得単価1,758円を上回る)
北海道電力(9509) 6 1,125.5円 6,753円 押し目買い(平均取得単価1,009円を上回る)
メタウォーター(9551) 2 3,050円 6,100円 ナンピン(平均取得単価3,248円を下回る)
合計 74株 137,365円

全面安の日に、18銘柄へ小口で散らす

1日で18銘柄というのは、この夏でも最多クラスです。ただ、金額でいえば合計137,365円。3,732万円のポートフォリオに対して0.37パーセントでしかありません。1銘柄あたりの平均は約7,600円——ほぼすべてが2株から10株の単元未満株です。

全業種が下げた日は、逆にいえば「どのセクターを拾っても割安になっている日」でもあります。だからこそ、1銘柄に厚く張るのではなく、普段から気になっていた銘柄に薄く散らすというやり方を選びました。建設(ショーボンド・東鉄工業・五洋建設)、不動産(ヒューリック・東京建物)、素材(王子HD・DIC・太平洋セメント)、電子部品(ミネベアミツミ・ソニー・TDK・浜松ホトニクス)、電力(九州電力・北海道電力)、環境インフラ(メタウォーター)、小売(パンパシフィックHD)、機械(オカダアイヨン)、サービス(NSグループ)——9セクターにまたがる散らし方です。

ナンピン10銘柄——含み損側を淡々と埋める

ナンピンにあたるのは、約定単価が自分の平均取得単価を下回った10銘柄です。

なかでも意識して買ったのがショーボンドHD(1414)。インフラ補修の最大手で、平均取得単価1,342円に対して今日は1,263円で6株を追加しました。保有は60株から66株、平均取得単価は1,342円から1,335円へ低下しています。8月10日のQ1決算が経常マイナス0.2パーセントの微減益で、そこから戻りきらないまま来ている銘柄ですが、橋梁やトンネルの補修需要そのものが消えるわけではないと考えているので、下がったところは淡々と拾っていく方針です。

TDK(6762)は、8月31日に打診買いで2株を新規購入したばかりの銘柄でした。それが今日はマイナス6.33パーセントの急落で下落TOP5の3位。平均取得単価3,078円に対して2,884円で2株を追加し、保有4株・平均取得単価2,981円になりました。ソニーグループ(6758)・ミネベアミツミ(6479)・浜松ホトニクス(6965)も同じく8月末に打診買いした銘柄で、そろって今日ナンピンしています。打診買いした直後に下がったら素直に買い増す——これは新規銘柄を持つときの自分なりのルールです。

パンパシフィックHD(7532)は、この夏ずっと冴えない銘柄でした。8月19日に下落TOP2でマイナス11.08パーセント、昨日9月1日も下落TOP2でマイナス3.77パーセント。平均取得単価862円に対して今日は769円で10株を追加し、保有110株・平均取得単価854円まで下げています。ドンキホーテという内需の代表格が、金利上昇局面でここまで売られるのは正直よく分かりませんが、業績が壊れているわけではない銘柄が、需給だけで下がっている状態は基本的に買い場だと考えています。

押し目買い8銘柄——含み益圏で「今日の下げ」を拾う

一方、約定単価が平均取得単価を上回っている8銘柄は、ナンピンではなく押し目買いです。

その典型がDIC(4631)でした。昨日9月1日は上昇TOP5の4位でプラス5.08パーセント、今日は下落TOP5の2位でマイナス6.44パーセント——わずか1日で往復した銘柄です。平均取得単価3,670円に対して4,954円で2株を追加したので、保有24株・平均取得単価は3,777円に上昇しました。買えば買うほど平均取得単価が上がるので、取得利回りは4.09パーセントから3.97パーセントに低下します。それでも、年間150円の配当を出す会社を、直近の高値から6パーセント以上下げた水準で買えるなら、悪い取引ではないと思っています。

九州電力(9508)と北海道電力(9509)も同じ発想です。この2社は昨日、それぞれプラス8.16パーセント・プラス6.12パーセントで上昇TOP5に入ったばかり。その翌日の全面安で下げたところを拾うという、素直な押し目買いでした。九州電力は保有12株から16株・平均取得単価1,758円から1,849円へ、北海道電力は24株から30株・1,009円から1,032円へ。平均取得単価が上がるのは承知のうえですが、電力セクターは金利上昇局面でのディフェンシブとして、もう少し厚めに持っておきたいと考えています。

ヒューリック(3003)は、平均取得単価1,441円に対して1,771円で4株。保有は184株から188株、平均取得単価は1,448円になりました。年間67円配当で取得利回り4.63パーセント——不動産は金利上昇の逆風を最も受けるセクターですが、逆風のなかで下げているからこそ拾えるという側面もあります。

