【2026年10月5日】高配当株PF記録|日経+2.40%で一時7万円・PFは+0.67%、公募増資のインフロニアHDが-13.56%の日に押し目買い、年初来安値の3銘柄など4銘柄をナンピン

今日のサマリー

日経平均はプラス1,637円40銭・プラス2.40パーセントの69,946円86銭で、反発しました。上げ幅は一時1,700円を超え、取引時間中としては7月6日以来、約3カ月ぶりに7万円を上回る場面もあったと伝わっています。TOPIXもプラス54.22・プラス1.33パーセントの4,145.22です。

背景として伝えられているのは、米国の早期の追加利上げ観測が後退したこと。買われたのはソフトバンクグループやTDK、京セラ、アドバンテストなど、AI・半導体の関連株でした。一方で、キオクシアや塩野義製薬、フジクラは下げたようです。日経新聞は、下期の初めに機関投資家が利益を確定させる「期初の益出し」が、かえってAI株の復調につながった、と伝えていました。NT倍率(日経平均÷TOPIX)は16.87倍と、3カ月ぶりの高さです。

東証プライムの値上がりは863銘柄、値下がりは633銘柄。先週金曜日の「8割が値下がり」からは持ち直しましたが、日経平均がプラス2.40パーセントのわりには、値下がりした銘柄も4割ほどありました。売買代金は概算で7兆7,509億円です。

わたしのポートフォリオは、プラス246,039円・プラス0.67パーセントでした。

対日経はマイナス1.73パーセントポイント、対TOPIXでもマイナス0.66ポイント。AI・半導体が指数を引っぱる日には、高配当バリュー株に寄せたわたしのポートフォリオは置いていかれます。10月1日と同じ形の負け方です。

今日のトピックは:

  1. 日経平均はプラス2.40パーセントで反発し、取引時間中に約3カ月ぶりの7万円台。AI・半導体株が復調し、NT倍率は3カ月ぶりの高さに。わたしのポートフォリオはプラス0.67パーセントで、対日経マイナス1.73ポイント
  2. 上昇TOP5にはTDK(6762)・日本高純度化学(4973)・PILLAR(6490)と、AI・半導体関連が3社。下落TOP5の1位は、10月2日に公募増資を発表したインフロニアHD(5076)のマイナス13.56パーセント
  3. そのインフロニアHDを4株、押し目買い。年初来安値をつけたショーボンドHD・東急不動産HD・住友不動産と、安藤ハザマの4銘柄はナンピン。5銘柄20株・34,501円を、すべて終値で買い増し

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 36,828,367円 +246,039円 +0.67%
日経平均 69,946.86円 +1,637.40円 +2.40%
TOPIX 4,145.22 +54.22 +1.33%

日経平均に対してマイナス1.73パーセントポイント、TOPIXに対してマイナス0.66パーセントポイント。

上がった日に、上がり方が足りない——数字だけを見れば、そういう一日です。ただ、今日わたしが買い増した5銘柄は、指数がプラス2.40パーセントの日に、5銘柄そろって下げていました。建設・インフラ補修・不動産という、AIとはいちばん遠いところにいる銘柄たちです。指数の上げに乗れなかった分を、安くなった銘柄を拾うことで取り返す——そう考えることにしています。

