【2026年5月12日】エンジニアの高配当株ポートフォリオ記録|バリュー株の決算強い(vs 日経平均・TOPIX)

今日のサマリー

今日の東京株式市場は、「米半導体株高+好決算銘柄への物色で反発。ただし過熱感と利益確定で上値は重い」という一日でした。日経平均は3営業日ぶりに反発しました。朝方は米国のハイテク・半導体株高を受けて買いが先行し、一時は63,218円まで上昇しましたが、その後は伸び悩みました。終値は62,742円です。日経平均63,000円の壁は厚く、押し戻された形となりました。

主要指数とポートフォリオの比較

指標 終値 前日比 騰落率
私のポートフォリオ 32,532,525円 +398,191円 +1.24%
日経平均 62,742.57円 +324.69円 +0.52%
TOPIX 3,872.90 +31.97 +0.83%

日経平均よりTOPIXが強いことから、AI半導体株よりもバリュー株優位の相場だったことがわかります。
そのためわたしのポートフォリオのパフォーマンスもTOPIXをオーバーパフォームしています。

本日の購入銘柄

本日は決算で6%近く下げた関西ペイントと、1,900円を切った7&iHDを購入しました。どちらも前日まで保有していた銘柄を、下げたところで買い増す形となりました。

💡 逆張りとは:株価が下落したタイミングで買う投資スタンスのこと。多くの投資家が売っているときに買うため「逆」を行く戦略と呼ばれます。今回の関西ペイント(決算後-5.83%)のように、業績悪化が一時的・限定的と判断できる場合は、下落局面が割安に買えるチャンスになります。一方、悪材料が継続的に効いてくる場合(例:競争環境の悪化、業界全体の構造不況)は逆張りが裏目に出ることもあるため、「なぜ下げたか」の見極めが重要です。

銘柄(コード) 約定株数 約定単価 平均取得単価
7&i HD(3382) 4 1,879 1,948
関西ペイント(4613) 4 2,228 2,434

私の高配当株ポートフォリオ実績

下落TOP5

銘柄(コード) 保有数 終値 前日比(%) 評価損益 配当利回り
トピー工業(7231) 10 2,744 -201(-6.83%) -3,650 4.74%
関西ペイント(4613) 36 2,228 -138(-5.83%) -7,416 4.94%
月島HD(6332) 16 3,085 -165(-5.08%) +3,120 2.75%
エクストリーム(6033) 6 1,380 -45(-3.16%) +12 4.49%
南海辰村建設(1850) 300 419 -13(-3.01%) +30,300 1.91%

下落した銘柄は決算が原因のものがほとんどです。
トピー工業においては、今期減益なのが嫌気されたようです。
といっても、26年3月期は特別利益の71.4億があったため増益になっていて、逆にいうとそれがなければ減益だったと思います。
なので、今期が40%減益というよりは、25年3月期の水準に戻るだけの印象でした。

関西ペイントは増配など発表し、よかったのですが、今期減益予想が嫌気されました。
月島HDは決算自体悪くないと思います。もうちょっと下がるようでしたら買い増ししたいと思います。

上昇TOP5

銘柄(コード) 保有数 終値 前日比(%) 評価損益 配当利回り
オリコン(4800) 10 1,089 +94(+9.45%) +2,560 3.31%
オリックス(8591) 178 5,986 +472(+8.56%) +562,658 2.65%
富士フイルム(4901) 56 3,300 +245(+8.02%) +7,392 2.12%
旭化成(3407) 80 1,654.5 +122(+7.96%) +53,880 2.42%
スカパーJSAT(9412) 100 4,030 +280(+7.47%) +336,900 1.19%

オリックス、富士フイルム、旭化成は決算がよかったため上昇しました。以下にまとめます。
オリックス:前期は純利益4,472億円・+27.2%と好調で、今期も5,300億円・+18.5%予想。配当は156.10円→187.36円予想で、還元面もかなり強い内容です。
富士フイルム:前期・今期とも過去最高更新を狙う堅調決算で、今期は売上3.47兆円、営業利益3,650億円、純利益2,800億円予想。配当も75円へ5円増配、17期連続増配予定です。
旭化成:前期は営業利益2,312億円・+9.1%、純利益1,588億円・+17.6%と改善し、今期も営業利益2,480億円・+7.3%予想。配当は42円→44円予想で、こちらも堅実な増配決算です。

オリコンは前日の下げを概ね取り戻すくらいの上昇を見せました。
スカパーJSATは「好決算・今期増益予想・増配・宇宙防衛テーマ・目標株価引き上げ」が重なったことで上昇しました。

