【2026年5月14日】エンジニアの高配当株ポートフォリオ記録|フジクラ・ソフトバンクG下落で日経平均下落、バリュー株も買われず不動産、建設が下落(vs 日経平均・TOPIX)

今日のサマリー

今日はフジクラの決算後にAI半導体関連株が売られました。また、バリュー株も昨日上昇した分、利益確定売りが入りました。
フジクラの決算自体は悪いようには見えませんでしたが、市場の期待が高いのか終値は6,355円、前日比-1,500円、-19.09%でした。
これだけ下がってもPER70倍という凄まじい期待感を感じます。成長とリターンは相関しないということで、わたしは手を出しません。

また、前日決算が悪かった銘柄は売られ、決算がよかった銘柄も利益確定売りで売られました。
バリュー株の買いは続かなかったようです。

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 32,805,852円 -266,653円 -0.81%
日経平均 62,654.05円 -618.06円 -0.98%
TOPIX 3,879.27 -40.21 -1.03%

2026年5月14日の高配当株ポートフォリオは-0.81%で日経平均-0.98%とTOPIX-1.03%を上回るパフォーマンスでした。
AI半導体関連株が売られました。フジクラは決算後ストップ安付近まで売られました。AI半導体関連株を持っていないわたしのポートフォリオはその分だけTOPIXをアウトパフォームした形になります。

本日の購入銘柄

本日は多忙で購入銘柄はなしです。
東京建物は大きく下げていたので購入したかったですが、明日は金曜で引き続き下げる可能性もあるので、買わなくて良かったかもしれません。
PTSの株価を参考にしようと思ったのですが、値がついていませんでした。

💡 PTSとは:PTSとは、Proprietary Trading System の略で、日本語では 私設取引システム といいます。証券取引所、たとえば東証を通さずに、証券会社などが運営する取引システム上で株式を売買できる仕組みです。
投資でよく見る 「PTSで上がっている」「PTSで下がっている」 というのは、主に 東証の通常取引が終わった後に、時間外で売買されている価格 を見ているという意味です。SBI証券のPTSでは、日中取引に加えて夜間取引も提供されており、SBI証券の説明ではデイタイムが8:20〜16:30、ナイトタイムが17:00〜23:59とされています。
たとえば、ある会社が15時台に好決算を出した場合、東証ではその日の通常取引が終わっていても、PTSでは夜に売買できます。そこで買い注文が集まると、PTS価格が終値より高くなる ことがあります。これは「翌営業日の株価が上がりそう」と見る人が多い、という短期的な反応です。
ただし、PTS価格はそのまま翌日の寄り付き価格になるわけではありません。理由は、PTSは取引参加者が限られるため、東証本市場より流動性が低く、値動きが大きくなりやすいからです。SBI証券の説明資料でも、PTSは取引所取引と比べて参加者が限定され、一般に流動性が低く値動きが大きくなる可能性があると説明されています。
投資判断では、PTSは 「決算直後の市場の第一印象」 として見るのがよいです。

私の高配当株ポートフォリオ実績

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 終値 前日比(%) 評価損益 配当利回り
ぴあ(4337) 5 3,085 -415(-11.86%) +2,400 0.65%
三井不動産(8801) 200 1,528 -169.5(-9.99%) +49,400 2.23%
沖電気工業(6703) 5 3,165 -300(-8.66%) +5,535 2.05%
栗本鐵工所(5602) 30 1,360 -96(-6.59%) -6,360 4.24%
オカダアイヨン(6294) 48 2,093 -147(-6.56%) -8,208 3.58%

ぴあ、栗本鐵工所は本日場中の決算発表で下落しました。
三井不動産は昨日の引け後の決算発表で売られました。
沖電気工業は昨日の場中の決算発表後は上昇したのですが、本日は売られました。
オカダアイヨンは本日引け後に決算発表をしていますが、その前に売られた形になります。