63日累計で対日経+7.17ppt

日付 日経平均 TOPIX ポートフォリオ 対日経差
7/2〜7/30 -8.56%累計 -0.94%累計 +5.20%累計 +13.76ppt累計
7/31(木) +4.03% +1.29% +0.06% -3.97ppt
8/3(月) -0.94% -1.08% -1.22% -0.28ppt
8/4(火) +0.32% +0.04% -0.49% -0.81ppt
8/5(水) +3.66% +2.13% +1.20% -2.46ppt
8/6(木・記事なし) -0.93% +0.19%(推計) +1.17% +2.10ppt
8/7(金) -0.12% +0.47% +0.70% +0.82ppt
8/10(月) +2.08% +0.63% -0.09% -2.17ppt
8/12(水) +0.83% +0.94% +0.61% -0.22ppt
8/13(木) +1.16% +0.89% +0.48% -0.68ppt
8/14(金) +0.59% +0.51% +0.28% -0.31ppt
8/17(月) +0.74% -0.31% -0.42% -1.16ppt
8/18(火) -2.54% -1.05% -0.15% +2.39ppt
8/19(水) -3.16% -3.09% -2.47% +0.69ppt
8/20(木) +1.36% +1.18% +1.35% -0.01ppt
8/21(金) -0.30% +0.19% +1.02% +1.32ppt
8/24(月) -0.74% +0.15% +0.28% +1.02ppt
8/25(火) +0.50% +0.50% +0.31% -0.19ppt
8/26(水) +0.62% +0.42% +0.21% -0.41ppt
8/27(木) -0.20% +0.15% +0.14% +0.34ppt
8/28(金) +0.41% +0.72% +0.28% -0.13ppt
8/31(月) -0.14% +0.23% +0.22% +0.36ppt
9/1(火) -0.15% +0.62% +1.46% +1.61ppt
9/2(水) -2.85% -2.40% -1.68% +1.17ppt
9/3(木) -0.17% +0.50% +0.71% +0.88ppt
9/4(金) +1.26% +0.03% -0.55% -1.81ppt
9/7(月) +2.12% +0.55% +0.03% -2.09ppt
9/8(火) -1.70% -1.83% -1.22% +0.48ppt
9/9(水) -0.19% -0.09% +0.00% +0.19ppt
9/10(木) +0.20% +0.20% -0.07% -0.27ppt
9/11(金) -1.93% -0.65% -0.24% +1.69ppt
9/14(月) -0.81% +0.74% +0.92% +1.73ppt
9/15(火) -0.01% -0.52% -0.65% -0.64ppt
9/16(水) +0.69% +0.61% +0.63% -0.06ppt
9/17(木) +0.33% +0.80% +0.99% +0.66ppt
9/18(金) +1.38% -0.07% -0.71% -2.09ppt
9/24(木・記事なし) +0.76%(推計) -0.39%(推計) -0.65%(推計) -1.41ppt
9/25(金) +1.30% +1.31% +1.04% -0.26ppt
9/28(月) -0.73% -0.40% -0.62% +0.11ppt
9/29(火) -0.60% -1.72% -2.55% -1.95ppt
9/30(水) +1.94% +1.67% +1.53% -0.41ppt
10/1(木) +3.30% +0.57% -0.61% -3.91ppt
10/2(金) -0.94% -0.99% -1.19% -0.25ppt
10/5(月) +2.40% +1.33% +0.67% -1.73ppt
63日累計 +0.24% +2.88% +7.41% +7.17ppt

63日累計は日経平均プラス0.24パーセントに対してポートフォリオはプラス7.41パーセント、対日経通算プラス7.17パーセントポイントです。日経平均の累計は、ついにプラスに戻りました。

9月30日の時点では、対日経差はプラス13.06ポイントありました。10月の3営業日で、5.89ポイントを失ったことになります。3日のうち2日が「日経平均が大きく上がった日」で、10月1日はマイナス3.91ポイント、今日はマイナス1.73ポイント。指数が上がる日に負けているのは、AI・半導体が相場の主役に戻ってきたからだと受け止めています。

本日の取引

本日は、5銘柄20株・合計34,501円を買い増しました。インフロニアHD以外の4銘柄は、平均取得単価より安い値段での買い増し、つまりナンピンです。インフロニアHDだけは、大きく下げたところを拾う押し目買いでした。

