今日のサマリー
今日の東京株式市場は、「米半導体株高+好決算銘柄への物色で反発。ただし過熱感と利益確定で上値は重い」という一日でした。日経平均は3営業日ぶりに反発しました。朝方は米国のハイテク・半導体株高を受けて買いが先行し、一時は63,218円まで上昇しましたが、その後は伸び悩みました。終値は62,742円です。日経平均63,000円の壁は厚く、押し戻された形となりました。
主要指数とポートフォリオの比較
| 指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
|---|---|---|---|
| 私のポートフォリオ | 32,532,525円 | +398,191円 | +1.24% |
| 日経平均 | 62,742.57円 | +324.69円 | +0.52% |
| TOPIX | 3,872.90 | +31.97 | +0.83% |
日経平均よりTOPIXが強いことから、AI半導体株よりもバリュー株優位の相場だったことがわかります。
そのためわたしのポートフォリオのパフォーマンスもTOPIXをオーバーパフォームしています。
本日の購入銘柄
本日は決算で6%近く下げた関西ペイントと、1,900円を切った7&iHDを購入しました。どちらも前日まで保有していた銘柄を、下げたところで買い増す形となりました。
💡 逆張りとは:株価が下落したタイミングで買う投資スタンスのこと。多くの投資家が売っているときに買うため「逆」を行く戦略と呼ばれます。今回の関西ペイント(決算後-5.83%)のように、業績悪化が一時的・限定的と判断できる場合は、下落局面が割安に買えるチャンスになります。一方、悪材料が継続的に効いてくる場合(例:競争環境の悪化、業界全体の構造不況)は逆張りが裏目に出ることもあるため、「なぜ下げたか」の見極めが重要です。
| 銘柄(コード) | 約定株数 | 約定単価 | 平均取得単価 |
|---|---|---|---|
| 7&i HD(3382) | 4 | 1,879 | 1,948 |
| 関西ペイント(4613) | 4 | 2,228 | 2,434 |
私の高配当株ポートフォリオ実績
下落TOP5
| 銘柄(コード) | 保有数 | 終値 | 前日比(%) | 評価損益 | 配当利回り |
|---|---|---|---|---|---|
| トピー工業(7231) | 10 | 2,744 | -201(-6.83%) | -3,650 | 4.74% |
| 関西ペイント(4613) | 36 | 2,228 | -138(-5.83%) | -7,416 | 4.94% |
| 月島HD(6332) | 16 | 3,085 | -165(-5.08%) | +3,120 | 2.75% |
| エクストリーム(6033) | 6 | 1,380 | -45(-3.16%) | +12 | 4.49% |
| 南海辰村建設(1850) | 300 | 419 | -13(-3.01%) | +30,300 | 1.91% |
下落した銘柄は決算が原因のものがほとんどです。
トピー工業においては、今期減益なのが嫌気されたようです。
といっても、26年3月期は特別利益の71.4億があったため増益になっていて、逆にいうとそれがなければ減益だったと思います。
なので、今期が40%減益というよりは、25年3月期の水準に戻るだけの印象でした。
関西ペイントは増配など発表し、よかったのですが、今期減益予想が嫌気されました。
月島HDは決算自体悪くないと思います。もうちょっと下がるようでしたら買い増ししたいと思います。
上昇TOP5
| 銘柄(コード) | 保有数 | 終値 | 前日比(%) | 評価損益 | 配当利回り |
|---|---|---|---|---|---|
| オリコン(4800) | 10 | 1,089 | +94(+9.45%) | +2,560 | 3.31% |
| オリックス(8591) | 178 | 5,986 | +472(+8.56%) | +562,658 | 2.65% |
| 富士フイルム(4901) | 56 | 3,300 | +245(+8.02%) | +7,392 | 2.12% |
| 旭化成(3407) | 80 | 1,654.5 | +122(+7.96%) | +53,880 | 2.42% |
| スカパーJSAT(9412) | 100 | 4,030 | +280(+7.47%) | +336,900 | 1.19% |
オリックス、富士フイルム、旭化成は決算がよかったため上昇しました。以下にまとめます。
オリックス:前期は純利益4,472億円・+27.2%と好調で、今期も5,300億円・+18.5%予想。配当は156.10円→187.36円予想で、還元面もかなり強い内容です。
富士フイルム:前期・今期とも過去最高更新を狙う堅調決算で、今期は売上3.47兆円、営業利益3,650億円、純利益2,800億円予想。配当も75円へ5円増配、17期連続増配予定です。
旭化成:前期は営業利益2,312億円・+9.1%、純利益1,588億円・+17.6%と改善し、今期も営業利益2,480億円・+7.3%予想。配当は42円→44円予想で、こちらも堅実な増配決算です。