詳しくは決算発表まとめで記載します。

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 終値 前日比(%) 評価損益 配当利回り
オプテックスグループ(6914) 6 3,865 +700(+22.12%) +8,202 1.68%
日本マイクロニクス(6871) 1 16,570 +2,070(+14.28%) +8,860 0.72%
住友化学(6871) 100 603.5 +58.7(+10.77%) +12,950 2.24%
センコーグループHD(6871) 220 2,006 +156.5(+8.46%) +209,220 2.79%
東京製鐵(5423) 4 1,844 +143(+8.41%) +1,212 2.17%

オプティクスグループ、日本マイクロニクス、センコーグループHDは前日引け後の決算発表が好感されました。
住友化学は今日の場中の決算発表が好感されました。
詳しくは下の決算まとめに記載します。

また、上昇TOP5には入らなかったですが、ホンダが場中に決算発表をしています。
前期は上場来初の赤字だったのですが、今期は営業利益5,000億円、利益2,600億円の予想で好感されました。+3.77%の1,320円です。
配当は据え置きの70円でした。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
32,805,852円 +11,861,465円 +56.63% -266,653円 -0.81%

決算発表まとめ

銘柄 決算の要約 配当・今期見通し 見方
オカダアイヨン(6294) 売上高269.9億円(+1.5%)、営業利益22.6億円(-0.8%)、純利益14.9億円(+1.1%)。国内の解体・インフラ需要は堅調だが、原材料高の影響で営業利益は横ばい圏。 26/3期配当は75円、27/3期予想は76円。今期予想は売上285億円(+5.6%)、営業利益25億円(+10.6%)。 堅調決算。大きなサプライズはないものの、増配継続・来期増益予想で安心感あり。営業CFがマイナスなのはやや確認ポイント。
ぴあ(4337) 売上高553.3億円(+22.0%)、営業利益43.1億円(+63.6%)、純利益33.1億円(+108.4%)。万博・世界陸上・大型公演・チケット販売好調で過去最高益級の好決算。 6期ぶり復配で35円。27/3期は30円予想。今期予想は売上480億円(-13.2%)、営業利益25億円(-42.0%)、純利益15億円(-54.8%)。 実績は非常に良いが、今期予想は反動減。大型イベント集中の剥落と投資増が理由。株価目線では「好決算だが来期減益をどう見るか」。
栗本鐵工所(5602) 売上高1,281.2億円(+1.2%)、営業利益80.5億円(+1.6%)、純利益67.0億円(-3.0%)。ライフライン事業は好調、機械システムは減収減益。 株式分割考慮前ベースでは26/3期年間288円相当。27/3期は分割後60円予想。今期予想は売上1,300億円(+1.5%)、営業利益80億円(-0.7%)、純利益72億円(+7.4%)。 安定感はあるが成長感はやや限定的。自己資本比率60.7%と財務は強く、インフラ更新需要の恩恵は継続。
住友化学(4005) 売上収益2兆3,285億円(-10.7%)、コア営業利益2,083億円(+48.3%)、営業利益1,517億円(-21.4%)、親会社帰属利益609億円(+57.9%)。売上は減ったが、コア利益は大幅改善。 26/3期配当は13.5円、27/3期予想は16円。今期予想は売上収益2兆3,600億円(+1.4%)、コア営業利益2,150億円(+3.2%)、親会社帰属利益700億円(+14.9%)。 回復基調の決算。住友ファーマ改善や構造改革効果が出ている一方、売上減・営業利益減・持分法損失など、まだ完全復活というより「立て直し継続」。
明和地所(8869) 売上高901.0億円(+12.8%)、営業利益77.5億円(+47.9%)、純利益38.2億円(+32.1%)。分譲マンション販売、買取再販、ウェルスソリューションが好調。 26/3期配当は45円(普通40円+記念5円)。27/3期は40円予想。今期予想は売上850億円(-5.7%)、営業利益70億円(-9.7%)、純利益29億円(-24.2%)。 かなり良い決算。ただし今期は減収減益予想。記念配当剥落で配当も40円に戻る。営業CFが黒字化した点は不動産会社として好材料。

三井住友FGはなぜ-3%だったのか?