銘柄(コード) 約定株数 約定単価 約定金額 意図
ショーボンドHD(1414) 4 1,225円 4,900円 ナンピン(平均取得単価1,330円→約1,324円・年初来安値の日)
安藤ハザマ(1719) 4 1,753円 7,012円 ナンピン(平均取得単価1,787円→約1,784円)
東急不動産HD(3289) 6 1,190.5円 7,143円 ナンピン(平均取得単価1,295円→約1,281円・年初来安値の日)
インフロニアHD(5076) 4 2,330円 9,320円 押し目買い(公募増資の発表で-13.56%・平均取得単価2,218円→2,241円)
住友不動産(8830) 2 3,063円 6,126円 ナンピン(平均取得単価3,413円→約3,355円・年初来安値の日)
合計 — — 34,501円 —

5銘柄とも、約定単価が今日の終値とぴったり同じでした。大引けで約定した、ということです。インフロニアHDの平均取得単価2,241円は、下落TOP5に出ていたSBI証券の画面の表示。ほかの4銘柄の買い増し後の平均取得単価は、わたしの手元での計算値です。

インフロニアHD(5076)——公募増資で-13.56%の日に、あえて4株

インフロニアHDは、今日マイナス365.5円・マイナス13.56パーセントの2,330円。約5カ月ぶりの安値と伝わっています。

理由ははっきりしていて、10月2日に「新株式発行及び株式の売出しに関するお知らせ」を出したからです。会社の発表を読むと、中身は次のとおりでした。

項目 内容
公募による新株発行 47,826,100株(国内12,076,100株・海外35,750,000株を目処)
オーバーアロットメントによる売出し 最大7,173,900株(SMBC日興証券が株主から借りて売り出す)
第三者割当増資(上記の返済用) 最大7,173,900株(割当先はSMBC日興証券)
普通株式の発行済株式数 274,845,024株 → 最大329,845,024株(+20.0%)
手取金の概算 約1,472億円
資金の使い道 アルソシア建設(旧・三井住友建設)と水ingのM&Aのために借りた短期借入金の返済、残りは将来のM&A
発行価格を決める日 10月21日(水)〜10月26日(月)のいずれかの日

普通株式が、最大で2割増える。同じ利益を、2割多い株数で分け合うことになるので、1株あたりの利益は、単純計算で6分の5(約17パーセント減)に薄まります。今日のマイナス13.56パーセントは、その薄まり方とほぼ同じくらいの下げ幅でした。

それでも今日、4株を買い増したのには理由があります。ひとつは、調達したお金が新しい事業に賭けるためではなく、すでに買収したアルソシア建設と水ingの借入金を返すためのお金だということ。財務の穴埋めではありますが、買収はもう済んでいて、その事業はこれから利益を生む側に回ります。もうひとつは、会社が配当の下限を1株90円に引き上げ、配当性向40パーセント以上という方針をこの発表の中でもあらためて示していることです。会社予想の年間配当132円を前提にすると、今日の終値での現在利回りは5.67パーセントになります。

16株を20株に増やし、平均取得単価は2,218円から2,241円へ上がりました。それでも今日の終値2,330円より下なので、含み益はプラス1,780円・プラス3.97パーセントと、まだプラスの側に残っています。

今日の買い増し前 今日の買い増し後
保有株数 16株 20株
平均取得単価 2,218円 2,241円(SBI表示)
年間配当(会社予想132円) 2,112円 2,640円
取得利回り 5.95% 5.89%

ひとつ気になっているのは、発行価格は、10月21日〜26日のどこかの日の終値に0.90〜1.00を掛けた値段を目安に決まる、ということです。つまり公募に申し込めば、市場より少し安く買える可能性があります。ただ申込単位は100株で、わたしが毎日やっているS株(単元未満株)の買い方とは合いません。「公募価格が決まるまでは株価が上がりにくい」とも言われる期間なので、もう少し待てば安く拾えたかもしれない——その可能性は承知のうえでの4株です。

ショーボンドHD(1414)・東急不動産HD(3289)・住友不動産(8830)——3銘柄そろって年初来安値

今日ナンピンした4銘柄のうち3銘柄は、取引時間中に年初来安値をつけていました。

銘柄 終値 前日比 年初来安値(10/5)
ショーボンドHD(1414) 1,225円 -22円(-1.76%) 1,222円
東急不動産HD(3289) 1,190.5円 -11.5円(-0.96%) 1,190円
住友不動産(8830) 3,063円 -26円(-0.84%) 3,051円

