今日のサマリー
今日7月7日(火)の東京株式市場は、日経平均がマイナス1,480.73円・マイナス2.12パーセントの68,256.96円で大幅続落、TOPIXもマイナス39.70・マイナス0.97パーセントの4,062.26と6連騰でストップ——それでも日経平均の下げ幅マイナス2.12パーセントに対してTOPIXがマイナス0.97パーセントで踏みとどまったというのが今日の相場の最大の特徴です。
背景は、韓国のサムスン電子が発表した2026年4〜6月期の暫定決算をきっかけとする「サムスンショック」。サムスン電子の売上高と営業利益はともに過去最高だったにもかかわらず、「材料出尽くし」と見た機関投資家の利益確定売りが集中し、韓国総合株価指数(KOSPI)は一時マイナス8パーセント超まで急落。この影響が日本の半導体株にダイレクトに波及し、キオクシア(285A)は一時マイナス11.75パーセント安、東京エレクトロン・アドバンテスト・ソフトバンクグループなどAI半導体一極相場の主役株がまとめて売り込まれ、日経平均を大きく押し下げました。
一方で、銀行株は「逆行高」で堅調——三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)は上場来高値を更新しました。日銀の追加利上げ観測+米金利動向+為替の相対的な安定など、AI半導体売りの資金の受け皿として、銀行・金融がクリアに買われた構図。わたしのポートフォリオでも三菱UFJが440株保有・平均取得962円・終値3,446円で含み益プラス1,092,960円・プラス258.21パーセントという驚異的な水準——今日はプラス2.26パーセントの上昇で、上昇TOP3にランクインしました。
わたしのポートフォリオはマイナス0.07パーセント・マイナス22,206円——日経平均をプラス2.05パーセントポイント・TOPIXをプラス0.90パーセントポイントでアウトパフォーム。含み損益率はプラス52.51パーセントを維持(昨日+52.57パーセントから微減)し、含み損益額もプラス1,172万円台をキープ。サムスンショックで日経平均が1,480円下げた日に、ほぼ完全に含み益を守り抜けた——これがバリュー分散ポートフォリオの底堅さです。
そして今日の取引は、カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)の損出しクロス取引——含み損を抱えていた太陽光発電インフラ投資法人(いわゆるインフラファンド/REIT)の1株を80,900円で売って、同時に1株を80,900円で買い戻し。約5,560円の実現損を計上して上半期の実現益との通算材料としました。
主要指数とポートフォリオの比較
| 指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
|---|---|---|---|
| 私のポートフォリオ | 34,052,461円 | -22,206円 | -0.07% |
| 日経平均 | 68,256.96円 | -1,480.73円 | -2.12% |
| TOPIX | 4,062.26 | -39.70 | -0.97% |
日経平均とTOPIXの差はマイナス1.15パーセントポイント——「日経平均だけが極端に売られる」という、AI半導体一極相場を象徴する日でした。値上がり銘柄数は前引け時点でも比較的多く、バリュー株中心の広範囲な物色は継続しています。
バリュー株優位4営業日連続の記録
| 日付 | 日経平均 | TOPIX | ポートフォリオ | 対日経差 |
|---|---|---|---|---|
| 7/2(水) | -2.47% | +0.09% | +1.50% | +3.97ppt |
| 7/3(木) | +1.47% | +1.24% | +1.08% | -0.39ppt |
| 7/6(月) | -0.01% | +0.92% | +1.54% | +1.55ppt |
| 7/7(火) | -2.12% | -0.97% | -0.07% | +2.05ppt |
| 4日累計 | -3.13% | +1.28% | +4.05% | +7.18ppt |
4日累計で日経平均マイナス3.13パーセントに対してポートフォリオはプラス4.05パーセント、対日経通算プラス7.18パーセントポイント——バリュー集中戦略が完全に報われている期間が今週前半も続きました。
本日の取引
本日はカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)で損出しクロス取引を実施しました。新規買い増しはゼロです。
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)の損出し
| 取引 | 株数 | 単価 | 金額 |
|---|---|---|---|
| カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284) | 現買 | 1 | 80,900円 |
| カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284) | 現売 | 1 | 80,900円 |
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)は、太陽光発電施設に投資する上場インフラファンド(REITと似た仕組み)で、カナディアン・ソーラー本社が組成した日本の太陽光インフラ投資商品。既存で2株を平均取得89,242円で保有していて、**含み損マイナス13,484円(6/29時点)**を抱えていた銘柄です。
損出しクロスの計算プロセスは以下の通り:
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 損出し前の保有 | 2株 × 89,242円 = 178,484円 |
| 7/7に現買 1株 @ 80,900円 | +80,900円 → 3株保有・コスト計259,384円 |
| 3株の新しい平均取得単価 | 259,384 ÷ 3 = 86,461円 |
| 7/7に現売 1株 @ 80,900円 | 売却額80,900円 - 取得原価86,461円 = -5,561円の実現損 |
| 損出し後の保有 | 2株 × 86,461円 = 172,923円 |
「同じ日に同じ価格で買って売った」のに、移動平均法の計算上、平均取得単価が押し下げられ、その結果として売却が実現損を計上する——これも先週金曜のインソースと同じ、特定口座の移動平均法を活用した節税テクニックです。
下半期の損出し戦績
7/1から今日までの5営業日で、下半期の損出しはこんな感じ:
| 日付 | 銘柄 | 結果 |
|---|---|---|
| 7/1(火) | 日本製鉄(5401) | ✓ クロス取引成功 |
| 7/2(水) | NTT(9432) | △ 現売のみ |
| 7/3(木) | インソース(6200) | ⨯ 買った後下げて売れず |
| 7/6(月) | インソース(6200) | ✓ 持ち越し分を売却成功 |
| 7/7(火) | カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284) | ✓ クロス取引成功 |
5営業日で4回の実現損を計上、上半期の実現益との通算準備は順調に進んでいます。
私の高配当株ポートフォリオ実績
上昇TOP5
| 銘柄(コード) | 保有数 | 平均取得単価 | 終値 | 前日比(%) | 評価損益 |
|---|---|---|---|---|---|
| ハピネット(7552) | 6 | 2,678円 | 3,125円 | +120(+3.99%) | +2,682円 |
| 日清食品HD(2897) | 4 | 2,879円 | 2,975円 | +66(+2.27%) | +384円 |
| 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306) | 440 | 962円 | 3,446円 | +76(+2.26%) | +1,092,960円 |
| 楽天グループ(4755) | 100 | 752円 | 792.1円 | +15.5(+2.00%) | +4,010円 |
| シーティーエス(4345) | 10 | 772円 | 873円 | +17(+1.99%) | +1,010円 |
今日の上昇TOP5は銀行(三菱UFJ)・食品(日清食品HD)・玩具(ハピネット)・ネット(楽天G)・IT(シーティーエス)と、明確にAI半導体以外のバリュー・ディフェンシブが並びました。まさに「サムスンショックで半導体売り→銀行・食品・出遅れバリューに資金流入」の教科書的な資金フロー。
上昇1位はハピネット(7552)がプラス3.99パーセント、2位日清食品HD(2897)がプラス2.27パーセント——日清食品HDは即席麺・カップヌードルの王者、まさにディフェンシブの代表格です。
3位の三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)がプラス2.26パーセントは今日の相場のシンボル——上場来高値を更新しました。わたしのポートフォリオでは440株保有・平均取得962円・終値3,446円という主力銘柄で、含み益はプラス1,092,960円・プラス258.21パーセントという驚異的な水準。今日1日で含み益がプラス33,440円積み上がった計算です。日銀の追加利上げ観測+AI半導体売りの資金の受け皿+バフェット氏の日本商社関連投資への評価が銀行にも波及——複数の要因が重なった結果です。
4位楽天グループ(4755)プラス2.00パーセント——6/23に打診買いした銘柄が引き続き堅調、5位シーティーエス(4345)プラス1.99パーセント——測量ソフト大手のニッチトップ企業も上昇しました。
下落TOP5
| 銘柄(コード) | 保有数 | 平均取得単価 | 終値 | 前日比(%) | 評価損益 |
|---|---|---|---|---|---|