ポートフォリオ全体

評価額 含み損益 含み損益(%) 前日比 前日比(%)
32,532,525円 +11,621,006円 +55.57% +398,191円 +1.24%

📚 初心者向けワンポイント解説:「反発」とは

反発(はんぱつ) とは、下落していた株価が上昇に転じることを指します。「リバウンド」と呼ばれることもあります。長期投資家にとっては「反発する銘柄」と「反発しない銘柄」を見極めることが、エントリータイミングの判断に直結する重要な視点です。

反発する例:オリコン(4800)

オリコンは前日5/11に -12.18% という大きな下げを記録しました。決算でののれん減損や増益幅の少なさ、配当据え置きが嫌気されたためです。しかし本日は +9.45% と急反発し、前日の下げ幅をほぼ取り戻しました。

これは前日の下落が ファンダメンタルズの一時的な失望売り であり、構造的な業績悪化ではないと市場が判断したため、押し目買いが入った典型例です。

反発しない例:東京きらぼしFG(7173)

一方、同じく前日5/11に -11.05% の大幅下落となった東京きらぼしFGは、本日の反発相場のなかでも反発するどころか、さらに-240円(-2.35%)の続落 となりました。市場全体・バリュー株が上昇する追い風の中でも下げ続けたという事実が、この銘柄の今の重さを物語っています。

その理由は前日の記事でも解説した 需給の悪化 です。三井住友信託銀行が保有する第一種優先株が普通株に転換され、市場で売り出されることが決まっています。つまり、今後も継続的に売り圧力がかかる構造になっているため、相場全体が上昇しても、その流れに乗れずに売られ続けるのです。

この対比から学べること

オリコン 東京きらぼしFG
前日の下落幅 -12.18% -11.05%
下落の原因 決算への失望(一時的) 株式希薄化・売り出し(継続的)
本日の動き +9.45%(反発) -2.35%(続落)
性質 ファンダメンタルズ要因 需給要因

💡 覚えておきたいポイント:株価が大きく下げたとき、「ファンダメンタルズ起因の下げ」は反発しやすく、「需給起因の下げ」は反発しにくい傾向があります。逆張りで仕込む際は、下落の理由が一時的なものか構造的・継続的なものかを見極めることが、勝率を上げるカギになります。

明日以降の注目ポイント

  • 明日5/13の本決算:三井住友フィナンシャルグループ(高配当株として個人投資家に人気、株主還元方針に注目)、センコーグループHD、ツムラ、大林組、三井不動産、パン・パシフィック・インターナショナルHD、日本製鉄、三井松島HD
  • 明日5/13の1Q決算:INPEX、東京建物(前日に大幅増配+上方修正を発表済み。経営陣からの不祥事への言及にも注目)
  • 米国市場(ハイテク株の動向、為替・ドル円の推移)
  • 中東情勢の続報

まとめ

本日はバリュー株中心の好決算が相次ぎ、ポートフォリオは +1.24% と、日経平均(+0.52%)・TOPIX(+0.83%)の両方を大きくアウトパフォームできました。オリックス・富士フイルム・旭化成・スカパーJSATと、注目の決算銘柄が軒並み上昇TOP5入りした、まさに「バリュー株投資家にとってのご褒美の一日」と言える展開でした。

注目していた KDDI(9433)の本決算 も発表され、株主還元の強化を含むまずまずの内容となりました。通信事業の安定的なキャッシュフローを背景にした堅実な経営姿勢が改めて確認できる結果で、長期保有銘柄として安心感のあるニュースでした。

ディフェンシブ株の魅力を再認識した一日

KDDIや富士フイルムのような ディフェンシブ株(景気変動に左右されにくい銘柄) は、AI半導体株のような派手な値動きはありませんが、以下のような魅力があります。

  • 業績の安定性:景気が悪くなっても通信料・医療機器需要は急減しない
  • 継続的な株主還元:富士フイルムは17期連続増配予定、KDDIも安定配当
  • 下落局面で底堅い:相場全体が崩れたときでも下げにくく、ポートフォリオの守りになる
  • 配当再投資との相性:株価が乱高下しないため、長期で淡々と買い増ししやすい

AI半導体株が日々の値動きで主役になりがちですが、長期で資産形成を続ける投資家にとって、ディフェンシブ株は「相場全体が崩れたときの避難先」かつ「安定したインカムの源泉」 として、ポートフォリオの軸になり得ます。今日のような相場では、改めてその魅力を実感しました。

明日5/13も決算ラッシュが続きます。INPEX・東京建物(前日に上方修正・増配発表済み)の1Q決算と、ツムラ・大林組・三井不動産などの本決算に注目しつつ、淡々と配当を積み上げる方針を継続します。


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免責事項:本記事は個人の投資記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。