日経平均がプラス2.40パーセントの日に、年初来安値。下げ幅そのものは1〜2パーセントと大きくありませんが、「指数が大きく上がる日に、じりじりと安値を更新していく」というのは、相場の主役から完全に外れている、ということだと思います。

東急不動産HDは、10月2日に続いて2営業日連続のナンピンです。8月から振り返ると、こうなります。

日付 約定単価 保有株数 平均取得単価
8/14 1,321円 12株 1,332円
9/7 1,292円 24株 1,317円
9/11 1,285.5円 30株 1,311円
9/18 1,280円 36株 1,306円
10/2 1,202円 40株 1,295円
10/5 1,190.5円 46株 約1,281円

約定単価は、1,321円から1,190.5円まで、少しずつ下がってきました。年間配当50円に対して、取得利回りは約3.90パーセント、今日の値段なら現在利回り4.20パーセントです。「米金利の上昇で不動産株が売られる」という流れが続いていて、そのたびに少しずつ拾っています。

住友不動産は、年間配当52円・現在利回り1.70パーセントと、わたしの保有銘柄の中では高配当とは言えない銘柄です。10株を12株に増やし、平均取得単価は3,413円から約3,355円へ。都心のオフィスビルの持ち主として、長い目で見て持っておきたい「枠」という位置づけで、金額は小さく抑えています。

ショーボンドHDは、橋や道路の補修工事の会社です。9月17日・18日に2社の証券会社から相次いで弱気の評価を受けて以来、下げが続いていました。今日は10月5日付で、自己株式の取得の状況も開示しています。70株を74株に増やし、平均取得単価は1,330円から約1,324円へ。年間配当46.5円に対して、取得利回りは約3.51パーセント、現在利回りは3.80パーセントです。

安藤ハザマ(1719)

安藤ハザマは、マイナス22.5円・マイナス1.27パーセントの1,753円。今日の個別の材料は、わたしのほうでは確認できていません。4〜6月期は増収増益で、純利益は前年同期比で約35パーセント伸びたと伝わっています。40株を44株に増やし、平均取得単価は1,787円から約1,784円へ。年間配当は会社予想で84円、取得利回りは約4.71パーセント、現在利回りは4.79パーセントです。

今日のインフロニアHDの公募増資が、同じ建設株にも重しになったのかどうか——そこまでは分かりません。ただ、今日買い増した5銘柄は、建設が3社・不動産が2社。AIの主役たちが指数を押し上げた日に、その反対側でそろって下げていた銘柄です。

5銘柄で増える年間配当は、合計で約1,454円(ショーボンドHD 186円・安藤ハザマ 336円・東急不動産HD 300円・インフロニアHD 528円・住友不動産 104円)。34,501円の買い増しに対して、約4.21パーセントの計算です。

私の高配当株ポートフォリオ実績

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
TDK(6762) 8 2,887円 3,447円 +249(+7.79%) +4,480円 40円 1.39% 1.16%
日本高純度化学(4973) 22 4,674円 5,100円 +325(+6.81%) +9,372円 230円 4.92% 4.51%
PILLAR(6490) 5 3,325円 12,180円 +630(+5.45%) +44,275円 245円 7.37% 2.01%
オプテックスグループ(6914) 6 2,498円 3,390円 +160(+4.95%) +5,352円 76円 3.04% 2.24%
トーカロ(3433) 30 1,619円 3,115円 +128(+4.29%) +44,880円 86円 5.31% 2.76%

上昇TOP5は、AI・半導体の日らしい顔ぶれになりました。電子部品のTDK、めっき薬品の日本高純度化学、半導体製造装置向け部品のPILLAR、半導体装置向けの溶射加工も手がけるトーカロ。5銘柄のうち4銘柄が、なんらかの形で半導体やデータセンターにつながる会社です。