ナンピンと押し目買いを1日のなかで使い分けているのは、「安いから買う」と「持ちたいから買う」を意識的に分けたいからです。ナンピンは平均取得単価を下げて取得利回りを改善する行為、押し目買いは平均取得単価が上がることを受け入れてでもポジションを増やす行為——同じ「買い増し」でも、目的がまるで違います。

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
ほぼ日(3560) 8 3,989円 4,400円 +130(+3.04%) +3,288円 90〜100円 2.26〜2.51% 2.05〜2.27%
グッドパッチ(7351) 100 494円 480円 +13(+2.78%) -1,400円 10円 2.02% 2.08%
東洋シヤッター(5936) 40 894円 921円 +6(+0.66%) +1,080円 43〜44円 4.81〜4.92% 4.67〜4.78%
7&iHD(3382) 28 1,934円 2,046.5円 +12.5(+0.61%) +3,150円 60円 3.10% 2.93%
日東富士製粉(2003) 100 1,639円 1,812円 +9(+0.50%) +17,300円 70円 4.27% 3.86%

今日の上昇TOP5は、「上昇」と呼ぶのがためらわれる内容でした。トップのほぼ日(3560)でもプラス3.04パーセント、3位以下は3銘柄そろってプラス1パーセント未満。東証33業種のすべてが下げた日なので、186銘柄のなかで前日比プラスを維持できた銘柄自体がごくわずかだったということです。

1位のほぼ日(3560)はプラス3.04パーセント。ほぼ日手帳を主力とする消費・小売銘柄で、8株保有・平均取得単価3,989円に対して終値4,400円、含み益率プラス10.30パーセントです。金利にも原油にも直接は反応しにくい内需の小型株という性格が、今日のような全面安の日にはかえって効いた形だと見ています。

2位のグッドパッチ(7351)はプラス2.78パーセントですが、この5銘柄で唯一の含み損銘柄(マイナス2.83パーセント)。UIデザインを手がける会社で、平均取得単価494円に対して終値480円と、まだ取得単価を回復していません。3位の東洋シヤッター(5936)はプラス0.66パーセント取得利回りは4.87パーセント前後と、わたしのポートフォリオのなかでもインカム効率の高い銘柄です。

4位の7&iHD(3382)はプラス0.61パーセント、5位の日東富士製粉(2003)はプラス0.50パーセントコンビニと製粉という、生活必需に近い内需ディフェンシブが並んだのは、今日の相場を象徴しています。金利が上がって原油が上がる局面では、値上げを転嫁しやすい内需の生活関連が最後まで残る——教科書どおりの並びでした。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
AREホールディングス(5857) 100 1,883円 3,775円 -315(-7.70%) +189,200円 135円 7.17% 3.58%
DIC(4631) 24 3,777円 4,954円 -341(-6.44%) +28,248円 150円 3.97% 3.03%
TDK(6762) 4 2,981円 2,884円 -195(-6.33%) -388円 40円(予想) 1.34% 1.39%
大同メタル(7245) 20 910円 1,165円 -68(-5.52%) +5,100円 36円 3.96% 3.09%
FUJIMI(5384) 30 1,905円 3,295円 -190(-5.45%) +41,700円 77円 4.04% 2.34%

下落側は、上昇側とは対照的にマイナス5パーセント超が5銘柄。それでも5銘柄中4銘柄は含み益を維持しており、平均取得単価の低さがクッションとして働いているのが数字で確認できます。

下落1位はAREホールディングス(5857)のマイナス7.70パーセント。貴金属リサイクルを手がける会社で、今日は金・銀・プラチナといった貴金属市況の調整と、資源関連全般の売りが直撃した形と見ています。ただ、平均取得単価1,883円に対して終値3,775円、含み益率はプラス100.48パーセント——含み益率100パーセント超の銘柄です。取得利回りは7.17パーセントとポートフォリオでも屈指の水準で、1日でマイナス315円動いても、この銘柄に対する見方は何も変わりません

2位のDIC(4631)はマイナス6.44パーセント——先ほど触れたとおり、昨日プラス5.08パーセントで上昇TOP5に入ったばかりの銘柄です。今日はそこを2株買い増ししました。3位のTDK(6762)はマイナス6.33パーセントで、この5銘柄で唯一の含み損銘柄(マイナス3.25パーセント)。8月31日に打診買いしたばかりなので当然といえば当然ですが、今日ナンピンして平均取得単価を3,078円から2,981円まで下げています