| 大同メタル工業(7245) | 20 | 910円 | 1,517円 | -244(-13.86%) | +12,140円 |
| ツガミ(6101) | 2 | 3,115円 | 7,290円 | -810(-10.00%) | +8,350円 |
| ニレコ(6863) | 5 | 2,083円 | 2,755円 | -240(-8.01%) | +3,360円 |
| PILLAR(6490) | 5 | 3,325円 | 9,700円 | -700(-6.73%) | +31,875円 |
| トーカロ(3433) | 30 | 1,619円 | 3,105円 | -200(-6.05%) | +44,580円 |
下落TOP1大同メタル工業(7245)がマイナス13.86パーセント——ベアリング大手の中堅で、6月下旬〜7月上旬の急伸局面から一気に値幅調整という形。決算関連の材料一巡+利益確定売りの複合要因と見られます。それでも含み益プラス12,140円・プラス66.70パーセントは維持。
2位ツガミ(6101)マイナス10.00パーセントはストップ安、工作機械の中堅で連日のジェットコースター。3位ニレコ(6863)マイナス8.01パーセントは計測機器、4位PILLAR(6490)マイナス6.73パーセントは半導体シール材、5位トーカロ(3433)マイナス6.05パーセントは溶射加工——半導体・精密機械・素材関連が5銘柄すべてという、まさに「サムスンショック直撃の日本半導体関連」という下落TOP5でした。
ただし全銘柄が含み益プラス66〜191パーセントの分厚いクッションがあるため、長期保有には全く影響なし——「持っていれば1日マイナス10パーセント程度の調整は当然」という腹の据わり方が、長期投資家として重要です。
ポートフォリオ全体
| 評価額 | 含み損益 | 含み損益(%) | 前日比 | 前日比(%) |
|---|---|---|---|---|
| 34,052,461円 | +11,723,784円 | +52.51% | -22,206円 | -0.07% |
含み損益率はプラス52.51パーセント、含み損益額はプラス1,172万円台をキープ。日経平均が1,480円下げた日に含み益をほぼ守れた、というのが今日最大の成果です。
📚 初心者向けワンポイント解説:「サムスンショック」と「逆行高」
今日の相場を語る上で欠かせないキーワードが、「サムスンショック」と「逆行高(ぎゃっこうだか)」。この2つを理解すると、「決算が最高でも売られる相場心理」と「相場全体が下がる中で上がる銘柄の見方」がクリアになります。
サムスンショックとは
サムスン電子は韓国最大の半導体メーカーであり、世界の半導体産業の中心的存在。同社の四半期決算は世界の半導体・AI関連銘柄の株価に大きな影響を与えます。
今日7月7日、サムスン電子は2026年4〜6月期の暫定決算を発表:
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 売上高 | 過去最高 |
| 営業利益 | 過去最高 |
| 株価反応 | 急落 |
「過去最高の業績を発表したのに、株価は急落」——これが今日のサムスンショックの正体です。理由は3つ:
- 「業績好調」はすでに株価に織り込み済み——決算前に株価が大きく上昇していた
- 「材料出尽くし」と見た機関投資家の利益確定売りが集中
- 今後の四半期見通しへの不透明感——AIブームがピークアウトする懸念
この影響は日本にも波及。キオクシア(285A)が一時マイナス11.75パーセント安、東京エレクトロン・アドバンテスト・ソフトバンクグループなどAI半導体関連が軒並み売られ、日経平均を1,480円押し下げました。
「決算が良くても売られる」現象への向き合い方
「良い決算=株価上昇」ではない——これは長期投資家として何度も経験する現実です。株価は「予想を上回ったか」+「今後の見通し」+「すでにいくら株価に織り込まれているか」の3つで動きます。
- 予想を大幅上回り+良い見通し+織り込み不十分 → 大幅上昇
- 予想通り+平凡な見通し+株価に織り込み済み → 反応薄or下落
- 予想を上回っても+慎重見通し+株価に大きく織り込み済み → 今日のサムスン(下落)
「業績が良い=買う」という単純な発想は禁物。株価は業績だけでなく、市場の期待値との相対値で動くということを理解しておくと、こういう場面でも冷静でいられます。
逆行高(ぎゃっこうだか)とは
逆行高とは、相場全体(日経平均・TOPIX等)が下がっている中で、特定の銘柄が逆に上昇すること。今日の三菱UFJが上場来高値を更新したのは、まさに典型的な逆行高の姿です。
逆行高が発生する主な条件:
- 相場全体の下落要因が、その銘柄には該当しない(サムスンショック=半導体売り、でも銀行は影響薄)
- 相場下落で下げた資金の「受け皿」となる銘柄(=リスク資産→安全資産)
- その銘柄独自の好材料(=決算・M&A・株主還元)
三菱UFJが逆行高になった3つの理由
今日の三菱UFJ(8306)がプラス2.26パーセント・上場来高値更新を、逆行高の3条件でチェックすると:
- ✓ AI半導体売りの影響を受けない(むしろセクター的にはディフェンシブ)
- ✓ リスクオフの資金の受け皿(株安→安全性の高い高配当銀行株へ)
- ✓ 独自の好材料: 日銀の追加利上げ観測(=利ざや拡大)+バフェット氏の日本株買い増しの心理的援護
この3条件がそろった銘柄は、相場が下がる日にこそ本領を発揮——長期分散ポートフォリオを組む際、「相場が悪い日にも逆行高しやすい銘柄」を意識的に組み込むのは、リスク分散の意味で非常に有効です。
逆行高を長期投資に活かす3つのポイント
- セクター分散を徹底:銀行・不動産・電力・食品・通信などの「AI半導体以外」を必ずポートフォリオに入れる
- 銘柄の質を維持:単に「地味」なだけでなく、業績が安定していて配当も維持している銘柄を選ぶ
- 短期の逆行高で売らない:長期投資家なら、逆行高を「今の相場で強い銘柄」を再確認する機会として活用
わたしのポートフォリオが日経平均マイナス2.12パーセントの日にほぼマイナス0.07パーセントで済んだのは、8つ以上のセクターに分散していて、逆行高しやすい銀行・食品・内需の銘柄を必ず組み入れているから。「地味だけど強い」バリュー銘柄の底力を、今日も改めて実感した一日でした。
配当情報
7月7日は配当の入金はありませんでした。3月期決算配当は6月末で概ね一段落しました。近日中に3月期決算配当の全体集計記事を公開予定です。
明日以降の注目ポイント
- 7/8(水)以降のAI半導体株の下げ止まりor続落。サムスンショックの余韻がどこまで続くか
- キオクシア(285A)の7万円防衛ライン。今日一時11.75パーセント安、7万円割れの可能性
- 銀行株(三菱UFJ・三井住友FG・みずほFG)の続伸。今日の上場来高値更新の勢いが継続するか
- 決算発表シーズン本格化。信越化学(先週好感)vs 日本高純度化学(先週不評)の後を追うように、他の半導体・素材銘柄の決算が続々開示予定
- **バローHD(9956)の公募増資発行価格決定日(7/8〜7/13)**。ついに明日から!
- ドル円・米長期金利の動き。米雇用統計後の余韻とサムスンショックの合流点
まとめ
今日7月7日は「サムスンショック」の日として市場の記憶に残る一日となりました。サムスン電子の売上高・営業利益がともに過去最高という好決算にもかかわらず、「材料出尽くし」の利益確定売りで韓国株が急落、日本のキオクシアが一時マイナス11.75パーセント安、AI半導体株が総崩れとなり、日経平均はマイナス1,480.73円・マイナス2.12パーセントの大幅下落となりました。
| 7/7 | |
|---|---|
| 日経平均 | -2.12% |
| TOPIX | -0.97% |
| わたしのポートフォリオ | -0.07% |
わたしのポートフォリオはマイナス0.07パーセント・マイナス22,206円——日経平均をプラス2.05パーセントポイント・TOPIXをプラス0.90パーセントポイントでアウトパフォーム。含み損益率はプラス52.51パーセント、含み損益額プラス1,172万円台を維持しました。日経平均が1,480円下げた日に含み益をほぼ完全に守れた——これが「バリュー分散ポートフォリオの底堅さ」の証明です。
今日のヒーローは三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)——上場来高値を更新、わたしのポートフォリオでも440株保有・含み益プラス1,092,960円・プラス258.21パーセントという主力銘柄がプラス2.26パーセントで上昇TOP3にランクイン。サムスンショックでAI半導体売りが加速する中、銀行株が「逆行高」の代表格として買われた構図は、「セクター分散の意義」を実感させてくれます。
下落TOP5は大同メタル(マイナス13.86パーセント)・ツガミ(マイナス10パーセント・ストップ安)・ニレコ・PILLAR・トーカロ——半導体・精密機械・素材関連が5銘柄すべて、サムスンショックの直撃を受けました。ただし全銘柄が含み益プラス66〜191パーセントの分厚いクッションがあるため、長期保有には全く影響なし。
今日の取引はカナディアン・ソーラー・インフラ投資法人(9284)の損出しクロス取引——同じ日に同じ価格で買って売るという一見奇妙な取引で、移動平均法の計算により約5,560円の実現損を計上。上半期の実現益との通算材料として活用できました。
バリュー株優位相場は4営業日連続で継続、対日経通算プラス7.18パーセントポイントという歴史的なアウトパフォーム。明日以降はサムスンショックの余韻と銀行株の続伸有無、そして**バローHDの公募増資発行価格決定日(7/8〜7/13)**が焦点。
含み益プラス1,172万円台を維持しつつ、下げ相場でこそ強いバリュー分散の恩恵を受ける——長期投資家として理想的な週明けの2日でした。明日も、地味に、着実に。
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免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。