昨日(5/13)引け後に三井住友FGは「純利益+34.4%増配157→180円自社株買い1,800億円1:2株式分割」というかなり強い決算を出しました。普通に考えれば本日は買われてもおかしくないのですが、終値は-3%。今PTSでは+1%で少し戻していますが、寄り付きから売られて引けまで戻し切れませんでした。下落要因を整理すると、以下の4つが重なったとみています。

① 材料出尽くし(Sell the news)
3月期決算のメガバンクは「日銀の利上げで金利マージン拡大」「自社株買い・増配の継続」というシナリオが事前にコンセンサスとして織り込まれていました。実際の決算は確かに良かったのですが、株価はそれを織り込みに行く過程ですでに上昇していたため、決算発表後は「いい話を聞き終わったので利益確定」という典型的なパターンになりやすい場面でした。

② 自社株買い1,800億円が「市場想定の上限」だった可能性
SMFGの時価総額(約20兆円規模)からすると、1,800億円の自社株買いは時価総額の1%弱。MUFGや過去のSMFG自身の発表規模と比べると「想定どおり」もしくは「想定の上限」で、サプライズではなかったという受け止め方ができます。「もう少し踏み込んでくれるのでは」と期待していた投資家には肩透かしになった可能性があります。

③ 株式分割の権利取り前の利益確定
1:2分割は2026年9月末を基準日に予定されているとみられ、まだ先の話ですが、短期トレーダーの中には「分割発表を確認して買っていた層」が一定数います。発表を見届けて利確、というフローが入った可能性があります。

④ 不動産・REITセクター連鎖安
本日は三井不動産が-9.99%(決算反応)と不動産セクターが大きく崩れました。不動産融資はメガバンクの主要収益源のひとつなので、「不動産市況の悪化=銀行の信用コスト懸念」という連想が働きやすいです。TOPIXも-1.03%とリスクオフ寄りで、バリュー株が全般に売られた地合いも逆風でした。

PTSで+1%まで戻している事実は、上記のうち①②③が一時的な需給要因であり、決算そのもののファンダメンタルズは強い、というマーケットの結論を示唆しています。中長期で持つ高配当株として見れば、今日の-3%はむしろ拾い場だったと言えるかもしれません。わたしは追加で買えていないので、明日以降の値動きを見ながら検討します。

明日以降の注目ポイント

  • 本決算発表、キオクシア、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三菱HCキャピタル、丸井グループ、ジーテクト、
  • 本決算発表、最近購入したジーテクト
  • 1Q決算発表、DIC、ヤマハ発動機、サンセイランディック
  • 1Q決算発表、持ち続けるかどうか検討中 HANATOURJAPAN、NSグループ

まとめ

本日は全体的に下げた中で、わたしのポートフォリオはそれほど下がらなかったなという印象です。
本業以外が要因で安くなったところや、必要以上に悲観されて売られているところをうまく拾っていけると良いかと思います。

今日の市場を振り返ると、テーマは大きく3つでした。

① AI半導体関連株の利益確定売り:フジクラ-19.09%、ソフトバンクグループ下落と、これまでの相場を牽引してきたAI半導体関連株が大きく崩れました。フジクラはPER70倍と凄まじい期待値のまま、決算後にストップ安付近まで売られています。「成長とリターンは相関しない」を地で行く展開で、わたしのポートフォリオがAI半導体を持っていないことが結果的にTOPIXアウトパフォームの要因になりました。

② 「いい決算でも売られる」相場:本日の最大の気づきは、住友化学(コア営業利益+48.3%)のように本当に良い決算は素直に買われる一方、三井住友FGや三井不動産のように「期待していたほどではない」決算は容赦なく売られたことです。今は決算の絶対値ではなく、事前期待との差分を測られる相場になっています。

③ 来期予想がカギ:ぴあ(27/3期-54.8%減益・減配予想)、明和地所(27/3期-24.2%減益・記念配当剥落)のように、実績が良くても来期予想で減益・減配を出した銘柄は売られる展開でした。逆にオカダアイヨンや住友化学のように来期増益・増配を継続できる銘柄は底堅い反応。高配当株投資では、過去実績以上に「来期も配当を維持・増配できるか」が問われる局面と言えます。

明日以降は三菱UFJ、三菱HCキャピタル、ジーテクトなど主力の決算が控えています。バリュー株相場が続くのか、AI半導体ショックが波及するのか、注視していきます。


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免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。