オリコンは前日の下げを概ね取り戻すくらいの上昇を見せました。
スカパーJSATは「好決算・今期増益予想・増配・宇宙防衛テーマ・目標株価引き上げ」が重なったことで上昇しました。
ポートフォリオ全体
| 評価額 | 含み損益 | 含み損益(%) | 前日比 | 前日比(%) |
|---|---|---|---|---|
| 32,532,525円 | +11,621,006円 | +55.57% | +398,191円 | +1.24% |
📚 初心者向けワンポイント解説:「反発」とは
反発(はんぱつ) とは、下落していた株価が上昇に転じることを指します。「リバウンド」と呼ばれることもあります。長期投資家にとっては「反発する銘柄」と「反発しない銘柄」を見極めることが、エントリータイミングの判断に直結する重要な視点です。
反発する例:オリコン(4800)
オリコンは前日5/11に -12.18% という大きな下げを記録しました。決算でののれん減損や増益幅の少なさ、配当据え置きが嫌気されたためです。しかし本日は +9.45% と急反発し、前日の下げ幅をほぼ取り戻しました。
これは前日の下落が ファンダメンタルズの一時的な失望売り であり、構造的な業績悪化ではないと市場が判断したため、押し目買いが入った典型例です。
反発しない例:東京きらぼしFG(7173)
一方、同じく前日5/11に -11.05% の大幅下落となった東京きらぼしFGは、本日の反発相場のなかでも反発するどころか、さらに-240円(-2.35%)の続落 となりました。市場全体・バリュー株が上昇する追い風の中でも下げ続けたという事実が、この銘柄の今の重さを物語っています。
その理由は前日の記事でも解説した 需給の悪化 です。三井住友信託銀行が保有する第一種優先株が普通株に転換され、市場で売り出されることが決まっています。つまり、今後も継続的に売り圧力がかかる構造になっているため、相場全体が上昇しても、その流れに乗れずに売られ続けるのです。
この対比から学べること
| オリコン | 東京きらぼしFG | |
|---|---|---|
| 前日の下落幅 | -12.18% | -11.05% |
| 下落の原因 | 決算への失望(一時的) | 株式希薄化・売り出し(継続的) |
| 本日の動き | +9.45%(反発) | -2.35%(続落) |
| 性質 | ファンダメンタルズ要因 | 需給要因 |
💡 覚えておきたいポイント:株価が大きく下げたとき、「ファンダメンタルズ起因の下げ」は反発しやすく、「需給起因の下げ」は反発しにくい傾向があります。逆張りで仕込む際は、下落の理由が一時的なものか構造的・継続的なものかを見極めることが、勝率を上げるカギになります。
明日以降の注目ポイント
- 明日5/13の本決算:三井住友フィナンシャルグループ(高配当株として個人投資家に人気、株主還元方針に注目)、センコーグループHD、ツムラ、大林組、三井不動産、パン・パシフィック・インターナショナルHD、日本製鉄、三井松島HD
- 明日5/13の1Q決算:INPEX、東京建物(前日に大幅増配+上方修正を発表済み。経営陣からの不祥事への言及にも注目)
- 米国市場(ハイテク株の動向、為替・ドル円の推移)
- 中東情勢の続報
まとめ
本日はバリュー株中心の好決算が相次ぎ、ポートフォリオは +1.24% と、日経平均(+0.52%)・TOPIX(+0.83%)の両方を大きくアウトパフォームできました。オリックス・富士フイルム・旭化成・スカパーJSATと、注目の決算銘柄が軒並み上昇TOP5入りした、まさに「バリュー株投資家にとってのご褒美の一日」と言える展開でした。
注目していた KDDI(9433)の本決算 も発表され、株主還元の強化を含むまずまずの内容となりました。通信事業の安定的なキャッシュフローを背景にした堅実な経営姿勢が改めて確認できる結果で、長期保有銘柄として安心感のあるニュースでした。
ディフェンシブ株の魅力を再認識した一日
KDDIや富士フイルムのような ディフェンシブ株(景気変動に左右されにくい銘柄) は、AI半導体株のような派手な値動きはありませんが、以下のような魅力があります。
- 業績の安定性:景気が悪くなっても通信料・医療機器需要は急減しない
- 継続的な株主還元:富士フイルムは17期連続増配予定、KDDIも安定配当
- 下落局面で底堅い:相場全体が崩れたときでも下げにくく、ポートフォリオの守りになる
- 配当再投資との相性:株価が乱高下しないため、長期で淡々と買い増ししやすい
AI半導体株が日々の値動きで主役になりがちですが、長期で資産形成を続ける投資家にとって、ディフェンシブ株は「相場全体が崩れたときの避難先」かつ「安定したインカムの源泉」 として、ポートフォリオの軸になり得ます。今日のような相場では、改めてその魅力を実感しました。
明日5/13も決算ラッシュが続きます。INPEX・東京建物(前日に上方修正・増配発表済み)の1Q決算と、ツムラ・大林組・三井不動産などの本決算に注目しつつ、淡々と配当を積み上げる方針を継続します。
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免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。