TDK(6762)——首位はプラス7.79%

首位はTDKのプラス249円・プラス7.79パーセント。日経新聞の大引けの記事でも、上げた銘柄としてソフトバンクグループや京セラと並んで名前が挙がっていました。10月1日にも上昇TOP5の首位で、3営業日で2度目の首位です。

8月31日に2株の打診買いから始めて、ナンピンを重ねて8株。平均取得単価2,887円に対して、終値は3,447円。含み益率はプラス19.40パーセントまで伸びました。9月には含み損の時期もあった銘柄です。年間配当40円で取得利回りは1.39パーセントと、高配当株ではありません。わたしのポートフォリオの中では「フィジカルAIの枠」として持っています。

PILLAR(6490)——含み益率プラス266パーセント、終値12,180円

3位はPILLARのプラス630円・プラス5.45パーセント。終値は12,180円で、10月2日の11,550円から、さらに上がりました。

5株・平均取得単価3,325円に対して、含み益率はプラス266.32パーセント。10月2日のプラス247.37パーセントから、また伸びています。年間配当245円で取得利回りは7.37パーセント、現在利回りは2.01パーセントまで下がりました。差は5.36ポイント。株価が上がるほど、「持ち続けていたことの価値」が大きくなっていく銘柄です。

日本高純度化学(4973)・オプテックスグループ(6914)・トーカロ(3433)

2位の日本高純度化学はプラス6.81パーセント。電子部品向けの貴金属めっき薬品の会社で、4〜6月期はAIサーバー・データセンター向けの需要で売上高が大きく伸びた一方、利益は製造コストの増加で減ったと伝わっています。今日の個別の材料は確認できていませんが、AI・半導体株の流れに乗ったのだと思います。22株・含み益率プラス9.11パーセント、年間配当230円で取得利回り4.92パーセントです。

4位のオプテックスグループはプラス4.95パーセント。センサーの会社で、含み益率はプラス35.71パーセント。5位のトーカロはプラス4.29パーセントで、30株なのでプラス3,840円。含み益率はプラス92.40パーセントと、100パーセントが見えてきました。

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 平均取得単価 終値 前日比(%) 評価損益 年間配当金 取得利回り 現在利回り
インフロニアHD(5076) 20 2,241円 2,330円 -365.5(-13.56%) +1,780円 132円 5.89% 5.67%
宮地エンジニアリンググループ(3431) 24 1,747円 1,460円 -34(-2.28%) -6,888円 75円 4.29% 5.14%
北海道電力(9509) 30 1,033円 1,062円 -23(-2.12%) +870円 33円 3.19% 3.11%
サンコーテクノ(3435) 20 1,171円 1,485円 -32(-2.11%) +6,280円 46円 3.93% 3.10%
COTA(4923) 100 1,278円 1,142円 -24(-2.06%) -13,600円 20円 1.56% 1.75%

下落TOP5は、1位のインフロニアHDだけがマイナス13.56パーセントと飛び抜けていて、2位以下はマイナス2パーセント台です。インフロニアHDについては、本日の取引のところで書いたとおりです。

宮地エンジニアリンググループ(3431)・COTA(4923)——含み損の2銘柄

2位の宮地エンジニアリンググループはマイナス2.28パーセント。橋梁の会社です。4〜6月期は工事の遅れや採算の低い案件が響いて、売上高がマイナス22.4パーセント、営業利益がマイナス76.3パーセントと伝わっています。含み損はマイナス16.43パーセント。ただ、年間配当75円(予想配当利回りからの逆算)で、今日の値段なら現在利回り5.14パーセント。取得利回り4.29パーセントより、現在利回りのほうが高いという、含み損の銘柄ならではの逆転が起きています。11月11日に中間決算の予定です。