4位の大同メタル(7245)はマイナス5.52パーセント、5位のFUJIMI(5384)はマイナス5.45パーセント。自動車軸受と半導体研磨材(CMPスラリー)という、どちらも景気敏感な部材メーカーです。金利上昇局面では真っ先に売られるタイプの銘柄ですが、大同メタルは含み益率プラス28.02パーセント、FUJIMIはプラス72.97パーセント——取得単価が十分に低ければ、こういう日の下げは含み益の一部が削れるだけで済みます。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
37,321,380円 +13,751,966円 +58.35% -636,434円 -1.68%

評価額3,732万円、含み損益プラス1,375万円、含み損益率プラス58.35パーセント。昨日はプラス61.39パーセントで過去最高を更新したばかりですが、今日は一日でマイナス3.04パーセントポイント60パーセントの大台からあっさり押し戻されました

ただ、このマイナス3.04パーセントポイントの中身は、少し丁寧に見ておく価値があります。株価の下落だけで説明できるのは、実はマイナス2.68パーセントポイントまで残りのマイナス0.36パーセントポイントは、今日18銘柄を買い増したことで「分母」が増えたことによるものです。この話は、今日のワンポイント解説で詳しく整理します。

📚 初心者向けワンポイント解説:含み益率の「分母」——買い増しをすると、株価が動かなくても含み益率は下がる

今日、わたしの含み損益率はプラス61.39パーセントからプラス58.35パーセントへ、マイナス3.04パーセントポイント下がりました。日経平均がマイナス2.85パーセント下げた日なので、「株価が下がったから」で説明がつきそうに見えます。でも、実際にはそれだけではありません

含み益率は「含み損益 ÷ 取得コスト」

まず定義を確認します。含み損益率(含み益率)は、こういう計算です。

1
含み損益率 = 含み損益 ÷ 取得コスト(買った時の合計金額)

分子が含み損益、分母が取得コストです。わたしの数字を当てはめてみます。

9/1 9/2
評価額 37,815,748円 37,321,380円
含み損益(分子) +14,383,920円 +13,751,966円
取得コスト(分母) 23,431,828円 23,569,414円
含み損益率 +61.39% +58.35%

注目してほしいのは分母です。23,431,828円から23,569,414円へ、137,586円ほど増えています。これは今日18銘柄を137,365円分買い増したからです(差の221円は単元未満株の手数料や端数によるものです)。

分母だけが増えたら、率はどうなるか

ここで思考実験をします。もし今日、株価がまったく動かず、買い増しだけをしていたらどうなっていたでしょうか。

1
含み損益 14,383,920円 ÷ 取得コスト 23,569,414円 = 61.03%

含み益は1円も減っていないのに、含み益率はプラス61.39パーセントからプラス61.03パーセントへ、マイナス0.36パーセントポイント下がります

つまり今日のマイナス3.04パーセントポイントは、こう分解できます。

要因 寄与
株価の下落(分子が減った) -2.68ppt
買い増し(分母が増えた) -0.36ppt
合計 -3.04ppt

なぜこれを知っておく必要があるのか

買い増しを続けている投資家は、含み益率が構造的に下がりやすいからです。

理由はシンプルで、今買う株は、たいてい昔買った株より高いからです。わたしの取得単価は平均するとかなり低い水準にあります。たとえば三菱UFJ(8306)は962円、住友商事(8053)は756円、日本製鉄(5401)は567円——含み益率でいえば100パーセントや250パーセントという銘柄です。そこに含み益率0パーセントの新しい株(買ったばかりなので当然0です)を足していけば、全体の平均は必ず下がります

これは悪いことではありません。むしろ逆です。

  • 含み益率は「過去の自分がどれだけうまく買えたか」の通知表
  • 含み益額は「今いくら儲かっているか」の実額
  • 年間配当金は「これから毎年いくら入ってくるか」の実額

買い増しをすると、含み益率は下がりますが、含み益額と年間配当金は増えます。今日の18銘柄・137,365円の買い増しも、含み益率をマイナス0.36パーセントポイント押し下げた代わりに、年間の配当金を数千円積み増しているわけです。

率で一喜一憂しない

初心者のころ、わたしは含み益率という数字にかなり振り回されました。「せっかく60パーセントに乗ったのに、買い増したら下がってしまう」——実際にそう感じたことがあります。

でも、含み益率を最大化したいだけなら、答えは簡単で「もう二度と株を買わない」です。昔の安い取得単価を守り続ければ、率は上がっていきます。それが自分の目的でないことは、はっきりしています

わたしが増やしたいのは率ではなく、毎年入ってくる配当金の額です。だから、含み益率が下がることを受け入れて買い増す——今日の全面安のような日は、まさにそのための日でした。