5位のCOTAはマイナス2.06パーセント。美容室向けのヘアケア製品の会社で、100株・含み損マイナス13,600円・マイナス10.64パーセント。今日の下落TOP5でいちばん大きな含み損の金額です。年間配当20円・取得利回り1.56パーセントと、配当はあまり期待していない銘柄です。

北海道電力(9509)・サンコーテクノ(3435)

3位の北海道電力はマイナス2.12パーセント。9月25日に業績予想を上方修正していて、9月には何度か上昇TOP5に入っていました。今日はその反動くらいに受け止めています。4位のサンコーテクノはマイナス2.11パーセント。10月2日には上昇TOP5の4位でした。どちらも今日の個別の材料は確認できていません。

ランキングの合計はプラス6,698円、全体はプラス246,039円

今日も、上昇TOP5と下落TOP5の増減額を足してみます。インフロニアHDは、今日買い増した4株は終値で買っているので値動きの影響がなく、もともと持っていた16株ぶんで計算しています。

増減額
上昇TOP5の合計 +17,092円
下落TOP5の合計 -10,394円
TOP10の合計 +6,698円
ポートフォリオ全体 +246,039円
ランキング外の184銘柄 +239,341円

TOP10の合計はプラス6,698円。全体のプラス246,039円の、ほとんどがランキングの外側でした。184銘柄で1銘柄あたり約1,300円ずつです。

10月2日は「ほとんどの銘柄が少しずつ下げた日」で、今日は「ほとんどの銘柄が少しずつ上げた日」。プライムの値上がり863銘柄・値下がり633銘柄という数字のとおり、わたしのポートフォリオでも、上げた銘柄のほうが多かったのだと思います。ただ、その上げ方は、AIの主役たちに比べればずっと控えめでした。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
36,828,367円 +12,760,099円 +53.02% +246,039円 +0.67%

評価額は36,828,367円。含み損益はプラス12,760,099円・プラス53.02パーセントです。10月2日のプラス52.06パーセントから、0.96ポイント戻りました。

📚 初心者向けワンポイント解説:「公募増資」と「希薄化」——インフロニアHDが1日で13.56%下げた理由

今日、インフロニアHDは1日でマイナス13.56パーセント下げました。業績が悪くなったわけでも、不祥事が起きたわけでもありません。「公募増資」を発表した、というだけです。なぜ増資で株価が下がるのか、自分のためにも整理しておきます。

公募増資=新しい株を発行して、広く投資家にお金を出してもらうこと

会社がお金を集める方法は、大きく分けて2つあります。銀行から借りる(借入・社債)か、株を新しく発行して出資してもらうか。後者のうち、広く一般の投資家に買ってもらう方法が「公募増資」です。

借入と違って、集めたお金は返す必要がありません。利息もかかりません。会社にとっては、財務を一気に厚くできる方法です。今回のインフロニアHDは、約1,472億円を集めて、M&Aのための短期借入金の返済にあてるとしています。

希薄化=1株あたりの取り分が薄まること

問題は、株の数が増えることです。会社の利益は、増資をしても急には増えません。同じ利益を、増えた株数で分け合うことになります。

増資前 増資後(最大)
普通株式の数 約2億7,485万株 約3億2,985万株
増える割合 — +20.0%
1株あたりの利益(利益が同じなら) 100とすると 約83

これが「希薄化」です。ピザを6人で分けていたところに、もう1人加わるようなもので、1人あたりのピースは小さくなります。株価は「1株あたりの利益」に連動しやすいので、そのぶん下がりやすい、ということです。

株価が下がる理由は、希薄化だけではない

公募増資が発表されると、ほかにもいくつかの売りの理由が重なると言われます。

下がる理由 中身
希薄化 1株あたりの利益・配当の原資が薄まる
需給の悪化 市場に、新しい株が大量に出てくる
ディスカウント 新しい株は、市場の値段より少し安く売り出されるのがふつう(今回は終値×0.90〜1.00が目安)
「なぜ今?」という不信感 株価が高いうちに、お金を集めておきたいのでは——と勘ぐられる

とくに3つ目は大事です。「あと2〜3週間待てば、市場より安く新しい株が買える」と分かっていると、その前に市場で買おうとする人は減ります。そのため、発行価格が決まるまでの期間は株価が上がりにくいと言われます。

長期投資家として、公募増資をどう見るか

わたしは、公募増資を「すぐに売る理由」とは考えていません。見るのは、集めたお金の使い道です。

  1. すでに稼いでいる事業の借金を返すのか——財務が軽くなり、利払いが減る
  2. これから稼ぐ事業に投資するのか——成功すれば、増えた株数を上回る利益が出る
  3. ただ足りない運転資金を埋めるだけなのか——これがいちばん心配な使い道

今回のインフロニアHDは、1つ目に近い使い道です。買収したアルソシア建設と水ingは、もうグループの中で事業をしています。そして配当は、1株90円を下限とし、配当性向40パーセント以上という方針を示しています。

もちろん、株数が2割増えたぶん、1株あたりの利益を元の水準に戻すには時間がかかります。今日の4株は、「増資の中身には納得している。ただ、株価はしばらく重いかもしれない」——その両方を受け止めたうえでの、小さな買い増しです。

明日以降の注目ポイント

  • インフロニアHD(5076)の発行価格は、10月21日〜26日のいずれかの日に決まります。それまでは株価が上がりにくい期間と見て、慌てずに見守ります
  • AI・半導体株の復調が続くかどうか。NT倍率が3カ月ぶりの高さまで上がった今の流れが続くと、わたしのポートフォリオは指数に置いていかれやすくなります
  • 年初来安値をつけたショーボンドHD・東急不動産HD・住友不動産が、どこで下げ止まるか。東急不動産HDは2営業日続けてナンピンしたので、しばらくはペースを落とします
  • 米国の利上げ観測と、日米の長期金利の動き。金利が上がると、今日買い増した不動産2社に向かい風になります
  • ほぼ日(3560)は10月14日に2026年8月期の本決算、グッドパッチ(7351)は10月15日に本決算を発表予定です
  • 10月は3営業日で対日経マイナス5.89ポイント。指数が上がる日にどこまで離されずについていけるかを見ていきます

まとめ

10/5
日経平均 +2.40%
TOPIX +1.33%
わたしのポートフォリオ +0.67%

日経平均はプラス1,637円・プラス2.40パーセントで反発し、取引時間中には約3カ月ぶりに7万円を上回りました。米国の早期の追加利上げ観測が後退し、ソフトバンクグループやTDK、アドバンテストなどAI・半導体株が復調。NT倍率は16.87倍と、3カ月ぶりの高さです。

わたしのポートフォリオはプラス246,039円・プラス0.67パーセント、対日経マイナス1.73パーセントポイント。上がった日に、上がり方が足りない一日でした。63日累計の対日経差は、プラス7.17ポイントになりました。

上昇TOP5は、TDK(6762)・日本高純度化学(4973)・PILLAR(6490)・オプテックスグループ(6914)・トーカロ(3433)。PILLARは含み益率プラス266パーセントまで伸びました。下落TOP5の1位は、公募増資を発表したインフロニアHD(5076)のマイナス13.56パーセントです。

本日は、インフロニアHDを押し目買いし、ショーボンドHD(1414)・安藤ハザマ(1719)・東急不動産HD(3289)・住友不動産(8830)の4銘柄をナンピン。5銘柄20株・34,501円。そのうち3銘柄は、今日が年初来安値の日でした。

指数がAIの主役たちに引っぱられて大きく上がった日に、わたしは建設と不動産の、下げている銘柄を拾っていました。流れに逆らっているように見えるかもしれません。でも、今日拾った5銘柄で、年間の配当は約1,454円増えました。株価が安いぶんだけ、利回りの高い形で。主役が入れ替わるのを、配当を受け取りながら待つ——それが、わたしのやり方です。

明日も、地味に、着実に。


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免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。