率は過去の成績表、額は未来の生活費。そう割り切ってから、買い増しの手が止まらなくなりました。

配当情報

今日はオプテックスグループ(6914)の中間配当が入金しました。

銘柄(コード) 保有数 1株中間配当 受取額(税引後)
オプテックスグループ(6914) 6株 38円 183円

※1株中間配当は、税引後の受取額から源泉徴収20.315パーセントを逆算した参考値です。

オプテックスグループも12月決算の会社です。昨日の解説で書いたとおり、12月決算企業の中間配当の基準日は6月末、入金は8月末から9月にかけて——今日の183円も、そのカレンダーに乗った入金でした。

6株保有で183円。金額としては缶コーヒー1本ぶんですが、年間配当76円(会社予想)に対して平均取得単価2,498円なので、取得利回りは3.04パーセントです。センサー・自動ドア制御を手がけるFA関連の会社で、8月19日には下落TOP5の3位でマイナス8.76パーセントと大きく売られたこともありました。株価が上下しても、6月末に持っていれば配当は淡々と振り込まれる——このシンプルさが、高配当株投資を続けられる理由だと思っています。

明日以降の注目ポイント

  • 長期金利が3.01パーセントを超えて30年ぶりの水準に達したあと、さらに上を目指すのか、いったん落ち着くのか
  • 全業種安の翌日に自律反発が入るか、それとも金利上昇を嫌気した売りが続くか
  • NY原油90ドル台の定着と米国・イラン情勢、INPEX(1605)など資源関連への影響
  • NYダウの4日続落が止まるかどうかと、米長期金利の動向
  • 昨日プラス8パーセント台で上昇率トップ2に入った住友化学(4005)・九州電力(9508)が、今日の全面安でどこまで押し戻されたか
  • 9月末の権利付き最終日に向けた高配当株の需給、3月決算企業の中間配当の権利取り
  • キオクシアHD(285A)の10月1日の株式分割(1株→3株)に向けた値動き

まとめ

今日9月2日は「逃げ場のない全面安の日に、分散が1ポイント分の差を生んだ一日」でした。日経平均マイナス2.85パーセントの64,325.64円、TOPIXマイナス2.40パーセントの4,081.60、わたしのポートフォリオはマイナス1.68パーセントという結果です。

9/2
日経平均 -2.85%
TOPIX -2.40%
わたしのポートフォリオ -1.68%

国内の長期金利が30年ぶりの3.01パーセント台に乗せ、NY原油は米国・イランの緊張で90.42ドルまで上昇、前日のNYダウは4日続落。金利高と原油高が同時に効いて、東証33業種のすべてが下落する全業種安になりました。9日続伸していたJPX日経400もマイナス2.47パーセントで連騰が止まっています。昨日のように「値がさ半導体だけが指数を押し下げている」という逃げ道はなく、バリューも内需も等しく売られた——それが今日の相場でした。

それでもポートフォリオはマイナス1.68パーセント、対日経プラス1.17パーセントポイント・対TOPIXプラス0.72パーセントポイント43日累計は対日経プラス18.31パーセントポイントへさらに拡大しました。下げ相場でのアウトパフォームは、上げ相場でのそれより資産に効く——186銘柄という分散が、こういう日に働いてくれています。

上昇TOP5はほぼ日(3560)プラス3.04パーセントを筆頭に、3位以下は3銘柄そろってプラス1パーセント未満。7&iHD(3382)・日東富士製粉(2003)という生活必需に近い内需ディフェンシブが並びました。下落TOP5はAREホールディングス(5857)マイナス7.70パーセントが最大で、DIC(4631)・TDK(6762)・大同メタル(7245)・FUJIMI(5384)と続きます。それでも5銘柄中4銘柄は含み益を維持——取得単価の低さが、こういう日の緩衝材になることが数字で確認できました。

含み損益率はプラス61.39パーセントからプラス58.35パーセントへマイナス3.04パーセントポイント。ただしその内訳は、株価下落によるものがマイナス2.68パーセントポイント、買い増しで分母が増えたことによるものがマイナス0.36パーセントポイントです。率は過去の成績表、額は未来の生活費——今日はその区別を、自分でも改めて言語化できた日でした。

本日の取引は18銘柄・74株・合計137,365円ナンピン10銘柄・押し目買い8銘柄という内訳で、建設・不動産・素材・電子部品・電力・環境インフラ・小売・機械・サービスの9セクターに小口で散らしました。全業種が下げた日は、どのセクターを拾っても割安になっている日——そう考えれば、今日の急落はむしろありがたい一日だったのかもしれません。

そしてオプテックスグループ(6914)の中間配当183円が入金。株価が1日で63万円削れた日でも、配当は淡々と振り込まれる。この非対称さが、高配当株投資を長く続けられる理由なのだと思います。

明日も、地味に、着実に。


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免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。